JP4571296B2 - 車両用空調装置の制御方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空調装置の制御方法に関し、特に空調をオフした際の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載されている空調装置、即ちフルオートエアコンは、一般に、外気導入及び内気導入のインテークモードを制御するインテークダンパアクチュエータと、このインテークダンパアクチュエータの制御により導入される空気を送風するためのブロアファンモータと、ブロアファンモータによる送風を車室内に吹き出す吹き出しモードを制御するモードダンパアクチュエータとを有し、インテークダンパアクチュエータの制御モードをインテーク自動制御モードまたはインテーク手動制御モードとして車室内を空調し、この空調を空調オフスイッチの操作に基づいて停止させるようにしている。
【0003】
このようなフルオートエアコンを搭載する車両では、インテーク自動制御モードでの走行中に、空調オフスイッチの操作によりインテークモードが外気導入モードで作動しているときに空調を停止させると、停止直前の吹き出しモードがベントモードやバイレベルモードの場合には、走行により発生するラム圧によって乗員の顔に向かって風が吹き出し、乗員に不快感を与えることが懸念される。
【0004】
これを防止するものとしては、例えば特開平5−69729号公報に開示され、かつ図3にフローチャートを示すように、空調オフスイッチが操作されたのを検出したら(ステップS31)、ブロアファンモータを停止させ(ステップS32)、かつインテークモードを内気循環モード(ステップS33)にして空調を停止させるようにした制御方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の特開平5−69729号公報に開示されている制御方法によると、空調オフによってインテークモードが内気循環モードとなるので、走行によって発生するラム圧による外気導入を防止することができる。従って、空調オフ時に吹き出しモードがベントモードやバイレベルモードになっていても、乗員の顔に直接風が当たることがないので、乗員に不快感を与えるのを防止することができる。
【0006】
ところが、このように空調オフ時に内気循環モードにすると、特に外気温が低い場合には、フロントウインドシールドに曇りが生じて乗員の視界の妨げになる場合があり、これに伴って乗員の意志に反して再び空調をオンにしてデフロスタモードにしたり、外気導入モードにする等の煩わし操作を強いることになる。
【0007】
従って、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、空調オフにより乗員に直接風が当たって不快感を与えるのを防止できると共に、乗員に煩わし操作を強いることなくフロントウインドシールドの曇りの発生も抑えることができる車両用空調装置の制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載の車両用空調装置の制御方法の発明は、外気導入モード及び内気循環モードのインテークモードを制御するインテークダンパアクチュエータと、該インテークダンパアクチュエータの制御により導入される空気を送風するためのブロアファンモータと、該ブロアファンモータによる送風を車室内に吹き出す吹き出しモードを制御するモードダンパアクチュエータとを有し、上記インテークダンパアクチュエータの制御モードをインテーク自動制御モードまたはインテーク手動制御モードとして車室内を空調し、該空調を空調オフスイッチの操作に基づいて停止させるようにした車両用空調装置の制御方法において、空調中における上記インテークダンパアクチュエータの制御モードを監視し、上記インテークダンパアクチュエータによるインテークモードを監視し、上記モードダンパアクチュエータによる吹き出しモードを監視すると共に、上記空調オフスイッチの操作を検出し、上記空調オフスイッチの操作が検出されたときに上記制御モードがインテーク自動制御モードで、上記吹き出しモードがデフロスタモードにあるときは、上記吹き出しモードを維持したまま上記インテークモードを外気導入モードとして空調を停止させ、上記吹き出しモードがデフロスタモードにないときは、上記吹き出しモードをデフロスタモードに切り替えてから上記インテークモードを外気導入モードとし空調を停止させ、上記空調オフスイッチの操作が検出されたときに上記制御モードがインテーク手動制御モードで、上記インテークモードが外気導入モードにあるときは、上記外気導入モードを維持したまま上記吹き出しモードをデフロスタモード及び上記ブロアファンモータを停止状態として空調を停止させることを特徴とする。
【0009】
請求項1の発明によると、空調オフスイッチの操作時点におけるインテークダンパアクチュエータの制御モードがインテーク自動制御モードで、吹き出しモードがデフロスタモードにあるときは、吹き出しモードを維持したままインテークモードを外気導入モードとして空調を停止させるので、ラム圧による風が乗員に直接当たるのを防止することが可能になると共に、ラム圧による風がデフロスタ口から吹き出すので、外気温度が低くても乗員に煩わし操作を強いることなくフロントウインドシールドの曇りを防止することが可能となる。
また、吹き出しモードがデフロスタモードにないときは、吹き出しモードをデフロスタモードに切り替えてからインテークモードを外気導入モードとし空調を停止させるので、ラム圧による風がデフロスタ口から吹き出すのが確実に防止することができる。
更に、制御モードがインテーク手動制御モードで、インテークモードが外気導入モードにあるときに空調オフスイッチが操作されたときには、制御モードがインテーク自動制御モードにあるときに空調オフスイッチが操作された場合と同様に、ラム圧による風が乗員に直接当たるのを防止することが可能になると共に、ラム圧による風がデフロスタ口から吹き出すことになるので、外気温度が低くても乗員に煩わし操作を強いることなくフロントウインドシールドの曇りを防止することが可能となる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1の車両用空調装置の制御方法において、更に、空調中における上記インテークダンパアクチュエータによるインテークモードを監視すると共に、上記モードダンパアクチュエータによる吹き出しモードを監視し、上記空調オフスイッチの操作が検出されたときに上記制御モードがインテーク自動制御モードで、上記インテークモードが内気循環モードにあり、かつ上記吹き出しモードがデフロスタモードにないときは、上記吹き出しモードをデフロスタモードに切り替えてから、上記ブロアファンモータを停止させると共に、上記インテークモードを外気導入モードに切り替えて空調を停止させることを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明によると、空調オフスイッチの操作によりデフロスタモードに切り替えてから外気導入モードに切り替えるので、例えばベントモードで走行中に空調オフスイッチが操作されても、ラム圧による風がベント口から吹き出すのを確実に防止することが可能となる。即ち、これとは逆に、外気導入モードに切り替えてからデフロスタモードに切り替えると、ベントモードからデフロスタモードに切り替わる際に、ラム圧による風が一瞬ベント口から吹き出すことになって、空調オフスイッチを操作したにも拘わらず乗員の顔に風が当たり、乗員に不快感を与えることになるが、請求項2の発明によるとこれを防止することが可能となる。
【0014】
請求項に記載の発明は、請求項の車両用空調装置の制御方法において、上記空調オフスイッチの操作が検出されたときに上記制御モードがインテーク手動制御モードで、上記インテークモードが内気循環モードにあるときは、上記内気循環モード及び上記空調オフスイッチ操作時の吹き出しモードを各々維持したまま上記ブロアファンモータを停止させて空調を停止させることを特徴とする。
【0015】
請求項の発明によると、例えば乗員が車外から入ってくる臭いを気にして内気循環モードとしている場合に、その乗員の意思を尊重することが可能となる。即ち、内気循環モードにあるのを、空調オフスイッチの操作によって外気導入モードに切り替えてしまうと、車外の臭いが車内に入ってきてしまい乗員に不快感を与えることになるが、請求項の発明によるとこれを防止することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による車両用空調装置の制御方法の実施の形態について、図1及び図2により説明する。
【0017】
図1は車両用空調装置の概略構成図であり、図2は空調停止動作を説明するフローチャートである。
【0018】
図1に示すように、この車両用空調装置は一般的なフルオートエアコンと同様のもので、カーエアコン本体1と、制御装置20と、操作パネル30とを有している。
【0019】
カーエアコン本体1は、車室外空気または車室内空気或いは、車室外空気と車室内空気を共に取り入れ、その取り入れた空気を乗員により設定された所要の温度に制御して車室内に吹き出すもので、車室外空気及び車室内空気を取り入れるインテークユニット2と、この取り入れられた空気を所要に応じて冷却するクーリングユニット3と、クーリングユニット3を経た空気を所要に応じて加熱するヒータユニット4と、所要の温度に制御された空気を車室内に吹き出す通路ユニット5とを有している。
【0020】
インテークユニット2には、車室外空気、即ち外気を取り入れる外気導入口6及び車室内空気、即ち内気を取り入れる内気導入口7が配設されると共に、これら外気導入口6及び内気導入口7の開口を制御するインテークダンパ8、及びブロアファンモータ9によって駆動されて取り入れられた空気を送り込むブロアファン10が各々設けられている。
【0021】
クーリングユニット3には、インテークユニット2で取り入れられた外気及び内気を冷却するエバポレータ11が設けられている。
【0022】
ヒータユニット4には、クーリングユニット3を経て供給される空気を加熱するヒータ12が設けられると共に、ヒータ12の空気入口側には、ヒータ12を通過する空気の量を調節するエアミックスダンパ13が配設されている。
【0023】
通路ユニット5には、車両のフロントウインドシールド(図示せず)に空気を吹出すデフロスタ口14、インストルメントパネルの中央から空気を吹き出すベント口15及び乗員の足元に空気を吹き出すフット口16が各々設けられると共に、各吹き出し口に対応して開口を制御するデフロスタダンパ17、ベントダンパ18及びフットダンパ19が各々設けられている。
【0024】
制御装置20には、インテークダンパ8を駆動するインテークダンパアクチュエータ21、ブロアファンモータ9を制御するファンコントロール回路22、エアミックスダンパ13を駆動するミックスダンパアクチュエータ23及びデフロスタダンパ17、ベントダンパ18、フットダンパ19を駆動するモードダンパアクチュエータ24が接続されていると共に、外気温を測定する外気センサ25、車室内温度を測定する内気センサ26及び日射量を測定する日射センサ27による各測定出力が供給されるようになっている。
【0025】
また、操作パネル30には、エアコンを起動するエアコンスイッチ31、外気導入モードまたは内気循環モードのインテークモードを設定するインテークモード切り替えスイッチ32及びエアコンの駆動を停止する空調オフスイッチ33が各々設けられている。他に、ブロアファンモータ9の回転速度、即ち風量を設定するファンコントロールスイッチ34、車室内の温度を設定する温度設定スイッチ35、通路ユニット5における吹き出し口を設定する吹き出しモード設定スイッチ36等が設けられている。この操作パネル30に設けられている各種スイッチの状態を示す信号は、制御装置20に供給されるようになっている。
【0026】
図1に示す車両用空調装置は、エアコンスイッチ31をオンすると、温度設定スイッチで設定された温度となるように、外気センサ25、内気センサ26及び日射センサ27の出力に基づいてインテークダンパアクチュエータ21、ファンコントロール回路22、ミックスダンパアクチュエータ23及びモードダンパアクチュエータ24が自動制御される。
【0027】
即ち、エアコンスイッチ31がオンになると、インテークダンパアクチュエータ21によるインテークダンパ8の制御モードは、インテーク自動制御モードとなってインテークモードが自動的に外気導入モードまたは内気循環モードに切り替えられる。この切り替えによりインテークユニット2に導入される空気は、ブロアファン10により風量が制御された後、クーリングユニット3及びヒータユニット4によって所要に応じて冷却または加熱されて所要の温度に制御され、その後、通路ユニット5に送風されて自動的に選択された吹き出しモードで車室内に吹き出されて空調が行われる。
【0028】
上記のインテークダンパアクチュエータ21の制御モードは、例えばインテーク自動制御モードでの空調中に、インテークモード切り替えスイッチ32を操作することによりインテーク手動制御モードに切り替えることができ、これによりインテークモードを外気導入モードまたは内気循環モードの所望のモードに設定できるようになっている。なお、このインテーク手動制御モードによる外気導入モードまたは内気循環モードの設定は、例えばインテークモード切り替えスイッチ32を操作する毎に、外気導入モードと内気循環モードとが切り替わるようになっている。
【0029】
また、ファンコントロール回路22によるブロアファンモータ9の回転速度は、ファンコントロールスイッチ34により任意に設定できるようになっていると共に、モードダンパアクチュエータ24による吹き出しモードも、所望の吹き出しモード設定スイッチ36を操作することにより任意に設定できるようになっている。
【0030】
上記した空調動作は、一般的なフルオートエアコンにおける空調動作と同様である。
【0031】
また、上記の空調動作は、空調オフスイッチ33の操作により停止させるが、本実施の形態では、この空調オフスイッチ33の操作時点におけるインテークダンパアクチュエータ21の制御モード、インテークダンパアクチュエータ21によるインテークモード及びモードダンパアクチュエータ24による吹き出しモードに応じて停止動作を制御する。
【0032】
このため、制御装置20において、空調中における上記の制御モード、インテークモード及び吹き出しモードを監視すると共に、空調オフスイッチ33の操作を検出する。
【0033】
以下、本実施の形態による空調停止動作について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0034】
先ず、空調オフスイッチ33が操作されたか否かを検出し(ステップS1)、操作されたことが検出されたら制御モードがインテーク自動制御モードか否かを判定する(ステップS2)。
【0035】
ここで、制御モードがインテーク自動制御モードと判定されたら、次にインテークモードが外気導入モードか否かを判定し(ステップS3)、外気導入モードでないと判定されたら更に吹き出しモードがデフロスタモードであるか否かを判定する(ステップS4)。
【0036】
ステップS4で吹き出しモードがデフロスタモードでないと判定されたら、モードダンパアクチュエータ24により吹き出しモードをデフロスタモードに切り替えてから(ステップS5)、ファンコントロール回路22によりブロアファンモータ9を停止させる(ステップS6)と共に、インテークダンパアクチュエータ21によりインテークモードを外気導入モードとして(ステップS7)、空調を停止させる。
【0037】
これに対し、ステップS4で吹き出しモードがデフロスタモードと判定されたら、デフロスタモードを維持した状態でステップS6に移行してブロアファンモータ9を停止させ、更にステップS7で外気導入モードにして空調を停止させる。
【0038】
また、ステップS3でインテークモードが外気循環モードと判定されたら、更に吹き出しモードがデフロスタモードであるか否かを判定し(ステップS8)、デフロスタモードでないと判定されたら、デフロスタモードに切り替える(ステップS9)と共に、ブロアファンモータ9を停止させて(ステップS10)空調を停止させ、ステップS8でデフロスタモードと判定されたら、デフロスタモードを維持した状態でブロアファンモータ9を停止させて空調を停止させる。即ち、ステップS3でインテークモードが外気循環モードと判定されたら、その状態を維持してデフロスタモードで空調を停止させる。
【0039】
このように、空調オフスイッチ33が操作されたときに、インテークダンパアクチュエータ21の制御モードがインテーク自動制御モードのときは、吹き出しモードをデフロスタモード、ブロアファンモータ9を停止状態、かつインテークモードを外気導入モードの状態で空調を停止させれば、ラム圧による風が乗員に直接当たるのを防止することができると共に、ラム圧による風がデフロスタ口14から吹き出すので、外気温度が低くても乗員に煩わし操作を強いることなくフロントウインドシールドの曇りを防止することができる。
【0040】
特に、インテークダンパアクチュエータ21の制御モードがインテーク自動制御モードで、インテークモードが内気循環モードにあり、かつ吹き出しモードがデフロスタモードにないときは、ステップS5で吹き出しモードをデフロスタモードに切り替えてから、ステップS7でインテークモードを外気導入モードに切り替えることにより、例えばベントモードで走行中に空調オフスイッチ33が操作されても、ラム圧による風がベント口15から吹き出すのを確実に防止することができる。即ち、これとは逆に、インテークモードを外気導入モードに切り替えてから吹き出しモードをデフロスタモードに切り替えると、ベントモードからデフロスタモードに切り替わる際に、ラム圧による風が一瞬ベント口15から吹き出すことになって、空調オフスイッチ33を操作したにも拘わらず乗員の顔に風が当たり、乗員に不快感を与えることになる。
【0041】
一方、ステップS2で制御モードがインテーク手動制御モードと判定されたら、次にインテークモードが外気導入モードか否かを判定し(ステップS11)、外気導入モードと判定されたら更に吹き出しモードがデフロスタモードであるか否かを判定する(ステップS12)。
【0042】
ここで、吹き出しモードがデフロスタモードでないと判定されたら、吹き出しモードをデフロスタモードに切り替える(ステップS13)と共に、ブロアファンモータ9を停止させ(ステップS14)て空調を停止させ、また、吹き出しモードがデフロスタモードと判定されたら、デフロスタモードを維持した状態でステップS14に移行してブロアファンモータ9を停止させて空調を停止させる。
【0043】
このように、制御モードがインテーク手動制御モードで、インテークモードが外気導入モードにあるときは、外気導入モードを維持したまま、吹き出しモードをデフロスタモードの状態で空調を停止させることにより、制御モードがインテーク自動制御モードにあるときに空調オフスイッチが操作された場合と同様、ラム圧による風が乗員に直接当たるのを防止することができると共に、ラム圧による風がデフロスタ口14から吹き出すことになるので、外気温度が低くても乗員に煩わし操作を強いることなくフロントウインドシールドの曇りを防止することができる。
【0044】
これに対し、ステップS11でインテークモードが内気循環モードと判定されたら、その内気循環モード及び空調オフスイッチ33の操作時の吹き出しモードを各々維持したまま、ブロアファンモータ9を停止させて空調を停止させる。
【0045】
このようにすれば、例えば乗員が車外から入ってくる臭いを気にして内気循環モードとしている場合に、その乗員の意思を尊重することができる。換言すると、内気循環モードにあるのを、空調オフスイッチ33の操作によって外気導入モードに切り替えてしまうと、車外の臭いが車内に入ってきてしまい、乗員に不快感を与えることになるが、上記のようにインテーク手動制御モードで、内気循環モードにあるときは、内気循環モードを維持して空調を停止させれば、車外の臭いが車内に入って乗員に不快感を与えるのを防止でき、乗員の意思を尊重することができる。
【0046】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態ではステップS6でブロアファンモータ9を停止動作し、ステップS7でインテークモードを外気導入モードへ駆動したが、ステップS6でのブロアファンモータ9の停止動作と、ステップS7での外気導入モードへの駆動動作の順序を逆にしてもよいし、また同時に行ってもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、少なくとも空調オフスイッチが操作されたときに、制御モードがインテーク自動制御モードのときは、吹き出しモードをデフロスタモード、ブロアファンモータを停止状態及びインテークモードを外気導入モードとして空調を停止させるように制御するので、ラム圧による風が乗員に直接当たるのを防止することができると共に、ラム圧による風がデフロスタ口から吹き出すので、外気温度が低くても乗員に煩わし操作を強いることなくフロントウインドシールドの曇りを防止することができる。更に、制御モードがインテーク手動制御モードで、インテークモードが外気導入モードにあるときに空調オフスイッチが操作されたときには、制御モードがインテーク自動制御モードにあるときに空調オフスイッチが操作された場合と同様に、ラム圧による風が乗員に直接当たるのを防止することが可能になると共に、ラム圧による風がデフロスタ口から吹き出すことになるので、外気温度が低くても乗員に煩わし操作を強いることなくフロントウインドシールドの曇りを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制御方法を実施する車両用空調装置の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態における空調停止動作を説明するフローチャートである。
【図3】従来の車両用空調装置の制御方法を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 カーエアコン本体
2 インテークユニット
3 クーリングユニット
4 ヒータユニット
5 通路ユニット
6 外気導入口
7 内気導入口
8 インテークダンパ
9 ブロアファンモータ
10 ブロアファン
11 エバポレータ
12 ヒータ
13 エアミックスダンパ
14 デフロスタ口
15 ベント口
16 フット口
17 デフロスタダンパ
18 ベントダンパ
19 フットダンパ
20 制御装置
21 インテークダンパアクチュエータ
22 ファンコントロール回路
23 ミックスダンパアクチュエータ
24 モードダンパアクチュエータ
30 操作パネル
31 エアコンスイッチ
32 インテークモード切り替えスイッチ
33 空調オフスイッチ

Claims (3)

  1. 外気導入モード及び内気循環モードのインテークモードを制御するインテークダンパアクチュエータと、該インテークダンパアクチュエータの制御により導入される空気を送風するためのブロアファンモータと、該ブロアファンモータによる送風を車室内に吹き出す吹き出しモードを制御するモードダンパアクチュエータとを有し、上記インテークダンパアクチュエータの制御モードをインテーク自動制御モードまたはインテーク手動制御モードとして車室内を空調し、該空調を空調オフスイッチの操作に基づいて停止させるようにした車両用空調装置の制御方法において、
    空調中における上記インテークダンパアクチュエータの制御モードを監視し、上記インテークダンパアクチュエータによるインテークモードを監視し、上記モードダンパアクチュエータによる吹き出しモードを監視すると共に、上記空調オフスイッチの操作を検出し、
    上記空調オフスイッチの操作が検出されたときに上記制御モードがインテーク自動制御モードで、上記吹き出しモードがデフロスタモードにあるときは、上記吹き出しモードを維持したまま上記インテークモードを外気導入モードとして空調を停止させ、上記吹き出しモードがデフロスタモードにないときは、上記吹き出しモードをデフロスタモードに切り替えてから上記インテークモードを外気導入モードとし空調を停止させ、
    上記空調オフスイッチの操作が検出されたときに上記制御モードがインテーク手動制御モードで、上記インテークモードが外気導入モードにあるときは、上記外気導入モードを維持したまま上記吹き出しモードをデフロスタモード及び上記ブロアファンモータを停止状態として空調を停止させることを特徴とする車両用空調装置の制御方法。
  2. 更に、空調中における上記インテークダンパアクチュエータによるインテークモードを監視すると共に、上記モードダンパアクチュエータによる吹き出しモードを監視し、
    上記空調オフスイッチの操作が検出されたときに上記制御モードがインテーク自動制御モードで、上記インテークモードが内気循環モードにあり、かつ上記吹き出しモードがデフロスタモードにないときは、上記吹き出しモードをデフロスタモードに切り替えてから、上記ブロアファンモータを停止させると共に、上記インテークモードを外気導入モードに切り替えて空調を停止させることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置の制御方法。
  3. 上記空調オフスイッチの操作が検出されたときに上記制御モードがインテーク手動制御モードで、上記インテークモードが内気循環モードにあるときは、上記内気循環モード及び上記空調オフスイッチ操作時の吹き出しモードを各々維持したまま上記ブロアファンモータを停止させて空調を停止させることを特徴とする請求項に記載の車両用空調装置の制御方法。
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