JPH0127415Y2 - - Google Patents

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JPH0127415Y2
JPH0127415Y2 JP19762582U JP19762582U JPH0127415Y2 JP H0127415 Y2 JPH0127415 Y2 JP H0127415Y2 JP 19762582 U JP19762582 U JP 19762582U JP 19762582 U JP19762582 U JP 19762582U JP H0127415 Y2 JPH0127415 Y2 JP H0127415Y2
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stand
lead wire
resin
mold
drawer
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JP19762582U
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JPS59103556U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、樹脂モールド型のモータ、トラン
ス、ソレノイドコイル等、リード線引出台を有す
る樹脂モールド型電気機器に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の装置を第1図および第2図につ
いて説明する。1は電気機器(モータ)の鉄心、
2はコイル、3は引出しリード線、4は2分割型
のリード線引出台で、これらは上金型5と下金型
6とよりなる樹脂注入金型内部の所定の位置に収
容され、金型内部の空間7に樹脂を注入し、樹脂
の硬化によつて一体に固定され、樹脂モールド型
の電気機器が製造される。
リード線3を保持する引出台4は、下金型6の
凹部8に収容され、上金型5によつて押圧され
る。この引出台4は、第3図に示すように同一形
状、大きさの上台4aと下台4bとよりなる分割
型であつて、その合せ面にはリード線3の径より
若干小さい半円形の溝をそれぞれ有し、該溝によ
つてリード線3を保持している。したがつて、金
型挿入前の高さhは下金型6の凹部8の深さaよ
りも若干高いが、上金型5を圧接することによつ
て間隙d(シメシロ)が削減し、その上下の面は
互いに密接する。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、引出台4は、上台4aも下台4
bも、第2図および第3図に示すように、リード
線の長手方向からみた(この明細書では便宜上正
面からみたという)形状が共に矩形であるので、
金型の凹部の正面からみた断面も当然矩形となる
が、引出台4の形状にバラツキがあるので、引出
台4を凹部8に円滑に挿入するために、第2図に
示すように、凹部8の幅bを引出台4の幅cより
も若干大きくする必要が生じる。
ところで、このbとcの差によつて生ずる間隙
eが0.03mm以上になる(0.03mm以下にすることは
非常に困難である)と、樹脂成型時に注入樹脂が
この間隙eから漏出する。漏出した樹脂は、この
電気機器の外装を汚損し、商品価値を低下させる
ので、除去作業が必要になる。これは、製品の生
産コストを著しく上げるので、極めて不都合であ
る。
本考案は、この除去作業を必要としない引出
台、すなわち成型時の樹脂の漏出する恐れのない
リード線の引出台を有する樹脂モールド型電気機
器を提供することを目的とするものである。
(考案の構成) 本考案は、リード線引出台と機器本体とが一体
に樹脂モールドされた樹脂モールド型電気機器に
おいて、リード線引出台はリード線を挟持する上
台および下台からなり、上台および下台の、樹脂
モールド時金型に当接する部分の正面からみた両
側面は、上下両台の合せ面に対して鋭角または鈍
角で交わることを特徴とするものである。
(実施例および作用) 本考案の実施例を第4図について説明する。引
出台4は上台4aと下台4bとからなり、その合
せ面にそれぞれ平行に設けた複数個(リード線3
の数)の半円形の溝によつてリード線3を保持し
ている。なお、溝の径はリード線3の径よりも若
干小さくしてあるので、上台4aと下台4bの合
せ面11には、最初間隙d(シメシロ)を発生す
るが、このシメシロは上下の金型を互いに締付け
ることによつて消滅する。上台4aと下台4bと
からなる引出台4は、その正面からみた両側面
が、上幅が広く下幅の狭い、すなわち合せ面11
に対して鋭角または鈍角(第4図では、下台では
鋭角、上台では鈍角)で交わるテーパ面9を形成
し、この引出台4を収容する下金型6の凹部8
は、その両側面がこれと等しい傾きのテーパ面1
0を形成している。第5図は本考案の他の実施例
で、上金型5と下金型6の双方に凹部8を設け
て、引出台4の上台4aは上金型5の凹部8に、
下台4bは下金型6の凹部8にそれぞれ収容する
場合である。この場合、4aと4bはその合せ面
の幅が大きく底辺の幅が狭い、すなわち両側面が
合せ面11に対して共に鋭角で交わるテーパ面9
を形成する。一方、上金型5および下金型6の凹
部8の側面は、入口の幅が大きく底辺の幅が狭い
テーパ面10を形成している。
このように、引出台4の両側がテーパ面9で形
成されると、当然金型の凹部8の両側面はテーパ
面10で形成され、凹部8の合せ面11側が底面
側より開いているので、モールド時に引出台4を
金型に挿入することが容易となり、しかもモール
ド時に両金型を合せて締付けると、引出台4を金
型内に押し込むようにすることができるから、そ
の際、引出台4が楔のように凹部の両側壁に押し
付けられるから、引出台4の両テーパ面9と凹部
8の両テーパ面10間の間隙が全く消滅し、モー
ルド時にこの部分からの樹脂の漏出は皆無とな
る。
(考案の効果) 本考案は以上の構成を有するので、引出台4を
金型の凹部8を収容して締付けると、テーパ面
9,10がいわゆる楔の作用をするので、引出台
4の両側面は、第4図および第5図のロに示すよ
うに、凹部8の両側面に密接する。したがつて、
第2図に示す従来の装置における間隙eがなくな
り、注入樹脂の漏出を防止することができるの
で、生産コストを著しく低下することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリード線引出部の構造を示す電
気機器の一例の側面縦断面図、第2図は第1図の
AB線で裁断した正面縦断面図、第3図は従来の
リード線引出台の正面縦断面図、第4図は本考案
の一実施例の引出台の構造と金型との関係を示す
正面縦断面図で、イは金型締付前、ロは金型締付
後を示し、第5図は本考案の他の実施例の引出台
の構造と金型との関係を示す正面縦断面図で、イ
は金型締付前、ロは金型締付後を示す。 1……鉄心、2……コイル、3……リード線、
4……引出台、4a……上台、4b……下台、5
……上金型、6……下金型、7……空間、8……
凹部、9,10……テーパ面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) リード線引出台4と機器本体1,2とが一体
    に樹脂モールドされた樹脂モールド型電気機器
    において、 前記リード線引出台4はリード線3を挟持す
    る上台4aおよび下台4bとからなり、 前記上台4aと前記下台4bの、樹脂モール
    ド時金型5,6に当接する部分の正面からみた
    両側面は、前記上下両台5,6の合せ面11に
    対して鋭角または鈍角で交わるテーパ面9であ
    る ことを特徴とするリード線引出台を有する樹脂
    モールド型電気機器。 (2) 上台4aの両側面は合せ面11に対して鈍角
    で交わり、下台4bの両側面は合せ面11に対
    して鋭角で交わることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載のリード線引出台を有
    する樹脂モールド型電気機器。 (3) 上台4aおよび下台4bの各両側面は、合せ
    面11に対して鋭角であることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第(1)項記載のリード線引
    出台を有する樹脂モールド型電気機器。
JP19762582U 1982-12-28 1982-12-28 リード線引出台を有する樹脂モールド型電気機器 Granted JPS59103556U (ja)

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JPS59103556U JPS59103556U (ja) 1984-07-12
JPH0127415Y2 true JPH0127415Y2 (ja) 1989-08-16

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JP19762582U Granted JPS59103556U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 リード線引出台を有する樹脂モールド型電気機器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011045177A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Toyota Motor Corp ステータおよびその製造方法ならびに回転電機
WO2023188540A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 モータ及びモータの製造方法

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JPS59103556U (ja) 1984-07-12

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