JP2017149298A - 車両用防曇装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フロントガラスの曇り除去状況に応じて順次曇り除去をすることが可能な車両用防曇装置を提供する。【解決手段】車両用防曇装置が有する制御装置60は、フロントガラスにおいて曇りを除去する領域の優先順位に基づいて、優先順位の高い領域から空調風を吹き付け、空調風を吹き付けた領域の曇りの除去状況に応じて空調風を吹き付ける領域を変えていく。【選択図】図9
Description
本発明は、車両用防曇装置に関する。
車両におけるフロントガラスの曇りを解消するための車両用防曇装置として、下記特許文献1に記載のものが提案されている。下記特許文献1に開示されている車両用防曇装置は、車室内の空調を行うための空調ユニットと、空調ユニットの動作を制御する空調制御部と、を備えている。空調制御部は、空調ユニットから吹き出される空調風の風向を変化させる駆動機構を制御している。
上記特許文献1では、フロントガラスの様々な領域に向けて空調風を吹き出すことができるように構成されている。しかしながら、曇ったフロントガラスに空調風を吹き出したとしても、実際に曇りが解消されるか否かは温度条件や湿度条件に左右されるため把握することが困難である。上記特許文献1には、乗車直後は優先的に運転席側に集中して防曇運転を行うことで運転席側フロントガラスの曇りを解消することが記載されているけれども、実際に曇りが解消された否かを把握することができなければ他の領域に空調風を向けるタイミングを決定するのが困難である。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、フロントガラスの曇り除去状況に応じて順次曇り除去をすることが可能な車両用防曇装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両用防曇装置は、フロントガラスの内面に吹き出す空調風の方向を調整する空気吹出し装置(10)と、空気吹出し装置を制御する制御装置(60)と、を備える。制御装置は、フロントガラスにおいて曇りを除去する領域の優先順位に基づいて、優先順位の高い領域から空調風を吹き付け、空調風を吹き付けた領域の曇りの除去状況に応じて空調風を吹き付ける領域を変えていく。
優先順位の高い領域から順に空調風を吹き付けて曇りを除去することで、乗員の安全運転確保に必要な領域の曇り除去を優先して行うことができる。また、空調風を吹き付けた領域の曇りの除去状況に応じて空調風を吹き付ける領域を変えていくので、必要な領域の曇り除去を確実に実行することができる。
本発明によれば、フロントガラスの曇り除去状況に応じて順次曇り除去をすることが可能な車両用防曇装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本発明の実施形態である車両用防曇装置は、空気吹出し装置10及び空調装置20と、制御装置60(図9に機能的な構成を示す)と、を備えている。制御装置60が制御対象とする、空気吹出し装置10及び空調装置20について、図1,2,3,4,5,6を参照しながら説明する。尚、図1〜図6において、車両に固定された上下、左右、前後方向との対応関係を示す。なお、以下では、上、下、右、左、前、後と単に記載するものは、車両を基準とした上、下、右、左、前、後をいう。
図2に示される空気吹き出し装置10は、車両に搭載され、空調装置20の空調ケース21から出た空調風を吹出口11aから車室内に導く装置である。なお、本実施形態に係る空気吹き出し装置10と同様の構成のものは、一般に「ハイブリッドデフ装置」とも呼ばれる。
空調装置20は、車室内の前席の前方に配置されたインストルメントパネル1の内部に配置されている。図1に示されるように、空調装置20は、外殻を構成する空調ケース21を有する。この空調ケース21は、空調対象空間である車室内へ空気を導く空気通路を構成している。空調ケース21の空気流れ最上流部には、車室内空気(内気)を吸入する内気吸入口22と車室外空気(外気)を吸入する外気吸入口23とが形成されると共に、各吸入口22、23を選択的に開閉する吸入口開閉ドア24が設けられている。これら内気吸入口22、外気吸入口23、および吸入口開閉ドア24は、空調ケース21内への吸入空気を内気および外気に切り替える内外気切替手段を構成している。なお、吸入口開閉ドア24は、制御装置60から出力される駆動信号により、その作動が制御される。
吸入口開閉ドア24の空気流れ下流側には、車室内へ空気を送風する送風手段としての送風機25が配置されている。送風機25は、遠心ファン25aと、ファンモータ25bとを有している。ファンモータ25bは、制御装置60から出力される駆動信号により、その作動が制御される。
送風機25の空気流れ下流側には、送風機25により送風された空調風を冷却する蒸発器26が配置されている。蒸発器26は、その内部を流通する冷媒と空調風とを熱交換させる熱交換器であり、図示しない圧縮機、凝縮器、膨張弁等と共に蒸気圧縮式の冷凍サイクルを構成するものである。
蒸発器26の空気流れ下流側には、蒸発器26にて冷却された空気を加熱するヒータコア27が配置されている。本実施形態のヒータコア27は、車両エンジンの冷却水を熱源として空気を加熱する熱交換器である。また、蒸発器26の空気流れ下流側には、蒸発器26通過後の空気を、ヒータコア27を迂回して流す冷風バイパス通路28が形成されている。
ここで、ヒータコア27および冷風バイパス通路28の空気流れ下流側にて混合される空調風の温度は、ヒータコア27を通過する空調風および冷風バイパス通路28を通過する空調風の風量割合によって変化する。
このため、蒸発器26の空気流れ下流側であって、ヒータコア27および冷風バイパス通路28の入口側には、エアミックスドア29が配置されている。このエアミックスドア29は、ヒータコア27および冷風バイパス通路28へ流入する冷風の風量割合を連続的に変化させるもので、蒸発器26およびヒータコア27と共に温度調整手段として機能する。エアミックスドア29は、制御装置60から出力される制御信号によってその作動が制御される。
空調ケース21の空調風流れ最下流部には、デフロスタ/フェイス開口部30およびフット開口部31が設けられている。デフロスタ/フェイス開口部30は、空気吹き出し装置10を介して、インストルメントパネル1の上面1aに連通している。フット開口部31は、フットダクト32を介して、フット吹出口33に連通している。
そして、上記各開口部30、31の空気流れ上流側には、デフロスタ/フェイス開口部30を開閉するデフロスタ/フェイスドア34、フット開口部31を開閉するフットドア35が配置されている。デフロスタ/フェイスドア34およびフットドア35は、車室内への空気の吹出状態を切り替える吹出モードドアである。
車両用空気吹き出し装置10は、インストルメントパネル内に配置され、デフロスタ/フェイス開口部30と連通することで、デフロスタ/フェイス開口部30から吹き出た空調風を車室内に導くようになっている。
車両用空気吹き出し装置10は、図2,3,4,5,6に示されるように、主ケーシング11、フラップ12、10個のルーバ251a〜255a、261a〜265a、駆動機構14を有している。
主ケーシング11は、デフロスタ/フェイス開口部30から出た空調風を吹出口11aから車室内に導く通風路Xを囲むダクトである。この主ケーシング11によって囲まれる通風路Xには、フラップ12、ルーバ251a〜255a、261a〜265a等も配置される。
図4に示されるように、主ケーシング11は、コアンダ壁11b、前側壁11cを備えた無底筒形状の部材である。コアンダ壁11bは、上方に延びるにつれて緩やかに車両後方側に曲がるコアンダ面を形成する通風路X側に形成する壁である。主ケーシング11の下方端は、上述のデフロスタ/フェイス開口部30と接続され、上方端は吹出口11aとなっている。
吹出口11aは、デフロストモード、デフロストモード以外のモードの2つの吹出モードにおいて主ケーシング11から導かれた空調風を吹き出す吹出口である。ここで、デフロストモードは、フロントガラス2に向けて空調風を吹き出し(図6参照)、フロントガラス2の曇りを晴らす吹出モードである。デフロストモード以外のモードは、フェイスモードと循環風モードとを含んでいる。フェイスモードは、前席乗員の上半身に向けて空気を吹き出すモードである。循環風モードは、空調風を車室内で循環させる吹出モードである。
吹出口11aは、車幅方向に細長く延びた形状であり、運転席の正面および助手席の正面にわたって配置されている。なお、吹出口11aの車幅方向長さおよび上面1aにおける配置場所は任意に変更可能である。
フラップ12は、通風路Xに配置される羽形状の部材である。駆動機構14がこのフラップ12を駆動してフラップ12の傾き角(姿勢の一例に相当する)を変化させることで、デフロストモードとデフロスト以外のモードとを切り替えることができる。
フラップ12は、2枚の板部材を有し、それら板部材の各々は、主ケーシング11の内部の通風路Xにおいて、フラップシャフト227の長手方向の殆どの部分から、フラップシャフト227の回転中心から離れるように、延びている。これら2枚の板部材は、フラップシャフト227に固定され、フラップシャフト227を中心として互いに対称的に延びている。このように構成されたフラップ12は、フラップシャフト227と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。
フラップシャフト227は、主ケーシング11を左右方向に真っ直ぐ貫通する位置に配置され、一端が主ケーシング11の右側壁(不図示)に軸支され、他端がフラップアーム(不図示)に固定される棒形状の部材である。このフラップシャフト227は、両端の間の部分で左側壁(不図示)に軸支されている。
ルーバ251a〜255a、261a〜265aは、通風路Xにおいて吹出口11aの長手方向に一例に並んで配置され、吹出口11aの長手方向における空調風の送風量分布を調整するために駆動機構14によって駆動される。なお、本実施形態では、ルーバ251a〜255a、261a〜265aの並び方向は、車両左右方向と一致する。
ルーバ251a〜255a、261a〜265aは、2枚の平板部材を有し、それら板部材の各々は、主ケーシング11の内部の通風路Xにおいて、ルーバシャフト251〜255,261〜265の長手方向の殆どの部分から、ルーバシャフト251〜255,261〜265の回転中心から離れるように、延びている。また、これら2枚の板部材は、ルーバシャフト251〜255,261〜265に固定され、ルーバシャフト251〜255,261〜265を中心として互いに対称的に延びている。このように構成されたルーバ251a〜255a、261a〜265aは、ルーバシャフト251〜255,261〜265と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
図3及び図5に示されるように、ルーバ251a〜255a、261a〜265aの開き具合に応じて、吹出口11aから左右方向に空調風が吹き出される領域が定められる。図4及び図6に示されるように、フラップ12の傾き角度に応じて、吹出口11aから前後方向に空調風が吹き出される領域が定められる。
防曇対象であるフロントガラス2は、一例として図7に示されるように区分して認識されている。図7に示される例では、右領域R1,R2,R3,R4と、中央領域C1,C2,C3,C4と、左領域L1,L2,L3,L4と、に区分して認識されている。上下位置関係に基づけば、最下段である右領域R1・中央領域C1・左領域L1と、最下段の一つ上の下段である右領域R2・中央領域C2・左領域L2と、下段の一つ上の上段である右領域R3・中央領域C3・左領域L3と、最下段である右領域R4・中央領域C4・左領域L4と、に区分して認識されている。本実施形態ではステアリング501が右側にあるものとしている。
図8に示されるように、空気吹出し装置10及び空調装置20は、車両50に搭載されている。車両50には、ステアリング501を操作する乗員Mが着座するシート502が設けられている。車両50には、フロントガラス2側を映す車載カメラ40が設けられている。
図9に示されるように、制御装置60は、車載カメラ40及び携帯情報端末45からデータを受信し、空気吹出し装置10及び空調装置20に制御信号を出力する。図9には明示しないけれども、制御装置60は、情報処理に必要となる情報をサーバから受信してもよく、ステアリング501やシート502の位置を特定する情報を取得してもよい。
制御装置60は、ハードウェア構成としては、CPUやメモリ、通信インターフェイスを備えるECU(Electronic Control Unit)として構成されている。制御装置60は、機能的な構成要素として、優先順位設定部601と、空調機器駆動部602と、曇り判定部603と、情報格納部604と、を備えている。
優先順位設定部601は、防曇対象であるフロントガラス2各部位の優先順位を設定する部分である。優先順位の設定にあたっては、予め情報格納部604に格納されている情報に基づいて設定することができる。
情報格納部604に格納されている情報の一例を図12に示す。図12に示されるように、「標準乗員」「背の高い乗員」に対応させて、図7を参照しながら説明した右領域R1,R2,R3,R4、中央領域C1,C2,C3,C4、左領域L1,L2,L3,L4の優先順位が「優先領域(n:nは1以上の整数)」として設定されている。優先順位設定部601が優先順位設定するロジックについては後述する。
空調機器駆動部602は、空気吹出し装置10及び空調装置20を駆動するための駆動信号を出力する部分である。空調機器駆動部602は、フロントガラス2において曇りを除去する領域の優先順位に基づいて、優先順位の高い領域から空調風を吹き付けるように、空気吹出し装置10及び空調装置20を駆動する。空調機器駆動部602は、曇り判定部603の判定結果に基づいて、空調風を吹き付ける領域を変えていく。空調機器駆動部602が、空調風を吹き付ける領域を変えるロジックについては後述する。
曇り判定部603は、空調風を吹き付けた領域の曇りの除去状況を判定する部分である。曇り判定部603の曇り除去判定ロジックについては後述する。
続いて、図10を参照しながら、制御装置60の動作について説明する。ステップS101では、優先順位設定ロジックが実行される。図11に示されるように、優先順位設定ロジックのステップS201では、優先順位設定部601が、優先順位が未設定であるか否かを判断する。優先順位が未設定であればステップS202の処理に進み、優先順位が未設定で無ければ優先順位設定ロジックは終了し、図10のステップS102の処理に進む。
ステップS201に続くステップS202では、優先順位設定部601が、乗員Mの体格情報を取得する。乗員Mの体格情報とは、乗員Mの身長・座高を含む情報である。優先順位設定部601は、入力された身長・座高といった体格情報を取得することができる。優先順位設定部601は、ステアリング501及びシート502の位置情報や設定角度情報に基いて、身長・座高といった体格情報を算出することができる。優先順位設定部601は、乗員Mの体格に関する画像情報に基づいて乗員Mの体格を推定することもできる。乗員Mの体格に関する画像情報は、車載カメラ40や携帯情報端末45が撮像した画像情報を利用することもできる。
ステップS202に続くステップS203では、優先順位設定部601が、乗員Mの視線位置を算出する。より具体的には、乗員Mの視線位置が、図7に示されるどの領域に相当するのかを算出する。
ステップS203に続くステップS204では、優先順位設定部601が、優先順位を設定し保存する。例えば、乗員Mの視線位置が図7に示される右領域R2に相当するものであれば、図12に示される「標準乗員」のように右領域R2を「優先領域(1)」として設定し、その他の領域も順次優先順位付け設定する。また、乗員Mの視線位置が図7に示される右領域R3に相当するものであれば、図12に示される「背の高い乗員」のように右領域R3を「優先領域(1)」として設定し、その他の領域も順次優先順位付け設定する。
ステップS204の処理が終了すると、優先順位設定ロジックは終了し、図10のステップS102の処理に進む。
ステップS102では、空調機器駆動部602が「優先領域(n:nは1以上の整数)」のnに1を代入する。ステップS102に続くステップS103では、空調機器駆動部602が、優先領域(n:1)に風向を合わせて空調風を吹き出すように駆動信号を出力する。
ステップS103に続くステップS104では、曇り判定部603が曇り判定ロジックを実行する。図13に示されるように、曇り判定ロジックのステップS301では、曇り判定部603が、車載カメラ40の結像距離が、車載カメラ40からフロントガラス2までの距離よりも大きいか否かを判断する。結像距離>フロントガラス距離であれば、ステップS302の処理に進み、結像距離>フロントガラス距離でなければ、ステップS303の処理に進む。
ステップS302では、曇り判定部603が曇り除去完了判定を行い、図10のステップS105の処理に進む。ステップS303では、曇り判定部603が曇り継続判定を行い、図10のステップS105の処理に進む。
ステップS105では、空調機器駆動部602が、優先領域(n:1)の曇り除去が完了しているか否かを確認し、曇り除去が完了していればステップS106の処理に進み、曇り除去が完了していなければステップS108の処理に進む。
ステップS106では、空調機器駆動部602が、「優先領域(n:nは1以上の整数)」のnに1を加算する。ステップS106に続くステップS107では、空調機器駆動部602が、加算後のnが最大値(n_max)を超えているか否かを判断する。加算後のnが最大値(n_max)を超えていれば処理を終了し、最大値(n_max)を超えていなければステップS103の処理に戻る。
ステップS108では、空調機器駆動部602が風向を1秒保持する制御を実行する。ステップS108が完了すると、ステップS104の処理に戻る。
上述したように本実施形態では、制御装置60は、フロントガラス2において曇りを除去する領域の優先順位に基づいて、優先順位の高い領域から空調風を吹き付け、空調風を吹き付けた領域の曇りの除去状況に応じて空調風を吹き付ける領域を変えていくように構成されている。
優先順位の高い領域から順に空調風を吹き付けて曇りを除去することで、乗員の安全運転確保に必要な領域の曇り除去を優先して行うことができる。また、空調風を吹き付けた領域の曇りの除去状況に応じて空調風を吹き付ける領域を変えていくので、必要な領域の曇り除去を確実に実行することができる。
本実施形態に係る制御装置60は、車両50を操縦する乗員Mの体格に基づいて優先順位を決定することができる。乗員Mの体格によっては優先的に曇り除去すべき場所が異なる場合があるので、体格に基づいて優先順位を決定することで必要な場所を優先的に曇り除去することができる。
本実施形態に係る制御装置60は、予め格納されている情報に基づいて優先順位を決定することができる。車両50を頻繁に利用する乗員Mが限定されているのであれば、その情報を予め格納することでより迅速に曇り除去することができる。
本実施形態に係る制御装置60は、乗員Mの体格に関する画像情報に基づいて乗員Mの体格を推定することもできる。乗員Mの体格に関する画像情報を用いることで、現在の乗員Mの体格を反映させた制御が可能となる。
本実施形態に係る制御装置60は、乗員Mが操作する車両各部位の位置に基づいて乗員Mの体格を推定することもできる。ステアリング501やシート502といった、乗員Mが操作する車両各部位の位置を用いることで、別途の手段を設けることなく体格推定が可能となる。
本実施形態に係る制御装置60は、撮像装置である車載カメラ40や携帯情報端末45からの結像位置がフロントガラス2の位置に相当するか否かに基づいて、所定領域における曇の除去状況を判断することができる。曇っていればフロントガラス2の位置で結像すると推定されるので、撮像装置から結像位置まで距離と撮像装置からフロントガラス2までの距離の差分を算出することで、曇の除去について判断することができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:空気吹出し装置
60:制御装置
60:制御装置
Claims (6)
- 車両用防曇装置であって、
フロントガラスの内面に吹き出す空調風の方向を調整する空気吹出し装置(10)と、
前記空気吹出し装置を制御する制御装置(60)と、を備え、
前記制御装置は、前記フロントガラスにおいて曇りを除去する領域の優先順位に基づいて、優先順位の高い領域から前記空調風を吹き付け、前記空調風を吹き付けた領域の曇りの除去状況に応じて前記空調風を吹き付ける領域を変えていく、車両用防曇装置。 - 前記制御装置は、車両を操縦する乗員の体格に基づいて前記優先順位を決定する、請求項1記載の車両用防曇装置。
- 前記制御装置は、予め格納されている情報に基づいて前記優先順位を決定する、請求項2記載の車両用防曇装置。
- 前記制御装置は、前記乗員の体格に関する画像情報に基づいて前記乗員の体格を推定する、請求項2記載の車両用防曇装置。
- 前記制御装置は、前記乗員が操作する車両各部位の位置に基づいて前記乗員の体格を推定する、請求項2記載の車両用防曇装置。
- 前記制御装置は、撮像装置からの結像位置が前記フロントガラスの位置に相当するか否かに基づいて、所定領域における曇の除去状況を判断する、請求項1記載の車両用防曇装置。
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