JPH01255193A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は食品のかく拌機能を有する高周波加熱装置に関
するものである。

（従来の技術） 従来のこの種の高周波加熱装置は、実開昭５５−７１４
８９号公報に提案されている。この構成では。

加熱室内に回転自在に設けたターンテーブルに容器を着
脱自在に取付けると共に、その容器内に設けたかく拌羽
根を前記ターンテーブルの回転軸を貫通する固定軸に着
脱可能に取付けたものである。

（発明が解決しようとする課急） 上記構成によると、かく拌羽根が静止しており。

ターンテーブル（二取付けた容器自体が回転するように
なっているので、高速回転（通常のターンテーブルより
も相対的に速い回転）しようとすると。

被加熱物が慣性により飛び出してしまう。そこで通常の
高周波加熱時のターンテーブルの回転数５〜６　ｒｐｍ
に限定され、十分なかく拌性能が得られない問題があっ
た。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記課題を解決するためになされたものであり
、高周波発振器を加熱源とし、被加熱物を回転自在に載
置するターンテーブルと、こね操作を行なうかく拌羽根
を回転自在に内蔵するかく拌容器のいずれか一方を加熱
室内に選択的に設置するようにし、加熱室の底面の貫通
穴にこの貫通穴の周囲を取り巻いて筒状突出部を設け、
その貫通穴を介してこね羽根を駆動する第１駆動軸上部
の駆動片に設けたつめを前記筒状突出部内に配置したも
のである。また筒状突出部は第１駆動軸の周囲に設けた
チミーク空胴の寸法を規制し、減衰効果を最大にするも
のである。

（作　　用） 上記のように構成したことにより、加熱室内に設けたタ
ーンテーブルと加熱室下方に設けた変速駆動部は、被加
熱物自体を５〜６　ｒｐｍ程度の低速回転させながら加
熱処理を行う作用をし、加熱室内に設けたかく拌容器と
加熱室下方に設けた変速駆動部は、かく拌容器を静止し
た状態で使用し。

かく拌羽根を２０Ｏｒｐｍ前後で高速回転させて食品原
料のかく拌と高周波加熱の組み合わせにより。

加熱むらの少ない調理を行うこ七ができる。さらに加熱
室の底面の貫通穴の周囲を取り巻いている筒状突出部と
、その貫通穴を介してこね羽根を駆動する第１駆動軸上
部の駆動片に設は前記筒状突出部内に配置したつめは加
熱室内の高周波に晒されることなく、′ｆ−ヨーク入口
の最大電界にも晒されず、高周波加熱時においてつめの
間に入った食品カスや煮汁等の炭化物のスパークや発火
を防ぐ作用をする。

（実　施　例） 以下本発明の一実施例を図面により説明する。

実施例の構成は第１図から第６図に示すとおりである。

なお１本実施例は９食品原料をパン原料、かく拌容器と
してパン原料をいれるパン容器、かく拌羽根としてパン
容器内のパン原料を混成するこね羽根とした例を示す。

図において、１は高周波加熱装置内に設けた加熱室であ
る。２は導波萱３を介して加熱室１に食品の内部を直接
誘電加熱するための高周波エネルギーを供給する高周波
発振器である。４は上ヒータ−，５は下ヒーターでケー
キ、パン焼き等のオーブン料理時に使用する加熱源であ
る。６はオーブン料理時に使用する角皿７（第６図）を
支える皿受棚である。８は加熱室１の前面入口を開閉す
るドア、９は加熱をコントロールするための操作パネル
である。１０は外箱、１１は外箱１０の下面に取付けた
足である。１２は小麦粉、イースト。

水等からなるパン原料１３をこね合わせて、高周波加熱
とヒーター加熱により焼き上げるまで自動的に行うパン
容器である。１４はパン容器１２内の下部に回転自在に
設けたこね羽根である。１５はこね羽根１４の回転軸で
ある。

第１図において、１６は変速駆動部で、被加熱物１日を
載置するターンテーブル１９（第５図）を５〜６ｒｐｍ
の低速回転させるテーブル用モーター２２と、パン容器
１２使用によるパン焼き時にこね羽根１４を２０Ｏｒｐ
ｍ前後で高速回転させるこね用モーター２３とを駆動源
とするものである。

１７は第１駆動軸で、こね用モーター２３の回転力を小
形ブー！Ｊ　−２４、ベルト２５．大形プーリー２６を
介してこね羽根１４の回転軸１５に伝達するためのもの
である。なお第１駆動軸１７は５ＵＳ３０３　、５ＵＳ
４３０　、５ＵＳ４２０等の硬度の高いステンレススチ
ール類の金属筒体からなるものである。

第１駆動軸１７の上端には複雑な形状の加工に適するア
ルミニウム或いは亜鉛グイキャストから構成した駆動片
１７ａを圧入している。大形プーリー２６は外周のみ加
工性の良い合成樹脂とし、他の部分は金属板成形品２６
ａである。２７は第２駆動軸で、テーブル用モーター２
２の回転力を第５図に示すようにターンテーブル１９を
回転自在に支持する回転台２０の回転連結軸２１に伝達
するためのものである。なお第２．駆動軸２アは高周波
透過性の誘電体からなるものである。２８は第１駆動軸
１１１７に対する軸受Ａで、２９は回転軸１５に対する
軸受Ｂで、焼結金属に潤滑油を含浸させたものである。

第２駆動軸２７は第１駆動軸１７の中空部を貫通してい
るものである。３１は、テーブル用モーター２２とこね
用モーター２３とを加熱室１側に露出しないように取付
けるためのモーター取付台である。３２はモーター取付
台３１内に外気を取り入れて電気部品類を冷却するため
の吸気孔である。３３は大形プーリー２６を第１駆動軸
１７に固定するためのナンドである。３３ａは大形プー
リー２６を第１駆動軸１７に取付けた状態で、接触面積
を大きくしてぶれを防止する補強板である。３４は第１
駆動軸１７上部の駆動片１７ａのスラスト荷重を受ける
中空円板である。

３５は回転軸１６が上方にはずれるのを防止する支持金
具３６の下部にリベット３７等により取付けられた被動
片で、第１駆動軸１７の上部の駆動片１７ａに嵌合して
かみ合いクラッチを構成するものである。３８はパン容
器１２に入れたパン原料１３、特に液体がこぼれるのを
防止するためのシリコーンゴム等からなるオイルシール
である。

４２はパン容器１２を加熱室１内の底面に保持するため
パン容器１２の下部に固着した支持台である。４３は支
持台４２とパン容器１２とを固定するリベットである。

なおこね羽根１４の回転軸１６に対する軸受Ｂ２９は軸
受ホルダー５９内に圧入されているが、この軸受ホルダ
ー５９は支持台４２　（！ニ一体形成したものである。

軸受ホルダー５９がパン容器１２底面から突出している
が、この突出した軸受ホルダー６９の上部外面が直接パ
ン容器１２内に露出しないように四ふっ化エチレン樹脂
でコーティングしたアルミニウム製のキャップ３９を軸
受ホルダー５９の上部に固着している。４４は支持台４
２を加熱室１の底面に着脱自在に固定する固定具で、第
２図に示すように固定具４４は加熱室１の底面と同材質
の非磁性体２例えばＳＵＳ　３０４の金属板を絞り形成
したものである。

５１　はパン容器１２の支持台４２の下端を引っ掛けて
固定するための固定具４４に形成する引っ掛は部で、前
記支持台４２の足部４２Ｈに引っ掛は係合するものであ
る。上記引っ掛は部６１の隣り合う間隙寸法Ｐを使用波
長λの１／２以下に設定して支持台４２と加熱室１の底
面の間隙を通って加熱室１の底面の貫通穴から外部へ漏
洩しようとする高周波に対してカットオフとするもので
ある。

５３は固定具４４の周囲を加熱室１の底面に密着させる
止めねじ５４を通す小穴である。４５は誘電体からなる
緩衝部材で、上記固定具４４の引っ掛は部５１の下部に
こね羽根１４の回転時に加熱室１の底面と支持台４２と
の間の衝撃による振動騒音を防止するためのものである
。この緩衝部材４５は支持台４２に設けた支柱６４にね
じ６５で固定する緩衝部材支え６６により支持台４２の
最下部に固着されるようにしたものである。５３は固定
具４４の周囲を加熱室１の底面に密着させる止めねじ５
４を通す小孔である。４６は誘電体からなる緩衝部材で
、上記固定具４４の引っ掛は部５１　の下部にこね羽根
１４の回転時に加熱室１の底面と支持台４２との間の衝
撃による振動騒音を防止するためのものである。この緩
衝部材４５は支持台４２に設けた支柱６４にねじ６５で
固定する緩衝部材支え６６により支持台４２の最下部に
固着されるようにしたものである。４６は第１駆動軸１
７の外周を通って加熱室１の外部へ漏洩しようとする高
周波を低減するためのチョーク空胴４７を形成するため
のアルミダイキャスト等の金属体からなる空胴壁面であ
る。第２駆動軸２Ｔを出来るだけ短くして変速駆動部１
６の有効スペースを大きくするため、チョーク空胴４７
は第１駆動軸１７の軸方向の厚みよりもこの第１駆動軸
１７に対して直角方向の直径を大きくとる。いわゆるラ
ジアル線路を形成するように構成している。

チョーク空胴４７の入口４８から入った電波は空胴壁面
４６に向かって進行し、その空胴壁面４６で反射して入
口４８に戻ってくる。

なお、第１駆動４１１１７は加熱室１の底面の貫通穴５
２を介してこね羽根１４を駆動するが、この貫通穴５２
から点線矢印４９のように落下する液汁が軸受Ａ２８の
摺動部に入らないようにするため、第１駆動４１］１７
の外周を取り巻いて張出した防水板５０を軸受Ａ２８　
の上方に設けている。防水板５０に落下した液汁は空胴
壁面にあけた小穴４６ａ、大形プーリー２６にあけた小
穴２６ｂを介してモーター取付台３１　の上に落ち、そ
の取付台３１　　に沿って流れ、最終的には吸気孔３２
を通って外部へ排出される。

第３図において、加熱室１底面の貫通穴５２を介してこ
ね羽根１４を駆動する第１駆動軸１７上部の駆動片１７
ａに設けたっめ１７ｂを貫通穴５２の周囲を取り巻く筒
状突出部らＴ内に配置している。

筒状突出部６７は第１駆動軸１７の周囲に設けたチョー
ク空胴４了の入口４８の寸法Ａを規制し。

減衰効果を最大にするものである。

次に上記構成からなる本実施例の作用について説明する
。

パン容器１２使用によるパン焼きの場合は、第４図のよ
うにホームベーカリ−と同様に、加熱室１内にパン容器
１２を設置する。パン容器１２にパン原料１３を入れて
、こね羽根１４を変速駆動部１６により２０Ｏｒｐｍ前
後で回転させてパン原料１３をこね合わせ、その後上、
下ヒーター４，５および高周波エネルギーによる加熱も
適宜加え。

発酵、こね羽根１４の数秒間の回転によるガス抜き等の
工程を経て、焼き上げまで行うこさが短時間でできる。

この場合、パンはパン容器１２の断面形状をして上部が
盛り上がったいわゆる山形パンとなる。ロールパン等の
他の形状のパンを作る場合は、パン容器１２でこね合わ
せから発酵を行い、そのあきパン容器１２を加熱室１か
ら取り出して、パン原料１３を目的とするパンの種類に
応じて分割し、丸めて、第６図のように電気オーブンあ
るいはオーブンレンジと同様に角皿７に載せて成形発酵
から焼き上げまで行うことができる。

ターンテーブル１９を使用する場合は、第５図のように
単機能電子レンジまたはオーブンレンジと同様に、被加
熱物１８を載せるターンテーブル１９及びこのターンテ
ーブル１９を支持する回転台２ｏを加熱室１内に設置し
て、変速駆動部１６によりターンテーブル１９を６〜６
　ｒｐｍで回転させる。高周波発振器２から加熱室１内
に供給した高周波エネルギーあるいは上、下ヒーター４
，５により被加熱物１８を加熱調理することができる。

さらに駆動片１７ａに設けたつき１７ｂが加熱室１内の
高周波に直接晒されず、かつチョーク空胴４７の入口４
８の最大電界にも晒されないので。

高周波空焼き時において、つめ１７ｂの間に食品カスや
煮汁が入り込んで炭化しても、スパークや発火に至るこ
とがないことを実験的に確認している。

また本実施例では加熱源に上、下ヒータ−４゜５を用い
ているが、ヒーターを省略して、かく拌と高周波加熱の
組み合わせにより、ジャム、ホワイトソース、ビーフシ
チュー、コーンポタージュスープ、もち、電子レンジ専
用ケーキ等の加熱むらの少ない調理を行なうことができ
る。

（発明の効果） 以上本発明によれば、高周波発振装置を加熱源とし、被
加熱物を載置するターンテーブルと、かく拌羽根を回転
自在に内蔵するかく拌容器のいずれか一方を加熱室内に
選択的に設置するようにし。

加熱室の下方にターンテーブルの低速回転とかく拌羽根
の高速回転のいずれか一方の駆動を行う変駆動部を備え
たから、目的に応じた連接な調理操作をすることができ
、加熱室の底面の貫通穴にこの貫通穴の周囲を取り巻い
て筒状突出部を設け。

その貫通穴を介してこね羽根を駆動する第１駆動軸上部
の駆動片に設けたつめを前記筒状突出部内に配置し、筒
状突出部は第１駆動軸の周囲に設けたチョーク空胴の寸
法を規制し、減衰効果を最大にするものとしたから、高
周波空焼き時において。

つめの間に食品カスや煮汁が入り込んで炭化しても、ス
パークや発火に至ることがなく、長期間の使用に耐える
という効果がある。

さらに電子レンジ、電気オーブン、ホームベーカリ−２
もちつき機きいった多種の機能へ展開していくことがで
き、経済性、省スペースの点でも有利であり、実施する
効果は犬なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す高周波加熱製加熱装置
の断面図（ホームベーカリ−用・）、第５図は同断面図
（電子レンジ用）、第６図は同断面図（電気オーブン用
）である。 １・・・加熱室、２・・・高周波発振器２１２・・・か
く拌容器（パン容器）、１３・・・食品原料（パン原料
）。 １４・・・かく拌羽根（こね羽根）、１６・・・変速駆
動部、　１７・・・第１駆動軸、１７ａ・・・駆動片、
１７ｂ・・・つめ、１８・・被加熱物、１９・・・ター
ンテーブル。 ４７・・・チョーク空胴、４日・・・入口、５２・・・
貫通穴。 ６７・・・筒状突出部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、高周波発振器（２）を加熱源とし、被加熱物（
   １８）を回転自在に載置するターンテーブル（１９）と
   、かく拌操作を回転自在に行なうかく拌羽根（１４）を
   内蔵し食品原料（１３）のかく拌操作から焼き上げまで
   行うためのかく拌容器（１２）のいずれか一方を加熱室
   （１）内に選択的に設置するようにし、加熱室（１）下
   方にターンテーブル（１９）の低速回転とこね羽根（１
   ４）の高速回転のいずれか一方の駆動を行う変速駆動部
   （１６）を備え、加熱室（１）の底面の貫通穴（５２）
   にこの貫通穴（５２）の周囲を取り巻いて筒状突出部（
   ６７）を設け、その貫通穴（５２）を介してこね羽根（
   １４）を駆動する第１駆動軸（１７）上部の駆動片（１
   ７ａ）に設けたつめ（１７ｂ）を前記筒状突出部（６７
   ）内に配置したことを特徴とする高周波加熱装置。
2. （２）、第１駆動軸（１７）の周囲に設けたチョーク空
   胴（４７）の入口（４８）寸法（Ａ）を規制し、減衰効
   果を最大にする筒状突出部（６７）を設けた請求項１記
   載の高周波加熱装置。