JP3091334B2 - スプリンクラー消火設備 - Google Patents
スプリンクラー消火設備Info
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Description
備に関する。
示し、一点鎖線が床11と、壁12と天井13を示して
いる。閉鎖型スプリンクラーヘッド1は室内の天井13
に沿って設けられ、通常の監視状態ではヘッド1までの
二次配管5まで消火用水が加圧されて印加されている。
弁を閉鎖している部材が熱により外れて二次配管5内の
加圧消火用水が放水されると、ヘッド1までの二次配管
内圧力の低下や管内流水により自動警報弁4が作動して
一次配管3から二次配管5への流路を開き、さらにこの
検出信号でポンプ制御盤6により消火ポンプ2が起動さ
れ、したがって、加圧消火用水が継続的にヘッド1に供
給される。
16で管内圧力の低下を検出し、ポンプ制御盤6により
消火ポンプ2を起動してもよい。また、二次配管5の末
端は、末端試験弁と呼ばれる試験用の手動弁6aにより
閉鎖されている。この末端試験弁6aが試験時に開放さ
れると二次配管5内の加圧消火用水がオリフィス6bと
透明パイプ6cと排水管6dを介して排出され、例えば
1個のヘッド1が作動した場合と同様な状態になる。そ
して、この状態で規定圧力があるかを圧力計6eを見て
確認する。したがって、この末端試験弁6aを手動で開
くことによりヘッド1による水損が発生することなく装
置を試験することができる。
合には、図4に示すように消火ポンプ2とその制御盤6
が地下等の低い場所に設置され、一次配管3が高層に向
かうように設置される。そして、各階毎に自動警報弁4
が設けられ、二次配管5が自動警報弁4から各階の天井
13に沿って設けられ、その末端の末端試験弁6a等が
パイプシャフト内に設けられる。
化が進み、消防車のハシゴが届かない高層階において火
災が発生した場合、防災区画により隣接住戸への延焼は
ある程度防止することができるが、火災が発生した住戸
そのものの消火が困難である。したがって、火災発生時
の初期消火が重要であるので、近年では特に高層マンシ
ョン等の集合住宅の高層階を対象にスプリンクラー消火
設備が設置されている。
は、ベランダ又はパイプシャフト内に設けられている。
来のスプリンクラー消火設備では、上記末端試験弁6a
を手動で開いて設備全体の試験を行う場合には、同時に
末端での水圧が設定値であるか否かと、自動警報弁4の
設置場所において一次配管3と二次配管5の各水圧が設
定値であるか否かと、ポンプ制御盤6の設置場所におい
てポンプ2の水圧が設定値であるか否か等を確認しなけ
ればならないので、少なくとも合計3人の点検員が必要
になるという問題点がある。
等に設けられた場合には、その住戸が不在の場合には試
験を行うことができず、集合住宅の全住戸を一括して試
験することができなくなるという問題点がある。さらに
点検員が試験の都度、住宅内に入って末端試験弁6aを
開かなければならないので住人にとって不快となる。本
発明は上記従来の問題点に鑑み、試験要員を減少するこ
とができるとともに、点検員が住宅内に入ることなく試
験を行うことができるスプリンクラー消火設備を提供す
ることを目的とする。
するために、消火ポンプから高層に向かうように配置さ
れた一次配管と、閉鎖型スプリンクラーヘッドに給水す
る二次配管と、前記一次配管側と二次配管側を同圧で仕
切り、前記閉鎖型スプリンクラーヘッドの作動による前
記二次配管側の圧力低下で前記一次配管側と二次配管側
の仕切りを解除する自動警報弁と、前記スプリンクラー
ヘッドが設置される前記二次配管の末端に連結され、前
記閉鎖型スプリンクラーヘッドの作動の場合と同様な二
次配管側の圧力低下を引き起こすことにより設備の試験
を行う末端試験弁とを有し、前記二次配管の末端を末端
試験用配管を介して前記自動警報弁の近傍に戻し且つ前
記末端試験弁を前記末端試験用配管の末端に連結すると
共に前記自動警報弁の近傍に設けたことを特徴とするス
プリンクラー消火設備。
試験弁の排水管を連結して排水口を共通化したことを特
徴とする。本発明はまた、集合住宅に設置する場合に
は、自動警報弁と末端試験弁が各住戸の外となるメータ
ボックス内に配置されていることを特徴とする。
ラーヘッドの作動の場合と同様な二次配管側の圧力低下
を引き起こすことにより設備の試験を行う末端試験弁が
自動警報弁の近傍に設けられているので、試験を行う場
合に1人の点検員が末端試験弁を開けるとともに、末端
の圧力及び自動警報弁の一次側と二次側の圧力等を確認
することができ、したがって、試験要員を減少すること
ができる。
排水管を連結して排水口を共通化したので、排水系統を
簡略化することができ、さらに、自動警報弁と末端試験
弁を住戸の外、例えばメータボックス内に設置するの
で、点検員が住宅内に入ることなく試験を行うことがで
きる。
する。図1は、本発明に係るスプリンクラー消火設備の
一実施例を示す構成図であり、図4において説明した構
成部材と同一のものには同一の参照符号を付す。図1に
おいて、消火ポンプ2とその制御盤6は、集合住宅に設
置する場合には地下等の低い場所に設置され、一次配管
3が高層に向かうように例えばパイプシャフト内等に設
置される。また、自動警報弁4が各住戸の外、例えばメ
ータボックス内に設けられ、自動警報弁4からの二次配
管5が各住戸毎に天井13に沿って設けられ、その末端
が末端試験用配管5aを介して自動警報弁4の近傍に戻
される。
のスプリンクラーヘッド1が設置される。そして、末端
試験用配管5aの末端にはスプリンクラーヘッド1が1
個作動した場合と同様な二次配管5側の圧力低下を引き
起こすことにより装置の試験を行うための末端試験弁6
aと、スプリンクラーヘッド1個作動した状態を作り出
すオリフィス6bと、試験時に消火用水が流れているか
を目視で確認するための透明パイプ6cと、二次配管5
の末端の圧力を検出する圧力計6eが設けられている。
等が住戸のベランダ14に設けられていない。なお、そ
の排水管6dは自動警報弁4の排水管(後述)に接続さ
れる。つぎに、図2及び図3を参照して自動警報弁4の
構成を説明すると、この自動警報弁4は図3に詳しく示
すような流水検知弁4aと、この流水検知弁4aの二次
側の過剰水圧を防止するための排水弁4bを有する。流
水検知弁4aには一次配管3と二次配管5を仕切るため
のクラーンパと呼ばれる弁41が設けられ、また、二次
配管5側が図2に示す排水弁4bに連結されている。
あって、一次側と二次側の面積差と自重等により弁座4
2に押圧されて一次配管3と二次配管5を同圧(P1=
P2)で仕切っており、また、弁座42には開口43が
形成されている。開口43は図2に示すように通常時に
開の手動弁44を介して圧力スイッチ(PS)45に連
結されるとともに、排水弁4bのオートドリップ46に
連結されて余分な圧力の消火用水がオートドリップ46
を介して排水弁4bの二次側に流れるように構成されて
いる。
出信号を停止してポンプ制御盤6側で試験を行う場合に
閉じられる。すなわち、一次配管3側の圧力P1より二
次配管5の圧力P2が低くなって仕切り弁41が自重等
に抗して開くと一次配管3内の加圧消火用水が二次配管
5側に流れ、また、弁座42の開口を介して圧力スイッ
チ45に圧力が印加されるように構成されている。排水
弁4bは図2に示すように、一次側が流水検知弁4aの
二次配管5側に連結され、二次側が末端試験弁6aの排
水管6dに連結されて排水口が共通化されている。
とヘッド1の弁を閉鎖している部材が熱により外れて二
次配管5内の加圧消火用水が放水されると、二次配管5
内の圧力P2が低下するので仕切り弁41が二次配管5
側に開き、この圧力変化が圧力スイッチ45により検出
される。ついで、この検出信号でポンプ制御盤6により
ポンプ2が駆動されると消火用水が一次配管3、流水検
知弁4a、二次配管5を介してヘッド1に供給され、し
たがって、放水が継続して行われる。
置全体の試験を行う場合には、末端試験弁6aが自動警
報弁4の近傍に設置されているので、末端試験弁6aを
開く点検員が自動警報弁4の設置場所において一次配管
3と二次配管5の各水圧が設定値であるか等を確認する
ことができると共に、末端の圧力が設定値であるかを確
認できる。
設置場所においてポンプ2の水圧が設定値であるか等を
試験するので、合計2人で試験を行うことができる。ま
た、上記実施例によれば、自動警報弁4と末端試験弁6
aの排水口が共通化されているので、排水系統を簡略化
することができ、さらに、自動警報弁4と末端試験弁6
aが住戸の外、例えばメータボックス内に設置されてい
るので、点検員が住戸内に入ることなく試験を行うこと
ができる。
力スイッチ45からの検出信号でポンプ2を起動してい
るが、圧力タンク15に設けた圧力スイッチ16で管内
圧力の低下を検出してポンプ制御盤6により消火ポンプ
2を起動してもよい。また、上記実施例では、集合住宅
を例にとって説明したが、一般ビルに設けてもよい。更
に自動警報弁4は各住戸毎ではなく、各階毎に設けても
よい。
試験を行う場合に1人の点検員が末端試験弁を開けると
ともに末端の圧力及び自動警報弁の一次側と二次側の圧
力等を確認することができ、したがって、試験要員を減
少することができる。本発明はまた、排水系統を簡略化
することができる。
なく試験を行うことができる。
例を示す構成図
端試験弁の関係を示す構成図
Claims (3)
- 【請求項1】消火ポンプから高層に向かうように配置さ
れた一次配管と、 閉鎖型スプリンクラーヘッドに給水する二次配管と、 前記一次配管側と二次配管側を同圧で仕切り、前記閉鎖
型スプリンクラーヘッドの作動による前記二次配管側の
圧力低下で前記一次配管側と二次配管側の仕切りを解除
する自動警報弁と、前記閉鎖型スプリンクラーヘッドが設置される 前記二次
配管の末端に連結され、前記閉鎖型スプリンクラーヘッ
ドの作動の場合と同様な二次配管側の圧力低下を引き起
こすことにより設備の試験を行う末端試験弁とを有し、 前記二次配管の末端を末端試験用配管を介して前記自動
警報弁の近傍に戻し且つ前記末端試験弁を前記末端試験
用配管の末端に連結すると共に前記自動警報弁の近傍に
設けたことを特徴と するスプリンクラー消火設備。 - 【請求項2】前記自動警報弁の排水管と前記末端試験弁
の排水管を連結して排水口を共通化したことを特徴とす
る請求項1記載のスプリンクラー消火設備。 - 【請求項3】集合住宅に設置する場合には、前記自動警
報弁と前記末端試験弁が各住戸の外となるメータボック
ス内に配置されていることを特徴とする請求項1または
2記載のスプリンクラー消火設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04283378A JP3091334B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | スプリンクラー消火設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04283378A JP3091334B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | スプリンクラー消火設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06134044A JPH06134044A (ja) | 1994-05-17 |
JP3091334B2 true JP3091334B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=17664736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04283378A Expired - Fee Related JP3091334B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | スプリンクラー消火設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3091334B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008212323A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Nohmi Bosai Ltd | スプリンクラ消火設備 |
JP6063209B2 (ja) * | 2012-11-05 | 2017-01-18 | 能美防災株式会社 | 流水検知装置及び該流水検知装置を備えた消火設備 |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP04283378A patent/JP3091334B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06134044A (ja) | 1994-05-17 |
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