JPH01273594A - 殺カビ性抗生物質イソボンクレキン酸およびその製法 - Google Patents

殺カビ性抗生物質イソボンクレキン酸およびその製法

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JPH01273594A
JPH01273594A JP1016523A JP1652389A JPH01273594A JP H01273594 A JPH01273594 A JP H01273594A JP 1016523 A JP1016523 A JP 1016523A JP 1652389 A JP1652389 A JP 1652389A JP H01273594 A JPH01273594 A JP H01273594A
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Kirity Roy
キリテイ・ロイ
Sugata Chatterjee
スガタ・チヤタジー
Erra Koteswara S Vijayakumar
エツラ・コテスワラ・サトヤ・ビジヤヤクマル
Richard H Rupp
リヒアルト・ヘルムート・ルツプ
Bimal N Ganguli
ビマル・ナレツシユ・ガングリ
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Hoechst AG
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はインポンフレキン酸と呼ばれる新規な殺カビ性
抗生物質ならびに細菌培養株Y−84,0700(西ド
イツ微生物収集機関に1987年11月17日寄託、寄
託番号DS!J4305)およびその突然変異体および
変種からのその製法に関する。
インボンフレキン酸(Ia)は長鎖脂肪酸の誘導体とし
て記載されうる。インポンフレキン酸は式 で示される3−カルボキシメチル−17−メドキシー6
.18.21−1−リメチルドコサー2E、4E、8E
12E、14Z、18Z、20E−へブタエン−1,2
2−ジ酸として化学的に記載されうる。文献中に記載さ
れるこの群のもう一つの抗生物質は対応する△2.3−
Z異性体ポンフレキン酸(II a)である。
ポンフレキン酸はTetrahedron  26.5
993(1970)、Tetrahedron 27.
1839(1971)、Tetra−hedron 2
9,1541(1973)およびCRCHandboo
k ofAntibiotic Compounds、
 volume Vl、 393−401頁の”fat
ty acid derivatives”の章に記載
されている。ポンフレキン酸を産生する細菌はシュード
モナス・ココベナンス(Pseudomonas co
co−venans)と記載されている。
しかしながらそこに記載されるデータから、インポンフ
レキン酸はポンフレキン酸およびすべての他の知られた
長鎖脂肪酸抗生物質とは相異することが明らかである。
インボンフレキン酸の取得に用いられるオイバクテリウ
ム(Eubacterium)培養株NO,Y−84,
0700はインドのマハラシュトラ(Maharash
t−re)州、プーナ(Poona)で収集された土壌
試料から単離されそしてオイバクテリウムであることが
判明した。
本発明はさらにこの新規抗生物質であるインボンフレキ
ン酸の製法にも関する。この方法は細菌培養株NO,Y
−84,0700(DSM4305) 、その突然変異
体または変種を、炭素源および窒素源ならびに無機栄養
塩および痕跡元素を含有する栄養培地上で好気性条件下
に培養しそしてこの抗生物質を培養ブロスから単離し精
製することからなる。
好ましい炭素源の例をあげれば、グルコース、スクロコ
ース、澱粉またはデキストリンである。
グルコースが特に好ましい炭素源である。窒素源として
は大豆ひされり、トリプトン、酵母エキス、牛肉エキス
、麦芽エキス、コーンステイープリカーまたはペプトン
、または無機物質例えばアンモニウム塩が用いられるの
が好ましい。
特に好都合に使用される窒素源は麦芽エキスであるかま
たは麦芽エキスと1種またはそれ以上の他の窒素源との
組み合せである。ありうる無機栄養塩の例をあげれば塩
化ナトリウム、燐酸水素/二水素カリウムまたは炭酸カ
ルシウムである。痕跡元素としては例えば鉄、マンガン
、銅、亜鉛、コバルトの塩または他の重金属の塩が適当
である。
培養株NO,Y−84,0700は約24°C〜30°
CおよびpH6〜8で培養されるのが好ましい。温度約
26°C(±l’cりおよびpH約6.5であるのが特
に好ましい。
発酵を約66〜96時間後に停止するのが好都合で、そ
の時間後に本発明による抗生物質が最高収率で得られる
。発酵は好ましくは深部発酵として振盪フラスコ中なら
びに実験室発酵基中で約90時間にわたり実施される。
この発酵器には場合により泡止め剤が添加されうる(例
えばDesmophen■、ポリオール、Bayer 
AG、  Lever−kusen)。発酵の進行およ
び本発明によるイソボンフレキン酸の形成は知られた寒
天プレート拡散試験を用い、スタフィロコッカス・オー
レウス(Staph、 aureus)209 P1ア
スペルギルス・ニガー(Aspergillus ni
ger)およびトリコフィトン0メンタグロフイテス(
Trichophyton men−tagrohyt
es)に対する培養ブロスの抗菌活性を測定することに
より追跡されうる。
かくして形成された培養ブロスにおいてイソポンフレキ
ン酸は培養か液中にのみ存在し、これは例えは遠心分離
により菌糸体から分離される。インポンフレキン酸はポ
リマー性吸着物質例えばダイヤイオン(Diaion)
 HP −200(三菱化成製品)またはアンバーライ
ト(Amberlite)XAD−2@ (Rohm 
and Haas co、、 USA)上でのクロマト
グラフィー、または水非混和性溶媒例えば酢酸エチルま
たはクロロホルムでの抽出、または例えばポリスチレン
ポリアミン官能性を有する交換体(例えばアンバーライ
トIRA  68CQ−■)上で好ましくは塩基性pH
でのアニオン交換クロマトグラフィーによるのような1
種またはそれ以上の知られた方法により培養が液から得
られうる。好都合に用いられるのはダイヤイオンHP−
20への吸着、続いて例えばメタノール、アセトニトリ
ルのような適当な有機溶媒またはそれら溶媒の水性混合
物を使用しての前記化合物の脱着である。インボンフレ
キン酸を溶離するにの好ましい溶媒はMeOH/ Hz
O(1: l )である。活性溶出液から溶媒を除去す
ることにより粗製インポンフレキン酸が得られる。この
ものは例えばシリカゲル、7性シリカゲル、珪酸マグネ
シウムゲル例えば70リシル(Flori−sil@ 
) (Floridin Co、、 Va、 USA)
、セルロースまたは親脂性ゲルが過物質例えばセファデ
ックス5ephadex LH−200(Pharma
cia Fine Chemi−cals AB、 S
weden)のような物質でのクロマトグラフィーによ
りさらに精製されうる。この目的に好都合に用いられる
方法は溶離にCHCl2 s / 1JeOH混合物を
用いるシリカゲルでの粗製インポンフレキン酸のクロマ
トグラフィーであり、その際MeOH濃度は各段階で約
lO%ずつ段階的に高められる必要がある。インポンフ
レキン酸を含有する溶出液(バイオアッセイにより測定
)を濃縮しそして例えば沸点40〜60°Cの石油エー
テルで磨砕するとそれにより半純粋化合物が得られる。
かくして得られた半純粋イソポンクレキン酸は変性シリ
カゲル例えば市販の製品であるLichrosorb@
 RP−18(ジメチルオクタデシルシリル化シリカゲ
ル、 50μ、 Merck社、 l)H−mstad
t)上で数回クロマトグラフィーすることによりさらに
精製されうる。Lichrosorb RP−18物質
の溶離に適当な例えば1JeOH,アセトニトリル、ア
セトンまたはそれらの水性混合物のような溶媒のうち、
M e OH/ H20混合物が溶媒として使用される
のが好ましく、その場合MeOH濃度は段階的に約25
%ずつ高められねばならない。有機溶媒は活性溶出液か
ら好ましくは真空下に除去されそして次に水を除去する
ために凍結乾燥するとそれによりインポンフレキン酸が
白色粉末として得られる。
本発明はさらにイソポンフレキン酸を含有スる薬剤にも
関する。薬剤中には前記活性化合物の他に適応症が同じ
かまたは異なる他の活性物質も含有されうる。さらに、
助剤および/または付形剤も薬剤中に含有でき、これら
が活性化合物と共に適当な投与形となされる。投与形態
は薬剤の投与様式例えば外部使用または経口使用、また
は注射により使用の如何による。
本発明による薬剤の使用量はその薬剤の投与形態および
患者の状態ならびに体重のような種々の因子の如何によ
るものであり、そして場合により経験的に計算されるべ
きである。本発明による薬剤は種々の疾患の治療に適し
、特にカビの感染により惹起されるかまたはカビの感染
が関与する疾患の治療に適する。
イソボンフレキン酸は容易に対応するトリアルキルエス
テルに変換でき、この化合物も本発明に包含される。カ
ルボン酸のカルボン酸エステルへの変換は一般に知られ
ておりそして例えばOrganikum、 VEB D
eutscher Verlag der Wis−s
enschaf ten、第15版、 Berlin 
1977、496頁以下、に記載されている。エステル
官能基中に1〜4ffllの炭素原子を有するトリアル
キルエステルが好ましく、イソポンフレキン酸のトリメ
チルエステルにか特に好ましい。後者は例えば、インボ
ンフレキン酸をCH2N2/ MeOH/ HzO/ジ
エチルエーテル混合物を用い好ましくは冷却下にエステ
ル化することにより調整されうる。反応生成物は例えば
クロマトグラフィー法により精製されうる。
以下の実施例により本発明を説明する。
実施例 1 土壌からの培養株Y−84,0700の単離a)単離栄
養培地の組成 ナトリウムプロピオネート      4gグリセリン
            10m1KH2P04   
           1gNa、HPO4h lJgso、 ・IHzO100mg N84NO!               2g寒天
               15g脱ミネラル水 
           IQフクロムフェニコール  
     50mgpH6・5 上記栄養培地の調整終了時にタロラムフェニコールを9
5%エタノール10m12中に溶解して加え、栄養培地
と混合する。この栄養培地を121°Cで10分間滅菌
する。滅菌に先立ち、pHを6.5に調整する。
b)土壌の添加および単離 プーナ(Poona)で収集された土壌試料を乾燥しそ
して粉砕し、たもの0.05gを滅菌ペトリ皿(直径7
.62cm (6インチ))の中央に入れそして滅菌蒸
留水1滴で湿らせる。前記栄養培地を45°Cに冷却し
、ペトリ皿に注ぎいれ(約80m(2)そして充分に撹
拌する。土壌と栄養培地の混合物を落ち着かせそして2
6°C(±1°C)で2週間インキュベートする。この
ペトリ皿を規則的間隔で検査して増殖する微生物から培
養株Y−84,0700を単離する。
実施例 2 培地株Y−84,0700の培養 培養用培地の組成 培養株NO,Y−84,0700を下記組成のサブロー
(5abouraud)グルコース寒天上で培養する。
グルコース              4hペプトン
            109Na、t(Po、  
            1g寒天         
       15g脱ミネラル水         
   112pH6,5 構成分を加温により注意深く溶解させたのち溶流を試験
管に分配しそして次に12FCで20分間滅菌する。試
験管を冷却しそして凝固するまで傾斜位置で貯蔵する。
増殖した培養株NO,Y−84,0700をワイヤール
ープを用い斜面寒天上に画線塗布し、これを良好な増殖
が観察されるまで26°C(±100)でインキニーベ
ートする。この良好に増殖した培養物を冷蔵庫に貯蔵す
る。
実施例 3 振盪フラスコ中における培養株Y−84,0700の発
酵 接種培地の組成 溶性澱粉              15g大豆ひさ
れり            15gグルコース   
           5gCaCO32g NaCQ                   5g
酵母エキス              2gコーンス
テイープリカー        1gZn5Oa 、7
H200,22mg CaCQ20.55mg Mn(42,4H200,5mg FeSO,,5H200,16mg CoC122,6HzOO,16mg 脱ミネラル水            IQ滅菌前の、
)H6,5 上記液種用培地を容it 500 m Qの広口三角フ
ラスコ中に100i(2ずつ分配しそして121°Cで
20分間滅菌する。このフラスコを冷却し、次に前記実
施例2の良く増殖した培養物の数ループを接種しそして
240rpmおよび26°C(±1’0)で60時間振
盪ずろ。それにより下記組成の生産培地を接種するため
の接種用培地が得られる。
生産培地の組成 グルコース              lh麦芽エキ
ス             20gペプトン    
         10gNa2HPO+      
         If?ZnSO4,7H200,2
2mg CaCf22              0.55+
++gMnCQ2.4H,OO,5mg FeSO,,5H200,16+++gCoC4,6H
200,16mg 脱ミネラル水            IQ滅菌前のp
H6,5 上記生産培地を容量IQの三角フラスコに200mQず
つ分配し12ピCで20分間滅菌する。フラスコを冷却
しそして前記接種培地・を接種する(1%v/v)。回
転振盪器上22Orpmおよび26°C(±1°C)で
90時間にわたり発酵をさせる。
インポンフレキン酸の形成はスタフィロコッカス・オー
レウス209 P、アスペルギルス・ニガーおよびトリ
コフィトンメンタグロフィテスに対する抗菌活性プロフ
ィルに基き判定される。
培養ブロスを収穫後遠心分離し、そしてイソポンフレキ
ン酸を培養j液から単離し、そして後記のようにして精
製する。
実施例 4 発酵器中における培養株NO,Y−84,0700の培
養工程I:接種培養物の調整 振盪フラスコ中 実施例3の接種培地(100m12)を容量500mQ
の広口三角フラスコに加え、滅菌に先立ちpH6,5に
調整する。次にこれをオートクレーブ中121°0,2
0分滅菌し、冷却し、そして実施例2の良く増殖した培
養物数ループを接種する。フラスコを回転振量器中26
°C(土1°C)および24Orpmで60時間インキ
ュベートする。この増殖した培養物を以下に記載される
ような小さな発酵器の接種に用いる。
工程■:接種培養物の調整 小さな発酵器中 滅菌前にpH6−5に調整され、泡止め剤として0.0
3%(v/v)のデスモフエンDesmophen (
BayerAG)を含有する生産培地(実施例3記載)
 1012を容量15Qのステンレススチール製発酵器
に入れ、オートクレーブ中121 ’Cで36分間滅菌
し、冷却しそして前記工程■で得られた接種培養物10
%(V/V)を無菌条件下に接種する。次にこの培養物
を下記パラメーターの下24時間培養する。
温度 26°C(±1’Cり 振盪 180−20Orpm 通気  毎分6Q 24時間後に増殖した培養物を工程■の生産培地の接種
に使用する。
工程■:発酵 (a)少量 容1t15cのステンレススチール製発酵器中における
、滅菌前にpH6,5に調整され、泡止め剤として0.
03%(v/v)のデスモフエンDesmophen(
Bayer AG)を含有する生産培地(実施例3記載
)logをオートクレーブ中121°Cで28分間滅菌
し、冷却しそして前記工程Iの振盪フラスコの増殖物か
ら得られた接種培養物lO%を無菌条件下に接種する。
次にこの培養物を下記パラメーターの下培養する。
温度 26°C(±1’C) 振盪 180〜20Orpm 通気  毎分6Q 収穫  90時間後 (b)大量 容量15012の発酵器中の滅菌前にpH6,5に調整
され、0.03%(V/V)のデスモフエン(Baye
r AG)を含有する生産培地(実施例3記載)100
α、または容1390ffの発酵器中の0.03%デス
モフエン(Bayer AG)を含有する生産培地25
0Qをその場で12ピCに28分間滅菌し、そして工程
■で得られた接種培養物10%を接種する。
培地の最終容量: 150α発酵器中11012 390α発酵器中275Q 下記パラメーターが適用される。
温  度       26°C(± 1’C)振  
盪       90rpm 150Qの通気 毎分5012 390Qの通気 毎時8m3 収 穫     90時間後 インポンフレキン酸の形成はスタフィロコッカス・オー
レウス209 P、アスペルギルス・ニガーおよびトリ
コフィトンメンタグロフィテスに対する抗菌活性プロフ
ィルに基き判定される。
培養ブロスを収穫後遠心分離し、そしてインポンフレキ
ン酸を培養炉液から単離しそして以下に記載されるよう
にして精製する。
インポンフレキン酸の単離および精製 収穫したブロス約25012を遠心分離することにより
菌糸体から分離する。得られる炉液(pH7,3)をダ
イヤイオンHP −2008Qのカラムに通す。
この方ラムをはじめに脱ミネラル水(4012)で洗う
。MeOH/HzO1: l (40(2)で溶離する
。インポンフレキン酸を含有する溶出液を、メタノール
を除去するために減圧下に濃縮する。得られる水性物質
を凍結乾燥すると暗褐色の粗製インポンフレキン酸(6
70g)が得られる。
粗製インポンフレキン酸(6709)をシリカゲル(細
孔寸法0.062 0.037mm (230−400
メツシユ、3 #9)での中圧液体クロマトグラフィー
にかける。このカラムをCHCl2x (1,5Q) 
、CHCQs中の5%MeOH(10Q)およびCl1
CQfi中の10%1jeOH(18ff)を用い、流
速毎分150m(2で順次溶離する。
イソポンフレキン酸はCHCQ 、中5%MeOHで溶
出される。酸を含有する活性溶出液を減圧下に濃縮する
と暗褐色油状物(100g)が得られる。この油状物質
を石油エーテル(2Q)で磨砕しそして石油エーテルを
流し去る。石油エーテルを流し去ったのちに固形残留物
(16g)が残るまでこの操作を7回反復する。この固
形褐色物質(16g)を逆相担体物質リクロソルブ(L
ichrosorb)RP−18での中圧液体クロマト
グラフィーに2回かける。いずれの場合もカラムをMe
OH/ H2O50: 50 (15Q)、 1JeO
H/HzO60: 40 (10(2)およびMeOH
/ HzO70: 30(15ff)を用い、流速40
1/分で順次溶離する。7ラクシヨン112ずつを集め
る。中圧液体クロマトグラフィーRP−18カラムを用
いる第1回の精製においてはインボンフレキン酸がMe
a!(/ u、o 70 :30で溶離され、一方RP
−18カラムを用いる第2の精製ではカラムの溶離にM
eOH/ H2O60: 40が用いられる。活性溶出
液を減圧下に濃縮して凍結乾燥すると淡褐色粉末が得ら
れる(1.8g)。
かくして得られたイソボンフレキン酸を終りに第3のR
P−18カラムで精製する。
酸をMeal(/ )12050 : 50を用い流速
毎分2+Jで精製しそして約20mQずつの7ラクシヨ
ンを集める。活性フラクションを合し、減圧下に濃縮し
そして凍結乾燥すると1gの純粋なインポンフレキン酸
が白色粉末として得られる。
インポンフレキン酸の純度はHPLCで検査するC4 
X 250+++m Lichrosorb RP−1
8カラム、溶離剤: 1JeOH/ +(、o 70 
: 30、流速:1mQ/分、234nmで検出、チャ
ートスピード: I、0mm1分〕。そのHP L C
パターンを第1図に示す。
インポンフレキン酸(100mg)をCH2N2/ M
eOH/H、O/ジエチルエーテル混合物を用い0℃で
エステル化する。粗製エステルを調整用薄層クロマトグ
ラフィー〔シリカゲルプレート20X20cmS厚さ0
.5rnm、展開溶媒; CHCl23中の1.5%M
 e OH1溶離溶媒: CH(:、C3中の5%M 
e OH’]により精製する。トリメチルエステル(1
b)が無色油状物として得られる( 59mg)。
インポンフレキン酸およびそのトリメチルエステルの物
理化学的性質を下記に示す。
外 観     白色無定形粉末    油状物性 質
     酸性         中性融点  190
°0(d)    − チルおよび石油エーテル 〔α320°C+93.75°(CO,016;   
+27.78°(C11; CHCf23)MeOH/
H2060: 40 分子量     m/z 552(m”3Na−3H)
”   m/z M+528(El)(FAB) 分子式     CzaHxaOy        C
31H4407UV:λ、、、、nm    234;
268(MeOH/Hz0   236,268(Me
OH中)6:4+2滴のIN Na0H IR: y 、、、、cm−’   (KBr)340
0−3200    1745(狭い、C00CH,か
らの6.38(dd、 J=16.1lHz、  6.
09(d、 J=16Hz、 IH)、11()、6.
09(t、 J’1lHz、  6.01(dd、 J
−16,7,5Hz。
LH)、s、59cdd、J=    IH)、5.9
9(t、 J=lIHz。
16、7.5Hz、 IH)、    LH)、5.8
8(s、 LH)、5.81(dt、 J =16.7
)(z)、 5.67(dt、 J=14.8.7Hz
5.71(s、 LH)、5.51(m、  LH)、
5.37(dt、 J=8゜J=6.5Hz、 3H)
      9H)、1.93(s、 3H)、]、、
83(s、 3H)、1.00 (d、 J −6,5Hz、 3H) 143.57,139.17.    143.25,
134.80゜1.36.11,134.64.   
 132.20,131.76゜128.41,128
.26.    124.94.124.50゜127
.96,127.38.     11・9.52,7
8.45゜20.24.15.77       18
.74.12.24上記データおよび、トリメチルイソ
ポンフレケートの’ +(−NIJRスペクトルにおけ
るC23−N2およびC,−Hでの化学的シフトがトリ
メチルポンフレケート(Ilb)のそれに比較して異な
っていることから殺カビ性抗生物質インボンクレキン酸
の構造(I a)に関する情報が与えられる。
種々の微生物に対するMICとして表わしたインポンフ
レキン酸の生物学的性質を以下に示す。
イソポンフレキン酸のMIC 番号         試験細菌          
 MIC値(μガニQ1、カンジダ・アルビカンス(C
andida albicans)        >
1252、サイ力ロミセス・セレビシェ(Saccha
romyces cerevisiae)  >125
3、酵母5060                 
       >1254、アスペルギルス・ニガー(
Aspergillus niger)       
 62.55、ペニシリウム・ジギタツム(Penic
illium digitatum)135  62.
56.7サリウム・クルモルム(Fusarium c
ulmorum)100      7.87、トリコ
フィトン・メンタグロフィテス           
 125(Trichophyton mentagr
ophytes)8、 タラトスボリウム・レジネ(C
ladosporium resinae)     
 2509、 ポツリチス・シネラ(Botrytis
 cinerea)16         62.51
0、  ポツリテス・シネラ47          
         15.611、  ポツリテス・シ
ネう57                   31
.212、  アルタナリア・ソラニ(Alterna
ria 5olani)5       62.513
、  セルコスポラ・ベチコラ(Cercospora
 beticola)71     15.614、 
 ピリキュラリア・オリゼ(Pyricularia 
oryzae)154     31.215、  ス
タフイロコツカズ・オーレウス(Staph、 aur
eus)209 P    12516、  大腸菌(
E、 coli)9632             
     >125
【図面の簡単な説明】
第1図はインボンフレキン酸のHPLC分析パターンを
示す。 第2図はインポンフレキン酸のVVスペクトルを示す。 第3図はトリメチルイソポンフレケートのvvスペクト
ルを示す。 第4図はインポンフレキン酸のIRスペクトルを示す。 第5図はトリメチルイソポンフレケートのIRスペクト
ルを示す。 第6図はインポンフレキン酸の’ H−tJIJRスペ
クトルを示す。 第7図はトリメチルイソボンクレケ−1・の1H−NM
Rスペクトルを示す。 第8図はインポンフレキン酸の130−NMRスペクト
ルを示す。 第9図はトリメチルイソボンフレケートの1C−NMR
スペクトルを示す。 特許出願人  ヘキスト・アクチェンゲゼルシャフト外
2名 IG−1 インポンフレキン酸のHPLC分析曲線4X250mm
 Lichrosorb RP−18−カラム;溶離剤
: M+90H−H2O7:3;流速1mff/分;U
v検出: A) 268nm、 B) 234nmム IG−2 インボンフレキンa(la)のUVスペクトル(MeO
H中)20ロ     2ら0300340     
     ムDo nmFIG−3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する化合物。 2)細菌培養株No.Y−84,0700(DSM43
    05)、その突然変異体または変種を、炭素源および窒
    素源、ならびに無機栄養塩および痕跡元素を含有する栄
    養培地上で好気性条件下に培養しそして請求項1記載の
    化合物を常法により培養ブロスから単離し精製すること
    からなる請求項1記載の化合物の製法。 3)培養が24℃〜30℃およびpH6〜8で行われる
    ことからなる請求項2記載の方法。 4)培養が約26℃(±1℃)およびpH約6.5で行
    われることからなる請求項2または3記載の方法。 5)培養が少くとも約66時間実施されることからなる
    請求項2〜4のいずれかに記載の方 法。 6)培養が深部培養で行われることからなる請求項2〜
    5のいずれかに記載の方法。 7)イソボンクレキン酸をクロマトグラフィ一法により
    精製することからなる請求項2〜6のいずれかに記載の
    方法。 8)請求項1記載の化合物を他の活性物質および/また
    は助剤および/または付形剤と並に含有する薬剤。 9)殺カビ性抗生作用を有する薬剤の製造への請求項1
    記載の化合物の使用。 10)オイバクテリウムY−84,0700(DSM4
    305)。 11)エステル官能基中に1〜4個の炭素原子を有する
    ことからなる請求項1記載の化合物のトリアルキルエス
    テル。
JP1016523A 1988-01-30 1989-01-27 殺カビ性抗生物質イソボンクレキン酸およびその製法 Pending JPH01273594A (ja)

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DK37389A (da) 1989-07-31
DK37389D0 (da) 1989-01-27
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