JPH01250981A - 電子写真感光体のクリーニング方法 - Google Patents

電子写真感光体のクリーニング方法

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JPH01250981A
JPH01250981A JP7922088A JP7922088A JPH01250981A JP H01250981 A JPH01250981 A JP H01250981A JP 7922088 A JP7922088 A JP 7922088A JP 7922088 A JP7922088 A JP 7922088A JP H01250981 A JPH01250981 A JP H01250981A
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JP
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photoreceptor
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cleaning
polycarbonate
general formula
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Application number
JP7922088A
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Inventor
Tadashi Ichino
市野 匡
Eiichi Sakai
坂井 栄一
Kunio Shigeta
邦男 重田
Hideo Yoshizawa
英男 吉沢
Yoshiaki Takei
武居 良明
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • G03G2221/0042Paper powder and other dry foreign matter
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03G2221/0026Cleaning of foreign matter, e.g. paper powder, from imaging member
    • G03G2221/0068Cleaning mechanism
    • G03G2221/0084Liquid

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真感光体の保全方法に関し、特に有機光
導電性感光体表面に付着する付着物の除去、清浄による
性能復元に関する。
〔従来の技術〕
カールソン法の電子写真複写機においては、感光体表面
を一様に帯電させた後、露光によって画像様に電荷を消
去して静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーによっ
て現像し、次いでそのトナー像を紙等に転写、定着させ
る。
一方、感光体には付着トナーの除去や除電、表面の清浄
化が施され、長期に亘って反復使用される。
従って、電子写真感光体としては、帯電特性および感度
が良好で更に暗減衰が小さい等の電子写真特性は勿論、
加えて繰返し使用での耐刷性、耐摩耗性、耐湿性等の物
理的性質や、コロナ放電時に発生するオゾン、露光時の
紫外線等への耐性(耐環境性)においても良好であるこ
とが要求される。
従来、電子写真感光体としては、セレン、酸化亜鉛、硫
化カドミウム等の無機光導電性物資を感光層主成分とす
る無機感光体が広く用いられていたが、近年電子写真用
感光体の感光層としてキャリア発生機能とキャリア輸送
機能とを異なる物質に分担させ、希望する特性に照して
各機能を発揮する物質を広い範囲から選択し、感度か高
く耐久性の大きい有機感光体を実用化する動向にある。
このような機能分担型の有機感光体は従来主として負帯
電用として用いられ、特開昭60−247647号に記
載されるように支持体上に薄いキャリア発生層(以後C
GLと称す)を設け、この上に比較的厚いキャリア輸送
層(以後CTLと称す)を設ける構成がとられている。
前記CTLに含有される電荷輸送物質(以後CTMと称
す)として低分子量の有機化合物を用い、任意の電荷発
生物質(以後CGMと称す)と高分子バインダとを併用
することにより、すぐれた電子写真特性と被膜強度とを
有する電子写真感光体を得るための努力が払われている
上記バインダとしては、帯電特性、感度、残留電位およ
び耐用性等の面で、下記構造式で示されるヒスフェノー
ルA型のポリカーボネートが良好な特性を発揮すること
が良く知られている。
しかし本発明者等が検討を加えた結果、上記ビスフェノ
ールA型ポリカーボネートは、結晶性が高くその溶液は
ゲル化を起しやすいため、1〜2日程度で使用不可能と
なるという欠点が有る。また塗布により膜形成を行なう
と塗膜形成時に膜表面に結晶性ポリカーボネートが析出
して凸部が生じやすく、このために塗膜の尾引きが生じ
て収率が低下したり、あるいは感光体としての使用時に
凸部に阻まれてトナーが残り、いわゆるクリーニング不
良による画像欠陥が生じやすい。
また、上記ビスフェノールA型ポリカーボネートをバイ
ンダ樹脂として用いた電子写真感光体は、電子写真複写
機の感光体として用いると、磁気ブラシやクリーニング
ブレードで擦過され感光層表面に傷が付いたり、感光層
が次第に摩耗するという欠点を存する。
画像形成プロセスに於るクリーニング方法とし=5− では、例えばブレードクリーニング方式かある。
該ブレードクリーニング方式では、感光体の周面を圧接
するブレード部材のエツジによって感光体表面に付着し
ているトナーを強制的に剤数る形式のものである。該ク
リーニング方式は、構造が簡単でしかもクリーニング効
果が高い七いう特徴がある。
しかし感光体表面に付着し画像欠陥を与える付着物はト
ナーのみならず、感光体の繰返し使用の間に生じる紙粉
、コロナ放電によって生じる窒素酸化物、或いはトナー
樹脂、感光体樹脂の酸化分解生成物等があり、これら付
着物が固く固着するに到っている場合とか、感光体表面
の平滑性が悪い或いは溝状の傷か生している場合には、
ブレードクリーニング法等の機械的方法によっては感光
体表面の充分な清浄化、酷新は困難であって、アルコー
ル系等の溶媒で表面汚れを拭取ることか試みられている
しかしながら良好なバインダとして賞月されるビスフェ
ノールA型ポリカーボネートをはしめとする従来のバイ
ンダに於てはアルコール系溶媒に接すると感光体構成層
内部に生している歪かアルコール系溶媒によってクレー
ズに発展し感光体としての機能を著しく損う結果を招く
〔発明の目的〕
本発明の目的は、感光体の機能を損うことなく、安価で
危険性かなく且つ入手容易な溶媒を用い感光体表面を酷
新させ、完全な牲新によって感光体の長期使用を可能と
するクリーニング条件を提示することにある。
〔発明の構成〕
前記した本発明の目的は、支持体上に構成層を積層し、
少なくとも表面層として主要繰返し単位として前記一般
式(BI:]及び/または[BIl)を構造組成に有す
るポリカーボネートを含有する層を設けた電子写真感光
体の該表面に付着する付着物を、アルコール系クリーニ
ング剤を用いて除去することを特徴とする電子写真感光
体のクリーニング方法によって達成される。
本発明に係る前記一般式(BI)および(BII:]で
表される単位を主要繰返し単位とした構造組成を有する
ポリカーボネー)・はビスフェノールA型カーボイ・−
トの欠点を改善したものであって、これらのヒスフェノ
ールの中間に位する炭素原子には、少なくとも一方が、
かさ高い(パルキイな)R1、R2か結合しているか、
あるいは上記Zによる環が形成されているのて、これら
のR,および/またはR2あるいはZによってポリカー
ボネートの分子鎖が特定方向に配列することが効果的に
阻止される。このためポリカーボネートが、結晶化して
溶液がゲル化したり感光層形成時に膜表面に析出するこ
とがなく、異常な凸部による収率の低下およびクリーニ
ング不良等による画像欠陥等のごとき、特性劣化を防く
ことができる。こうした顕著な効果は、前記一般式[:
BIlにおいてR1とR2か互いに異なるかあるいは非
対称に結合していれは、更に顕著に発揮される。前記一
般式〔B■〕では、前記Zによって形成される環か上記
の顕著な効果に直接寄与している。
即ち本発明に於ては、前記一般式[:B1.)若しくけ
一般式(Blで示されるポリカーボネートをバインダ樹
脂として用いることにより皮膜物性に優れ、電荷保持力
、感度、残留電位等の電子写真特性に優れ、かつ繰返し
使用に供した時にも疲労劣化の少ない安定した特性を発
揮する電子写真感光体を作成することかできる。
更に、感光体として用いた時、磁気ブラシやクリーニン
グブレードで擦過されても感光層表面に傷か付きにくく
感光層の摩耗か少ない上、クリーニング不良等の特性不
良のない高耐刷性の電子写真感光体を作成することがで
きる。
また前記本発明に係るポリカーボネート樹脂には必要に
応し、一般式[BI:lおよびl:BII:]の繰返し
単位の外に他の繰返し単位を含有させた共重縮合型のポ
リカーボネート、例えば4,4″−ジヒドロキンフェニ
ル−1,1−シクロヘキサンに少量のヒスフェノールA
を混合して共縮合させたポリカーボ不−1・を用い、物
理的、化学的或は電気的特性を調整してもよい。
更に必要に応じ目的とする作用効果に支障を来さぬ範囲
で他のポリマ、例えばポリエステル、アクリル樹脂、ポ
リ塩化ビニル、ポリスチレン、シリコーン樹脂、ポリヒ
ドロキンスチレン等従来用いられるポリマを混合して用
いることができる。
この際の混合比率は50wt/%以下が好ましい。
本発明で使用するバインダはポリカーボネート系のもの
であるからポリカーボネートが本来奏する優れた帯電性
能、繰返し特性、耐刷性等の特性を感光体に付与するこ
とができる。
本発明で使用する前記ポリカーボネートのうち一般式C
BI:]で表されるものにおいては、R1、R2の少な
くとも一方がかさ高い基であることが必要不可欠である
が、こうしたかさ高い基としては炭素原子数が3以上で
あることが望ましく、分子鎖配向を妨げるように立体障
害作用をなすものである。このようなかさ高い基として
は、次のも(CI4 C0OR(Rはアルキル基、p≧
1)で表されるアルキルエステル基である。
(3)  −CqH□9+1で表されるアルキル基(但
しq≧3) (4)  (CH2)r C0OR14で表わされるア
ルキルエステル基(但し、R1+はアルキル基、r≧2
)また、R+ 、 R2の一方がかさ高い基である場合
、他方は水素原子、メチル基等のアルキル基であってよ
い。
次に前記一般式[:BI)、 (Bll:]におけるR
3〜R1oの基は、水素原子をはじめ、ハロゲン原子、
メチル基等のアルキル基、シクロヘキシル環等の炭素環
基であってよい。
また前記一般式1:BI[:lのポリカーボネートにお
いては、Zは、5員または6員の炭素環または、複素環
を形成するものであってよく、こうした環としては、シ
クロヘキシル環、シクロペンチル環等が挙けられ、環の
一部にアセチル基、アセチルアミノ基等の置換基が導入
されていてもよい。
本発明で使用するポリカーボネートの繰返し単位として
は具体的には次のものが挙げられる。
例示繰返し単位: (BI−1) 一11= (BI−2) (BI−3) (BI−4) (BI−5) (BI−6) (CH2)2 CH3 (BI−7) CH。
CH2 ■ CH3−CH−CH1 (BT−8) CL (CH2)3 ■ CH3 (BI−9) CH。
CH3 (B  I  −10) CH。
(B  I  −11) CH。
(B  I  −12) (BI−13) (CH2)2 C00C,H。
=16− (BI−14) Q 例示繰返し単位。
(BII−1) H2CH2 (Bll−3) (CH2)II (BI[−4) し112 (BU−5) (Bn−6) (BII−7) (Bll−8) (BII−9) OCH3 なお、本発明で使用するポリカーポ2・〜トはバインダ
の主成分を占めるか、他に併用されてもよいバインダ成
分としては通常のポリカーボネート、上記のR1、R2
、Zを有しないポリカーポ不−l・等が挙けられる。
上記ポリカーボネートは、感光N(特に機能分離型感光
体のCTL、或はCTLおよびCGLの双方)のバイン
ダとして使用される。
本発明に係るアルコール系溶媒としては、常温で液態若
しくは溶液を与える飽和脂肪族アルコール、シクロアル
コール、グリコール等の多価アルコール或は抱水クロラ
ール等幅広く選ぶことができるか、好ましくは炭素数1
〜10のものが好ましく、更に炭素数2〜5のものが好
ましい。
次に具体例を掲げるが、これらに限定するものではない
メチルアルコール エチルアルコール n−11−プロピルアルコール n−、i−、s−、t−ブチルアルコールn−,i−ア
ミルアルコール ヘキシルアルコール ペプチルアルコール オクチルアルコール カプリルアルコール ノニルアルコール デシルアルコール ンクロペンタノール シクロヘキサノール エチレングリコール プロピレングリコール トリメチレングリコール ブタンジオール ペンタンジオール ヘプタンジオール ヘプタンジオール オクタンンオール ノナンジオール デカンジオール ピナコール シクロペンタンンオール シクロヘキサンジオール これらは2つ以上組合せて用いてもよいし、必要に応し
各種の助剤を加えてもよい。また水溶液として用いても
よい。
クリーニングの方法としては、軟かい織布、不織布等に
溶媒若しくは溶液を含ませて感光体表面を拭う最も一般
的方法から該液に浸漬して超音波振動を与える等の機械
的方法まで任意に用いることかできる。
尚、本発明に係る感光体に用いられるCGMは、電磁波
を吸収してフリーキャリアを発生するものであれは、無
機顔料および有機顔料の何れも用いることかできる。例
えは無定形セレン、三方晶系セレン、酸化亜鉛等の無機
顔料の外、アゾ系顔料、アントラキノン誘導体、アント
アントロン誘導体、金属フタロンアニンおよび無金属フ
タロシアニン、ペリノン系顔料等の有機顔料が用いられ
る。
前記本発明に用いられるアゾ系、多環キノン系顔料の好
ましい具体的化合物の全容については特願昭61−19
5881号が参照される。
また、金属、無金属フタロシアニンについては、特開昭
49−4338号、同5g−182639号、同61−
109056号、同61−239248号等が参照され
る。
本発明に係るCTMとしては特には制限はないか、例え
はオキサゾール誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾン化
合物、ピラゾリン誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、
キナゾリン誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポ
リ−1−ビニルピレン等であってよい。
しかしながら光照射時発生するホールの支持体側への輸
送能力か優れている外、前記CGMとの組合せに好適な
ものか好ましく用いられ、斯るCTMとしては、例えは
スチリル化合物、アミン誘導体等が使用される。該化合
物群の個々の具体的化合物の全貌については特願昭61
−195881号か参照される。
本発明の感光体の感光層構成は積層構成か好ましいか、
必要によって表面層として設ける保護層(OCL)、お
よびCTL、 CGL或は中間層のいずれか、若しくは
それらの複数層に感度の向上、残留電位ないし反復使用
時の疲労低減等を目的として、少なくとも1種の電子受
容性物質、例えは無水琥珀酸、テトランアノエチレン等
を含有せしめることかできる。
また更に表面改質剤としてシリコーンオイルヲ存在させ
てもよい。また耐久性向上剤としてアンモニウム化合物
か含有されていてもよい。
更に紫外線吸収剤、酸化防止剤等を用いてもよい。
好ましい紫外線吸収剤としては、安息香酸、スチルベン
化合物等、また酸化防止剤としては、ヒ−23= ンタートフェノール、ヒンタードアミン、有機硫黄化合
物、有機燐化合物等か挙げられる。
また本発明に係るOCL中には加工性および物性の改良
(亀裂防止、柔軟性付与等)を目的として必要により熱
可塑性樹脂を50wt%未満含有せしめることができる
また、前記中間層は接着層またはブロッキング層等とし
て機能するもので、前記ハインタ樹脂の外に、例えはボ
リヒニルアルコール、塩化ヒニルー酢酸ビニルー無水マ
レイン酸共重合体等が用いられる。
本発明の電子写真感光体の構成に用いられる導電性支持
体としては、主として下記のものが用いられるか、これ
らにより限定されるものではない。
1)アルミニウム板、ステンレス板なとの金属板。
2)紙あるいはプラスデックフィルムなどの支持体上に
、アルミニウム、パラジウム、金なとの金属薄層をラミ
不−1・若しくは蒸着によって設けたもの。
3)紙あるいはプラスデックフィルムなとの支持体上に
、導電性ポリマ、酸化インジウム、酸化錫なとの導電性
化合物の層を塗布若しくは蒸着によって設けたもの。
本発明に係る感光体は、第1図および第2図に示すよう
に導電性支持体l上にCGMを主成分とするCにL2と
本発明に係るCTl1lを主成分として含有するCTL
 3との積層体より成る感光層4を設ける。
第3図および第4図に示すようにこの感光層4は、導電
性支持体1上に設けた中間層(UCL) 5を介して設
けてもよい。このように感光層4を二層構成としたとき
に最もずくれた電子写真特性を有する電子写真感光体か
得られる。また本発明においては、第5図および第6図
に示すように前記CTMを主成分とする層6中に微粒子
状のCGM 7を分散してなる感光層4を導電性支持体
1上に直接あるいは、中間層5を介して設けてもよい。
更に前記感光層4の上には必要に応し保護層8を設けて
もよい。
ここで感光層4を二層構成としたときにCGL 2とC
TL 3のいずれを上層どするかは、帯電極性を正、負
のいずれに選ぶかによって決定される。すなわち負帯電
を感光層とする場合は、CTL3を上層とするのが有利
であり、これは該CTL 3中のCTMが、正孔に対し
て高い輸送能を有する物質であるからである。
また、二層構成の感光層4を構成するCGL2は、導電
性支持体1若しくはCTL 3上に直接あるいは必要に
応じて接着層若しくはブロッキング層なとの中間層を設
けた上に、次の方法によって形成することができる。
(1)真空蒸着法 (2)  CGMを適当な溶剤に溶解した溶液を塗布す
る方法 (3)  CGMをボールミル、サンドグラインタ等に
よって分散媒中で微細粒子状とし必要に応じて、バイン
ダと混合分散して得られる分散液を塗布する方法。
即ち具体的には、真空蒸着、スパッタリング、CVD等
の気相堆積法あるいはディッピング、スプレィ、ブレー
ド、ロール法等の塗布方法が任意に用いられる。
このようにして形成されるCGL2の厚さは、001μ
m〜5μmであることが好しく、更に好ましくは0.0
5μm〜3μmである。
またCTL 3の厚さは、必要に応して変更し得るが通
常5μm〜30μmであることが好ましい。このCTL
3における組成割合は、本発明のCTIJ 1重量部に
対してバイフタ0.1〜10重量部とするのか好ましい
が、微粒子状のCGMを分散せしめた感光層4を形成す
る場合は、CGM 1重量部に対してバインダを5重量
部以下の範囲で用いることか好ましい。
またCGLをバインダ中分散型のものとして構成する場
合には、CGM1重量部に対してバインダを5重量部以
下の範囲で用いることが好ましい。
前記したようにして調えられた感光体は、第7図に例示
した電子写真複写装置に装填されて複写の用に供される
図に於て50が感光体である。51はコロナ帯電器であ
って感光体面を一様に帯電させ、露光光学系52で画像
露光を受け、生成した静電潜像は現像器53によって、
感光体面を摺擦するブラツン現像その他の方式により二
成分現像剤または一成分現像剤によってトナー現像か行
われる。次いで感光体面に接面された転写紙40にトナ
ー像が移され、続いて定着器70によって定着される。
一方トカー像転移を終えた感光体面はクリーニング器5
6のプレートに押圧され残留トナーを削ぎ落され一応の
清浄度に復する。
この間感光体表面は、現像部材、現像剤による摺擦、ク
リーニングブレードによる押圧、表面剥離作用、コロナ
放電による酸化、紙粉その他の活着、温湿度変化等相当
に苛酷な環境に曝され、僅かにクリーニングプレートに
よる機械的清浄を享けるに過ぎない。
本発明のクリーニング方法は斯る感光体に対してソフト
で細部に行届く治療を施し表面状態の治癒を図るもので
ある。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によって具体的に説明するか本発明
の態様はこれらに限定されるものではない。
実施例1 直径80mmのアルミニウム製導電性支持体ドラムの表
面に、塩化ビニルー酢酸ヒニルー無水マレイン酸共重合
体[エスレックMF−10J(種水化学社製)1重量部
をシクロヘキサノン100重量部に溶解した液体よりな
る厚さ0.1μmの中間層を設けた。次にCGMとして
、ジブロモアンスアンスロン「モノライトレット2Y」
1重量部と1.2−ジクロルエタン30重量部とを混合
し、ボールミルで24時間分散させた後、得られた分散
液にポリカーボネート樹脂「パンライl−L−1250
J(音大化成社製)1.5重量部を溶解し、乾燥後の膜
厚か1μmとなるように塗布しCGLを形成した。
更にその上にCTMとして、下記に示したスチリル系化
合物6重量部を1.2−ジクロルエタン90重量部とポ
リカーポネ−1・樹脂[ニーピロンZ −200J(三
菱瓦斯化学社製)10重量部の混合溶液に溶解し、乾燥
後の膜厚が20μmになるよう塗布してCTLを形成し
、負帯電性二層構造の感光体を作成した。
これを電子写真感光体Aとする。
この電子写真感光体Aを、電子写真複写機rU−BiX
1550MRJ改造機に搭載し、室温33°C湿度80
%の高温高湿実験室において、コピイスター1・時およ
び5万コピイ後の画質評価を行った。5万コビイ終了後
、ソフパソト(タイニンク社製)にイソプロピルアルコ
ール(関東化学社製、特級試薬)クリーニング溶媒(溶
媒1とする)を含ませて、感光体表面に付着する付着物
を拭取り、実写による画質評価を行った。
実施例2〜4 クリーニング溶媒としてメヂルアルコール(関東化学社
製、特級試薬)、n−ブチルアルコール(関東化学社製
、特級試薬)、ジエチレングリコール(関東化学社製)
の3種を用いた以外は実施例1と全く同様にして評価を
行った。これらを上記順に「溶媒2」、「溶媒3」およ
び「溶媒4」とする。なお、画質の判定欄の×は著しく
悪いもの、△は実用的に問題のあるもの、○は実用範囲
にあるもの、◎は良好なものを示す。
比較例(1)〜(4) 実施例1のCTLの形成において、バインダであるポリ
カーボネート樹脂として「パンライトに−1300」(
量大化成社製)を用いた。これを感光体Bとする。クリ
ーニング溶媒は、実施例1〜4と同し溶媒を用い同様に
して評価を行った。
−1+− この表から明らかなように、本発明のクリーニング方法
により、紙粉、コロナ放電によって生ずる窒素酸化物或
いはトナー樹脂、感光体樹脂の酸化分解生成物等の除去
がなされ、画質はコピイが初期時まで回復し、良好な特
性を有している。
一方、上記の各個による感光体について5万コピイ終了
後クリーニングした時点での感光体の表面状態を観察し
たところ下記表−2の結果が得られlこ。
この結果から本発明による感光体の表面性は、良好であ
り、トナーフィルミング、クレーズも発生しないことが
分かった。
〔発明の効果〕
本発明によれば感光体表面の浄化効果は大であり、感光
体の耐用性を著しく上げ、而も長く良画質を保つことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はそれぞれ本発明の感光体の機械的構成
例について示す断面図である。 第7図は電子写真複写装置の概要説明図である。 ■・・・導電性支持体 2・・・キャリア発生層 3・・キャリア輸送層 4・・感光層 5・・・中間層 6・・キャリア輸送物資を含有する層 7・・・キャリア発生物資 8・・・保護層 50・・・感光体    51・・・コロナ帯電器52
・・・露光光学系  53・・・現像器54・・・静電
転写器 56・・・ブレード式クリーニング器 70・・・熱ローラ定着器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  支持体上に構成層を積層し、少なくとも表面層として
    主要繰返し単位として下記一般式〔B I 〕及び/また
    は〔BII〕を構造組成に有するポリカーボネートを含有
    する層を設けた電子写真感光体の該表面に付着する付着
    物を、アルコール系クリーニング剤を用いて除去するこ
    とを特徴とする電子写真感光体のクリーニング方法。 一般式〔B I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し式中R_1、R_2は水素原子、置換、無置換の
    アルキル基、置換、無置換のシクロアルキル基または置
    換、無置換のアリール基であってR_1若しくはR_2
    の少なくとも一方がかさ高い基である。 R_3、R_4、R_5、R_6、R_7、R_8、R
    _9、R_1_0は、水素原子、ハロゲン原子、置換、
    無置換のアルキル基、若しくは、置換、無置換のシクロ
    アルキル基を表し、重合度は10〜5000、好ましく
    は50〜100である。〕 一般式〔BII〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し式中、R_3、R_4、R_5、R_6、R_7
    、R_8、R_9、R_1_0は、前記一般式〔B I
    〕におけると同じ基を表し、Zは、置換、無置換の炭素
    環若しくは置換、無置換の複素環を形成するに必要な原
    子群を表し、重合度はは10〜5000、好ましくは5
    0〜1000である。〕
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60172045A (ja) * 1984-02-16 1985-09-05 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 電子写真感光体
JPS60184251A (ja) * 1984-03-02 1985-09-19 Sumitomo Chem Co Ltd 電子写真感光体
JPS6129878A (ja) * 1984-07-20 1986-02-10 Toshiba Corp 画像形成装置

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