JP3256300B2 - 予作動式スプリンクラー消火設備 - Google Patents

予作動式スプリンクラー消火設備

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JP3256300B2
JP3256300B2 JP33131292A JP33131292A JP3256300B2 JP 3256300 B2 JP3256300 B2 JP 3256300B2 JP 33131292 A JP33131292 A JP 33131292A JP 33131292 A JP33131292 A JP 33131292A JP 3256300 B2 JP3256300 B2 JP 3256300B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予作動式スプリンクラ
ー消火設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の予作動式スプリンクラー消火設備
としては、例えば次のようなものがある。すなわち、こ
の予作動式スプリンクラー消火設備においては、予作動
式流水検知装置の二次側を加圧空気により与圧しておく
ため、コンプレッサを設け、また、閉鎖型スプリンクラ
ーヘッドより感度の敏感な火災感知器を防護区域の天井
に配置して、この火災感知器により火災をいち早く感知
し、予作動式流水検知装置を開放し、加圧送水装置を始
動させる。
【0003】定常監視時においては、加圧水は、各防護
区域ごとに主管からの分岐部に設けられている予作動式
流水検知装置の一次側まで充填されており、予作動式流
水検知装置の二次側から閉鎖型スプリンクラーヘッドに
至る配管内には、コンプレッサからの加圧空気が充填さ
れている。一方、減圧警報装置がその加圧状態を監視し
ており、対象地区の火災感知器は警戒態勢にある。
【0004】火災発生時には、火災感知器が火災信号を
出力するとともに、減圧警報装置から圧力低下信号を出
力することで、火災受信機および予作動弁制御盤を作動
させ、受信機は出火地区の警報・表示を行うとともに消
火ポンプなどの加圧送水装置を始動させる。また、予作
動弁制御盤は、該当する地区の予作動式流水検知装置を
開放して、火源付近の温度上昇によって作動域に達する
前段階にある閉鎖型スプリンクラーヘッドまでの管内
を、急速に満水状態とし、やがてヘッドが感熱開放され
るとまず加圧空気などが放出され、つづいて水を放出し
て消火活動を開始する。
【0005】この予作動式スプリンクラー消火設備に用
いられる予作動式流水検知装置としては、例えば図9お
よび図10に示すようなものがある。図9は定常監視状
態における予作動式流水検知装置を示し、一次配管接続
には消火用の加圧水が充満され、呼水室2にも一
次側の加圧水が入り、弁体であるクラッパー3の前後に
同圧の加圧水が加わるので、クラッパー3の前後の面積
差(一次側1:呼水室側2)によりクラッパー3は閉
鎖状態に保持される。
【0006】クラッパー3により画成される二次側室2
Aには、湾曲形成された二次配管4が接続され、二次配
管4には逆止弁5が接続される。逆止弁5にはスプリン
クラーヘッドを接続した分岐管6が接続される。逆止弁
5のクラッパー5Aの二次側及び、分岐管6内には圧縮
空気が充填されており、一方、二次配管4内は大気圧に
あるため、逆止弁5は閉鎖状態に保たれる。
【0007】また、呼水室2にはリリーフ弁7、圧力計
8、手動開放弁9、および電動弁10が設けられた起動
用配管11が接続され、電動弁10は定常監視状態で閉
鎖し、呼水室2は加圧水を保持している。リリーフ弁7
はリリーフ配管12により二次側室2Aに接続されてい
る。また、呼水室2にはオリフィス13、二方逆止弁1
4および呼水弁15が設けられた呼水配管16が接続さ
れ、呼水配管16は一次側制御弁17より前側の一次配
管1に接続される。復旧時には呼水室2に常時閉状態
の呼水弁15を開いて一次配管1の加圧水が供給され
る。監視時には呼水室2に一次側制御弁17より後側の
一次配管接続部に接続された一次側加圧水導入配管
18から二方逆止弁14、オリフィス13を介して加圧
水が供給される。
【0008】また、二次側室2Aには、流水警報配管1
9が接続され、流水警報配管19には圧力スイッチ20
が設けられている。圧力スイッチ20は二次側室2A、
二次配管4内の圧力上昇を検知する。この圧力スイッチ
20は流水検知機能を有する。すなわち、クラッパー3
が開くと二次側室2A、二次配管4に加圧水が流れ込ん
で圧力が上昇し、圧力スイッチ20が検出出力を生ず
る。
【0009】また、前記一次側加圧水導入配管18に
は、一次側排水弁21と圧力計22が設けられるととも
に、流水警報配管19との接続部には圧力スイッチ20
のテストを行うアラームテスト弁23が設けられてい
る。また、流水警報配管19とは別にオートドリップ2
4が設けられている排水配管25が接続され、排水配管
25には補助排水弁26が設けられている。
【0010】一方、逆止弁5には、コンプレッサからの
圧縮空気を供給する空気供給配管27が接続され、空気
供給配管27には、圧力計28、圧力スイッチ29、空
気供給弁30が設けられ、空気供給弁30のバイパス配
管31に空気バイパス弁32とオリフィスチャッキニッ
プル33が設けられている。また、逆止弁5に接続され
る排水配管34にはシステム排水弁35が設けられる。
【0011】圧力スイッチ29は分岐管6内に充填され
た加圧空気の減圧、例えばスプリンクラーヘッド作動や
配管の破損による圧縮空気の漏れを検出する減圧スイッ
チとして作動する。図10は予作動式流水検知装置の作
動状態を示す図である。予作動式流水検知装置の開放動
作は火災感知器の作動信号に基づき電動弁10を開動作
することで行われる。
【0012】電動弁10が開くと呼水室2の加圧水が、
オリフィス13を介して入ってくる加圧水の流量より、
起動用配管11へ排出される流量の方が多いため、ドレ
ン側に排出されて圧力が下がり、クラッパー3が一次配
接続部の加圧水に押され図10のように開かれ、
二次側室2A、二次配管4に加圧水を供給する。このと
き逆止弁5、分岐管6内の充填空気圧力は一次配管接続
内の加圧水圧力より低いのでクラッパー5Aも開
き、スプリンクラーヘッドに対する加圧水の供給が行わ
れる。
【0013】このようなクラッパー3の開動作におい
て、圧力スイッチ20は二次側室2Aからの加圧水の供
給が所定圧力になったことを検知し、流水警報を発す
る。次に、予作動式流水検知装置を復旧させるために
は、一次側制御弁17を閉じ、この閉じた状態でシステ
ム排水弁35、補助排水弁26、および一次側排水弁2
1を開く。
【0014】そして、図示しない予作動弁制御盤をリセ
ットし、電動弁10を閉じた状態で呼水弁15を開き、
一次側制御弁17より前側の加圧水を呼水室2に導入す
る。圧力計8の示す圧力が上昇し、補助排水弁26から
の排水がなくなって、クラッパー3が閉鎖したことを確
認してから、一次側制御弁17を部分的に開き、ゆっく
りと一次側排水弁21を閉じ、また、補助排水弁26を
閉じる。更に分岐管6内の排水完了後、システム排水弁
35を閉じる。
【0015】そして、一次側制御弁17を完全に開き、
呼水弁15を閉じる。こうして、クラッパー3は前後の
面積差により一次配管接続部の開口部を閉じる。こ
のような予作動式流水検知装置を備えた従来の予作動式
スプリンクラー消火設備にあっては、火災感知器の非火
災報による予作動式流水検知装置の開放を避けるため、
火災感知器からの火災信号のみで予作動式流水検知装置
を開放するのではなく、予作動式流水検知装置からスプ
リンクラーヘッドまでの分岐管に加圧空気を充填し、分
岐管内のスプリンクラーヘッドの作動による圧力低下を
検出して、火災信号と圧力低下信号の両信号により予作
動式流水検知装置を開放するようにしている。
【0016】この場合、火災感知器を自己保持型の火災
感知器、例えば煙感知器とすると、煙感知器は、一旦火
災を判断すると、出力回路をオンにして火災信号を予作
動弁制御盤に送出しつづける。煙感知器がオンになって
も、スプリンクラーヘッドが作動せず、非火災のとき
は、予作動弁制御盤に設けられている復旧スイッチを手
動で操作して煙感知器を復旧させていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の予作動式スプリンクラー消火設備にあって
は、予作動式流水検知装置を制御する予作動弁制御盤
は、パイプシャフトなどの操作しずらい場所に設けられ
ているため、誤って発報した煙感知器を復旧させる操作
が繁雑であるという問題点があった。
【0018】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、自己保持型の火災感知器から
の火災信号を受けて火災と判断してから、所定時間内に
圧力低下信号を受けないときは火災感知器を自動的に復
旧させる制御手段を設けることで、非火災報時に火災感
知器を手動で復旧する操作が煩雑でないようにした予作
動式スプリンクラー消火設備を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、図1に示すように、予作動弁まで加圧水
を充填し、該予作動弁からスプリンクラーヘッドまでの
分岐管に加圧空気を充填し、火災感知器からの火災信号
および前記分岐管内のスプリンクラーヘッドの作動によ
る圧力低下を検出する圧力検出手段からの圧力低下信号
を受けて前記予作動弁を開放するようにした予作動式ス
プリンクラー消火設備において、前記火災感知器を自己
保持型とし、該自己保持型の火災感知器からの火災信号
を受けて火災と判断してから、所定時間内に前記圧力低
下信号を受けない際に該火災感知器を復旧するよう制御
する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0020】また、本発明は、前記制御手段は、前記火
災感知器から第1報目の火災信号を受けた際に該火災感
知器を一旦復旧制御させるとともに、一旦復旧後所定時
間内に火災感知器から第2報目の火災信号を受けたとき
に火災と判断するようにしたことを特徴とする。
【0021】
【作用】このような構成を有する予作動式スプリンクラ
ー消火設備によれば、火災感知器を自己保持型として、
火災感知器からの火災信号を受けて火災と判断してか
ら、または、火災感知器からの第1報目の火災信号を受
けた際に火災感知器を一旦復旧させるとともに、一旦復
旧後所定時間内に火災感知器から第2報目の火災信号を
受けて火災と判断してから、所定時間内に圧力低下信号
を受けないときは、非火災であると判断して、火災感知
器を復旧するようにしたため、手動で復旧する煩わしさ
がなくなり、パイプシャフト内での煩雑な復旧操作の手
間をはぶくことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図8は本発明の一実施例を示す図である。
図3は予作動式スプリンクラー消火設備を示す全体図で
ある。図3において、51は消火ポンプであり、消火ポ
ンプ51は水源水槽52からの消火用水を加圧して仕切
弁53を介して建物の垂直方向に立ち上げられた給水本
管54に供給する。消火ポンプ51は消火ポンプ制御盤
55により起動、停止される。
【0023】給水本管54の先端は屋上等に設置された
補助高架水槽56に接続される。また、給水本管54
は、消火ポンプ車などの加圧水ホースを接続する連結送
水口57を有する他の給水配管58に接続されるととも
に、給水本管54の途中からは、各階毎に分岐管である
一次配管59が分岐接続され、一次配管59は予作
動式流水検知装置60に接続されている。
【0024】また、給水本管54の仕切弁53の二次側
には圧力タンク61が分岐接続され、給水本管54の管
内圧力を常時一定圧力に保つようにしている。また、消
火ポンプ51の近傍の所定の高さの位置には呼水槽63
が設置され、呼水槽63から消火ポンプ51の吐出側に
呼水供給管64が接続されている。この呼水槽63には
水位センサ65が設けられ、水位センサ65は上限電極
66、下限電極67、コモン電極68を有する。
【0025】水位センサ65の出力は、ポンプ制御盤5
5に与えられ、ポンプ制御盤55は満水警報(上限警
報)、減水警報(下限警報)を出すようにしている。ま
た、消火ポンプ51の吐出側にはポンプ性能試験の際に
定格流量を流すための試験配管69が分岐接続され、試
験配管69の管末は水源水槽52に挿入されている。
【0026】また、ポンプ制御盤55の近傍には、コン
プレッサ70が設けられ、コンプレッサ70からの圧縮
空気は空気配管71により、エアフィルタ72、エアド
ライヤ73、レギュレータ74を介して予作動弁である
予作動式流水検知装置60に供給される。予作動式流水
検知装置60には分岐管80が接続され、分岐管80に
は複数のスプリンクラーヘッド81が接続されている。
定常監視状態では、分岐管80に圧縮空気が封じ込まれ
ている。予作動式流水検知装置60が作動すると、消火
ポンプ51からの加圧水が分岐管80内に供給される。
【0027】分岐管80の管末には末端試験装置82が
設けられている。末端試験装置82は圧力計83、試験
弁84およびスプリンクラーヘッド81が1個作動した
に相当する流量を流すオリフィス85を有する。スプリ
ンクラーヘッド81の近傍には複数の火災感知器86が
設けられ、その火災信号は予作動弁制御盤87に出力さ
れる。
【0028】火災感知器86としては、自己保持型の火
災感知器86、例えば煙感知器を用いる。煙感知器は、
発光素子からの光が直接受光素子に入射しないように感
知器内の検煙領域に対し発光素子と受光素子が配置さ
れ、検煙領域に流入した煙による散乱光を受光素子で受
光して電気信号に変換し、受光レベルが予め設定したし
きい値を越えたとき、出力回路をオンにして火災信号を
出力する。この煙感知器を用いた場合には、実火災の場
合の初期消火に有効である。
【0029】予作動弁制御盤87は火災感知器86から
の火災信号により、予作動式流水検知装置60を起動
し、手動により作動を停止させる。また、予作動弁制御
盤87は火災感知器86からの火災信号を自火報受信機
88に移報するとともに、予作動式流水検知装置60よ
り流水警報信号または、圧縮空気の圧力が低下したこと
を示す圧力低下信号を受けると、これらを自火報受信機
88に移報する。自火報受信機88は火災表示、予作動
弁開閉表示、ポンプ運転表示などを行う。
【0030】次に、前記予作動式流水検知装置を図1お
よび図2に基づいて説明する。図1は定常監視状態の予
作動式流水検知装置を、図2は作動状態の予作動式流水
検知装置を、それぞれ示す。図1において、91は予作
動式流水検知装置60の本体を示し、本体91には水平
方向に配置された一次配管接続部59が挿入され、そ
の端部は開口している。本体91の内部は、弁体である
クラッパー92によって呼水室93と二次側室94に区
分され、クラッパー92は一次配管接続部59の開口
部を開閉する。呼水室93には弾性体であるスプリング
95が収納され、スプリング95はクラッパー92を開
口部側に押圧する。一次配管接続部59には消火用の
加圧水が充満され、また、呼水室93にも同圧の加圧水
が充満され、クラッパー92の前後に同圧の加圧水が加
わり、クラッパー92の前後の面積差(一次側1:呼
水室側2)とスプリング95の力でクラッパー92は閉
鎖状態に保持される。
【0031】本体91の垂直方向には逆止弁96が接続
され、逆止弁96にはクラッパー97が設けられる。逆
止弁96にはスプリンクラーヘッド81が接続される分
岐管80が接続され、逆止弁96と分岐管80の接続部
には仕切弁98が設けられる。逆止弁96のクラッパー
97より上部側には圧縮空気を供給する空気配管71が
接続され、クラッパー97の二次側および分岐管80に
は圧縮空気が充満され、また、本体91の二次側室94
は大気圧であるため、クラッパー97は閉鎖状態に保持
される。
【0032】空気配管71には、制御弁75、オリフィ
ス機構付の流量調整弁76、逆止弁77が設けられる。
通常時、流量調整弁76は閉状態であるが弁体にはφ2
程度の小さな径の穴が開いており、その穴から圧縮空気
が供給される。復旧時には、この流量調整弁76を開け
ることにより素早く圧縮空気を配管内に供給する。99
は逆止弁96に接続される排水配管であり、排水配管9
9には、圧力計100、圧力スイッチ101、およびシ
ステム排水弁102が設けられる。
【0033】圧力検出装置となる圧力スイッチ101は
逆止弁96の二次側および分岐管80内に充填された圧
縮空気の減圧、例えばスプリンクラーヘッド81の作動
や配管の破損による圧縮空気の漏れを検出し、圧力低下
信号を予作動弁制御盤87に送る。システム排水弁10
2として親子弁を用いるときは、スプリンクラーヘッド
81に加圧水を流さずに、流水の試験を行うことができ
るようにしている。すなわち、仕切弁98を閉じ、火災
感知器86を作動させ、予作動式流水検知装置60を作
動させ、消火ポンプ51を起動して、スプリンクラーヘ
ッド81一個作動分の流量を流して、流水の試験を行
う。
【0034】103は呼水配管であり、呼水配管103
の一端は呼水室93に接続され、他端は一次配管59a
接続されている。一次配管59aの加圧水は、常時開
状態の呼水弁104、ストレーナ105、逆止弁10
6、オリフィス107、圧力計108を介して呼水室9
3に供給される。呼水配管103の呼水室93側には起
動用配管109が接続され、起動用配管109を予作動
弁制御盤87からの開閉信号により開閉する電動弁(起
動弁)110を介して排水配管に接続される。また、起
動用配管109には、電動弁110と並列して手動開放
弁111が設けられている。
【0035】オリフィス107の開度は、呼水配管10
3から呼水室93への流入量よりも電動弁110を開放
したときの起動用配管109の排水量を大きくなるよう
に設定される。したがって、電動弁110が開放される
と、呼水室93の圧力が低下し、一次配管接続部59
の加圧水の圧力がスプリング95の力を上回るときに、
クラッパー92がただちに開く(図2、参照)。
【0036】また、電動弁110が閉鎖されると、呼水
弁104、オリフィス107からの加圧水が呼水室93
に徐々に蓄圧され、一次配管接続部59の加圧水と同
圧になり、クラッパー92の前後の面積差およびスプリ
ング95の力により、クラッパー92は一次配管接続部
59の開口部をゆっくり閉じる。逆止弁106は、呼
水室93への加圧水の流れのみを設定し、その逆流を防
止する。圧力計108は呼水配管103を流れる加圧水
の圧力を計測する。
【0037】112は流水警報配管であり、流水警報配
管112の一端は本体91の二次側室94に接続され、
他端は排水配管に接続される。流水警報配管112には
補助排水弁113、ストレーナ114、逆止弁115、
圧力スイッチ116およびオリフィス117が設けられ
る。圧力スイッチ116はクラッパー92が開いたと
き、流水警報配管112内に流入する加圧水の圧力が所
定圧力になったことを検知する。すなわち、圧力スイッ
チ116は流水検知機能を有し、流水警報信号を予作動
弁制御盤87に出力する。オリフィス117は、クラッ
パー92の開放時に圧力スイッチ116が瞬時にオンと
なるのに十分な流量を供給することができ、かつ、クラ
ッパー92の閉鎖時に瞬時にオフとなるのに十分な排水
量となるような開度に設定される。
【0038】流水警報配管112と呼水配管103を接
続するテスト配管118にはアラームテスト弁119が
設けられ、アラームテスト弁119を開くことにより、
圧力スイッチ116のテストを行うようにしている。次
に、図4は図1〜図3における制御監視系統を取り出し
たブロック図である。
【0039】図4において、予作動弁制御盤87は自己
保持型の火災感知器86からの火災信号と圧力スイッチ
101からの圧力低下信号の両信号に基づいて電動弁1
10に開放信号を出力するようにしている。この場合、
火災感知器86からの火災信号を受けて火災と判断して
から所定時間内に圧力低下信号を受けたときは、開放信
号を電動弁110に出力するが、所定時間内に圧力低下
信号を受けないときは、非火災であると判断して、火災
感知器86への電源を遮断して自動的に復旧させる。
【0040】すなわち、制御手段としての制御部140
は、火災感知器86からの火災信号を受けて火災と判断
してからタイマ141を所定時間、例えば15分作動さ
せ、所定時間内に圧力低下信号を受けないときは、火災
感知器86が接続されている電源兼用信号線142への
電源供給を一旦遮断して火災感知器86を復旧させる。
【0041】制御部140は火災感知器86から第1報
目の火災信号を受けて火災と判断したが、これに限ら
ず、蓄積回路121により火災感知器86からの第1報
目の火災信号を受けた際に火災感知器86を一旦復旧制
御させるとともに、一旦復旧後所定時間内に火災感知器
86からの第2報目の火災信号を受けたときに火災と判
断するようにしても良い。
【0042】この火災判断からタイマ141を作動さ
せ、所定時間内に圧力低下信号を受けないときは、非火
災であると判断し、電動弁110を開放しないととも
に、火災感知器86を自動的に復旧させる。火災感知器
86からの火災信号、圧力スイッチ101からの圧力低
下信号、圧力スイッチ116からの流水警報信号は、予
作動弁制御盤87から自火報受信機88に移報され、自
火報受信機88に表示される。
【0043】また、一次配管接続部59b、一次配管5
9a、給水本管54の減圧は圧力スイッチ62で検出さ
れ、ポンプ制御盤55により消火ポンプ51が起動さ
れ、消火ポンプ51の運転は自火報受信機88に表示さ
れる。次に、図5は予作動弁制御盤を示す図である。図
5において、123は圧力スイッチ116からの流水警
報信号により予作動弁開放を表示する表示灯、124は
火災感知器86からの火災信号により火災を表示する表
示灯、125は圧力スイッチ101からの圧力低下信号
により空気圧力低下を示す表示灯である。
【0044】139は音響装置(ブザー)であり、この
音響装置139を止めるときは、音響スイッチ132を
停止側に倒す。このとき、スイッチ注意を表示する表示
灯128が点滅する。また、予備電源試験をするときは
予備電源スイッチ133を試験側に倒す。交流電源、予
備電源試験を表示する表示灯126が赤色であれば、予
備電源の容量は正常である。
【0045】127は予備電源未接続を表示する表示
灯、129は電動弁閉確認を表示する表示灯、130は
蓄積回路121が蓄積中であることを表示する表示灯、
131は制御線または電源兼用信号線142の断線を表
示する表示灯である。また、134は自火報受信機88
への移報を停止する移報停止スイッチ、135は予作動
弁連動停止スイッチである。
【0046】火災感知器86が作動しないときに、予作
動式流水検知装置60を手動で開放するときは、手動開
放押釦136を押す。手動開放押釦136を操作すると
内蔵するLEDが点灯し、開放が完了すると、予作動弁
開放の表示灯123が点灯する。予作動式流水検知装置
60を閉鎖するときは、電動弁閉確認の表示灯129が
点灯するまで、手動閉止押釦137を押す。この場合、
その後の安全のために、予作動弁連動停止スイッチ13
5を停止側にする。
【0047】予作動式流水検知装置60が閉鎖したら、
予作動弁連動停止スイッチ125を連動に戻す。なお、
138は火災復旧押釦である。次に、図6は火災感知器
の復旧操作のときの動作手順を示したフロー図である。
図6において、まず、ステップS1で自己保持型の火災
感知器86から火災信号を受けて火災と判断したとき
は、ステップS2でタイマ141を作動させる。また、
蓄積回路121を使って火災判断する場合は、火災感知
器86から第1報目の火災信号を受けたときに火災感知
器86を一旦復旧させ、一旦復旧後、所定時間内に火災
感知器86から第2報目の火災信号を受けた時に火災と
判断し、タイマ141を作動させる。
【0048】次に、ステップS3でタイマ141が作動
し、所定時間(例えば、15分)内に圧力低下信号を受
けないで、タイムアウトになるときは、ステップS4で
制御部140により電源兼用信号線142への電源供給
を一旦遮断して火災感知器86を復旧させる。このよう
に、非火災報が発生しやすい自己保持型の火災感知器8
6、例えば煙感知器を使った場合でも、所定時間内にス
プリンクラーヘッド81が作動しなければ、予作動式流
水検知装置60を開放しないで、火災感知器86を自動
的に復旧させるので、従来のような、パイプシャフト内
の操作しずらい場所に設けられている予作動式制御盤8
7に備えられている復旧スイッチを手動で操作するとい
う煩雑さがない。
【0049】次に、図7は火災が発生したときの動作手
順を示したフロー図である。図7において、ステップS
11で火災が発生し、ステップS12で火災感知器86
が作動し、火災信号を出力したとする。火災信号は予作
動式制御盤87で受信され、制御部140で火災と判断
すると、タイマ141を作動させる。ステップS13で
スプリンクラーヘッド81が作動し、ステップS14で
制御部140が圧力スイッチ101からの圧力低下信号
を所定時間内に受けると、開放信号を電動弁110に送
る。これにより、ステップS15で電動弁110が開作
動すると、ステップS16で予作動式流水検知装置60
が開状態になる。すなわち、呼水室93内の加圧水は起
動用配管109から電動弁110を介して排水され、呼
水室93内の圧力が低下し、一次配管接続部59の加
圧水による開放力がスプリング95の力に打ち勝って、
クラッパー92が開弁する。
【0050】このとき、呼水弁104、逆止弁106、
オリフィス107を介して加圧水が呼水室93に流入し
ているが、オリフィス107により流入量が制限され、
電動弁110の開作動による起動用配管109の排水量
が流入量より大きいので、クラッパー92は開放状態を
保持する。クラッパー92が一次配管接続部59の開
口部から離れて、開状態になると、一次配管接続部59
と本体91の二次側室94と連通し、ステップS17
で流水警報配管112内に加圧水が流入し、ステップS
18で圧力スイッチ116が作動して、流水を検知し、
流水警報信号を予作動弁制御盤87に出力する。
【0051】一方、予作動式流水検知装置60の一次側
の加圧水は二次側に流出するので、ステップS19で一
次配管接続部59b、一次配管59a、給水本管54の
減圧が発生し、ステップS20でこの減圧により圧力ス
イッチ62が作動し、ステップS21で消火ポンプ51
が運転され、ステップS22で連続して放水が行われ
る。次に、図8は手動閉止操作のときの動作手順を示す
フロー図である。
【0052】図8において、ステップS31で消火のと
き、ステップS32で手動閉止押釦137を電動弁閉確
認の表示灯129が点灯するまで押す。こうして、電動
弁110に閉鎖信号を出力すると、ステップS33で電
動弁110は起動用配管109を閉じる。起動用配管1
09が閉鎖されて、呼水室93からの排水が行われず、
呼水弁104、逆止弁106、オリフィス107を介し
て呼水配管103から一次配管59aの加圧水が呼水室
93に導入されて、一次配管接続部59の水圧と呼水
室93の水圧が同圧になると、ステップS34でクラッ
パー92が前後の面積差とスプリング95の力によりク
ラッパー92は一次配管接続部59の開口部をゆっく
り閉鎖する。
【0053】クラッパー92が閉弁すると、一次配管
続部59から二次側室94への加圧水の流入が停止す
るため、流水警報配管112内の圧力が低下し、ステッ
プS35で圧力スイッチ116がオフとなり、ステップ
S36で流水警報信号の出力が停止される。一方、クラ
ッパー92が閉弁すると、一次配管接続部59b、一次
配管59a、給水本管54の減圧がなくなり、ステップ
S37で圧力スイッチ62が復旧する。ステップS38
でポンプ制御盤55に設けられている復旧ボタンを操作
することで消火ポンプ51は運転を停止する。
【0054】本実施例においては、初期火災を検出し易
いがために非火災報が発生しやすい自己保持型の火災感
知器86特に煙感知器を使った場合でも、スプリンクラ
ーヘッド81が作動しなければ予作動式流水検知装置6
0は開放せず、所定時間内にスプリンクラーヘッド81
が作動しなければ火災感知器86を制御部140により
自動的に復旧されるので、手動で復旧する煩わしさがな
く、手間をはぶくことができる。
【0055】なお、自己保持型の火災感知器86を使っ
た場合には、実火災の場合の初期消火に有効である。
【0056】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、自己保持型の火災感知器を用い、その火災信号を受
けて火災と判断してから、所定時間内に圧力低下信号を
受けないときは、火災感知器を自動的に復旧するように
したため、手動による復旧操作の煩雑さをなくすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図
【図2】弁開放状態を示す図
【図3】スプリンクラー消火設備を示す全体図
【図4】制御監視系統を示すブロック図
【図5】予作動弁制御盤を示す図
【図6】復旧操作時の動作手順を示すフロー図
【図7】火災発生時の動作手順を示すフロー図
【図8】手動閉止操作時の動作手順を示すフロー図
【図9】従来の定常監視状態を示す図
【図10】従来の作動状態を示す図
【符号の説明】
51:消火ポンプ 52:水源水槽 53:仕切弁 54:給水本管 55:ポンプ制御盤 56:補助高架水槽 57:連結送水口 58:給水配管 59:一次配管59b:一次配管接続部 60:予作動式流水検知装置(予作動弁) 61:圧力タンク 62:圧力スイッチ 63:呼水槽 64:呼水供給管 65:水位センサ 66:上限電極 67:下限電極 68:コモン電極 69:試験配管 70:コンプレッサ 71:空気配管 72:エアフィルタ 73:エアドライヤ 74:レギュレータ 75:制御弁 76:流量調整弁 77:逆止弁 80:分岐管 81:スプリンクラーヘッド 82:末端試験装置 83:圧力計 84:排水弁 85:オリフィス 86:火災感知器 87:予作動弁制御盤 88:自火報受信機 91:本体 92:クラッパー 93:呼水室 94:二次側室 95:スプリング 96:逆止弁 97:クラッパー 98:仕切弁 99:排水配管 100:圧力計 101:圧力スイッチ 102:システム排水弁 103:呼水配管 104:呼水弁 105:ストレーナ 106:逆止弁 107:オリフィス 108:圧力計 109:起動用配管 110:電動弁 111:手動開放弁 112:流水警報配管 113:補助排水弁 114:ストレーナ 115:逆止弁 116:圧力スイッチ 117:オリフィス 118:テスト配管 119:アラームテスト弁 121:蓄積回路 123〜131:表示灯 132:音響停止スイッチ 133:予備電源試験スイッチ 134:移報停止スイッチ 135:予作動弁連動停止スイッチ 136:手動開放押釦 137:手動閉止押釦 138:火災復旧押釦 139:音響装置 140:制御部(制御手段) 141:タイマ 142:電源兼用信号線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予作動弁まで加圧水を充填し、該予作動弁
    からスプリンクラーヘッドまでの分岐管に加圧空気を充
    填し、火災感知器からの火災信号および前記分岐管内の
    スプリンクラーヘッドの作動による圧力低下を検出する
    圧力検出手段からの圧力低下信号を受けて前記予作動弁
    を開放するようにした予作動式スプリンクラー消火設備
    において、 前記火災感知器を自己保持型とし、該自己保持型の火災
    感知器からの火災信号を受けて火災と判断してから、所
    定時間内に前記圧力低下信号を受けない際に該火災感知
    器を復旧するよう制御する制御手段を設けたことを特徴
    とする予作動式スプリンクラー消火設備。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記火災感知器から第1
    報目の火災信号を受けた際に該火災感知器を一旦復旧制
    御させるとともに、一旦復旧後所定時間内に火災感知器
    から第2報目の火災信号を受けたときに火災と判断する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の予作動式ス
    プリンクラー消火設備。
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