JP2631928B2 - 出 窓 - Google Patents

出 窓

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JP2631928B2
JP2631928B2 JP35176591A JP35176591A JP2631928B2 JP 2631928 B2 JP2631928 B2 JP 2631928B2 JP 35176591 A JP35176591 A JP 35176591A JP 35176591 A JP35176591 A JP 35176591A JP 2631928 B2 JP2631928 B2 JP 2631928B2
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WAI KEI KEI AAKITEKUCHURARU PURODAKUTSU KK
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  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内側が木製で室外側
がアルミ製の出窓に関する。
【0002】
【従来の技術】室内側が木製で室外側がアルミ製の出窓
としては実公昭63−43342号公報に示すものが知
られている。すなわち、木製心柱と天板と地板と木製化
粧額縁に亘ってアルミ製の枠部材を取付け、アルミ製窓
用型材を方形状に枠組みし、その枠内にガラスを取付け
ると共に、その枠室内側に木製組子障子を取付けて窓部
材とし、この窓部材を前記枠部材に取付けて室内側が木
製材で覆われ、室外側がアルミ製窓用型材とした出窓が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる出窓であると、
アルミ製窓用型材が木製心柱、天板、地板の室外側端面
と内側面に固着されていると共に、そのアルミ製窓用型
材の前記内側面取付部が木製化粧額縁で覆われているか
ら、アルミ製窓用型を木製心柱、天板地板に取付けた後
に木製化粧額縁に取付けることになって出窓取付現場で
の作業工程が多くなって出窓取付現場での作業が面倒で
時間がかかってしまう。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした出窓を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】地板2と天板3間に左右
の取付用縦材1とこの左右の取付縦材1間に複数の方立
4を取付けて方形状の窓取付用開口部5を複数構成し、
この窓取付用開口部5に窓ユニット6を取付けて出窓と
し、前記窓ユニット6を室外側アルミ製枠50と室内側
木製枠51より成る窓枠52にパネル体53を取付けた
ものとし、前記窓取付用開口部5の左右内側面と上下内
側面をそれぞれ平行とし、その左右内側面に室外側に向
けて鉤形となった係止受片36,43を一体形成し、前
記室外側アルミ製枠50の左右外側面と上下内側面を平
行とし、その左右外側面に前記係止受片36,43に係
合する室内側に向けて鉤形となった係止片65を一体形
成して室外側アルミ製枠50の左右外側面を窓取付用開
口部5の左右内側面に連結し、前記室内側木製枠51の
上下外側面を前記天板3と地板2に連結した出窓。
【0006】
【作 用】窓ユニット6の室外側アルミ製枠50の左
右外側面と窓取付用開口部5の左右内側面を係合片65
と係止受片36,43で連結し、室内側木製枠51の上
下外側面を天板3、地板2に連結したので、窓ユニット
6を組立てた後に窓取付用開口部5に挿入して取付けで
き、窓ユニット6を工場等で組立てできるから出窓取付
現場における作業工数を少なくして出窓の取付け作業を
簡単にできる。
【0007】
【実 施 例】図1、図2に示すように建物躯体Aの開
口部Bにおける左右縦縁部に左右一対の取付縦材1,1
がそれぞれ取付けられ、前記開口部における下縁部に地
板2が取付けられ、上縁部には天板3が取付けてあり、
この地板2と天板3間に複数の方立4が連結されて隣接
する方立4,4と地板2、天板3間及び取付縦材1と方
立4と地板2と天板3間に複数の窓取付用開口部5を構
成し、その各窓取付用開口部5に窓ユニット6がそれぞ
れ取付けてあり、前記天板3の上に屋根7が取付けられ
て出窓を構成している。前記地板2と天板3の室外側端
面の平面形状は略弓形となり、左右両端部の窓ユニット
6が開閉窓ユニットで中間部の窓ユニット6は嵌め殺し
窓ユニットとなっている。
【0008】前記開口部Bは図3、図4に示すように左
右一対の柱10,10と窓台11と鴨居12より方形状
となり、窓台11の室内側面11aに地板固定ブラケッ
ト13が固着され、この地板固定ブラケット13に地板
2が固着してある。前記窓台11の上面11bには図3
に示すように上向コ字状断面の一対の補強ブラケット1
4が取着され、この補強ブラケット14の下面14aに
固着したL字状の支持片15が窓台11の室外側面11
cに取着されて補強ブラケット14は窓台11に強固に
取付けられ、この補強ブラケット14の上面に地板2が
載置して図5に示すようにL字状の連結片16で連結さ
れており、これにより地板2は窓台11に強固に取付け
られ、その地板2の室外側端面に沿って図3に示すよう
に地板回り縁17が下向きに取着してあり、この地板回
り縁17の下端部と前記窓台11の室外側面11cに取
着した取付片18とに亘って底板19が取付けてある。
前記天板3は図3に示すように鴨居12の室内側面12
aにL字状の天板固定ブラケット20で取着され、その
天板3の室外側端面に沿って天板回り縁21が上向きに
取着され、この天板回り縁21の上部に屋根7が取付け
てある。
【0009】前記取付縦材1は図4に示すように、内側
板30と外側板31と取付板32とより成る中空状の本
体33と、この取付板32と連続した外側取付片34
と、内側取付片35より成り、その内側板30に室外側
に向けて鉤形となった係止受片36が一体形成されてお
り、その外側取付片34が柱10の室外側面10aに固
着具37で取付けてあると共に、内側取付片35が柱1
0の内側面10bに固着具38で取付けてあり、前記内
側取付片35は内側板30と平行となった支持部35a
を有する。前記方立4は図4に示すように、左右一対の
内側板40,40と幅狭な室内側板41と幅広な室外側
板42で横断面略三角形状の中空形状となり、その内側
板40に外側に向けて鈎形となった係止受片43が一体
形成されており、前記内側板40と前記取付縦板1の内
側板30が平行となっていると共に、左右に隣接する方
立4の内側板40相互も平行となり、前記窓取付用開口
部5は左右内側面相互及び上下内側面相互が平行となっ
た方形状となっている。
【0010】前記窓ユニット6は図3、図4に示すよう
に室外側アルミ製枠50と室内側木製枠51より成る窓
枠52にパネル体53を取付けて成り、そのパネル体5
3は室外側アルミ製框組体54と室内側木製框組体55
より成る框組体56にパネル57を装着して成る。前記
室外側アルミ製枠50は左右のアルミ製縦枠50a,5
0aとアルミ製上枠50bとアルミ製下枠50cで左右
外側面と上下外側面が平行となった方形枠となり、その
アルミ製縦枠50a、アルミ製上枠50b、アルミ製下
枠50cは外側板58と内側板59と室外側板60と室
内側板61より中空断面形状で、室内側板61には面外
方向室内側に突出した外側支持片62と面内方向内側に
突出した内側支持片63が一体形成され、その内側支持
片63に室外側に開口した凹部64が形成してあると共
に、前記外側板58に室内側に向けて鉤形となった係止
片65が一体形成され、この係止片65が前記取付縦材
1の内側板30の係止受片36及び方立4の内側板40
の係止受片43に係合して縦枠50aは取付枠材1及び
方立4に連結してある。前記室内側木製枠51は同一断
面形状となった左右の木製縦材51aと木製上横材51
bと木製下横材51cで左右外側面が平行で上下外側面
が平行となった方形枠となり、その木製縦材51aの室
外側部はアルミ製縦枠50aの室内側板61と内側支持
片63と外側支持片62より成る凹部に嵌合し、かつ外
側面66が取付縦枠1の内側取付片35の支持部35a
に固着具で固着され、その外側面66の一部分が前記取
付縦材1の内側板30とアルミ製縦枠50aの外側板5
8との間の縦空間aに開口し、木製縦材51aの室内側
面67に後付け木製額73が取付けてあり、方立4に連
結された左右のアルミ製縦枠50aに取付けた左右の木
製縦材51a,51aは、その外側面66,66におけ
る室内側部が接してその外側面66,66間に縦空間b
を構成し、この縦空間bは方立4の内側板40とアルミ
製縦枠50aの外側板58との間の縦空間cに開口して
おり、前記左右の木製縦材51a,51aの室内側面6
7,67に亘って方立木製額69が板バネ取付金具70
で取付けてある。すなわち、木製縦材51aの室内側面
67には凹部71が長手方向に亘って形成され、方立木
製額69の室外側面69aに形成した凹部72に横断面
略コ字状の板バネ取付金具70の基片70aが固着さ
れ、その板バネ取付金具70の両側片70b,70bが
左右の木製縦材51aの凹部71に係合している。前記
木製上横材51bと木製下横材51cの室外側部は前記
アルミ製上枠50b、アルミ製下枠50cの室内側板6
1と外側支持片62と内側支持片63より成る凹部に嵌
合され、木製上横材51bの上面68は天板3に接して
固着具で固着され、アルミ製上枠50bの外側板58と
天板3との間の上横空間dに開口し、木製下横材51c
の下面69は地板2に接して固着具で固着され、アルミ
製下枠50cの外側板58と地板2との間の下横空間e
に開口し、木製上横材51bの室内側面68に後付け木
製額73が設けてあり、木製下横材51cの室内側面6
8が位置決め用木製額74に接している。
【0011】前記室外側アルミ製框組体54は、左右の
アルミ製縦框54a,54aとアルミ製上框54bとア
ルミ製下框54cを方形状に連結してなり、これらアル
ミ製縦框54a、アルミ製上框54b、アルミ製下框5
4cは中空の同一断面形状となって、その室内側板80
はクランク形状となって複数の支持突片81が室内側に
向けて一体形成してあり、前記室内側木製框組体55は
同一断面形状の左右の木製縦框55aと木製上框55b
と木製下框55cを方形状に連結して成り、この木製縦
框55a、木製上框55b、木製下框55cの室外側面
82は連続したクランク形状となって、その外側寄り部
分が前記アルミ製縦框54a、アルミ製上框54b、ア
ルミ製下框54cの室内側板80における外側寄り部分
の支持突片81に取付けられて両者間に四周連続した縦
空間f、横空間gを構成し、かつ内側寄り部分間にパネ
ル取付用凹部83を形成し、そのパネル取付用凹部83
に亘ってパネル57が装着してある。
【0012】前記パネル体53の木製縦框55a、木製
下框55cは窓枠52の木製縦枠51a、木製下横材5
1cにクランク型の連結金具84で連結され、アルミ製
上枠50bの内側取付片63の凹部64にシール材85
が装着され、このシール材85が木製上框55bに圧着
して嵌め殺し窓ユニットを構成し、開閉窓ユニットにお
いてはパネル体53が窓枠52に開閉自在に支承されて
アルミ製縦枠50aの内側支持片63の凹部64に装着
したシール材85が木製縦框55a、木製上框55b、
木製下框55cの室内側面に圧着するようにしてある。
【0013】前記嵌し殺し窓ユニットを構成する窓ユニ
ット6のパネル体53は次のようにして窓枠52を取付
けられる。すなわち、図6に示すように窓枠52を構成
するアルミ製縦枠50aの内側板59の上部、つまり窓
枠52の内側面上部に連結ピン90が内方に突出して取
着され、パネル体53を構成するアルミ製縦框54aの
外側面上部、つまりパネル体53の外側面上部に取付金
具91が取着してあり、この取付金具91は取付片92
と支持片93を連結片94で一体的に連結したクランク
形状となり、支持片93にピン挿入用横溝95とピン支
持用縦溝96で略倒T字状となったピン支持凹部97が
形成されてそのピン挿入用横溝95が支持片93の端面
93aに開口している。前記取付金具91は取付片92
をボルト98で取着して支持片93の端面93aが室内
側となり、この取付金具91と前記連結ピン90の上下
方向の位置関係は図7と図8に示すように、連結ピン9
0がピン支持用縦溝96の上部に嵌合するようになっ
て、ピン挿入用横溝95は連結ピン90が若干下方に位
置している。
【0014】次にパネル体53の取付け作業を説明す
る。パネル体53を手で持って窓枠52内に挿入して所
定の取付位置より若干持ち上げ取付金具91のピン挿入
用横溝95を連結ピン90に挿入してピン支持用縦溝9
6に達したら、パネル体53を下げて連結ピン90をピ
ン支持用縦溝96の上部に嵌合し、パネル体53の上部
を窓枠52に仮支持する。この状態でパネル体を面外方
向に振れ動して取付金具84を窓枠52の木製縦枠51
a、木製下横材51cに接し、その連結金具84を木製
縦枠51a、木製下横材51c、つまり窓枠52の内側
下側と内側面下部にビスなどの固着具で固着する。
【0015】出窓の組立作業を説明する。地板2、天板
3を取付け、その地板2と天板3との間に方立4を取付
けると共に、地板2に位置決め用木製額74を取付け
る。窓ユニット6を取付現場又は工場などで組立てし、
その窓ユニット6を窓取付用開口部5に室外側から押し
込み係合片65を係合受片36,43に係合すると共
に、木製下枠材51cを位置決め用木製額74に当接し
て窓ユニット6を窓取付用開口部5に取付ける。後付け
木製額73、木製方立額69を取付け、左右の後付け木
製額73と天板3の室内側部に亘って3方木製額86を
取付ける。
【0016】
【発明の効果】窓ユニット6の室外側アルミ製枠50の
左右外側面と窓取付用開口部5の左右内側面を係合片6
5と係止受片36で連結し、室内側木製枠51の上下外
側面を天板3、地板2に連結したので、窓ユニット6を
組立てた後に窓取付用開口部5に挿入して取付けでき、
窓ユニット6を工場等で組立てできるから出窓取付現場
における作業工数を少なくして出窓の取付け作業を簡単
にできる。
【0017】パネル体53を持って窓枠52内に挿入し
て取付金具91のピン支持凹部97と連結ピン90を嵌
合してパネル体53の上部を窓枠52に仮支持し、この
状態でパネル体53の下部と窓枠52の下部を連結金具
84で連結することでパネル体53を窓枠52内に取付
けでき、窓ユニットの組立てが簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】出窓の概略正面図である。
【図2】出窓の概略横断面図である。
【図3】出窓の詳細縦断断面図である。
【図4】出窓の詳細横断面図である。
【図5】地板と補強ブラケットの連結部の断面図であ
る。
【図6】窓ユニットの分解斜視図である。
【図7】連結ピンと取付金具の位置説明図である。
【図8】連結ピンと取付金具の取付部横断面図である。
【符号の説明】
1…取付縦材、2…地板、3…天板、4…方立、5…窓
取付用開口部、6…窓ユニット、36…係止受片、50
…室外側アルミ製枠、51…室内側木製枠、52…窓
枠、53…パネル体、54…室外側アルミ製框組体、5
5…室内側木製框組体、56…框組体、57…パネル、
65…係止片、84…取付金具、90…連結ピン、91
…取付金具、97…ピン支持凹部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地板2と天板3間に左右の取付用縦材1
    とこの左右の取付用縦材1間に複数の方立4を取付けて
    方形状の窓取付用開口部5を複数構成し、この窓取付用
    開口部5に窓ユニット6を取付けて出窓とし、 前記窓ユニット6を室外側アルミ製枠50と室内側木製
    枠51より成る窓枠52にパネル体53を取付けたもの
    とし、 前記窓取付用開口部5の左右内側面と上下内側面をそれ
    ぞれ平行とし、その左右内側面の同一位置には室外側に
    向けて鉤形となった係止受片36,43を一体形成し、
    前記室外側アルミ製枠50の左右外側面と上下外側面を
    平行とし、その左右外側面に前記係止受片36,43に
    係合する室内側に向けて鉤形となった係止片65を一体
    形成して室外側アルミ製枠50の左右外側面を窓取付用
    開口部5の左右内側面に連結し、前記室内側木製枠51
    の上下外側面を前記天板3と地板2に連結したことを特
    徴とする出窓。
  2. 【請求項2】 窓ユニット6を窓枠52内にパネル体5
    3を取付けたものとし、その窓枠52の内側面上部に連
    結ピン90を内方に突出して取付け、前記パネル体53
    の外側面上部に、前記連結ピン90が面外方向から挿入
    可能な形状のピン支持凹部97を有する取付金具91を
    取付け、この取付金具91と前記連結ピン90を嵌合す
    ると共に、パネル体53の下部と窓枠52の下部を連結
    金具84で連結した窓ユニット。
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