JPH01303165A - 消火設備の圧力逃し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、スプリンクラ−消火設備等におけるアラーム
弁二次側の管内圧力の異常上昇を防止する消火設備の圧
力逃し装置に関する。

［従来の技術１ 従来、例えばスプリンクラ−消火設備にあっては、地階
等に設置した消火ポンプからの給水本管を建物の垂直方
向に立ち上げ、この給水本管には各階部に流水を検知し
て火災検出出力を生ずるアラーム弁（自動警報弁）を介
して分岐管を接続し、分岐管に複数の閉鎖型スプリンク
ラ−ヘッドを装着している。

また建物の低層階については、消火ポンプの吐出側に近
いためにポンプ吐出圧力に近い高い圧力を受けるので、
アラーム弁の手前に減圧装置、例えば二次圧制御弁を設
け、例えばポンプ吐出圧力が１２　Ｋｇｆ／Ｃｍ２てあ
っても、分岐管を規定圧力、例えば１０Ｋｑｆ／ｃｍ２
に保つようにしている。

更に、各分岐管の管束は、末端試験用の電動弁を介して
排水管に接続されており、自動点検システムによる試験
時に試験用電動弁を開いてオリフィスで規制されたスプ
リンクラ−ヘッド１個分の作動流量に相当する水流を分
岐管に流し、この水流によりアラーム弁を作動して消火
ポンプを起動し、このポンプ起動により圧力センサ等の
各種センサからのデータにより設備の良否を判断するよ
うにしている。

しかし、このようなスプリンクラ−消火設備にあっては
、減圧装置を設けている低層階の分岐管の末端に設けた
試験用電動弁を聞いて設備試験を行なった際、試験終了
で電動弁を閉鎖する時に減圧装置の閉鎖動作に時間遅れ
があり、そのため試験終了後に分岐管の管内圧力がポン
プ吐出圧力に相当する高目の圧力となってしまい、点検
終了後に分岐管の末端に股（プでいる手動弁を聞いて分
岐管圧力を規定圧力範囲内に下げな【プればならなかっ
た。また、泡消火設備にあっても気）Ｂ上昇により圧力
上昇が起きてしまうという問題がおった。

そこで、このような消火設備における管内圧力の異常上
昇を防止するため、例えば特開昭６３−８４５７１号に
示すように、管内の圧力異常を検出する圧力センサと、
圧力センサの検出出力により開放駆動される電磁弁と、
電磁弁開放時の逃し流量をアラーム弁作動流量以下に押
えるオリフィスとを管束に設け、配管内の異常圧力を逃
すようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このような従来の圧力逃し装置にあって
は、設備試験用の電動弁及びオリフィスを備えた末端試
験装置に加えて電磁弁及びオリフィスを備えた圧力逃し
装置を各隅角の分岐管管束に設けなければならないため
、設備構成が複雑化し、設備コストが高くなるという問
題があった。

本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、自動点検システムの末端試験装置を有効に利用し
て配管内の異常圧力を逃すようにした消火設備の圧力逃
し装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するため本発明にあっては、各階の配管
に末端試験用弁と、圧力センサと、スプリンクラ−１個
分の流量に絞るオリフィスとからなる末端試験装置を設
け、試験時に前記末端試験用弁の全開駆動により疑似火
災状態を作り出してポンプを起動させ、該ポンプ起動時
の圧力センサ等の各種センサからのデータにより設備の
良否を判断する自動点検システムを備えた消火設備に於
いて、前記配管末端に設けた圧力センサの検出圧力を常
時監視し、該検出圧力が所定圧力以上となった時に前記
末端試験用弁をアラーム弁作動流量以下の所定流量を流
す開度に開放駆動し、その後に前記検出圧力が所定圧力
範囲内となった時に前記末端試験用弁を閉鎖駆動する制
御手段を設けるようにしたものである。

［作用］ このような構成を備えた本発明の消火設備の圧力逃し装
置にあっては、自動点検システムの末端試験装置を利用
して配管内の異常圧力を逃すことができるため、従来の
ように末端試験装置の他に圧力逃し装置を別途設ける必
要がなく、設備構成及び設置工事を簡略化して設備コス
ｉ〜を下げることができる。

［実施例］ 第１図はスプリンクラ−消火設備を例にとって本発明の
一実施例を示した説明図である。

第１図において、１は消火ポンプであり、消火ポンプ１
は例えば建物の地階に設置され、ポンプ制御盤（不図示
）によるモータ（不図示）の起動運転により地下水槽２
から吸込管３により汲み上げた消火用水を加圧し、仕切
弁４を介して給水本管７に加圧消火用水を供給する。勿
論、消火ポンプ１に対しては図示はしないが付帯設備と
して呼水槽が設けられ、呼水槽からの呼水は逆止弁を介
して消火ポンプ１に呼水を供給し、常時ポンプ内を満水
状態としている。

給水本管５は建物の垂直方向に立ち上げられており、建
物の下層階については図示のように二次圧制御弁６及び
アラーム弁７を介して分岐管８か接続され、分岐管８に
は複数のスプリンクラ−ヘッド９が装着されている。

尚、消火ポンプ１から遠くなる建物の上層階については
二次圧制御弁６を設けず、直接アラーム弁７を介して分
岐管８が接続されている。

分岐管８の末端には自動点検システムの末端試験装置１
０が設けられる。

末端試験装置１０には分岐管８の管束か引き込まれ、仕
切弁１１に続いて試験用電動弁１２が設けられ、更にオ
リフィス１３を設け、オリフィス１３の二次側は排水管
（不図示）に接続される。

ここでオリフィス１３は試験用電動弁１２を全開駆動し
た際にスプリンクラ−９の１個分の流量に絞る機能を有
し、このオリフィス１３で規制されるスプリンクラ−１
個分の流量を分岐管８に流すことでアラーム弁７を疑似
的に作動状態にてきるようにしている。

更に、末端試験装置１０に設けた手動弁１１と試験用電
動弁１２との間にコック弁１４を介して圧力計１５及び
圧力センサ１６が分岐接続される。

また、末端試験装置１０にはローカル中継ｒＡ１８が設
けられ、ローカル中継器１８は自動点検システムの中継
器（不図示）に信号線接続され、中継盤からの自動点検
指令を受けて試験用電動弁１２を開閉制御する。また、
ローカル中継器１８には圧力センサ１６の検出出力が与
えられている。

第２図は第１図に示した末端試験装置１０の一実施例を
示した説明図である。

第２図において、ローカル中継器１８は制御手段として
ＣＰＵ２０を有し、ＣＰＵ２０はインタフェース２１を
介して自動点検システムの中継盤からの伝送路２５に接
続される。

ＣＰＵ２０の出力は電動弁制御回路２２に与えられ、イ
ンタフェース２３を介して試験用電動弁１２を開閉制御
できるようにしている。また、圧力センサ１６の検出出
力はＡ／Ｄコンバータ２４でデジタル信号に変換されて
ＣＰＵ２０に取り込まれる。

ローカル中継器１８に設けたＣＰＵ２０は自動点検シス
テムにおける末端試験制御の制御機能に加え、本発明の
圧力逃し装置の制御手段としての制御機能を有する。

即ち、ＣＰＵ２０における自動点検のための末端試験制
御機能は、伝送路２２及びインタフェース２１を介して
自動点検システムの中継盤（不図示）から末端試験指令
を受けると、電動弁制御回路２２及びインタフェース２
３を介して試験用電動弁１２に開制御信号を出力して試
験用電動弁１２を全開駆動し、試験用電動弁１２の全開
駆動により分岐管８にオリフィス１３で規制されたスプ
リンクラ−１個分に相当する水流を流し、この分岐管８
に流れる水流により第１図に示すアラーム弁７を作動し
、アラーム弁７の作動により出力される検出信号に基づ
いて消火ポンプ１を起動する。

このような末端試験制御に基づく消火ポンプ１の起動運
転状態で圧力センサ１６、ポンプ吐出出力、吸込圧力駆
動電流、駆動電圧等を各種センサで検出し、各種センサ
の検出データに基づいて設備の良否を判断する自動点検
を行なうようになる。

一方、ローカル中継器１８のＣＰＵ２０に設けられた圧
力逃し制御機能としては、Ａ／Ｄコンパ−タ２４を介し
て得られる圧力センサ１６の検出圧力をＣＰＵ２が常時
監視しており、この圧力センサ１６の検出圧力か予め定
めた所定圧力以上となったときに電動弁制御回路２２及
びインタフェース２３を介して試験用電動弁１２にアラ
ーム弁７の作動流量以下の所定流量を流す一定開度に開
放駆動する開制御信号を出力する。

このような圧力異常を検知したときの試験用電動弁１２
のアラーム弁作動流量以下となる所定流量を流す開放駆
動により、分岐管８の異常圧力を逃すことができる。圧
力逃しのために試験用電動弁１２が開放駆動された１を
、ＣＰＵ２０は圧力センサ１６の、検出圧力が予め定め
た所定圧力範囲内となったときに電動弁制御回路２２及
びインタフェース２３を介して試験用電動弁１２に閉鎖
駆動の閉山制御信号を出力するようになる。

次に、上記の実施例の動作を説明する。

まず、定常監視状態にあってはローカル中継器１８に設
【プたＣＰＵ２０は末端試験装置１０に設けた圧力セン
サ１６の検出圧力を常時監視している。圧力センサ１６
の検出圧力が所定圧力以上の異常圧力に上昇すると、こ
の圧力上昇をＣＰＵ　２０か判断して電動弁制御回路２
２及びインタフェース２３を介して試験用電動弁１２を
アラーム弁７の作動流量以下となる所定流量を流す所定
開度に開放駆動する。試験用電動弁１２の開放駆動によ
り分岐管８の異常圧力が排出され、圧力センサ１６の検
出圧力が所定圧力範囲内に下がると、ＣＰＵ２０は試験
用電動弁１２を閉鎖駆動する。

その結果、分岐管８の管内圧力は異常圧力に上昇しても
常に所定圧力範囲内に維持することができる。

また、本発明の圧力逃し装置は自動点検システムのロー
カル中継器１８に設けた試験用電動弁１２、圧力スイッ
チ１６及びローカル中継器１８の制御手段としてのＣＰ
Ｕ２０のハードウェア構成をそのまま使用し、ＣＰＵ２
０に圧力逃し制御を行なう制御機能を付加するだけて汎
み、従来のように末端試験装置１０の他に専用の圧力逃
し装置を設【プた場合に比へ設備構成及び設置工事を大
幅に簡略化して設備コストを下げることができる。

尚、上記の実施例におってはローカル中継器１８に設け
たＣＰＵ２０により圧力逃し制御を行なっているが、こ
の圧力逃しの制御機能は各隅角に設けたローカル中継器
１８を集中制御する自動点検システムの中継盤、あるい
は中継盤に対し指示を行なう監視センタ等に設置された
自動点検システムの管理盤に設（プたＣＰＵで圧力逃し
制御を行なうようにしても良いことは勿論である。

［発明の効果］ 以上説明してきたように、本発明によれば、各□階の配
管末端に設けた末端試験用弁、圧カセンザ及びスプリン
クラ−１個分の流量に絞るオリフィスからなる自動点検
システムの末端試験装置て圧力センサの検出圧力を常時
監視し、検出圧力か所定圧力以上となったときに末端試
験用弁をアラーム弁作動流量以下の所定流量を流す所定
開度に開放駆動し、その後に検出圧力か所定範囲内に下
ったときに末端試験用弁を閉鎖駆動する制御機能を持た
けることで、別途専用の圧力逃し装置を８々けることな
く配管内の圧力異常上昇を防いて所定の圧力範囲内に維
持することができ、’Ｆｒ’ＡＶ６構成及び設置工事を
簡略化して設備コストを大幅に低減することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示した説明図；第２図は第
１図の末端試験装置の実施例を示した説明図である。 １：消火ポンプ ２：地下水槽 ３：吸込管 ４：仕切弁 ５：給水本管 ６：二次圧制御弁 ７：アラーム弁 ８：分岐管 ９ニスプリンクラ−ヘッド １０：末端試験装置 １１：仕切弁 １２：試験用電動弁 １３ニオリフイス １５：圧力計 １６：圧カセンザ １８二ローカル中継器 ２０：ＣＰＵ ２１．２３：インタフェース ２２：電動弁制御回路 ２４：Ａ／Ｄコンバータ ２５：伝送路 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、各階の配管末端に末端試験用弁と、圧力センサと、
   スプリンクラー１個分の流量に絞るオリフィスとから成
   る末端試験装置を設け、試験時に前記末端試験用弁の全
   開駆動により疑似火災状態を作り出してポンプを起動さ
   せ、該ポンプ起動時の圧力センサ等の各種センサからの
   データにより設備の良否を判断する自動点検システムを
   備えた消火設備に於いて、 前記配管末端に設けた圧力センサの検出圧力を常時監視
   し、該検出圧力が所定圧力以上となった時に前記末端試
   験用弁をアラーム弁作動流量以下の所定流量を流す所定
   開度に開放駆動し、その後に前記検出圧力が所定圧力範
   囲内になった時に前記末端試験用弁を閉鎖駆動する制御
   手段を設けたことを特徴とする消火設備の圧力逃し装置
   。