JPH01269771A - サーモスタットミキシングバルブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はサーモスタットミキシングバルブ、更に詳しく
は、単一のレバーハンドルの回動操作で湯水の混合調整
をすると共に、上下操作で混合水が吐水できるシングル
レバー式サーモスタットミキシングバルブのバルブ本体
ケースとライナーとの間に居接せしめて介在される開閉
弁体の改良に関する。

（従来の技術） 従来、この種のシングルレバー式サーモスタットミキシ
ングバルブにおいては、例えば特開昭６０−２４９７８
４号公報に示す如く混合水の吐水口を制御する開閉弁体
が、上端鍔部に支承片を相対して立設する円筒状の単一
物で、その支承片をバルブ本体内に位置するレバーハン
ドルの一端の嵌合環の側面突部に係止してライナーの外
周面及びバルブ本体ケースの内周面を摺接するように垂
下せしめており、その開閉弁体をハンドルの操作により
摺動させて混合′＊開放口を開閉することで混合水を吐
水、止水していた。

（発明が解決しようとする課題） しかし、従来のシングルレバー式サーモスタットミキシ
ングバルブで湯水の混合調整を図る場合、レバーハンド
ルを横方向へ回動させハンドルの嵌合環に嵌合されてい
る操作キャップにスプライン係合されている移動軸がラ
イナー内を上下に移動し、その下方に感温部を介して設
けられている湯水制御弁体を適宜位置に配して混合室へ
の潟、水の流入聞を調整して混合調整を図っていたが、
そのレバーハンドルの回動操作にあたり、ハンドルの嵌
合環に係止されている開閉弁体はその回動に伴ってライ
ナーの外周面及びバルブ本体ケースの内周面を摺動して
おり、例えば止水Ｒ（混合水開放口を閉鎖している状態
）に適宜温度に調整するため回動操作を行えば開閉弁体
の略全面がライナーの外周面、バルブ本体ケースの内周
面を摺動することとなるので、湯水の混合調整時に多大
のトルクが掛かりハンドルの回動操作が容易ではなかっ
た。

本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、湯水の混
合調整時に掛かるトルクを軽減し、ハンドルの回動操作
を容易にすることである。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明がなした技術的手段は
、開閉弁体がレバーハンドルに支持される第１弁体と混
合水開放口を開閉する第２弁体とからなり、両ライナー
を回動自在に取付けたことである。

（作用） 上記せる如き技術的手段により、湯水の混合調整時にレ
バーハンドルを回動操作すると、第１弁体に回動自在に
取付けられている第２弁体にはその枢着部分でハンドル
の回動作用が逃げて及ばず、ハンドルの嵌合環に係止さ
れている第１弁体のみにハンドルの回動作用が及び第１
弁体のみがライナーの外周面及びバルブ本体ケースの内
周面を摺動する。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

（Ａ）はバルブ本体で、該バルブ本体（Ａ）はバルブ本
体ケース（Ａｏ）内の下方左右空間を夫−々濶流路（Ｃ
）、水流路（ｄ＞とし、その上方に湯水の混合１１１１
時になされるレバーハンドル（１）の回動作動を進退作
動に変換して湯水制御弁体（８）に伝達する伝達機構（
Ｂ）を内設したライナー（３）を取付け、そしてそのバ
ルブ本体ケース（Ａｏ）とライナー（３）との間に介在
せしめて混合水の吐水量を調整する開閉弁体（２）とか
らなる。

前記レバーハンドル（１）は、長尺平板状の操作杆（１
′）の一端に操作キャップ（４）と嵌合する嵌合環（１
ａ）を設け、操作杆（１′）の基端部側面にハンドル支
承部材（１０）の支承部（１０ａ）に設けられる軸ビン
（ｉｏｂ）と軸着される溝部（１ｃ）を設け、かつ嵌合
環（１ａ）の側面には突部（１ｂ）（１ｂ）を突設して
なり、該突部（Ｉｂ）（ｌｂ）に開閉弁体（２）を係止
して垂下する。

該開閉弁体（２）は、前記嵌合環（１ａ）の突部（１ｂ
）（Ｉｂ）に係止してなる第１弁体く２ａ）と該第１弁
体（２ａ）に枢着される第２弁体（２ｂ）とからなる。

まず第１弁体（２ａ）は、ポリアセタール等の耐摩性に
優れた合成樹脂材を上面鍔部（２ａ＋　）に支承片（２
ａ２Ｈ２ａ２）を相対して立設する円筒形で、ライナー
（３）の上部外周に摺接する内径を有し、その外側面に
凹溝（２ａｆｆ　）及び突条部（２ａ４）を夫々周設し
てなる。

次に第２弁体（２ｂ）は、黄銅等の台底材からなり、内
側面上端に前記凹溝（２ａ３）と枢着する突条部（２ｂ
＋　）を、そしてその下方に前記突条部（２ａ４）と枢
着する凹溝（２１）２）を夫々周設し、その下方をライ
ナーく３）の中高部位（混合水開放口付近）に摺接する
内径を有する略円筒形に形成する。

そして夫々の相対する凹溝と突条部とを枢着して開閉弁
体（２）を構成し、その上端支承片（２ａ２　）（２８
２）をレバーハンドル（１）の嵌合環（１ａ）の突部（
１ｂ）（Ｉｂ）に係止して垂下しライナー（３）の外周
面とバルブ本体ケース（Ａｏ）の内周面とに摺接せしめ
る。

ちなみに第１弁体（２ａ）と第２弁体（２ｂ）との枢着
部分の摩擦力は、第２弁体（２ｂ）の内周面がライナー
（３）の外周面と摺接する摩擦力より小さいようにする
。

ライナー（３）は、上下面を開口した全体略中空状の円
筒体に形成し、中空部中高部位に挿通口（３ａ’　）を
有する段部（３ａ）を設け、バルブ本体ケース（Ａ′）
の略中心に■合しその中空部にレバーハンドル（１）の
回動作動を進退作動に変換して湯水制御弁体（８）に伝
達する伝達機構（Ｂ）を内設する。

ちなみに伝達機構（Ｂ）は、レバーハンドル（１）の嵌
合環（１ａ）に嵌合されて一体的に取付けられている操
作キャップ（４）の内周面に上部を嵌合せしめた移動軸
（５）の筒部をライナー（３）の段部（３ａ）で仕切ら
れている上方空間に螺合し、段部（３ａ）の挿通口（３
ａ’）にその下方の空間から混合水の温度に感温し、湯
水制御弁体（８）を自動制御する従来周知の感温部（６
）の一端を挿通せしめて移動軸（５）の下方に当接取着
すると共に、他端に筒部材（７）を嵌挿取着してなり、
その筒部材（ア）に湯水制御弁体（８）を当接取着する
。

筒部材（７）は、上下面に開口部を有する全体格円筒形
に形成し、その下面開口部（７ａ）を湯流入孔（７ａ）
とし、側面下方に水流人孔（７ｂ）を設け、その筒部材
（７）の内部空間を湯水混合室（９）とするもので、そ
の側面上方に混合水流出孔（ＩＣ）を設けている。

バルブ本体ケース（Ａ′）は、例えば断面格上形で中空
体のケース本体（ａ）の内周面に両端を開口した中空状
に形成されたカートリッジケース（ａ′）を螺合し、か
つその上端面に鍔部（ｂｌ）を係合せしめて筒部（ｂ２
）を螺合する中間リング（ｂ）を設けている。

ちなみに（ｅ）はナツトで、該ナツト（ｅ）は、ライナ
ー（３）をバルブ本体ケース（Ａ′）に嵌合した侵に上
方から螺合降下せしめ両者を定着するものである。また
（ｆ）は、ハンドル（１）の押え部材、（ｑ）は蓋部材
である。

而して、本実施例にあっては、まずレバーハンドル（１
）を横方向に回動させて、そのレバーハンドル（１）の
嵌合環〈１ａ）に嵌合されて一体的に設けられている操
作キャップ（４）に取着される伝達機構（Ｂ）がライナ
ー（３）内を上下に進退して湯水制御弁体（８）で湯水
の混合調整を図る。

この時、瀉及び水は一度濶流入孔（７ａ）、水流人孔（
７ｂ）から湯水混合室（９）内で混合された後、混合水
流出孔（７Ｃ）から流出し、そしてライナー（３）の混
合空間（９′）に流入するため混合促進が図られる。

そして開閉弁体（２）は、この湯水の混合調整時におけ
る回動作動に伴ってライナー（３）の外周及びバルブ本
体ケース（Ａ′）の中間リング（ｂ）内周面を摺動する
が、摺動部分は第１弁体（２ａ）のみである。

次にレバーハンドル（１）を下方に押し下げると、該レ
バーハンドル（１）の嵌合環（１ａ）に係止されている
開閉弁体（２）が上方に移動し、混合水開放口（３ａ）
を開放し所望聞の揚水混合水を混合水流路（１１）を流
通せしめて吐水部材（１２）から吐水する。

また本実施例にあっては、第１弁体（２ａ）と第２弁体
（２ｂ）との連結を凹溝と突条部との枢着によって説明
するが、第２弁体（２ｂ）とライナー（３）との間の摩
擦力よりも小さい摩擦力で連結部分が回動するものであ
れば他の所望な連結方法を用いても構わない。

従って本実施例にあっては、第１弁体（２ａ）の凹溝（
２ａ３　）　、突条部（２ａ４）と第２弁体（２ｂ）の
突条部（２ｂ＋）、凹溝（２ｂｚ　）との相対する箇所
で枢着され二点で支持することとなり、上下動の移動に
おけるガタつきが少ない。

（発明の効果） 本発明は、上記せる如き構成を有するので下記の効果を
奏する。

レバーハンドルを回動させ濁水の混合調整を図る際、第
１弁体に回動自在に取付けられている第２弁体にはその
枢着部分でハンドルの回動作用が逃げて及ばないため、
ハンドルの嵌合環に係止されている第１弁体にのみハン
ドルの回動作用がおよび第１弁体のみがライナーの外周
面及びバルブ本体ケースの内周面をＭ動することとなり
、湯水の混合調整時に掛かるトルクは軽減され、ハンド
ルの回動操作が容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明サーモスタットミキシングバルブの一実
施例を示す一部切欠Ｉ１１断正面図、第２１尚図中　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　。 （Ａ”）：バルブ本体ケース　　　　　　　　　　沫（
２）二開閉弁体　　（２ａ）　：第１弁体（２ｂ）　：
第２弁体　　（２ａｔ　）＜２ｂｚ　）　：凹溝（２ａ
４）（２ｂ＋　）　：突条部　　（３）ニライナー特許
出願人　　　東陶機器株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. バルブ本体ケースとライナーとの間に介在された開閉弁
   体が、レバーハンドルの上下操作で両者間を摺動して吐
   水量を調整し、かつ前記レバーハンドルの回動操作で湯
   水制御弁体を制御して湯水の混合調整をする際に前記開
   閉弁体がライナーの外周を横方向に摺動するサーモスタ
   ットミキシングバルブにおいて、上記開閉弁体がレバー
   ハンドルに支持される第１弁体と混合水開放口を開閉す
   る第２弁体とからなり、両弁体を回動自在に取付けてな
   ることを特徴とするサーモスタットミキシングバルブ。