JP2009029350A - 車両の乗員検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人間の感性に直結した直接的な判定ができるとともに、対象物の初期条件や天候などで環境条件の影響を受けにくい車両の窓部の曇り判断を可能にする。
【解決手段】車両20の車室21上方に配置される複数の撮像素子11L,11Rと、撮像素子11L,11Rにより得られた信号を処理することにより、撮像物の3次元位置を検出する信号処理手段12Bとを備えた車両の乗員検知装置であって、撮像素子11L,11Rは、少なくとも車両10の窓部27外方を含む領域を撮像するよう構成されるとともに、信号処理手段12Bは、窓部27形状に対応した基準位置情報を予め記憶部76と、基準位置情報と時間毎に撮像された車両10の窓部27外方を含む領域の時間毎位置情報との比較を行う比較部77と、比較部77の比較結果に基づいて結露を判定する結露判定部78とを備えた。
【選択図】図8

Description

本発明は、ステレオカメラを用いて車室内の運転者等の乗員の姿勢や体格を検知する車両の乗員検知装置に関するものである。
車両の乗員検知装置として、車室の前側上縁に設けられたバックミラー等に撮像素子(例えば、CMOSカメラ)を設け、前側斜め上方から車室内を撮像して乗員をモニタするものが実用に供されている。
この種の車両の乗員検知装置は、乗員をモニタしているときに乗員の廻りの車室内状況も撮像されるので、撮像された車室内状況の有効利用をすることが考えられる。
このような車両の乗員検知装置で撮像された車室内状況の有効利用をすることができそうなものとして、車両のウィンドウの視界不良検知装置や自動デフロスタなどが知られている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特開平11−139262号公報(第4頁、図1) 特開2000−25575公報(第4頁、図1)
特許文献1の技術を説明する。
図10は従来の車両のウィンドウの視界不良検知装置を説明する図である。
車両のウィンドウの視界不良検知装置210は、カメラ211の視界画像に対し、視野画像全体に均一に分散させた複数の観測位置の輝度を検出して各観測位置の輝度差を求め、この輝度差を設定値と比較し、輝度差が設定値よりも小さいときは、フロントウィンドウ212のガラス内側に曇りが発生したと判断してエアコン制御ユニット213は曇り除去指令を出力して曇りを除去するものである。
特許文献2の技術を説明する。
図11は従来の自動デフロスタを説明する図である。
自動デフロスタ220は、テレビカメラ221により車内からガラス222越しに車両の一部を撮像し、その撮像状態の変化により、ガラス222面の曇り状態を検知してデフロスタ223を自動的に動作させるために、画像処理部224を備えた自動デフロスタであり、画像処理部224を、車両の一部を撮像した画像を処理する画像処理手段と、この画像処理手段から画像処理により低周波成分を算出する低周波成分算出手段と、この低周波成分算出手段から低周波成分を予め決められたしきい値と比較し、曇り状態を検出する曇り状態検出手段とから構成され、この曇り状態検出手段からの曇り状態に応じてデフロスタ223を駆動するものである。
しかし、車両のウィンドウの視界不良検知装置210では、輝度で曇りを認識するのでは対象物の初期条件(例えば色調)や天候などで環境条件が変化した場合には曇り判断が複雑なものとなる。
また、自動デフロスタ220では、画像処理により低周波成分で曇りを判断するので人間の感性に直結した判断とは相違があり、直接的なものとは言えなかった。
本発明は、人間の感性に直結した直接的な判定ができるとともに、対象物の初期条件や天候などで環境条件の影響を受けにくい車両の窓部の曇り判断機能を具備した車両の乗員検知装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車両の車室上方に配置される複数の撮像素子と、撮像素子により得られた信号を処理することにより、撮像物の3次元位置を検出する信号処理手段とを備えた車両の乗員検知装置であって、撮像素子は、少なくとも車両の窓部外方を含む領域を撮像するよう構成されるとともに、信号処理手段は、窓部形状に対応した基準位置情報を予め記憶部と、基準位置情報と時間毎に撮像された車両の窓部外方を含む領域の時間毎位置情報との比較を行う比較部と、比較部の比較結果に基づいて結露を判定する結露判定部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、結露判定部の判断結果に基づき、デフロスタを含む空調装置の作動を制御する制御手段を備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、比較部が、車両の窓部外方を含む領域の特定部のみを比較することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、特定部が、複数設けられるとともに、結露判定部が、複数の特定部の全てにおいて結露条件が有効となったときにのみ結露を判定することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車両の車室上方に複数の撮像素子(例えば、CMOSカメラ)が配置され、撮像素子により得られた撮像が信号処理手段で処理され、撮像物(例えば、乗員)の3次元位置が検出される。
車両の乗員検知装置では、複数の撮像素子で乗員を撮像した撮像データから、乗員の有無判定、乗員頭部位置判定や乗員の体格判定などを行い、例えば、エアバッグの膨出展開の必要性や膨出展開のタイミングなどを制御するための制御信号として利用される。しかし、複数の撮像素子で乗員を撮像した場合に乗員の周辺の状況も同時に撮像されているので、乗員の周辺データを利用することは好ましいことである。
そこで、撮像素子は、少なくとも車両の窓部外方を含む領域を撮像するよう構成され、撮像された撮像データを信号処理手段で処理するようにした。
信号処理手段に、窓部形状に対応した基準位置情報を予め記憶部と、基準位置情報と時間毎に撮像された車両の窓部外方を含む領域の時間毎位置情報との比較を行う比較部と、比較部の比較結果に基づいて結露を判定する結露判定部とを備えた。
すなわち、基準位置情報と時間毎に撮像された車両の窓部外方を含む領域の時間毎位置情報とを比較することで、例えば、基準位置情報と時間毎位置情報が同一であれば、透明であるはずの車両の窓部が撮像されているので、車両の窓部に結露、曇り若しくは汚れがあるものと認識することができる。また、基準位置情報と時間毎位置情報に差異があれば、車両の窓部は透過され、車両の窓部外方が撮像されているので、車両の窓部は透明度が高い状態にあり、車両の窓部に結露、曇り若しくは汚れがないものと認識することができる。
請求項2に係る発明では、結露判定部の判断結果に基づき、デフロスタを含む空調装置の作動を制御する制御手段を備えることで、車両の窓部に結露があると判断された場合に、自動でデフロスタを含む空調装置の作動をさせることができる。この結果、乗員の利便性の向上を図ることができる。
請求項3に係る発明では、比較部が、車両の窓部外方を含む領域の特定部のみを比較するようにしたので、結露の判断の精度の向上を図ることができる。
請求項4に係る発明では、特定部が、複数設けられるとともに、結露判定部が、複数の特定部の全てにおいて結露条件が有効となったときにのみ結露を判定することにした。例えば、部分的に結露が生じた場合は、運転に影響を与えることは少ない。そこで、結露判定部が、複数の特定部の全てにおいて結露条件が有効となったときにのみ結露を判定することで、不用意なデフロスタを含む空調装置の作動を回避することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両の乗員検知装置のブロック図である。
図1に示されたように、車両の乗員検知装置10は、システム構成として、カメラ11と信号処理手段(信号処理部)12を備える。カメラ11は、好ましくは右側カメラ11Rと左側カメラ11Lとから構成され、複眼のステレオカメラのユニット構成となっている。カメラ11を含むカメラユニットは、カメラ11としての受光素子と、後述するような複数の発光素子(LED)を備え、発光・受光ユニットとして構成されている。また信号処理手段12は、通常、カメラ11に付設されたカメラユニットECUとして構成される。なお信号処理手段12は、カメラ11の構成とは別途に用意することもできる。
なお、単眼のカメラ構成またはビーム式センサの場合には、一方のカメラおよび当該カメラに関連する信号処理構成部分は省略される。
右側カメラ11Rおよび左側カメラ11Lは、撮像素子であり、いずれも、CMOS素子等の受光素子が用いられている。さらに、赤外光を用いて撮像を行う赤外撮像素子を備えるものであってもよい。
車両20の車室上方に複数の撮像素子(例えば、CMOSカメラ)11L,11Rが配置され、撮像素子11L,11Rにより得られた撮像が信号処理手段12で処理され、撮像物(例えば、乗員)の3次元位置が検出される。
車両の乗員検知装置10では、複数の撮像素子11L,11Rで乗員を撮像した撮像データから、乗員の有無判定、乗員頭部位置判定や乗員の体格判定などを行い、例えば、エアバッグの膨出展開の必要性や膨出展開のタイミングなどを制御するための制御信号として利用される。しかし、複数の撮像素子11L,11Rで乗員を撮像した場合に乗員の周辺の状況も同時に撮像されているので、乗員の周辺データを利用することは好ましいことである。
そこで、信号処理手段12は、車両の乗員検知装置10の本来の目的である乗員を検知した撮像を信号処理する第1の信号処理手段(信号処理部)12Aと、乗員を検知した撮像がマスキング処理され、同時に撮像された窓部27(図6参照)廻りの信号を撮像する第2の信号処理手段(信号処理部)12Bとから構成される。
撮像素子11L,11Rは、少なくとも車両20の窓部外方を含む領域を撮像するよう構成され、撮像された撮像データを第2の信号処理手段12Bで処理するようにした。
第1の信号処理手段12Aには、右側カメラ11Rと左側カメラ11Lのそれぞれに対応する特徴位置抽出部13,14と、2つの特徴位置抽出部13,14から出力される特徴位置に係る撮像信号に基づいて検知対象物の位置情報を演算する位置演算部15と、乗員判定部16とを備えている。特徴位置抽出部13,14は、それぞれ、右側カメラ11Rと左側カメラ11Lでの撮像で得られた撮像信号から検知対象物(乗員)の特徴を位置情報として抽出する働きを有している。検知対象物の特徴としては、例えば、乗員の頭部および乗員の体格である。位置演算部15は、左右のカメラ11R,11Lからの撮像信号から検知対象物(乗員)の特徴の位置を演算する。乗員判定部16は、乗員有無判定部16Aと乗員頭部位置判定部16Bと乗員体格判定部16Cを有する。位置演算部15から出力される検知対象物に係る特徴の信号に基づいて、乗員判定部16では、上記の乗員有無判定部16Aと乗員頭部位置判定部16Bと乗員体格判定部16Cによって、それぞれ、乗員の有無判定、乗員頭部の位置判定、乗員の体格判定が行われる。
信号処理手段12Aから出力される判定信号は、車内ネットワーク(CAN)17を経由して主制御装置(図示せず)に供給される。なお車内ネットワーク17には、その他の接続要素として、例えばエアバッグECU18、シートベルトECU19、空調装置28、注意警報装置29等が接続されている。
ここで、空調装置28は、デフロスタ(不図示)を含む車室内の温度、湿度や空気清浄化をする装置である。注意警報装置は、インジケータ、ブザー若しくはアナウンス等により注意警告を発する装置である。
次に、上記のカメラユニットを図2〜図5を参照して説明する。図2は図1に示される車両の乗員検知装置のカメラユニットの正面図を示し、図3は図1に示される車両の乗員検知装置のカメラユニットの平面図を示し、図4は図1に示される車両の乗員検知装置のカメラユニットの側面図を示し、図5は図2に示されるカメラユニットのカメラの内部構造の側面図を示す。
カメラユニット30は前述した右側カメラ11Rと左側カメラ11Lを含む。図2において、31は右側カメラ11R用のレンズであり、32は左側カメラ11L用のレンズである。図5は、一例として、右側カメラ11Rの内部構造を示している。右側カメラ11RはCMOS素子33による受光素子で構成されている。レンズ31とCMOS素子33の間には凹レンズ34とフィルタ35が配置されている。フィルタ35は、右側カメラ11Rのレンズ内に関連させて配置されている。カメラユニット30の前方から到来して入射される光36は、レンズ31、凹レンズ34、フィルタ35の順序でCMOS素子33の受光面に入射される。光36は、凹レンズ34を透過した後には平行な光になり、フィルタ35の入射面に対して垂直に入射して当該フィルタ35を透過し、CMOS素子33の受光面に垂直に入射する。左側カメラ11Lの内部構造も図5で示した構造と同じである。
またカメラユニット30には、上記の左右のカメラ11R,11Lの以外に、例えば、発光素子であるLED37が6個設けられている。6個のLED37は、正面方向でかつ上下の方向に光を照射する2個のLED、右側面方向でかつ上下の方向に光を照射する2個のLED、左側面方向でかつ上下の方向に光を照射する2個のLEDとから構成されている。図2および図3において破線で示された範囲38は、6個のLED37の各々による照射範囲を示している。このように6個のLED37の各々が独自の光照射範囲38を有している。6個のLED37の光照射動作は、連続的な照射であってもよいし、間欠的(ストロボ的)な照射であってもよい。
図6は本発明に係る車両の乗員検知装置を採用した車両の平面図であり、図7は図6に示される車両の車室の側面図であり、図8は図1に示される車両の乗員検知装置の第2の信号処理手段の構成を示すブロック図である。
第2の信号処理手段12Bは、左側カメラ11Lで撮像され左前の窓部27(以下、「窓部27と記載する」)廻りの撮像(必要撮像部分のみの撮像)を取出す左側マスキング処理部(前処理部)71と、このマスキング処理部71で処理された撮像から窓部27の外形に対応した領域を抽出する左側窓位置抽出部73と、右側カメラ11Rで撮像され窓部27廻りの撮像(必要撮像部分のみの撮像)を取出す右側マスキング処理部(前処理部)72と、このマスキング処理部72で処理された撮像から窓部27の外形に対応した領域を抽出する右側窓位置抽出部74と、これらの左側・右側窓位置抽出部73,74で抽出された撮像信号に基づいて窓部27形状に対応した位置情報を演算する窓位置演算部75と、この窓位置演算部75で演算された位置情報を基準位置情報とするときに、この基準位置情報を予め記憶する窓位置記憶部(記憶部)76と、所定の時間毎に、車両の窓部27外方を含む領域の窓位置演算部75で演算された位置情報を時間毎位置情報とするときに、この時間毎位置情報と基準位置情報とを比較する窓比較部(比較部)77と、この窓比較部77の比較結果に基づいて時間毎位置情報と基準位置情報とに差異が認められる場合に窓部27の結露、曇り若しくは汚れ等の可能性があるものと判断して自動的にデフロスタを含む空調装置28(図1参照)に作動指令を出す結露判定部78とからなる。
また、結露判定部78は、デフロスタを含む空調装置28(図1参照)に加えて、ワイパ(不図示)を同時に作動してもよい。
左側・右側カメラ11L,11Rは、少なくとも、2点鎖線Aで示したインストルメントパネル22、窓部27及び座席52上部範囲を撮像する。
窓位置演算部75には、窓部27を車両の窓部27外方を含む領域を複数の特定部に分割して演算する特定部分割手段79を備え、図7に示されたように、第1〜第3の特定部81〜83に区切り、これらの第1〜第3の特定部81〜83それぞれに第1〜第3の時間毎位置情報が演算される。
比較部77では、第1の時間毎位置情報と基準位置情報とが比較され、第2の時間毎位置情報と基準位置情報とが比較され、第3の時間毎位置情報と基準位置情報とが比較される。すなわち、第1〜第3の時間毎位置情報と基準位置情報とが個々に比較される。
結露判定部78では、第1〜第3の時間毎位置情報と基準位置情報とが個々に比較され、第1の時間毎位置情報と基準位置情報が同一、第2の時間毎位置情報と基準位置情報が同一、第3の時間毎位置情報と基準位置情報が同一である場合(全てが同位置である)場合に、結露条件が有効となったとみなし、結露(曇り若しくは汚れも含む)している判定を下す。この場合に、空調装置28を作動させて窓部27の結露を削除する。なお、空調装置28には、空調装置28の作動を制御する制御手段85を備える。
ここで、基準位置情報と時間毎位置情報が同一であれば、透明であるはずの車両の窓部27が撮像されているので、車両の窓部27に結露、曇り若しくは汚れがあるものと認識することができる。また、基準位置情報と時間毎位置情報に差異があれば、車両の窓部27は透過され、車両の窓部外方が撮像されているので、車両の窓部27は透明度が高い状態にあり、車両の窓部に結露、曇り若しくは汚れがないものと認識することができる。
空調装置28に、結露判定部78の判断結果に基づき、デフロスタを含む空調装置28の作動を制御する制御手段85を備えることで、車両20の窓部27に結露があると判断された場合に、自動でデフロスタを含む空調装置28の作動をさせることができる。この結果、乗員51の利便性の向上を図ることができる。
比較部77は、車両20の窓部27外方を含む領域の第1〜第3の特定部81〜83のみを比較するようにしたので、結露の判断の精度の向上を図ることができる。
結露判定部78は、複数の特定部81〜83の全てにおいて結露条件が有効となったときにのみ結露を判定することにした。例えば、部分的に結露が生じた場合は、運転に影響を与えることは少ない。そこで、結露判定部78は、複数の特定部の全てにおいて結露条件が有効となったときにのみ結露を判定することで、不用意なデフロスタを含む空調装置28の作動を回避することができる。
図9は図1に示される車両の乗員検知装置の第3の信号処理手段のフロー図である。なお、ST××はステップ番号を示す(符号は図7及び図8参照)。
ST101:左側カメラ11L及び右側カメラ11Rで車室内の情報が撮像される。
ST102:左側カメラ11Lで撮像された撮像物の内窓部27の撮像(必要撮像部分のみの撮像)を左側マスキング処理部(前処理部)71で取出(抽出)し、右側カメラ11Rで撮像された撮像物の内窓部27の撮像(必要撮像部分のみの撮像)を右側マスキング処理部(前処理部)72で取出(抽出)される。
ST103:左側・右側窓位置抽出部73,74で抽出された撮像信号に基づいて窓部27の外形に対応した位置情報を窓位置演算部75で演算する。この結果を、基準位置情報とする。
ST104:基準位置情報を窓記憶部(記憶部)76に記憶する。
ST105:車両の窓部27外方を含む領域を第1〜第3の特定部81〜83に区切り、これらの第1〜第3の特定部81〜83それぞれに、第1〜第3の時間毎位置情報が窓位置演算部で演算される。
ST106:第1の時間毎位置情報と基準位置情報とが比較され、第2の時間毎位置情報と基準位置情報とが比較され、第3の時間毎位置情報と基準位置情報とが窓比較部で比較される。
ST107:第1〜第3の時間毎位置情報と基準位置情報とのそれぞれの比較結果に基づいて、結露判定部では第1の時間毎位置情報と基準位置情報とが同一か、第2の時間毎位置情報と基準位置情報とが同一か、第3の時間毎位置情報と基準位置情報とが同一かどうかを判断する。すなわち、全ての比較結果が同一かどうか判断する。
YESの場合に、結露条件が有効となったとみなし、結露(曇り若しくは汚れも含む)している判定をし、ST108へ進む。NOの場合に、結露条件が無効とみなし、ST106に戻る。
ST108:デフロスタを含む空調装置28を作動する。
尚、本発明に係る車両の乗員検知装置10は、図5に示すように、一例として左前の窓部27の結露を判定するものを示したが、これに限るものではなく、他の窓部の結露判断をするものでもよい。すなわち、車両の窓部を限定するものではない。
本発明に係る車両の乗員検知装置10は、図7に示すように、車室上部前方にカメラユニット30を設定したが、カメラは必要に応じて移動することを妨げるものではない。また、カメラに広角レンズを備えたものを用いてもよい。
本発明に係る車両の乗員検知装置10は、図7に示すように、複数の特定部を第1〜第3の特定部81〜83としたが、特定部の個数を限定するものではなく、特定部は複数個あればよい。
本発明に係る車両の乗員検知装置は、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
本発明に係る車両の乗員検知装置のブロック図である。 図1に示される車両の乗員検知装置のカメラユニットの正面図である。 図1に示される車両の乗員検知装置のカメラユニットの平面図である。 図1に示される車両の乗員検知装置のカメラユニットの側面図である。 図2に示されるカメラユニットのカメラの内部構造の側面図である。 本発明に係る車両の乗員検知装置を採用した車両の平面図である。 図6に示される車両の車室の側面図である。 図1に示される車両の乗員検知装置の第2の信号処理手段の構成を示すブロック図である。 図1に示される車両の乗員検知装置の第3の信号処理手段のフロー図である。 従来の車両のウィンドウの視界不良検知装置を説明する図である。 従来の自動デフロスタを説明する図である。
符号の説明
10…車両の乗員検知装置、11L,11R…撮像素子(左側・右側カメラ)、12B…信号処理手段(第2の信号処理手段)、20…車両、21…車室、27…窓部、28…空調装置、76…記憶部(窓記憶部)、77…比較部(窓比較部)、78…結露判定部、85…制御手段。

Claims (4)

  1. 車両の車室上方に配置される複数の撮像素子と、撮像素子により得られた信号を処理することにより、撮像物の3次元位置を検出する信号処理手段とを備えた車両の乗員検知装置であって、
    前記撮像素子は、少なくとも前記車両の窓部外方を含む領域を撮像するよう構成されるとともに、
    前記信号処理手段は、前記窓部形状に対応した基準位置情報を予め記憶部と、前記基準位置情報と時間毎に撮像された前記車両の窓部外方を含む領域の時間毎位置情報との比較を行う比較部と、前記比較部の比較結果に基づいて結露を判定する結露判定部とを備えたことを特徴とする車両の乗員検知装置。
  2. 前記結露判定部の判断結果に基づき、デフロスタを含む空調装置の作動を制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の車両の乗員検知装置。
  3. 前記比較部は、前記車両の窓部外方を含む領域の特定部のみを比較することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の乗員検知装置。
  4. 前記特定部は、複数設けられるとともに、前記結露判定部は、前記複数の特定部の全てにおいて結露条件が有効となったときにのみ前記結露を判定することを特徴とする請求項3記載の車両の乗員検知装置。
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