JPH03225345A - 異なる芳香族ジアミン活性電荷輸送化合物を含有する電荷輸送層 - Google Patents

異なる芳香族ジアミン活性電荷輸送化合物を含有する電荷輸送層

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JPH03225345A
JPH03225345A JP2328811A JP32881190A JPH03225345A JP H03225345 A JPH03225345 A JP H03225345A JP 2328811 A JP2328811 A JP 2328811A JP 32881190 A JP32881190 A JP 32881190A JP H03225345 A JPH03225345 A JP H03225345A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1栗上至剋里立! 本発明は、−船釣には、電子写真像形成部材に関し、よ
り詳細には、電荷輸送層を改良した像形成部材および該
像形成部材の使用法に関する。
の ′とその− 電子写真法においては、導電層上に光導電性絶縁層を配
置した電子写真プレートに対し、先ず該光導電性絶縁層
の像形成表面に均一な静電荷を施すことにより像形成が
行なわれる。次に、このプレートすなわち感光体は、光
のような活性電磁波のパターンに露光され、これにより
、光導電性絶縁層の照射域の電荷を選択的に消散させる
とともに、非照射域に静電潜像を残す。次いで、光導電
性絶縁層の表面に微細に分割されたトナー粒子を付着さ
せることにより、静電潜像を現像して可視像を形成する
ことができる。得られた可視トナー像は、紙のような適
当な受像部材に転写させられる。再使用できる光導電性
絶縁層を用いれば、このような像形成工程を多数回繰返
して行なうことができる。
一般的な感光体の一つは、導電層、電荷発生層、および
電荷輸送層から成る多層型感光体である。
電荷発生層および電荷輸送層のいずれか一方を導電層に
隣接するよう配置する。電荷輸送層は、フィルム形成性
バインダーに溶解または分散された活性芳香族ジアミン
の小粒子電荷輸送化合物を含有することがある。この種
の電荷輸送層は、例えば、米国特許第4.265.99
0号に記載されている。
このような多層型感光体を用いて優れたトナー像を得る
ことができるが、多くの複写サイクルの後に感光体を静
止(放置)しておくとコピーの品質に問題が生じること
があることが見出されている。
すなわち、長時間の複写操作中に作動しているコロトロ
ンの近傍に放置された感光体の解像力が低下したり消失
し、最終的なコピーにバンド状のトナー非付着部品が生
じる。感光体の不使用時にコロトロンの高電圧を停止し
ていても、幾分かの有害な流れが放出されている。この
流れは、感光体のうちコロトロンに隣接している領域に
集中して、該感光体の隣接表面を導電性にする。次のコ
ピー操作のために機械の作動を再開すると、影響域には
解像力の低下(あるいは像消失までも)が認められる。
この問題は、多層型感光体を用い、その電荷輸送層が活
性芳香族ジアミンの小粒子電荷輸送化合物を含有する多
くの複写機において見出されている。前述のような流れ
を除去するために熱いトナー像定着装置からコロトロン
に向かう空気の流れを対流にしたり(チムニ−効果)、
コロトロンのハウジングやシールド等に充分な量の被覆
を施すなどの幾つかの手段が採られているが、この問題
は部分的にしか解決されていない。
このように、多層型ベルト感光体を用いる自動像形成シ
ステムにおいては、感光体を複写サイクルに用いる際に
解像力の低下や像消失の問題に遭遇している。このこと
は、自動電子写真複写機ないしは印写機に用いられる多
層型ベルト感光体の実用価値を低減している。
次に本発明に関連する従来の発明について説明する。ホ
ーガン(Horgan)に1978年3月28日付で付
与された米国特許第4,081,274号に開示された
像形成部材は、支持基質上にあり電気的に活性な電荷輸
送物から成る第一の層と、該電荷輸送層を覆う光導電層
と、該導電層を覆い電荷輸送物質から成る第二の層とか
ら構成され、光導電層は電荷キャリアを光発生し且つ該
電荷キャリアを注入することができる能力を有し、また
、電気的活性層の一つは、電気的に不活性な樹脂物質を
特定な活性化合物を添加することにより電気的に活性に
したものから成っている。電気的に不活性なポリマー物
質に添加され該ポリマー物質を電気的に活性にする添加
物として有用な活性化合物の一つは、N、N’−ジフェ
ニル−N、N’−ビス(フェニルメチル)−(1,1’
−ビフェニル〕−4゜4′−ジアミンである。電気的に
不活性なポリマー物質を電気的に活性にする添加物とし
て有用な他の化合物は、例えば同特許明細書の第44t
lfl第9行〜第5欄第26行に記載されているその他
の芳香族アミンである。また同明細書の第5欄第46行
〜第6欄第2行には、電気的に不活性なポリマー物質に
添加されて該物質を電気的に活性にするその他の芳香族
ジアミン化合物が記載されている。
さらに、第9欄第31行〜第12欄第33行にはこれら
のジアミン類について検討されている。
ストルカ(Stolka)等に付与された1981年5
月5日付発行の米国特許第4.265.990号には、
光導電層と電荷輸送層とから成り、電荷輸送層が芳香族
ジアミンを含有する感光部材が開示されている。
1981年11月10日付でストルカ(Stolka)
等に付与された米国特許第4.299,897号に開示
された感光部材は、二つの電気的な作動層を有し、第一
の層は光導電層から成り、核層に隣接した第二の層は電
荷輸送層から成る。電荷輸送層は、電気的に不活性な有
機樹脂物質と各種の芳香族ジアミン、例えば、N、N、
N’、N’−テトラ−(4−メチルフェニル)−(2,
2’−ジメチル−1,1’−ビフェニル)−4,4’−
ジアミンまたはN、N’−ジフェニル−N、N’−ビス
(4−メチルフェニル)−(2,2’−ジメチル−1,
1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミンとから成る。
アカサキ(Akasaki)他に対して1989年5月
23日付で付与された米国特許第4,833,054号
に開示された電子写真用感光体は、導電性の支持部、そ
の上にあり電荷発生層から構成される感光層および電荷
輸送層から成り、電荷発生層はビスアゾ化合物を含有し
、また、電荷輸送層はベンジジン化合物を含有する。ベ
ンジジン化合物(芳香族ジアミン)の−船底は、例えば
、特許明細書の第2欄第41〜58行および第12欄第
15行〜第26欄第15行に記載されている。
パイ(Pa i )他に付与された1985年5月12
日付発行の米国特許第4.504,564号には、電子
写真用像形成部材の調製法が開示されており、この方法
は、光導電層を提供し、核層の上に、ポリカーボネート
と置換N、N’−ジフェニル−N。
N′−ビス(アルキルフェニル)−(1,1’ビフエニ
ル)−4,4’−ジアミンとをハロゲン化炭化水素溶媒
と該ハロケン化炭化水素溶媒よりも沸点の高い無ハロゲ
ン有機溶媒とに溶解させた溶液を付着させて、それらの
溶媒を除去したときに電荷輸送層が得られるようにして
いる。
かくして、解像力の低下や像消失に対する抵抗力を向上
させた電子写真用像形成部材が求め続けられている。
Hの  およびt 本発明の目的は、前述したような欠点を克服した改良電
子写真用像形成部材を提供することにある。
本発明の他の目的は、解像力の低下に対して抵抗力の向
上した電子写真用像形成部材を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、像消失に対して抵抗力の向
上した電子写真用像形成部材を提供することにある。
本発明の他の目的は、結晶化に対する抵抗力の向上した
電子写真用像形成部材を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、経済的に有利な電子写真用
像形成部材を提供することにある。
前述の目的およびその他の目的は、本発明に従う電子写
真用像形成部材を提供することによって達成される。す
なわち、本発明の像形成部材は、電荷発生層と電荷輸送
層とを含み、電荷輸送層は、フィルム形成性のバインダ
と、次の一般式(ここで、Xは、1〜4個の炭素原子を
含有するアルキル基および塩素から成る群より選ばれる
)で表わされる第一の芳香族ジアミン、および、次の一
般式 (ここで、R1は、アルキル基またはアルコキシ基を表
わし、R7は、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基または置換
アミノ基を表わし、R1は、アルキル基、アルコキシ基
、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基または置換ア
ミノ基を表わす)で表わされる第二の芳香族ジアミンか
ら成る。この像形成部材は、電子写真像形成に用いられ
得るものである。
電子写真像形成部材は、当該技術分野においては周知で
あり、各種の適当な技術によって製造され得る。代表的
には、導電性表面を有する可撓性または剛性の基体を用
意し、次に、導電性表面に電荷発生層を施す。電荷輸送
層を施す前に導電性表面に電荷ブロック層(電荷遮断層
)を施すこともある。所望に応じ、電荷ブロック層と電
荷発生層との間に接着層を用いてもよい。一般的には、
電荷発生層は電荷ブロック層上に施され、また、電荷輸
送層は電荷発生層上に形成される。しかしながら、実際
には、電荷発生層の前に電荷輸送層を施すこともある。
基体は、不透明なものでも実質的に透明なものでもよく
、必要な物理的特性を有する多くの好適な材料から構成
することができる。かくして、基体は、例えば、無機ま
たは有機の非導電性または導電性材料から構成される。
非導電性材料性材料としては、既知の各種の樹脂を用い
ることができ、例えば、薄いウェブとして可撓性になる
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリウ
レタンおよびこれらの類似物を用いることができる。
電気的に絶縁性の基体あるいは導電性の基体は、無端可
撓性ベルト、ウェブ、剛性シリンダ、シート等の形状を
呈する。
基体層の厚さは多くの因子、例えば、所望の強度や経済
上の理由などに依存する。したがって、可撓性ベルトの
場合のその厚さは、相当厚くしてもよく (例えば、1
25ミクロンメータ)、あるいは、50ミクロンメータ
ー以下になるような可及的に薄くしてもよいが、最終的
に得られる静電写真板に悪影響があってはならない。基
体層の表面は、コーティングの前に清浄にしてコーティ
ングの接着を促進させることが好ましい、清浄化は、例
えば、基体表面をプラズマ放電、イオン衝撃などに露す
ことにより行なわれる。
導電層の厚さは、静電写真部材として所望される光学的
透明度や可撓性の程度に応じて広範囲に変化し得る。し
たがって、可撓性感光像形成部材の場合、導電層の厚さ
は、例えば、約20オングストローム単位から約750
オングストローム単位であり、より好ましくは、約10
0オングストローム単位から約200オングストローム
単位にして、導電性、可撓性および光透過率の組合わせ
が最適になるようにする。可撓性導電層は導電性金属層
としてもよく、これは、例えば、基質上に任意の適当な
コーティング技術(例えば、真空蒸着法)により形成さ
れる。典型的な金属としては、例えば、アルミニウム、
ジルコニウム、ニオブ、タンタル、バナジウム、ハフニ
ウム、チタン、ニッケル、ステンレス鋼、クロム、タン
グステン、モリブデン等が挙げられる。一般的に、好適
な基体、例えばポリエステルウェブ基体〔例えば、E、
1. du Pont de Numours & C
o、から入手できるマイラー(Mylar) )上にマ
グネトロンスパッタリングを用いて連続的な金属フィル
ムを得ることができる。
所望に応じ、適当な金属の合金を付着させてもよい。典
型的な合金としては、ジルコニウム、ニオブ、タンタル
、バナジウムおよびハフニウム、チタン、ニッケル、ス
テンレス鋼、クロム、タングステン、モリブデン等を2
種またはそれ以上を含有するものが挙げられる。金属層
を形成するのに採用した方法に関係なく、空気に露すと
多くの金属の外表面に金属酸化物の薄い層が形成する。
かくして、金属層を覆う他の層の特徴が[接触(con
tiguous) J層というときは、そのような層が
、実際に、酸化性金属の層の外表面に形成された薄い金
属酸化物層に接触していることがあるということを意味
している。一般的には、後の電荷消去露光(rear 
erase exposure)のためには、導電層の
透光度は少なくとも約15%が好ましい。導電層は金属
に限定する必要はない。導電層の他の例としては、幾つ
かの物質の組合わせ、例えば、導電性のインジウム/ス
ズ酸化物を約4000から7000オングストロームの
波長の光に対する透光層とし、プラスチックバインダに
分散させた導電性カーボンブラックを不透明導電層とす
るものが挙げられる。速度の遅いコピー機の電子写真像
形成部材用の導電層の導電度は、典型的には、約102
から10″オ一ム/口である。
導電性表面を形成した後に、接面に正孔遮断層(ホール
ブロック層)を施して感光体としてもよい。一般的には
、正に帯電した感光体に対する電子ブロック層は、正孔
を感光体の像形成表面から導電層に向かって移動させる
ことができる。ブロック層としては、隣接する光導電層
とその下にある導電層との間において電子バリヤーを形
成し得る任意の好適な層を用いることができる。ブロッ
ク層としては、窒素含有シロキサンまたは窒素含有チタ
ン化合物が挙げられ、その例は、トリメトキシシリルプ
ロピレンジアミン、加水分解トリメトキシシリルプロピ
ルエチレンジアミン、N−ベーター(アミノエチル)ガ
ンマ−アミノ−プロピルトリメトキシシラン、イソプロ
ピル4−アミノベンゼンスルホニル、ジ(ドデシルベン
ゼンスルホニル)チタネート、イソプロビルジ(4−ア
ミノベンゾイル)イソステアロイルチタネート、イソプ
ロピルトリ (N−エチルアミノ−エチルアミノ)チタ
ネート、イソプロピルトリアントラニルチタネート、イ
ソプロピルトリ (N、N−ジメチル−エチルアミノ)
チタネート、チタン−4−アミノベンゼンスルホネート
オキシアセテート、チタン4−アミノベンゾエートイソ
ステアレートオキソアセテート、(HzN(CHz)n
) CH35i(QC)lz)z、(ガンマ−アミノブ
チル)メチルジェトキシシラン、および(HJ(CHz
) s) CH+Si (OCH:l) z、(ガンマ
−アミノプロピル)メチルジェトキシシランであり、米
国特許第4,291,110号、第4.338,387
号、第4,286,033号、第4.291.110号
に開示されている。米国特許第4.338,387号、
第4.286,033号および第4.291.110号
の開示内容は本明細書においてもそのまま引用すること
にする。好ましいブロック層は、加水分解シランと金属
グランドプレーン層の酸化表面との反応生成物である。
酸化表面層は、多くの金属グランド層が付着後、空気に
露されたときにその外表面に形成するものである。
ブロック層は、従来からある任意の適当な手段、例えば
、スプレー法、浸漬塗装、ドローパー塗装、グラビア塗
装、シルクスクリーン法、エイナイフ塗装、レバースロ
ール塗装、真空蒸着、化学処理等により施すことができ
る。これらの層を得るための便宜的手段としては、希薄
溶液としてブロック層を施し、コーティングの付着させ
た後、慣用的な手段(例えば、減圧、加熱など)によっ
て溶媒を除去するのが好ましい、ブロック層は、連続的
であり、また、厚さが大きすぎると望ましくない高残留
電圧を生じることになるので約0.2ミクロンメートル
より小さい厚さにすべきである。
ホール(正孔)ブロック層には、適当な接着層を施して
もよい。当該技術分野において知られている任意の好適
な接着層を用いることができる。
接着層の典型的な材料としては、例えば、ポリエステル
、デュポン49. OOO(E、 1. du Pon
t社製)Vitel P E 100 (Goodye
ar Tire & Rubber社製)ポリウレタン
等が挙げられる。接着層の厚さを約0.05マイクロメ
ーター(500オングストローム)から約0.3マイク
ロメーター(3000オングストローム)の範囲にする
と満足できる結果が得られるであろう。電荷プロ・ツク
層に対して接着層混合物を施すための手段としては、ス
プレー法、浸せき塗装、ロール塗装、ワイヤ巻線塗装、
グラビア塗装、バードアプリケータ塗装等が挙げられる
。付着させた被覆物(コーティング)を乾燥させるには
、オープン乾燥、赤外線輻射乾燥、空気乾燥などの適当
な手段を用いればよい。
接着ブロック層に任意の好適な光発生層を施し、しかる
後、前述したような接触正孔輸送層を被覆することがで
きる。光発生層の典型例としては、無機光導電性粒子、
例えば、無定形セレン、三方晶セレン、およびセレン−
テルル、セレンーテルルーヒ素、ヒ化セレンまたはそれ
らの混合物から成る群より選ばれるセレン合金、ならび
に有機光導電性粒子、例えば、米国特許第3.357,
989号に記載されている無金属フタロシアニンのX形
、バナジルフタロシアニンや銅フタロシアニンのような
金属フタロシアニンのようなフタロシアニン顔料、スク
アリリウム、キナクリドン(Du Pont社から、M
onastral Red、 Monastral V
iolet、 MonastralRed Yという商
品名で入手できる) 、Vat orangelやVa
t orange3のごとき商品名のジブロモアンサン
トロン顔料、ベンズイミダゾールペリレン、米国特許第
3.442.781号に開示されている置換2゜4−ジ
アミノ−トリアジン、多核芳香族キノン(Allied
 Chemica1社からIndofast Doub
le 5carlet。
Indofast  Violes  Lake  B
+  Indofast  Br1lliantSca
rlet、 Indofast Orangeなどの商
品名で入手できる)等をフィルム形成性ポリマーバイン
ダーに分散させたものを挙げることができる。光導電層
が光発生層の性質を促進させたり低減させることに応じ
て、光発生層の構成材料を複数にしてもよい。この種の
組成の典型例は米国特許第4.415.639号に記載
されており、この特許の全開示内容を本明細書において
も引用する。所望に応じ、当該技術分野で知られている
その他の好適な光発生物質を用いることもできる。白色
光に対する感度を考慮すると、粒子から成る光発生バイ
ンダ層、あるいは、バナジルフタロシアニン、無金属フ
タロシアニン、ベンズイミダゾールペリレン、無定形セ
レン、三方晶セレン、セレン合金(例えば、セレン−テ
ルル、セレンーテルルーヒ素、ヒ化セレン等)およびそ
れらの混合物から成る層が特に好ましい。赤外光に対し
て感度が高いという追加の長所を有していることからも
、バナジルフタロシアニン、無金属フタロシアニンおよ
びテルル合金が好ましい。
光発生バインダ層のマトリックスとして任意の好適なフ
ィルム形成性バインダ材料を用いる。典型的フィルム形
成性ポリマー材料としては、例えば、米国特許第3,1
21.006号に記載されているものを挙げることがで
き、該特許の開示内容全体を本明細書において引用する
。すなわち、典型的な有機ポリマーのフィルム形成性バ
インダとしては、熱可塑性および熱硬化性樹脂、例えば
、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
ウレタン、ポリスチレン、ポリアリールエーテル、ボリ
アリールスルホン、ポリブタジェン、ポリスルホン、ポ
リエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリイミド、ポリメチルペンテン、ポリエチレンスルフ
ィド、ポリ酢酸ビニル、ポリシロキサン、ポリアクリレ
ート、ポリビニルアセタール、ポリアミド、ポリイミド
、アミン樹脂、フェニレンオキシド樹脂、テレフタ−、
ル酸樹脂、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、フェノール
樹脂、ポリスチレン−アクリロニトリルコポリマー、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマ、アク
リレートコポリマー、アルキド樹脂、セルロース性フィ
ルム形成剤、ポリ (アミドイミド)スチレン−ブタジ
ェンコポリマー、塩化ビニリデン−塩化ビニルコポリマ
ー、酢酸ビニル−塩化ヒニリデンコボリマー、スチレン
−アルキド樹脂、ポリビニルカルバゾール等が挙げられ
る。また、これらのポリマーは、ブロック形、ランダム
形または交互形コポリマーであってもよい。
光発生(性)組成物ないしは顔料は、種々の量で樹脂質
バインダ中に存在するが、一般的には、約5体積パーセ
ントから約90体積パーセントの光発生性顔料が約10
体積パーセントから約95体積パーセントの樹脂質バイ
ンダーに分散され、好ましくは、約20体積パーセント
から約30体積パーセントの光発生性顔料が約70体積
パーセントから約80体積パーセントの樹脂質バインダ
ー組成物に分散される。一つの具体例として、約8体積
パーセントの光発生性顔料を約92体積パーセントの樹
脂質バインダー組成物に分散される。
光導電性組成物および(または)R料と樹脂質バインダ
を含有する光発生層の厚さは、一般に約0、1マイクロ
メーターから約5.0マイクロメーターの範囲にあり、
好ましくは、約0.3マイクロメーターから約3マイク
ロメーターの厚さを有する。
光発生層の厚さは、バインダー含有量と関係している。
一般的に、バインダーの含有量が大きくなれば、光発生
機能のために層を厚くすることが要求される。本発明の
目的を達成する限りは、前述したような範囲外にある厚
さも採用し得る。
適当な慣用手段を用いて、混合を行ない、その後、光発
生雇用被覆混合物を塗着する。典型的な塗着手段として
は、スプレー法、浸せき法、ロール塗装、ワイヤ巻ロッ
ド塗装等が挙げられる。付着被覆物の乾燥は任意の好適
な慣用手段、例えば、オーブン乾燥、赤外線輻射乾燥、
空気乾燥などによって行なわれる。
活性電荷輸送層は、電気的に不活性なポリマー物質に溶
解または分子的に分散される添加物として有用であり、
該物質を電気的に活性にする少なくとも2種類の特定の
芳香族ジアミンから成る電荷輸送化合物の混合物を有す
る。一般に光発生物質からの光発生ホールの注入を支持
することができず、さらに該ホールの輸送を行なう能力
を有しないようなポリマー物質に対して、芳香族ジアミ
ン電荷輸送化合物の特定混合物を添加する。これにより
、電気的に不活性なポリマー物質は、光発生物質からの
光発生ホールの注入を支持する能力を有し、また、該ホ
ールを活性層を通って輸送することができる能力を有す
る物質に転化して、活性層上の表面電荷を放電させる。
電荷輸送層を説明するのに用いる「電気的に活性」とい
う表現は、当該物質が、光発生物質からの光発生ホール
の注入を支持する能力を有し、さらに、該ホールを活性
層を通じて輸送することができる能力を有して、活性層
上の表面電荷を放電することを意味する。
本発明に従う芳香族ジアミン化合物を含有しない電気的
に不活性な有機樹脂質バインダを説明するのに用いる「
電気的に不活性」という表現は、当該バインダー物質が
、光発生物質からの光発生ホールの注入を支持すること
ができず、また、そのホールを該バインダー物質を通っ
て輸送することができないことを意味する。本発明に従
う多層型光導電体における二つの電気的作動層の一方に
用いられる特に好ましい輸送層は、芳香族ジアミン電荷
輸送化合物の特定混合物約25〜約75重量パーセント
と、該芳香族ジアミン混合物が溶解し得るポリマー系フ
ィルム形成性樹脂約75〜約25重量パーセントとを有
する。
2種類の特定芳香族ジアミン電荷輸送層用化合物の第一
の化合物は次の一般的によって表わされる。
ここで、Xは、1〜4個の炭素原子を含有するアルキル
基および塩素から成る群より選ばれる。上記の構造式に
よって表わされ、光発生したホールの注入を支持するこ
とができ、また、該ホールを被覆層を通じて輸送するこ
とができる電荷輸送性芳香族アミンの例としては、N、
N’−ジフェニル−N、N’−ビス(アルキルフェニル
)−(1゜1′−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(
ここで、アルキルは、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、n−ブチル等である)、N、N’−ジフェニル−N
、N’−ビス(クロロフェニル)−(1゜1′−ビフェ
ニル)−4,4’−ジアミン、N。
N′−ジフェニル−N、N’−ビス(3−メチルフェニ
ル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン
等が挙げられる。電荷輸送層のジアミンの全体量を基準
にして、この第一のジアミンが約20重量パーセントか
ら約80重量パーセントであると満足できる結果が得ら
れるであろう。約20重量パーセントよりも少ない芳香
族アミンを用いると、組み合わせて用いる顔料によって
は例えば、三方晶セレン)、サイクルアップが認められ
る。また、このジアミンの濃度が約80重量パーセント
よりも大きくなると、停止時の像消失(parking
 deletion)が起こることがある。この第一の
ジアミンの好ましい最適範囲は、ジアミンの全体量を基
準にして約30〜約70重量パーセントである。上述の
式によって示される特定の芳香族ジアミン電荷輸送用化
合物は米国特許第4、265.990号に記載されてお
り、その開示内容全体を参考のために本明細書に引用す
る。
本発明に従い電荷輸送層に用いられる二種類の特定の芳
香族ジアミン電荷輸送用化合物の第二のものは、次の一
般式によって表わされる。
ここで、R+RzおよびR3は、水素、CH3、C,H
,、OCH,、C1およびアルコキシカルボニルから成
る群より選ばれる。この第二のジアミンとして好ましい
物質は次のとおりである:N、N、N’N′−テトラフ
ェニル−(3,3’−ジメチル1.1′−ビフェニル)
−4,4’−ジアミン;N、N’−ジフェニル−N、N
’−ビス(2−メチルフェニル)−(3,3’−ジメチ
ル−1,1′−ビフエニル)−4,4’−ジアミン;N
、N’ジフェニル−N、N’−ビス(3−メチルフェニ
ル)−[3,3’−ジメチル−1,1′−ビフェニル)
−4,4’−ジアミン;N、N’−ジフェニル−N、N
’−ビス(4−メチルフェニル)−(3,3’−ジメチ
ル−1,1′−ビフェニルツー4.4’−ジアミン;N
、N、N’、N’−テトラ(2−メチルフェニル)−(
3,3’−ジメチル−1,1′−ビフェニル)−4,4
’−ジアミン;NUN’−ビス(2−メチルフェニル)
N、N’−ビス(4−メチルフェニル)−(3゜3′−
ジメチル−1,1′−ビフェニル〕−4゜4′−ジアミ
ン;N、N’−ビス(3−メチルフェニル)−N、N’
−ビス(2−メチルフェニル)−(3,3’−ジメチル
−1,1′−ビフェニルツー4.4’−ジアミン:N、
N、N’、N’−テトラ(3−メチルフェニル)−(3
,3’−ジメチル−1,1′−ビフェニル)−4,4’
−ジアミンSN、N、N’、N’−テトラ(3−メチル
フェニル)−(3,3’−ジメチル−1,1′ビフエニ
ル)−4,4’−ジアミン;N、N’ビス(3−メチル
フェニル’)−N、N’−ビス(4−メチルフェニル)
−(3,3’−ジメチル1.1′−ビフェニル)−4,
4’−ジアミン及び、N、N、N’、N’−テトラ(4
−メチルフェニル)−(3,3’−ジメチル−1,1′
ビフエニル)−4,4’−ジアミン。電荷輸送層におけ
るジアミンの全体量に対してこの第二のジアミンが約2
0重量パーセントから約80重量パーセントのときに満
足できる結果が得られるであろう。芳香族アミンを約2
0重量パーセントよりも少なくすると、停止時の像消失
(パーキング消失)が酷くなる。このジアミンの濃度が
約80重量パーセントよりも大きくなると、三方晶セレ
ンのような顔料と共に用いたときにサイクルアップを生
じることがある。前述の式で示したような特定の芳香族
ジアミンから成る電荷輸送用化合物は米国特許第4.2
99,897号に記載されており、その開始内容を参考
のために引用しておく。
第二のジアミンとして最も好ましい物質の例を次に示す
:N、N、N’、N’−テトラー(4−メチルフェニル
)−(3,3’−ジメチル−1゜1′−ビフェニル)−
4,4’−ジアミン:N。
N′−ジフェニル N。
N′−ビス (4 メ チルフェニル)−(3,3’−ジメチル−1゜1′−ビ
フェニル)−4,4’−ジアミン:N、N’−ビス(4
−メチルフェニル)−ビス(4−エチルフェニル)−(
3゜メチル−1,1′−ビフェニル〕−4゜アミンニ ーN、N’ 3′−ジ 4′−ジ 第2の二種類の特定芳香族ジアミン電荷輸送層用化合物
は米国特許第4.299,897号に記載されており、
該特許の内容を本明細書において参考のために引用して
おく。第一のタイプおよび第二のタイプの芳香族ジアミ
ン分子のいずれの置換基も、No、基、CN基およびそ
の他の電子吸引基が存在しないようにしなければならな
い。
本発明の方法においては塩化メチレンやその他の好適な
溶媒に溶解する適当な不活性樹脂バインダーを用いるこ
とができる。溶媒に可溶な典型的な不活性樹脂バインダ
としては、ボリヵーボネト樹脂、ポリエステル、ポリア
クリレート、ポリエーテル、ポリスルホン等が挙げられ
る。分子量は約20,000から約150,000の範
囲で変わり得る。
電気的に不活性な樹脂質バインダーとして好ましいのは
、分子量が約20,000から約150.000、特に
好ましくは約50,000から約120,000である
ポリカーボネート樹脂である。電気的に不活性な樹脂物
質として最も好ましいのは次のものである部分子量が約
35,000から約40,000のポリ (4,4’−
ジプロピリデンージフエニレンカーボネート)〔これは
、ゼネラルエレクトリック社(General Ele
ctric Co+npany)からLexan145
として入手できる〕 ;分子量が約40,000から約
45.000のポリ(4,4’−イソプロピリデン−ジ
フェニレンカーボネート)〔これはゼネラルエレクトリ
ンク社からLexan  141として入手できる〕 
;分子量が約so、oooから約120.000のポリ
カーボネート樹脂〔バイエル社(Farbenfabr
icken Bayer A、 G、)からMakro
lonとして入手できる〕 ;分子量が約20,000
から約50,000のポリカーボネート樹脂〔これはモ
ベイケミカル社(Mobay Chemical Co
mpany)からMerlonとして入手できる〕 ;
ポリ (l、1−シクロヘキサンビス(4−フェニル)
カーボネート等。
任意の好適な慣用手段を用いて、混合を行ない、その後
、電荷発生層に電荷輸送層用被覆混合物を塗着すること
ができる。典型的な塗着手段としては、スプレー法、漫
せき塗装、ロール塗装、ワイヤ壱ロード塗装等がある。
塗着した被覆物の乾燥は、任意の適当な慣用手段、例え
ば、オーブン乾燥、赤外線輻射乾燥、空気乾燥等を用い
て行なうことができる。
一般的には正孔輸送層の厚さは約IOから約50マイク
ロメーターであるが、この範囲外の厚さを用いることも
できる。正孔輸送層は、該正孔輸送層上に存する静電荷
が、光照射の無いときには静電潜像の形成と保持を妨ぐ
のに充分なように導電しない程度の絶縁体でなければな
らない。
船釣に、電荷発生層に対する正孔輸送層の厚さは約2:
1から約200:1、場合によっては400:1という
ような大きさに維持することが好ましい。
すなわち、電荷輸送層は、可視光あるいは使用領域の光
線に対して実質的に非吸収性ではあるが、光導電層(す
なわち、電荷発生層)からの光発生正孔の注入を許容し
、且つ、該ホールを活性電荷輸送層を通って輸送して該
活性層の表面にある静電荷を選択的に放電させることが
できるという点において「活性」である。
本発明の感光体は、例えば、前述したように電荷発生層
が導電性表面と電荷輸送層との間に挟持されるか、また
は、電荷輸送層が導電性表面と電荷発生層との間に挟持
された構造から成る。このような構造により、従来から
のゼログラフィ(−般に、帯電、露光および現像工程を
含む)に従い像形成を行なうことができる。
その他の層を使用することもあり、例えば、ベルトまた
はドラムの一端に沿って導電性アースストリップを設け
て導電層、ブロック層、接着層または電荷発生層に接触
させ、アースまたは電気的バイアスに対して感光体の導
電層の結合を助長する。アースストリップはよく知られ
ており、通常は、フィルム形成性バインダに導電性粒子
を分散させたものを有する。
所望ならばオーバーコート層(外皮層)を設けて摩耗抵
抗を向上させてもよい。場合によっては、感光体の反対
側にカール防止用裏面コーティングを施して円滑性およ
び/または摩耗抵抗を付与する。これらのオーバーコー
ト層や耐カール裏面層は周知のものであり、例えば、電
気絶縁性または僅かに半導電性の熱可塑性有機ポリマー
または無機ポリマーを有する。オーバーコート層は、連
続的であり、一般に約10ミクロメータよりも小さい厚
さを有する。
本発明の感光体の電荷輸送層における2種類の特定の活
性芳香族アミン電荷輸送化合物の混合物は、電荷輸送層
に単一の活性芳香族アミン電荷輸送化合物のみを含有す
る感光体よりも安定性が高く低廉な感光体を提供する。
該混合物を含有する感光体の安定性の向上はきわめて大
きく、予期し得えなかったことである。少なくとも約1
時間にわたり繰返しコロナ帯電、像露光、トナー現像お
よびトナー像転写含む長期間の像形成サイクル後でかつ
、コロナ帯電装置が窒素酸化物を放出し始めてから少な
(とも約10分間にわたり一時的に停止した電子写真像
形成装置と比較する場合に、安定性の向上は顕著である
。本発明の感光体によりそのような著しい向上がある理
由は充分には解らない。パラ位がブロックされているこ
とがこの安定性に関与しているとも考えられる。安定性
の向上により、像の消失が激減するとともに、高濃度に
おけるジアミンの結晶化に対する抵抗が増す。
このことは、浸漬法で塗着される感光体にとっては特に
重要である。というのは、浸漬塗着輸送層の場合、(第
二の芳香族ジアミンが無いと)最大値でもかろうじて電
荷キャリアの移動が生じるにすぎないからである。第二
の芳香族ジアミン添加物は、第一の芳香族ジアミンより
も高価である。
しかしながら、第二の芳香族ジアミン添加物は、第一の
芳香族ジアミンを含有する輸送層の安定性を著しく向上
させ、また、第一の芳香族ジアミンを含有する輸送層を
用いる感光体の光誘起放電曲線(PIDC: phot
oinduced discharge curve)
の形状を変えない。さらに、この第二の芳香族ジアミン
添加物は、少量使用すれば、コストを有意に増加させる
ことはない。
以下に実施例を記し、本発明において実施することがで
きる各種の組成や条件を例示する。特記していない限り
、すべての割合は重量である。しかしながら、本発明は
、本明細書において前述したり後述するように、色々な
組成や用途で実施され得ることは明らかであろう。
以下の実施例においては、4種類の実験を行なって、上
述したような第一の種類の芳香族ジアミン化合物と第二
の種類の芳香族ジアミン化合物との混合物が、電荷輸送
の観点から互いに両立性があり(一方が他方のトラップ
として機能しない)、また、停止時の像消失(パーキン
グ消失)の点から安定性が大きくなっていることを示し
た。行なったテストとは、(1)電荷キャリア移動性(
またはキャリア速度)を調べるための飛行時間テスト、
(2)感度テスト、(3)スキャナーでのサイクル安定
性テスト、および(4)パーキング消去テストである。
実施例■ ポリエチレンテレフタレートフィルム(t!、 1.d
uPon を社のMelinex)にチタン層を真空蒸
着させた基体の上に、従来技術に従い複数のコーティン
グ(被覆)を形成させることにより、5種類の電子写真
像形成部材(A、B、C,DおよびE)を調製した。最
初のコーティングは、厚さ100オングストロームであ
り、加水分解ガンマアミノプロピルトリエトキシシラン
から形成したシロキサンバリヤ層であった。第二のコー
ティングは、50オングストロームの厚さを有し、ポリ
エステル樹脂(E、 1. du Pont社から入手
できる49.000)から成る接着層である。次のコー
ティングは、電荷発生層であり、ポリエステル樹脂(G
oodyear Tirel Rubber社のVit
el PE 100)に分散させた35重量%のバナジ
ルフタロシアニン粒子を含有し、厚さは1マイクロメー
ターである。最上コーティングは、ポリカーボネート樹
脂(Farben−fabricken Bayer 
A、G、のMakrolon)に芳香族ジアミンドナー
分子を分散させた電荷輸送層であり、厚さ20マイクロ
メーターである。それぞれの像形成デバイスについて、
芳香族ジアミンから成るドナー分子の分子濃度は一定で
あり、電荷輸送層全体に対して40重量パーセントのN
、N’−ジフェニル−N、N’−ビス(3−メチルフェ
ニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミ
ンを含有するフィルムにおける濃度と同じになるように
した。第一の芳香族ジアミンは、N、N’−ジフェニル
ーN、N’−ビス(3−メチルフェニル)−(1,1’
−ビフェニル)−4,4’ジアミンであり、また、第二
のアミン(存在する場合)は、N、N’−ビス(4−メ
チルフェニル)−N、N’−ビス(4−エチルフェニル
)−(3゜3′−ジメチル−1,1′−ビフェニル〕−
4゜4′−ジアミンであった。例として、像形成デバイ
スBの輸送層の製作法を示すことにする。11.4gの
塩化メチレンに1gのMakrolon”ポリカーボネ
ートを溶解させた。得られる混合物に、0.5385g
のN、N’−ジフェニル−N、N’−ビス(3−メチル
フェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジ
アミンと0.1483 gのN、N’−ビス(4−メチ
ルフェニル)−N、N’−ビス(4−エチルフェニル)
−(3,3’−ジメチル−1,1’−ビフエニル)−4
,4’−ジアミンを添加した。溶解後、混合物を3ミル
(0,0762m)のバード(Bird)フィルムアプ
リケータを用いて、電荷発生層を含有する基体に塗着し
た。得られるフィルムを100℃で20分間、強制空気
流の炉中で乾燥した。これらの5つの感光体について、
飛行時間を測定することにより電荷キャリア移動度をテ
ストした。この飛行時間実験は、導電性チタン被覆基体
、バリヤ層、接着層、電荷発生層および電荷輸送層から
成るサンドインチ構造体(被試験デバイス)と真空蒸着
半透明金電極について行なった。電圧源と電流測定用直
列抵抗を含む回路にサンドインチ構造を接続した。飛行
時間テストの原理は次のとおりである。金電極が負にバ
イアスされ被測定装置が閃光に露出されると、電荷発生
層において光発生した正孔が輸送層に注入され核層を通
る。キャリア通過による電流は時間分解されオシロスコ
ープに表示される。一定電流の後、急激な降下が認めら
れた。急激な降下が生じる点が通過時間である。通過時
間(ttr)は、輸送層の厚さを速度で割ったものに等
しく、すなわち、tt、=TL (輸送層)厚さ/速度
である。速度と電荷キャリア移動度との関係は、速度=
(移動度)・ (電場)である。5種類の像形成デバイ
スの輸送層の組成およびそれらの5種類のデバイスにつ
いて行なった飛行時間実験の結果を次の表1に示す。正
孔移動度の値は実験の誤差範囲内にある。
表 表1の結果は、第一の芳香族ジアミン分子および第二の
芳香族ジアミン分子は、一方の分子が他の分子のトラッ
プとして作用することなく、色々な濃度で混合され得る
ことを明示している。
実施例■ 実施例■で記述したデバイス(但し、金電極は除く)を
スキャナー内に設置して悪魔を調べた。
シャフト上を回転している円柱状のアルミニウムドラム
にデバイスを取付ける。周囲に沿って取付けたコロトロ
ンによりフィルムを帯電させる。前記シャフトの周りの
色々な位置に配置した数個の容量結合型プローブにより
、表面電位を時間の置数として測定する。プローブは、
ドラム基体に既知の電位をかけることにより補正してお
く。ドラム上のフィルムを露光し、ドラムの周りの適当
な位置に配備された光源により消去する。測定は、定電
流または定電圧方式で光導電デバイスを帯電させること
から成る。ドラムが回転すると、当初の帯電電圧がプロ
ーブ1により測定される。さらに回転することにより露
光ステーションに導かれ、そこで、既知の強さの単色光
に光導電デバイスが露光される。露光後の表面電位をプ
ローブ2および3により測定する。最後に、適当な強度
の消去ランプにデバイスを露光し、プローブ4により残
留電位を測定する。次のサイクル中に露光強度を自動的
に変化させて上述の方法を繰り返す。プローブ2および
3における電位を露光の画数としてプロットすることに
より、光誘起放電特性(PIDC:photoindu
ced discharge characteris
tics)が得られる。コロトロン帯電により5種類の
デバイスを負極性に帯電させ、光スペクトルの可視部お
よびIR部における単色光により放電させた。初期放電
速度から得られた感度は実験の誤差範囲内にあった。7
75nmおよび600nmにおけるその値を表1に示す
表2 これらのデバイスは容量帯電し等価であった。
また、このテストにより、ジアミン1のみを使用(デバ
イスA)する代わりに、ジアミン1と2の混合物を使用
(デバイスB、C,DおよびE) しても感度は変らな
いことが明らかにされた。
実施例■ 実施例Iで述べたデバイス(但し、金電極は除く)を、
実施例■で記述したスキャナーにおいて帯電、露光およ
び消去サイクルに供した。to、oo。
回の連続サイクルについてテストを行なったところ、サ
イクルアンプ(cycle−up)と呼ばれる残留電位
形成、あるいは、帯電電位の降下(すなわち、サイクル
ダウンcycle−down)のいずれも認められなか
った。
実施例■ 実施例Iにおいて述べた5種類のデバイス(金電極は除
く)に対してパーキング消失テストを行なった。パーキ
ング消失テストの意義を理解するためには、電子写真複
写機ないしは印写機における通常の運転状況を知ってい
なければならない。
これらの機械においては、数時間にわたって機械を予め
運転した後停止させると像の消失が観察される。この消
失は、停止した光導電デバイスの表面でコロトロンに直
ぐ接している部分に対応しており、コロトロンのシール
ドやハウジングから放出される窒素酸化物に露されるこ
とにより生じると考えられる。感光体が停止されている
時(静止している時)にはコロトロンは作動していない
が、停止期間中に放出される窒素酸化物は、コロトロン
の作動中、すなわち停止前にコロトロンのハウジングに
吸着されたものである。このような濃縮放出により、感
光体の表面導電度が「−時的に」増加する結果を招来す
る。導電度の増加は、外側の像形成表面に近接して電荷
輸送層において単分子層の数倍にわたる領域でラジカル
カチオンが形成されることにより起こり、感光体のクリ
ーニングブレードによる清浄作用やイソプロパツール洗
浄によっては除去されないと考えられる。カチオンラジ
カルが対応する負のイオンと再結合することにより、あ
るいは、当初のドナー分子の硝酸化種が変形することに
より、輸送層の露光域が絶縁状態になってしまうことが
起こるかも知れない。
停止(パーキング)期間中の表面導電度の増加は、停止
前のコロトロンの作動時間および機械の再開前のパーキ
ング時間の長さに応じて、解像力の低下や帯状の像消失
を招来する。このような消失問題を「パーキング消失(
parking deletion)Jと呼ぶ。
実施例Iで述べた5種類のデバイスについて実施したパ
ーキング消失テストは、次のとおりである。先ず、測定
すべきそれぞれの感光体の表面をイソプロパツールに浸
せきしたペーパータオルで拭って清浄にした後、空気を
吹きつけて急速乾燥し、表面上で既に劣化している物質
を除去する。
接地電極に対して負のコロトロンを(高電圧をかけて)
数時間作動し、停止した後、被測定感光体のそれぞれの
像形成面に30分間配置(パーキング)した。このよう
にして、被測定フィルムの一部分のみが、コロトロンか
らの放出物に露出された。露出領域の両側の非露出領域
を対照として用いた。コロトロン放出物に露出させた後
、各感光体についてスキャナー中の正電荷アクセプタン
スを調べて輸送層の表面導電度を測定した。非劣化表面
は絶縁体のように挙動し、正電荷アクセプタンスが生じ
た。劣化した導電性表面は電荷を受入れることができな
くなっていた。停止コロトロンに露出する前(当初状L
i)および露出した後の正電荷アクセプタンスの大きさ
を比較した。当初及び劣化状態にあるデバイスの正電荷
アクセプタンスは、帯電工程の1秒後に測定したもので
ある。
(停止コロトロンに露出された後)劣化した導電性状態
にあるデバイスが(停止コロトロンに露出される前の)
当初状態を回復する時間も測定した。
回復時間が短いほどデバイスが向上したことを示す、結
果は次の表3にまとめられている。
表3 表3の結果は、N、N’−ジフェニル−N、N’−ビス
(3−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−
4,4’−ジアミンとN、N’−ビス(4−メチルフェ
ニル)−N、N’−ビス(4−エチルフェニル)−(2
,2’−ジメチル−1゜1′−ビフェニル)−4,4’
−ジアミン混合物は、パーキング消失によって起こされ
る導電性増加の傾向が少なく、また、回復も迅速である
ことを示している。
実施例■ N、N’−ジフェニル−N、N’−ビス(3−メチルフ
ェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4′−ジア
ミンとN、N’−ビス(4−メチルフェニル)−N、N
’−ビス(4−エチルフェニル)−[3,3’−ジメチ
ル−1,1′−ビフェニル)−4,4’−ジアミンとの
混合物の代わりに、N、N’−ジフェニル−N、N’−
ビス(3−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル
)−4,4’−ジアミンとN、N、N’、N’−テトラ
−(4−メチルフェニル)−(3,3’−ジメチル−1
,1′−ビフェニル)−4,4’−ジアミンの混合物を
用いて、実施例■からIVに記述した実験を繰り返した
ところ、同様の結果を得た。N、N’−ジフェニル−N
、N’−ビス(3−メチルフェニル)−(1,1’−ビ
フェニル)−4,4’−ジアミンとN、N、N’、N’
−テトラ−(4−メチルフェニル)−(3,3’−ジメ
チル−I、1′−ビフェニル)−4,4’−ジアミンの
混合物を含有する感光デバイスのゼログラフィ感度、操
作安定性および電荷キャリア移動度は、N、N’−ジフ
ェニル−N、N’−ビス(3−メチルフェニル)−(1
,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミンのみを含有
する感光デバイス(装置A)と本質的に等しく、しかも
、パーキング消失に対する安定性は著しく増加していた
本発明を特定の好ましい実施例に沿って説明したが本発
明はそれらに限定されるものではなく、本発明の思想お
よび特許請求の範囲に含まれる変更や修正ができること
は当業者には明らかであろ手 続 補 正 書 1、事件の表示 平成2年特許願第328811号 2、発明の名称 異なる芳香族ジアミン活性電荷輸送 化合物を含有する電荷輸送層 3、補正をする者 事件との関係

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電荷発生層および電荷輸送層を含む電子写真像形
    成部材において、前記電荷輸送層が、フィルム形成性バ
    インダー、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、Xは、1から4個の炭素原子を含有するアルキ
    ル基および塩素から成る群より選ばれる)で表わされる
    第一の芳香族ジアミン、および、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R_1は、アルキル基またはアルコキシ基を表
    わし、R_2は、水素原子、アルキル基、アルコキシ基
    、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基または置換ア
    ミノ基を表わし、R_3は、アルキル基、アルコキシ基
    、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基または置換ア
    ミノ基を表わす)で表わされる第二の芳香族ジアミンを
    有することを特徴とする前記像形成部材。
  2. (2)電荷発生層および電荷輸送層を含み、該電荷輸送
    層が、フィルム形成性バインダー、一般式▲数式、化学
    式、表等があります▼ (但し、Xは、1から4個の炭素原子を含有するアルキ
    ル基および塩素から成る群より選ばれる)で表わされる
    第一の芳香族ジアミン、および一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R_1は、アルキル基またはアルコキシ基を表
    わし、R_2は、水素原子、アルキル基、アルコキシ基
    、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基または置換ア
    ミノ基を表わし、R_3は、アルキル基、アルコキシ基
    、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基または置換ア
    ミノ基を表わす)で表わされる第二の芳香族ジアミンを
    有する電子写真像形成部材を提供し、コロナ帯電装置を
    用いて前記像形成部材に均一な静電荷を付着させ、前記
    像形成部材を像形状に応じて活性光線に露光させて該像
    形成部材の上に静電潜像を形成し、静電的に吸引性のマ
    ーキング粒子を用いて前記静電潜像を現像してトナー像
    を形成し、受像部材に前記トナー像を転写し、さらに、
    この静電荷付着、露光、現像および転写工程を少なくと
    も1時間繰り返して、前記コロナ帯電装置が窒素酸化物
    を放出し始めたら、少なくとも10分間、前記静電荷付
    着、露光、現像および転写工程を一時的に停止し、次に
    、それらの静電荷付着、露光、現像および転写工程を再
    開することから成ることを特徴とする電子写真像形成方
    法。
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