JPH01275653A - 熱安定性に優れたポリアセタール樹脂組成物 - Google Patents

熱安定性に優れたポリアセタール樹脂組成物

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JPH01275653A
JPH01275653A JP10647388A JP10647388A JPH01275653A JP H01275653 A JPH01275653 A JP H01275653A JP 10647388 A JP10647388 A JP 10647388A JP 10647388 A JP10647388 A JP 10647388A JP H01275653 A JPH01275653 A JP H01275653A
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butyl
hydroxyphenyl
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茂 沖田
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善行 山本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は機械的物性、熱安定性、色調1ζ優れたプリア
セクール樹脂組成物に関する。
更に詳しくは、ポリアセタール樹脂に対して特定のヒン
ダードフェノール、チオアルカン酸エステルを添加混合
してなる樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
ホルムアルデヒド、トリオキサンあるいはテトラオキサ
ンの単独重合あるいは共重合可能なコモノマとの共重合
によって得られるポリアセタール樹脂は末端からのジッ
パ−型の分解反応によって容易にホルムアルデヒド分子
を放出して分解してしまう傾向にある。
従って、通常、重合体末端をアシル化等によって封鎖し
たり、共重合体の場合には不安定末端を分解除去するこ
とによって安定化しているが、それでもポリマ主鎖の結
合は酸化され易く、空気中で加熱することによって容易
に分解する。
そこで従来よりさまざまな熱安定剤を配合混練すること
により、重合体の熱安定性を向上させる試みがなされて
きた。たとえば、特公昭34−5439号公報、特公昭
45−18790号公報、特開昭47−15448号公
報では、ヒンダードフェノールを配合してなるポリアセ
タール樹脂組成物が記載されている。また、特公昭37
−14223号公報、特公昭40−23797号公報、
特公昭41−15435号公報、特公昭46−2787
3号公報には、チオエーテル系化合物を配合してなるポ
リアセタール樹脂組成物が記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、ポリアセタール樹脂の熱安定性を溶融成
形に耐え得るまでに高めるには、1種類の熱安定剤の配
合では不十分であって、2穏類あるいはそれ以上の熱安
定剤を配合する必要がある。実際、前記の特許公報類に
おいても他の添加剤との併用例が記載されている。しか
しながら、ポリアセクール樹脂の熱安定性は今だに不十
分であり、より高度な熱安定性を求めて実にさまざまな
安定剤の組合せについて提案されている。近年では、歯
車、テープリール等の小物の成形品を長時間にわたって
無人運転により製造することが多く、従って不良品の発
生率を低く抑える必要がある。この場合、不良品とは特
に成形品の表面状態の悪いものをさし、主として熱分解
によって生じたホルムアルデヒドガスに基くシルバース
トリークやモールドデポジットであるが、これを抑える
ためには、ポリマを高度に安定化させる必要がある。
そこで我々は、上記課題を解決するべく、鋭意検討した
結果、本発明を見出すにいたった。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち本発明は、ポリアセクール樹脂100重量部に
対して、 一般式(A)で表わされるヒンダードフェノールの少な
くとも一種0.01〜5重量部と、(式中、Rは−CH
,または−C(CHs )s を表わし、Xは2価の有
機残基を表わす。また、Yはn価の有機残基を表わし、
nは1〜4の整数を表わす。) 一般式(B)で表わされるチオアルカン酸エステルの少
なくとも一種0.01〜5重量部(RI−5−(CH2
)i−C−O与Q      (B〕〔式中 RIは炭
素数1〜30のアルキル、シクロアルキル、アリール、
置換アリール、エステル基含有アルキル基を表わし、l
は1〜10の整数を表わす。また、Qはr価の有機残基
を表わし、rは1〜4の整数を表わす。) を配合してなる樹脂組成物である。
本発明で使用されるヒンダードフェノニルとしては、ト
リエチレングリコール−ビス〔3−(3−1−ブチル−
5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
)、1.6−ヘキサンシオールービス(3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル〕プロピオネ
ート〕、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3、
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N、
N’−へキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、N、N’−ビ
ス(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオニルヒドラジンが好ましく用いられる
が、とりわけトリエチレングリコール−ビス(3−(3
−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート)、1.6−ヘキサンシオールービス〔
3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕、ペンタエリスリチル−テトラキ
ス(3−(3,5−ジーを一ブチルー4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕が好ましく用いられる。
添加量はポリアセタール樹脂100重量部化対して0.
01〜5重量部、好ましくは0.1〜3重量部で^る。
0.01重量部より少なt)とポリマの熱安定性が著し
く低くてまったく実用にならない。また、5重量部より
多いと成形品表面Gこ析出したり、モールドデポジット
の原因にもなるので好ましくない。
本発明で使用されるチオフルカン酸エステルとしては、
ジラウリルチオジプロピオネート。
ジステアリルチオジプロピオネート、ビス(トリデシル
)チオジプロピオネート、ペンタエリスリトールテトラ
(ラウリルチオプロピオネート)、ビス(2−メチル−
4−アルキルチオプロピオニルオキシ−5−t−ブチル
フェニル)スルフィドが好ましく用いられるが、とりわ
けジラウリルチオジプロピオネート、ペンタエリスリト
ールテトラ(ラウリルチオプロピオネート)が好ましく
用いられる。
本発明で使用されるポリアセタール樹脂とは、オキシメ
チレン単独重合体及び主としてオキシメチレン単位から
なり、?リマ主鎮中に炭素数2〜8のオキシアルキレン
単位を含有するオキシメチレン共重合体を意味する。
オキシメチレン単独重合体は、たとえば、実質的に無水
のホルムアルデヒドを有機アミン、有機あるいは無機の
錫化合物、金属水酸化物のような塩基性重合触媒を含有
する有機溶媒中に導入して重合し、重合体をP別した後
、無水酢酸中、酢酸ナトリウムの存在下で加熱して末端
をアセチル化して製造する。
また、オキシメチレン共重合体は、たとえば実質的に無
水のトリオキサンあるいはテトラオキサンのようなホル
ムアルデヒドの環状オリゴマと共重合成分としての環状
エーテルとをシクロヘキサンやベンゼンのような有機溶
剤中に溶解あるいは懸濁した後、三フフ化ホウ素拳ジエ
 ゛チルエーテラートのようなルイス酸触媒を添加して
重合する。所望によりこの重合体から洗浄によって触媒
を除去し、さらに不安定末端を分解除去して製造する。
あるいは実質的に溶剤の無い状態で、セルフクリーニン
グ型の混合反応機の中へ重合成分、共重合成分、重合触
媒を投入して塊状重合する。所望によりこの重合体から
洗浄暑ζよって触媒を除去し、さらに不安定末端を分解
除去して製造する。。
共重合成分としての環状エーテルとは、次の一般式(D
)で表わされる化合物を意味する。
Y。
(ただし、式中Y1〜Y4  は、水素原子、炭素数1
〜6のアルキル基、炭素数1〜6のハロゲン置換アルキ
ル基を示し、それぞれ同一であっても異なっていても良
い。又、Zはメチレン又はオキシメチレン基を表わし、
アルキル基やハロゲン置換アルキル基で置換されていて
も良く、mは0〜3の整数を示す。あるいは、Zは−(
CHs ) p −0−CH鵞−又は−O−CHI −
(CHI)p −0−CHt−であっても良り、この場
合はmmlであって、pは1〜3の整数である。) 上記一般式(D)で示される環状エーテルの中で、好ま
しい化合物として、エチレンオキシド、プロピレンオキ
シド、1.3−ジオキソラン、1.3−ジオキサン、1
.3−ジオキセパン、1.3.5−1−リオキセパン、
1.3.6−トリオキンカン、エピクロルヒドリンなど
が挙げられるが、特に、エチレンオキシド%113−ジ
オキソラン、1.3−ジオキセパンが好ましい。共重合
量はオキシメチレン単位に対して、0.1〜10モル%
、特に好ましくは0.2〜6モル%の範囲にあることが
必要で、0.1モル%以下では得られた組成物の熱安定
性が低く、また、10モル%以上では得られた組成物の
融点や結晶性を低下させ、機械的強度や成形性が悪くな
るので好ましくない。
本発明で使用されるポリアセタール樹脂として特に好ま
しいのは、トリオキサンと環状エーテルとを、三フッ化
ホウ素、三フッ化ホウ素水和物および三フフ化ホウ素と
酸素原子または硫★原子を含む有機化合物との配位化合
物から成る群から選ばれる少なくと6184の重合触媒
の存在下、塊状重合させた後、一般式(C)で表わされ
るヒンダードアミン−化合物を添加して重合反応を停止
させて得られる重合体である。
(式中、R7は水素原子または炭素数1〜30の1価の
有機残基を表わし、R8〜R重1は炭、素数1〜5のア
ルキル基を表わし、それぞれ同一であつても異なってい
ても良い。nは1以上の整数を表わし、R■ はn価の
有機残基を表わす。)具体的には次のような化合物が挙
げられる。
Me                     Me
削 り   −   リ なかでも、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジニル)セパケート(C−13)、ビス(1,2
,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)セパ
ケート(C−14)、1.2.3.4−ブタンテトラカ
ルボン酸テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジニル)エステル(C−37)、ポリ〔〔6
−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1
,3,5−トリアジン−2゜4−ジイル]  (2,2
,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)イミノ〕
ヘキサメチレン〔(2,2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジニル)イミノ)〕〔C−39)が好まし
い。
上記ヒンダードアミン化合物の添加量は、ヒンダードア
ミン構造のモル数が使用した重合触媒と当モル量あるい
はそれ以上となるような量が好ましい。ヒンダードアミ
ン構造のモル数が、使用した重合触媒のモル数より少な
(でも触媒失活効果は見られるが、得られたポリマのi
ld熱安定性が若干低下するので、目的とする耐熱安定
性の程度に応じて添加量を調整する必要がある。
上記ヒンダードアミン化合物を用いて重合反応を停止し
た場合、触媒が完全に失活するため、触媒を洗浄除去す
ることなく、次の工程へ進めることができるのでプロセ
ス的に非常に有利である。
前記の好ましい重合体を製造する装置としては、シグマ
型攪拌翼を有するニーグー、反応帯城として円筒バレル
を用い、そのバレルの中に同軸かつ多数の中断した山を
有するスクリュを備え、この中断部とバレル内面に突出
した歯とが噛み合うように作動する混合機、加熱又は冷
却用のジャケットを有する長いケースに一対の互いに噛
み合うような平行スクリュを持つ通常のスクリュ押出機
、二本の水平攪拌軸に多数のパドルを有し、該軸を同時
に同方向ξζ回転した際に、互いに相手のパドル面及び
ケース内面との間にわずかなりリアランスを保って回転
するセルフクリーニング型混合機等を挙げることができ
る。
又、塊状重合においては、重合反応初期に急速に固化す
るtコめ、強力な攪拌能力が必要であるが、−旦粉砕さ
れてしまえば、あとは大きな攪拌能力を必要としないた
め、塊状重合工程を二段階に分けても良い。
又、停止剤ζ重合触媒との反応を十分に進行させるため
には、重合体はできる限り細かい粉体吠であることが好
ましいので、所望1ζより停止剤の添加前に粉砕機にか
けて粉砕しても良T−Nし、停止剤の添加後に粉砕機に
かけてもよtl。
また本発明の組成物には、本発明の効果を損なわない範
囲で炭酸カルシウム、硫酸/(リウム、クレー、酸化チ
タン、酸化ケイ素、マイカ粉末のような充填剤、炭素繊
維、ガラス繊維、セラミック繊維、アラミド繊維のよう
な補強剤、着色剤(顔料、染料)、核剤、可塑剤、エチ
レンビスステアロアミドのような離型剤、難燃剤、帯電
防止剤、カーボンブラックのような導電剤、粘着剤、滑
剤、耐加水分解改良剤、接着助剤などの添加剤を任意に
含有せしめることができる。
特に、安定化助剤としてのアルカリ金属あるいはアルカ
リ土類金属の水酸化物および/またはホルムアルデヒド
捕捉剤を併用すると耐熱安定性の面でより優れた性質を
示すようになるので好ましい。
アルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物の具体例と
しては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸
化/<リウム、水酸化ストロンチウムが挙げられるが、
特に、水酸化−qグネシウム、水酸化カルシウム、水酸
化ストロンチウムが好ましい。
アルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物の添加量は
、ポリアセタール樹脂に対して0.001〜5重量%、
好ましくは、0.□05〜3重量%である。0.001
重量%より少ないと、添加′の効果はなく、5重量%よ
り多いと、機械的物性や耐加水分解性が低下するので好
ましくな11゜ホルムアルデヒド捕捉剤とは、ホルムア
ルデヒドと反応してホルムアルデヒドを化学的に捕捉し
得る化合物のことであり、アミド化合物、ウレタン化合
物、ピリジン誘導体、ピロリドン誘導体、尿素誘導体、
トリアジン誘導体、ヒドラジン誘導体、アミジン化合物
等が挙げられる。
具体的には、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−
ジメチルアセトアミド、N、N−ジフェニルホルムアミ
ド、N、N−ジフエニJレアセトアミド、N、N−ジフ
ェニルベンズアミド、N 、 N 、 N’ 、 N’
−テトラメチルアジ/<ミド、N−フェニルアセトアニ
リド、ナイロン6、ナイロン11、ナイロン12などの
ラクタム類の単独重合体ないしは共重合体、アジピン酸
、セ/<シン酸、デカンジカルボン酸、ダイマ酸のより
な二価カルボン酸とエチレンジアミン、テトラメチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン、メタキシリレンジ
アミンのようなシフtンから誘導されるがリアミド単独
重合体ないしは共重合体、ラクタム類とジカルボン酸お
よびジアミンから誘導される?リアミド共重合体、ぼり
アクリルアミド、ポリメタクリルアミド、N、N−ビス
(ヒドロキシメチル)スペルアミド、−リ(T−メチル
グルタメート)、ポリ(r−エチルグルタメート)、ぼ
り(N−ビニルラクタム)、ポリ (N−ビニルピロリ
ドン)などのアミド化合物、トルエンジイソシアネー、
ト、ジフェニルメタンジイソシアネートなどのジイソシ
アネートと1.4−ブタンジオールなどのグリコールお
よびポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール、プリ
ブチレンアジペート、ポリカプクラクトンなどの高分子
゛グリコールから誘導されるポリウレタン、メラミン、
ベンゾグアナミン、アセトグアナミン、N−ブチルメラ
ミン、N−フェニルメラミン、N 、 N’−シフ王ニ
ルメラミン、N、N’、N′−トリフェニルメラミン、
N−メチロールメラミン、N、N’−ジメチロールメラ
ミン、N、N’、N’−1リメチロールメラミン、2.
4−ジアミノ−6−ベンジルオキシトリアジン、2.4
−ジアミノ−6−ブトキシトリアジン、2.4−ジアミ
ノ−6−シクロヘキシルトリアジン、メレム、メラムな
どのトリ素、N、N’−ジフェニルチオ尿素、ノナメチ
レンポリ尿素などの尿素誘導体、フェニルヒドラジン、
ジフェニル辷ドラジン、ベンズアルデヒドのヒドラゾン
、ベンズアルデヒドのセミカルハソン、ベンズアルデヒ
ドの1−メチル−1−フェニルヒドラゾン、ベンズアル
デヒドのチオセミカルバゾン、4−(ジアルキルアミノ
)ベンズアルデヒドのヒドラゾンなどのヒドラジン誘導
体、ジシアンジアミド、グアンチジン、グアニジン、ア
ミノグアニジン、グアニン、グ7ナクリン、グアノクロ
ール、グアノキサン、グアノシン、アミロリド、N−ア
ミグツ−3−アミノ−6−クロロピラジンカルボキシア
ミドなどのアミジン化合物、ポリ(2−ビニルピリジン
)、ポリ(2−メチル−5−ビニルピリジン)、ポリ 
(2−エチル−5−ビニルピリジン)、2−ピニルビリ
ジン/2−メチル−5−ビニルピリジン共重合体、2−
ビニルピリジン/スチレン共重合体などのピリジン誘導
体などである。
中でも、ダイマ酸系lリアミド、ナイロン6/6,6/
6,10 3元共重合体、ナイロン6/6.6/6.1
0/12 4元共重合体、メラミン、グアナミン、ベン
ゾグアナミン、N−メチロール化メラミン、N−メチロ
ール化ペンゾグアナ電ン、熱可塑性ポリウレタン樹脂、
ジシアンジアミド、グアニジン、ポリ(ビニルピロリド
ン)、ポリ (2−ビニルピリジン〕、イリ尿素、メレ
ム、メラム、N 、 N’−ジフェニル尿素は、ξれら
を含有するポリアセタール樹脂の熱安定性が優れるため
、特に好ましい。
ホルムアルデヒド捕捉剤の添加量は、4リアセタール樹
脂に対して0.001〜5重量%、好ましくは0.05
〜3重量%である。0.001重量%より少ないと添加
効果がなく、5重量%より多いと、組成物の表面に析出
したり、組成物が着色したりするため好ましくない。
本発明により製造されたポリアセクール樹脂組成物は、
成形性、色調、機械的物性、溶融安定性や耐熱エージン
グ性に優れるため、機械機構部品、自動車部品、電気・
電子部品など、広範な用途で使用することができる。
〔実施例〕
法化実施例および比較例により本発明を説明する。なお
、実施例および比較例中に示される評価項目については
以下のようにして測定を行った。
成形品の機械物性 5オンスの射出能力を有する射出成形機を用いて、シリ
ンダ温度200℃、金型温度80℃で1 / 81nc
h厚の引張試験片を射出成形した。
ξれらの試験片を用いて、ASTM  D−638に準
じて引張特性を測定した。
差動走査熱量計を使用して、窒素雰囲気下、10℃/分
の昇温速度で昇温し、イリマ融点(Tm)を測定後、1
0℃7分で降温し、結晶化温度(Tc)を測定した。
メルトインデックス(MI) 80℃の熱風乾燥機で3時間乾燥したペレットを使用し
、ASTM  D−1238に従って、温度190℃、
荷重2160rで測定した。
参考例 ポリアセタール樹脂の製造 アセタールホモ4リマ pQ、M−1の製造パラホルム
アルデヒドを140〜180℃で熱分解して得たホルム
アルデヒドを、反応媒体として10℃のトルエンを含有
する連続式の24反応容器に導入した。重合開始剤とし
て、トルエンに溶解したテトラ(エチル)アンモニウム
イオダイドとラウリン酸の等モル混合物を供給した。全
ての反応成分は連続的にポンプで供給し、重合体状の分
散生成物を滞留時間が10分であるような速度で取出し
た。ホルムアルデヒドは約8f1分の速度で反応器に通
じ、重合開始剤は、テトラ(エチル)イオダイドの濃度
が反応媒体11あたり187ダ、ラウリン酸濃度が反応
媒体11あたり0.99岬であるような割合で供給した
。反応媒体は65℃に保ち、良く攪拌した。反応媒体1
jあたり400y/hの割合で重合体が生成した。得ら
れた重合体を濾過して取出し、アセトン洗浄およびメタ
ノール洗浄して乾燥した。この粒重合体500 r。
無水酢酸4000r、酢酸ナトリウムL6tの混合物を
139℃で加熱し、1時間還流した。
冷却後、重合体を一過し、アセトン洗浄および水洗した
後乾燥した。このポリマの融点は179℃、結晶化度は
150℃、MI=7.6であつた。
アセタールコポリマ POM−2の製造トリオキサン9
00F、エチレンオキシド8゜8rを50Orのシクロ
ヘキサンに溶解し、0゜3fの三フッ化ホウ素・ジエチ
ルエーテラートを含有する6011のベンゼンを添加し
、65℃で攪拌した。三フッ化ホウ素・ジエチルエーテ
ラートを添加後、約1分間で反応液は白濁し、重合体が
析出してきた。25分後、トリエチルアミンの10%ベ
ンゼン溶液10 atを添加して重合反応を停止した後
、析出している重合体を濾過して集め、アセトン洗浄次
いで水洗した。
この重合体を、メタノール/水/アンモニア859、5
 / 40 / 0.5重量比の加水分解溶液101中
に投入し、オートクレーブ中160℃で10分間加熱攪
拌した。冷却後、重合体を濾過して集め、水洗次いでア
セトン洗浄し、乾燥した。
このポリマの融点は167℃、結晶化温度は147℃、
M I −8,0であった。
アセタールコポリマ POM−3の製造2枚のΣ型攪拌
翼を有するニーダ(容積31)に、トリオキサン300
0y、1.3−ジオキソラン50 d 、三フッ化ホウ
素・ジエチルエーテラート0.31を含有するベンゼン
30grを加え、70℃、4 Q rpmで攪拌した。
約1分後に反応が始まり、内温が上昇した。約95℃ま
で上昇したがそのまま7分間攪拌した。反応混合物は粉
砕されて白色粉末となった。
この反応混合物に5.4fのビス(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジニル)セパケート(チバ
・ガイギー(Chiba −Geigy)社製t?/ 
−Jl/ (Sanol )  #LS 765)を含
有するベンゼン50−を添加し、35℃で15分間攪拌
した。このポリマの融点は167℃、結晶化温度は14
6℃、M I =8.3であった。
実施例1へ20 参考例に従って製造したポリアセタール樹脂POM−1
〜3に対して、表1に示す配合比で各化合物を添加混合
した。
混合物は45flメ、L/D=3L5のベント付2軸押
出機に連続的に供給し230℃/10Q rpmで溶融
混練゛した。
組成物はストランドとして押出された後、ペレタイズさ
れ、80℃の熱風循環オーブン中で5時間乾燥された。
比較例1〜11 参考例に従って製造した?リアセタール樹脂POM−1
〜3に対して表2に示す配合比で各化合物を添加混合す
る以外は実施例1二20と同様にしてサンプルを調製し
た。
なお、表中の略記号は以下の化合物を表わす。
Irganox 1010  : C1ba −Gei
gy社製ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕 Irganox 245  : C1ba −Geig
y社製トリエチレングリコール−ビス(3−(3−1−
ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕 Irganox 259  : C1ba −Geig
y 社製1.6−ヘキサンシオールービス〔3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕 Irganox P S 800  : C1ba −
Geigy社製ジラウリルチオジプロピオネート MARKAO−4125ニアデカ、アーガオ社製ペンタ
エリスリトールテトラ(ラウリルチオプロピオネート) 表1〜2Iこ示した配合比で溶融混練したサンプルを用
いて引張試験片を射出成形し、初期物性および150℃
エージング後の物性を測定した。その結果を表3〜4に
まとめた。
実施例1〜2.5〜7.10〜12、比較例1〜11よ
り、ヒンダードフェノール、チオアルカン酸エステル単
独では耐熱エージング性に劣るが、両者を併用すると耐
熱エージング性が向上することがわかる。
また、実施例3.8.13〜16より、ヒンダードフェ
ノール、チオアルカン酸エステルの他にアルカリ土類金
属の水酸化物を併用すると耐熱エージング性がさらに向
上することがわかる。
実施例4.9.17〜20より、ヒンダードフェノール
、チオアルカン酸エステル、アルカリ土類金属水酸化物
の他にホルムアルデヒド捕捉剤を併用すると、耐熱エー
ジング性がさらに向上することがわかる。
実施例7〜20より、ヒンダードアミン化合物によって
触媒失活したポリマを使用すると、特に耐熱エージング
性に優れた組成物が得られることがわかる。
〔発明の効果〕
本発明のイリアセタール樹脂組成物は、耐熱エージング
性、機械物性に特に優れているため、機械機構部品、自
動車部品、電気・電子部品など、広範な用途に使用でき
る。
特許出願人 東 し 株 式 会 社

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリアセタール樹脂100重量部に対して、一般
    式(A)で表わされるヒンダードフエノールの少なくと
    も一種0.01〜5重量部と、▲数式、化学式、表等が
    あります▼(A) (式中、Rは−CH_3または−C(CH_3)_3を
    表わし、Xは2価の有機残基を表わす。また、Yはn価
    の有機残基を表わし、nは1〜4の整数を表わす。) 一般式(B)で表わされるチオアルカン酸エステルの少
    なくとも一種0.01〜5重量部▲数式、化学式、表等
    があります▼(B) (式中、R′は炭素数1〜30のアルキル、シクロアル
    キル、アリール、置換アリール、エスチル基含有アルキ
    ル基を表わし、lは1〜10の整数を表わす。また、Q
    はr価の有機残基を表わし、rは1〜4の整数を表わす
    。 を配合してなる樹脂組成物。
  2. (2)前記ヒンダードフエノールがトリエチレングリコ
    ール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−
    ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキ
    サンジオール−ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−
    4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、ペンタエ
    リスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチ
    ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、オク
    タデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
    キシフェニル)プロピオネート、N,N′−ヘキサメチ
    レンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−
    ヒドロシンナマミド)、N,N′−ビス〔3−(3,5
    −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
    ニル〕ヒドラジンから選ばれた1種以上の化合物である
    請求項1記載の組成物。
  3. (3)前記チオアルカン酸エステルが、ジラウリルチオ
    ジプロピオネート、ジスチアリルチオジプロピオネート
    、ビス(トリデシル)チオジプロピオネート、ペンタエ
    リスリトールテトラ(ラウリルチオプロピオネート)、
    ビス(2−メチル−4−アルキルチオプロピオニルオキ
    シ−5−t−ブチルフェニル)スルフィドから選ばれた
    1種以上の化合物である請求項1記載の組成物。
  4. (4)前記ポリアセタール樹脂が、重合触媒の存在下に
    ホルムアルデヒドおよび/またはトリオキサンと他の環
    状エーテルとを共重合させて得られる重合体である請求
    項1記載の組成物。
  5. (5)前記ポリアセタール樹脂が重合触媒の存在下にホ
    ルムアルデヒドおよび/またはトリオキサンと他の環状
    エーテルとを共重合させ、ついで一般式(C)で表わさ
    れるヒンダードアミン化合物を添加して重合反応を停止
    させて得られる重合体である請求項1記載の組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼(C) (式中、R^7は水素原子または炭素数1〜30の1価
    の有機残基を表わし、R^8〜R^1^1は炭素数1〜
    5のアルキル基を表わし、それぞれ同一であつても異な
    つていても良い。nは1以上の整数を表わし、R^1^
    2はn価の有機残基を表わす。)
  6. (6)前記ヒンダードアミン化合物が、ビス(2,2,
    6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セパケート
    、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペ
    リジニル)セパケート、1,2,3,4−ブタンテトラ
    カルボン酸テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル
    −4−ピペリジニル)エステル、ポリ〔〔6−(1,1
    ,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−
    トリアジン−2,4−ジイル〕〔2,2,6,6−テト
    ラメチル−4−ピペリジニル)イミノ〕ヘキサメチレン
    〔(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル
    )イミノ〕〕から選ばれた1種以上の化合物である請求
    項5記載の組成物。
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