JPH01252681A - 水性消去性マーキングペンインキ組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 崖１」ぼり旧」氷訃 本発明は、水性消去性マーキングペンインキ組成物に関
し、特に、水性であると共に、非吸収性乃至非浸透性の
筆記面、代表的には所謂白板と呼ばれる筆記面に筆記し
た筆跡の消去性にすぐれるマーキングペンインキ組成物
に関する。

児米■侠土 従来、非吸収性乃至非浸透性の筆記面に筆記した筆跡を
乾布や軟質紙にて軽く擦過することによつて、筆記面か
ら拭い去って、筆跡を消去するようにした消去性マーキ
ングペンインキ組成物が種々知られている。このような
従来の消去性マーキングペンインキ組成物は、一般に、
有機溶剤、顔料、樹脂と共に、剥離剤といわれる添加剤
を含有しており、例えば、特公昭６２−９１４９号公報
には、脂肪族二塩基酸エステル及び脂肪族−塩基酸エス
テルと共に、界面活性剤及び飽和脂肪族カルボン酸トリ
グリセリドから選ばれる物質を有機溶剤に溶解させてな
る消去性マーキングペンインキ組成物が記載されている
。

しかし、かかる従来の消去性マーキングペンインキ組成
物は、上述したように、溶剤として、ケトン類やアルコ
ール類を用いている。特に、これら溶剤のなかでは、ケ
トン類は毒性が強い。アルコール類のなかでは、メタノ
ールは毒性が高いし、また、悪臭を有する。他方、エタ
ノールは、毒性は比較的少ないものの、原料費用を高め
ることとなる。

他方、従来、例えば、特開昭６０−１７９４７８号公報
や特開昭６０−２１９２７３号公報に記載されているよ
うに、剥離剤としてのポリ酢酸ビニル樹脂等の樹脂エマ
ルジョンを着色剤としての染料又は顔料と所定の界面活
性剤と共に、水に含有させてなる水性インキ組成物が知
られている。

しかし、かかるインキ組成物は、剥離剤として樹脂エマ
ルジョンを用いるので、所謂ストリッパブル・ペイント
と同様に、非吸収面上の筆跡においては、その乾燥後、
上記樹脂エマルジョンが連続した被膜を筆記面上に形成
しており、従って、筆跡は、連続した被膜状に剥離され
ることとなり、筆跡を軽く擦過する程度では、筆跡が筆
記面上から容易に剥離されず、消去性にすぐれるとはい
い難い。

Ｉが”しようとする。　占 本発明者は、従来の油性及び水性の消去性マーキングペ
ンインキ組成物におけるにおける上述した問題を解決す
るために鋭意研究した結果、所謂筆跡の剥離剤として、
常温で液状の脂肪族カルボン酸エステルの水性エマルジ
ョン、常温で液状の高級炭化水素、例えば、流動パラフ
ィンの水性エマルジョン、又は常温で液状の高級アルコ
ールのエマルジョンを用いると共に、水溶性樹脂を配合
することによって、乾布等にて擦過した筆跡部分のみが
筆記面から容易に剥離され得る水性の消去性マーキング
ペンインキ組成物を１得ることができることを見出して
、本発明に至ったものである。

５　占を”するための 本発明による消去性マーキングペンインキ組成物は、 （ａｌ溶剤としての水、 （ｂｌ水に溶解又は分散されている着色剤、（ｃ）　（
ｔ＋常温で液状の脂肪族カルボン酸エステルのエマルジ
ョン、 （２）常温で液状の高級炭化水素のエマルジョン、又は （３）常温で液状の高級アルコールのエマルジョン、及
び （ｄｌ水溶性樹脂 を含有することを特徴とする。

本発明によるマーキングベンインキ組成物においては、
溶剤として、水が用いられる。インキ組成物における水
の量は、通常、５０〜９０重量％、好ましくは６０〜８
０重量％の範囲である。

本発明によるマーキングペンインキ組成物において、着
色剤としては、好ましくは顔料が用いられる。顔料とし
ては、カーボンブラック、銅フタロシアニンブルー等の
フタロシアニン系、アゾ系、キナクリドン系、アンスラ
キノン系、ジオキサン系、インジゴ系、チオインジゴ系
、ペリノン系、ペリレン系、インドレノン系、アゾ−ア
ゾメチン系等、任意のものが用いられる。既に、種々の
顔料を水に分散させてなる分散体が市販されており、本
発明においても、かかる市販品を好ましく用いることが
できる。上記顔料分散体には、顔料の分散剤として、種
々の樹脂分散剤や界面活性剤等が配合されていることが
あるので、本発明によるインキ組成物においても、かか
る樹脂、界面活性剤等が含有されていてもよい。顔料分
散剤は、それ自体、公知であって、通常、顔料１重量部
に対して１〜３００重量部、好ましくは５〜１００重量
部の範囲で用いられる。

本発明においては、着色剤として、染料も用いることが
できる。この場合、染料としては、水溶性染料が好まし
く用いられる。

着色剤は、インキ組成物において、通常、１〜３０重量
％の範囲で含有され、好ましくは、５〜２０重量％の範
囲で含有される。着色剤を過多に含有させるときは、イ
ンキ組成物の粘度が高すぎるために、筆記性に劣ると共
に、消去性も低下する。他方、着色剤の含量が過少にす
ぎるときは、筆跡の濃度が薄く、実用的ではない。

次に、本発明によるインキ組成物においては、筆跡の剥
離剤として、常温で液状の脂肪族カルボン酸エステル、
常温で液状の高級炭化水素又は常温で液状の高級アルコ
ールが水性エマルジョン状態にて含有される。

上記脂肪族カルボン酸エステルとしては、エステルが一
塩基酸エステル、二塩基酸ジエステル、二価アルコール
のモノ若しくはジエステル、又は三価アルコールのモノ
、ジ若しくはトリエステル等が好ましく用いられる。特
に好ましい具体例としては、−塩基酸エステル、特に、
高級脂肪酸エステルであるミリスチン酸プロピル、パル
ミチン酸ブチル、ステアリン酸ブチル等、脂肪族二塩基
酸ジアルキルエステルであるドデカンニ酸ジオクチル、
アジピン酸ジプロピル、セバシン酸ジオクチル、アゼラ
イン酸ジオクチル等、二価アルコールエステルであるプ
ロピレングリコールモノステアレート、プロピレングリ
コールのデカン酸ジエステル、三価アルコールトリエス
テルである天然又は合成の脂肪酸トリグリセリドやトリ
メチロールプロパントリイソステアレート等を挙げるこ
とができる。これらは単独で又は２種以上の混合物とし
て用いられる。

剥離剤としての高級炭化水素は、通常、流動パラフィン
と呼ばれているものや、或いはスクワラン等が好適に用
いられるが、例えば、酸化ポリエチレンワックスのよう
に、一部酸化されていてもよい。また、常温で液状の高
級アルコールとじては、特に、限定されるものではない
が、例えば、ヘキシルアルコール、オクチルアルコール
、ラウリルアルコール等が好ましく用いられる。

このような脂肪族カルボン酸エステル、高級炭化水素又
は高級アルコールの水性エマルジョンは、通常の乳化方
法によって調製することができる。

また、市販品も用いることができる。更に、必要に応じ
て、脂肪族カルボン酸エステル、高級炭化水素又は高級
アルコールの２種以上の水性エマルジョンをインキ組成
物に配合することもできる。

本発明によるインキ組成物において、剥離剤としての上
記脂肪族カルボン酸エステル、高級炭化水素又は高級ア
ルコールは、インキ組成物において、１〜２０重量％、
好ましくは５〜１５重量％の範囲で含有される。インキ
組成物において、脂肪族カルボン酸エステル、高級炭化
水素又は高級アルコールの配合量が１重量％よりも少な
いときは、十分な筆跡の消去性を得ることができず、他
方、２０重量％を越えて過多に配合しても、筆跡が伸び
て、筆記面を汚すほか、却って筆跡の消去性の低下を招
く。

更に、本発明によるインキ組成物は、筆記面での筆跡の
造膜性やレベリング性を向上させて、筆跡の消去性にす
ぐれしめると共に、インキ組成物に適度の粘度を有せし
めて、筆記性を高めるために、水溶性樹脂を含有する。

かかる水溶性樹脂としては、例えば、ポリビニルピロリ
ドン、重合度１００〜３０００、ケン化度５０モル％以
上のポリビニルアルコール等の本来、水溶性である合成
樹脂が好ましく用いられる。

しかし、これ以外にも、本来、水不溶性であるアクリル
樹脂、スチレン−無水マレイン酸樹脂、マレイン化油、
マレイン化ポリブタジェン、マレイン化アルキド樹脂、
マレイン化石油樹脂、マレイン化ロジンエステル樹脂等
のナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アン
モニウム塩、アミン塩等のように造塩させて水可溶化し
た水溶性樹脂も好ましく用いられる。更に、アラビアゴ
ム、セラック等の天然の水溶性樹脂も用いることができ
る。上記したなかでは、特に、本来的に水溶性である樹
脂や、造塩して可溶化した合成樹脂が好ましく用いられ
る。

これらの水溶性樹脂は、インキ組成物において、通常、
０．１〜１５重量％、好ましくは、０．３〜１０重量％
の範囲で含有される。

本発明によるインキ組成物においては、好ましくは、上
記剥離剤の効果を高めるために、剥離助剤として、水溶
性の多価アルコールが配合される。

かかる多価アルコールとしては、例えば、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、分子量約２００〜６００の
ポリエチレングリコール、分子１１０００〜３０００の
ポリプロピレングリコール、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン等を挙げることができる。このような多価ア
ルコールは、インキ組成物において、２０重量％以下、
好ましくは１０重量％以下の範囲で配合される。インキ
組成物において２０重量％を越えて過度に配合するとき
は、インキ組成物の粘度を過多に高くし、筆記性を低下
させるので好ましくない。

更に、別の剥離助剤として、種々の界面活性剤を含有し
てもよい。このような界面活性剤として、アニオン、ノ
ニオン、カチオン、両性のいずれのものも用いることが
できる。しかし、特に、ポリオキシエチレン鎖を有する
カルボン酸系、スルホン酸系、硫酸エステル系、リン酸
エステル系等のノニオン界面活性剤やアニオン界面活性
剤、アルキルベタイン型の両性界面活性剤、フッ素系界
面活性剤等が好ましく用いられる。界面活性剤は、通常
、１０重量％以下、好ましくは、０．２〜５重量％の範
囲で含有される。過剰に配合するときは、筆跡の消去性
を低下させる。

非吸収性乃至非浸透性筆記面上の本発明によるインキ組
成物による筆跡は、これから水が蒸発したときは、即ち
、筆跡が乾燥したときは、前記樹脂が着色剤を含有しつ
つ、造膜し、他方、前記剥離剤としての脂肪族カルボン
酸エステル、高級炭化水素又は高級アルコールのエマル
ジョンが破壊されて、連続した油状層が非吸収性筆記面
と上記樹脂膜との間に介在して形成されるので、筆跡が
消去性を有する。

剥離助剤としての界面活性剤は、筆記に際して、筆跡に
おける上記油状層と顔料を含む樹脂水層との分離を助け
る効果を有する。しかし、界面活性剤はまた、筆記時の
レベリング性を高めると共に、筆記面上での乾燥前の筆
跡における剥離剤エマルジョンの偏在をなくして、筆跡
の乾燥後に−様な消去性を付与する効果も有する。特に
、これらの効果は、フッ素系界面活性剤を用いるとき、
顕著である。

更に、本発明によるインキ組成物は、筆跡の乾燥性を高
める乾燥促進剤として、インキ組成物に含まれる前記エ
マルジョンを破壊しない程度において、通常、インキ組
成物に基づいて１５重量％以下、好ましくは１〜１０重
景％世上囲で低級脂肪族アルコールを含有していてもよ
い。特に、エタノール、プロパツール又はブタノールが
好ましく用いられる。

また、インキ組成物は、上記以外に、必要に応じて、通
常、水性インキ組成物に配合される任意のｐＨｊＪｌ整
剤や防腐剤、防腐剤等を含有していてもよい。

３馴Ｉわ囲果 本発明による消去性マーキングペンインキ組成物は、溶
剤を水とし、これに剥離剤として、常温で液状の脂肪族
カルボン酸エステル、高級炭化水素又は高級アルコール
を水性エマルジョン状態にて分散させてなると共に、水
溶性樹脂を含有させてなる水性インキ組成物であるので
、従来の油性のインキ組成物における毒性や臭気、刺激
臭の問題が殆どなく、しかも、上述した剥離剤は、筆跡
が乾燥した後は、連続した油状層を筆記面上に形成し、
着色剤を含む樹脂膜を筆記面から分離し、また、水溶性
樹脂は、筆記面での筆跡の造膜性やレベリング性を向上
させるので、従来の油性の消去性マーキングペンと同様
に、筆跡を乾布や紙等にて軽く擦過することによって、
その擦過部分のみを容易に剥離して消去することができ
る。

更に、本発明のインキ組成物によれば、剥離剤が難揮発
性液状物質であるので、筆記後、長期間を経過しても、
依然として、筆記面と着色剤を含む樹脂膜との間に存在
するので、筆跡の消去性が有効に保持される。

大範斑 以下に実施例を参考例と共に挙げて本発明を説明するが
、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものでは
ない。向、参考例及び実施例において、部及び％はそれ
ぞれ重量部及び重量％を示す。

先ず、参考例として、脂肪族カルボン酸エステルの水性
エマルジョンの調製例を示す。

参考例１ 水６７部、ステアリン酸ブチル３０部及びノニオン系界
面活性剤ノイゲンＥＡ−１２０（第一工業製薬■製、Ｈ
ＬＢ１２）３部をホモジナイザーにて撹拌、乳化させて
、ステアリン酸ブチルの水性エマルジョンヲ得り。

参考例２ 水７１部、ドデカンニ酸ジオクチル２５部、ノニオン系
界面活性剤スパン８０　（花王■製）０．８部及びノニ
オン系界面活性剤トウィーン８０　（花王住聯製）３．
２部（界面活性剤の総合ＨＬＢ１２．８）をコロイドミ
ルにて攪拌、乳化させて、ドデカンニ酸ジオクチルの水
性エマルジョンを得た。

実施例 以下に示す成分からなる水性マーキングペンインキ組成
物を調製した。尚、以下において、分散体とは顔料分散
体を、樹脂とは水溶性樹脂を、活性剤とは界面活性剤を
、また、乾燥剤とは乾燥促進剤を意味する。顔料分散体
における部数は、インキ組成物１００重量部の調製に用
いた重量部数を示し、その他の成分における％数は、イ
ンキ組成物における重量％による有効実質分配合量（合
計量１００重量％）を意味し、残部は水である。

工／土排底立土 着色剤（カーボンブラック分散体口　　５０　部）カー
ボンブラック　　　　　　　７．５％樹脂　　水溶性ア
クリル樹脂　　　　　　１．０％剥離剤　ステアリン酸
ブチル　　　　　　７．０％ミリスチン酸イソプロピル
　　　３．０％活性剤　ハイテノール１８Ｅ”　　　　
　　０．５％フロラードＦＣ−４３０’ゝ　　　０．３
％乾燥剤　イソプロパツール　　　　　　　８．０％イ
ンキ　　　２　（六　） 着色剤（カーボンブラック分散体４）　　５５　部）カ
ーボンブラック　　　　　　　５．５％樹脂　　なし 剥離剤　パルミチン酸ブチル　　　　　　５．　Ｏ％ド
デカンニ酸ジオクチル　　　　５．０％流動パラフィン
　　　　　　　　３．０％活性剤　ハイテノールＮＥ−
０５２）　　　０．５％トラックスに−４０”　　　　
　　０．２％ユニダインＤＳ　　２０１”　　　　０．
２％乾燥剤　エタノール　　　　　　　　　　５．０％
不Ｚ上緻戊貫主 着色剤（スペシャルブラックＴＵペー スト？＋　　　　　　　　　　　　２０　　部）カーボ
ンブラック　　　　　　　５．０％樹脂　　　ポリビニ
ルアルコール　　　　　２．５％剥離剤　イソステアリ
ン酸ブチル　　　　８．０％トリグリセリド　　　　　
　　　　３．０％活性剤　ユニダインＤＳ−４０１”　
　　　０．３％乾燥剤　なし 不Ｚ土排虞貰↓ 着色剤（銅フタロシアニンブルー分散 体８）　　　　　　　　　　　　４０　部）銅フタロシ
アニンブルー　　　　６．０％樹脂　　アラビアゴム　
　　　　　　　　０．５％剥離剤　ステアリン酸ブチル
　　　　　　５゜０％バルミチン酸ブチル　　　　　　
３．０％セバシン酸ジオクチル　　　　　３．０％活性
剤　パーソフトＳＫ”　　　　　　　　０．５％アンヒ
トール２４Ｂ”’　　　　　　０．５％ユニダインＤＳ
−４０２”　　　　０．３％乾燥剤　イソプロパツール
　　　　　　　５．０％不ｌ土■玖貰ｊ 着色剤（フレキソニルブルーＡＮＩ＋１　　２０　　部
）顔料　　　　　　　　　　　　　５．０％樹脂　　　
ポリビニルアルコール　　　　　２．０％剥離剤　ミリ
スチン酸イソプロピル　　　８．０％ポリプロピレング
リコール （平均分子量３００）　　　　　　２．０％活性剤　フ
ロラードＦＣ−４３０’１　　０．４％乾燥剤　エタノ
ール　　　　　　　　　　５．０％ヱｌ土■底皇工 ８色剤（フレキソニルレッドＦＯＲ −ＬＡ”　　　　　　　　　　　１５　　部）顔料　　
　　　　　　　　　　　５．０％樹脂　　水溶性アクリ
ル樹脂　　　　　　３．０％剥離剤　アゼライン酸ジオ
クチル　　　　５．０％アジピン酸ジイソプロピル　　
　５．０％活性剤　ハイテノールＮ−０８”　　　　　
０．４％ポリスターＡＡＭ−５５０”１　　０．２％乾
燥剤　イソプロパツール　　　　　　　６．０％不ノ土
鈑虞立ユ 着色剤　青色１号　　　　　　　　　　　５．０％樹脂
　　　ポリビニルアルコール　　　　　３．５％剥離剤
　ステアリン酸ブチル　　　　　１０　％活性剤　ユニ
ダインＤＳ−４０１”１　　０．４％乾燥剤　イソプロ
パツール　　　　　　　６．０％不ヱ土■底貰工 着色剤（カーボンブラック分散体　　　２５　部）カー
ボンブラック　　　　　　　５．０％樹脂　　　ポリビ
ニルアルコール　　　　１０　％剥離剤　ステアリン酸
ブチル　　　　　１０　％活性剤　ニラコールＥＣＴ−
７”　　　　　２．０％乾燥剤　なし 一堕受貸り却」Ｖ勿」−（比較例） 着色剤（カーボンブラック分散体　　　２５　部）カー
ボンブラック　　　　　　　５．０％樹脂　　なし 剥離剤　ステアリン酸ブチル　　　　　１０　％活性剤
　ニラコールＥＣＴ−７”　　　　　２．０％乾燥剤　
なし 不Ｚ土粧虞立刊 着色剤（カーボンブラック分散体　　　２５　部）カー
ボンブラック　　　　　　　５．０％樹脂　　なし 剥離剤　ステアリン酸ブチル　　　　　１０　％活性剤
　ニラコールＥＣＴ−７”’　　　　　２．０％乾燥剤
　なし く注）１）カーボンブラック１５％、水６５％及びスチ
レン−アクリル酸ブチル−メタクリル酸共重合体アミン
塩２０％からなる分散体。

２）ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル
塩（第一工業製薬■製）。

３）フッ素系界面活性剤（住人スリーエム■製）。

４）カーボンブラック１０％、水６７％、水溶性アクリ
ル樹脂２０％、アンモニア水２％及び界面活性剤１％か
らなる分散体。

５）ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル
塩（日本油脂■製）。

６）フッ素系界面活性剤（ダイキン工業■製）。

７）顔料分散体（ヘキスト社製）。

８）銅フタロシアニン１５％、水７５％、スチレン−メ
タクリル酸メチル−メタクリル酸ヒドロキシメチル−ア
クリル酸共重合体アンモニウム塩１０％からなる分散体
。

９）アルキルサルフェ−トナトリウム 本油脂■製）。

１０）アルキルベタイン型両性界面活性剤（花王側製）
。

１１）顔料分散体（ヘキスト社製）。

１２）顔料分散体（ヘキスト社製）。

１３）ポリカルボン酸型高分子アニオン界面活性剤（日
本油脂■製）。

１４）ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルポン酸
く日本サーファクタント工業■製）。

これらのそれぞれインキ組成物を用いて、はうろうから
なる非吸収性筆記面上に筆記し、５分後にその乾燥した
筆跡を乾燥した布で軽く擦過したときの筆跡の消去性（
初期消去性）と、温度２５℃、相対湿度６０％にて１５
日間放置した後の同様の消去性（経時消去性）を調べた
。結果を第１表に示す。尚、評価は、◎が極めて良好、
○が良好、△が若干悪い、×が悪いの４段階とし、目視
にて判定した。

第１表 （注）１）溶剤はケトン系。

２）溶剤はアルコール系。

＊）比較例 筆記面がメラミン樹脂又はフッ素系樹脂からなるときも
、第１表に示す結果とほぼ同じ結果を得た。

比較のために、従来の市販ケトン系溶剤又はアルコール
系溶剤を用いる油性の消去性マーキングペンインキ組成
物についても同様に試験し、その結果を第１表に示す。

水溶性樹脂を含むインキ組成物は、水溶性樹脂を含まな
い以外は同じインキ組成物に比べて、初期消去性及び経
時消去性が共に改善されている。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）（ａ）溶剤としての水、 （ｂ）水に溶解又は分散されている着色剤、（ｃ）（１
   ）常温で液状の脂肪族カルボン酸エステルのエマルジョ
   ン、 （２）常温で液状の高級炭化水素のエマルジョン、又は （３）常温で液状の高級アルコールのエマルジョン、及
   び （ｄ）水溶性樹脂 を含有することを特徴とする水性消去性マーキングペン
   インキ組成物。 （２）脂肪族カルボン酸エステルが一塩基酸エステル、
   二塩基酸ジエステル、二価アルコールのモノ若しくはジ
   エステル、又は三価アルコールのモノ、ジ若しくはトリ
   エステルであることを請求項第１項記載の水性消去性マ
   ーキングペンインキ組成物。 （３）剥離助剤として多価アルコールを含有することを
   特徴とする請求項第１項記載の水性消去性マーキングペ
   ンインキ組成物。 （４）乾燥助剤として脂肪族アルコールを含有すること
   を特徴とする請求項第１項記載の水性消去性マーキング
   ペンインキ組成物。 （５）界面活性剤を含有することを特徴とする請求項第
   １項記載の水性消去性マーキングペンインキ組成物。