JP2007191084A - 空気吸引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用空気調和装置において、十分な吸引空気量を確保して内気センサの正確な温度検知を保証すると共に、冷温風の風量及びその制御性に影響を及ぼさない、内気センサ用空気吸引装置を提供すること。
【解決手段】モータ(2)により駆動されるブロワ(1)と、モータ(2)にモータ冷却用空気を供給する第1の管路(6)と、第1の管路(6)に一方の端部が接続され他方の端部が内気センサ(9)の設置スペース(10)に開口した第2の管路(12)とを具備し、第2の管路(12)の一方の端部がノズル(8)によって形成され、ノズル(8)は、その先端部(8a)が第1の管路内でそれにほぼ平行になるように及びノズルの先端孔(8c)が第1の管路(6)の下流を向いて開口するように配置され、ブロワ(1)が作動したとき内気センサの設置スペース(10)内の空気が吸引される。
【選択図】図1
【解決手段】モータ(2)により駆動されるブロワ(1)と、モータ(2)にモータ冷却用空気を供給する第1の管路(6)と、第1の管路(6)に一方の端部が接続され他方の端部が内気センサ(9)の設置スペース(10)に開口した第2の管路(12)とを具備し、第2の管路(12)の一方の端部がノズル(8)によって形成され、ノズル(8)は、その先端部(8a)が第1の管路内でそれにほぼ平行になるように及びノズルの先端孔(8c)が第1の管路(6)の下流を向いて開口するように配置され、ブロワ(1)が作動したとき内気センサの設置スペース(10)内の空気が吸引される。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用空気調和装置において、車室内の空気の温度を検知するための内気センサの設置スペースに車室内の空気を導入するための空気吸引装置に関するものである。
例えば特許文献1に記載されているように、車両用空気調和装置において、車室内の空気の温度を検知するための内気センサをインストルメントパネルの内部に設置し、この内気センサの設置スペースに車室内の空気を導入するための空気吸引装置(アスピレータ)を設けたものがある。特許文献1に記載されているアスピレータは、ブロワから送出されて車両用空気調和装置内を車室へと流れる空気の一部を導入する一次空気通路(ベンチュリ管)と、この一次空気通路を流れる一次空気により空気吸入作用(ベンチュリ効果)を生じさせ、車室内の空気を内気センサの設置スペースに導入する二次空気通路(二次空気吸入ノズル)とを備えた構成になっている。
しかしながら、近年、車両用空気調和装置の小型化及び高性能化の要望があり、そのため、アスピレータの一次空気取入れ口の上流での通風抵抗が増加し、それを補うためにアスピレータの一次空気取入れ口の下流(噴出しダクト等)での通風抵抗を低減するようにしている。そのため、アスピレータの一次空気取入れ口での圧力が上昇しないためにアスピレータの一次空気量が低下し、その結果、その一次空気側の空気吸入作用で導入される二次空気量が低下し、内気センサが正確な車室内温度を検知しないという問題が生じている。
また、ブロワから送出された空気の一部は、アスピレータの一次空気として流出するので、車室の空調用の空気量が減少することとなる。アスピレータの一次空気取入れ口をエバポレータ及びヒータコアの下流に設けたとしても一次空気通路の出口位置を車室の空調に適した場所に配置することはできないので車室の空調用の空気の一部が無駄に排出されることになる。
アスピレータの一次空気量を増やすために、特許文献2では、一次空気取り入れ口の下流にガイドを設置している。しかしながら、空気調和装置内にガイドを設置することは、空気の流れを乱すことから車室の複数の部分に送出される風量の比率の調整及び冷風と温風の混合の調整を複雑にして温度調節性を低下させ、また騒音を大きくするという問題があった。さらに、小型化された空気調和装置において、アスピレータの一次側空気取り入れ口をブロワの吐出側の流路で最適な場所に設置することが困難になってきている。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、十分な吸引空気量を確保して内気センサの正確な温度検知を保証すると共に、空調用の冷温風の風量及びその制御性に影響を及ぼさない、内気センサ用空気吸引装置を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載の空気吸引装置を提供する。
請求項1に記載の空気吸引装置は、車両用空気調和装置の冷風及び/又は温風を送出するためにモータ(2)により駆動されるブロワ(1)と、モータ(2)にモータ冷却用空気を供給する第1の管路(6)と、第1の管路(6)に一方の端部が接続され他方の端部が車両の室内温度感知用の内気センサ(9)の設置スペース(10)に開口した第2の管路(12)とを具備し、第2の管路(12)の一方の端部がノズル(8)によって形成され、ノズル(8)は、ノズルの先端孔(8c)を含んだ略円筒状の先端部(8a)が第1の管路(6)内で該管路(6)にほぼ平行になるように及びノズルの先端孔(8c)が第1の管路(6)の下流を向いて開口するように配置され、ブロワ(1)が作動したとき内気センサ(9)の設置スペース(10)内の空気が第2の管路(12)を介して第1の管路(6)に吸引されることを特徴としている。
これにより、内気センサの周囲の空気は、空気調和装置の冷温風の送出風の一部を利用して吸引されるのではなく、モータ冷却風供給通路を介して吸引されるので、十分な流量で吸引されて内気センサの正確な温度検知が保証されると共に、空調用の冷温風の風量及びその制御性に影響を及ぼすことがない。
請求項2に記載の空気吸引装置では、第1の管路(6)内に配設されたディフューザ(14)をさらに具備し、ディフューザ(14)はノズル(8)に対して下流側に配置され、ノズルの先端孔(8c)が前記ディフューザの喉部(14a)に近接していることを特徴としている。
これにより、ディフューザの喉部に低圧部が形成されるので、内気センサ周囲の空間の空気の吸引が促進される。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
図1は本発明の第1の実施例を概略的に示した図である。車両用空気調和装置のエバポレータ(不図示)及びヒータユニット(不図示)へ空気を送出するためのブロワが、図1では参照符号1で示されている。ブロワ1は、それを駆動するためのモータ2と一体にされてブロワケース3の中に配設されている。ブロワケース3には、矢印F1で示された外気を導入するための開口4が(図1の)上方に形成されている。ブロワからエバポレータ及びヒータユニットへ向けて送出される空気を通す開口もブロワケース3の側方に形成されているが図1ではブロワ1に遮られて図示されていない。
車両用の空気調和装置では、一般的にモータを所定の温度以下に保つためにブロワによって生じた空気流を使ってモータを冷却している。図1の実施例では、モータ2に冷却風を供給するためのモータ冷却風供給路6が、モータ2を収容するブロワケース3の下方部分に設けられたモータ冷却開口5に接続されている。モータ冷却風供給路6は、その上流側がモータ冷却風取入口7で開口しており、ブロワ2からエバポレータへ向けて送出された空気の一部が、図1の矢印F2で示されるように前記モータ冷却風取入口7からモータ冷却風供給路6内に導かれる。モータ冷却風供給路6内の空気F2はブロワの作動によってモータ冷却開口5を通ってモータ2内に吸引され、モータのケーシングの中を通過してモータ2を冷却する。
モータ冷却風供給路6の流路途上にはノズル8が結合されている。ノズル8は、図2に示されるように、2つの略円筒状の先端部8aと基端部8bをL字形に連結して形成されており、前記先端部8aは、その軸線AX8がモータ冷却風供給路6の軸線AX6にほぼ平行かつ同軸であると共に、先端部8aが含む先端孔8cが下流側つまりモータ冷却開口5の方を向くように前記供給路6内で配置され、前記基端部8bがモータ冷却風供給路6の壁面をほぼ垂直に貫通して前記壁面に固着されている。
一方、車室内の温度を検知するための内気センサ9が、図1に示されるように車室のインストルメントパネル11に形成された内気センサ設置スペース10に配設されている。この内気センサ9は、それを使って車室内の温度を正確に検知するためには、内気センサ9の周囲の空気が所定の流速で流れていなければならないものである。
前記ノズルの基端部8bには、ホース12の一方の端が接続され、ホース12の他方の端が、内気センサ9の周囲の空間に連通するように、前記内気センサ設置スペース10を形成するインストルメントパネル11に設けられたパネル開口部13に接続されている。したがって、内気センサ設置スペース10は、ホース12及びノズル8を介してモータ冷却風供給路6に連通しているので、ブロワ2が作動すると、モータ冷却風供給路6内の空気F2がブロワ2に吸引されると共に、ホース12内の空気F3もノズルの先端孔8cをとおして吸引され、内気センサ設置スペース10内の空気が吸引されて所定の流速で流れる。したがってノズル8より下流のモータ冷却風供給路6内の空気F2は、空気取り入れ口7を通して流入した空気F2にノズル8を通して流入した空気F3が合流して生じたものである。
次に第2の実施例を図3を参照して説明する。図3に示された実施例では、モータ冷却風供給路6内のノズル8の下流に、ディフューザ14が設けられている。ノズル8とディフューザ14とはほぼ同軸になるように配置され、またノズルの先端孔8cはディフューザ14の喉部14aに近接している。
ディフューザ14を設けることにより、その喉部14aに低圧領域が形成されるので、この低圧領域に開口しているノズルの先端孔8cから吸引される空気量は第1の実施例の場合よりも増え、内気センサ9の周囲の空間10の内の空気の吸引が促進される。
1 ブロワ
2 モータ
3 ブロワケース
5 モータ冷却開口
6 冷却風供給路
8 ノズル
9 内気センサ
10 内気センサ設置スペース
12 ホース
2 モータ
3 ブロワケース
5 モータ冷却開口
6 冷却風供給路
8 ノズル
9 内気センサ
10 内気センサ設置スペース
12 ホース
Claims (2)
- 車両用空気調和装置の冷風及び/又は温風を送出するためにモータ(2)により駆動されるブロワ(1)と、前記モータ(2)にモータ冷却用空気を供給する第1の管路(6)と、前記第1の管路(6)に一方の端部が接続され他方の端部が車両の室内温度感知用の内気センサ(9)の設置スペース(10)に開口した第2の管路(12)とを具備し、前記第2の管路(12)の前記一方の端部がノズル(8)によって形成され、前記ノズル(8)は、前記ノズルの先端孔(8c)を含んだ略円筒状の先端部(8a)が前記第1の管路(6)内で該管路(6)にほぼ平行になるように及び前記ノズルの先端孔(8c)が前記第1の管路(6)の下流を向いて開口するように配置され、前記ブロワ(1)が作動したとき前記内気センサ(9)の設置スペース(10)内の空気が前記第2の管路(12)を介して前記第1の管路(6)に吸引されることを特徴とする、空気吸引装置。
- 前記第1の管路(6)内に配設されたディフューザ(14)をさらに具備する請求項1に記載の空気吸引装置であって、前記ディフューザ(14)は、前記ノズル(8)に対して下流側に配置され、前記ノズルの先端孔(8c)が前記ディフューザの喉部(14a)に近接していることを特徴とする、空気吸引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006012375A JP2007191084A (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 空気吸引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006012375A JP2007191084A (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 空気吸引装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007191084A true JP2007191084A (ja) | 2007-08-02 |
Family
ID=38447109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006012375A Pending JP2007191084A (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 空気吸引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007191084A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010089707A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
CN107747764A (zh) * | 2017-09-28 | 2018-03-02 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 壁挂式空调器室内机 |
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2006
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