JPH01257620A - 車両空調用吹出口構造 - Google Patents

車両空調用吹出口構造

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JPH01257620A
JPH01257620A JP8488488A JP8488488A JPH01257620A JP H01257620 A JPH01257620 A JP H01257620A JP 8488488 A JP8488488 A JP 8488488A JP 8488488 A JP8488488 A JP 8488488A JP H01257620 A JPH01257620 A JP H01257620A
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JP
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air
louver
seat
blowing
process proceeds
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JP8488488A
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English (en)
Inventor
Shigenori Doi
重紀 土井
Tsutomu Fujiki
藤記 勉
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH01257620A publication Critical patent/JPH01257620A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00821Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
    • B60H1/00871Air directing means, e.g. blades in an air outlet

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  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両に装備される空調装置の空気吹出口構造
に関し、特に、吹出口に空気吹出方向を可変とするルー
バを備えたものに関する。
(従来の技術) 従来より、車両用の空調装置において、特開昭59−5
7018号公報等に示されるように、車室内に空気を吹
き出す吹出口に、揺動により空気の吹出方向を可変とす
るスイングルーバを配設し、該ルーバを駆動装置によっ
て揺動させることにより、空気を広い範囲に亘って均一
に吹き出させて、乗員に対する冷風感等の空調効果を高
めるようにすることはよく知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、夏季等における冷房時、空調装置からの吹出
口から吹き出される冷風は、室内の空気よりも温度が低
いので、その密度が高く、吹出口から遠く離れるに伴っ
て降下する特性を有する。
この特性により、吹出口における冷風の吹出方向が一定
であっても、その吹出風量或いは座席の前後位置が異な
ると、乗員の身体において冷風の当たる箇所が様々に変
化することとなり、冷房性能の低下は禁じ得ない。
例えば、吹出風量が多い状態で、冷風が乗員の顔面に当
たるように設定している場合、吹出風量が少なくなると
、冷風の降下によりその届く距離が短くなるので、冷風
の当たる位置が顔面からその下側に移動することとなる
。また、座席が前側に位置付けられている状態で吹出方
向を顔面に向けて設定したとき、座席を後側に移動させ
ると、冷風は乗員の顔面まで届き難くなって、やはり的
確に顔面に当たらない。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、上記従来のスイングルーバにより空気の吹出方向
を可変調整できることに着目し、そのルーバによる空気
吹出方向を乗員の座席位置ないし空気の吹出量に関連さ
せて制御するようにすることにより、吹出空気を座席位
置や吹出風量の変動に拘らず常に乗員の目的位置に的確
に当て得るようにし、よって空調性能を向上させること
にある。
(課題を解決するための手段) この目的の達成のために、本発明の解決手段は、乗員の
着座した座席位置及び空調装置からの空気の吹出量の少
なくとも1つを検出し、その検出値に応じて吹出空気が
乗員の所定の目的位置に向かうようにルーバの向きを変
化させるようにする。
具体的には、解決手段は3つあり、その1つは、第1図
に示すように、空気を乗員の着座位置の変動に拘らず常
に乗員の目的位置に的確に当て得るようにするために、
前後方向に移動可能な座席15の前方に吹出口12が設
けられた車両の空調装置において、上記吹出口12に、
空気の吹出方向を上下方向に可変とするルーバ16を配
設し、該ルーバ16を揺動させる駆動手段27を設ける
さらに、上記座席15の前後方向の移動位置を検出する
シート位置検出手段34と、該シート位置検出手段34
の検出値に応じて上記ルーバ16の向きを変化させるよ
うに上記駆動手段27を制御する制御手段36とを設け
る。
第2の解決手段は、空気をその吹出量の変動に拘らず常
に乗員の目的位置に的確に当て得るようにするために、
上記した車両用空調装置において、上記ルーバ16及び
その駆動手段27を設け、さらに、空調装置からの吹出
風量を検出する吹出風量検出手段35と、該吹出風量検
出手段35の検出値に応じて上記ルーバ16の向きを変
化させるように上記駆動手段27を制御する制御手段3
6とを設ける。
さらに、第3の解決手段は、空調装置からの吹出空気を
乗員の着座位置及び空気吹出量の変動に拘らず常に乗員
の目的位置に的確に当て得るようにするために、上記車
両用空調装置において、上記ルーバ16及びその駆動手
段27を設ける。さらに、上記シート位置検出手段34
及び吹出風量検出手段35の双方を設け、該雨検出手段
34゜35の検出値に応じて上記ルーバ16の向きを変
化させるように上記駆動手段27を制御する制御手段3
6を設ける。
(作用) 以上の構成により、本発明の第1の解決手段では、座席
15の前後方向の移動位置がシート位置検出手段34に
より検出され、この検出手段34の出力を受けた制御手
段36により、検出手段34の検出値(座席15の前後
位置)に応じてルーバ16の上下方向の向きが変化する
ように駆動手段27が制御される。例えば、冷房状態に
おいて、シート位置検出手段34により座席15の前後
方向の移動位置が前側にあると検出されたときには、駆
動手段27に対する制御によりルーバ16の向きが例え
ば下側に傾き、吹出口12からの空気吹出方向が下向き
とされる。一方、座席15が後側にあるときには、上記
ルーバ16の向きが例えば上側に傾き、吹出口12から
の空気吹出方向が上向きとされる。このように座席15
の前後位置の変化に伴い、ルーバ16の向きが変化して
吹出口12からの空気吹出方向が変わるため、吹出空気
を座席前後位置の変動に拘らず常に乗員の目的位置に的
確に当てることができる。
また、第2の解決手段によれば、空調装置からの空気吹
出量が吹出風量検出手段35により検出され、この検出
手段35の出力を受けた制御手段36により、検出手段
35の検出値(吹出風量)に応じてルーバ16の上下方
向の向きが変化するように駆動手段27が制御される。
例えば、冷房状態において、吹出風量検出手段35によ
り吹出風量が多いと検出されたときには、ルーバ16の
向きが例えば下側に傾き、吹出口12がらの空気吹出方
向が下向きとされる。一方、吹出風量が少なくなると、
上記ルーバ16の向きが例えば上側に傾き、吹出口12
からの空気吹出方向が上向きとされる。こうして空気吹
出風量の変化に伴い、ルーバ16の向きが変化して吹出
口12からの空気吹出方向が変わるため、吹出空気はそ
の吹出量の変動に拘らず常に乗員の目的位置に的確に当
たる。
さらに、第3の解決手段では、座席15の前後方向の移
動位置及び空気の吹出風量の双方がそれぞれ検出手段3
4.35により検出される。さらに、制御手段36によ
り、検出手段34.35の検出値に応じてルーバ16の
上下方向の向きが変化するように駆動手段27が制御さ
れる。例えば、冷房状態において、座席15が前側にあ
り、がっ吹出風量が多いときには、ルーバ16の向きが
例えば下側に傾き、吹出口12からの空気吹出方向が下
向きとされる。そして、座席15が後側に移動し、又は
吹出風量が減少するのに伴い、上記ルーバ16の向きが
上側に変化し、吹出口12からの空気吹出方向が上向き
に変わる。このように座席15の前後位置及び吹出風量
の変化に伴い、ルーバ16の向きが変化して吹出口12
からの空気吹出方向が変わる結果、吹出空気が座席前後
位置の変動に拘らず常に乗員の目的位置に的確に当たる
こととなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基づいて説
明する。
第5図において、1は車室前端に配置されたインストル
メントパネルであって、このインストルメントパネル1
の下方にはブロワ、クーラ及びヒータの各ユニット3.
6.8で構成された空調装置2が配設されている。上記
プロワユニット3はそのケース4内にプロワモータ5に
よって駆動されるブロワ(図示せず)を有する。また、
クーラユニット6は上記プロワユニット3のケース4に
連設されたケース7ををし、そのケース7内には冷媒の
気化熱により空気を冷却するエバポレータ(図示せず)
が装着されている。さらに、ヒータユニット8は上記ク
ーラユニット6のケース7に連設されたケース9を有し
、そのケース9内にはエンジンから循環する冷却水によ
り空気を加熱するヒータコア(図示せず)が装着されて
いる。
上記プロワユニット3のケース4には図示しないが車外
に連通ずる外気導入口と、車室内に連通する内気導入口
とが形成されている。
また、上記ヒータユニット8のケース9には各々1つの
ベント用及びデフ用の連通口(いずれも図示せず)と左
右1対のヒート吹出口10.10とが開設され、上記各
ヒート吹出口1oは乗員の足元に向けて開口されている
。一方、ベント用連通口にはベント用ダクト11の上流
端が接続され、該ダクト11の下流端部には乗員の胸元
方向に向けて開口する左右方向に7つのベント吹出口1
28〜12gが形成されている。また、デフ用連通口に
はデフ用ダクト13の上流端が接続され、該ダクト13
の下流端部にはフロントウィンドガラス方向及び左右の
ドアウィンドガラス方向に向けて開口する左右2対のデ
フ吹出口14a〜14dが形成されている。そして、プ
ロワユニット3に吸い込んだ内気又は外気をクーラユニ
ット6及びヒータユニット8でそれぞれ冷却及び加熱し
た後に各吹出口12a 〜12g、14a 〜14dか
ら車室内に吹き出させて、車室内の空気を快適状態に調
和するように構成されている。
上記ベント吹出口12a〜12gのうち、左右端に位置
する2つの吹出口12a、12g及び中央に位置する3
つの吹出口12c〜12eは第7図に示すように車室内
の前側座席15(運転席又は助手席)の前方に対応して
配置され、この各ベント吹出口12a、12c 〜12
e、12gには、揺動により空気の吹出方向を上下方向
に可変とするスイングルーバ16が配設されている。す
なわち、この各ルーバ16は、第6図に示すように、上
下方向に一定の間隔をあけて配置されかつ各々水平方向
の支持軸18回りに揺動可能な複数枚の羽根17.17
.・・・を有し、この各羽根17の一側面で支持軸18
よりも前側端部には切欠部17aが形成され、その切欠
部17aには支持軸18と平行なピン19が突設されて
いる。また、20は上記羽根17. 17.・・・の切
欠部17a、17a、・・・に沿って上下方向に延びる
断面矩形のロッドであって、該ロッド20には、その長
さ方向に複数個のビン孔21. 21.・・・が上記羽
根17゜17、・・・と同じ間隔をあけて形成されてい
る。そして、この各ビン孔21に各羽根17のピン19
がそれぞれ回動自在に嵌合されており、ロッド20の長
さ方向(上下方向)の動きに対して各羽根17が互いに
連動してその支持軸18回りに同一の傾き位置を維持し
つつ、上下方向に揺動(スイング)するようになされて
いる。
また、上記ロッド20の下端には、ロッド20と直交す
る方向に延びる角棒22が一体に取り付けられ、該角棒
22の一側面には、その全長に亘って延びる摺動溝23
が形成されている。また、24は上記スイングルーバ1
6を駆動するためのルーバモータであり、該ルーバモー
タ24は複数段の減速機構(図示せず)を内蔵しており
、その出力軸24aには円板25が中心位置にて固定さ
れている。この円板25の一側面には円板中心から一定
の偏心距離を有する1つのピン(図示せず)が突設され
、該ピンは上記角棒22の摺動溝23に摺動自在にかつ
回転自在に係合している。よって、モータ24の作動に
よりその出力軸24aを低速回転させて、ピンを摺動溝
23内で往復摺動させることにより、ロッド20をその
長さ方向に往復運動させて、ルーバ16の羽根17. 
17゜・・・を同期させて支持軸18回りにスイングさ
せるようにした駆動装置27が構成されている。
上記ブロワモータ5及び各ルーバモータ24は、第2図
に示すようにコントロールユニット30により駆動され
るように構成されている。このコントロールユニット3
0には、上記ブロワモータ5の端子電圧を調整してモー
タ回転数つまりブロワによる空調装置2からの吹出風量
を調整する風量調整装置31と、座席15の前後方向の
移動位置を検出するシート位置検出スイッチ32と、ル
ーバ16の実際の向きを検出するポテンショメータ33
とが接続されている。上記風量調整装置31は可変ボリ
ュームからなり、その接点をOFF位置からMAX位置
に切換操作するのに伴い、ブロワモータ5の端子電圧v
8を上昇させて吹出風量を増加させるようになされてい
る。
また、上記シート位置検出スイッチ32は、座席15を
前後移動可能に支持するスライドレール(図示せず)に
前側から順に所定間隔をあけて取り付けられた第1〜第
5の5つの固定接点32b〜32fと、座席15側に取
り付けられ、上記固定接点32b〜32fに導通可能な
可動接点32aとを備えてなり、座席15の前後移動に
伴って変化する可動接点32aとの導通固定接点32b
〜32fに基づいて座席15の移動位置を検出し、可動
接点32aが第1〜第5の固定接点32b〜32fに変
化するのに応じて検出値としてのシートポジションSp
を5p−1〜5に変化させるようになされている。
さらに、上記ポテンショメータ33は、上記駆動装置2
7に付設されており、そのロッド20の移動位置に基づ
いてルーバ16の実際の向き(各羽根17の角度)を検
出するものであり、ロッド20側に取り付けられた可動
接点33aと、ケース側に取り付けられた抵抗部33b
とからなり、抵抗部33bのH1側端子には例えば5ボ
ルトが印加され、Lo側端子はアースされており、ロッ
ド20の移動に伴って変化する出力電圧、つまり可動接
点33aとLo側端子との間の電圧Vabに基づいてル
ーバ16の向きを検出する。そして、このポテンショメ
ータ33においては、第4図に示すように、その出力電
圧Vabが最小値E(ボルト)から最大値Aまで変化す
るのに伴い、ルーバ16の水平方向に対する角度つまり
ベント吹出口12a〜12dからの空気吹出角が水平方
向を零として−αから+αまでの範囲で変化し、出力電
圧Vabが最小値E(ボルト)のときには、ルーバ16
(空気吹出方向)が水平方向から下側に一αの角度をも
って下向きとなり、出力電圧Vabが最小値EからD−
Bに増大するほど、空気吹出方向が下向きから上向きに
変化し、出ノj電圧Vabの最大値Aでは、空気吹出方
向が水平方向から上側にαの角度をもって上向きとなる
ように設定されている。
そして、上記コントロールユニット30のCPUにおい
ては、クーラユニット6の作動する冷房時、第3図に示
す制御フローでもって信号処理を行う。すなわち、ステ
ップS1において吹出モードを選択する。この吹出モー
ドがヒートモード(H)、デフモード(D)又はヒート
/デフモード(H/D)であるときには、そのまま終了
するが、ベントモード(V)又はパイレベルモード(B
/L)のときには、ステップS2に進み、ブロワモータ
5の端子電圧vBを読み込み、次のステップS3で、こ
のモータ端子電圧vBが5ボルト以下であるかどうかを
判定する。ここで、v8≦5のYESと判定されたとき
には、ステップS4に進み、ポテンショ比較電圧Vpを
最大値Aに設定した後、ステップS+2に進む。すなわ
ち、上記ポテンショ比較電圧Vpはルーバ16の向きを
設定するためのものであり、後述の如く、ルーバモータ
24の作動に伴い、ルーバ16の向きに対応するポテン
ショメータ出力電圧Vabが上記比較電圧Vpになると
、モータ24の作動を停止させる。
上記ステップS3での判定がVB>5のNOのときには
、ステップS5に進み、今度はモータ端子電圧Vsが8
ボルト以下であるかどうかを判定する。ここで、Vs≦
8のYESと判定されたときには、ステップS6に進み
、ポテンショ比較電圧vPをVP−Bに設定した後、ス
テップS+2に進む。一方、ステップS5での判定がV
B >8のNoのときには、ステップS7に進み、今度
はモータ端子電圧v8が10ボルト以下であるがどうか
を判定する。ここで、VB≦10のYESと判定された
ときには、ステップS8に進み、ポテンショ比較電圧V
pをVp−Cに設定した後、ステップS12に進む。ま
た、ステップS7でVs>10のNOと判定されたとき
には、ステップS9に進み、モータ端子電圧Vsが12
ボルト以下であるかどうかを判定する。Va≦12のY
ESと判定されたときには、ステップSe6に進み、ポ
テンショ比較電圧Vpをvp−Dに設定した後、ステッ
プS12に進む。さらに、ステップS9でVB>12の
NOと判定されたときには、ステップS11に進み、ポ
テンショ比較電圧Vpを最小値Eに設定した後、ステッ
プS12に進む。
上記ステップSI2では、上記シート位置検出スイッチ
32の検出信号に基づくシートポジションSPを読み込
み、次のステップS13ではそのシートポジションSp
が5p=1.つまり座席15が前端位置にあるかどうか
を判定する。ここで5P−1のYESの判定されると、
ステップS+4に進み、上記ポテンショ比較電圧VPか
ら所定値aを減じて新たな比較電圧Vp(−Vp−a)
を設定した後、ステップ824に進む。
上記ステップS+3での判定がSP≠1のNoのときに
は、ステップSI5に進み、上記シートポジションSp
がSp =2であるかどうかを判定する。
ここで5P−2のYESの判定されると、ステップSI
6に進み、上記ポテンショ比較電圧VPから所定値すを
減じて新たな比較電圧Vp  (=Vp −b)を設定
した後、ステップS24に進む。
上記ステップSI5での判定がSP≠2のNOのときに
は、ステップS17に進み、上記シートポジションSp
がSp −3であるかどうかを判定する。
ココで5P−3のYESの判定されると、ステップS1
8に進み、上記ポテンショ比較電圧Vpを新たな比較電
圧Vp(−Vp−c)に設定した後、ステップS24に
進む。
上記ステップSI7での判定がSp≠3のNoのときに
は、ステップSI9に進み、上記シートポジションSp
が5p=4であるかどうかを判定する。
ここで5p−4のYESの判定されると、ステップ32
0に進み、上記ポテンショ比較電圧VPを新たな比較電
圧Vp(−Vp−d)に設定した後、ステップS24に
進む。
上記ステップ819での判定がSP≠4のNoのときに
は、ステップS2+に進み、上記シートポジションSp
が5P−5であるかどうかを判定する。
ここで5p−5のYESの判定されると、ステップS2
2に進み、上記ポテンショ比較電圧vPを新たな比較電
圧Vp(−Vp−e)に設定した後、ステップS24に
進む。上記ステップS2+での判定がSp≠5のNOの
ときには、ステップS23に進み、ポテンショ比較電圧
VPを新たな比較電圧Vp(−Vp−f)に設定した後
、ステップ824に進む。
そして、上記ステップS24では、上記ルーバモータ2
4をポテンショメータ33の出力電圧Vabが上記設定
された各比較電圧VPに一致するように作動させ、しか
る後に終了する。
尚、上記定数A−F、a−fにより、ポテンショ比較電
圧Vp、従ってルーバ16の向きが決まる。このため、
定数A−F、a−fは、冷風が乗員の身体の所定の箇所
に向けて正確に当たるように、予め実験に基づいて設定
されている。
よって、本実施例の場合、上記シート位置検出スイッチ
32及び上記コントロールユニット30の処理手順にお
けるステップSI2により、座席15の前後方向の移動
位置を検出するようにしたシート位置検出手段34が構
成されている。
また、上記フローのステップS2により、ブロワモータ
5の端子電圧Vsに基づき空調装置2からの吹出風量を
検出するようにした吹出風量検出手段35が構成されて
いる。
さらに、ステップS3〜Sll、SI3〜S24により
、上記シート位置検出手段34及び風量検出手段35の
各検出値に応じて上記ルーバ16の水平方向に対する角
度を変化させ、座席15が後側にあるほど、また吹出風
量が少ないほど、ルーバ16の向きを上側に傾けて、吹
出方向を上向きにするように上記駆動装置27を制御す
る制御手段36が構成されている。
したがって、上記実施例においては、空調装置2の空気
吹出モードがベントモード(V)又はパイレベルモード
(B/L)にあるときに、ベント吹出口12a〜12d
から冷風が乗員に向けて吹き出される。その場合、風量
調整装置31により設定されたブロワモータ5の端子電
圧vBに基づき、上記吹出口12a〜12dからの空気
吹出量が吹出風量検出手段35により検出される。また
、シート位置検出スイッチ32の出力信号に基づき、座
席15の前後方向の移動位置がシート位置検出手段34
により検出される。そして、これらの検出値に応じて、
各ルーバ16の駆動装置27が制御されて、該各ルーバ
16の水平方向に対する角度、つまり空気の吹出方向が
調整される。
例えば、冷風を乗員の胸元付近に当てたい場合、第7図
(a)に示すように、座席15が前側にあり、かつ吹出
風量が多いときには、ルーバ16が水平ラインに対し下
向きの傾斜角度に保持され、吹出口12a〜12dから
空気が下向きに吹き出される。(尚、第7図では吹出風
量の多少を矢印の長さに対応させて図示しており、矢印
の長さが長いほど風量が多いことを示している。)また
、同図(b)に示すように、吹出風量が多いが座席15
が後側にあるとき、或いは図(C)に示すように、座席
15が前側にあるが吹出風量が少ないときには、ルーバ
16の向きが水平方向に保持され、吹出口12a〜12
dから空気が水平方向に吹き出される。
さらに、図(d)に示すように、座席15が後側にあり
、しかも吹出風量が少ないときには、ルーバ16が水平
ラインに対し上向きの傾斜角度に保持され、吹出口12
a〜12dから空気が上向きに吹き出される。こうして
空気吹出風量の変化に伴い、ルーバ16の向きが変化し
て吹出口12a〜12dからの空気吹出方向が変わるた
め、吹出口12a〜12dから離れるに伴って降下する
冷風を、吹出量及び座席位置の変動に拘らず常に乗員の
目的位置に的確に当てることができる。このように吹出
口12a〜12dからの空気吹出方向が変わる結果、空
調装置2の冷房性能を大幅に向上させることができる。
尚、上記実施例において、座席15の前後位置のみなら
ず、その高さ位置やシートバックの傾倒角等を加味して
ルーバ16の向きを調整してもよく、冷風を身体の目的
箇所により一層的確に当てることか可能となる。
第8図は本発明の第2実施例を示しく尚、この実施例で
は、空調装置の基本構成は上記第1実施例と同じである
ので、第1実施例と同じ部分については同じ符号を付し
てその詳細な説明は省略する)、ルーバ16の向きを座
席前後位置のみに基づいて制御するようにしたものであ
る。
すなわち、第8図に示す制御フローは、この第2実施例
におけるコントロールユニット30のCPUで行われる
信号処理手順を示し、ステップS1において吹出モード
を選択する。この吹出モードがヒートモード(H)、デ
フモード(D)又はヒート/デフモード(H/D)であ
るときには、そのまま終了するが、ベントモード(V)
又はパイレベルモード(B/L)のときには、ステップ
SI2に進み、シート位置検出スイッチ32の検出信号
に基づくシートポジションSPを読み込む。
次のステップS13ではそのシートポジションSpが5
P−1であるかどうかを判定する。ここで5P−1のY
ESの判定されると、ステップS′14に進み、ポテン
ショ比較電圧VPをVp−−aと設定した後、ステップ
S′24に進む。
上記ステップS+3での判定がSP≠1のNOのときに
は、ステップSI5に進み、上記シートポジションSP
がSp −2であるかどうかを判定する。
ここで5p−2のYESの判定されると、ステップS’
+6に進み、上記ポテンショ比較電圧VPをVp−−b
と設定した後、ステップS′24に進む。
上記ステップSI5での判定がSP≠2のNoのときに
は、ステップ517に進み、上記シートポジションSP
がSp −3であるかどうかを判定する。
ここで5p−3のYESの判定されると、ステップS′
18に進み、上記ポテンショ比較電圧vPをVp=−c
に設定した後、ステップS′24に進む。
上記ステップS+7での判定がsp≠3のNoのときに
は、ステップSI9に進み、上記シートポジションSP
が5P−4であるかどうかを判定する。
ここで5p−4のYESの判定されると、ステップS/
、に進み、上記ポテンショ比較電圧VpをVP−−dに
設定した後、ステップS′24に進む。
上記ステップS+9での判定がSP≠4のNoのときに
は、ステップS2+に進み、上記シートポジションSP
がsp −5であるかどうかを判定する。
ここで5P−5のYESの判定されると、ステップS/
、に進み、上記ポテンショ比較電圧VpをVp−−eに
設定した後、ステップS′24に進む。
上記ステップS2+での判定がSp≠5のNoのときに
は、ステップS23に進み、ポテンショ比較電圧Vpを
VP−−fに設定した後、ステップS′Uに進む。
そして、上記ステップS′24では、上記ルーバモータ
24をポテンショメータ33の出力電圧Vabが上記設
定された各比較電圧VPに一致するように作動させ、し
かる後に終了する。
よって、本実施例の場合、座席15の前後移動位置が前
側にあるときには、ルーバ16の向きが下側に傾き、吹
出口12a〜12dからの空気吹出方向が下向きとされ
る。そして、座席15が後側に移動するのに伴い、上記
ルーバ16の向きが上側に変化し、吹出口12a〜1.
2 dからの空気吹出方向が上向きに変わる。このよう
に座席15の前後位置の変化に伴い、ルーバ16の向き
が変化して吹出口12a〜12dからの空気吹出方向が
変わる結果、吹出空気を座席前後位置の変動に拘らず常
に乗員の目的位置に的確に当てることができる。
さらに、第9図は第3実施例を示し、ルーバ16の向き
を吹出風量のみに基づいて制御するようにしたものであ
る。
すなわち、第9図に示す制御フローは、第3実施例にお
けるコントロールユニット30のCPUで行われる信号
処理手順を示し、まず、ステップSIにおいて吹出モー
ドを選択する。この吹出モードがベントモード(V)又
はパイレベルモード(B/L)のときには、ステップS
2に進み、ブロワモータ5の端子電圧Vsを読み込み、
次のステップS3で、このモータ端子電圧Veが5ボル
ト以下であるかどうかを判定する。ここで、v8≦5の
YESと判定されたときには、ステップS4に進み、ポ
テンショ比較電圧Vpを最大値A1;設定した後、ステ
ップS″24に進む。上記ステップS3での判定がVB
>5のNoのときには、ステップS5に進み、今度はモ
ータ端子電圧vBが8ボルト以下であるかどうかを判定
する。ここで、VB≦8のYESと判定されたときには
、ステップS6に進み、ポテンショ比較電圧VPをvP
−Bに設定した後、ステップS′24に進む。一方、ス
テップS5での判定がVB〉8のNOのときには、ステ
ップS7に進み、今度はモータ端子電圧Vsが10ボル
ト以下であるかどうかを判定する。
ここで、VB≦10のYESと判定されたときには、ス
テップS8に進み、ポテンショ比較電圧VPをVP−C
に設定した後、ステップS′24に進む。また、ステッ
プS7でVa>10のNOと判定されたときには、ステ
ップS9に進み、モータ端子電圧Vsが12ボルト以下
であるかどうかを判定する。vB≦12のYESと判定
されたときには、ステップSIOに進み、ポテンショ比
較電圧VρをVP−Dに設定した後、ステップS′24
に進む。さらに、ステップS9でVB>12のNOと判
定されたときには、ステップSl+に進み、ポテンショ
比較電圧Vpを最小値Eに設定した後、ステップS′2
4に進む。
そして、上記ステップS′24では、上記ルーバモータ
24をポテンショメータ33の出力電圧Vabが上記設
定された各比較電圧Vpに一致するように作動させ、し
かる後に終了する。
よって、本実施例の場合、ベント吹出口12a〜12d
からの吹出風量が多いときには、ルーバ16の向きが下
側に傾き、吹出口12a〜12dからの空気吹出方向が
下向きとされる。そして、吹出風量が少なくなるのに伴
い、上記ルーバ16の向きが上側に変化し、吹出口12
a〜12dからの空気吹出方向が上向きに変わる。この
ように吹出風量の変化に伴い、ルーバ16の向きが変化
して吹出口12a〜12dからの空気吹出方向が変わる
結果、吹出空気を吹出風量の変動に拘らず常に乗員の目
的位置に的確に当てることができる。
尚、上記実施例では、左右及び中央の5つのベント吹出
口12a、12c 〜12e、12gの各々にスイング
ルーバ16を配設したが、左右の吹出口12a、12g
のみにルーバ16を配置してもよい。
(発明の効果) 以上の如く、本発明によると、車両空調装置における吹
出口からの空気吹出方向を上下方向に変化させるルーバ
と、座席の前後方向の移動位置を検出するシート位置検
出手段とを設け、その検出値に応じて上記ルーバの向き
を変化させるようにしたことにより、吹出口からの吹出
空気を乗員の着座位置の変動に拘らず常に乗員の目的位
置に的確に当てることができる。
また、上記シート位置検出手段に代えて、空調装置から
の吹出風量を検出する吹出風量検出手段を設け、該検出
手段の検出値に応じてルーバの向きを変化させるように
することにより、吹出空気をその吹出量の変動に拘らず
常に乗員の目的位置に的確に当てることができる。
さらに、上記シート位置検出手段及び吹出風量検出手段
の双方を設け、該雨検出手段の検出値に応じてルーバの
向きを変化させるようにしたことにより、吹出口からの
吹出空気を乗員の首座位置及び吹出風量の変動に関係な
く常に乗員の目的位置に的確に当てることができる。よ
って、本発明によれば、空調装置の空調性能、とりわけ
冷房性能を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す図である。第2図〜第7図
は本発明の第1実施例を示し、第2図はルーバの駆動制
御系の全体構成を示す電気回路図、第3図はコントロー
ルユニットで処理される処理手順を示すフローチャート
図、第4図はポテンショメータ電圧と空気吹出角との関
係を示す特性図、第5図は吹出口の配置を示す斜視図、
第6図はルーバ及びその駆動装置の概略構造を示す斜視
図、第7図は座席前後位置及び吹出FtAffiの変化
に伴う空気の吹出方向の変化を示す模式断面図である。 第8図は第2実施例を示す第3図相当図である。 第9図は第3実施例を示す第3図相当図である。 2・・・空調装置、5・・・ブロワモータ、12a〜1
2g・・・ベント吹出口、15・・・座席、16・・・
スイングルーバ、24・・・ルーバモータ、27・・・
駆動装置、30・・・コントロールユニット、34・・
・シート位置検出手段、35・・・吹出風量検出手段、
36.36’、36’・・・制御手段。 第7図 (Q) (b) (C) (d) 第8図 第9図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前後方向に移動可能な座席の前方に吹出口が設け
    られた車両の空調装置において、上記吹出口に配設され
    、空気の吹出方向を上下方向に可変とするルーバと、該
    ルーバを揺動させる駆動手段と、上記座席の前後方向の
    移動位置を検出するシート位置検出手段と、該シート位
    置検出手段の検出値に応じて上記ルーバの向きを変化さ
    せるように上記駆動手段を制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする車両空調用吹出口構造。
  2. (2)座席の前方に吹出口が設けられた車両の空調装置
    において、上記吹出口に配設され、空気の吹出方向を上
    下方向に可変とするルーバと、該ルーバを揺動させる駆
    動手段と、空調装置からの吹出風量を検出する吹出風量
    検出手段と、該吹出風量検出手段の検出値に応じて上記
    ルーバの向きを変化させるように上記駆動手段を制御す
    る制御手段とを備えたことを特徴とする車両空調用吹出
    口構造。
  3. (3)前後方向に移動可能な座席の前方に吹出口が設け
    られた車両の空調装置において、上記吹出口に配設され
    、空気の吹出方向を上下方向に可変とするルーバと、該
    ルーバを揺動させる駆動手段と、上記座席の前後方向の
    移動位置を検出するシート位置検出手段と、空調装置か
    らの吹出風量を検出する吹出風量検出手段と、上記シー
    ト位置検出手段及び風量検出手段の各検出値に応じて上
    記ルーバの向きを変化させるように上記駆動手段を制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする車両空調用吹
    出口構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018131196A (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 株式会社デンソー 車両用空調ユニット
WO2018150805A1 (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 株式会社デンソー 車両用空調ユニット
JP2019151178A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 株式会社デンソー シート空調装置

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