JPH0127611B2 - - Google Patents

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JPH0127611B2
JPH0127611B2 JP55019043A JP1904380A JPH0127611B2 JP H0127611 B2 JPH0127611 B2 JP H0127611B2 JP 55019043 A JP55019043 A JP 55019043A JP 1904380 A JP1904380 A JP 1904380A JP H0127611 B2 JPH0127611 B2 JP H0127611B2
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JP
Japan
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mos transistor
terminal
gate
circuit
coupled
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Application number
JP55019043A
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English (en)
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JPS56116330A (en
Inventor
Masaru Uesugi
Takayuki Tanaka
Nobuaki Ieda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp, Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP1904380A priority Critical patent/JPS56116330A/ja
Publication of JPS56116330A publication Critical patent/JPS56116330A/ja
Publication of JPH0127611B2 publication Critical patent/JPH0127611B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/356Bistable circuits
    • H03K3/356017Bistable circuits using additional transistors in the input circuit
    • H03K3/356052Bistable circuits using additional transistors in the input circuit using pass gates

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  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、出力特性のすぐれた出力インター
フエイス回路に関する。
例として、エンハンスメント型MOSFETで構
成された従来の出力インターフエイス回路を第1
図aに示す。この第1図aにおいて、端子1,2
は入力信号端子であり、端子3は出力信号端子で
ある。また、端子4はこの出力インターフエイス
回路を活性化する信号の入力端子であり、端子5
はこの出力インターフエイス回路をリセツトする
信号の入力端子であり、6は電源端子を示す。さ
らに、7,8はエンハンスメント型MOSFETで
ある。
以下、この第1図aにおいて、MOSFETはす
べてエンハンスメント型であり、MOSFET7
は、ゲートが端子6に接続され、ドレインが端子
1に接続され、ソースが端子9に接続されてい
る。MOSFET8は、ゲートが端子6に接続さ
れ、ドレインが端子2に接続され、ソースが端子
10に接続されている。
11,12もMOSFETを示し、MOSFET1
1のゲートは端子9に接続され、ドレインが端子
4に接続され、ソースが端子13に接続されてい
る。MOSFET12のゲートは端子10に接続さ
れ、ドレインは端子4に接続されている。ソース
は端子14に接続されている。容量15の両端は
前記端子9と13に接続され、容量16の両端は
前記端子10と14に接続されている。
また、MOSFET17のゲートは端子5に、ド
レインは端子13にそれぞれ接続され、ソースは
接地されている。MOSFET18のゲートは端子
5に、ドレインは端子14にそれぞれ接続され、
ソースは接地されている。
同様にして、MOSFET19のゲートは端子1
4に、ドレインは端子13にそれぞれ接続され、
ソースは接地されている。MOSFET20のゲー
トは端子13に、ドレインは端子14にそれぞれ
接続され、ソースは接地されている。
MOSFET21のゲートは端子13に、ドレイ
ンは端子6に、ソースは端子3にそれぞれ接続さ
れている。MOSFET22のゲートは端子14
に、ドレインは端子3にそれぞれ接続され、ソー
スは接地されている。なお、23は出力インター
フエイス回路に接続される外部回路である。
次に、第1図aの出力インターフエイス回路の
動作について説明する。第1図bは第1図aの各
部の波形を示し、第1図bにおける符号は第1図
aの符号に対応している。いま、電源電圧をVDD
とし、リセツト時における動作を説明する。端子
1,2に入力される信号はリセツト時、電位VDD
になつており、MOSFET7,8のゲート電位が
VDDであるから、端子9,10はリセツト時電位
がMOSFET7,8のしきい値VTHとすれば、
(VDD−VTH)になつている。
このVTHはMOSFETのしきい値を示すが、
MOSFETはエンハンスメント型であるから、し
きい値VTHは正の値である。
また、MOSFET17,18のゲートはそれぞ
れ端子5に接続されており、この端子5はリセツ
ト信号の入力端子であるから、リセツト時に、
MOSFET17,18は導通し、端子13,14
は放電して接地電位となる。したがつて、
MOSFET21,22はカツトオフし、端子3は
フローテイング状態となつている。
次に、この出力インターフエイス回路が活性化
したときの動作手順を説明する。端子1,2の入
力信号はリセツト時、電位VDDであつたが、動作
時に一方が接地電位に放電される。例として、端
子2の入力信号が接地電位に放電される場合を考
える。端子1の入力信号は電位VDDのままであ
る。
MOSFET8は導通状態であるから、端子10
は放電して接地電位となる。端子9の電位は
(VDD−VTH)に保たれる。
次に、端子4に活性時電位VDDの活性化信号が
入力されると、MOSFET11,12のうち導通
するのはMOSFET11の方であるから、端子1
3はリセツト時の接地電位から充電を開始する。
このとき、容量15がブートストラツプ容量とし
て働き、端子13は電位VDDまで充電される。
端子14はMOSFET12がカツトオフ状態で
あるから、リセツト時の接地電位のまま保持され
る。この結果、MOSFET21,22のうち導通
するのはMOSFET21の方であり、MOSFET
22はカツトオフ状態のままであるから、端子3
が電位MOSFET21のしきい値をVTHとしたと
き、(VDD−VTH)に充電される。
第1図の出力インターフエイス回路をロジツク
的に見ると、上記の説明の例では、端子1に
「1」が入力され、端子3から「1」が出力され
たわけである。
同様の手順を踏めば、上の例とは逆に、端子1
に「0」が入力された場合(端子1に入力される
信号の方が接地電位になる場合)はMOSFET2
1がカツトオフし、MOSFET22が導通するか
ら、端子3は接地電位となり、「0」が出力され
る。
すなわち、端子1のロジツク状態がそのまま端
子3のロジツク状態として現われる。第1図の従
来例として、端子1(入力端子)に論理「1」が
入力された場合、端子3(出力端子)は論理
「1」となり、充電々位は(VDD−VTH)となる。
外部から端子3の論理状態を「1」であると認
識できるためには、端子3は定められた電位(こ
れをVOHとし、また論理「0」の場合もVOLが定
まる)以上(VOLの場合は以下)になつている必
要があり、上記のように、しきい値VTHの損失が
ある場合には、電源電位VDDが低い場合、外部か
ら明らかに論理「1」と認識できない欠点があ
る。たとえば、VDD=4V、VTH=1Vとすれば、端
子3は3Vになり、通常のVOHは2.4Vであるから、
その差はわずか0.6Vしかない。
次に、第1図の出力インターフエイス回路で、
外部回路23からフアン―アウトを多数取る場合
を考える。第1図の出力インターフエイス回路に
外部回路23を1個接続した場合がフアン―アウ
ト1である。外部回路23の接続個数を増して行
くと、端子3が論理「1」の場合には、端子3か
ら外部回路23に供給する電流が増加し、端子3
の電位が低下して行き、VOH以下になる。さら
に、外部回路23の保有する負荷容量が端子3に
付加される。
この状態から論理「1」に対するフアン―アウ
ト数の限界が定まる。同様に、論理「0」につい
ても、フアン―アウト数の限界が定まるが、この
場合には、外部回路23から端子3に電流が供給
され、端子3の電位が上昇し、VOLを越えるとき
にフアン―アウト数の限界が定まる。
第1図の出力インターフエイス回路がフアン―
アウト数1の能力を有している場合、これをフア
ン―アウト数nの能力を有するように改良するに
は、通常MOSFET21と22のgmをn倍にする
と云う方法が採られる。つまり、MOSFET2
1,22のゲート幅をn倍にする。
しかし、この方法では、n倍のパターン面積を
必要とし、パターン面積が大きくなる欠点があ
る。上述のように、第1図の出力インターフエイ
ス回路は低電源での使用と、フアン―アウト能力
を考慮した場合、改良の必要がある。
この発明は、上記従来の欠点を除去するために
なされたもので、内部に遅延回路および遅延信号
に結合される容量を設け、フアン―アウト能力が
すぐれ、しかも低電源での使用可能な出力インタ
ーフエイス回路を提供することを目的とする。
以下、この発明の出力インターフエイス回路の
実施例について図面に基づき説明すする。第2図
aはその一実施例を示す回路図である。この第2
図aにおいて、第1図aと同一部分には同一符号
を付して述べることにする。この第2図aに示す
出力インターフエイス回路はエンハンスメント型
MOSFETで構成された出力インターフエイス回
路である。
この第2図aにおいて、端子1〜6、
MOSFET7,8、端子9,10、MOSFET1
1,12、端子13,14、容量15,16、
MOSFET17〜22、外部回路23は第1図a
と同様であり、その構成の説明を省略する。この
発明はさらに以下に述べる部分が付加されたもの
である。
すなわち、MOSFET24のゲートとドレイン
は端子9に接続され、ソースは端子6に接続され
ている。同様にして、MOSFET25のゲートと
ドレインが端子10に接続され、ソースは端子6
に接続されている。また、容量26,27が設け
られている。容量26の両端は端子13と28に
接続され、容量27の両端は端子14と28に接
続されている。
一方、29は遅延回路である。その入力端子は
端子13,14,30であり、出力端子は28で
あり、31はMOSFETを示す。MOSFET31
のゲートは端子6に、ドレインは端子30に、ソ
ースは端子32にそれぞれ接続されている。ま
た、MOSFET33のゲートは端子32に、ドレ
インは端子6に、ソースは端子28にそれぞれ接
続されている。この端子32と28間に容量34
の両端が接続されている。
MOSFET35のゲートは端子5(リセツト信
号の入力端子)に接続され、ドレインが端子28
に接続され、ソースが接地されている。
MOSFET36のゲートは端子37に、ドレイン
が端子28にそれぞれ接続され、ソースが接地さ
れている。
また、MOSFET38のゲートは端子5に接続
され、ドレインは端子6に、ソースは端子37に
それぞれ接続されている。MOSFET39のゲー
トは端子13に、ドレインは端子37にそれぞれ
接続され、ソースはアースされている。同様にし
て、MOSFET40のゲートは端子14に、ドレ
インは端子37にそれぞれ接続され、ソースは接
地されている。
この第2図aにおいて、端子4に加えられる信
号は第1スタート信号であり、第2スタート信号
は遅延回路29における端子30に加えられるよ
うになつている。また、端子2は第1MOSレベル
信号入力端子となるものであり、端子1は第
2MOSレベル信号入力端子となるものである。そ
して、VDDは固定電源電位である。
MOSFET25は第1レベル保持回路を形成
し、MOSFET24は第2レベル保持回路を形成
している。また、MOSFET18,20とにより
第1伝送ゲート回路を形成し、MOSFET17,
19とにより第2伝送ゲート回路を形成してい
る。
第1伝送ゲート回路を形成するMOSFET18
のゲート;すなわち、端子5および第2伝送ゲー
ト回路のMOSFET17のゲート、すなわち、端
子5にはそれぞれリセツト信号が供給されるよう
になつている。
端子13は第2出力端子となり、端子14は第
1出力端子となるものであり、また、MOSFET
21,22とにより出力回路が形成されている。
この出力回路における端子3にはTTLレベル出
力信号が取り出されるようになつている。
容量16は第1容量、容量15は第2容量、容
量26は第4容量、容量27は第3容量となるも
のである。
次に、以上のように構成されたこの発明の出力
インターフエイス回路の第1の実施例の動作につ
いて説明する。第2図bは第2図aの各部の動作
波形図であり、第2図bにおける符号は第2図a
の各部の符号に対応している。
リセツト時には、第1図aの出力インターフエ
イス回路の動作の説明の欄で述べたように端子
9,10が電位(VDD−VTH)に充電され、端子
13,14が接地電位になり、端子3はフローテ
イング状態である。
端子28は、リセツト時に、MOSFET35が
導通しているから接地電位になる。端子30に入
力される信号は遅延回路29を活性化する信号で
あり、リセツト時に、電位が接地電位であり、
MOSFET31は導通しているから、端子32は
リセツト時に接地電位である。
また、端子37は、リセツト時にMOSFET3
8が導通しているから、MOSFET38のしきい
値をVTHとしたとき、電位(VDD−VTH)に充電さ
れる。
次に、第2図aの出力インターフエイス回路が
活性化したときの手順について説明する。例とし
て、第1図aの出力インターフエイス回路の動作
の説明の欄で述べたように、端子2の入力信号が
接地電位に放電される場合を考えると、同様にし
て端子3が電位(VDD−VTH)に充電される。
次いで、遅延回路29が活性化され、動作を開
始する。遅延回路29の動作は次の通りである。
すなわち、リセツト時には、端子28,32は接
地電位に放電しており、端子37は電位(VDD
VTH)に充電されている。遅延回路29の活性化
に際して、まず、端子30から活性化信号が入力
される。この活性化信号は活性時、電位VDDであ
る。そして、MOSFET31は導通しているか
ら、端子32は電位(VDD−VTH)に充電される。
したがつて、MOSFET33が導通する。
このとき、MOSFET36も導通しているか
ら、端子28の電位はMOSFET33,36のgm
の比で決まる電位になり、通常この電位は接地電
位に近い。この状態で、端子13,14のうちの
いずれか一方が充電されるのを待つ。
この例では、端子2の入力信号が接地電位に放
電される場合を考慮しているので、端子13が電
位VDDに充電され、端子3は電位(VDD−VTH)に
充電される。このときに、MOSFET39が導通
し、端子37は接地電位に放電を開始し、その結
果、MOSFET36はカツトオフ状態となる。
MOSFET35は活性時カツトオフしているか
ら、端子28は充電を開始する。
このとき、容量34がブートストラツプ容量と
して働き、端子28は電位VDDまで充電される。
次に、端子28は容量26に接続されており、容
量26が帰還容量として働き、容量26を除いた
端子13の負荷容量をC1とすれば、容量26の
値をVTH・C1/(VDD−VTH)以上にすれば、端子
13は電位VDDから(VDD+VTH)以上に上昇す
る。
容量27にも端子28が接続されているが、容
量27は帰還容量として働かず、端子14は接地
電位のままである。端子13の電位が(VDD
VTH)以上に充電されるために、出力端子3は固
定電源電位VDDに充電される。したがつて、第1
図aの出力インターフエイス回路の動作の説明の
欄で述べたようなしきい値VTHの損失分に伴う欠
点が第2図aの回路では除去されている。これが
第1図aの回路と第2図aの回路との第1の相違
点である。
なお、第2図aの回路にMOSFET24が付加
されている理由は次の通りである。すなわち、
MOSFET24がなければ、端子9は電位(VDD
+VTH)以上に保持され、MOSFET11は導通
状態になつている。
ここで、端子28から容量26を通して端子1
3に電圧帰還がかかるが、MOSFET11が導通
しているため、端子13の電位は(VDD+VTH
以上にならず、端子4と同電位のVDDのままであ
る。したがつて、電圧帰還を有効に働かすには、
MOSFET11をカツトオフする必要がある。
MOSFET24が存在すれば、端子9が(VDD
+VTH)以上に上昇すると、MOSFET24が導
通するので、端子9は(VDD+VTH)に保たれ、
MOSFET11はカツトオフしている。したがつ
て、端子13は容量26からの帰還をうけて、電
位(VDD+VTH)以上になり、目的を達成できる。
これがMOSFET24の存在理由である。
同様の手順を踏めば、上記の例とは逆に、端子
1に「0」が入力された場合(端子1に入力され
る信号の方が接地電位になる場合)は、
MOSFET21がカツトオフし、MOSFET22
が導通するから、端子33は接地電位となる。第
1図aの回路の場合、端子13ないし端子14は
固定電源電圧VDDに充電されるが、第2図aの回
路では、端子13ないし端子14は(VDD+VTH
以上に充電される点が第2の相違点である。
以上説明したように、第1図aの回路と第2図
aの回路とでは二つの相違点がある。この二つの
相違点を考慮して、第1図aの回路と、第2図a
の回路のVOHに対する余裕およびフアン―アウト
能力の相違を説明する。
上記第1の相違点から、論理「1」の場合に
は、第1図aの回路では端子3の電位が(VDD
VTH)であり、第2図aの回路ではVDDである。
したがつて、固定電源電圧VDDを低くした場合、
VOHに対する余裕を考慮すれば、第2図aの回路
の方が有利である。これが第1の利点である。
また、論理「1」に対するフアン―アウト数の
限界は端子3から外部回路23に電流を供給し、
端子3の電位がVOH以下になる状態が限界であ
る。この端子3がVOHになるとき、供給できる電
流IOHはSahの式により、第1図aの回路では次の
第(1)式で表わされ、第2図aの回路では次の第(2)
式で表わされる。なお、この第(1)、第(2)式におけ
るβはMOSトランジスタ定数である。
IOH=β/2・(VDD−VOH−VTH2 ……(1) IOH≧β/2・(VDD−VOH2 ……(2) 第(1)式と第(2)式の差 β・VTH・(VDD−VOH−1/2VTH) ……(3) が第1図aの回路と第2図aの回路の供給電流の
相違であり、また、フアン―アウト能力の相違で
あり、第2図aの回路の方がしきい値VTHによる
損失がなく、フアン―アウト数を多くとれる。
次に、論理「0」の場合には、フアン―アウト
数の限界は外部回路23から端子3に電流が供給
され、端子3の電位がVOLを越える状態が限界で
ある。端子3がVOLになるとき、外部回路23か
ら供給される電流IOLはSahの式により、第1図a
の回路では次の第(4)式で表わされ、第2図aの回
路では次の第(5)式でで表わされる。
IOL=β{(VDD−VTH)VOL−1/2VOL 2} ……(4) IOL≧β{VDD・VOL−1/2VOL 2} ……(5) この第(4)式と第(5)式の差 β・VTH・VOL ……(6) が第1図aの回路と第2図aの回路の論理「0」
のフアン―アウト能力の相違であり、第2図aの
回路の方がしきい値VTHによる損失がなく、フア
ン―アウト数を多くとれる。これが第2の利点で
あり、特に、固定電源電圧VDDを低減した場合、
フアン―アウト能力の差は著しい。
また、第1図aの回路に比べ、第2図aの回路
では、端子13ないし端子14が、電位(VDD
VTH)以上に充電されるため、MOSFET21な
いし22のgmが大きくなり、端子3の出力応答
が速くなり、高速化につながる。これが第3の利
点である。
さらに、この発明を第1図aの回路に実施した
場合、素子数の増加によるパターン面積の増加お
よび消費電力の増加はわずかである。以上から明
らかなように、第2図aの回路は従来の回路に比
べて、三つの利点を有するものである。
第3図aはこの発明の出力インターフエイス回
路の第2の実施例を示す回路図である。この第3
図aにおいて、第2図aと同一部分には同一符号
を付してその説明を省略し、第2図aと異なる部
分を重点的に述べることにする。
この第2の実施例の場合もエンハンスメント型
MOSFETで構成された出力インターフエイス回
路であり、この第3図aにおいて、端子1〜6、
MOSFET7,8,11,12,17〜22,3
1,33,35,36,38〜40、端子9,1
0,13,14,28,30,32,37、外部
回路23、容量15,16,26,27,34、
遅延回路29は第2図aと同様である。なお、
MOSFET24,25については以下に述べる。
MOSFET24のゲートは端子6に、ドレイン
は端子9に、ソースは端子41にそれぞれ接続さ
れ、MOSFET25のゲートは端子6に、ドレイ
ンは端子10に、ソースは端子42にそれぞれ接
続されている。
また、容量43の両端は端子28と41間に接
続され、容量44の両端は端子28と42間に接
続されている。さらに、45,46はMOSFET
であり、MOSFET45のゲートは端子41に、
ドレインは端子9に、ソースは端子6にそれぞれ
接続されている。MOSFET46のゲートは端子
42に、ドレインは端子10に、ソースは端子6
にそれぞれ接続されている。その他の構成は第2
図aと同様である。
次に、この第2の実施例の動作について説明す
る。第3図bは第3図aの各部の波形図であり、
第3図bの符号は第3図aの各部の符号に対応し
ている。
この第3図aにおいて、リセツト時には、第1
図aの出力インターフエイス回路の動作の説明の
欄で述べたように、端子9および10が電位
(VDD−VTH)に充電され、端子13および14が
接地電位になり、端子3はフローテイング状態で
ある。
また、第2図aの回路の動作の説明の欄で述べ
たように、端子28および32は、リセツト時に
接地電位であり、端子37は電位(VDD−VTH
で充電される。そして、端子41は、MOSFET
24が導通しているから、端子9と同電位の
(VDD−VTH)に充電され、端子42も同様に端子
10と同電位の(VDD−VTH)に充電される。
次に、第3図aの回路が活性化したときの動作
手順を説明する。例として、第1図aの回路の動
作の説明の欄で述べたように、端子2の入力信号
が接地電位に放電される場合を考えると、同様に
して、端子3が電位(VDD−VTH)に充電される。
次いで、遅延回路29が活性化され、動作を開
始する。これ以後、端子3の電位が(VDD−VTH
からVDDに充電されるまでの回路動作は第2図a
の回路の動作の説明の欄で述べたのと同様の動作
を行う。
第2図aの回路と第3図aの回路の違いは、第
2図aの回路におけるMOSFET24および25
と、第3図aの回路におけるMOSFET24およ
び25の接続状態、および第3図aの回路におけ
る容量43,44とMOSFET45,46の存在
にある。
第2図aの回路の動作を説明の欄で述べたよう
に、MOSFET24および25の存在理由は容量
26または27により端子13または14に電圧
帰還がかかる時点でMOSFET11または12を
カツトオフするためである。
この第3図aにおけるMOSFET24,25,
45,46と容量43,44の存在理由も上記と
同じである。この部分の動作を説明すると、次の
ようになる。
すなわち、まず、リセツト時には、上述の通
り、端子41と42は電位(VDD−VTH)に充電
される。活性時に、端子2の入力信号が接地電位
に放電される(論理「1」)場合は、MOSFET
8と25が導通しているので、端子42が接地電
位になる。端子41は、端子1が電位VDDに保持
されているから、電位(VDD−VTH)に保持され
る。
遅延回路29の端子28はリセツト時に、
MOSFET35が導通しているので、接地電位に
なつているが、端子4から活性化信号が入力さ
れ、端子13が充電を開始すると、遅延回路29
が活性化し、端子28が充電を開始する。
このとき、端子28に接続された容量26と4
3が帰還容量として動作し、端子13が電位VDD
から(VDD+VTH)以上に、また、端子41が電
位(VDD−VTH)から(VDD+VTH)以上に充電さ
れる。容量26を除いた端子13の負荷容量を
C1とし、容量43を除いた端子41の負荷容量
をC2とすると、上述の動作を満足するためには、
容量26の値がVTH・C1/(VDD−VTH)以上、容
量43の値が2VTH・C2/(VDD−2VTH)以上であ
ることを必要とする。
端子41が電位(VDD+VTH)以上になれば、
MOSFET45が導通し、端子9の電位は(VDD
+VTH)からVDDに放電し、MOSFET11がカツ
トオフする。したがつて、端子28から容量26
を通して、端子13に電圧帰還が有効にかかる。
逆に、端子1の入力信号が活性時、接地電位に
放電される(論理「0」)場合も同様の手順で
MOSFET12がカツトオフする。以上がこの部
分の動作の説明である。
この第3図aのレベル保持回路によれば、端子
9,10の電位を上記のようにVDDまで下げるこ
とができる。一方、第2図aでのレベル保持回路
では、端子9,10を(VDD+VTH)までしか下
げることができない。MOSFET11,12は、
ゲート電位が(VDD+VTH)以下でカツトオフす
るものであり、したがつて第3図aのレベル保持
回路によれば、第2図aのレベル保持回路に比較
して確実にMOSFET11,12をカツトオフで
きる。
第3図aにおけるレベル保持回路以外の動作は
第2図aの回路の動作の説明がそのまま適用でき
る。したがつて、この発明の第1の実施例で説明
した第2図aの回路における三つの利点はそのま
まこの第2の実施例における利点である。
以上詳述したように、この発明の出力インター
フエイス回路によれば、低電圧で使用可能なフア
ン―アウト能力のすぐれた出力応答の速い出力イ
ンターフエイス回路を構成できる利点があるとと
もに、単一5Vの電源で動作させるエンハンスメ
ント型MOSFETで構成されるMOSLSIのTTL出
力インターフエイス回路に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来の出力インターフエイス回路の
回路図、第1図bは第1図aの出力インターフエ
イス回路の各部の動作波形図、第2図aはこの発
明の出力インターフエイス回路の第1の実施例を
示す回路図、第2図bは第2図aの出力インター
フエイス回路の動作波形図、第3図aはこの発明
の出力インターフエイス回路の第2の実施例を示
す回路図、第3図bは第3図aの出力インターフ
エイス回路の動作波形図である。 1〜6,9,10,13,14,28,30,
32,37,41,42…端子、7,8,11,
12,17〜22,24,25,31,33,3
5,36,38〜40,45,46…
MOSFET、15,16,26,27,34,4
3,44…容量、23…外部回路、29…遅延回
路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ソースと第1MOSレベル信号入力端子に結合
    されたドレインと第1の固定電源電位に結合され
    たゲートを有する第1のMOSトランジスタと、
    ソースと第2のMOSレベル信号入力端子に結合
    されたドレインと前記第1の固定電源電位に結合
    されたゲートを有する第2のMOSトランジスタ
    と、第1出力端子に結合されたソースと前記第
    1MOSトランジスタのソースに結合されたゲート
    と第1のスタート信号入力端子に結合されたドレ
    インを有する第3MOSトランジスタと、第2出力
    端子に結合されたソースと前記第2MOSトランジ
    スタのソースに結合されたゲートと前記第1スタ
    ート信号入力端子に結合されたドレインを有する
    第4MOSトランジスタと、前記第3MOSトランジ
    スタのゲートとソース間に結合された第1の容量
    と、前記第4MOSトランジスタのゲートとソース
    間に結合された第2の容量と、一対のMOSトラ
    ンジスタの並列接続で構成され、リセツト信号と
    前記第2出力端子の信号が各一方のMOSトラン
    ジスタのゲートに供給され、出力部は前記第1出
    力端子に結合された第1の伝送ゲート回路と、同
    様に一対のMOSトランジスタの並列接続で構成
    され、前記リセツト信号と前記第1出力端子の信
    号が各一方のMOSトランジスタのゲートに供給
    され、出力部は前記第2出力端子に結合された第
    2の伝送ゲート回路と、相補的な前記第1および
    第2出力端子の信号を選択的にTTLレベル出力
    信号に変換する出力回路と、前記第3MOSトラン
    ジスタのゲート電位の最大レベルを一定にして前
    記第3MOSトランジスタを選択的に非導通状態に
    するMOSトランジスタからなる第1のレベル保
    持回路と、前記第4MOSトランジスタのゲート電
    位の最大レベルを一定にして前記第4MOSトラン
    ジスタを選択的に非導通状態にするMOSトラン
    ジスタからなる第2のレベル保持回路と、前記第
    1スタート信号より早い時期に入力される第2ス
    タート信号により相補的な関係にある前記第1お
    よび第2出力端子の信号を入力して前記出力端子
    信号の論理「1」に相当する前記信号の遅延信号
    を出力する複数のMOSトランジスタからなる遅
    延回路と、前記遅延回路の出力部と前記第1出力
    端子および前記第2出力端子間に個別に結合され
    た第3および第4帰還容量を具備してなる出力イ
    ンターフエイス回路。 2 前記第1レベル保持回路が前記第3トランジ
    スタのゲートと前記第1の固定電源電位間に結合
    された単一のMOSトランジスタからなり、前記
    第2レベル保持回路が前記第4トランジスタのゲ
    ートと前記第1固定電源電位間に結合された単一
    のMOSトランジスタからなることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の出力インターフエイ
    ス回路。 3 一対のMOSトランジスタの並列接続からな
    り、前記第1および第2出力端子電位が各一方の
    MOSトランジスタのゲートに供給される第1の
    回路と、同様に一対のMOSトランジスタの並列
    接続からなり、前記第1の回路の出力と前記リセ
    ツト信号が各一方のMOSトランジスタのゲート
    に供給される第2の回路と、前記リセツト信号が
    供給されるゲートと前記第1の回路の出力部に結
    合されたソースと前記第1の固定電源電位が供給
    されるドレインを有する第5MOSトランジスタ
    と、ゲートと前記第1固定電源電位が供給される
    ドレインと前記第2の回路の出力部および遅延回
    路出力部に結合されるソースを有する第6MOSト
    ランジスタと、前記第2のスタート信号に結合さ
    れたドレインと前記第1固定電源電位が供給され
    るゲートと前記第6MOSトランジスタのゲートに
    結合されたソースを有する第7MOSトランジスタ
    と、前記第2の回路の出力部と前記第7MOSトラ
    ンジスタのソース間に結合された容量とから遅延
    回路が構成されることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の出力インターフエイス回路。 4 前記第1レベル保持回路がソースと前記第
    3MOSトランジスタのゲートに結合されたドレイ
    ンと前記第1固定電源電位が供給されるゲートを
    有する第8MOSトランジスタと、この第8MOSト
    ランジスタのドレインに結合されたドレインと前
    記第8MOSトランジスタのソースに結合されたゲ
    ートと前記第1固定電源電位が供給されるソース
    を有する第9MOSトランジスタと、前記遅延回路
    の出力部と前記第8MOSトランジスタのソース間
    に結合された容量からなり、かつ前記第2レベル
    保持回路がソースと前記第4MOSトランジスタの
    ゲートに結合されたドレインと前記第1固定電源
    電位が供給されるゲートを有する第10MOSトラ
    ンジスタと、前記第10MOSトランジスタのドレ
    インに結合されたドレインと前記第10MOSトラ
    ンジスタのソースに結合されたゲートと前記第1
    固定電源電位に結合されたソースを有する第
    11MOSトランジスタと、前記遅延回路の出力部
    と前記第10MOSトランジスタのソース間に結合
    された容量からなることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の出力インターフエイス回路。
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