JPH11189023A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH11189023A
JPH11189023A JP35924597A JP35924597A JPH11189023A JP H11189023 A JPH11189023 A JP H11189023A JP 35924597 A JP35924597 A JP 35924597A JP 35924597 A JP35924597 A JP 35924597A JP H11189023 A JPH11189023 A JP H11189023A
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孝慎 篠原
Yutaka Nakajima
裕 中島
Kazuhiro Suzuki
和裕 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車室内の座席を前後に移動させるのにとも
ない、乗員と車両用空調装置の吹出口との距離が変化し
ても着座する乗員の快適性を維持する。 【解決手段】 制御部1は、座席の前後位置を検出する
位置信号発生回路48から入力される信号に基づき、空
調装置の吹出口と座席とが基準位置よりも離れている場
合には吹出風量を増し、近づいている場合には吹出風量
を減じる。このとき、吹出風量の増減に応じてエアミッ
クスドア12の開度を調節し、吹出口から吹き出す空気
の吹出温度を一定に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置、
特に前後に移動可能な座席を有する車両に用いて好適な
車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置、たとえば自動車用空調
装置のベンチレータ吹出口やフット吹出口などは、ダッ
シュボード等に配設される。また、後席に向けて温調後
の空気を吹出可能な空調装置の後席用ベンチレータ吹出
口は、運転席と助手席との間に設置されるセンターコン
ソールの後面や車室の天井部分などに配設され、後席用
フット吹出口は運転席および助手席下方のフロアパネル
上などに配設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの吹
出口はいずれも固定式(前後に移動させることができな
い)であるため、たとえばリムジン車やRV車などのよ
うに座席の位置を前後に大きく移動可能な自動車では、
座席の移動位置によって吹出口から吹き出す温調後の空
気が、その座席に着座する乗員にとって強く感じられた
り、あるいは弱く感じられたりして乗員の快適性を損な
うことがあった。
【0004】そのため、座席を移動するたびに空調の設
定温度や吹出口から吹き出す空気の風量などを調節する
必要があり、空調装置の操作を煩雑なものとしていた。
【0005】本発明の目的は、上述した課題を解決し、
座席の前後移動量の大きな車両であっても吹き出し口と
座席との相対距離の変化によらず、着座する乗員の快適
性を維持し、操作性に優れた車両用空調装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
に対応付けて本発明を説明する。 (1) 請求項1に記載の発明は、車室内を前後に移動
可能な座席の位置を検出する座席位置検出手段48また
は48Aと;空調した空気を吹出口V、Fから座席に向
けて吹き出す際に、座席位置検出手段48または48A
で検出された座席位置に応じて空気の吹出量を調整する
吹出風量制御手段1とを有することにより上述した目的
を達成する。 (2) 請求項2に記載の発明は、風量制御手段1が空
気の吹出量を調整する際に、空気の吹出量によらず、空
気の吹出温度を略一定に保つように制御する吹出温度制
御手段12をさらに有するものである。 (3) 請求項3に記載の発明において、座席は車室内
の前方に設置される前席としたものである。一実施の形
態を示す図5に対応付けて以下の発明を説明する。 (4) 請求項4に記載の発明は、車室内に配設される
前席の後方に配設され、車室内を前後に移動可能な後席
の位置を検出可能な後席位置検出手段48または48A
と;空調ダクト10A内に導く空気の量を調節する吸入
風量調節手段4と;空調ダクト10A内に導かれた空気
を温調する温調手段12と;温調手段12により温調さ
れた空気を、前席側吹出口V、Fおよび後席側吹出口R
V、RFに所定の配風比で導く配風比調節手段24と;
吸入風量調節手段4、温調手段12および配風比調節手
段24を制御して、前席側吹出口V、Fから吹き出す空
気の温度ならびに風量、および後席側吹出口RV、RF
から吹き出す空気の温度を略一定に保ちつつ、後席位置
検出手段48または48Aにより検出される後席位置に
応じて後席側吹出口RV、RFから吹き出す空気の風量
を変化させる吹出風量制御手段1Aとを有するものであ
る。 (5) 請求項5に記載の発明において、前席は車室内
を前後に移動可能であり、前席の位置を検出可能な前席
位置検出手段48または48Aをさらに有し、吹出風量
制御手段1Aはさらに、吸入風量調節手段4、温調手段
12および配風比調節手段24を制御して、前席側吹出
口V、Fから吹き出す空気の温度、および後席側吹出口
RV、RFから吹き出す空気の温度ならびに風量は略一
定に保ちつつ、前席位置検出手段により検出される前席
位置に応じて前席吹出口V、Fから吹き出す空気の風量
を変化させるものである。 (6) 請求項6に記載の発明において、吹出風量制御
手段1Aは、空調装置がDEFモードで運転されている
際には、座席の位置に応じた風量の調整を禁止するもの
である。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の効果】(1) 請求項1に記載の発明によれ
ば、座席の前後移動位置に応じて吹出口から吹き出す空
気の吹出量を調整することにより、座席の前後位置によ
らず乗員の快適性を維持することができる。 (2) 請求項2に記載の発明によれば、吹出口から吹
き出す空気の吹出量を座席の前後移動位置に応じて変化
させたときに、吹出温度を一定に保つように制御するの
で、乗員の快適性をさらに高度に維持することができ
る。 (3) 請求項3に記載の発明によれば、移動量の大き
な前席を有する車両において前席乗員の快適性を維持す
ることができる。 (4) 請求項4に記載の発明によれば、前後に移動可
能な後席と、後席側に空調吹出口とを有する車両におい
て、後席の移動量に応じて後席吹出口から吹き出す空気
の風量を調節し、このときに後席吹出口からの吹出温度
と、前席吹出口からの風量および吹出温度とは一定に保
つので、前席に着座する乗員の快適性を損なうことなく
後席に着座する乗員の快適性を維持することができる。 (5) 請求項5に記載の発明によれば、前後どちらの
座席が移動された場合であっても、移動された座席側の
吹出口からの吹出温度を一定に保ちつつ、風量のみを座
席の移動量に応じて調整するので、他の座席に着座する
乗員の快適性に影響を及ぼすことなく、移動された座席
に着座する乗員の快適性を維持することができる。 (6) 請求項6に記載の発明によれば、空調装置がD
EFモードで運転されている際には、座席の位置に応じ
た風量の調節を禁止することにより、窓晴性を最大限確
保して、速やかにウィンドウの曇りを除去することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】−第1の実施の形態− 図1〜図4を参照して本発明の実施の形態について説明
する。図1は、第1の実施の形態に係る車両用空調装置
の概略的構成を示し、(a)は空調ダクトの構成を、
(b)は空調装置の制御回路を説明するブロック図を示
す。
【0010】図1(a)において、空調ダクト10の内
部にはファンモータ2により駆動されるブロアファン
4、エバポレータ6、ヒータコア8、エアミックスドア
12などが配設される。空調ダクト10の後方にはベン
チレータダクトV、デフロスタダクトD、そしてフット
ダクトFが連設される。空調ダクト10と上述した各ダ
クトV、D、Fとの接続部分には、ベントドア18、デ
フドア20、フットドア22が配設される。これらのド
アはそれぞれベントドアアクチュエータ18a、デフド
アアクチュエータ20a、フットドアアクチュエータ2
2aによって開閉駆動される。以下、上記3種のアクチ
ュエータをモードドアアクチュエータと称する。
【0011】ブロアファン4によって、図1の矢印F
1、F2に示すように空調ダクト10の内部に導かれた
空気は、エバポレータ6を通過する際に除湿・冷却され
る。この空気は、エアミックスドア12の開度に応じた
分流比でヒータコア8を通過する空気Hとヒータコアを
バイパスする空気Cとに分流される。
【0012】図1(b)において、空調装置の作動を制
御するための制御部1には空調温度や送風モードを設定
するための操作パネルPが接続される。制御部1にはま
た、車室内気温(内気温)、車室外気温(外気温)、車
室内に入射する日射量、エバポレータ内を流動する冷媒
の温度、エバポレータ通過直後の空気の温度(吸い込み
温度)などを計測するための各種センサ(以下、これら
をまとめてセンサと称する)Sが接続される。
【0013】また、制御部1にはエアミックスドア12
の開度を検出するためのエアミックスドア開度センサ1
2s、そしてベントドア18、デフドア20、フットド
ア22の開閉状態を検知するためのモードドア開度セン
サ18s、20s、22sが接続される。制御部にはさ
らに、前席の前後移動量を検知するための位置信号発生
回路48または48A(位置信号発生回路48、48A
については後で説明する)が接続される。
【0014】制御部1は、操作パネルPで設定された空
調温度や送風モード、そしてセンサSより入力される情
報に基づき、制御部1に接続されるファンモータ2、エ
アミックスドアアクチュエータ12a、モードドアアク
チュエータ18a、20a、22aなどを制御して、所
定温度に温調された空気を所定の吹出口より吹き出す。
【0015】図2を参照して本実施の形態に係る車両用
空調装置が設置される車両の室内に配設される座席30
と、この座席30の前後位置に応じて信号を発する位置
信号発生回路48、48Aとについて説明する。
【0016】図2(a)は、電動で座席30を前後に移
動させることのできるものの構成を概略的に示すもので
ある。座席30の下部にはモータ32が配設される。モ
ータ32の回転力は減速機34を介してリードスクリュ
ウ36に伝達される。リードスクリュウ36は、その両
端を軸受けブロック35a、35bによって回転自在に
支持されている。軸受けブロック35a、35bはフロ
アパンFPに固設される。また、リードスクリュウ36
にはブロック38が螺合する。このブロック38は座席
30の下面に固設される。座席30は、フロアパンFP
に固設された不図示のスライドレールによって前後に移
動可能に保持される。
【0017】座席30の座面近傍にはシートスイッチ4
6が設置されていて、乗員がこのシートスイッチ46を
操作するのに応じてシートコントローラ44はモータ3
2を正逆転させて座席30を前後に移動させる。
【0018】モータ32の回転軸には、その円周方向に
切り欠きを有する回転板40が装着される。モータ32
の回転に伴って、上述した切り欠き部を有する回転板4
0も回転し、フォトインタラプタ42内の投受光光路を
断続的に遮る。これにより、フォトインタラプタ42か
らはモータ32の回転量に比例した数のパルスを発生す
る。フォトインタラプタ42は位置信号発生回路48と
接続される。位置信号発生回路48はまた、シートコン
トローラ44とも接続されていて、シートコントローラ
44からはモータ32の回転方向に関する信号が出力さ
れる。
【0019】軸受けブロック35a、35bにはそれぞ
れリミットスイッチ33a、33bが固設される。リミ
ットスイッチ33a、33bは、シートコントローラ4
4に接続される。シートコントローラ44は、リミット
スイッチ33aが作動したことを検知するとモータ32
を停止させ、座席30をそれ以上前進させないようにす
る。同様にリミットスイッチ33bが作動したときには
座席30をそれ以上後退させないようにする。リミット
スイッチ33a、33bのいずれかが作動したことを検
出するのに伴い、シートコントローラ44は位置信号発
生回路48に対して座席30が前端、あるいは後端に位
置することを示す信号を発する。このような構成によ
り、位置信号発生回路48はシートコントローラ44か
らのモータ回転方向情報と、フォトインタラプタ42か
ら出力されるパルス信号とから座席30の位置に関する
信号を生成する。また、リミットスイッチ33aまたは
33bが作動した場合には、座席位置情報がリフレッシ
ュされる。
【0020】位置信号発生回路48は空調装置の制御部
1と接続されており、座席位置に関する情報が制御部1
に入力される。
【0021】図2(b)を参照して座席30の別の構成
例について説明する。図2(b)は、手動にて座席30
を前後に移動可能なものの構成を示す。図示はしていな
いがスライドレールがフロアパンFPに固設され、座席
30はこのスライドレールによって前後に移動可能に保
持される。搭乗者は、不図示のラッチを解除しながら座
席30を前後させ、所望の位置でラッチをかける。フロ
アパンFPの上にはマイクロスイッチS1〜S5が所定
の間隔で車両の前後方向に配列される。マイクロスイッ
チS1〜S5は、位置信号発生回路48Aと接続され
る。座席30の下部には車両の前後方向に延在するプレ
ート37が固設される。このプレート37により、座席
30が前後するのに伴ってマイクロスイッチS1〜S5
の何れかが作動する。なお、このプレート37は、座席
30の位置によって図2(b)に示すようにマイクロス
イッチS1〜S5のいずれか一つのみを作動させる場合
と、相隣する二つのマイクロスイッチを同時に作動させ
る場合とがある。位置信号発生回路48Aは、マイクロ
スイッチS1〜S5の作動状態に応じ、図2(c)の表
に示すように9通りの座席位置情報を発する。位置信号
発生回路48Aは、空調装置の制御部1と接続されてお
り、座席位置に関する情報が制御部1に入力される。
【0022】第1の実施の形態において位置信号発生回
路48または48Aは、前席の前後位置に関する情報を
制御部1に出力する。
【0023】図1、図3および図4を参照し、第1の実
施の形態に係る車両用空調装置において、制御部1によ
り実行される空調制御の処理手順について説明する。図
3は、制御部1により実行される空調制御処理手順を示
すフローチャートである。図3に示すプログラムは、制
御部1によって実行される空調制御のメインプログラム
により所定の時間間隔をおいてコールされる。このプロ
グラムは、位置信号発生回路48または48Aから入力
される前席の位置情報をもとに、ダッシュボードなどに
設置された所定の吹出口より空調後の空気を吹き出す際
の風量を制御するためのものである。
【0024】ステップS101において制御部1は、空
調装置がベンチレーション(以下、VENTと称す
る)、バイレベル(以下、B/Lと称する)、フット
(以下、FOOTと称する)、デフロスト(以下DEF
と称する)、デフ/フット(以下、D/Fと称する)の
各モードのうち、どの空調モードで運転されているかを
検出する。制御部1はステップS102において、位置
信号発生回路48より前席の前後位置に関する情報を入
力する。ステップS103において制御部1は、ステッ
プS101で検出した空調モードがDEF以外であると
判定した場合にステップS104に分岐する。
【0025】ステップS104において制御部1は、エ
アミックスドア開度センサ12sよりエアミックスドア
12の開度に関する信号を入力する。ステップS105
において制御部1は、ステップS101で検出された空
調モードに応じて、以下に説明するステップS106、
S107で参照するための空調制御マップを選択する。
【0026】ここで空調制御マップについて図4を参照
して説明する。制御部1は、ステップS102で入力し
た前席位置情報に基づき、前席位置が基準位置よりも前
側、すなわち前席乗員と吹出口との距離が近い場合には
吹出風量を低下させ、逆の場合には吹出風量を増加させ
る。ただし、空調ダクト10内を流動する空気がエバポ
レータ6やヒータコア8を通過するときに冷却あるいは
加熱される際の熱量は一定であるため、単に吹出風量を
増減させただけでは、空調後の温度が変化してしまう。
そのため、吹出風量、すなわちファンモータ2に印加す
るファン電圧を変化させた場合には、ファン電圧の変化
量に応じてエアミックスドア12の開度を調節し、吹出
口から吹き出す空気の温度を一定にすることが望まし
い。そのために用いられるのが図4に示すマップであ
る。このマップは、車種によって異なるのは無論のこ
と、運転されている空調モードによっても異なる。それ
故に制御部1は、ステップS101で検出された空調モ
ードに応じて複数のマップの中から所定のマップを選択
する。このマップはプログラム中にデータテーブルとし
てあらかじめストアされている。あるいはデータテーブ
ルに代えて関数を組み込んでおき、その関数を用いて必
要な数値を算出するものであってもよい。
【0027】図3のステップS106において制御部1
は、ステップS102で入力した前席位置情報に基づ
き、図4に示すマップよりファン電圧補正値βを求め
る。ステップS107において制御部1は、ファン電圧
補正値βから目標吹出温度補正値γを求める。ステップ
S108において制御部1は、ステップS106および
S107で求めたファン電圧補正値βおよび目標吹出温
補正値γをもとに新たに設定すべきファン電圧Vおよび
目標吹出温度XMを算出し、メインプログラムにリター
ンする。
【0028】ステップS103で空調モードがDEFに
設定されていると判定された場合、制御部1はステップ
S109に分岐してファン電圧および目標吹出温度に補
正を加えることなくメインプログラムにリターンする。
これは、DEFモード時の窓晴性を最大限確保して、速
やかにウインドウの曇りを除去する必要があるからであ
り、また、DEF吹出口から吹き出す空気は乗員の快適
性には直接的には関与しないからである。
【0029】以上のように、第1の実施の形態に係る車
両用空調装置では、前席の移動量を検知して、その移動
量に応じて吹出口より吹き出す空気の量を増減し、その
際に吹出温度が変化することのないようにエアミックス
ドアの開度を調節するので、特にシートスライド量の大
きな車両においても乗員の快適性を維持することができ
る。
【0030】−第2の実施の形態− 図5〜図9を参照して第2の実施の形態に係る車両用空
調装置について説明する。第2の実施の形態に係る車両
用空調装置は、後席側にもVENT吹出口とFOOT吹
出口とを有するものであり、前席、後席ともに座席位置
の検出が可能に構成される。そして、乗員により前席が
移動された場合には後席の風量、吹出温度を変えること
なく前席の風量を増減する。このとき、前席の吹出温度
を変えないように制御するのは第1の実施の形態に係る
車両用空調装置と同様である。一方、後席が移動された
場合には前席の風量および吹出温度を変えることなく、
かつ後席の吹出温度を一定に保ったまま後席の吹出風量
を増減する。
【0031】図5は、第2の実施の形態に係る車両用空
調装置(前後席吹出タイプ)の概略的構成を示し、
(a)は空調ダクトの構成を、(b)は空調装置の制御
回路を説明するブロック図を示す。なお、第1の実施の
形態に係る車両用空調装置の構成を示す図1と同様の部
分には同一の符号を付し、図1との差異を中心に説明を
する。
【0032】図5(a)において、空調ダクト10Aの
後方部分には隔壁28が設けられる。この隔壁28を隔
てて、空調ダクト10Aの上側部分が前席側に配設され
る吹出口V、D、Fに連通しており、また、空調ダクト
10Aの下側部分を流動する空気が後席側に配設される
吹出口RV、RFに連通している。空調ダクト10Aの
内部には前後配風比調整ドア24が配設され、前後配風
比調整ドアアクチュエータ24aによって開閉駆動され
る。この前後配風比調整ドア24には前後配風比調整ド
ア開度センサ24sが配設される。前後配風比調整ドア
24設置部の後方にはリヤモードドア26がさらに配設
される。このリヤモードドア26はリヤモードドアアク
チュエータ26aにより開閉駆動される。リヤモードド
ア26にはリヤモードドア開度センサ26sが配設され
る。リヤベント吹出口RVは、運転席と助手席との間に
配設されるセンターコンソールの後方や車室内の天井に
設置される。リヤフット吹出口RFは、運転席および助
手席の下部のフロアパン上などに設置される。
【0033】図5(b)において、後席連動空調スイッ
チRSは、上述のセンターコンソール後方にリヤベント
吹出口RVとともに設置される。リヤモードドア開度セ
ンサ26sは、他のモードドア開度センサ18s、20
s、22sとともに制御部1Aに接続される。前後配風
比調整ドア開度センサ24sも制御部1Aに接続され
る。制御部1Aにはまた、前席および後席それぞれの前
後位置を検出する位置信号発生回路48も接続される。
【0034】制御部1Aは、操作パネルPおよび後席連
動空調スイッチRSで設定された空調温度や空調の運転
モード、そしてセンサSより入力される情報に基づき、
制御部1Aに接続されるファンモータ2、エアミックス
ドアアクチュエータ12a、前後配風比調整ドアアクチ
ュエータ24a、モードドアアクチュエータ18a、2
0a、22a、26aなどを制御して、所定温度に温調
された空気を所定の吹出口より吹き出す。
【0035】図5〜図9を参照し、第2の実施の形態に
係る車両用空調装置において、制御部1Aにより実行さ
れる空調制御の処理手順について説明する。図6および
図8は、制御部1Aにより実行される空調制御処理手順
を示すフローチャートである。図6および図8に示すプ
ログラムは、制御部1Aによって実行される空調制御の
メインプログラムにより、所定の時間間隔をおいて順次
コールされる。図6に示す処理手順が前席用の吹出口よ
り吹き出す空気の吹出風量および吹出温度の制御、すな
わち前席の吹出制御に関するものであり、図8に示す処
理手順が後席の吹出制御に関するものである。そして、
図6および図8に示す処理手順が順次実行されることに
より、第2実施形態の説明の冒頭部分で説明した内容の
吹出風量および吹出温度の制御が行われる。
【0036】まず、図6に示す前席の吹出制御について
説明する。ステップS201において制御部1Aは、空
調装置がVENT、B/L、FOOT、DEF、D/F
の各モードのうち、どの空調モードで運転されているか
を検出する。制御部1AはステップS202において、
位置信号発生回路48あるいは48Aより前席の前後位
置に関する情報を入力する。ステップS203において
制御部1Aは、ステップS201で検出した空調モード
がDEF以外であると判定した場合にステップS204
に分岐する。
【0037】ステップS204において制御部1Aは、
前後配風比調整ドア24の開度を前後配風比調整ドア開
度センサ24sより入力する。ステップS205におい
て制御部1Aは、エアミックスドア開度センサ12sよ
りエアミックスドア12の開度に関する信号を入力す
る。ステップS206において制御部1Aは、ステップ
S201で検出された空調モードに応じて、以下に説明
するステップS207、S208で参照するための空調
制御マップを選択する。
【0038】ここで図7に示す空調制御マップについて
説明する。制御部1Aは、ステップS202で入力した
前席位置情報に基づき、前席位置が基準位置よりも前
側、すなわち前席乗員と吹出口との距離が近い場合には
前席側の吹出口からの吹出風量を低下させ、逆の場合に
は吹出風量を増加させる。このとき、吹出風量の増減に
応じてエアミックスドア12の開度を調節し、吹出口か
ら吹き出す空気の温度を一定に制御するのは第1の実施
の形態のものと同様である。ただし、このままでは後席
側の吹出口からの吹出風量が変化してしまう。そこで、
前後配風比調整ドア24の開度を調整して、後席側の吹
出口からの風量を調整する。そのために用いられるのが
図7に示すマップである。このマップは、第1の実施の
形態でも説明したように車種や運転されている空調モー
ドなどによって異なる。制御部1Aは、検出された空調
モードに応じて複数のマップの中から所定のマップを選
択する。このマップは、第1の実施の形態に係る空調装
置と同様に、プログラム中にデータテーブルとしてあら
かじめストアされている。あるいはデータテーブルに代
えて関数を組み込んでおき、その関数を用いて必要な数
値を算出するものであってもよい。
【0039】ステップS207において制御部1Aは、
ステップS202で入力した前席位置情報に基づき、図
7に示すマップよりファン電圧補正値βおよび前後配風
比調整ドア開度補正値αを求める。図7に示すマップに
おいて、前席位置情報に対するファン電圧補正値βの関
係を示すグラフと前席位置情報に対する前後配風比調整
ドア開度補正値αの関係を示すグラフとは勾配が逆の関
係にある。これは例えばファン電圧を上昇して前席側の
吹出口から吹き出す風量を増した場合に、前後配風比調
整ドア24を図5の−(マイナス)側に調整して後席側
の吹出口から吹き出す風量を一定に保つためである。ス
テップS208において制御部1Aは、ファン電圧補正
値βから目標吹出温度補正値γを求める。ステップS2
09において制御部1Aは、ステップS207およびS
208で求めたファン電圧補正値β、前後配風比調整ド
ア開度補正値αおよび目標吹出温補正値γをもとに新た
に設定すべき前後配風比調整ドア開度X、ファン電圧V
および目標吹出温度XMを算出し、メインプログラムに
リターンする。
【0040】ステップS203で空調モードがDEFに
設定されていると判定された場合、第1の実施の形態に
係る空調装置と同様に制御部1AはステップS210に
分岐してファン電圧および目標吹出温度に補正を加える
ことなくメインプログラムにリターンする。
【0041】図8に示す後席の吹出制御について説明す
る。ステップS301において制御部1Aは、後席連動
空調スイッチRS(図5)がOnであると判定するとス
テップS302に分岐する。ステップS302において
制御部1Aは、空調装置がVENT、B/L、FOO
T、DEF、D/Fの各モードのうち、どの空調モード
で運転されているかを検出する。制御部1Aはステップ
S303において、位置信号発生回路48あるいは48
Aより後席の前後位置に関する情報を入力する。ステッ
プS304において制御部1Aは、ステップS302で
検出した空調モードがDEF以外であると判定した場合
にステップS305に分岐する。
【0042】ステップS305において制御部1Aは、
前後配風比調整ドア24の開度を前後配風比調整ドア開
度センサ24sより入力する。ステップS306におい
て制御部1Aは、エアミックスドア開度センサ12sよ
りエアミックスドア12の開度に関する信号を入力す
る。ステップS307において制御部1Aは、ステップ
S302で検出された空調モードに応じて、以下に説明
するステップS308〜S310で参照するための空調
制御マップを選択する。
【0043】ここで図9に示す空調制御マップについて
説明する。制御部1Aは、ステップS303で入力した
後席位置情報に基づき、後席位置が基準位置よりも前
側、すなわち後席乗員と吹出口との距離が近い場合には
後席側の吹出口からの吹出風量を低下させ、逆の場合に
は吹出風量を増加させる。このとき、後席側吹出口から
の吹出風量の増減は前後配風比調整ドア24の開度を調
整することにより行う。前後配風比調整ドア24の開度
を変化させると、前席側の吹出口より吹き出す空気の風
量も変化するので、ファンモータ2に印加するファン電
圧を調節してこれを防止する。すると、空調ダクト10
A内を流動する空気の流量が変化するので、エアミック
スドア12の開度を調節し、第1の実施の形態のものと
同様に吹出口から吹き出す空気の温度を一定に制御す
る。ここで説明した一連の制御を行うために用いられる
のが図9に示すマップである。制御部1Aは、検出され
た空調モードに応じて複数のマップの中から所定のマッ
プを選択する。このマップは、第1の実施の形態に係る
空調装置と同様に、プログラム中にデータテーブルとし
てあらかじめストアされている。あるいはデータテーブ
ルに代えて関数を組み込んでおき、その関数を用いて数
値を算出するものであってもよい。
【0044】ステップS308において制御部1Aは、
ステップS303で入力した後席位置情報に基づき、図
9に示すマップ前後配風比調整ドア開度補正値αを求め
る。ステップS309において制御部1Aは、前後配風
比調整ドア開度補正値αよりファン電圧補正値βを求め
る。ステップS310において制御部1Aは、ファン電
圧補正値βから目標吹出温度補正値γを求める。ステッ
プS311において制御部1Aは、ステップS308〜
S310で求めた前後配風比調整ドア開度補正値α、フ
ァン電圧補正値βおよび目標吹出温補正値γをもとに新
たに設定すべき前後配風比調整ドア開度X、ファン電圧
Vおよび目標吹出温度XMを算出し、メインプログラム
にリターンする。
【0045】ステップS301において、後席連動空調
スイッチRSがOffの場合には後席の風量制御を特に
行うことなくリターンしているが、これは例えば後席に
乗員が搭乗していない場合などにエネルギの余分な消耗
を防ぐためである。
【0046】ステップS304で空調モードがDEFに
設定されていると判定された場合、第1の実施の形態に
係る車両用空調装置と同様に制御部1AはステップS3
12に分岐してファン電圧および目標吹出温度に補正を
加えることなくメインプログラムにリターンする。
【0047】以上のように、第2の実施の形態に係る車
両用空調装置では、前席および後席の移動量を検知し
て、その移動量に応じて吹出口より吹き出す空気の量を
増減し、その際に吹出温度が変化することのないように
エアミックスドアの開度を調節する。このとき、移動が
検知されない側の吹出口から吹き出す空気の吹出風量お
よび吹出温度については一定に保つので、前席に着座す
る乗員に対しても後席に着座する乗員に対しても座席の
前後位置によらず快適性を維持することができる。
【0048】以上、第1の実施の形態に係る空調装置で
は、前席の位置に応じて前席側の吹出口から吹き出す空
気の吹出温度を一定に保ちつつ、前席側の風量のみを変
化させていた。また第2の実施の実施の形態に係る空調
装置では、前席、後席いずれの位置にも応じて前席側、
あるいは後席側に配設される吹出口から吹き出す空気の
吹出温度を一定に保ちつつ、座席位置の変化があった方
の吹出口からの風量のみを変化させていた。これに対し
て、例えば3列以上の座席を有する車両に本発明を適用
することも可能である。また、前席側および後席側の両
方に吹出口を有する車両用空調装置で、後席のみの位置
を検出し、前席側の吹出口から吹き出す空気の風量およ
び温度、そして後席側の吹出口から吹き出す空気の温度
を一定に保ったままで、後席側の吹出口から吹き出す空
気の風量のみを増減させるものであってもよい。
【0049】以上の発明の実施の形態と請求項との対応
において、位置信号発生回路48、48Aが座席位置検
出手段、前席位置検出手段、あるいは後席位置検出手段
を、制御部1、1Aが吹出風量制御手段を、エアミック
スドア12が吹出温度制御手段を、ブロアファン4が吸
入風量調節手段を、エバポレータ6あるいはヒータコア
8が温調手段を、前後配風比調整ドア24が配風比調節
手段をそれぞれ構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る車両用空調装置の概略
的構成を示す図であり、(a)は空調ダクト内の構成
を、(b)は空調装置の回路構成を示すブロック図を示
す。
【図2】座席位置検出装置の一例を示す図であり、
(a)が電動式の座席に適用した例を、(b)が手動式
の座席に適用した例を示す。
【図3】第1の実施の形態に係る空調装置の制御部によ
り実行される空調制御処理手順を説明するフローチャー
【図4】座席位置情報をもとにファン電圧補正値、目標
吹出温度補正値を求める際に用いられるマップの概念
図。
【図5】第2の実施の形態に係る車両用空調装置の概略
的構成を示す図であり、(a)は空調ダクト内の構成
を、(b)は空調装置の回路構成を示すブロック図を示
す。
【図6】第2の実施の形態に係る空調装置の制御部によ
り実行される空調制御処理手順を説明するフローチャー
ト。
【図7】座席位置情報をもとにファン電圧補正値、前後
配風比調整ドア開度補正値および目標吹出温度補正値を
求める際に用いられるマップの概念図。
【図8】図6に示すフローチャートに示す処理手順に続
いて実行される空調制御処理手順を説明するフローチャ
ート。
【図9】座席位置情報をもとに前後配風比調整ドア開度
補正値、ファン電圧補正値および目標吹出温度補正値を
求める際に用いられるマップの概念図。
【符号の説明】
1、1A 制御部 2 ファンモータ 4 ブロアファン 6 エバポレータ 8 ヒータコア 10、10A 空調ダクト 12 エアミックスドア 12a エアミックスドアアクチュエータ 12s エアミックスドア開度センサ 24 前後配風比調整ドア 24a 前後配風比調整ドアアクチュエータ 24s 前後配風比調整ドアセンサ 48、48A 位置信号発生回路 RS 後席連動空調スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内を前後に移動可能な座席の位置
    を検出する座席位置検出手段と、 空調した空気を吹出口から前記座席に向けて吹き出す際
    に、前記座席位置検出手段で検出された座席位置に応じ
    て前記空気の吹出量を調整する吹出風量制御手段と、 を有することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用空調装置は、 前記風量制御手段が前記空気の吹出量を調整する際に、
    前記空気の吹出量によらず、前記空気の吹出温度を略一
    定に保つように制御する吹出温度制御手段をさらに有す
    ることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の車両用空調
    装置において、 前記座席は車室内の前方に設置される前席であることを
    特徴とする車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 車室内に配設される前席の後方に配設
    され、前記車室内を前後に移動可能な後席の位置を検出
    可能な後席位置検出手段と、 空調ダクト内に導く空気の量を調節する吸入風量調節手
    段と、 前記空調ダクト内に導かれた空気を温調する温調手段
    と、 前記温調手段により温調された空気を、前席側吹出口お
    よび後席側吹出口に所定の配風比で導く配風比調節手段
    と、 前記吸入風量調節手段、前記温調手段および前記配風比
    調節手段を制御して、前記前席側吹出口から吹き出す空
    気の温度ならびに風量、および前記後席側吹出口から吹
    き出す空気の温度を略一定に保ちつつ、前記後席位置検
    出手段により検出される後席位置に応じて前記後席側吹
    出口から吹き出す空気の風量を変化させる吹出風量制御
    手段と、 を有することを特徴とする車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の車両用空調装置にお
    いて、 前記前席は、前記車室内を前後に移動可能であり、 前記前席の位置を検出可能な前席位置検出手段をさらに
    有し、 前記吹出風量制御手段はさらに、前記吸入風量調節手
    段、前記温調手段および前記配風比調節手段を制御し
    て、前記前席側吹出口から吹き出す空気の温度、および
    前記後席側吹出口から吹き出す空気の温度ならびに風量
    は略一定に保ちつつ、前記前席位置検出手段により検出
    される前席位置に応じて前記前席吹出口から吹き出す空
    気の風量を変化させることを特徴とする車両用空調装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    車両用空調装置であって、前記吹出風量制御手段は、空
    調装置がDEFモードで運転されている際には、座席の
    位置に応じた風量の調整を禁止することを特徴とする車
    両用空調装置。
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