JPH01247330A - ハイブリッドｉｃ基板回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、焼成炉、乾燥炉、或いは回路パターン印刷機
その他の連続処理装置から抽出された混成集積回路（ハ
イブリッドＩＣ）用基板（以下ＩＣ基板と称す）および
該基板の下に介装されているトレイを夫々マガジンに回
収するための装置に関するものである。

〔従来の技術〕

セラミックス製のＩＣ基板はその回路が複雑化するに伴
い周知のように表裏両面にわたり回路パターンが印刷さ
れるようになって来ている。従来から一般にＩＣ基板を
熱処理するにはメツシュベルトコンベヤが使用されてい
るが、メツシュベルト上にＩｃ基板が直に載置されると
そのＩＣ基板の下面がメツシュベルトとの接触により支
障が出るため従来からこのように両面印刷を施したＩＣ
基板ではメツシュベルトが直に接触しないようにトレイ
　（スペーサとも称されるンを介装させている。しかし
てこのようなメッシュベルトコンベヤ上にトレイ介装さ
せて、焼却炉等から抽出されたＩＣ基板をマガジンに回
収するには従来は専ら手作業によりトレイおよびＩＣ基
板を一枚宛回収する方法、および、メツシュベルトの搬
送面に予めトレイを一定間隔毎に固着させておき、該ト
レイをからＩＣ基板を自動回収機械によりマガジンに回
収させる方法があった。

〔従来技術の欠点〕

しかるに上記手作業による方法は非常に時間がかかり作
業能率が悪い欠点がある。また上記のようにメツシュベ
ルトにトレイを固着させたものでは載置できるＩＣ基板
の大きさが限定されサイズ変更に対処できないので汎用
性がない欠点がある。

〔発明の課題〕

そこで本発明は、ＩＣ基板およびトレイを自動的に確実
に夫々マガジンに回収できるようにすることで上記欠点
を解消し作業性を向上させると共に、ＩＣ基板のサイズ
変更に対する汎用性をも具備せんとするものである。

〔課題を達成するための手段〕

本発明のＩＣ基板回収装置は上記目的を達成するため、
２条の搬送ベルトを所定の間隔を離して平行に張設して
なるベルトコンベヤと、前記２条の搬送ベルトに跨いで
乗架できる平面略長方形状のトレイと、前記トレイ上に
乗架され一辺が前記トレイの短側辺より長く他辺が前記
トレイの長側辺より短い方形状のハイブリッドＩＣ基板
と、前記２条の搬送ベルトの間隔にて該搬送ベルトの搬
送面から出没動するように設けられ上面中央に前記トレ
イが安定的に支持できる凹部が形成され、該凹部の上方
両側に前記ハイブリッドＩＣ基板が支持できる受板が形
成された受台と、前記受板上に支持されたハイブリッド
ＩＣ基板を基板マガジン中にスライドさせる基板プツシ
ヤと、前記凹部に支持されたトレイをトレイマガジン中
に移載するトレイハンドラとを具備してなることを特徴
としたものである。

〔作用〕

受台を搬送ベルトの搬送面から突出させることでＩＣ基
板を受台の受板上に支持させ、トレイを受台の凹部に支
持させる。そして基板プツシヤによりその受台の受板上
のＩＣ基板を基板マガジン中にスライドさせると共に、
トレイハンドラにより凹部のトレイを吊り上げてトレイ
マガジンに移載する。

〔実施例〕

次に本発明の一実施例を図面と共に説明する。

図中、■は焼成炉等の出口部に位置するメツシュベルト
コンベヤで、該コンベヤ上にはＩＣ基板４０がトレイ３
０上に乗せられ矢印の方向に搬送される。

このトレイ３０は第１０図に示したように平面略長方形
状でその中央に打抜孔３３が開設されると共に両長側辺
に起立片３１．３１が折曲げ形成され、該起立片にその
起立高さが四隅角に向い漸次高くなるように傾斜状の支
持部３２が形成されている。一方ＩＣ基板４０は一辺が
該トレイ３０の短側辺より長く他辺が該トレイ３０の長
側辺より短い方形状であるので前記４つの支持部３２に
２辺が点接触して支持される。そしてこのトレイ３０が
メツシュベルトコンベヤ１上にその長手方向を搬送方向
に一致させて３列に並べられ該コンベヤｌの駆動により
矢印の方向に進行する。

２は該メツシュベルトコンベヤの終端部に延設された整
列装置で、該整列装置は、該コンベヤ１の幅寸法と同程
度の間隔を離して側板２０．２０を垂設し、複数本の回
転軸２１．２１・・・を該側板２０．２０間に夫々回転
自在に水平に軸支し、該回転軸２１．２１・・・の一端
に固設したブーＩＪ２２，２２に無端状の伝動ベルト２
３を巻掛し、駆動モータ２４により該伝動ベルト２３を
介して回転軸２１．２１・・・を同方向に回転駆動させ
コンベヤ１により搬送されて来たトレイ３０をこの回転
軸２１．２１・・・上に乗り移らせ引き続き同方向に搬
送されるようにしている。２８はその終端部に位置しト
レイ３０の先端が当接する衝止片、２５は該衝止片の位
置を進退調節するための止螺子である。そのトレイ３０
の停止位置の真下には小型のエアーシリンダ２６が垂設
され該エアーシリンダ２６の作動により支持片２７．２
７が回転軸２１．２１の間隙より上下に出没動するよう
にしている。そして、衝止片２８にて停止させられた３
個のトレイ３０は該支持片２７．２７の突出によりＩＣ
基板４０とともに上方に３個同時に持ち上げられる。

５０は支持片２７．２７にて持ち上げられたトレイ３０
を３個同時にＩＣ基板４０ごとベルトコンベヤ６０上に
移し替える移載装置で、該移載装置はテーブル５１上に
横架支持された横架梁５２の一側にロッドレスシリンダ
５３を設け、８亥口゛ンドレスシリンダによりベルトコ
ンベヤ６０上と整列装置２上とを水平に往復動するよう
に走行体５４を支持し、該走行体上に上下動用小型シリ
ンダ５５を設け、該シリンダ５５により上下動するグリ
ッパ５６を設けている。グリッパ５６は支持片２７．２
７上のトレイ３０を３個同時に挟着保持し得る一対の挟
着片５６ａ、５６ｂがシリンダ５７の作動で開閉動する
ように設けられている。

テーブル５１上にはメツシュベルトコンベヤ１の搬送方
向と直交する方向のベルトコンベヤ６０が設けられてい
る。酸ベルトコンベヤ６０は２条の無端平帯状の搬送ベ
ル）６１．６１をその間に所定の間隔６２が存するよう
に夫々ローラ６３，６３，６４．６４に巻掛して平行に
張設しており、該搬送ベル）　６１　、６１がモータ（
図示せず）の駆動により矢印の方向に循回動する。なお
該ローラ６３．６３，６４．６４を支持している機枠は
図中省略されている。該ベルトコンベヤ６０の終端部に
は第５図〜第８図に示したように搬送されてきたトレイ
３０に当接するトレイストッパ６６．６６が該ベルトコ
ンベヤ６０の機枠の一部に止螺子６７．６７をもって止
着されている。なお止螺子６７　、６７は長孔６８，６
Ｂに止着されておりその長孔の範囲内にて該トレイスト
ッパ６６、６６の位Ｗｇ［節ができるようにしている。

また、テーブル５１内には電気的制御盤が設けられてい
る。

７０は前記ベルトコンベヤ６０の終端部における２条の
搬送ベル１−６１．６１の間隔にて該搬送ベルト６１゜
６１の搬送面から出没動するように設けられた受台であ
る。即ち前記テーブル５１上に垂直に設置されたエアー
シリンダ７１およびリニアガイド７２．７２により取付
板７３が上下動するように支持され、該取付板７３上に
受台７０を設けている。該受台７ｏは第４図〜第８図に
示したようにトレイ３０を安定的に支持できる凹部７４
ａが上面に形成された中央部材７４と、ＩＣ基板４０を
上面に乗せ得る受板７５と、ＩＣ基板４０を段部７６ａ
にて支持できると同時にｍｌＣ基板の端縁に当接し得る
ストッパ壁７６ｂを有した受板７６とよりなる。なおこ
の実施例では中央部材７４の上面中央にトレイ３０の幅
寸法に合致する凹部７４ａが形成されているが、このト
レイ３０より少し幅広のトレイ　（図示せず）にも対応
できるように該凹部７４ａの上方の内側がさらに幅広に
なるように切欠部７４ｂが形成されている。６５は中央
部材７４を取付板７３に止着している止螺子である。ま
た受板７５は前記搬送ベルト６１．６１の邪魔とならな
いように三部材７５ｂ、　７５ｃ、　７５ｄに分割され
その間隙に該搬送ベル）６１．６１が張設され、それら
の背面に一体に設けられた取付片７７に長孔７７ａが形
成され該長孔７７ａにポル！−７７ｂを貫挿することで
この三部材を同時に取付板７３に固着している。また他
方の受板７６は同じく背面に一体に設けられた取付片７
８に同様に長孔７８ａが形成され該長孔７８ａにボルト
７８ｂを貫挿し取付板７３に固着している。したがって
ボルト７７ｂ、７８ｂを緩めることで長孔７７ａ、　？
８ａの範囲内にて該受板７５．７６の間隔をＩＣ基板の
寸法に合致するように広狭調節できるようにしている。

７９はテーブル５１上のベルトコンベヤ６０の上方に横
架された横架梁７９ｂに水平に支持されたシリンダで、
該シリンダ７９のピストンロッド先端に受台７０の受板
７５，７６の上界時の高さと同じとなるように押圧片７
９ａが設けられている。

８０ａ〜８０ｇはテーブル８１上のチェノコンベヤ８２
上に並べられた角型容器様の基板マガジンで、該基板マ
ガジンは相対する２側壁の内側に水平な溝が定ピツチで
多数形成され、この２側壁と直交する２側面は開放状態
にあり、該善導に前記ＩＣ基板４０が一枚宛挿入され水
平に支持できるようになっている。そしてチェンコンベ
ヤ８２を作動させることで各基板マガジンは矢印で示し
たように方形ループ状に移動し、前記受台７０の前に停
止した基板マガジン８０ａがその直下に設けられた昇降
台８３の作動で上下動し得るように構成しである。８４
はこの基板マガジン８０ａと受台７０を隔てて相対する
ように設けられた基板プツシヤで、横架梁８５に設けら
れたロッドレスシリンダ８６に進退動体８７を設は該進
退動体８７に前記受台７０の受板７５．７６の上昇時の
高さと同じ高さとなるようにブツシュプレート８９を設
けている。

９０ａ、９０ｂはテーブル８１上に設けられた往復動台
９１上に設置された角筒状のトレイマガジンで、該トレ
イマガジン中にはトレイ３０が多数枚積み重ねられて収
容できるようにしている。９２は往復動台９１を可動す
るエアーシリンダである。トレイマガジン９０ａの上方
から前記受台７０の上方にわたってはトレイハンドラ１
００を設けている。即ち横架梁１０１の一側にロッドレ
スシリンダ１０２を設けて該ロッドレスシリンダに走行
体１０３を支承し該ロッドレスシリンダの作動で走行体
１０３が往復動じ得るようにし、該走行体１０３には小
型シリンダ１０４の作動で上下動するように一対の吸着
パッド１０５゜１０５が下向に設けられている。往復動
台９１の下部には該往復動台９１上に乗せられたトレイ
マガジン９０ａ、９０ｂの底板に開口した穴を貫通して
該トレイマガジン中に積重されたトレイ３０を上下動さ
せるたとえば角フランジ付突上棒１１０が設けられてい
る。

このように構成された■Ｃ基板回収装置ではメツシュベ
ルトコンベヤ１から降ろされたトレイ３０が整列装置２
に導かれ該各トレイ３０が先ず衝止片２８に当たること
でその３個のトレイの前縁が横−直線上に一致する。そ
れを光電スイッチ（図示せず）が検出し支持片２７．２
７が上昇することでその３個のトレイ３０が持ち上げら
れ、これを移載装置５０のグリッパ５６が挟着し走行体
５４を走行させて該トレイ３０をベルトコンベヤ６０の
真上に移送して来る。そしてグリッパ５６を下降させベ
ルトコンベヤ６０の搬送ベル）６１．６１間に該トレイ
３０を移載せしめる。ベルトコンベヤ６０はこのトレイ
３０を矢印の方向に水平に移動させその終端部に位置す
るトレイストッパ６６．６６に該トレイ３０を当接させ
る。そのとき受台７０は下降状態にあるが、ストッパ壁
７６ｂだけは搬送ベル）６１．６１の搬送面より上方に
突上しているため第７図に示したようにＩＣ基板４０は
このストッパ壁７６ｂに当接する。そのとき光電スイッ
チ（図示せず）が作用しベルトコンベヤ６０を停止させ
ると共にエアーシリンダ７１を作動させ受台７０を上昇
させる。そうするとＩＣ基板４０は受板７５の上面と受
板７６の段部７６ａとによって支持されて上に持ち上げ
られる。またトレイ３０は中央部材７４の凹部７４ａに
合致しこれも上方に持ち上げられる。（第７Ｍ参照）。

それからシリンダ７９が作動し押圧片７９ａが進出する
ことによりＩＣ基板４０の後例辺を押圧し該ＩＣ基板４
０の前側辺をストッパ壁７６ｂに押し当てることにより
酸ＩＣ基板４０を位置決めする。その後基板プツシヤ８
４のブツシュプレート８９を進出させこの位置決めされ
たＩＣ基板４０を該受板７５．７６上に水平にスライド
させ基板マガジン８０ａ中に送入する。それからブツシ
ュプレート８９を後退させ、次にトレイハンドラ１００
ヲ受台７０の真上に移動させ小型シリンダ１０４を作動
させて吸着パッド１０５．１０５を下降させ該吸着パッ
ドにより該受台上のトレイ３０を吸着保持させる。

そして該トレイ３０を持ち上げ走行体１０３を走行させ
て該トレイ３０をトレイマガジン９０ａの真上に移動さ
せ、再度下降させて該吸着パッドの吸着を解くことによ
りｊ亥トレイ３０をトレイマガジン９０ａ中に収容する
。

こうして−組のトレイ３０およびＩＣ基板４０が夫々ト
レイマガジン９０ａおよび基板マガジン８０ａに収容で
きる。

同様にしてベルトコンベヤ６０上のトレイ３０およびＩ
Ｃ基板４０が次々と各マガジンに収容される。

なお基板マガジン８０ａはＩＣ基板４０を一枚収容する
ごとにその内壁面に定間隔に形成された溝の一ピッチ分
ずつ昇降台８３が下降し全部の溝にＩＣ基板が一枚ずつ
収容される。そしてこの基板マガジン８０ａが満杯にな
ったところで該基板マガジン８０ａはチェノコンベヤ８
２上に降ろされ、該チェンコンベヤ８２の駆動により次
の空の基板マガジン（図示せず）がいまあるこの基板マ
ガジン８０ａの位置に移送されて来る。そしてＩＣ基板
が充満した基板マガジン８０ｂ〜８０ｆがチェンコンヘ
ヤ８２上に並ぶ。また、トレイマガジン９０ａ中にトレ
イ３０がいっばいになるとエアーシリンダ９２の作動で
往復動台９１が動き次にトレイマガジン９０ｂ中にトレ
イ３０が充填されるようになる。

［発明の効果］ 以上実施例について説明したように本発明のＩＣ基板回
収装置は、２条の搬送ベルトに跨いで乗架できる平面略
長方形状のトレイと、−辺が該トレイの短側辺より長く
他辺が該トレイの長側辺より短い方形状のＩＣｉ仮を使
用し、該トレイ２条の搬送ベルトの間隔から該搬送ベル
トの搬送面より高くに受台を突出することによりその受
板上にＩＣ基板をトレイから離して上方に持ち上げ、ト
レイは該受台の凹部に支持させ、その状態にてＴＣ基半
反をスライドさせて基＋反マガジンに収容すると共にト
レイをトレイマガジンに収容するものであるから、夫々
が確実に各マガジンに収容できる。

Ｉｔ］チメッシュベルトコンベヤ上にて振動等のために
トレイやその上のＩＣ基板の整列状態が多少ともずれて
いても両者を確実にマガジンに収容できる。このため人
手にたよらずとも高い処理能力をもって次々とＩＣ基板
とその下のトレイを回収でき作業性を大幅に向上させる
ことができる。また、Ｉｃ基板のサイズが多少変わって
きても受台を調整するだけで容易に対処でき、従来のよ
うにメツシュベルトを交換しなければならないような大
幅な変更を要しないので汎用性があるなど種々の利点が
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明のＩＣ基板回収装置の一実施例を示したも
ので、第１図は全体の斜視図、第２図はその平面図、第
３図はその整列装置の縦断面図、第４図は要部の拡大斜
視図、第５図は第４図の平面図、第６図は第５図のＡ−
Ａ線断面図、第７図は第５図の側面図、第８図は第７図
の作動状態図、第９図はトレイハンドラの縦断面図、第
１０図はトレイとＩＣ基板の斜視図である。 ２・・・整列装置、３０・・・トレイ、４０・・・ＩＣ
基板、５０・・・移載装置、６０・・・ベルトコンベヤ
、６１．６１・・・搬送ベルト、７０・・・受台、７４
ａ・・・凹部、７５．７６・・・受板、８０ａ〜８０ｇ
・・・基板マガジン、８４・・・基板プツシヤ、９０ａ
　、　９０ｂ・・・トレイマガジン、１００・・・トレ
イハンドラ。 特許出願人　　大同特殊鋼株式会社 ψ　　　　　　　　　　　　　　　　　　寸の π　　ｍ 第゛〕図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ２条の搬送ベルトを所定の間隔を離して平行に張設して
   なるベルトコンベヤと、前記２条の搬送ベルトに跨いで
   乗架できる平面略長方形状のトレイと、前記トレイ上に
   乗架され一辺が前記トレイの短側辺より長く他辺が前記
   トレイの長側辺より短い方形状のハイブリッドＩＣ基板
   と、前記２条の搬送ベルトの間隔にて該搬送ベルトの搬
   送面から出没動するように設けられ上面中央に前記トレ
   イが安定的に支持できる凹部が形成され、該凹部の上方
   両側に前記ハイブリッドＩＣ基板が支持できる受板が形
   成された受台と、前記受板上に支持されたハイブリッド
   ＩＣ基板を基板マガジン中にスライドさせる基板プツシ
   ヤと、前記凹部に支持されたトレイをトレイマガジン中
   に移載するトレイハンドラとを具備してなることを特徴
   とするハイブリッドＩＣ基板回収装置。