JP5098940B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5098940B2
JP5098940B2 JP2008263503A JP2008263503A JP5098940B2 JP 5098940 B2 JP5098940 B2 JP 5098940B2 JP 2008263503 A JP2008263503 A JP 2008263503A JP 2008263503 A JP2008263503 A JP 2008263503A JP 5098940 B2 JP5098940 B2 JP 5098940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
primary
passage
filter
aspirator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008263503A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010089707A (ja
Inventor
隆訓 新郷
圭 加治屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008263503A priority Critical patent/JP5098940B2/ja
Publication of JP2010089707A publication Critical patent/JP2010089707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5098940B2 publication Critical patent/JP5098940B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、アスピレータを備えた車両用空調装置に関する。
従来、この種の車両用空調装置が特許文献1、2に記載されている。特許文献2の従来技術では、車室内前部の計器盤付近に配置された内気温度センサによって内気温度を正確に検出するために、アスピレータによって内気温度センサの周囲に内気を吸引して、内気温度センサの周囲に内気が滞留することを防止している。
このアスピレータは、具体的には、空調ユニット内のエアミックス空間と空調ユニット外の車室内空間との圧力差によって空調ユニット内の空調空気の一部を1次空気として導入し、この1次空気の流れによって内気(2次空気)を吸引するように構成されている。なお、アスピレータは、導入した1次空気と吸引した2次空気の両方を空調ユニット外部に排出するように構成されている。
実開平7−37731号公報 特開2004−58775号公報
ところで、近年、車室内の空調をより肌理細かく行うために、車室内の複数領域毎に吹き出し空気温度を独立して制御する独立温度制御方式の車両用空調装置が実用化されている。
この独立温度制御方式としては、例えば、運転席側領域、助手席側領域および後席側領域の3つの領域で吹き出し空気温度を独立して制御する3席独立制御方式や、運転席側領域、助手席側領域、後席右側領域および後席左側領域の4つの領域で吹き出し空気温度を独立して制御する4席独立制御方式等がある。
しかしながら、独立温度制御方式の車両用空調装置では、エアミックス空間を車室内の複数領域に対応して複数の空間に分割しているので、個々のエアミックス空間における風量が低下し、ひいてはエアミックス空間の圧力が低下する。
このため、特許文献2の従来技術を独立温度制御方式の車両用空調装置に適用した場合には、アスピレータに1次空気を導入するために必要なエアミックス空間と車室内空間との圧力差を確保することが困難になるという問題がある。
また、特許文献2の従来技術では、アスピレータにおいて、空調ユニット内から導入した1次空気が空調ユニット外部に排出されてしまうので、アスピレータが1次空気を導入するとその分、空調ユニットの吹き出し風量が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、アスピレータに1次空気を確実に導入し、かつ、1次空気の導入に伴う吹き出し風量の低下を防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、空気が流れる空気通路を形成するケース(11)と、
空気通路に配置され、空気通路の空気の温度を調整する空調機器(24)と、
空気通路の空気を1次空気として導入し、1次空気の流れによって内気を2次空気として吸引し、1次空気および2次空気を流出するアスピレータ(20)とを備え、
空気通路のうち空気流れ方向の位置が異なる所定の2つの部位の間で圧力差が生じるようになっている車両用空調装置であって、
前記空気通路の中間部に配置され、前記空気通路を流れる空気中の塵埃を除去するフィルタ(19)を備え、
前記所定の2つの部位のうち圧力が高い方の部位は、前記空気通路のうちフィルタ(19)の空気流れ上流側の部位であり、
前記所定の2つの部位のうち圧力が低い方の部位は、前記空気通路のうちフィルタ(19)の空気流れ下流側の部位であり、
アスピレータ(20)には、1次空気を導入する1次空気導入口(31a)と、1次空気および2次空気を流出する空気流出口(31b)とが形成され、
1次空気導入口(31a)は、フィルタ(19)の空気流れ上流側の部位に接続され、
空気流出口(31b)は、フィルタ(19)の空気流れ下流側の部位に接続されていることを特徴とする。
これによると、アスピレータ(20)の1次空気導入口(31a)を、空気通路のうちフィルタ(19)の空気流れ上流側の部位に接続し、アスピレータ(20)の空気流出口(31b)をフィルタ(19)の空気流れ下流側の部位に接続しているので、フィルタ(19)の上下流間に生じる圧力差を利用して1次空気を確実に導入することができる。
しかも、アスピレータ(20)の空気流出口(31b)を空気通路に接続することで、空気通路からアスピレータ(20)に導入した1次空気を2次空気とともに空気通路へ戻すことができる。これにより、1次空気の導入に伴う吹き出し風量の低下を防止することができる。
なお、本発明における「1次空気導入口(31a)は、フィルタ(19)の空気流れ上流側の部位に接続されている」とは、1次空気導入口(31a)が当該部位に直接接続されていることのみを意味するものではなく、1次空気導入口(31a)が当該部位にホース等の中間部品を介して接続されることをも含む意味のものである。同様に、本発明における「空気流出口(31b)は、フィルタ(19)の空気流れ下流側の部位に接続されている」とは、空気流出口(31b)が当該部位にホース等の中間部品を介して接続されることをも含む意味のものである。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の車両用空調装置において、ケース(11)には、空気通路に外気を導入する外気導入口(17)が形成され、
空気通路のうち1次空気導入口(31a)および空気流出口(31b)よりも空気流れ上流側の部位には、車両走行時の走行風によって空気通路に生じるラム圧を低減させるラム圧低減機構が設けられていることを特徴とする。
これによると、高速走行時のラム圧(走行圧)のためにフィルタ(19)の上下流間の圧力差が小さくなってしまうことをラム圧低減機構によって防止することができるので、フィルタ(19)の上下流間の圧力差を確実に確保することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図1、図2に基づいて説明する。図1は本実施形態の車両用空調装置の室内ユニット10を模式的に示す断面図である。
車両用空調装置における室内ユニット10は、その外殻をなすケース11内に形成された空気通路に空気流れを発生させる送風機ユニット12、および送風機ユニット12からの送風空気の温度を調整する空調ユニット13に大別される。
図示を省略しているが、室内ユニット10は、車室内最前部に設けられた計器盤(図示せず)の内部空間に配置されている。より具体的には、計器盤の内部空間のうち車両幅方向の略中央部に空調ユニット13が配置され、送風機ユニット12は空調ユニット13に対して助手席側へオフセットして配置されている。
室内ユニット10のケース11は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。図示を省略しているが、ケース11は、成形上の型抜きの都合、ケース11内への空調機器の組付上の理由等から、複数の分割ケースに分割して成形した後に、この複数の分割ケースを一体に締結する構成になっている。
送風機ユニット12は、内気と外気とを切替導入する内外気切替箱14と、内外気切替箱14によって導入された内気および外気を空調ユニット13に向けて送風する送風機15とを一体的に構成してなるものである。
内外気切替箱14には、車室内空気(内気)を導入する内気導入口16、および車室外空気(外気)を導入する外気導入口17とが形成されている。内気導入口16および外気導入口17は、内外気切替箱14内に配置された内外気切替ドア18によって切替開閉される。内外気切替ドア18は、図示しないサーボモータによって開度調整され、内外気切替ドア18の開度を調整することにより内外気の導入割合を切り替えるようになっている。
内外気切替箱14内において内外気切替ドア18の空気流れ下流側には、内気導入口16および外気導入口17から流入した空気中の塵埃等を除去して空気を浄化するフィルタ19が配置されている。フィルタ19の側方側(図1では、右方側)におけるケース11の外面には、アスピレータ20が配置されている。
このアスピレータ20は、ケース11内の空気を1次空気として導入し、1次空気の流れによって内気を2次空気として吸引し、1次空気および2次空気を流出するものであり、詳細は後述する。
送風機15は、電動モータ21を駆動源として送風ファン22を回転駆動させる電動送風機である。本例では、送風ファン22として、回転軸方向一端側(図1では上方側)から空気を吸い込んで径方向外側に空気を吹き出す遠心式送風ファンを用いている。
送風機15の空気吹出部15aは、接続ダクト部23を介して空調ユニット13の空気流入部13aと接続されている。空調ユニット13内には、送風空気の温度を調整する空調機器として、送風空気を冷却する冷却用熱交換器24、冷却用熱交換器にて冷却された冷風を再加熱する加熱用熱交換器25および加熱用熱交換器で再加熱する冷風量を調整するエアミックスドア26等が配置されている。
具体的には、冷却用熱交換器24は、蒸気圧縮式冷凍サイクルの蒸発器であり、加熱用熱交換器25は、エンジン冷却水を熱源として送風空気を加熱するヒータコアである。エアミックスドア26は、その開度を連続的に変化させることによって、蒸発器24にて冷却された冷風のうち、ヒータコア25を通過させる風量とヒータコア25をバイパスさせる風量との風量比を連続的に変化させて、送風空気の温度を調整する温度調整手段である。エアミックスドア26は、図示しないサーボモータによって開度調整される。
空調ユニット13内においてヒータコア25の空気流れ下流側には、ヒータコア25を通過した温風とヒータコア25をバイパスした冷風とを混合させるエアミックス空間27が形成されている。
エアミックス空間27で温度調整された空調風は、エアミックス空間27の空気流れ下流側に設けられた吹出モードドア(図示せず)の切替によって、デフロスタ開口部28、フェイス開口部29、フット開口部30のいずれかの開口部を介して車室内に吹き出される。
具体的には、空調風は、デフロスタ開口部28およびデフロスタダクト(図示せず)を介してデフロスタ吹出口(図示せず)から車両前面窓ガラスへ、フェイス開口部29およびフェイスダクト(図示せず)を介してフェイス吹出口(図示せず)から乗員の顔部へ、フット開口部30およびフットダクト(図示せず)を介してフット吹出口(図示せず)から乗員の足元部へ向けて吹き出される。
吹出モードドアは、図示しないサーボモータによって駆動される。この吹出モードドアを駆動するサーボモータを始め、上述した内外気切替ドアを駆動するサーボモータ(図示せず)、送風ファン22を駆動する電動モータ21、およびエアミックスドア26を駆動するサーボモータ(図示せず)等のアクチュエータの作動は、図示しない空調制御装置(ECU)によって制御される。
空調制御装置は、CPU、ROMおよびRAM等を含む周知のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成される。この空調制御装置は、そのROM内に空調装置制御プログラムを記憶しており、その空調装置制御プログラムに基づいて各種演算、処理を行い、空調制御装置の出力側に接続された空調制御機器の作動を制御する。
例えば、空調制御装置は、内気温度センサ(図示せず)により検出した内気温度Trと、外気温度センサ(図示せず)により検出した外気温度Tamと、日射センサ(図示せず)により検出した日射強度Tsと、乗員が温度設定器(図示せず)を操作することにより設定される設定温度Tsetを読み込んで、これらのデータに基づいて目標吹出温度TAOを算出する。
そして、空調制御装置は、このTAOに基づいて上述した各アクチュエータの制御量を決定し、これらの制御量に基づいて各アクチュエータを制御する。
内気温度センサは、車室内最前部に設けられた計器盤(図示せず)の内部に配置されている。この内気温度センサは、図示しない収納ケース内に収納されており、この収納ケースには、計器盤に設けられた図示しない通気孔を通して車室内の空気が導入されるようになっている。この内気温度センサへの空気の導入は上述したアスピレータ20によって引き起こされる。
図2は、図1のアスピレータ20の拡大図である。アスピレータ20は、ベンチュリーが形成された本体部31と、本体部31内に突出するノズル32とを有している。本体部31およびノズル32は、室内ユニット10のケース11と同じ材質で一体的に形成されており、金属バネ、クリップ、ネジ止め等の締結手段、あるいは、溶着、接着などの接合手段にてケース11に結合されている。
本体部31は、全体として屈曲した筒状に形成されている。本体部31の一端部31aは、ケース11のうちフィルタ19よりも上流側の壁面に形成された開口穴11aに接続されており、室内ユニット10内の空気を1次空気として導入する1次空気導入口としての役割を果たす。
本体部31の他端部31bは、ケース11のうちフィルタ19よりも下流側の壁面に形成された開口穴11bに接続されており、1次空気導入口31aから導入された1次空気をノズル32から導入された2次空気をとともに流出する空気流出口としての役割を果たす。
ノズル32の出口部(図2の下端部)は、本体部31のベンチュリー部分に突出して開口している。ノズル32の入口部(図2の上端部)は図示しない接続ホースの一端部に接続されている。
図示を省略しているが、接続ホースの他端部は内気温度センサを収納する収納ケースに接続されている。したがって、ノズル32は、内気温度センサ周囲の内気を2次空気として本体部31内に導入する2次空気導入口としての役割を果たす。
次に、上記構成における本実施形態の作動を説明する。車両用空調装置が稼動すると、電動モータ21が送風ファン22を回転駆動し、これにより内外気切替箱14から内気または外気を導入して空調ユニット13へ向けて送風する。
この際に、内外気切替箱14から導入された内気または外気はフィルタ19を通過するが、フィルタ19の通風抵抗(圧損)の分、フィルタ19の上下流間に圧力差が生じる。
このため、アスピレータ20の1次空気導入口31aと空気流出口31bとの間にも圧力差が生じるので、内外気切替箱14内の空気がアスピレータ20の1次空気導入口31aから導入され、図2の矢印Aのようにアスピレータ20の本体部31に1次空気の流れが発生する。
この本体部31内の1次空気の流れによってノズル32内が負圧になるので、図2の矢印Bのように、ノズル32を通じて内気温度センサ周囲の内気(2次空気)が本体部31内に吸引される。そして、図2の矢印Cのように、本体部31内の1次空気および2次空気が空気流出口31bを介して内外気切替箱14内に戻される。
このように、アスピレータ20の1次空気導入口31aを内外気切替箱14のうちフィルタ19よりも上流側部位に接続し、アスピレータ20の空気流出口31bを内外気切替箱14のうちフィルタ19よりも下流側部位に接続しているので、フィルタ19の上下流間に生じる圧力差を利用して1次空気を確実に導入することができる。このため、2次空気の流速を確実に確保でき、内気温度センサによる内気温度Trの検出を正確に行うことができる。
しかも、アスピレータ20の空気流出口31bを内外気切替箱14に接続しているから、内外気切替箱14からアスピレータ20に導入された1次空気を2次空気とともに内外気切替箱14へ戻すことができる。
換言すれば、アスピレータ20に導入された1次空気を室内ユニット10外部に排出しないので、室内ユニット10の吹き出し風量の低下を防止することができ、省電力化を図ることができる。
なお、本実施形態では、理解を容易にするために、車室内の全領域に対して吹き出し空気温度を均一に制御する車両用空調装置に本発明を適用した例を説明したが、車室内の複数領域毎に吹き出し空気温度を独立して制御する独立温度制御方式の車両用空調装置に本発明を適用可能である。
ちなみに、独立温度制御方式の車両用空調装置は、具体的には、空調ユニット13内において蒸発器24よりも下流側の空気通路を車室内の複数領域に対応した複数の空気通路に分割し、分割された各空気通路毎にエアミックスドア30とデフロスタ、フェイス、フットの各吹出口28〜30とを配置し、各エアミックスドア30を独立に操作することにより、分割された各空気通路において冷温風の風量割合をそれぞれ調整して、車室内の複数領域への吹き出し空気温度を独立して制御するものである。
また、独立温度制御方式としては、例えば、前席側領域と後席側領域の2つの領域で吹き出し空気温度を独立して制御する2席独立制御方式や、運転席側領域、助手席側領域および後席側領域の3つの領域で吹き出し空気温度を独立して制御する3席独立制御方式や、運転席側領域、助手席側領域、後席右側領域および後席左側領域の4つの領域で吹き出し空気温度を独立して制御する4席独立制御方式等がある。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、1次空気導入口31aを内外気切替箱14のうちフィルタ19よりも上流側部位に接続し、空気流出口31bを内外気切替箱14のうちフィルタ19よりも下流側部位に接続したが、本第2実施形態では、図3、図4に示すように、1次空気導入口31aを送風機ユニット12のうち送風ファン22よりも下流側部位に接続し、空気流出口31bを送風機ユニット12のうち送風ファン22よりも上流側部位に接続している。
これによると、送風ファン22の上下流間に生じる圧力差を利用して1次空気を確実に導入することができる。このため、上記第1実施形態と同様に、2次空気の流速を確実に確保でき、内気温度センサによる内気温度Trの検出を支障なく行うことができる。
しかも、送風ファン22の下流側から導入した1次空気を2次空気とともに送風ファン22の上流側に戻すので、上記第1実施形態と同様に、吹き出し風量の低下を防止して省電力化を図ることができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の各実施形態は、アスピレータ20の1次空気導入口31aおよび空気流出口31bの接続部位の一例を示したものに過ぎず、これに限定されることなく、1次空気導入口31aにおける圧力が空気流出口31bにおける圧力よりも十分に高くなるような種々の部位に1次空気導入口31aおよび空気流出口31bを接続することができる。
例えば、1次空気導入口31aを空調ユニット13のうち蒸発器24の上流側部位に接続し、空気流出口31bを空調ユニット13のうち蒸発器24の下流側部位に接続すれば、蒸発器24の通風抵抗(圧損)の分、1次空気導入口31aにおける圧力を空気流出口31bにおける圧力よりも高くすることができる。
(2)上述の各実施形態では、アスピレータ20を室内ユニット10のケース11に直接取り付けているが、アスピレータ20の1次空気導入口31aおよび空気流出口31bにホース等の中間部品を接続し、この中間部品を介してアスピレータ20をケース11に取り付けるようにしてもよい。
(3)上述の各実施形態では、内外気切替ドア18が外気導入口17を開けて外気を導入する外気導入モードにおいて、高速走行時のラム圧(走行圧)によって1次空気導入口31aと空気流出口31bとの間の圧力差が小さくなる場合がある。
この点に鑑みて、室内ユニット10のうち1次空気導入口31aおよび空気流出口31bよりも空気流れ上流側部位に高速走行時のラム圧を低減させるラム圧低減機構を設け、このラム圧低減機構によって1次空気導入口31aと空気流出口31bとの間の圧力差をより確実に確保するようにしてもよい。
ラム圧調整機構は、例えば、高速走行時に外気導入口17の開度を小さくしてラム圧を低減させる外気導入口ドアを内外気切替ドア18と別個に設けることによって構成することができる。
(4)本発明が適用される車両用空調装置は上述の各実施形態における車両用空調装置限定されるものではなく、空気が流れる空気通路を形成するケースと、空気通路の空気の温度を調整する空調機器と、アスピレータとを備え、空気通路のうち空気流れ方向の位置が異なる所定の2つの部位の間で圧力差が生じるようになっている種々の車両用空調装置に本発明を適用可能である。
本発明の第1実施形態における車両用空調装置の室内ユニットの模式的な断面図である。 図1のアスピレータの拡大図である。 本発明の第2実施形態における車両用空調装置の室内ユニットの模式的な断面図である。 図3のアスピレータの拡大図である。
符号の説明
11 ケース
19 フィルタ
20 アスピレータ
24 蒸発器(空調機器)
31a 1次空気導入口
31b 空気流出口

Claims (2)

  1. 空気が流れる空気通路を形成するケース(11)と、
    前記空気通路に配置され、前記空気通路の空気の温度を調整する空調機器(24)と、
    前記空気通路の空気を1次空気として導入し、前記1次空気の流れによって内気を2次空気として吸引し、前記1次空気および前記2次空気を流出するアスピレータ(20)とを備え、
    前記空気通路のうち空気流れ方向の位置が異なる所定の2つの部位の間で圧力差が生じるようになっている車両用空調装置であって、
    前記空気通路の中間部に配置され、前記空気通路を流れる空気中の塵埃を除去するフィルタ(19)を備え、
    前記所定の2つの部位のうち圧力が高い方の部位は、前記空気通路のうち前記フィルタ(19)の空気流れ上流側の部位であり、
    前記所定の2つの部位のうち圧力が低い方の部位は、前記空気通路のうち前記フィルタ(19)の空気流れ下流側の部位であり、
    前記アスピレータ(20)には、前記1次空気を導入する1次空気導入口(31a)と、前記1次空気および前記2次空気を流出する空気流出口(31b)とが形成され、
    前記1次空気導入口(31a)は、前記フィルタ(19)の空気流れ上流側の部位に接続され、
    前記空気流出口(31b)は、前記フィルタ(19)の空気流れ下流側の部位に接続されていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記ケース(11)には、前記空気通路に外気を導入する外気導入口(17)が形成され、
    前記空気通路のうち前記1次空気導入口(31a)および前記空気流出口(31b)よりも空気流れ上流側の部位には、車両走行時の走行風によって前記空気通路に生じるラム圧を低減させるラム圧低減機構が設けられていることを特徴とする請求項に記載の車両用空調装置。
JP2008263503A 2008-10-10 2008-10-10 車両用空調装置 Expired - Fee Related JP5098940B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008263503A JP5098940B2 (ja) 2008-10-10 2008-10-10 車両用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008263503A JP5098940B2 (ja) 2008-10-10 2008-10-10 車両用空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010089707A JP2010089707A (ja) 2010-04-22
JP5098940B2 true JP5098940B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=42252852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008263503A Expired - Fee Related JP5098940B2 (ja) 2008-10-10 2008-10-10 車両用空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5098940B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101703203B1 (ko) * 2011-01-25 2017-02-06 한온시스템 주식회사 전기자동차용 공조장치

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005329837A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Toyota Auto Body Co Ltd 車両用空調装置
JP2006193116A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Denso Corp 内外気切替装置
JP2006282080A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Denso Corp 車両用空調装置
JP2007191084A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Denso Corp 空気吸引装置
JP2007314056A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Denso Corp 車両用空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010089707A (ja) 2010-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5482720B2 (ja) 車両用空調装置
JP5594281B2 (ja) 車両用空調装置
KR101445649B1 (ko) 차량용 공조 장치
JP2008296717A (ja) 車両用空調装置
JP2009292293A (ja) 車両用空調装置
JP4093019B2 (ja) 車両用空調装置
JP5125930B2 (ja) 車両用空調装置
JP4552360B2 (ja) 車両用空調装置
JP4725399B2 (ja) 車両用空気浄化装置
JPH11105532A (ja) 車両用空調装置
CN207059687U (zh) 分体式电动汽车空调器
JP5012758B2 (ja) 車両用空調装置
JP5098940B2 (ja) 車両用空調装置
JP3279012B2 (ja) 車両用空調装置
WO2014103610A1 (ja) 車両用空気調和システム
JP5092964B2 (ja) 車両用空調装置
JP2009190471A (ja) 車両用空調装置
JP2009090867A (ja) 車両用掃気システム
JP2005306166A (ja) 車両用空調装置
JP2009274573A (ja) 車両用空調装置
JP4571296B2 (ja) 車両用空調装置の制御方法
JP5488152B2 (ja) 車両用空調装置
JP2009248587A (ja) 車両用空調装置
JP2017149298A (ja) 車両用防曇装置
JP3994762B2 (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120910

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees