JP2000312727A - スプリンクラー消火設備 - Google Patents

スプリンクラー消火設備

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JP2000312727A
JP2000312727A JP11123581A JP12358199A JP2000312727A JP 2000312727 A JP2000312727 A JP 2000312727A JP 11123581 A JP11123581 A JP 11123581A JP 12358199 A JP12358199 A JP 12358199A JP 2000312727 A JP2000312727 A JP 2000312727A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成により、火災受信盤の異常時にも
放水を確実に行うことのできるスプリンクラー消火設備
を提供する。 【解決手段】 閉鎖型のスプリンクラーヘッド1と、火
災感知器20と、スプリンクラー制御盤25と、火災受
信盤23とを備え、定常監視状態には制御弁11を閉状
態とし、火災信号が出力された場合には制御弁11を開
状態としてスプリンクラーヘッド1への消火用水の供給
を行うスプリンクラー消火設備において、スプリンクラ
ー制御盤25は、感知器回線21を用いて火災受信盤2
3が正常か否かを検出する機能検出部27を備える。そ
してスプリンクラーヘッド1に加圧供給された気体又は
消火用水の圧力低下が検出された場合であって、該圧力
低下の検出されたスプリンクラーヘッド1に対応する火
災感知器20からの火災信号がない場合において、機能
検出部27にて火災受信盤23が正常でないことが検出
された場合には、制御弁11を開状態としてスプリンク
ラーヘッド1へ消火用水を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災発生時にスプ
リンクラーヘッドから消火用水を放水して消火を行うス
プリンクラー消火設備に関し、特に火災感知器の火災信
号等に基づいてスプリンクラーの放水を制御する予作動
式のスプリンクラー消火設備に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の予作動式のスプリンクラー消火
設備は概略的に、スプリンクラーへの消火用水の供給を
制御する制御弁を備え、定常監視状態においてはこの制
御弁を閉状態とし、火災感知器から火災信号が出力され
た場合等に制御弁を開状態に制御して放水を行うように
構成されている。このような予作動式のスプリンクラー
消火設備は、火災感知器からの火災信号のみに基づいて
制御弁の開制御を行う単一連動タイプのスプリンクラー
消火設備(例えば特開平4−242671号)と、制御
弁からスプリンクラーヘッドに至る管路中に加圧供給し
た空気・窒素等の気体や消火用水の圧力低下と、火災感
知器からの火災信号との両方が得られた場合に制御弁の
開制御を行う二重連動タイプのスプリンクラー消火設備
(例えば特開昭62−57569号)とに大別される。
【0003】このうち従来の予作動式のスプリンクラー
消火設備の全体構成の一例を図3に示す。この図3にお
いてスプリンクラー消火設備は、主として集合住宅の各
住戸を1つの消火区画として放水を行うもので、各消火
区画の各部屋内には閉鎖型のスプリンクラーヘッド51
が配置されており、このスプリンクラーヘッド51には
分岐管52を介して給水本管53から消火用水が供給さ
れる。
【0004】この給水本管53の一端は消火ポンプ54
を介して貯水槽55に接続されている。また給水本管5
3には圧力タンク56が分岐接続されており、この圧力
タンク56によって給水本管53内の管内圧力が規定圧
に保持されている。この圧力タンク56には圧力スイッ
チ57が設けられており、スプリンクラーヘッド51が
作動して給水本管53の管内圧力が所定以下に低下した
ことが圧力スイッチ57にて検出されると、ポンプ制御
盤58にてモータ59が駆動されて消火ポンプ54が運
転され、消火用水が給水本管53に供給される。これに
よって放水が継続して行われる。また給水本管53の他
端は高架水槽60に引き込まれている。そして高架水槽
60から給水本管53に対して消火用水が供給され、給
水本管53に消火用水を常時充満させている。
【0005】また分岐管52には、制御弁61と通液装
置62とが設けられている。このうち制御弁61は分岐
管52から分岐して取り出した水圧を利用して流水検知
装置77の開閉を行うことにより消火用水の給水を制御
するものであり、定常監視状態において閉状態に維持さ
れている(例えば特開平6−79013の形態)。また
通液装置62は制御弁61の一次側と二次側とをバイパ
スするものであり、消火用水を小流量に絞りつつ通液さ
せる。したがって定常監視状態において、流水検知装置
77からスプリンクラーヘッド51に至る分岐管52の
内部には、通液装置62を介して消火用水が充満されて
いる。このように通液装置62を設けるのは、スプリン
クラーヘッド51作動時における放水動作を迅速に行う
ため及びスプリンクラーヘッド51等に加わる水圧を低
減するため等である。したがってこれらを考慮しなくて
よい場合には、通液装置62を省略してもよい。
【0006】なお分岐管52の端末側には末端試験弁6
6、オリフィス67、及び圧力計68が設けられてお
り、末端試験弁66を開くとオリフィス67にて決定さ
れる量の消火用水が分岐管52に流れ、流水状態を疑似
的に作り出すことができる。流水検知装置77に設けた
圧力検出スイッチ78は、制御弁61の開動作によって
流水検知装置77が作動したことをスプリンクラー制御
盤64に移報するものである。また分岐管52に設けた
圧力検出スイッチ79は、流水検知装置77からスプリ
ンクラーヘッド51に至る分岐管52の水圧を監視する
もので、スプリンクラーヘッド51が火災により作動し
たときの消火用水の放出によって発生する圧力低下が検
出されると、圧力検出スイッチ79から圧力低下信号が
出力される。この圧力低下信号はスプリンクラー制御盤
64に出力される。
【0007】また各消火区画の各部屋内には火災感知器
70が配置されている。この火災感知器70は感知器回
線71を介して火報受信盤72に接続されており、火災
を感知した際に感知器回線71を低インピーダンス短絡
することによって火災信号が出力される。火災感知器7
0から出力された火災信号は、火報受信盤72から、管
理人室等にある住棟受信盤73に入力される。また同時
に、火災受信盤72はスプリンクラー制御盤64に対し
て移報信号を出力する。なお、制御弁61、通液装置6
2、流水検知装置77、圧力検知スイッチ78、79及
び仕切弁80は、一体に組み込まれているものが多い。
【0008】このように構成されたスプリンクラー消火
設備において、スプリンクラー制御盤64は、定常監視
状態で制御弁61を閉状態に維持し、火災受信盤72か
らの火災信号の有無を監視している。そして火災受信盤
72から火災信号が出力された場合、単一連動タイプの
スプリンクラー消火設備の場合は、制御弁61を開状態
に制御する。これにより流水検知装置77が開く。その
後、火災によって生じた熱を受けてスプリンクラーヘッ
ド51が自動的に作動することにより消火用水が放水さ
れる。このように放水が行われ給水本管53の管内圧力
が所定以下に低下したことが圧力スイッチ57にて検出
されると、ポンプ制御盤58がモータ59を駆動して消
火ポンプ54を運転する。このように消火ポンプ54が
運転されることによって、スプリンクラーヘッド51に
よる放水が継続的に行われる。そして火災が鎮火する
と、スプリンクラー制御盤64は制御弁61を閉状態に
制御する。
【0009】また二重連動タイプのスプリンクラー消火
設備に設定された場合は、スプリンクラー制御盤64は
火災受信盤72からの火災信号と圧力検出スイッチ79
からの圧力低下信号とを監視している。この二重連動タ
イプの場合は、スプリンクラーヘッド51の作動による
圧力低下信号と火災信号との両方を受信しているときに
制御弁61を開制御して流水検知装置77を開き、放水
を行う。
【0010】次に、従来の別の予作動式のスプリンクラ
ー消火設備の全体構成の一例を図4に示す。このスプリ
ンクラー消火設備における基本的構成は上述の図3の消
火設備と同様であるが、通液装置62が設けられていな
い一方、流水検知装置77にはコンプレッサー74が接
続されている。このコンプレッサー74は加圧空気を供
給するもので、この加圧空気はバルブ75、オリフィス
76及び流水検知装置77を介して分岐管52に供給さ
れる。また圧力検出スイッチ79においては、スプリン
クラーヘッド51が火災による熱を受けて作動したとき
の加圧空気の放出によって発生する圧力低下が検出され
ると、圧力低下信号が出力される。この圧力低下信号は
スプリンクラー制御盤64に入力される。
【0011】また火災受信盤72においては、感知器回
線71の断線の有無が監視され、断線が発生している場
合には、スプリンクラー制御盤64に対して障害信号が
出力される。具体的には、火災受信盤72においては感
知器回線71に流れる微少電流が常時検出されており、
微少電流が検出されなくなった場合には断線が発生した
ものと判断され、障害信号が出力される。
【0012】このように構成されたスプリンクラー消火
設備において、スプリンクラー制御盤64は、定常監視
状態で制御弁61を閉状態に維持する。そして単一連動
タイプの場合は火災受信盤72からの火災信号の有無を
監視し、この火災信号が確認されたときに制御弁61を
開状態にし、流水検知装置77を開きスプリンクラーヘ
ッド51へ消火用水を供給する。また二重連動タイプの
場合は火災信号の有無と、圧力検出スイッチ78からの
圧力低下信号の有無を監視している。そして火災信号と
圧力低下信号との両方が確認されたときに制御弁61を
開状態に制御し、スプリンクラーヘッド51による放水
が行われる。このように二重連動タイプの場合には火災
信号と圧力低下信号とのAND条件で放水を行うことに
よって、分岐管52内に誤って消火用水が充水されるこ
とが防止される。
【0013】一方、圧力低下信号のみが確認され、所定
時間経っても火災信号が確認できない場合には、感知器
回線71の断線の可能性があるために障害信号の有無を
確認する。そして障害信号が出力されない場合には、火
災が実際に発生しておらず圧力低下はスプリンクラーヘ
ッド51の破損等によるものと判断して、制御弁61を
閉状態に維持して放水を行わない。また障害信号が出力
された場合には、火災が実際に発生しているにも関わら
ず感知器回線52の断線によって火災信号が伝達されな
いものと判断して、制御弁61を開状態に制御して放水
を行う。なお、この図3、図4の予作動式のスプリンク
ラー消火設備は共同住宅用のシステムを示したものであ
るが、一般ビル用にも適用されているシステムで、その
場合は防災センター等に火災受信盤72を一台のみ設け
て、火災受信盤72が全監視区域の火災を監視する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
のような予作動式のスプリンクラー消火設備において
は、火災感知システムにおける障害の有無を十分に検出
することができない結果、火災が発生しているにも関わ
らず放水を行うことができない場合があった。
【0015】すなわち上述のような予作動式のスプリン
クラー消火設備においては、上述のように感知器回線の
断線を検出しているものの、その他の異常については検
出することができず、やはり火災が発生しているにも関
わらず放水を行うことができない場合があった。すなわ
ち火災受信盤72の電源が遮断されていたり、火災受信
盤72の内部の制御CPU等に機能異常があった場合に
は、火災信号が出力されないばかりか、障害信号も出力
されないことになる。このような場合、火災の熱によっ
てスプリンクラーヘッド51が正常に作動し、圧力が低
下して圧力低下信号が出力されても、スプリンクラー制
御盤64は火災受信盤72から火災信号及び障害信号の
いずれも出力されていないために制御弁61を閉状態に
維持してしまい、火災が発生しているにも関わらず放水
が行われないという危険性があった。
【0016】特に集合住宅用の火災受信盤は、コスト低
減の観点からバックアップ電源等を備えることなく簡易
に構成されることが多く、必ずしも信頼性に優れている
とはいえない面があるため、上述のような火災受信盤の
電源遮断等の可能性は無視できるものではなかった。ま
た火災受信盤には上記コスト低減の要請が大きいため、
火災感知器や火災受信盤自体の構成を変更することなく
上記問題を解決することが要望されていた。
【0017】本発明は、従来のこのような予作動式のス
プリンクラー消火設備における問題点に鑑みてなされた
もので、簡易な構成により、火災受信盤の異常時にも放
水を確実に行うことのできるスプリンクラー消火設備を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記従来のスプリンクラ
ー消火設備における問題点を解決するために請求項1記
載の本発明は、各消火区画に配置された閉鎖型のスプリ
ンクラーヘッド及び火災感知器と、前記スプリンクラー
ヘッドへ消火用水を供給する制御弁を制御するスプリン
クラー制御盤と、前記火災感知器からの火災信号を受信
して前記スプリンクラー制御盤に出力する火災受信盤と
を備え、定常監視状態においては、前記制御弁を閉状態
とすると共に、該制御弁から前記スプリンクラーヘッド
に至る管路中に気体又は消火用水を加圧供給し、前記火
災感知器から火災信号が出力された場合、前記スプリン
クラー制御盤は前記制御弁を開状態として前記スプリン
クラーヘッドへ消火用水を供給するスプリンクラー消火
設備において、前記スプリンクラー制御盤は、前記火災
感知器から前記火災受信盤に対して前記火災信号を送出
するための感知器回線を用いて、前記火災受信盤が正常
であるか否かを検出する機能検出手段を備え、前記スプ
リンクラーヘッドに加圧供給された気体又は消火用水の
圧力低下が検出された場合であって、該圧力低下の検出
されたスプリンクラーヘッドに対応する火災感知器から
の火災信号がない場合において、前記機能検出手段にて
前記火災受信盤が正常でないことが検出された場合に
は、前記制御弁を開状態として前記スプリンクラーヘッ
ドへ消火用水を供給することを特徴として構成されてい
る。
【0019】また請求項2記載の本発明は、請求項1記
載の本発明において、前記火災受信盤は、前記感知器回
線に流れる電流の有無を検出することにより該感知器回
線の断線状態を検出し、該断線状態が検出された場合に
は該断線状態に対応したパルスの障害信号を前記スプリ
ンクラー制御盤に対して出力し、前記機能検出手段は、
前記感知器回線を所定タイミングで所定間隔にて断線状
態とすることにより該感知器回線を流れる電流を所定の
パルス状態とし、前記火災受信盤から送出される障害信
号が前記所定のパルス状態に対応するか否かを判断する
ことにより、前記火災受信盤が正常であるか否かを検出
することを特徴として構成されている。
【0020】また請求項3記載の本発明は、請求項2記
載の本発明において、前記火災受信盤は、前記断線状態
が所定時間以上継続して検出された場合にのみ前記障害
信号を出力し、前記機能検出手段は、前記感知器回線を
前記所定時間以上継続して断線状態とすることを特徴と
して構成されている。
【0021】また請求項4記載の本発明は、請求項2又
は3記載の本発明において、前記感知器回線を断線状態
とするためのスイッチを前記感知器回線の終端側に設
け、前記機能検出手段は、前記スイッチを介して前記所
定のパルス状態を生成することを特徴として構成されて
いる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスプリンクラー消
火設備の一実施形態について図面を参照して詳細に説明
する。図1は本実施形態における予作動式のスプリンク
ラー消火設備の全体構成を示す図、図2はスプリンクラ
ー制御のフローチャートである。図1において本実施形
態のスプリンクラー消火設備は、主として集合住宅の各
住戸を1つの消火区画として放水を行うもので、各消火
区画の各部屋内にはスプリンクラーヘッド1が配置され
ている。このスプリンクラーヘッド1は閉鎖型に構成さ
れ、火災による熱を受けた際にその内部の金属を溶融さ
せること等によって自動的に開放し、放水を開始する。
【0023】このスプリンクラーヘッド1は分岐管2を
介して給水本管3に接続されており、これら給水本管3
及び分岐管2を介してスプリンクラーヘッド1に消火用
水が供給される。この給水本管3の一端は建屋の地下室
等に引き込まれ、消火ポンプ4を介して貯水槽5に接続
されている。また給水本管3には圧力タンク6が分岐接
続されており、この圧力タンク6によって給水本管3を
加圧することにより該給水本管3内の管内圧力が規定圧
に保持されている。
【0024】この圧力タンク6には圧力スイッチ7が設
けられており、スプリンクラーヘッド1が作動して給水
本管3の管内圧力が所定以下に低下したことが圧力スイ
ッチ7にて検出されると、ポンプ制御盤8にてモータ9
が駆動されて消火ポンプ4が運転され、貯水槽5内の消
火用水が給水本管3に継続して供給される。これによっ
て放水が継続して行われる。なお消火ポンプ4が運転さ
れている際には、その旨を示すポンプ運転信号がポンプ
制御盤8から後述する住棟受信盤24に対して出力され
る。また給水本管3の他端は、建屋屋上等の高所に配置
した高架水槽10に引き込まれている。そして高架水槽
10から給水本管3に対して消火用水が自重にて供給さ
れ、給水本管3に消火用水を常時充満させている。
【0025】また給水本管3から引き出された分岐管2
には、仕切弁34と、制御弁11と、流水検出装置12
と、コンプレッサー14と、圧力検出装置13、17と
が設けられている。このうち制御弁11は、分岐管2か
ら分岐して取り出した水圧を利用して流水検知装置12
の開閉を行うことにより消火用水の給水を制御するもの
であり、具体的には後述するスプリンクラー制御盤25
の制御部28の制御によってモータ駆動される電動弁と
して構成されている。この制御弁11は、後述する定常
監視状態において閉鎖状態に維持されている。また流水
検出装置12の圧力検出装置13は、制御弁11の開動
作によって流水検知装置12が作動したことを検出する
もので、流水検知装置12から分岐された圧力検出装置
13に通じる配管内の水圧を測定し、この水圧が規定圧
力以上のときに流水警報を出力する。
【0026】またコンプレッサー14は、バルブ15、
オリフィス16及び流水検知装置12を介して、流水検
知装置12以降の分岐管2内に加圧空気を供給する。こ
のようにオリフィス16を設けるのは、コンプレッサー
14から供給される加圧空気の量を絞ることにより該加
圧空気の供給を任意的に遅らせ、スプリンクラーヘッド
1の開放等が生じた場合には分岐管2内に圧力低下が生
じるようにするためである。この圧力低下は圧力検出装
置17にて検出され、圧力検出装置17は分岐管2内の
圧力が規定圧力以下になった時に圧力低下信号を出力す
る。なお分岐管2の末端側には末端試験弁18、オリフ
ィス19、及び圧力計33が設けられており、末端試験
弁18を開くとオリフィス19にて決定される量の消火
用水が分岐管2に流れ、流水検出部12を擬似的に作動
させて試験運転を行うことができる。
【0027】また各消火区画の各部屋内には火災感知器
20が配置されている。この火災感知器20は2重線路
たる感知器回線21及び端子ボックス22を介して火災
受信盤23に接続されており、火災を感知した際に感知
器回線21を低インピーダンス短絡することによって火
災信号を出力する。この火災信号は、火災受信盤23に
入力されて火災発生が表示される。また火災受信盤23
は住棟受信盤24に火災信号を出力し、火災警報が行わ
れる。
【0028】この火災受信盤23は、消火区画となる各
住戸毎に設けられるもので、火災感知器20から出力さ
れた火災信号をスプリンクラー制御盤25に対して移報
信号として出力する。また火災受信盤23においては、
感知器回線21の断線が監視される。そして障害が発生
している場合には、火災受信盤23からスプリンクラー
制御盤25に対して障害信号が出力される。具体的に
は、火災受信盤23においては感知器回線21に流れる
微少電流が常時検出されており、微少電流が検出されな
くなった場合には障害が発生したものと判断されて障害
信号が出力される。この障害信号は、微少電流が検出さ
れていない間は継続して出力され、微少電流が再び検出
された場合には出力が停止される。すなわち障害信号
は、微少電流に対応したパルスにて出力される。
【0029】次に、スプリンクラー制御盤25の構成に
ついて説明する。上述のように、流水検出装置12の圧
力検出装置13から出力された流水警報、圧力検出装置
17から出力された圧力低下信号、火災受信盤23から
出力された火災信号及び障害信号は、スプリンクラー制
御盤25に入力される。このスプリンクラー制御盤25
は、消火区画となる各住戸毎に設けられるもので、これ
ら圧力低下信号、火災信号及び障害信号等に基づいて制
御弁11の制御を行う。
【0030】このような機能を実現するためスプリンク
ラー制御盤25には、感知器回線21を断線状態とする
ためのスイッチ26と、火災受信盤23が正常であるか
否かを検出する機能検出手段たる機能検出部27を備え
る制御部28とが設けられている。
【0031】このうちスイッチ26は感知器回線21中
に配置されるもので、機能検出部27の制御による所定
のタイミングにて所定間隔でオンオフされ、感知器回線
21を断線状態又は通線状態とする。これによって感知
器回線21を流れる微少電流が所定のパルス状態とされ
る。特に本実施形態においてスイッチ26は、スプリン
クラー制御盤25内に配置された感知器回線21の終端
抵抗R1の下流側に設けられている。したがって火災感
知器20から出力された火災信号はスイッチ26のオン
オフ状態に関係なく感知器回線21を介して火災受信盤
23に到達し、火災感知を不用意に妨げることがない。
【0032】また機能検出部27は、スイッチ26を上
述のようにオンオフ駆動し、またこの際に火災受信盤2
3から出力される障害信号を監視する。そして火災受信
盤23から出力された障害信号が所定のパルス状態(ス
イッチ26のオンオフにて生じるパルス状態)に対応す
るか否かを判断する。そして障害信号が所定のパルス状
態に対応する場合には、火災受信盤23が正常であると
判断する。一方、障害信号が全く出力されない場合や、
出力された障害信号が所定のパルス状態に対応しない場
合には、火災受信盤23に電源遮断やCPU異常等の機
能異常がある(火災受信盤23が正常でない)ものと判
断する。
【0033】またスプリンクラー制御盤25からは、後
述する住棟受信盤24に対し、流水検出装置12の作動
状態や制御弁11の開閉状態等の各種状態に関する状態
信号が端子ボックス29を介して出力される。なおスプ
リンクラー制御盤25には緊急停止スイッチ30が設け
られており、この緊急停止スイッチ30が押された場合
には制御弁11が閉状態とされて放水が停止される。こ
のスプリンクラー制御盤25に対しては、端子ボックス
31を介して、ポンプ制御盤8に対するAC100ボル
トの電源線32から電源が供給される。
【0034】住棟受信盤24は例えば管理人室等に配置
されるもので、ポンプ制御盤8からポンプ運転信号、火
災感知器20から火災信号、あるいはスプリンクラー制
御盤25から状態信号が出力された際、これら信号が出
力されている旨を示す図示しない表示灯を点灯させる。
これによって管理人はスプリンクラー消火設備の運転状
況を集約的に監視することができる。
【0035】次に、上記のように構成されたスプリンク
ラー消火設備におけるスプリンクラー制御について図2
を参照して説明する。なお、図2のフローは二重連動タ
イプの予作動式スプリンクラー消火設備の場合のフロー
である。まず制御の開始時(ステップS1)において
は、スプリンクラー制御盤25の制御部28にデフォル
ト設定された初期制御によって制御弁11は閉状態に制
御され、制御弁11からスプリンクラーヘッド1に至る
分岐管2内部はコンプレッサー14から供給された加圧
空気で満たされている。その後、圧力低下信号と火災信
号の有無が監視される(定常監視状態、ステップS
2)。この監視初期状態においては、分岐管2内部は加
圧空気で満たされているため、圧力検出装置17からは
圧力低下信号が出力されない。またこの時点では火災が
発生していないため、火災信号は出力されていない。よ
ってステップS2、S6によって制御弁11の閉状態が
維持される。
【0036】ここで始めにステップS2において火災信
号が検出されると、制御部28は圧力低下信号の有無を
監視する(ステップS3)。そして圧力低下信号が出力
されるまでステップS3、S6によって制御弁11の閉
状態が維持され、スプリンクラーヘッド1が作動して圧
力低下信号が出力された場合には火災が発生したものと
判断して制御弁11を開状態に制御する(ステップS
4)。したがって火災の熱によってスプリンクラーヘッ
ド1が自動的に作動することにより、消火区画に対して
放水が行われる。このように放水が行われると、流水検
出装置13から流水警報が出力される。またスプリンク
ラーヘッド1が作動して給水本管3の管内圧力が所定以
下に低下したことが圧力スイッチ7にて検出されると、
ポンプ制御盤8がモータ9を駆動して消火ポンプ4を運
転し、放水が継続して行われる。
【0037】その後、緊急停止スイッチ30が押された
か否かが監視される(ステップS5)。緊急停止スイッ
チ30が押された場合には、それ以上の放水を行う必要
がないために、制御部28から制御弁11に対して制御
信号が出力され制御弁11が閉じられる(ステップS
6)。これによってスプリンクラーヘッド1による放水
が停止し、必要以上に放水を行うことが防止される。な
お、この放水停止以外にも、操作員が流水検出装置12
のバルブを閉めることにより放水停止を行うこともでき
る。また後述するように、火災信号がオフすることで制
御弁11が閉鎖制御されて放水が停止する。
【0038】一方、定常監視状態において、火災信号が
検出される前に圧力低下信号が検出されると、まず制御
部28は火災信号が出力されるか否かを確認する(ステ
ップS7)。ここで火災信号が出力された場合には、火
災が発生しておりスプリンクラーヘッド1の放水は正常
なものであると判断して、ステップS4に移行して制御
弁11を開状態に制御して放水を開始する。その後は、
上述のステップS5、S6と同じである。
【0039】またステップS7において火災信号が出力
されない場合、実際には火災が発生しているにも関わら
ず、感知器回線21が断線していて火災信号が出力され
ない可能性がある。この可能性を確認するため、制御部
28は火災受信盤23からの障害信号の出力の有無を確
認する(ステップS8)。そして障害信号が出力されて
いる場合には感知器回線21が断線していると断定で
き、実際には火災が発生している可能性があると判断で
きるため、ステップS4に移行して制御弁11を開状態
に制御して放水を開始する。その後は、上述のステップ
S5、S6と同じである。したがって感知器回線21が
断線している場合でも、放水を開始することができる。
【0040】一方、ステップS7において障害信号の出
力が確認されない場合には、実際に火災が発生していな
い可能性の他、実際には火災が発生しているにも関わら
ず火災受信盤23の電源遮断やCPU異常等の機能異常
によって火災信号や障害信号が出力されていない可能性
がある。この可能性を確認するため、制御部28の機能
検出部27は所定のタイミングにて所定間隔でスイッチ
26をオンオフ駆動し、感知器回線21を断線状態又は
通線状態とする(ステップS9)。これによって感知器
回線21を流れる微少電流が所定のパルス状態とされ
る。
【0041】また機能検出部27は、このようにスイッ
チ26を駆動した際、火災受信盤23から出力される障
害信号を監視し、障害信号が出力されるか否か、及び出
力された障害信号が所定のパルス状態に対応するか否か
を判断する(ステップS10)。そして障害信号が出力
されないか、あるいは出力されても所定のパルス状態に
対応しない場合には、火災受信盤23の電源遮断やCP
U異常等の機能異常が存在すると判断する。この場合、
ステップS4に移行して制御弁11を開状態に制御して
放水を開始する。その後は、上述のステップS5、S6
と同じである。したがって火災受信盤23が故障してい
る場合でも放水を行うことができる。
【0042】一方ステップS10において、障害信号が
出力され、またこの障害信号が所定のパルス状態に対応
することが確認された場合には、火災受信盤23の電源
遮断やCPU異常等の機能異常が存在せず、実際に火災
が発生していないと断定でき、放水はスプリンクラーの
破損や漏水によるものと判断できるため、ステップS6
に移行して制御弁11を閉状態に維持する。したがって
実際には火災が発生していないにも関わらずスプリンク
ラーヘッド1の破損等によって圧力低下信号が出力され
た場合には、放水が行われないので水損被害が発生する
ことを防止することができる。
【0043】なおスプリンクラーヘッド1による放水中
に火災受信盤23が復旧し、火災信号の出力が停止した
ときには、ステップS2→S6によって制御弁11が閉
止制御され、放水が停止される。このようなステップS
1〜S10により、火災信号、圧力低下信号の2つの信
号の状態及び火災受信盤23の状態を監視することで、
スプリンクラー制御が行われる。なお、図2のフローチ
ャートは二重連動タイプのスプリンクラー消火設備の場
合であったが、単一連動タイプのスプリンクラー消火設
備の場合はステップS3の判断がなくなり、ステップS
2で火災信号を受信したときは、すぐにステップS4の
制御弁11の開制御を行う。
【0044】さてこれまで本発明の一実施形態について
説明したが、本発明は上記に示した実施形態に限定され
ず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態に
て実施されてよいものであり、以下、これら異なる形態
について説明する。まず本発明の対象となるスプリンク
ラー消火設備は、一般住戸用に限定されず、例えば火災
受信盤23やスプリンクラー制御盤25を監視室等に集
約的に設けて構成されたビル設備に適用されてもよい。
またスプリンクラー消火設備の全体構成としては、図示
の構成以外にも異なる構成が採用されてよい。図1の構
成では分岐管2に加圧空気を充満しているが、空気に限
定されず、窒素等の消火性能のある気体を充満させても
良い。また、図3に示したように、分岐管に消火用水を
充満させるスプリンクラー消火設備にも本発明を適用で
きる。
【0045】また機能検出部27による火災受信盤23
の正常性検出は、感知器回線21を断線状態とすること
以外の任意の方法で行われてよい。例えば感知器回線2
1に対して特定周波数の電流を入力し、障害信号の周波
数が特定周波数に対応するか否かを判断することによっ
て行われてもよい。あるいは感知器回線21に対して抵
抗を断続的に接続して線路の抵抗値を増加させ、これに
よって線路電流を減少させて擬似的な断線状態として特
定のパルス状態を作り出してもよい。その他、火災受信
盤23からスプリンクラー制御盤25に対して、火災受
信盤23自身の正常性を示すための各種信号を出力する
ことも可能である。ただし一般的に火災受信盤23は低
コストの観点から簡易に構成されており、新たな構成を
付加することは困難である。また上記実施形態のように
感知器回線21を断線状態とすることが最も簡易な構成
であり、したがって上記実施形態によれば最も低コスト
で最も信頼性の高い火災受信盤23の正常性検出システ
ムを構築することができる。
【0046】また上記実施形態においては、感知器回線
21からの微少電流が検出されなくなった場合には、障
害が発生したものと判断されて火災受信盤23から障害
信号が出力されるものとして説明した。しかしながら障
害判断の信頼性を向上させるため、火災受信盤23には
いわゆる蓄積機能が備えられることがある。この蓄積機
能とは、微少電流が所定時間(例えばT1)以上継続し
て検出された場合にのみ障害信号を出力する機能であ
る。このような蓄積機能が火災受信盤23に備えられて
いる場合、機能検出部27は蓄積機能に対応したスイッ
チ26の駆動を行う。具体的に機能検出部27は、スイ
ッチ26をT1以上の間隔で駆動する。この場合には、
このスイッチ26の駆動により作り出されたパルス状態
に対応した障害信号が、火災受信盤23から確実に出力
され得る。したがって蓄積機能を有する火災受信盤23
に対してもその正常性を確実に検出することができる。
またこのような蓄積機能は、機能検出部27における火
災受信盤23の正常性検出や、その他の判断時に適宜採
用されてよい。
【0047】
【発明の効果】これまで説明したように請求項1記載の
本発明は、スプリンクラー制御盤は、火災感知器から火
災受信盤に対して火災信号を送出するための感知器回線
を用いて、火災受信盤が正常であるか否かを検出する機
能検出手段を備え、スプリンクラーヘッドに加圧供給さ
れた気体又は消火用水の圧力低下が検出された場合であ
って、該圧力低下の検出されたスプリンクラーヘッドに
対応する火災感知器からの火災信号がない場合におい
て、機能検出手段にて火災受信盤が正常でないことが検
出された場合には、制御弁を開状態としてスプリンクラ
ーヘッドへ消火用水を供給するように構成したので、火
災受信盤の電源遮断やCPU異常等の機能異常が存在す
る場合には制御弁が開状態に制御され放水が行われるの
で、火災受信盤の異常時にも放水を行うことができる。
したがって火災消火を一層確実かつ安全に行うことがで
きる。
【0048】しかも請求項2記載の本発明は、火災受信
盤は、断線状態が検出された場合には障害信号をスプリ
ンクラー制御盤に対して出力し、機能検出手段は、感知
器回線を流れる電流を所定のパルス状態とし、火災受信
盤から送出される障害信号が所定のパルス状態に対応す
るか否かを判断することにより、火災受信盤が正常であ
るか否かを検出することにより、火災受信盤側に新たな
構成を付加することなく、火災受信盤の正常性を検出す
ることができる。また感知器回線を断線状態とすること
が最も簡易な構成であるため、最も低コストで最も信頼
性の高い火災受信盤の正常性検出システムを構築するこ
とができる。
【0049】しかも請求項3記載の本発明は、火災受信
盤は断線状態が所定時間以上継続して検出された場合に
のみ障害信号を出力し、機能検出手段は感知器回線を所
定時間以上継続して断線状態とすることにより、機能検
出手段には作り出されたパルス状態に対応した障害信号
が、火災受信盤から確実に出力され得る。したがってい
わゆる蓄積機能を有する火災受信盤に対してもその正常
性を確実に検出することができる。
【0050】さらに請求項4記載の本発明は、感知器回
線を断線状態とするためのスイッチを感知器回線の終端
側に設け、機能検出手段は、スイッチを介して所定のパ
ルス状態を生成することにより、火災感知器から出力さ
れた火災信号はスイッチのオンオフ状態に関係なく火災
受信盤に到達し、火災感知を不用意に妨げることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における予作動式のスプリ
ンクラー消火設備の全体構成を示す図である。
【図2】スプリンクラー制御のフローチャートである。
【図3】従来の予作動式スプリンクラー消火設備の全体
構成の一例を示す図である。
【図4】従来の別の予作動式スプリンクラー消火設備の
全体構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1、51 スプリンクラーヘッド 2、52 分岐管 3、53 給水本管 4、54 消火ポンプ 5、55 貯水槽 6、56 圧力タンク 7、57 圧力スイッチ 8、58 ポンプ制御盤 9、59 モータ 10、60 高架水槽 11、61 制御弁 12、77 流水検知装置 14、74 コンプレッサー 13、17 圧力検出装置 20、70 火災感知器 21、71 感知器回線 22、29、31 端子ボックス 23、72 火災受信盤 24、73 住棟受信盤 25、64 スプリンクラー制御盤 26 スイッチ 27 機能検出部 28 制御部 30 緊急停止スイッチ 32 電源線 62 通液装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各消火区画に配置された閉鎖型のスプリン
    クラーヘッド及び火災感知器と、 前記スプリンクラーヘッドへ消火用水を供給する制御弁
    を制御するスプリンクラー制御盤と、 前記火災感知器からの火災信号を受信して前記スプリン
    クラー制御盤に出力する火災受信盤とを備え、 定常監視状態においては、前記制御弁を閉状態とすると
    共に、該制御弁から前記スプリンクラーヘッドに至る管
    路中に気体又は消火用水を加圧供給し、 前記火災感知器から火災信号が出力された場合、前記ス
    プリンクラー制御盤は前記制御弁を開状態として前記ス
    プリンクラーヘッドへ消火用水を供給するスプリンクラ
    ー消火設備において、 前記スプリンクラー制御盤は、 前記火災感知器から前記火災受信盤に対して前記火災信
    号を送出するための感知器回線を用いて、前記火災受信
    盤が正常であるか否かを検出する機能検出手段を備え、 前記スプリンクラーヘッドに加圧供給された気体又は消
    火用水の圧力低下が検出された場合であって、該圧力低
    下の検出されたスプリンクラーヘッドに対応する火災感
    知器からの火災信号がない場合において、前記機能検出
    手段にて前記火災受信盤が正常でないことが検出された
    場合には、前記制御弁を開状態として前記スプリンクラ
    ーヘッドへ消火用水を供給すること、を特徴とするスプ
    リンクラー消火設備。
  2. 【請求項2】前記火災受信盤は、前記感知器回線に流れ
    る電流の有無を検出することにより該感知器回線の断線
    状態を検出し、該断線状態が検出された場合には該断線
    状態に対応したパルスの障害信号を前記スプリンクラー
    制御盤に対して出力し、 前記機能検出手段は、前記感知器回線を所定タイミング
    で所定間隔にて断線状態とすることにより該感知器回線
    を流れる電流を所定のパルス状態とし、前記火災受信盤
    から送出される障害信号が前記所定のパルス状態に対応
    するか否かを判断することにより、前記火災受信盤が正
    常であるか否かを検出すること、を特徴とする請求項1
    記載のスプリンクラー消火設備。
  3. 【請求項3】前記火災受信盤は、前記断線状態が所定時
    間以上継続して検出された場合にのみ前記障害信号を出
    力し、 前記機能検出手段は、前記感知器回線を前記所定時間以
    上継続して断線状態とすることを特徴とする請求項2記
    載のスプリンクラー消火設備。
  4. 【請求項4】前記感知器回線を断線状態とするためのス
    イッチを前記感知器回線の終端側に設け、 前記機能検出手段は、前記スイッチを介して前記所定の
    パルス状態を生成すること、を特徴とする請求項2又は
    3記載のスプリンクラー消火設備。
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