JP2009274573A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内気循環モードで冷房運転を行うときに、確実な燃費抑制及び省エネを図る。
【解決手段】エアコン10では、インストルメントパネルの下方のアンダカバー40に開口された内気導入口24が形成され、この内気導入口が形成された導入ダクト88がブロワユニット20に連結されている。導入ダクトの中間部は、フロントヒータダクト52に連結され、連結部90に通路切換ドア92が設けられている。エアコンECUは、内気循環モードに設定され、吹出しモードが冷房運転時に適用されるFACEモード又はDEFモードが選択されていると、通路切換ドアを位置S2となるように操作する。これにより、内気導入口及び前席足元吹出し口50から空調されている車室内の空気が導入されて、空調風の生成に用いられるために、空調負荷が低減され、省エネが図られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室内を空調する車両用空調装置に関する。
車両に設けられる空調装置(以下、エアコンとする)は、エアコンユニット内に車外の空気(外気)又は車室内の空気(内気)を導入して空調風を生成し、生成した空調風を吹出し口から車室内に吹き出す。一般に、このエアコンユニットは、車室前部のインストルメントパネル内に配設されており、エアコンユニット内に車室内の空気を導入する内気導入口は、インストルメントパネル内に開口され、インストルメントパネル内の空気が内気として導入される。
一方、このようなエアコンでは、内気導入口がインストルメントパネルの下部に開口され、インストルメントパネルの下方の車室内の空気を内気として導入する提案がなされている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
ところで、エアコンでは、例えば、冷房運転をしているときに、車外の空気を導入するよりも、比較的温度の低い内気を導入する内気導入モードを用いることにより、冷房負荷を抑えて、コンプレッサを駆動するためのエンジン負荷を低減し、省エネ、燃費向上等を図ることができる。
しかしながら、近年の車両では、電子化が進行しており、インストルメントパネル内に、各種の機器を制御するマイクロコンピュータなどを含む各種の電子機器、電子部品が設置されている。このために、車室内を冷房していても、インストルメントパネルの内部の温度は、車室内の空気の温度よりも高くなっている。このために、内気導入モードで冷房運転を行っても、冷房負荷が低くならず、所望の燃費向上等の効果を得ることができないことがある。
ここから、インストルメントパネルの下方に内気導入口を設けることも考えられるが、インストルメントパネルの下方に内気導入口を設けただけでは、必ずしも効率的な空調運転ができるとは限らない。
特開2004−243816号公報 特開2004−256034号公報
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、内気導入モードとしたときに、インストルメントパネル内に設けられている電子部品の影響を受けずに、効率的な空調運転を行って燃費向上等を図ることができる車両用空調装置を提供する事を目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、乗員の足元へ向けて空調風を吹出す足元吹出し口が形成された吹出しダクトと、インストルメントパネルの下方に開口され、前記空調風を生成する空気として車室内の空気を導入する内気導入口が形成された内気導入ダクトと、前記吹出しダクトと前記内気導入ダクトとを連結すると共に、吹出しダクトと導入ダクトの内部を連通する開口部が形成された連結部と、前記連結部に設けられて前記開口部を開閉して空気の通路を切換える通路切換ドアと、前記空調風を生成する空気として前記車室内の空気を導入するか否かの導入モードの設定及び、前記空調風の吹出し口として前記足元吹出し口を選択するか否かの吹出しモードに応じて前記通路切換ドアを操作する操作手段と、を含む。
この発明によれば、内気導入口をインストルメントパネルの下方で開口すると共に導入ダクトと吹出しダクトとを連結部で、互いに連通可能となるように連通している。また、連結部には、通路切換ドアが設けられて、この通路切換ドアによって開口部の開閉を行うことにより空気の流路の切換が可能となっている。
ここで、操作手段は、空気の導入モード及び吹出しモードに応じて通と通路切換ドアを操作する。
これにより、内気循環モードに設定されたときに、インストルメントパネル内の空気ではなく、インストルメントパネルの下方の車室内の空気を導入可能とすることがき、冷房運転を行うときに、燃費悪化等を生じさせることがない。また、内気導入口と足元吹出し口を用いて車室内の空気が導入可能となるので、車室内の空気を効率的に導入して空調運転を行うことができる。
請求項2に係る発明は、前記操作手段が、前記導入モードとして前記車室内の空気を導入する内気循環モードに設定され、前記吹出しモードとして前記足元吹出し口を除く吹出しモードに設定されているときに、前記通路切換ドアによって前記開口部を開放して前記導入ダクトと前記吹出しダクトの前記足元吹出し口側とを連通する。
一般に、冷房運転を行うときには、足元吹出し口からの空調風の吹出しが止められる。ここから、請求項2の発明では、内気循環モードに設定されると共に、足元吹出し口が非吹出し状態となる吹出しモードに設定されたときに、吸気ダクトの足元吹出し口側と導入ダクトとを連通する。
これにより、内気導入口及び足元吹出し口から車室内の空気を導入して、空調運転を行うことができるので、冷房負荷が増加することによる燃費悪化を防止することができる。
以上説明したように本発明によれば、インストルメントパネルの下方で開口された内気導入口と、足元吹出し口とを用いて、車室内の空気の導入が可能となるので、車室内を冷房するときに、冷房負荷が増加するのを抑えることができるので、燃費向上を図ることができるという効果がある。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に係る車両用空調装置(以下、エアコン10とする)の概略構成が示されている。
このエアコン10には、コンプレッサ12、コンデンサ14、エキスパンションバルブ16及びエバポレータ18を含む一般的構成の冷凍サイクルが形成されている。エアコン10では、コンプレッサ12が駆動されることにより冷凍サイクル中を循環される冷媒によって、エバポレータ18を通過する空気の冷却及び除湿が行われる。
図1及び図2に示されるように、エアコン10は、ブロワユニット20とエアコンユニット22とを備え、ブロワユニット20のケーシング20Aとエアコンユニット22のケーシング22Aとが連結されている。
図1に示されるように、ブロワユニット20のケーシング22A(以下、ブロワユニット20とする)は、空調風の生成に用いる空気の導入口とされる内気導入口24及び外気導入口26(図2では図示省略)とが連通され、内気導入口24と外気導入口26を選択的に開閉する切換ドア28を備えている。
また、ブロワユニット20内には、ブロワファン30が配設されている。エアコン10では、ブロワモータ32によってブロワファン30が回転駆動されることにより、内気導入口24又は外気導入口26から空気が導入され、導入された空気がエアコンユニット22のケーシング22A(以下、エアコンユニット22とする)内に送り込まれる。
エアコンユニット22内は、ブロワユニット20側にエバポレータ18が配置されており、ブロワユニット20から送り込まれる空気が、エバポレータ18を通過するようになっている。エアコン10では、コンプレッサ12が駆動されていることにより、エバポレータ18を通過する空気の冷却及び除湿が図られる。
一方、図2に示されるように、エアコン10が設けられる車両34は、車室36の前方側(図2の紙面奥側)にインストルメントパネル38が設けられている。このインストルメントパネル38の下側には、インストルメントパネルアンダーカバー(以下、アンダカバー40とする)が設けられている。これにより、車室36の前部には、図示しないダッシュパネル、インストルメントパネル38及びアンダカバー40によって囲われた空間が形成され、エアコン10は、ブロワユニット20及びエアコンユニット22が一体で、このインストルメントパネル38の内部の空間に配置されている。
インストルメントパネル38には、フロントウインドガラス42へ向けて開口されたデフロスタ吹出し口44(センタデフロスタ吹出し口44A、サイドデフロスタ吹出し口44B)及び、車室36内の乗員へ向けて開口されたレジスタ吹出し口46(センタレジスタ吹出し口46A、サイドレジスタ吹出し口46B)が形成されている。
図1に示されるように、エアコンユニット22には、デフロスタ吹出し口44が形成されたダクト48A、センタレジスタ吹出し口46Aが形成されたダクト48B及び、サイドレジスタ吹出し口46Bが形成されたダクト48Cが連結されている。
また、エアコンユニット22には、前席足元吹出し口50が形成された吹出しダクトとしてフロントヒータダクト52が連結されていると共に、後席足元吹出し口54が形成されたリヤヒータダクト56が連結されている。
図2に示されるように、リヤヒータダクト56は、インストルメントパネル38の下方から、車両後方側(図2の紙面手前側)へ向けて延設され、先端に後席足元吹出し口54が形成されている。これにより、エアコン10では、後席に着座した乗員の足元へ向けた空調風の吹出しが可能となっている。
フロントヒータダクト52は、先端部で分岐されて運転席側及び助手席側へ向けられて、それぞれの先端に前席足元吹出し口50が形成されている。また、前席足元吹出し口50は、アンダカバー40の下方へ突出されて開口されている(図示省略)。これにより、エアコン10では、前席に着座した乗員の足元へ向けた空調風の吹出しが可能となっている。
図1に示されるように、エアコンユニット22には、ダクト48A〜48C、フロントヒータダクト52及びリヤヒータダクト56の連結部に、モード切換ドア58(58A〜58E)が設けられている。モード切換ドア58は、それぞれのダクトへの空調風の流路を選択的に開閉可能となっている。これにより、エアコン10では、デフロスタ吹出し口44、レジスタ吹出し口46ないし前席足元吹出し口50、後席足元吹出し口54の内から選択された吹出し口から空調風が吹き出される。なお、以下では、モード切換ドア58A〜58Eによってデフロスタ吹出し口44、レジスタ吹出し口46、前席足元吹出し口50及び後席足元吹出し口54が開閉されとして説明する。
エアコンユニット22内には、ヒータコア60及びエアミックスドア62が設けられている。ヒータコア60には、車両34の図示しない内燃機関(エンジン)との間で冷却液が循環されるようになっており、これにより、エアコン10では、ヒータコア60を通過される空気が冷却液によって加熱される。
エアミックスドア62は、このヒータコア60を通過する空気量と、ヒータコア60をバイパスする空気量を制御しており、エアコンユニット22では、エバポレータ18を通過した空気が、エアミックスドア62によってヒータコア60を通過する空気と、ヒータコア60をバイパスされる空気に分けられ、さらに、ヒータコア60を通過した空気と、ヒータコア60をバイパスされた空気が混合される。これにより、エアコン10では、エアミックスドア62の開度が制御されることにより、所望の温度の空調風が生成される。
一方、図3に示されるように、エアコン10は、空調運転を制御するエアコンECU64を備えている。このエアコンECU64は、CPU、ROM、RAM等が図示しないバスによって形成されたマイクロコンピュータ、各種の入出力インターフェイス及び駆動回路等を備えた一般的構成になっている。
エアコン10では、図示しないエンジンの駆動力によってコンプレッサ12が回転駆動されるようになっており、エアコンECU64には、コンプレッサ12が接続されていると共に、コンプレッサ12とエンジンとの間の連結を断続する電磁式クラッチ(マグネットクラッチ66)が接続されている。
エアコンECU64は、マグネットクラッチ66のオン/オフによってコンプレッサ12の運転/停止を制御すると共に、冷房能力をコンプレッサ12の冷媒吐出圧荷よって制御している。
また、エアコンECU64には、ブロワモータ32が接続されていると共に、切換ドア28を操作するアクチュエータ68、モード切換ドア58を操作するアクチュエータ70及び、エアミックスドア62を操作するアクチュエータ72が接続されている。
これにより、エアコン10では、エアコンECU64によって空調風の吹出し風量(ブロワ風量)、切換ドア28、モード切換ドア58及びエアミックスドア62の操作がなされる。
また、エアコン10には、設定温度などの運転条件の設定操作がなされると共に運転状態の表示がなされる操作パネル74、車室36内の温度(室温)を検出する室温センサ76、車外の温度(外気温)を検出する外気温センサ78、日射量を検出する日射センサ80、エバポレータ18を通過した空気の温度を検出するエバポレータ後温度センサ82及び、ヒータコア60に循環される冷却水の水温を検出する水温センサ84等の各種のセンサが設けられており、これらがエアコンECU64に接続されている。
エアコンECU64は、操作パネル74のスイッチ操作によって設定温度などの運転条件が設定されて空調運転の開始が指示されると、運転条件を読み込むと共に、各種のセンサによって環境状態及び運転状態を検出しながら、室温が設定温度となるように空調運転を行う。
このときに、エアコンECU64では、設定温度、室温、外気温、日射量などに基づいて目標吹出し温度を演算し、空調風の吹出し温度が目標温度となるようにアクチュエータ72を作動してエアミックスドア62の開度制御を行う。また、エアコンECU64は、冷房負荷が大きいと、マグネットクラッチ66をオンして、エンジンの駆動力によってコンプレッサ12が回転駆動されるようにすると共に、冷房負荷に応じて冷媒吐出圧を制御しながら冷房運転を行う。このようなエアコンECU64の基本的制御は、公知の一般的構成を適用することができる。
ところで、エアコン10では、車室36内を空調するときの空調風の吹出しモードとして、デフロスタ吹出し口44から空調風を吹き出すDEFモード、レジスタ吹出し口46から空調風を吹き出すFACEモード、前席足元吹出し口50と後席足元吹出し口54から空調風を吹き出すFOOTモード、DEFモードとFOOTモードを合わせたFOOT/DEFモード及び、FACEモードとFOOTモードを合わせたBI−LEVELモードが設定されている。
一般に、DEFモードは、フロントウインドガラス42の防曇時に用いられる。また、暖房時(暖房運転モード)には、FOOTモード、FOOT/DEFモードが多用され、状況に応じてBI−LEVELモードが用いられる。また、冷房運転時(冷房運転モード)には、主としてFACEモードが用いられる。
エアコンECU64は、空調風の吹出しモードが設定されると、設定された吹出しモードに応じてアクチュエータ70を作動して、モード切換ドア58A〜58Eを操作する。これにより、吹出しモードに応じて吹出し口から空調風が吹き出されるようになっている。
図1に示されるように、ブロワユニット20は、外気導入口26が形成された導入ダクト86と、内気導入口24が形成された導入ダクト88が連結されている。外気導入口26は、導入ダクト86を介して、図示しないカウルトップに開口されている。
また、導入ダクト88に形成された内気導入口24は、アンダカバー40に開口されている。図2に示されるように、アンダカバー40は、インストルメントパネル38の下部に設けられており、内気導入口24は、インストルメントパネル38の下方で乗員の足元へ向けて開口されている。ここで、内気導入口24は、前席足元吹出し口50から離間されており、これにより、前席足元吹出し口50から吹き出された空調風が、直接、内気導入口24に入り込んでしまうのが防止されている。
これにより、エアコン10では、外気ないし車室36内の空気(以下、内気とする)をブロワユニット20内に導入して、空調風の生成に用いることができるようになっている。
エアコン10では、空調風の生成に用いる空気の導入モードとして、車外の空気を用いる外気導入モードと、空調された車室36内の空気(内気)を用いる内気循環モードが設定されている。エアコンECU64は、空気の導入モードが設定されると、設定された導入モードに基づいてアクチュエータ70を作動して、切換ドア28を操作する。すなわち、ブロワユニット20では、切換ドア28によって導入ダクト88側が閉じられて導入ダクト86側が開かれることにより外気の導入可能となり(図1に破線で示す)、切換ドア28によって導入ダクト86側が閉じられて導入ダクト88側が開かれることにより、内気の導入が可能となる(図1に実線で示す)。
一方、エアコン10では、前席足元吹出し口50が形成されたフロントヒータダクト52の中間部と、内気導入口24が形成された導入ダクト88の中間部が連結され、この連結部90に、互いの内部を連通可能とする開口90Aが形成されている。
また、エアコン10には、この連結部90に開閉手段として通路切換ドア92が設けられている。この通路切換ドア92は、開口90Aを閉塞してフロントヒータダクト52と導入ダクト88とを仕切る位置S0、開口90Aを開いて導入ダクト88内でブロワユニット20と内気導入口24との間を遮断する位置S1及び、開口90Aを開いてフロントヒータダクト52内でエアコンユニット22と前席足元吹出し口50との間を遮断する位置S2のそれぞれの位置を取り得るようになっている。
エアコン10では、通路切換ドア92が位置S2となることにより、ブロワユニット20内がインストルメントパネル38の下方で車室36内に開口された内気導入口24及び前席足元吹出し口50のそれぞれによって車室36内と連通される。
図3に示されるように、エアコンECU64には、通路切換ドア92を操作するアクチュエータ94が接続されている。エアコンECU64は、空気の導入モード及び空調風の吹出しモードに応じて、このアクチュエータ94を作動することにより通路切換ドア92を操作する。
このときに、図4に示されるように、エアコンECU64は、導入モードが外気導入モードであると、吹出しモードにかかわらず、通路切換ドア92が、位置S1となるようにアクチュエータ94を作動する。これにより、エアコン10では、内気導入口24が閉塞される。
また、エアコンECU64は、導入モードが内気循環モードであるときに、吹出しモードがFOOTモード、FOOT/DEFモード又はBI−LEVELモードの何れかであると、通路切換ドア92が、位置S0となるようにアクチュエータ94を作動する。すなわち、内気循環モードで前席足元吹出し口50から空調風が吹き出されるときには、フロントヒータダクト52と導入ダクト88を通路切換ドア92によって仕切る。
これに対して、エアコンECU64は、導入モードが内気循環モードであるときに、吹出しモードがDEFモード又はFACEモードであると、通路切換ドア92が、位置S2となるようにアクチュエータ94を作動するようにしている。すなわち、内気循環モードで、前席足元吹出し口50から空調風が吹き出す吹出しモードでないときには、フロントヒータダクト52のエアコンユニット22側を閉塞して、内気導入口24と共に、前席足元吹出し口50から、車室36内の空気が吸引可能となるようにしている。
これにより、エアコン10では、内気導入モードで冷房運転が行われるときに、インストルメントパネル38の下方の内気を、内気導入口24及び前席足元吹出し口50から導入する。
このように構成されているエアコン10では、操作パネルのスイッチ操作によって運転条件が設定されて空調運転の開始が指示されると、車室36内を設定温度とするための目標吹出し温度を演算し、この目標吹出し温度の空調風が生成されるように作動する。
このときに、エアコン10では、暖房モードか冷房モードかによって最適な吹出しモードが選択されることにより、乗員に快適な空調感を生じさせることができる。
ところで、エアコン10では、エンジンの駆動力によってコンプレッサ12を駆動して冷房運転を行う。このときに、冷房負荷が大きいと、コンプレッサ12の冷媒吐出圧が高く制御される。
一般に、エアコン10の冷房運転中は、車室36の室温に比べて、外気の温度が高くなっている。このために、外気導入モードで冷房運転を行うよりは、内気循環モードで冷房運転を行うことにより、冷房負荷が少なくなり、エンジンの負荷も減少する。ここから、エアコン10では、内気循環モードで冷房運転を行うことにより燃費悪化を抑制して、省エネを図ることができる。
一方、車両34などでは、電子機器が多用されており、電子機器のマイクロコンピュータや各種の電装部品がインストルメントパネル38内に配設されている。このために、冷房運転中であっても、インストルメントパネル38内では、電子機器の排熱によって温度が高くなっている。したがって、インストルメントパネル38内の空気を内気として導入した場合、内気循環モードで空調運転を行っていても、冷房負荷が低くならず、燃費向上、省エネ効果などが得られなくなる。
ここから、エアコン10では、内気導入口24をインストルメントパネル38内に設けずに、インストルメントパネル38の下方で車室36内に開口させている。これにより、エアコン10では、内気循環モードが選択されたときに、空調された車室36内でも比較的温度の低い乗員の足元傍の空気を、内気として導入できる。
さらに、エアコン10では、内気導入口24が形成された導入ダクト88と前席足元吹出し口50が形成されたフロントヒータダクト52とが連結されて、この連結部90に開口90Aが形成されている。また、エアコン10では、連結部90の開口90Aを開閉する通路切換ドア92を設け、導入モード及び吹出しモードに応じて連通切換ドア92が操作されるようになっている。
以下に、図5を参照しながら、本実施の形態に係るエアコンECU64での通路切換ドア92の制御を説明する。このフローチャートは、例えば、エアコン10の空調運転が開始されると、所定の時間間隔で実行され、最初のステップ100では、空気の導入モードを読込み、次のステップ102では、内気循環モードが選択されているか否かを確認する。
ここで、内気循環モードではなく、外気導入モードが選択されていると、ステップ102で否定判定されてステップ104へ移行する。エアコン10では、外気導入モードが選択されていると、内気の導入が不要となる。ここから、ステップ104では、通路切換ドア92が導入ダクト88内を閉塞する位置S1となるようにアクチュエータ94を作動する。これにより、エアコン10では、吹出しモードに応じた吹出し口から空調風の吹出しが可能となる。
このときに、例えば、エアコン10が暖房運転を行っていると、前席足元吹出し口50のみでなく、内気導入口24からも暖房風が吹き出される。
一方、内気循環モードが選択されていると、ステップ102で肯定判定されてステップ106へ移行する。このステップ106では、空調風の吹出しモードを読み込んで、次のステップ108では、前席足元吹出し口50などの足元吹出し口から空調風を吹き出すように選択されているか否かを確認する。
このときに、FOOTモード、FOOT/DEFモード、BI−LEVELモードなど、前席足元吹出し口50から空調風を吹き出す吹出しモードに設定されていると、ステップ108で肯定判定してステップ110へ移行する。
このステップ110では、通路切換ドア92が位置S0となるようにアクチュエータ94を作動する。すなわち、フロントヒータダクト52と吸気ダクト88を通路切換ドア92によって仕切る。これにより、フロントヒータダクト52と導入ダクト88が連結されていても、内気導入口24から車室36内に空気の導入が可能となると共に、前席足元吹出し口50からの空調風の吹出しが可能となる。このときに、エアコン10では、内気導入口24と前席足元吹出し口50を離しているので、前席足元吹出し口50から吹き出された空調風が、直接、内気導入口24から導入されてしまうのが防止される。
これに対して、内気循環モードに設定されているが、前席足元吹出し口50を含む足元吹出し口からの空調風の吹出しが選択されていないとき、すなわち、内気導入モードで、DEFモード又はFACEモードが選択されていると、ステップ108で否定判定してステップ112へ移行する。
このステップ112では、通路切換ドア92を位置S2となるようにアクチュエータ94を作動する。すなわち、内気循環モードが選択されて冷房運転が行われるときには、通路切換ドア92を位置S2として、空調風が吹き出されないフロントヒータダクト52内を閉塞すると共に、導入ダクト88と前席足元吹出し口50とをつなげる。これにより、エアコン10では、内気導入口24と前席足元吹出し口50のそれぞれから内気が導入される。また、導入される内気は、車室36内でも比較的温度の低い前席の足元近傍となっている。
これにより、エアコン10では、各種の電子部品の排熱によって温度が上昇されているインストルメントパネル38内が用いられないので、確実に冷房負荷が抑えられ、コンプレッサ12を駆動するエンジンの燃費向上、省エネを図ることができる。
すなわち、エアコン10では、内気導入口24が設けられた導入ダクト88と前席足元吹出し口50が設けられたフロントヒータダクト52とを連結し、空調風の吹出しに用いられないフロントヒータダクト52を通路切換ドア92によって閉じると共に、導入ダクト88と前席足元吹出し口50とをつなげるようにしている。これにより、内気導入口24のみでなく、運転席側及び助手席側の前席足元吹出し口50を用いて効率的な内気の導入が可能となっている。これと共に、前席足元吹出し口50から車室36内の空気が導入されることにより、車室36内での空気の流れを促進して、効率的な空調が可能となる。
なお、本実施の形態では、外気導入モードであるときに、通路切換ドア92を位置S1となるようにしたが、これに限らず、外気導入モードのときも、内気循環モードで前席足元吹出し口50から空調風を吹き出す吹出しモードのときと同様に、通路切換ドア92を位置S0としても良い。
また、本実施の形態では、フロントヒータダクト52と導入ダクト88とを接合するようにして連結部90を形成したが、連結部はこれに限らず、例えば、フロントヒータダクト52と導入ダクト88とを、ダクトなどによって連結するなど、吹出しダクトと導入ダクトの間で、空気の通路を形成可能であれば、任意の構成を適用することができる。
また、本実施の形態では、導入ダクト88に内気導入口24を形成した構成を例に説明したが、これに限らず、ブロワユニット20を一体で収容するケーシングを設け、このケーシングに内気導入口24を形成すると共に、このケーシングとブロワユニット20のケーシング20Aの間の空間を、内気導入口24から導入される内気の通路とするなど、インストルメントパネル38の下方に設けられた内気導入口24からブロワユニット20内に内気を導入可能とする構成であれば、任意の構成を適用することができる。
また、本実施の形態では、内気導入口24が形成された導入ダクト88に前席足元吹出し口50が形成されたフロントヒータダクト52を連結するように説明したが、これに限らず、例えば、導入ダクト88にリヤヒータダクト86を連結する構成であっても良く、また、前席足元吹出し口50及び後席足元吹出し口54が形成されたダクトを、導入ダクト88に連結するなど、冷房運転が行われるときに、空調風が通過しないダクトであれば、任意のダクトに連結することができる。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明が適用される空調装置の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、エンジンの駆動力によってコンプレッサ12が駆動されるエアコン10を例に説明したが、これに限らず、コンプレッサ12は、コンプレッサモータによって駆動され、コンプレッサモータの回転数によって冷房能力が制御されるものであっても良い。これにより、ハイブリッド車、電気自動車に設けることができ、コンプレッサモータの電力消費を抑えることによる省エネを図ることができる。
また、本発明は、これらに限らず、車両に設けられる任意の構成の空調装置に適用可能である。
本実施の形態に係るエアコンの概略構成図である。 本実施の形態に適用した車両の車室前部の一例を示す概略斜視図である。 エアコンの制御系を示す概略図である。 導入モード及び吹出しモードに応じた通路切換ダクトの操作位置の一例を示す図表である。 エアコン10での通路切換ドアの制御の一例を示す流れ図である。
符号の説明
10 エアコン(車両用空調装置)
12 コンプレッサ
20 ブロワユニット
22 エアコンユニット
24 内気導入口
36 車室
38 インストルメントパネル
40 アンダカバー
50 前席足元吹出し口(足元吹出し口)
52 フロントヒータダクト(吹出しダクト)
64 エアコンECU(操作手段)
88 導入ダクト
90 連結部
90A 開口(開口部)
92 通路切換ドア
94 アクチュエータ(操作手段)

Claims (2)

  1. 乗員の足元へ向けて空調風を吹出す足元吹出し口が形成された吹出しダクトと、
    インストルメントパネルの下方に開口され、前記空調風を生成する空気として車室内の空気を導入する内気導入口が形成された内気導入ダクトと、
    前記吹出しダクトと前記内気導入ダクトとを連結すると共に、吹出しダクトと導入ダクトの内部を連通する開口部が形成された連結部と、
    前記連結部に設けられて前記開口部を開閉して空気の通路を切換える通路切換ドアと、
    前記空調風を生成する空気として前記車室内の空気を導入するか否かの導入モードの設定及び、前記空調風の吹出し口として前記足元吹出し口を選択するか否かの吹出しモードに応じて前記通路切換ドアを操作する操作手段と、
    を含む車両用空調装置。
  2. 前記操作手段が、前記導入モードとして前記車室内の空気を導入する内気循環モードに設定され、前記吹出しモードとして前記足元吹出し口を除く吹出しモードに設定されているときに、前記通路切換ドアによって前記開口部を開放して前記導入ダクトと前記吹出しダクトの前記足元吹出し口側とを連通する請求項1に記載の車両用空調装置。
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