JPS622066Y2 - - Google Patents

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JPS622066Y2
JPS622066Y2 JP10877780U JP10877780U JPS622066Y2 JP S622066 Y2 JPS622066 Y2 JP S622066Y2 JP 10877780 U JP10877780 U JP 10877780U JP 10877780 U JP10877780 U JP 10877780U JP S622066 Y2 JPS622066 Y2 JP S622066Y2
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pressure
fire pump
pipe
fire
sprinkler head
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JP10877780U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、スプリンクラーヘツドの作動時に起
動して消火液を加圧送水する消火ポンプを備えた
消火設備で用いる消火ポンプの起動装置に関す
る。
従来、この種の消火設備においては、平常状態
で配管路内の圧力を規定値以上に保つ圧力タンク
を設けており、この圧力タンクに圧力スイツチを
接続し、スプリンクラーヘツドの作動により管内
圧力が規定値以下に低下したとき、上記の圧力ス
イツチがオンして自動的に消火ポンプを起動する
ようにしている。
ところが、管路内に圧力を加えたままにしてお
くと、管の接続部等からのわずかな漏水により、
管内の圧力が序々に低下し、この自然漏水による
圧力低下で圧力スイツチが作動したときにも消火
ポンプを起動してしまい、消火ポンプの起動に気
づいて停止するまでに消火ポンプを空運転するこ
とになるため、ポンプの加熱によりグランドパツ
キン等の破壊を起したり、消火ポンプ及びその管
路等を損傷してしまう恐れがある。
本考案は上記に鑑みてなされたもので、スプリ
ンクラーヘツドの作動による管内圧力の低下と自
然漏水による管内圧力の低下とを識別して検知す
ることにより、スプリンクラーヘツドが作動した
場合にのみ消火ポンプを自動的に起動し、漏水等
による圧力低下については消火ポンプを誤動作し
ないようにした消火ポンプの起動装置を提供する
ことを目的とする。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の消火ポンプ起動装置が用い
られる消火設備の一例を示した図である。第1図
において、消火ポンプ1は地階等に設置され、貯
水槽2から消火水をくみ上げて、各階に設置して
いる複数のスプリンクラーヘツド3に対し加圧送
水できるように管路4を介して接続配管してい
る。
管路4内の圧力を、例えば、消火ポンプ1から
最も遠いスプリンクラーヘツドで1Kg/cm2の吐出
圧が得られるように保持する手段として、圧力タ
ンク5が設置され、圧力タンク5は消火ポンプ1
の圧力により圧縮された空気を貯溜しており、こ
の圧縮空気により管路内を規定の圧力に保つてい
る。
圧力タンク5には圧力スイツチ6が取り付けら
れており、この圧力スイツチ6は、圧力タンク5
における規定起動圧力を例えば5Kg/cm2とする
と、規定起動圧力より所定値、例えば1Kg/cm2
い第1のしきい値P1となる圧力6Kg/cm2以下のと
きオンする圧力スイツチと、第2のしきい値P2
なる規定起動圧力5Kg/cm2以下のときオンする圧
力スイツチを第1及び第2の圧力検出器として備
えている。
消火ポンプ1の起動盤7は、手動操作もしくは
圧力スイツチ6からの検出信号により消火ポンプ
1を起動して加圧送水運転を行なうもので、後の
説明で明らかにする本考案の起動装置を備えてい
る。
尚、8は管路4の水張り等に利用する高架水
槽、9は各階別におけるスプリンクラーヘツド3
の初期作動を検出してスプリンクラーヘツドの放
水表示を行なうための信号を出力する圧力スイツ
チを備えたアラーム弁、10は消火ポンプ1の起
動試験のために開かれてスプリンクラーヘツド3
が作動したと同じ状態を各階別に作り出すテスト
バルブである。
第2図は本考案の一実施例を示した回路図であ
る。まず構成を説明すると、S1は管内圧力がしき
い値P1以下のとき閉じる圧力スイツチ、S2は管内
圧力しきい値P1より所定値だけ小さいしきい値P2
以下のとき閉じる圧力スイツチ、TMは圧力スイ
ツチS1の閉成により作動し、所定時間T0後に、
圧力低下信号を出力するタイマー接点Taを閉じ
ると共に、リレーRの動作を禁止する接点Tbを
開くタイマーリレーである。
リレーRは、タイマー接点Tbが閉じていると
きの圧力スイツチS2の閉成で作動するリレーであ
り常開接点r1,r2,r3及び常閉接点r4を有し、接
点r1はリレーRの自己保持接点であり、また接点
r2はポンプ起動信号を出力する接点、接点r4はタ
イマーリレーTMの復旧用接点、更に、接点r3
は、消火ポンプ起動表示用ランプLの点灯接点で
ある。
次に作用を説明する。
まず、スプリンクラーヘツドが作動したときの
管路内の圧力低下と、自然漏水による圧力低下と
では、第3図に示すような時間変化の違いがあ
る。すなわち、スプリンクラーヘツドが作動した
ときには、管内圧力Pは曲線Aのように急に落ち
込み、短い時間内でしきい値P1,P2を順次下回
る。一方、自然漏水による圧力低下は1ケ月間で
1Kg/cm2程度と極く緩やかであることから、曲線
Bに示すように、しきい値P1を下回つてからしき
い値P2を下回るまでに相当長い時間を要する。こ
のように、管内圧力の時間変化を見れば、スプリ
ンクラーヘツドの作動によるものか、自然漏水に
よるものかは明確に区別できる。
例えば、第1図の消火設備を例にとると、圧力
タンク5から最も遠い管路距離にあるスプリンク
ラーヘツド3が作動したとき、しきい値P1(6
Kg/cm2)からしきい値P2(5Kg/cm2)に低下する
まで30秒を要したとすると、30秒を超える圧力低
下はスプリンクラーヘツド以外の原因による圧力
低下であると判別される。そこで、タイマーリレ
ーTMの設定時間T0は、若干の余裕をみて、例え
ば、T0=40秒とし、P1からP2への低下時間が40
秒以内であれば、スプリンクラーヘツドの作動、
40秒を越えていればスプリンクラーヘツド以外の
原因、例えば自然漏水によるものと判別する。
尚、設定時間T0及びしきい値P1,P2(但し、
P1>P2)は、消火設備の状況に応じた適切な値を
とるものとする。
そこで、上記の管内圧力の変化状況に基づいて
第2図の実施例の動作を説明する。
まず、自然漏水による圧力低下に対する動作を
第4図のタイムチヤートを参照して説明する。
いま漏水による圧力低下で、管内圧力が時刻t1
でしきい値P1を下回つたとすると、圧力スイツチ
S1が閉じ、タイマーリレーTMが動作を開始す
る。
時刻t1を過ぎると、管内圧力はさらに低下して
行くが、その低下する変化は緩やかであり、時刻
t2でタイマーリレーTMが設定時間T0に達して
も、しきい値P2に低下せず、圧力スイツチS2は開
いたままである。
時刻t2で設定時間T0に達すると、タイマーリレ
ーTMは作動して、その接点tbを開き、同時に
接点taを閉じる。
タイマー接点tbが開くと、圧力スイツチS2
リレーRとの接続が断たれ、時刻t2以降に圧力セ
ンサーS2が作動して閉じても、リレーR4は動作
せず、このリレーR4の動作禁止によつて、消火
ポンプ1の起動を禁止しているものである。
一方、タイマー接点taが閉じると、この接点
aの閉成に応動して監視盤等で圧力低下警報の
出力が行なわれるので、監視員は、手動操作等に
より消火ポンプ1を起動して、管内圧力を規定圧
力以上に戻すようにする。
次に、第5図のタイムチヤートを参照して、ス
プリンクラーヘツドが作動したときの動作を説明
する。
いまスプリンクラーヘツドの作動により時刻t1
で管内圧力がしきい値P1以下に低下すると、圧力
スイツチS1がオンして、タイマーリレーTMが動
作を始める。
スプリンクラーヘツドの作動時には、管内圧力
の低下が早いので、タイマーリレーTMの設定時
間T0に達する以前の時刻t′1で管内圧力がしきい
値P2以下に低下し、圧力スイツチS2が閉じる。こ
のとき、タイマー接点tbは閉じたままなので、
リレーRがオンし、その接点r1,r2,r3を閉じ、
r4を開く。接点r1の閉成は、リレーRを自ら保持
し、圧力スイツチS2のオン、オフによるリレーR
のチヤタリンダを防止する。また、接点r2の閉成
は、消火ポンプの起動盤にポンプ起動信号を与
え、消火ポンプを起動する。更に、接点r3は、表
示ランプLを点灯して消火ポンプの起動表示を行
なう。
一方、接点r4の開成は、タイマーリレーTMの
給電を断ち、タイマーリレーTMを復旧させてい
る。
このようにして、消火ポンプの起動が行なわれ
ると、圧力タンクによるスプリンクラーヘツドか
らの放水に続いて、消火ポンプによる加圧送水が
自動的に行なわれるようになる。
尚、第1図の消火設備では、スプリンクラーヘ
ツドの放水表示を、階別に設置したアラーム弁9
(圧力スイツチ)の動作に応じて検出している
が、アラーム弁9の出力は設置条件により、放水
表示出力が行なわれるまでに時間がかかる場合が
あるので、スプリンクラーヘツドの作動による圧
力低下のみを検出してオンする第2図の実施例に
おけるリレーRの接点を使つて放水表示を行なう
ことが、速やかな放水表示ができる点で望まし
い。
また、上述の実施例は、リレーシーケンスによ
る回路構成を示したが、圧力スイツチS1,S2の作
動時間を判別して消火ポンプの起動信号を出力す
る回路であれば、これに限定されるものではな
い。
以上説明してきたように、本考案によれば、第
1のしきい値P1以下となる管路内の圧力低下と第
2のしきい値P2以下となる管路内の圧力低下とを
検出して出力する第1及び第2の圧力検出器を有
し、第1の圧力検出器の出力で所定動作時間後に
タイマー出力を生ずるタイマー回路を起動し、所
定時間内に第2の圧力検出器が出力したときに
は、スプリンクラーヘツドによる圧力低下と判断
して消火ポンプを起動し、所定時間内に第2の圧
力検出器の出力が得られないときには、自然漏水
等による圧力低下と判断し、タイマー出力により
消火ポンプの起動を禁止して圧力低下表示を行な
うようにしたため、管路の自然漏水により管内圧
力が低下しても、消火ポンプは起動されず、火災
以外の原因による自動的な起動でおきる消火ポン
プもしくは管路系の損傷を未然に防ぐことがで
き、一方、火災によるスプリンクラーヘツドの作
動については、確実に消火ポンプの起動を自動的
に行なうことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が用いられる消火設備の一例を
示した説明図、第2図は本考案の一実施例を示し
た回路図、第3図は自然漏水による圧力低下とス
プリンクラーヘツドの作動による圧力低下を示し
たグラフ図、第4図は漏水により圧力が低下した
ときの第2図の実施例の動作を示したタイムチヤ
ート図、第5図はスプリンクラーヘツドの作動に
より圧力が低下したときの第2図の実施例の動作
を示したタイムチヤート図である。 1……消火ポンプ、2……貯水槽、3……スプ
リンクラーヘツド、4……管路、5……圧力タン
ク、6……圧力スイツチ、7……起動盤、8……
高架水槽、9……アラーム弁、10……テストバ
ルブ、S1,S2……圧力スイツチ、TM……タイマ
ーリレー、ta,tb……タイマー接点、R……リ
レー、r1,r2,r3……常開接点、r4……常閉接
点、L……消火ポンプ起動表示用ランプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 配管路を介して接続した複数のスプリンクラー
    ヘツドに消火液を加圧送水する消火ポンプを有
    し、上記スプリンクラーヘツドが作動していない
    平常時には管路内を加圧状態に保つている消火設
    備に於て、 第1のしきい値以下となる管路内の圧力低下を
    検出して出力する第1の圧力検出器と、 上記第1のしきい値より所定値だけ小さい第2
    のしきい値以下となる管路内の圧力低下を検出し
    て出力する第2の圧力検出器と、 上記第1の圧力検出器が出力したときに動作し
    て所定時間後にタイマー出力を生ずるタイマー回
    路と、 該タイマー回路が動作している所定時間内に上
    記第2の圧力検出器が出力したときには、消火ポ
    ンプを起動し、上記所定時間内に上記第2の圧力
    検出器の出力が得られないときには、上記タイマ
    ー回路を復旧して消火ポンプの起動を禁止すると
    共に圧力低下表示を行なう起動制御回路とを設け
    たことを特徴とする消火ポンプ起動装置。
JP10877780U 1980-07-31 1980-07-31 Expired JPS622066Y2 (ja)

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JP10877780U JPS622066Y2 (ja) 1980-07-31 1980-07-31

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JP10877780U JPS622066Y2 (ja) 1980-07-31 1980-07-31

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JPS5732052U JPS5732052U (ja) 1982-02-19
JPS622066Y2 true JPS622066Y2 (ja) 1987-01-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6014872A (ja) * 1983-07-05 1985-01-25 株式会社クラコ 自動消火装置
JPS6014869A (ja) * 1983-07-05 1985-01-25 株式会社クラコ 自動火気監視装置
JP5153758B2 (ja) * 2009-12-21 2013-02-27 能美防災株式会社 スプリンクラ消火設備

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JPS5732052U (ja) 1982-02-19

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