JPH01278348A - ツーピース缶への高速転写方法 - Google Patents

ツーピース缶への高速転写方法

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JPH01278348A
JPH01278348A JP10824388A JP10824388A JPH01278348A JP H01278348 A JPH01278348 A JP H01278348A JP 10824388 A JP10824388 A JP 10824388A JP 10824388 A JP10824388 A JP 10824388A JP H01278348 A JPH01278348 A JP H01278348A
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Kentaro Fujii
憲太郎 藤井
Narikazu Naemura
苗村 成和
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、転写材を用いて絵柄や文字などの図柄をツ
ーピース缶へ転写する方法において、美麗な図柄を高速
で転写を行なうことができる方法に関するものである。
【従来の技術】
従来、プラスチック製の円筒状器物へ転写材を用いて絵
柄や文字などの図柄を転写する方法としては、基体シー
ト上に剥離層・図柄層・接着層などの転写層が設けられ
た転写材の接着層側を円筒状器物に重ね合わせ、加熱さ
れたロールで基体シート側から加熱・加圧することによ
り、転写材の接着層または被転写体である円筒状器物の
プラスチック表面を溶融させ、被転写体に転写層を接着
して転移させるものであった。 プラスチック成型品に対する転写の原理をつぶさに見れ
ば、ロールの熱は、基体シートの表面から裏面へ、さら
に剥離層、図柄層の順に伝わり、さらに接着層、プラス
チック表面に熱が伝導され、接着層またはプラスチック
表面がいずれかの融点以上になった時点で溶融が起こり
、接着層とプラスチック表面とが接着される0以上は、
プラスチック成型品が熱を伝導しにくいため、プラスチ
ック成型品と接着層との間で熱を保持しやすく、短時間
で接着層またはプラスチック表面の温度が融点以上に上
昇することを利用したものであった。 ところが、転写材の剥離層や図柄層などもその構成成分
の一部としてプラスチックを使用する場合が多く、これ
らは熱伝導性が悪いので、接着層に熱が伝導される才で
に時間がかかる。したがって、より高速の転写性を要求
される場合、この方法は不向きである。 また・、従来の転写時には、剥離層や図柄層も加熱・加
圧されるが、それらの熱容量は接着層に加えられる熱容
量より大きくなるため、剥離層自体が軟化・溶融して、
転写時に基体シートに対する接着性が現出し、転写層が
転移しにくくなったり、また図柄層が軟化・溶融して図
柄がずれる恐れがあった。また、基体シートに過剰の熱
が加わるため、基体シート自体が伸縮し、図柄を伸縮さ
せたり、転写時にしわが生じたりすることもあった。 また、転写材を構成する層として蒸着層が用いられてい
る場合には、転写時の熱や圧力により、蒸着層の前後の
アンカー層が軟化・溶融したり、蒸着層に細かいひび割
れが蒸着層が曇るいわゆる蒸着ヤケ、白化、虹が発生し
た。 したがって、これらを防ぐためには、剥離層や図柄層あ
るいはアンカー層などに使用するプラスチックに耐熱性
の高いものを選ぶ必要があった。 また近年、飲料用缶などとしてアルミニウム製のツーピ
ース缶が多く使用されるようになってきた。ツーピース
缶は加工性が良好なこと、部品点数が従来のスリーピー
ス缶に比べ少なく製造コストが安価であること、軽量で
あることなどの長所を有するものである。
【発明が解決しようとする課題】
ところが、金属製の円筒状器物であるツーピース缶へ転
写を行おうとした場合、ツーピース缶の熱伝導性が大き
いため、従来のように加熱されたロールで加熱・加圧し
て接着層や金属表面に熱が伝導されたとしても、金属表
面の熱は被転写体全部に伝導拡散してしまうため、ツー
ピース缶が転写材の接着層を溶融する温度になるまで多
大の熱量を加えなければならない。したがって、高速・
短時間で転写を行なうのに不利であるばかりでなく、基
体シートの剥離性が悪くなったり、図柄層のずれが生じ
るなどの問題点がある。 この発明は、以上の問題点を解決し、美麗な図柄を高速
でツーピース缶に転写ができるようにした転写方法を提
供するものである。
【課題を解決するための手段】
この発明は、以上の問題点を解決するなめに、ツーピー
ス缶への高速転写方法を、加熱されたマンドレルにツー
ピース缶をはめ込んでツーピース缶を加熱し、次いでツ
ーピース缶を転写材の接着層側に接触させて転写材の接
着層を溶融し、ツーピース缶に転写層を融着させて転写
を行なうように構成した。 図面を参照しながらこの発明をさらに詳しく説明する。 第1図はこの発明の転写方法を示す断面図である。1は
ツーピース缶、2はマンドレル、3は転写材、4はヒー
ター、5はロールをそれぞれ示す。 この発明に用いる転写材3としては、基体シートの上に
転写層として剥離層・図柄層・接着層などが設けられた
層構成のものを用いる。 基体シートとしては、紙・合成樹脂フィルム・アルミ箔
、あるいはこれらの複合フィルムなどで長尺のものを用
いればよいが、耐熱性・転写加工性などを考慮した場合
、2軸延伸ポリエステルフイルムを用いるのが好ましい
。 剥離層としてはアクリル系樹脂・塩化ビニル系樹脂など
の熱可塑性樹脂、ウレタン系樹脂・メラミン系樹脂など
の熱硬化性樹脂、UV硬化性樹脂、EB硬化慎樹脂など
を使用すればよい、転写時の熱により剥離層が軟化する
と基体シートとの間で接着性が生じて剥離性が低下する
ことがあり、これを避けるためには剥離層として耐熱性
のあるものを使用するのが好丈しい。 図柄層は、顔料・樹脂・添加剤などを含むインキで、部
分的または全面的にパターンとして設けられた層である
0図柄層も転写時の熱により図柄層がずれるのを防ぐた
め、耐熱性を有するものを使用するのが好ましい。 接着層としては、アクリル系樹脂・塩化ビニル系樹脂・
オレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂、あるいはUV硬
化性樹脂などを用いればよい、接着層は、転写加工時に
加熱されて溶融し、ツーピース缶1と融着するものであ
る。したがって、−般的には軟化点の低いものが好まし
いが、ウレタン系樹脂やメラミン系樹脂などの熱硬化性
合成樹脂のうち、加熱により初期には粘着または接着性
を有し、さらに加熱することにより硬化するものを用い
てもよい、また、転写材3を構成する層として、蒸着層
を設けてもよく、蒸着層を設ける際の常套手段として、
耐熱性を有するアンカー層を使用してもよい。 このような層構成の転写材3を使用して、ツーピース缶
1に転写を行う。 まず、回転自在に支えられたマンドレル2を加熱する。 マンドレル2を加熱する方法としては、マンドレル2中
にヒーターや電磁誘導発熱体を組み込み、その外をベア
リングなどで回転自在にする内部的構成、あるいは各種
ヒーターによって遠赤外線や熱風などをマンドレル2に
あてるようにする外部的構成のいずれかの方法を採ると
よい。 また、両方の方法を併用してもよい。 次に、加熱されたマンドレル2にツーピース缶1をはめ
込む、マンドレル2の熱がツーピース缶1に伝導し、ツ
ーピース缶1の表面が転写材3の接着層を溶融可能な温
度以上となる。ツーピース缶1の比熱は小さいため、短
時間でツーピース缶1が上記の温度に加熱される。また
、必要ならば、ツーピース缶1の外部からさらにヒータ
ー4などで補助的に加熱を行なってもよい(第1図参照
)。 次いで、ツーピース缶1を転写材3に接触させる。転写
材3には張力をかけておき、ツーピース缶1表面と転写
材3の接着層が密着するようにする。ツーピース缶1の
熱によって接着層が溶融し、転写層をツーピース缶1に
融着させる。 次いで、ツーピース缶1を転写材3から離す。 このようにしてツーピース缶1に転写層が転写される。 転写装置としては、長尺の転写材3を供給する機構と、
巻き取る機構と、両機構間に掛けられた転写材3の張力
をコントロールする機構と、マンドレル2を転写材3に
圧接させる機構と、マンドレル2を加熱する機構とを少
なくとも有するものが必要である。 また、ツーピース缶1を転写材3に接触させる場合、張
力のかかった転写材3にツーピース缶1を単に押し付け
るだけでもよいが、転写層の接着力をより強固にするた
め、ロール5で加圧するのが好ましい、ロール5の材質
としては、金属・セラミック・合成樹脂・天然ゴムなど
があるが、シリコーンゴムやスチレンブタジェンゴム(
SRB)などを用いればよい、この場合、ロール5は加
熱していなくてもよいが、マンドレル2からの幅射熱で
ロール5の温度が上昇することがある。この場合、転写
材3の接着層のみに熱がかかるだけではなく、基体シー
トや剥離層にも熱がかかり、基体シートが伸縮したり、
剥離層が軟化を起こしやすくなる。 そのため転写材3にしわが生じたり、剥離層に粘着性が
出て基体シートに対する剥離性が損なわれることとなる
。これを防ぐためには冷却されたロール5で転写時に転
写材3を加圧して、剥離層に過剰の熱量がかからないよ
うにするとよい、ロール5の冷却方法としては、冷風を
ロール5のみに当てる方法などがある。
【作用】
この発明の方法においては、マンドレル2によってツー
ピース缶1が加熱され、転写材3の接着層側に加熱され
たツーピース缶1が圧接され、接着層は短時間で溶融軟
化し、ツーピース缶1と融着する。転写材3の基体シー
ト側は加熱されないので、転写層の剥離性はきわめてよ
く、したがって、高速で転写を行なうことが可能である
。また、転写材3の構成層として蒸着層やアンカー層が
形成されている場合でも、これらの層にかかる熱量は少
ないので、蒸着ヤケなどが起こらない。
【発明の効果】
この発明は、ツーピース缶への高速転写方法を、加熱さ
れたマンドレルにツーピース缶をはめ込んでツーピース
缶を加熱し、次いでツーピース缶を転写材の接着層側に
接触させて転写材の接着層を溶融し、ツーピース缶に転
写層を融着させて転写を行なうように構成されているの
で、基体シート・剥離層・図柄層はこの順で熱のかかり
方が少ないため、転写層の剥離性はきわめてよく、ツー
ピース缶に対して高速で転写を行なうことが可能である
。 また、基体シート自体の伸縮も少ないので、転写時に七
わがはいったり、絵柄を伸縮させたすせず、また図柄層
自体の伸縮も少ないため、美麗な図柄を転写することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のツーピース缶の高速転写方法の一実
施例を示す断面図である。 1・・・ツーピース缶、2・・・マンドレル、3・・・
転写材、4・・・ヒーター、5・・・ロール。 特許出願人 日本写真印刷株式会社 1・・・ツーピース缶 2・・・マンドレル 3・・・転写材 4・・・ヒーター 5・・・ロール

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、加熱されたマンドレル(2)にツーピース缶(1)
    をはめ込んでツーピース缶(1)を加熱し、次いでツー
    ピース缶(1)を転写材(3)の接着層側に接触させて
    転写材(3)の接着層を溶融し、ツーピース缶(1)に
    転写層を融着させて転写を行なうことを特徴とするツー
    ピース缶への高速転写方法。 2、ロールにより転写材(3)を基体シート側から加圧
    する請求項1記載のツーピース缶への高速転写方法。 3、ロールが冷却されたロールである請求項2記載のツ
    ーピース缶への高速転写方法。
JP63108243A 1988-04-30 1988-04-30 ツーピース缶への高速転写方法 Expired - Lifetime JP2552525B2 (ja)

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JPH01278348A true JPH01278348A (ja) 1989-11-08
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6053711A (ja) * 1983-09-05 1985-03-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 触媒燃焼器
JPS6121833A (ja) * 1984-07-09 1986-01-30 Iseki & Co Ltd 走行車体の車速制御装置
JPS61283599A (ja) * 1985-06-11 1986-12-13 味の素株式会社 金属ツ−ピ−ス缶の印刷方法

Patent Citations (3)

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