JPH01299268A - 抗真菌性発酵産生物及びその誘導体及びその組成物 - Google Patents

抗真菌性発酵産生物及びその誘導体及びその組成物

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JPH01299268A
JPH01299268A JP1069432A JP6943289A JPH01299268A JP H01299268 A JPH01299268 A JP H01299268A JP 1069432 A JP1069432 A JP 1069432A JP 6943289 A JP6943289 A JP 6943289A JP H01299268 A JPH01299268 A JP H01299268A
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JP
Japan
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compound
medium
formula
fermentation
antifungal
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Application number
JP1069432A
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English (en)
Inventor
Robert E Schwartz
ロバート イー.シユワルツ
Janet C Onishi
ジヤネツト シー.オニシ
Richard L Monaghan
リチヤード エル.モナハン
Jerrold M Liesch
ジエロルド エム.リーシユ
Otto D Hensens
オツトー デー.ヘンセンズ
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Merck and Co Inc
Original Assignee
Merck and Co Inc
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Publication date
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P17/00Preparation of heterocyclic carbon compounds with only O, N, S, Se or Te as ring hetero atoms
    • C12P17/10Nitrogen as only ring hetero atom
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/10Antimycotics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D207/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D207/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D207/04Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D207/10Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアスペルギラス オキラセウス(Asperg
illus ochraceus)の発酵により産生さ
れる抗真菌性ピロロリジン抗生物質及びその誘導体及び
これらの因子を含む組成物に関するものである。
種々の代謝産物はアスペルギラス オキラセウスの種々
の分離株より産生されるものとして既に報告されている
。ターナ−、ダブル。
ビー、 (Turner、 W、B、)等、“ファンガ
ルメタボライツ■”(“Fungal Metabol
ites n ’つ。
頁87.90.128,164,198゜316.41
6.  アカデミツク プレス(A cade m i
c P ress) 、ロンドン(L ondon) 
1983、ここには、オキラドキシン(ochra−t
oxin) 、キサントメグミン(Xanthomeg
nin) 。
メレイン(mellein) + ビオメレイン(vi
o−mellein)、  )リバシジン(trypa
cidin) *アスピロン(aspyrone) 、
エルゴスタ(ergosta)−4,6,8(14)、
22−テトラエン−3−オン、フラバコル(flava
col) 、ペニシリン酸及びアスペルギウス酸などが
記載されている。しかし、これらはいづれもピロロリジ
ン化合物ではない。
ピロロリジン抗生物質についての報告もある。これは抗
原虫剤及び抗酵母化合物であり、ストレプトマイセスグ
リセオラス(Strepto−myces grise
olus)及びストレプトマイセスロゼオクロモゲネス
(S treptogayees roseo−chr
omoganes)より分離されたものである。ビー、
ニー、ソビン(B、A、5obin)等。
ジェイ、アム、ケム、ツク−(J 、Aim、 Che
w。
5oc−)y第76巻、第4053頁(1954);エ
フ、ダブル、タナ−(F、W、Tanner)等、アン
チビオ、アン、(Antibio、 Ann、)、第8
09巻、第1954〜55頁;ニー、ジメネヅ(A 、
 J imenez)等、″抗生物質″″、第V巻。
パート2″′抗真核生物及び抗ウイルス性物質の作用機
序″、エフ、エフ、バーン(F、F。
Ha h n )編集、第1−99頁の“アニソマイシ
ン及び関連抗生物質″、スプリンガ一一ベルラグ(S 
pringer−V erlag) mベルリン(B 
erlin) −ニューヨーク(Nsw  York)
1979゜広範囲な抗真菌性特性を持った、従来とはま
ったく異なった発酵産生物なる抗生物質が、アスペルギ
ラス オキラセウス微生物の制御培養により獲得される
という発明が今回なされた6発酵産生物としての本抗生
物質はピロロリシノール化合物であるとされており、か
つ本発明は当該発酵産生物及び以下の構造式によって表
わされるアシル化されたその誘導体を示すものである。
式中RはHあるいは低級アルカノイルであり。
さらに期待される抗生物質産生の好ましい方法を示すも
のである。
発酵産生物なる新規抗生物質の構造は、この後に詳細に
述べられているスペクトルデータ、その他の物理学デー
タ、及びアセチル誘導体のスペクトルデータなどが基に
なっている。化合物は2−ベンジル−1−メチル−5−
(n−ノニル)ピロロリジン−3−オルと命名及び同定
されるものである6便宜上、化合物中のRがHならば、
以後、これを化合物IAとして表示する。
新規抗生物質、化合物IA、とは白色、青白色あるいは
淡白色固形物であり、物理学的特性をここに記載する。
量スペクトルデータ 本化合物の分子式はC2□H,、No (317amu
)である、これは電子衝撃法による質量スペクトルより
明らかにされたもので1重要なイオンを示すものである
。m/z316゜2635 (M−H:  計算値 C
2□Hffi4N 0316.2640)、298  
(316−H,O)。
226.2165 (M −C,H,:  計算値Ci
 4 H2゜No  226.2177) 、及び19
0.1224 (M −C,Hl、:  計算値C,,
H1sNO190,1232)、高速原子衝撃法スペク
トルは擬似分子イオンm/z318を含み、これは(M
+H)+に相当する。
モノ−トリメチルシリル(TMS)誘導体はビストリー
メチルシリルトリフルオロアセトアミド(BSTFA)
とピリジンの反応により形成されTMSのスペクトルに
は、以下の重要なイオンが含まれている。
388.3030 (M+SiC,H,−H:計算値C
,1H,,No + S i C,H,38,8。
3036)、374.2860 (M +  5iC3
H,−CH,:  計算値C,1H3,NO+S 1C
2H,374,2879)、298.2561(M +
 S i C3H,−C,Hl :計算値C14H2゜
NO+SiC,H,298,2566)、及び262.
1619 (M+5iC3H,−C,Hl、:計算値C
,,H1,NO+  5iC3H,262゜1627)
、イオン中のシリル基の存在は、di。−BSTFA及
びピリジンにより形成されるパーデユーテロ−TMS誘
導体との比較により確認されている。
NMRデータ ”CNMRCCDCQ、、室温における、100MHz
でのテトラメチルシランTMSのダウンフィールド p
pm)、  14.1q。
22.7t、26.3t、29.3t、29.58t。
29.65t、29.9t、31.9t、33.6t。
34.8t、38.6q、39.3t、66、Od。
70.4d、73.7d、126.1d、128.4(
2x)d、129.4 (2x)d、139.4S。
’HNMR(CD3GO,D、400MHzでのTMS
のダウンフィールドppm、対照は62.03の溶媒ピ
ーク)、3.14dd(LH,J=5. 13.5)、
  3.29dd(LH,J=10.13.5)、3.
47d、t(1且、J=10.〜4.5)、  4.3
3 d d d(IH,J=1.5,4.3,6.8)
、1.93(LH,J  =  1.5.、 7.2.
 14.8)。
2.65ddd  (1且、J  =  6.8,9,
8゜14.8)、  〜3.31.(IH,obsc)
〜2.03  (IH,m)、  〜1.76  (L
H。
m)、  〜1.28  (〜14H−、m)、0.8
8 t(3H,J=6.8)。
(S=−重線; d=二重線:t=三重線;q=四重線
;m=多重線;obsc=不明瞭(多重度シグナル)。
アセチル誘導体(R=CH,Co)の”cNMRに関す
る特性を以下に示す、”CNMRCCDCQ、、室温に
おける。100MHzでのTMSのダウンフィールド 
ppm)。
14.1q、21.3q、22.7t、26.5t。
29.3t、29..5t、29.6t、29.7シ。
31.8t、33.9t、34.6t、37.9q。
39.3t、66.2d、71.7d、7a、3d。
126.2d、128.4(2x)d、128.9(2
X)d、138.9s、170.7S。
構造式Iで示されている本発明の化合物は白色あるいは
淡白色の固形物であり、有機溶媒に可溶であり溶液で用
いられる様になっている。更に、分散させて水溶液とし
ても用いられるようになっている。
新規ピロロリシノール抗生物質及びそのアシル誘導体は
酵母や糸状真菌に対して幅広い抗真菌活性スペクトラム
を有している。これらは酵母や真菌感染に対する局所的
治療に適しているばかりでなく、その広範なスペクトラ
ムにより、真菌の制御に際し刃はいかなる場合にも使用
する事ができる。従が−って本化合物番声真菌感染ケヒ
ト及び、動物などに引き起こす真菌の発育を制御するだ
けではなく、アレルゲンや植物の病原あるいは腐敗病を
引き起こしたり、塗料、繊維、木材、材木製品、糸製品
などの製品を劣化させたりする真菌の制御にも使用され
うるちのである。杢化合物は特に植物感染真菌、例えば
アルテルナリアソラニ(Alternaria 5ol
ani)及びコクリオボラス ミャベアナス(Coch
liobolus m1yabe−anus)などに対
して有効である。その他、本化合物の使用が有効である
特異的糸状真菌及び酵母には次のものがある。ベルティ
シリウム セルラエ (V e r ticilliu
 m 5errae) 。
セルコスポーラ ベテコーラ(Ce r cospor
abeticola) 、  セファロスポリウム菌種
、クリプトコツカスローレンチイー(Cryptoco
ceuslaurentii) 、クリプトコツカス 
アルビダス(Cryptococcus albidu
s)、 リゾムコール ミニヘイ(Rhizo m u
cor m 1ehei) 、  アスペルギラス フ
ラブス(A s p ergillus flavua
) 。
アスペルギラス フミガタス(A spergillu
sfumigatus)、セラトシスティス ウルミ(
Caratocystis ulmi)などである、更
に、本化合物はストレプトマイセス種などの様な微生物
にも同様に活性を持つものである。
本発明の抗真菌性抗生物質、化合物IA。
は取得番号ATCC22947としてアメリカン タイ
プ カルチャー コレクション。
12301  パークローン ドライブ、ロックビル、
メリーランド20852のカルチャーコレクションに寄
託され、そこより入手可能なニー、オキラセウス(A 
、 o chracaus)株の培養により産生され、
その培養培地中より当該化合物IAが回収されるという
、一般的な方法で調製される。
本発明においては、以下にこの特異的な株に関する事柄
についておもに、論じているが。
微生物の特性は自然界においても、また人為的にしても
、多種多様をきわめている事はよく知られている。よっ
て、自然界より得られた菌であろうと、変性作用を受け
て作り出された菌1例えばイオン化放射、紫外線照射、
あるいはニトロソグアニジンの様な化学変性の作用を受
けた菌であろうと変種及び変異株を含めて、アスペルギ
ラス オキラセウスATCC22947のすべての株を
本発明の範囲の中に入れである。
本発明の化合物IAはアスペルギラス オキラセウスA
TCC22947の産生株を以下記載の条件下で適切な
栄養培地を用いて好気的発酵法により産生され、その後
に、この発酵培地中より活性成分を回収することにより
調製される。
発酵は微生物によって同化される炭素源や窒素源及び少
量の無機塩類を含む培地を用いて行なわれる。更に、も
し炭素源及び窒素源が併用されているとすれば、常にそ
れらは混合された状態になっている。その様な時でも培
地には微量の金属が添加される。
炭素源としては、グリセロール、砂糖、スターチ及びそ
の他の炭水化物あるいは炭水化物誘導体、例えばデキス
トロース、クエン酸塩、同様にコーンミール、ペクチン
、コーン、タラ肝油などの様な複合栄養素及びその類似
体などがある。培地中で利用される炭素源の正確な量と
は、その培地中の他の成分にいくぶん依存するものであ
るが、通常培地量に対して 0.5から50%の範囲内
が適切であるとされている。これら炭素源は個々に使用
されたり、あるいは同−培地中で数種が併用されたりも
する。
窒素源としては、アミノ酸グリシン及び硫酸アンモニウ
ム、同様に複合物として、イーストヒドロライゼート、
イーストオートライゼート、トマトペースト、ソイビー
ンミール、コーンステイープリカー、ラード水、トマト
ペースト及び類似体がある0種々の窒素源は培地量に対
して0.2から50%の範囲内において、単独あるいは
併用して用いられる。
培養培地中に加える栄養無機塩類には、ナトリウム、カ
リウム、マグネシウム、アモニウム、カルシウム、リン
酸塩、硫酸塩、塩化物、炭酸塩、及び類似のイオンを生
ずる。−般的な塩もある。更に、微量金属として、コバ
ルト、マグネシウム、鉄、モリブデン、亜鉛、カドミウ
ム、及び類似金属が同様に含まれる。
期待通りの抗生物質、化合物Ia産生の好ましい発酵方
法の遂行には、目的の発酵培地が炭素源リッチである事
が必要である。“リッチ″とは添加された固形栄養物に
対して約50から70%の重さを占める事を意味してい
る。
発酵の遂行上、適切なる培地は固体あるいは液体である
。一つの良好な固体培地には、コーンを主成分にしたも
のがある1代表的な培地を次に示す。
培地 A ひき割りコーン(Cracked corn)    
10.OgK H4F O41,Omg MgSO,・7 H,01,Omg 酒石酸ナトリウム         1.0菖gFeS
O,・7H,OO,I B znS04・H200,1■g 蒸留水      25mA 代表的な液体培地を次に示す。
豊里−旦 デキストロース           10  gグリ
セロール          10mEIコーンステイ
ープリカー       5醜Q(N H4) 280
4           2  gコーンミール   
         10  gCOCQ、・6H,OL
ong ソイビーン ミール         5gグリシン 
            2g蒸留水      加え
て10100OにするpH7,0 培地 C デキストロース           10  gKH
,Po、              2  gグリセ
ロール           lomQコーンミール 
          10  gラード水      
        5gCoCQ、・6H,010B ペクチン             10  gポリグ
リコールP2O002mff1 トマトペースト           5g蒸留水  
    加えて100100OにするpH7,0 培地 D グリセロール          10mAKH,PO
42g (NH4) 2 S O42g コーンミール           to  gペクチ
ン             10  gソイビーンミ
ール          5gポリグ’J:1−JLr
P2000      2 rmQタラ肝油     
         2mΩクエン酸ナトリウム    
     2g蒸留水      加えて10100O
にするpH7,0 本発明の化合物IA産生の為に、ATCC22947を
含む発酵培地を調製する。抗生物質産生微生物の胞子あ
るいは菌子体を適切なる培地に植菌し、好気的条件下で
培養することである。
一般的な方法として、まず最初に、栄養培地で作られて
いる斜面寒天培地中より、培養用の保存菌を取り出し、
シード菌産生用栄養培地中へ植菌し、好ましくは2段階
のシード菌作製過程を経て、抗真菌剤産生用のシード菌
となる微生物を発育させることである。代表的なシード
用培地には以下の成分が含まれている。
シード  地 コーンステイープリカー      5gトマトペース
ト          40  gオート麦粉    
        10  gグルコース       
     10  g微量元素混合物        
 lO鳳Q蒸留水     加えて1000mgにする
pH6,8 微量元素混合物 F e So、 ・7H,01g MnSO4・4H201g CuCQ、・2H,O25a+g CaCQ、             100mgH3
B 0.              56 +mg(
NH4)、Mo、O,、・4H2019Hz n S 
Oa ・7 Ha O200@g蒸留水   加えて1
000mQにする次の様な方法で行なう、つまりアスペ
ルギラス オキラセウスATCC22947の斜面寒天
培地中保存菌を適切な液体栄養シード用培地中に植菌し
、pHは5から8.1の間、最適な範囲は6から7.5
.この植菌されたフラスコを室温で、約15℃から約3
0℃、好ましくは20℃から28℃、静置あるいは振盪
により培養する。振盪する時は、400rpmまでとし
て、好ましくは、約200から22Orpmである。培
養を2日から30日にわたって行なう、好ましくは 2
日 から14日間。十分な発育が見られたら、たいたい
2日から5日、この培養増殖菌を抗真菌剤産生用のプロ
ダクション用培地中へ移植する。
しかしながら、好ましい方法として、第二段階の発酵を
行なう場合、その培養増殖菌の一部を、同様の条件下で
植苗培養する。しかし−船釣に約1日から3日の短期培
養で十分である。そしてこの第二段階での増殖菌をプロ
ダクション用培地中へ移植する。
培養増殖菌が移植された産生用発酵培地を3日から30
日間培養する。通常7日から14日、振盪培養が好まし
いが、静置でもかまわない。発酵を好気的に行ない、そ
の温度範囲は約20℃から約40℃とする。空気送入を
毎分的2.0から5.0Qとし、振盪の速度は200か
ら50Orpmである。至適条件としては、約24℃か
ら約30℃の温度範囲にコントロールすることであり、
約24℃−28℃が最も好ましい温度である。本化合物
産生に適した栄養培地のpHは広範囲で、約5.0から
8.5まで、とる事が出来るが好ましい範囲は約6.0
から7.5である。期待通りの化合物産生に対する、適
切な培養が終了したら1次はこの後に、より詳細に記載
しである方法で発酵培地中より目的物質を回収するこ・
とである。
活性物質を以下のステップにより回収する。
(1)アルコールを当該培地中へ加え、振拌、浸潤させ
る0次にも濾過して、活性成分をアルコール性溶液とし
て回収する。
(2)水をアルコール性溶液に加え、本°来の水性溶液
に転換する。あるいはメタノ ール除去により濃縮し、その後で任意 に水を加える。
(3)水不溶性有機溶媒を加える0例えば水不溶性酸素
化有機溶媒あるいは芳香族 もしくはハロゲン化炭化水素溶媒など を水性溶液あるいは残留物に添加し。
その水不溶性溶媒中で、これら活性成 分の抽出物や分配物を完全に混和させ る。そして次にこの非水性溶液の分離 及び濃縮を行なう。
(4)ステップ(3)で得られた物質を、クロマトグラ
フィーによる分画を行なう ために、クロマトグラフィーに対して、吸着1分配する
。カンシタ アルビカ ンス(Candida albicans)に対して活
性を示す活性成分をその溶出液中より 集め濃縮する。化合物IAとして回収する。
正確にはこれらステップは、発酵方法において、液体培
地を用いたか、固体培地か、あるいは使用溶媒種、及び
使用吸着剤の種類などによって、多少変更しうるもので
ある。
固体培地による発酵においては、第1ステツプとして、
アルコール性溶媒を発酵培地中に加え、よく混合した後
、濾過し、この水性アルコールF液を回収し、濃縮する
ことである。このt炉液は水不溶性酸素化有機溶媒、あ
るいは芳香族もしくはハロゲン化炭化水素溶媒で抽出、
分配される。得られた水不溶性溶媒の溶液を濃縮し、少
なくとも1回はカラムにかける。通常1分配クロマトグ
ラフィーを併用して、吸着クロマトグラフィーにより、
数回の分にステップをふむ。
次に、液体培地による発酵においては、菌糸体形成物を
その発酵培地中よりt濾過により回収し、この菌糸体の
かたまりにアルコールを加える。アルコールで十分にこ
の菌糸体を混合する。ミ戸適した後、を炉液を集め、濃
縮する。そして上記記載の固体培地からの分離方法にそ
って、アルコール性水性溶液を水不溶性酸素化有機溶媒
あるいは芳香族もしくはハロゲン化炭化水素溶媒でよく
混和し、その溶媒中で産生物の抽出、分配を行なう。そ
して得られた溶液をクロマトグラフィーによって分離す
る。
固体栄養培地中より、あるいは菌糸体の集合物中より、
まず最初に、活性成分を抽出するという時に用いられる
アルコール性溶媒とは、メタノール、エタノール、イソ
プロパツール、等の低級アルコール類であり、好ましく
はメタノールである。
メタノール溶液中より活性成分を抽出あるいは分配する
際に使用される水不溶性非極性有機溶媒としては、酢酸
エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル等のエステル類
、及びメチルエチルケトン、などの様なケトン類などが
ある。しかしながら塩化メチレンなどのハロゲン化炭化
水素や、ベンゼンあるいはトルエンなどの芳香族炭化水
素なども使用される。
好ましくは脂肪族エステルである。
クロマトグラフィーによる分離は非イオン性樹脂を用い
た一般的なカラムクロマトグラフィーによって行なわれ
る。抗生物質、化合物IA、を含む分画部分はカンジダ
 アルビカンスに対するバイオオートグラフィーによっ
て検出される。尚、固体培地中からの分離においては、
通常クロマトグラフィーによる分離ステップは1回以上
行なわれる。
吸着剤としてはシリカゲルが好ましいが、その他の吸着
が用いられる時もある6シリカゲルにはグレードやサイ
ズに多数のタイプがあり、それらは市販されている(イ
ー、メルク(E、Merk)rイー、エム、サイエンス
(EoM、5cience)の キーセルゲル(K i
eselgel)など)。その他の吸着剤、例えばアル
ミナ、スチレン−ジビニルベンゼン重合体などが、ダイ
アイオンHP−20,HP−30,HP−40(ミツビ
シケミカルインダストリーズ、Ltd、)及びアンバー
ライトXAD−2,XAD−4,XAD−16(ローム
 アンド ハース Co)として市販されており、使用
可能である。
分配クロマトグラフィーは吸着クロマトグラフィーとの
併用により用いられる。分配クロマトグラフィーに使用
される素材とは、化学的に修飾されたデキストランであ
り、ファルマシアよりセファデックスとして多数のグレ
ード品が提供されている。
要求通りの産物を含んでいる発酵物から抽出あるいは分
配されてきた物質はイソクラティックな段階勾配あるい
は連続勾配系により分画される。吸着剤としてシリカゲ
ルを用いた時は、エステル、特にエステル/アルカン混
合液つまり酢酸エチル/ヘキサンの混合液が溶出液とし
て、有効である。また吸着剤としてデキストランを用い
た時は、クロロヒドロカーボン/ヒドロカーボン/アル
コールの溶媒系が使用される。とりわけ、塩化メチレン
/ヘキサン/メタノールが、最つども、有効であった。
好ましい方法としては、数種のグレードのシリカゲルを
吸着クロマトグラフィーに、そして、セファデックスを
分配クロマトグラフィーに使用して、分離することであ
る。
各クロマトグラフィーによる分離から得られた、産生物
を豊富に含む分画部分はカンジダアルビカンスによるア
ッセイで検定され、更に精製したり、あるいは回収する
為に、それら分画物を集め、濃縮する。最終的な精製段
階としては、セファデックスLH−20゜塩化メチレン
/ヘキサン/メタノール(lO:10:1)、流速は約
2m2/分の低速、による分配クロマトグラフィーが好
ましい。そして溶出してきた部分を濃縮し、抗生物質産
物として回収する。
Rが低級アルカノイル基である本発明の化合物は、塩基
の存在下で化合物IAとアシル化因子との反応により調
製される。アシル化剤として好ましいものには、酸無水
物及び酸ハロゲン化物などがある。アシル基がアセチル
ならば、アセチルハロゲン化物や無水酢酸が用いられる
。またアシル基が高級ならば。
アシルハロゲン化物が好ましい。
反応は塩基性有機溶媒であるピリジンやピコリン中など
で行なれ、また、同様に、第三アミノ塩基を有する芳香
族炭化水素中でも行なわれる。無水酢酸の場合、過剰の
無水酢酸は、十分な第三アミノ塩基中で水素受容体とな
る溶媒として用いられる。
好ましい方法としては、化合物IAをピリジン中に溶解
し、酸無水物あるいは酸ハロゲン化物を、室温で滴下し
、あるいは、冷却しながら加えて、要求通りの産物を得
るものである。産生の回収は一般的な常法に従がって行
なわれるものとする。
本発明による化合物がもつ幅広い抗真菌活性をディスク
拡散法をはじめとして種々のフィラメント状真菌及び酵
母に対する化合物IAの活性を測定する代表的なアッセ
イ結果と伴にここに示すものである。これらアッセイに
用いられる微生物は標準的な微生物学的操作により、2
週間ごとに連続移植して、ポテトデキストロース寒天(
デイフコ)上に維持されているフィラメント状真菌保存
株及び20%液状グリセロール中に一80℃で凍結保存
されている酵母株などである。
植菌されるアッセイ用の寒天プレートはアッセイ株のタ
イプにより、それぞれ調製される。フィラメント状真菌
としての接種菌は湿性滅菌済みダクロン綿棒で保存菌プ
レートの表面よりかきとり調製する。そして胞子及び菌
子体を10mflの滅菌ポテトデキストロース培地(P
DB)中に懸濁し、660nmにおける透過率が70%
になるまで培養する。
接種菌が酵母ならば、−昼夜培養により調製される。そ
してPDBで培養菌を希釈し、最終濃度を660nmで
の透過率が40%あるいは70%になる様に調製する。
アッセイプレートの調製は接種菌を適当なモルテン寒天
培地で、最終濃度が4%になるまで希釈し、45℃まで
冷却する。
試料を 6.2mmフィルターペーパーディスク(25
+nQ/デイスク)にのせ、24℃で風乾する。そして
このディスクを滅菌ビンセットで植菌アッセイプレート
上に置き、更に25%の滅菌液性ジメチルスルホキサイ
ド(DMSO)で湿めらせる。このアッセイプレートを
その後、28℃あるいは 37℃で24時間インキュベ
ーションする。インキュベーション後、阻止ゾーンを測
定し記録する。
測定はバックグランドゾーンとは異なる増殖部分の最先
端のヘリまでとする。阻止ゾーンは以下のごとく限定さ
れる。綿毛状(F)−ディスクのまわりは綿毛状のへり
を持ち中心部は透明である。不明瞭(H)−全域にわた
り不明瞭、わずかに不明瞭(S)−阻止ゾーン全体にお
いて若干の発育に対する見分けがつく。及び非常に不明
瞭(V)−バックグランドと阻止ゾーンとの見分けがほ
とんどつかない、限定がなされていないゾーンとは全域
にわたり透明であることを示す。代表的な結果を次のテ
ーブルに記載した。
培養菌番号 培地a 温 度    微 生 物 種℃ MY34    YED   28   サツカロミセ
ス セレビシェMY992   YED   28  
 カンジダ アルビカンスMF4626   PDA 
  28   コクリオボラス ミャベアナスMF44
2   YED   28   アスペルギラス ニゲ
ルMFII    P、DA   28   アスペル
ギラス ニゲルMF3560    PDA   28
   トリコデルマ リグノルムMF1996   P
DA   28   ウスチラゴ ゼアエMF4042
   PDA   28   セラトシスティス ウル
ミM F 3550   P D A   28   
アルテルナリア ソラニMF3794   PDA  
 28   ベルチシリウム セラエMF4641  
  POA   28   ケファロスブリウム種MF
4608   PDA   28   セルコスポーラ
 ベチコーラMY1012   SDA   37  
 カンジダ トロピカリスMY1028   SDA 
  37   カンジダ アルビカンスMY321  
  SDA   28   トルロスポラ ハンゼニイ
ーMY410   PDA   28   サツカロミ
セス セレビシェ化合物IAの濃度 11000u/mQ)  500u /vaQ   2
50  g/mQ)20S       17s   
   15312HIOH9V 40F       36S      323138
      10H8V 12S       IO38H 191(16H13V 27S       24S      20S23F
       20S      17)(32F  
     30F      29821F     
  17s      13H9F        8
V       020H18H15H 25F       21F      18FI O
H8V       0 14S       128      9H11S 
      88      0MY1074   S
DA   28   クリプトコッ力スラウレンラMY
I100   SDA   37   カンジダ シュ
ードトロビ力MY1070   SDA   28  
 クリプトコツカス アルビダMY1073   SD
A   28   クリプトコツカス ラウリンMY1
077   SDA   28   クリプトコツカス
 ラウリンMY1113   SDA   28   
クルイベロミセス フラギリMY1055   SDA
   28   カンジダ アルビカンスMF4784
    PDA   37   リグノムコール ミニ
ヘイMF383   PDA   28   アスペル
ギラス フラブスMF4839   PDA   28
   アスペルギラス フミガタスa デイフコ PD
A=ポテトデキストロース寒天;YED=酵母エキスデ
キストロース −イー   22S           17S  
       15Sリス   16S       
 13S        8SX       12H
9V           Oティー  19H15H
13H テイー  17H15H12H ス      14 S          108 
         8H9V            
 8V           09H7V      
     0 153          12S         
  9H1488H0 3DA=サブローデキストロース寒天;本化合物は特に
コクリオボラス ミャベナス及びアルテルナリア ソラ
ニなどの微生物に対して効果的であり16μg / m
 Qという低濃度でそれぞれ175及び13Hという阻
止ゾーンが測定観察された。
本発明における抗真菌的特性は、真菌の制御が必要とさ
れている場所、物、ヒト、などに対して、この構造式1
なる化合物の抗真菌物質として適応使用を効果的なもの
にしている。構造式■なる化合物の使用量は化合物その
もの、及び制御すべき真菌、投与される時の状況などに
依存している。
構造式Iなる化合物は、医薬品として使用する際におい
ても薬学的に許容される、生物学的不活性担体と伴に、
抗真菌性の治療用組成物として調合された時、より有効
的な抗真菌的特性を示すものである。
この組成物は通常の調剤技術に従がって、生物学的不活
性担体、−船釣には表面活性分散剤と伴に調合されるも
のであるが、本質的には、ヒトあるいは動物に感染する
病原体の制御に用いるのか、あるいは土壌または植物な
どの農業面における真菌の制御に用いるのかによって、
あるいは無生物なる物質に見られる真菌の制御に用いる
のかによって、その調剤方法は変化するものである。
新規構成物は活性成分を重量パーセントで、好ましくは
5%以上含むものであり、濃縮した組成物ならば15%
5%以上含るものである。組成物の調製において、構造
式Iなる化合物は、適切なかつ一般的な担体と伴に、十
分に混合されるものである。
非治療的な使用に際しては1本発明の産生物を単独ある
いは不活性担体との混合物として使用される。不活性担
体には、微細粉末乾燥物、水性希釈剤、増量剤、充填剤
、調製剤、及び賦形剤、更に種々の粘土、珪藻土、滑石
等、あるいは水またはエタノール、イソプロパツール、
ケロセン、ベンゼン、トルエン及びその他石油蒸留分画
物などの低級アルコール類である1種々の有機溶媒及び
これらの混合物などがある。
次に治療的な使用においては1本発明の産生物を、治療
を目的とした投与に対して適切な担体と伴に構成される
ものである。その様な担体には、水、グリコール、オイ
ルアルコールなどの液体でありそれらは緩衝作用を持っ
た塩化ナトリウム、デキストロースを含み。
さらに種々の懸濁剤、安定剤、可溶化剤あるいは分散剤
などがある。固体の担体物質としては、スターチ、砂糖
、カオリン、エチルセルロース、炭酸カルシウム、炭酸
ナトリウム、リン酸カルシウム、カオリン、滑石、ラク
トース、及びステアリン酸カルシウムの様な潤滑剤、結
合剤、崩壊剤などがある。
本化合物は局所にも使用される。その様な適応に際して
、薬は常法どおりにクリームや軟膏としての形態をとる
ものである6例えば白色石油、アンヒトラスラノリンセ
チル アルコール、コールド クリーム、グリセリルモ
ノステアレート、ローズ水及び類似物質となる。通常5
%のクリームあるいは溶液として調製され、治療すべき
部分に適応する。本抗真菌性組成物は真菌を制御すべき
場所において有効利用される。
以下の実施例は本発明を説明するものであるが限定する
ものではない。
実施例 I 固相フラスコ発酵 シード用培地(シード用培地工)をNaOHでpH6,
8に調整し、滅菌する。アメリカン タイプ カルチャ
ー コレクションより入手の斜面寒天培地中保存のニー
、オキラセウスATCC22947なる菌を上記滅菌済
み50mA培地中へ植菌し28℃で3日間回転振盪(2
12ppm、2インチ幅)培養する。ニー、オキラセウ
スの発育がこの培地中で行なわれる。
その後、シード培地培養より2 m Qの菌液を以下の
培地成分を含む250mQのバッフルなしのエーレンマ
イヤーフラスコ中に移植する ひき割りコーン        10.0グラムKH2
PO41,OB M g S O4・7 H,01,Oll1g酒石酸ナ
トリウム        1.0 ff1gFe50.
・7H200,1mg Z n S O4・H2O0,1mg 蒸  留  水                25
mfl移植後、このフラスコを25℃で14日間回転振
盪(22Orpm、2インチ幅)培養し、発酵培地中に
抗生物質なるものを産出する。
実施例 ■ 遼IL竪− 二一、オキラセウス、ATCC22947の凍結保存菌
を斜面寒天培地より集めて、実施例Iと同様の成分を含
むシード用培地50mQ中へ植菌する。このシード用フ
ラスコを28℃で48時間回転振盪(220rpm)培
養する。その内の2%(1,0+++Q)相当量の菌液
を上記記載のシード培地500mQを含む2Q用のバッ
フルなしのエーレンマイヤーフラスコ中へ移植する。そ
して更に28℃で24時間回転振盪(200rpm)培
養する。
産生用培地は蒸留水中に以下の成分を含むものとする。
デキストロース         10.0g/Qグリ
セロール         10.0g/12コーンス
テイープリカー     5.0g/Q(NH4)、S
O22,Ogi コーンミール          10.0g/QCo
 C2x ・6 H2O10,Omg/ Qソイビーン
ミーフレ        5.0g/12グリシン  
          2.0g/QP−2000消泡剤
(Dow)     3.0mQ/Qこの培地をp H
7、0に調整して、滅菌する。
ここへ、先の菌液の5%(2,5m12)相当量を、各
々10Qのプロダクション用培地を含む、4台の14−
リッター用発酵装置へ移植する。発酵は28℃で、2.
0から5.0Q/分の空気流入を伴ない、90時間、2
00から50Orpmで撹拌培養する。発酵培地中に抗
生物質なるものが産出される。
実施例 ■ 固  酵培地 からの化ム IAの 離実施例I の発
酵培地成分の割合に対して35gのコーンを十分に含む
、各々250ミリリツターのフラスコ35本の固体発酵
培地中から発酵産生物を回収する方法は、まず最初に各
フラスコに100ミリリツターのメタノールを加え撹拌
しながら固体培地をバラバラにして室温で一晩浸潤させ
る。次にこれらをζ濾過して260ミリリツターのミ炉
液を得る。
この菌子体を再びメタノールで抽出し、ζ濾過して25
00ミリリツターのミ炉液を得る。
第1段階の抽出より得られたp液(2600m Q )
に650ミリリツターの水と3250ミリリツターの塩
化メチレンを加え、混合液の比率を4:1:5メタノー
ル抽出物/水/塩化メチレンとし、2相分配を行なう。
塩化メチレン/メタノール相とメタノール/水相とに分
離する。塩化メチレン/メタノール相に全抗真菌性活性
が含まれている事がシー。
アルビカンスMY992に対する発育阻止ゾーンを測定
する寒天ディスク拡散アッセイ法により確認されている
第2段階のメタノール抽出物(2500+aI2F液)
についても同様操作を行ない、両者の塩化メチレン/メ
タノール相を集め濃縮、乾燥し、得られた残留物を酢酸
エチル100mAに溶解する。これを酢酸エチルを溶出
液とするIQのシリカゲルクロマトグラフィー(イー・
メルク グレード62.60−200メツシユ)にかけ
る。抗生物質としての産生物を十分に含む両分(シー、
アルビカンスによるバイオオートグラフィーにより確認
)をやはり酢酸エチルを溶出液とする200ミリリツタ
ーのシリカゲルクロマトグラフィー(イーエムサイエン
ス、キーセルゲル60230−400メツシユ)に再度
かける。
2回目のシリカゲルりロマトグラフィーから得られる産
生物を豊富に含む両分で集め、濃縮、乾燥する。得られ
た残留物をヘキサン/塩化メチレン/メタノール(10
:10:1)なる混合溶媒2ミリリツターに溶解し。
同様溶媒系を用いて100ミリリツターのセファデック
スLH−20のクロマトグラフィーにかける。このクロ
マトグラフィーにより得られた産生物を豊富に含む両分
を集め、濃縮し、18.9  ミリグラムの産生物を得
る。
この産生物は化合物IAとして特徴づけられ、先に述べ
た様に物理学的特性を有するものである。
去1■1−毀 2−ベンジル−1−メチル−5−(n−ノニル)ピロロ
リジン−3−オルを 16.6ミリグラム(5X10−
’モル)ピリジン中で溶解し、室温において無水酢酸(
0,54g)を10滴加える0反応産生物として2−ベ
ンジル−1−メチル−5−(n−ノニル)ピロロリジン
−3−イルアセテートを得る0反応産生物を常法により
溶媒を蒸発させる事により反応混合液中より回収する。
乾燥後、先の記載にある様なNMR特性を本物質は示す
ものである。
去1」L−! ピリミジン中に塩化プロピオニルあるいはt−ブチリル
クロライドを含ませて、同様反応を行ない、以下に示す
化合物を調製する。
(1)2−ベンジル−1−メチル−5−ノニル−ピロロ
リジン−3−イルプロピオ ネート (2)2−ベンジル−1−メチル−5−ノニル−ピロロ
リジン−3−イルt−ブチ レート 去11@  Vl 局所的抗真菌剤として適している軟膏の調製は5gの2
−ベンジル−1−メチル−5−(n−ノニル)−ピロロ
リジン−3−オルを市販されているポリエチレン/炭化
水素ゲル100gに完全に分散させて行なう。
尚、6gの2−ベンジル−1−メチル−5−(n−ノニ
ル)ピロロリジン−3−イルアセテートと100gのポ
リエチレン炭化水素ゲルを用いても同様に軟膏が調製さ
れる。
叉胤叢−! 非−製薬的な抗真菌剤としての使用には粉末としての形
態がとられ、2−ベンジル−1−メチル−5−(n−ノ
ニル)ピロロリジン−3−オルとすでに分散されている
コーティングクレイをそれぞれ50%重量ずつよく混合
する。
叉直五−! 以下調製の液状構成物も抗真菌剤として用いられる。
(1)2−ベンジル−1−メチル− 5−(n−ノニル)ピロロリ ジン−3−オル      25%重量キサンタンガム
      0.6%重量水            
 74.4%重量(2)2−ベンジル−1−メチル− 5−(n−ノニル)ピロロリジ シー3−イルアセテート  20%重量ポリエチレング
リコール200 80%重量手続補正書 平成1年5月15日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の構造式で示され、式中Rは水素あるいは低級ア
    ルコールである化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 2、Rが水素である請求項1記載の化合物。 3、Rがアセチルである請求項1記載の化合物。 4、生物学的不活性担体物質を添加した請求項1記載の
    化合物よりなる抗真菌性組成物質。 5、担体物質が製薬学的に許容されている担体である請
    求項4記載に従がう組成物。 6、次の構造式なる化合物を産生する方法において、ア
    スペルギラスオキラセウス属なる微生物を炭素源を十分
    に含む発酵培地中で培養することより成る方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 7、発酵培地中より当該化合物を回収する段階を含む請
    求項6記載の方法。
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