JPH0125876B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はフラツシユドア、玄関ドア等のドアの
組立方法の関するものである。

（従来技術） 従来、フラツシユドアあるいは玄関ドア等、あ
るいはその組立方法等については実開昭58−
121989号公報に記載されているもの等が一般に知
られている。

しかし、この様な従来のフラツシユドア等ある
いはその組立方法等はいずれも組立作業が煩雑で
あると共に、審美的外観上もすつきりしたドアを
提供するものではなかつた。

（発明の目的） 本発明は前記従来の問題点に対処すべく案出さ
れたものであつて、組立作業が迅速に行えると共
に審美的外観性もきわめて好ましい玄関ドアを組
立てることができる玄関ドアの組立方法を提供す
ることを目的とするものである。

（発明の構成） 本発明による玄関ドアの組立方法は、 上、下、左、右竪框を略方形状に枠組みして芯
材フレームを構成すると共に、一対の表、裏パネ
ルの相対向する位置に窓孔を穿設し、 次いで前記一方側のパネルに前記枠組みした芯
材フレームを固着し、さらに前記窓孔の上下位置
に、各々内側に対向するように取付けたガラス受
け材を有する補強フレームを貼着し、次いでこの
上下位置の補強フレーム間に前記窓孔と対応させ
て装飾板を配置し、 その後他方側のパネルを前記芯材フレーム及び
補強フレームに固定し、さらに表、裏パネルの窓
孔からガラス押え材を各々挿入して装飾板を固定
して構成してあるものである。

（実施例） 以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明す
る。

第１図ａ，ｂは本発明によつて組立てた玄関ド
アＡを示す外観正面図、内観正面図、第２図、第
３図はその縦断面図、横断面図である。

図面において符号１は表パネル、符号２は裏パ
ネルを示す。

この表パネル１，及び裏パネル２には各々所定
位置に相対向するようにして複数の窓孔３……を
穿設しておく。又、プラスト加工、エツチング加
工等により表面に模様を形成しておくのも良い。

また符号４は金属、樹脂等の押出形材よりなる
上框、５は下框、６，６は左、右竪框を示す。こ
れら上、下、左、右竪框４，５，６，６は中空部
を有して断面略方形状をなしている。

しかしてこの上、下、左、右竪框４，５，６，
６を略方形状に枠組みして芯材フレームＢを構成
する。尚、図示する様に前記芯材フレームＢ内に
縦中桟７……及び横中桟８……を取付けておくの
が好ましい。

また、前述した一対のパネル１，２に窓孔３…
…穿設する工程と、この芯材フレームＢを構成す
る工程はいずれを先にするかは問わないものとす
る。

次いで、複数の窓孔３……を穿設してある表パ
ネル１あるいは裏パネル２のいずれか一方側のパ
ネルに前記芯材フレームＢを固着する。この固着
方法については何ら限定されないものであり、接
着剤で貼着しても構わないし、また取付ビスを締
結して取付けても構わない。

ところで第２図において符号１２は補強フレー
ムを示す。この補強フレーム１２は内部に中空部
を有する断面略方形状をなしており、その一面に
はガラス受け材１４を取付けるべき凹溝条１３が
形成されている。そしてこの凹溝条１３には塩化
ビニル等で形成されたガラス受け材１４が嵌着さ
れている。

尚、このガラス受け材１４は前記凹溝条１３に
嵌着する基部１５とこの基部１５の水平に張り出
す受け片１６とより形成されているものである。

しかしてこのように受け材１４を取付けてある
補強フレーム１２，１２を前記一方側の表パネル
１あるいは裏パネル２にその所定位置に複数穿設
してある窓孔３……の上下位置に沿つて貼着して
おく。尚、前記補強フレーム１２の取付けてある
ガラス受け材１４は各々対向させて内側に配設さ
せておくものとする。

その後、この補強フレーム１２，１２のガラス
受け材１４，１４間に装飾板Ｃを配設する。

次いで、他方側の表パネル１あるいは裏パネル
２を前記芯材フレームＢ及び補強フレーム１２，
１２の他面に固着する。尚、この固着方法も何ら
限定されるものではなく、接着剤を用いて固着し
ても構わないし、また取付ビスを用いて固着して
も構わない。

そして最後に表、裏パネル１，２の窓孔３……
に対応する個所に配設してある装飾板Ｃを固定す
べく、前記窓孔３……から略方形枠状に成形され
たガラス押え材９，１１を各々内側に挿入する。

本実施例では装飾板としてガラスを使用した
が、アクリル板、鋳物板で形成しても構わない。

この際、ガラス押え材９，１１には、前記窓孔
３……の周縁に係止しうる係止部１７を形成して
おくものとする。

以上によりドアの組立ては完了することにな
る。

図面第４図は本発明の他実施例によつて組立て
た玄関ドアＡを示す縦断面図である。

本実施例において、補強フレーム１２に取付け
てあるガラス受け材１４は前記補強フレーム１２
の一面に形成された凹溝条１３に嵌着する基部１
５と、この基部１５から水平に張り出す受け片１
６と、この受け片１６の一端側から垂直に立上が
る立上がり片１８を有して形成されている。

しかしてこのガラス受け材１４を取付けてある
補強フレーム１２，１２を一方側の表パネル１あ
るいは裏パネル２の窓孔３……の上下位置に貼着
する。

この際、前記ガラス受け材１４，１４の立上が
り片１８，１８は各々内側にむけて、かつ対向す
る様にしておく。またこの立上がり片１８，１８
は貼着するパネル側に位置する様にガラス受け材
１４，１４を取付けておく。

しかしてこの様に補強フレーム１２，１２を貼
着した後、前記立上がり片１８，１８間に亘つて
装飾板Ｃを配設し、他方側の表パネル１あるいは
裏パネル２を芯材フレームＢ及び補強フレーム１
２，１２に固着する。

そして最後に窓孔３……からガラス押え材９，
１１を各々挿入して装飾板Ｃを固定すればよい。

本実施例では前述した最初の実施例と相違し、
立上がり片１８，１８間に装飾板Ｃを載置できる
ため作業中における装飾板Ｃの破損を完壁に防止
できるものである。すなわち前述の実施例では一
方側のパネルを横向きに寝かせた状態で芯材フレ
ームＢと補強フレーム１２，１２を貼着した後、
この補強フレーム１２，１２間に装飾板Ｃを配設
するが、この装飾板Ｃは前記パネルの窓孔周縁部
で受けることになる。

よつて他方側のパネルを各フレームＢ、１２に
固着して、窓孔３……よりガラス押え材９，１１
を挿入する際、垂直に立てなければならずそのと
きパネル１，２間で装飾板Ｃがガタつくおそれが
ある。しかし本実施例では一応ガラス受け材１
４，１４の立上がり片１８，１８で装飾板Ｃが受
けられるため装飾板Ｃのガタつきを最小限にとど
めることができるのである。

（発明の効果） かくして本発明は以上の構成より成り、本発明
によるドアの組立方法であれば組立作業が迅速に
行えると共に審美的外観にすぐれたドアを提供で
きるという効果を奏することになる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ，ｂは本発明によつて組立てられた玄
関ドアを示す外観正面図、内観正面図、第２図は
縦断面図、第３図は横断面図、第４図は他の実施
例によつて組立てられた玄関ドアを示す縦断面図
である。 Ａ……玄関ドア、Ｂ……芯材フレーム、Ｃ……
装飾板、１……表パネル、２……裏パネル、３…
…窓孔、４……上框、５……下框、６……竪框、
７……縦中桟、８……横中桟、９……ガラス押え
材、１１……ガラス押え材、１２……補強フレー
ム、１３……凹溝条、１４……ガラス受け材、１
５……基部、１６……受け片、１７……係止部、
１８……立上がり片。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 上、下、左、右竪框４，５，６，６を略方形
   状に枠組みして芯材フレームＢを構成すると共
   に、一対の表、裏パネル１，２の相対向する位置
   に窓孔３……を穿設し、 次いで前記一方側のパネル１，２に前記枠組み
   した芯材フレームＢを固着し、さらに前記窓孔３
   ……の上下位置に、各々内側に対向するように取
   付けたガラス受け材１４，１４を有する補強フレ
   ーム１２，１２を貼着し、次いでこの上下位置の
   補強フレーム１２，１２間に前記窓孔３……と対
   応させて装飾板Ｃ……を配置し、 その後他方側のパネル１，２を前記芯材フレー
   ムＢ及び補強フレーム１２，１２に固定し、さら
   に表、裏パネル１，２の窓孔３……からガラス押
   え材９，１１を各々挿入して装飾板Ｃを固定して
   なることを特徴とするドアの組立方法。 ２ 前記窓孔３……の上下位置に、巾方向一端側
   に垂直に立上がる立上がり片１８，１８を備え、
   かつ各々内側に対向するように取付けたガラス受
   け材１４，１４を有する補強フレーム１２，１２
   を貼着し、次いでこの上下位置の補強フレーム１
   ２，１２間に前記窓孔３……と対応させ、前記立
   上がり片１８，１８に亘つて装飾板Ｃを配置して
   なることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   のドアの組立方法。