JPH01249074A - 消化設備のバックアップ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、火災により起動した消火ポンプ設備で十分な
ポンプ性能が得られない時に俵の消火ポンプ設備の運転
によりバックアップする消火設備のバックアップ装置に
関する。

［従来の技術］ 従来、この種の消火設備にあっては、スプリンクラ−ポ
ンプ設備、泡消火ポンプ設備、屋内消火栓ポンプ設備等
のように複数の消火ポンプＥ２　Ｉｆｆが設ｃノられて
いる。

火災発生時にあっては、火災発生場所に応じて対応する
ポンプ設備が起動される。即ち、スプリンクラ−設置場
所で火災が発生した場合には、スプリンクラ−の作動に
よる管内圧力の低下に応じて自動的にスプリンクラ−ポ
ンプ設備が起動し、また泡消火ヘッドを設置した例えば
駐車場等で火災が発生した場合には泡消火ポンプ設備が
起動され、更に屋内消火栓を使用する場合には、監視口
の操作等により屋内消火栓ポンプに２７１が起動される
。

ところで、このような消火設備にあっては、定期点検等
により消火ポンプ設備はつねに運転可能な状態に整備さ
れているが、火災時に特定の消火ポンプ設備を起動して
も、ポンプ起動が正常にできない場合が予想され、その
ため複数の消火ポンプ設備間で相互にバックアップでき
るように配管接続した設備構成が考えられる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、火災時にポンプ起動が正常にできなかっ
た場合には、ポンプ起動の失敗が直ちに分かることから
バックアップ配管の弁を開いてバックアップ用のポンプ
設備を起動することができるが、ポンプ起動が正常に行
なわれても、予定したポンプ性能が充分に発揮されてい
ないような場合には、十分なポンプ性能が充分に得られ
ているか否かは簡単には判断できないため、バックアッ
プ設備を有効に生かすことができず、十分なポンプ性能
が得られないために消火能力が低下し、ポンプ性能の低
下に気が付いたときには手遅れになってしまう問題があ
った。

本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、常に予定された十分なポンプ性能がｊｑられるよ
うに複数の消火ポンプ設備間で相互にバックアップでき
る消火設備のバックアップ装置を提供することを目的と
する。

Ｕ課題を解決するための手段］ この目的を達成するため本発明にあっては、スプリンク
ラ−ポンプ設備、泡消火ポンプ音２備、屋内消火栓ポン
プ設備等の複数の消火ポンプ設備を陥えた消火設備にお
いて、火災時に起動された特定の消火ポンプ設備の各種
データを計測するｈ４測手段と：該計測手段からの計測
データが定格範囲内におるか判別して十分なポンプ性能
が得られるか否か判断する判断手段と：談判断手段が十
分なポンプ性能が得られないと判断した時に、予めバッ
クアップ用として設定された他の消火ポンプ；Ω描との
間のバックアップ用配管に設けた弁を開制御すると共に
該バックアップ用消火ポンプ設備を起動する制御手段と
；を設けるようにしたものである。

［作用コ このような構成を備えた本発明の消火設備のバックアッ
プ装置にあっては、火災時に特定の消火ポンプ設備が正
常に起動されても、予め予定された→−分なポンプ性能
が維持できない異常状態にあっては、計測データから異
常状態を判断して予めバックアップ用して設定されたの
他の消火ポンプ設備との間のバックアップ用配管に設け
た弁を開いた後にバックアップ用消火ポンプ設備が起動
され、本来の消火ポンプＬ２備の性能低下を補うように
なり、ポンプ性能が低下していても、常に予定された十
分なポンプ性能が得られたと同等の消火性能を実現し、
火災発生に対し迅速且つ適切に対応することができる。

特に、ポンプ性能を判断するための各種データの計測手
段として、消火設備に設けている自動点検装置のデータ
計測手段をそのまま利用することができるため、自動点
検設備との併用により、より簡潔な設備構成でポンプ性
能を維持するためのバックアップ制御ができる。

［実施例］ 第２図は本発明のバックアップ装置が適用される消火設
備の一実施例を示した説明図である。

第２図において、１００は泡消火ポンプ設備、２００は
スプリンクラ−ポンプ設備、３００は屋内消火栓ポンプ
設備である。

まず、泡消火ポンプ設備１００を説明すると、電動機１
ａにより駆動される泡消火ポンプ２ａが設けられ、泡消
火ポンプ２ａの吸込配管は消火水槽３に降され、また吐
出側の本管４ａはスプリンクラ−ヘッドの設置場所に向
けて立上げられている。５は消火薬剤を貯蔵した消火薬
剤貯蔵槽であり、消火薬剤貯蔵槽５に対しては本管４ａ
より分岐管６が接続され、分岐管６には電動弁７が設け
られている。尚、電動弁７はバックアップ用電動弁とし
ての殿能を併せてもつ。分岐管６からの加圧用水の供給
により押し出された消火薬剤貯蔵槽５からの消火薬剤は
消火薬剤供給管８を通って本管４ａの途中に設けた混合
器９に与えられ、混合器って泡消火ポンプ２ａからの消
火用水と混合されて泡消火ヘッド側に送られる。

更に、泡消火ポンプ設備１００には圧力タンク１０が設
けられ、圧力タンク１０は本管４ａに接続され、本管４
ａの定常監視状態にあける月込め管内圧力によりタンク
内の空気を圧縮し、火災時のヘッド開放による管内圧力
の低下を圧力タンク１０ａに設けた圧力センサ（図示せ
ず）で検知して泡消火ポンプ２ａのポンプ起動を行なう
ようにしている。

次に、スプリンクラ−ポンプ設備２００には電動機１ｂ
により駆動されるスプリンクラ−ポンプ２ｂが設【プら
れる。スプリンクラ−ポンプ２ｂの吸込管は貯水槽３に
立下げられ、吐出側の本管４ｂはスプリンクラ−ヘッド
の設置地区に立上げられている。また、本管４ｂに分岐
接続されて管内圧力を導入した圧力タンク１１が設けら
れ、スプリンクラ−ヘッドの作動による管内圧力の低下
を圧力タンク１１に設けた圧力スイッチ（図示せず）で
検知してスプリンクラ−ポンプ２ｂを起動できるように
している。

更に、屋内消火栓ポンプ設備３００には電動機１Ｃによ
り駆動される消火栓ポンプ２ｃが設けられる。消火栓ポ
ンプ２Ｃの吸込管は貯水槽３に立下げられると共に、吐
出側の本管４Ｃは消火栓設置場所に向けて立上げられて
いる。

このような３つの泡消火ポンプ設備１００、スプリンク
ラ−ポンプ設備２００及び屋内消火栓ポンプ設備３００
との相互間でバックアップを行なうため、破線の枠内に
示すバックアップ用配管設備１２が設けられる。

バックアップ用配管設備１２において、まず泡消火ポン
プ設置１１００の本管４ａとスプリンクラ−ポンプ設面
２００の本管４ｂとの間にはバックアップ用配管１３と
１４が設けられる。即ち、バックアップ用配管１３は本
管４ａと４ｂの間を接続し、バックアップ用配管１３の
途中にバックアップ用電動弁１５ａ＠設け、バックアッ
プ用電動弁１５ａの前後には仕切弁１６．１７が設けら
れている。一方、バックアップ用配管１４は泡消火ポン
プ設備１００の消火薬剤貯蔵槽５に対する加圧水のバッ
クアップを行なうもので、本管４ｂと本管４ａからの分
岐管６に設けたバックアップ用としても機能する電動弁
７の２次側（仕切弁の２次側）に接続される。この消火
薬剤貯蔵槽５をバックアップするためのバックアップ用
配管１４には電動弁１５ｂと、電動弁１５ｂの前後に仕
切弁１８．１９が設けられる。

更に、屋内消火栓ポンプ設備３００と他の消火ポンプ設
備１００，２００の相互バックアップのため、バックア
ップ用配管設備１２にはバックアップ用配管１８が設け
られる。即ち、バックアップ用配管１８は一端を屋内消
火栓ポンプ設備３００の本管４Ｃに接続すると共に、他
端をバックアップ用配管１３に設けた電動弁１５ａと仕
切弁１６との間に接続している。更に、バックアップ用
配管１８には電動弁１５ｃと仕切弁２０が設けられてい
る。

ここで、バックアップ配管設備１２における全ての仕切
弁が開かれていたとすると、電動弁１５ａ、１５ｂ、１
５ｃ及び７の制御により次のバックアップ状態が作り出
される。

（Ａ＞泡消火ポンプ設備１００をスプリンクラ−ポンプ
設備２００でバックアップする場合：電動弁１５ａ、１
５ｂを開き、電動弁１５Ｃ２７を閉じる。

（Ｂ）スプリンクラ−ポンプ設ｉＭ＋　２００　＠泡消
火ポンプ設備１００でバックアップする場合：電動弁１
５ａのみを聞き、電動弁１５ｂ、１５ｃ、７は閉じる。

（Ｃ）スプリンクラ−ポンプ設置ｉ　２００　＠屋内消
火栓ポンプ設備３００でバックアップする場合：電動弁
１５Ｃ，１５ａを開き、電動弁１５ｂ。

７を閉じる。

（Ｄ＞屋内消火栓ポンプ吸込圧３００をスプリンクラ−
ポンプ設備２００でバックアップする場合；電動弁１５
ａ、１５Ｃを開き、電動弁１５ｂ。

７を閉じる。

（Ｅ）屋内消火栓ポンプ設備３００を泡消火ポンプ５Ｕ
ＩＡ１００でバックアップする場合：電動弁１５Ｇのみ
を開き、電動弁１５ａ、１５ｂ、７は閉じる。

尚、この実施例にあっては、泡消火ポンプ設備１００を
屋内消火栓ポンプ設備３００でバックアップできないが
、スプリンクラ−ポンプ設備２００と同様、消火薬剤貯
蔵槽５に対するバックアップ用配管を設ければ、屋内消
火栓ポンプ設備３００で泡消火ポンプ設備１００をバッ
クアップすることができる。

更に、第２図の実施例は自動点検の際に各消火ポンプ２
ａ〜２Ｃのポンプ性能を測定するための試験配管２２ａ
、２２ｂ、２２Ｇを本’ｆｆ４ａ、４ｂ、４ｃのポンプ
吐出側に分岐接続しており、これら試験配管２２ａ〜２
２Ｃは逃し管として貯水槽３に戻されており、試験配管
２２ａ〜２２Ｇのそれぞれにはポンプ性能試験用の電動
弁２３’ａ〜２３Ｇが設けられている。

更に、各ポンプ設備の消火ポンプ２８〜２Ｃのそれぞれ
にはポンプ吸込圧及びポンプ吐出圧を検出するためポン
プ吸込圧センサ２４ａ〜２４ｃ及びポンプ吐出圧センサ
２５ａ〜２５ｃが設けられている。

第１図は第２図の消火設備を対象とした本発明の一実施
例を示したブロック図である。

第１図において、３０は消火設備自動点検中継盤であり
、本発明のバックアップ装置における各消火ポンプ設備
にあける各種のデータを計測する計測手段としての機能
を有する。

消火設備自動点検中継盤３０に対しては、例えば泡消火
ポンプＦ＝’ＡＶＭ１００を例にとると、第２図に示し
た試験配管２２ａに流れる流量を検知する試験流量フロ
ースイッチ３２ａ、泡消火ポンプ２ａのポンプ吸込圧を
検知するポンプ吸込圧センサ２４ａ、ポンプ吐出圧を検
知するポンプ吐出圧センサ２５ａ、電動機１ａの回転数
を検知する電動は回転センサ３４ａ、電動機１ａの電圧
を検知する電動機電圧センサ３６ａ、電動機１ａの電流
を検知する電動機電流センサ３８ａが設けられ、これら
各種のセンナの検出信号は消火設備自動点検中継盤３０
に与えられる。

スプリンクラ−ポンプ設備２００及び屋内消火栓ポンプ
設備３００における各種データを計測するためのセンサ
も泡消火ポンプ設備１００と同じである。また、消火設
備自動点検中継盤３２からは各ポンプ設備の試験配管２
２ａ〜２２Ｃに設けたポンプ性能試験用電動弁２３ａ〜
２３ｃに対し制御信号が与えられ、更に第２図のバック
アップ用配管設備１２に設けたバックアップ用電動弁７
゜１５ａ〜１５ｃに対しても制御信号が与えられる。

更に、各ポンプ設備の消火ポンプ２８〜２Ｃの設置場所
の近傍にはポンプ制御盤４０８〜４０ｃが設けられてお
り、これらポンプ制御ｆ！ＥＬ４０ａ〜４０Ｃに対して
も消火設備自動点検中継盤３０は信号線接続される。尚
、実設備にあっては、電動機電圧センサ３６ａ〜３６Ｇ
及び電流センサ３８ａ〜３８Ｃはポンプ制御盤４０８〜
４０Ｇに組み込まれる。

一方、中央の監視室には自動点検管理盤４２が設けられ
、自動点検管理盤４２は例えば予め定めた時間周期毎に
火災設備自動点検中ｉ盤３０に対し自動点検制御を指令
し、この自動点検により得られた点検データを収集して
設Ｍｔｒ状況をチエツクするようになる。

更に、この実施例において消火設備自動点検中継盤３０
は各センサから得られた各ポンプ設備毎の計測データが
定格範囲内にあるかを判別し、十分なポンプ性能が得ら
れるか否か判断する判断手段としての機能を有し、判断
結果を中央の自動点検管理盤４２に送っている。自動点
検管理盤４２には消火設備自動点検中継盤３０で十分な
ポンプ性能が得られないと判断したときの判断結果を受
けてバックアップすべき旨を表示するバックアップ表示
器４４、バックアップ表示器４４によるバックアップ表
示に基づいてオペレータがバックアップ制御を消火設備
自動点検中継盤３０に対し指令するためのバックアップ
スイッチ４６、更にバックアップ後にポンプ停止を行な
ったとき、バックアップ状態を復旧させる復旧スイッチ
４７を設けている。

その結果、自動点検管理盤４２よりバックアップスイッ
チ４６の操作に基づくバックアップ制御信号が消火設備
自動点検中Ｘｒ１盤３０に送られると、消火設備自動点
検中継盤３０は予めバックアップ用として設定した消火
ポンプ設備と既に起動された消火ポンプ設備との間のバ
ックアップ用配管に設けたバックアップ用電動弁１５８
〜・１５Ｃのいずれかを開制御すると共にバックアップ
用の消火ポンプ設備を起動させるバックアップ制御を行
なうことになり、このため消火設備自動点検中ｉ盤３０
は各消火ポンプ設備の各種データを計測する計測手段及
び計測データが定格範囲内にあるかを判別して十分なポ
ンプ性能が得られるか否か判断する判断手段としての機
能に加えて、バックアップ制御手段としての機能を有す
ることになる。

次に、第３図の動作フロー図を参照して本発明のバック
アップ装置の制御処理を説明する。

第３図の制御処理の説明として、例えばスプリンクラ−
ヘッドの設置場所で火災が発生してスプリンクラ−ポン
プ設備２００が起動し、スプリンクラ−ポンプ設備２０
０のバックアップ設備として屋内消火栓ポンプ設備３０
０が予め設定されているとする。

第３図において、まずステップＳ１で火災発生の有無が
監視されており、スプリンクラ−設置場所で火災が発生
するとステップＳ２に進んでスプンクラーポンプ２ａが
起動される。具体的にはスプリンタラーヘッドの作動で
本管４ｂの管内圧力が低下し、同時に圧力タンク１１の
タンク圧力が低下することから、圧力タンク１１に設け
た圧力スイッチが圧力低下を検知して電動ｔｉ１ｂによ
りスプリンクラ−ポンプ２ｂのポンプ起動を行なうよう
になる。

ステップＳ２でスプリンクラ−ポンプ２ｂが起動される
とステップＳ３に進み、第１図に示した消火設備自動点
検中継盤３０で電動機１ｂの電圧電流回転数、更にスプ
リンクラ−ポンプ２ａのポンプ吸込圧、吐出圧等を計測
し、ステップＳ４で計測データと予め設定したデータ定
格範囲内にあるかを判別し、十分なポンプ性能が得られ
るか否か判断する。ステップＳ４における計測データと
定格範囲データとの比較により充分なポンプ性１１ヒを
得ることができない異常データが発生したとぎには、計
測データと共に異常データをステップＳ５で中央の自動
点検管理盤４２に送り、この異常データの送信を受けて
自動点検管理盤４２はバックアップ表示器４４にバック
アップ要求表示を行なう。勿論、バックアップ要求表示
と同時にオペレータに対しブザー、ベル等によりバック
アップ警報が出される。このバックアップ要求表示に塞
づいてオペレータがバックアップスイッチ４６を押すと
、自動点検管理盤４２から消火設備自動点検中継盤３０
に対しバックアップ信号が送信される。

ステップＳ６では自動点検管理盤４２からのバックアッ
プ信号の受信の有無をヂエツクしてあり、バックアップ
信号を受信するとス゛アップＳ７に進んでバックアップ
ポンプを起動する。即ち、屋内消火栓ポンプ設備３００
の電動機１Ｃにより消火栓ポンプ２Ｃを起動する。続い
てステップＳ８で第２図のバックアップ用配管設備１２
における電動弁１５ａと１５Ｇを開制御し、屋内消火栓
ポンプ８２１Ｊｍ　３００の木管４Ｃとスプリンクラ−
ポンプ設備２００の本管４ｂをバックアップ用配管１８
及び１３を介して連通し、ポンプ性能の低下を起こして
いるスプリンクラ−ポンプ２ｂのポンプ性能を補う。こ
の結果、スプリンクラ−ポンプｍＨ７ｉ？２００の本管
４ｂに対してはスプリンクラ−ポンプ２ｂと消火栓ポン
プ２Ｃの並列運転による消火用水の供給が行なわれ、結
果として充分なポンプ性能が得られることから、作動し
たスプリンクラ−ヘッドから充分な散水が行なわれるこ
とになる。

続いて、消火が終了したならばポンプ制御盤に出向いて
ポンプ停止が行なわれることから、ステップＳ９でポン
プ停止が判別されてステップＳ１０に進む。このとき消
火ポンプの停止を受けてオペレータが復旧スイッチ４７
を操作すると、復旧信号がステップＳＩＯで受信され、
ステップＳ１０の復旧処理を行なう。即ち、バックアッ
プ用電動弁１５Ｃ，１５ａを閉鎖して本管４ｂと４ｃを
切離し、再びステップＳ１の火災監視状態に戻る。

一方、ステップＳ４で定格値となる計測データが得られ
て充分なポンプ性能を維持できると判断された場合には
、ステップＳ１２で計測データを中央の自動点検管理盤
４２に送り、ステップＳ１３でポンプ停止が判別される
までバックアップ運転を行なうことなくステップ８３〜
Ｓ４の処理を繰り返し、ポンプ停止を判別するとステッ
プＳ１の火災監視状態に戻る。

尚、第３図の制御処理は火災発生で起動したスプリンク
ラ−ポンプ設備２００を消火栓ポンプ設備３００でバッ
クアップする場合を例にとるものであったが、他の設備
の火災発生時のポンプ起動についても若し十分なポンプ
性能が得られないと判断されたときには予め設定した他
のポンプ設備の起動により同様にしてバックアップが行
なわれる。

また、上記の実施例は自動点検装置を備えた消火設備に
本発明のバックアップ装置を適用した場合を例にとるも
のであったが、自動点検装置と併用Ｕずに本発明のバッ
クアップ装置を単独で消火設備に設けるようにしてもよ
いことは勿論でおる。

更に、消火ポンプ設備のバックアップを湧水ポンプ設備
等の消火以外のポンプ設備で行なうようにしてもよい。

［発明の効果］ 以上説明してさたように本発明によれば、火災時に起動
された消火ポンプ設備における各種の計測データが定格
範囲内におるか判別して十分なポンプ性能が得られない
と判断されたときには、予めバックアップ用として設定
した他の消火ポンプ設陛との間のバックアップ用配管に
設けた弁を開制御すると共に、バックアップ用の消火ポ
ンプ設備を起動するため、ポンプ性能の低下という比較
的捉えにくい異常であっても確実にバックアップ動作が
行なわれて充分なポンプ性能を得ることができ、消火設
備の信頼性を大幅に向上することがてぎる。

また、自動点検装置を備えた消火設備に本発明のバック
アップ装置を適用することにより、ポンプ性能を判断す
るための各種のデータの計測を自動点検装置の目測手段
をそのまま利用して測定することができ、自動点検装置
との併用によってより簡潔なバックアップ装置を実現す
ることかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示したブロック図：第２図
は本発明が適用されるバックアップ配管設備を備えた消
火設備の説明図； 第３図は本発明の制御処理を示した動作フロー図である
。 １ａ〜１Ｃ：電動機 ２ａ：泡消火ポンプ ２ｂニスプリンクラ−ポンプ ２Ｃ：消火栓ポンプ ３：貯水槽 ４ａ〜４Ｃ二本管 ５：消火薬剤貯蔵槽 ６：分岐管 ７：電動弁 ８：薬剤供給菅 ９：混合器 １０．１１：圧力タンク １２：バックアップ用配管設面 １３．１４，１８：バックアップ用配管１５８〜１５Ｃ
：バックアップ用電動弁１６．１７．１８，１９，２０
：仕切弁２２ａ〜２２Ｃ：試験配管 ２３ａ〜２３Ｃ：ポンプ性能試験用電動弁２４ａ〜２４
Ｃ：ポンプ吸込圧センサ ２５ａ〜２５Ｃ：ポンプ吐出圧センサ ３０：消火設備自動点検中継盤 ３２８〜３２Ｃ：試験流量フロースイッチ３４ａ〜３４
Ｃ：電動機回転センサ ３６ａ〜３６Ｃ：電動機電圧センサ ３８ａ〜３８Ｃ：電動機雷流センサ ４０ａ〜４０Ｃ：ポンプ制御盤 ４２：自動点検管理盤 ４４：バックアップ表示器 ４６二バツクアツプスイツチ ４７：復旧スイッチ １００：泡消火ポンプ設備 ２００ニスプリンクラ−ポンプ設備 ３００：屋内消火栓ポンプ設備

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スプリンクラーポンプ設備、泡消火ポンプ設備、屋
   内消火栓ポンプ設備等の複数の消火ポンプ設備を備えた
   消火設備に於いて、 火災時に起動された特定の消火ポンプ設備の各種データ
   を計測する計測手段と； 該計測手段からの計測データが定格範囲内であるか判別
   して十分なポンプ性能が得られているか否か判断する判
   断手段と； 該判断手段が十分なポンプ性能が得られていないと判断
   した時に、予めバックアップ用として設定した他の消火
   ポンプ設備と既に起動された前記消火ポンプ設備との間
   のバックアップ用配管に設けた弁を開制御すると共に該
   バックアップ用の消火ポンプ設備を起動させる制御手段
   と； を設けたことを特徴とする消火設備のバックアップ装置
   。