JPH0355537Y2 - - Google Patents

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JPH0355537Y2
JPH0355537Y2 JP1985009583U JP958385U JPH0355537Y2 JP H0355537 Y2 JPH0355537 Y2 JP H0355537Y2 JP 1985009583 U JP1985009583 U JP 1985009583U JP 958385 U JP958385 U JP 958385U JP H0355537 Y2 JPH0355537 Y2 JP H0355537Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、被作業物を載置して搬送するキヤリ
ヤを搬送ベルトによつて搬送するキヤリヤ搬送装
置に関するものであつて、例えば、各種電子機器
用プリント配線基板(回路基板)の製造ライン等
において、そのプリント配線基板にマウントされ
ている各種部品(ボリユーム等)の自動調整作業
等のために、プリント配線基板を搬送するキヤリ
ヤを所定の作業位置で一時停止させるようにした
キヤリヤ搬送装置に最適なものである。
〔従来の技術〕
従来から、上述のような各種電子機器用プリン
ト配線基板の製造ライン等においては、プリント
配線基板を載置したキヤリヤを搬送ベルトによつ
て搬送させ、そのキヤリヤを作業位置で一時停止
させて、プリント配線基板にマウントされている
各種部品(ボリユーム等)の自動調整作業等を行
つていた。
そしてキヤリヤを作業位置で一時停止させる
際、従来は、その都度、搬送ベルトの駆動を停止
させるようにしていた。
(考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、従来のように搬送ベルトの駆動
を停止させてキヤリヤを一時停止させる場合は、
搬送ベルトの停止、駆動を繰り返すことによつ
て、作業位置での作業前後に搬送ベルトの減速、
立上りのためにどうしても無駄ん時間がとられる
ことになる。これにより、搬送ベルトにより搬送
されるキヤリヤを素早く作業位置で停止させるこ
とができず、その作業位置での作業前後に無駄な
時間があつて、ひいては全体の作業時間が長くな
つて作業の効率が悪かつた。
また、搬送ベルトを駆動させた状態のままでそ
の搬送ベルト上でキヤリヤを停止させようとする
と、キヤリヤと搬送ベルトとが常時接触状態にあ
るので、搬送ベルトがキヤリヤによつて擦られて
傷んでしまうこのになる。このため、搬送ベルト
の寿命が短く、その交換等の回数が多くなつてメ
ンテナンスも非常に面倒であつた。
本考案は、搬送ベルトを作業位置でその都度停
止させることなく、搬送ベルトを常に連続駆動さ
せた状態のまま、その搬送ベルトにより搬送され
るキヤリヤを作業位置で正確に一時停止させて固
定させることができ、しかもその際に、搬送ベル
トがキヤリヤにより擦られることがないようにす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、一対の搬送ベルトと、これら一対の
搬送ベルトの上部に対向して配置された一対の搬
送ガイドと、上記両搬送ベルト上に載置されて上
記一対の搬送ガイド間に沿つて搬送されるキヤリ
ヤと、上記両搬送ベルトによつて搬送される上記
キヤリヤを所定位置で停止させるべくこのキヤリ
ヤの搬送軌跡内に出入り自在に構成されたストツ
パーと、上記ストツパーに当接して停止した上記
キヤリヤの一端側を位置決めする一対の位置決め
ピンを有しこれら一対の位置決めピンにより位置
決めされる上記キヤリヤの上記一端側を上方に押
し上げる位置決め手段と、上下方向に往復動する
押し上げロツドを有しこの押し上げロツドの上方
への往動により上記停止したキヤリヤの他端側を
上方に押し上げる押し上げ手段とをそれぞれ具備
し、上記両搬送ベルトにより搬送される上記キヤ
リヤを上記ストツパーにより所定位置で停止させ
た後、上記キヤリヤの上記一端側を上記一対の位
置決めピンにより位置決めすると共に上記位置決
め手段により上記キヤリヤの上記一端側を上方に
押し上げ、次いで、上記キヤリヤの上記他端側を
上記押し上げロツドにより上方に押し上げること
によつて、上記キヤリヤを上記両搬送ガイドの下
面に押圧して固定させるように構成したキヤリヤ
搬送装置に係るものである。
〔作用〕
上述の技術的手段によれば、一対の搬送ベルト
上に載置されて一対の搬送ガイド間に沿つて搬送
されるキヤリヤが、そのキヤリヤの搬送軌跡内に
挿入されたストツパーに当接して所定位置で停止
される。そしてキヤリヤが停止された後、位置決
め手段の一対の位置決めピンによつてキヤリヤの
一端側が位置決めされると共に上記位置決め手段
によりこの一端側が上方に押し上げられてキヤリ
ヤが傾斜状態となり、次いで、押し上げ手段の押
し上げロツドの上方への往動によつてキヤリヤの
他端側が上方に押し上げられる。これによつて、
キヤリヤは両搬送ベルトから完全に上方に浮上し
て一対の搬送ガイドの下面に押圧されて固定され
る。
従つて、キヤリヤを所定位置で一時停止させる
際に、両搬送ベルトを所定位置でその都度停止さ
せる必要がなく、両搬送ベルトを常に連続駆動さ
せた状態のままで良い。またキヤリヤは位置決め
手段によつて位置決めされて所定位置に正確に固
定される。そしてその固定状態ではキヤリヤが両
搬送ベルトから完全に浮上してその両搬送ベルト
に対して非接触状態になるので、両搬送ベルトが
キヤリヤによつて擦られることがない。
〔実施例〕
以下、本考案を電子機器用プリント配線基板の
製造ラインにおけるキヤリヤ搬送装置に適用した
一実施例を図面に基づいて説明する。なおこの実
施例は、プリント配線基板にマウントされている
各種部品(ボリユームやコイル等)を自動調整す
るために、そのプリント配線基板を搬送するキヤ
リヤを所定の作業位置で位置決めして正確に固定
するようにしたキヤリヤ搬送装置である。
まず第5図は、キヤリヤ搬送装置1と、この前
後におけるキヤリヤ3の流れとの概略を示すもの
である。プリント配線基板2は後述するキヤリヤ
3上に載置され、ローダー4に送り込まれる。そ
してキヤリヤ3はベルトコンベヤ5によつて矢印
a方向に水平に搬送され、キヤリヤ搬送装置1に
送り込まれる。キヤリヤ搬送装置1において、キ
ヤリヤ3は搬送ベルト6a,6bによつて矢印a
方向に水平に搬送され、所定位置(作業位置)で
位置決めされて固定される。ここで作業位置の上
方に配置されている自動調整作業用ロボツト7の
ドライバー8等によつて、プリント配線基板2に
マウントされている各種部品(ボリユームやコイ
ル等)9が自動調整される。この作業終了後、キ
ヤリヤ3は搬送ベルト6a,6bによつて再び矢
印a方向に水平に搬送されてキヤリヤ搬送装置1
から送り出される。そしてキヤリヤ3はベルトコ
ンベヤ10によつてアンローダー11に搬送さ
れ、このアンローダー11から取り出される。
次に、第2図〜第5図に示すように、前記キヤ
リヤ搬送装置1の搬送ベルト6a,6bは、左右
一対の無端環状のベルトにて構成され、左右両側
板13a,13bに設けられた左右それぞれ複数
の案内プーリ14に掛け渡されている。そして両
搬送ベルト6a,6bは、回転軸15によつて連
結されてモータ16にて駆動される左右の駆動プ
ーリ17によつて上部において矢印a方向に水平
に駆動される。両側板13a,13bの上端の一
部には、板状をなす左右一対の搬送ガイド18
a,18bが両搬送ベルト6a,6bの上部に対
向して水平状に配置されている。
一方、第3図に示すように、キヤリヤ3はほぼ
長方形状に形成され、このキヤリヤ3上にプリン
ト配線基板2が取付けられている。そしてキヤリ
ヤ3の左右両側部には、一対の突片20a,20
bが水平状に突出されている。またキヤリヤ3の
一端側3aには、左右一対の位置決め用孔21
a,21bが垂直状に設けられている。そしてキ
ヤリヤ3は、第2図及び第3図に示すように両搬
送ベルト6a,6b上に載置され、その左右両突
片20a,20b部分がそれぞれ左右両側板13
a,13bによつてガイドされて、両搬送ガイド
18a,18b間に沿つて搬送されるように構成
されている。
次に、キヤリヤ搬送装置1のほぼ中央部には、
キヤリヤ3を停止させるストツパー23が設けら
れている。このストツパー23は、ロータリーソ
レノイド24によつて第2図の矢印c及びd方向
に回動自在に設けられたものであり、キヤリヤ3
の搬送軌跡内に出入り自在に構成されている。な
お25はストツパー23が完全に矢印d方向に戻
つたかを検出するためのリミツトスイツチであ
る。
次に、キヤリヤ搬送装置1のほぼ中央部には、
キヤリヤ3の一端側3aを位置決めして上方に押
し上げる位置決め手段27が設けられている。そ
して第1図A〜第2図に示すように、この位置決
め手段27は左右一対の位置決めピン28a,2
8bにて構成されている。両位置決めピン28
a,28bは円錐状をなし、左右一対のアーム2
9a,29bの先端に固着されている。両アーム
29a,29bは左右一対の支持部30によつて
回転自在に枢支された水平状の回転軸31に固着
されている。そして回転軸31の一部にはアーム
32が固着されており、このアーム32の先端が
エアシリンダ33の矢印i及びj方向に突出自在
にされたロツド34に当接されている。従つて、
エアシリンダ33の作動によりアーム32が押圧
されて回転軸31が回転され、両アーム29a,
29bが回動されて両位置決めピン28a,28
bが上方(矢印e方向)に突出されるように構成
されている。なお35は両位置決めピン28a,
28bを下方(矢印f方向)に戻すための戻しば
ね、36は両位置決めピン28a,28bの突出
量を調整するための調整ねじである。また第2図
において37は両位置決めピン28a,28bが
完全に戻つたかを検出するためのリミツトスイツ
チであり、回転軸31の一端に取付けられた突片
38によつて動作される。
次に、キヤリヤ搬送装置1には、キヤリヤ3の
他端側3bを上方に押し上げる押し上げ手段40
が設けられている。この押し上げ手段40は左右
一対のエアシリンダ41a,41bによつて構成
され、これらの両ロツド42a,42bが上下
(矢印g及びh方向)に突出自在となつている。
また、キヤリヤ搬送装置1のほぼ中央部でキヤ
リヤ3の搬送軌跡の下方には、キヤリヤ3の搬送
位置を検出するためのセンサ44,45が配置さ
れている。
次に、上述のキヤリヤ搬送装置1におけるキヤ
リヤ3の作業位置での固定を説明する。
まず、第1A図に示すように、プリント配線基
板2が取付けられたキヤリヤ3は、両搬送ベルト
6a,6bの矢印b方向への駆動によつて矢印a
方向に水平に搬送される。ここでキヤリヤ3の一
端側3aがセンサ44にて検出されると、この検
出によつてストツパー23が第2図で矢印c方向
に回動されて、キヤリヤ3の搬送方向前方で搬送
軌跡内に挿入される。そしてキヤリヤ3の一端側
3aがストツパー23に当接してそのキヤリヤ3
が停止される。この後(実施例では約0.5秒に設
定されている)、センサ45によるキヤリヤ3の
一端側3aの検出によつて、エアシリンダ33が
作動される。すると第1B図に示すように、ロツ
ド34が矢印i方向に突出されて位置決め手段2
7の両位置決めピン28a,28bが上方(矢印
e方向)に突出され、これら両位置決めピン28
a,28bがキヤリヤ3の一端側3aに設けられ
た両位置決め用孔21a,21bに下方から挿入
される。これによつて、キヤリヤ3の一端側3a
が位置決めされると共に、両搬送ベルト6a,6
bの上方に押し上げられて、キヤリヤ3の両突片
20a,20bの一端側が両搬送ガイド18a,
18bの下面に押圧される。
次に、キヤリヤ3の一端側3aが位置決めされ
て上方に押し上げられると、この直後(実施例で
は約0.2秒に設定されている)、システムコントロ
ールによつて押し上げ手段40が作動されて、第
1C図に示すように、両エアシリンダ41a,4
1bの両ロツド42a,42bが上方(矢印g方
向)に突出される。これによつて、キヤリヤ3の
他端側3bが両搬送ベルト6a,6bの上方に押
し上げられて、キヤリヤ3の両突片20a,20
bの他端側が両搬送ガイド18a,18bの下面
に押圧される。この結果、キヤリヤ3は両搬送ベ
ルト6a,6bから完全に水平に浮上させられて
その両搬送ベルト6a,6bの上方に押し上げら
れ、キヤリヤ3の両突片20a,20bが両搬送
ガイド18a,18bの下面に押圧されて固定さ
れる。
以上のように、キヤリヤ3の作業位置での固定
が完了し、この後、前述したプリント配線基板2
の各種部品9の自動調整作業が行われる。
そして作業の完了後は、上述の逆動作で、両エ
アシリンダ41a,41bの両ロツド42a,4
2bが下方(矢印h方向)に戻されてキヤリヤ3
の他端側3bが両搬送ベルト6a,6b上に載置
され、これとほぼ同時にエアシリンダ33のロツ
ド34が矢印j方向に戻されて両位置決めピン2
8a,28bが下方(矢印f方向)に戻され、キ
ヤリヤ3の一端側3aが両搬送ベルト6a,6b
上に載置される。そしてストツパー23が矢印d
方向に回動されてキヤリヤ3の一端側3aの当接
が解除され、そのキヤリヤ3は再び両搬送ベルト
6a,6bによつて水平に矢印a方向に搬送され
て行く。なおこの時の一連の動作はシステムコン
トロールによつて順次行われる。
ところで、このキヤリヤ搬送装置1によれば、
キヤリヤ3を作業位置で固定させる際、キヤリヤ
3を両搬送ベルト6a,6bから完全に浮上させ
て固定させるようにしているので、両搬送ベルト
6a,6bをその都度停止させる必要はなく、そ
の両搬送ベルト6a,6bは連続駆動させた状態
のままで良い。従つて、両搬送ベルト6a,6b
により搬送されるキヤリヤ3は、極めて素早く所
定位置に固定されることになる。
しかも、キヤリヤ3を両搬送ベルト6a,6b
から完全に浮上させることによつて、キヤリヤ3
は両搬送ベルト6a,6bに対して完全に非接触
状態になるので、両搬送ベルト6a,6bがキヤ
リヤ3によつて擦られて傷んでしまうことは全く
ない。
さらに、キヤリヤ3に両搬送ベルト6a,6b
の振動が伝達されることがなく、またこの際、キ
ヤリヤ3が位置決め手段27の両位置決めピン2
8a,28bによつて確実に位置決めされている
ので、作業位置でのキヤリヤ3の固定状態は極め
て正確である。
また、ストツパー23により所定位置で停止さ
せたキヤリヤ3の一端側3aを位置決め手段27
の一対の位置決めピン28a,28bにより位置
決めすると共にこの位置決め手段27により上記
一端側3aを上方に押し上げてキヤリヤ3を傾斜
状態となし、次いで、キヤリヤ3の他端側3bを
押し上げ手段40の押し上げロツド42a,42
bの上方への往動により上方に押し上げてキヤリ
ヤ3をほぼ水平状態となすようにしている。この
ためキヤリヤ3の一端側が一対の位置決めピン2
8a,28bにより多少位置ずれして位置決めさ
れてから上方へ押し上げられても、この傾斜状態
のキヤリヤ3の他端側3bが押し上げロツド42
a,42bの上方への往動により上方に押し上げ
られてほぼ水平状態になるときに、キヤリヤ3と
一対の位置決めピン28a,28bとの間にこじ
れ現象が生じる。そして、このこじれ現象により
上記位置ずれが簡単に矯正されるから、キヤリヤ
3の一端側が一対の位置決めピン28a,28b
により正確に位置決めされる。
なお、キヤリヤ3の左右両突片20a,20b
が押圧される両搬送ガイド18a,18bは、キ
ヤリヤ3が両搬送ベルト6a,6bによつて搬送
される際に、そのキヤリヤ3の上方におけるガイ
ドも兼用しているので、キヤリヤ3は極めて確実
に搬送される。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考
案は実施例に限定されることなく、本考案の技術
的思想に基づいて各種の有効な変更が可能であ
る。
例えば、ストツパー、搬送ガイド、位置決め手
段、押し上げ手段等は、実施例の構造に限定され
ることなく、各種の有効な構造に変更が可能であ
る。また実施例では、キヤリヤの搬送方向前端側
を位置決め手段により位置決めして上方に押し上
げると共に後端側を押し上げ手段により押し上げ
るように構成したが、これは逆に構成することも
可能である。
なお、本考案は、電子機器のプリント配線基板
の製造ライン等におけるキヤリヤ搬送装置に限定
されることなく、各種の被作業物の組立、調整等
におけるキヤリヤ搬送装置に適用可能である。
〔考案の効果〕
上述したように本考案によれば、一対の搬送ベ
ルトを所定位置でその都度停止させることなく、
両搬送ベルトを常に連続駆動させた状態のまま、
両搬送ベルトにより搬送されるキヤリヤを所定位
置で一時停止させて固定させることができる。こ
のため、両搬送ベルトを所定位置でその都度停止
させてキヤリヤを固定させる場合のように、両搬
送ベルトの停止、駆動を繰り返すことによつて、
所定位置での作業前後に両搬送ベルトの減速、立
上りのために無駄な時間がとられるようなことが
全くない。従つて、両搬送ベルトにより搬送され
るキヤリヤを極めて素早く所定位置で固定させる
ことができて、その所定位置での作業前後の時間
を短縮することができ、ひいては全体の作業時間
の大幅な短縮により作業の効率を著しく向上させ
ることができる。
しかも、キヤリヤを両搬送ベルトから完全に浮
上させることによつて、キヤリヤは両搬送ベルト
に対して非接触状態であるので、両搬送ベルトを
駆動させた状態のままでその両搬送ベルト上でキ
ヤリヤを固定させる場合のように、両搬送ベルト
がキヤリヤによつて擦られて傷んでしまうことは
全くなく、両搬送ベルトの寿命を著しく向上させ
ることができて、その交換等の回数が少なくなつ
てメンテナンスも非常に楽になり、また、キヤリ
ヤに両搬送ベルトの振動が伝わることがないか
ら、所定位置でのキヤリヤに対する作業を正確に
行うことができる。
また、両搬送ベルトにより搬送されるキヤリヤ
をストツパーにより所定位置で停止させた後、キ
ヤリヤの一端側を位置決め手段の一対の位置決め
ピンにより位置決めすると共にこの位置決め手段
により上記一端側を上方に押し上げてキヤリヤを
傾斜状態となし、次いで、キヤリヤの他端側を押
し上げ手段の押し上げロツドの上方への往動によ
り上方に押し上げてほぼ水平状態となすように構
成した。このため、キヤリヤの一端側が一対の位
置決めピンにより多少位置ずれして位置決めされ
てから上方へ押し上げられても、この傾斜状態の
キヤリヤの他端側が押し上げロツドの上方への往
動により上方に押し上げられてほぼ水平状態にな
るときに、キヤリヤと一対の位置決めピンとの間
にこじれ現象が生じる。そして、このこじれ現象
により上記位置ずれが簡単に矯正されるから、キ
ヤリヤの一端側が一対の位置決めピンにより正確
に位置決めされる。従つて、キヤリヤを両搬送ガ
イドの下面に押圧して固定した状態では、キヤリ
ヤの所定位置での固定状態は常に極めて正確であ
るから、その所定位置での作業を常に一層正確に
行うことができる。
また、キヤリヤの一端側を位置決めする一対の
位置決めピンを有しこれら一対の位置決めピンに
より位置決めされるキヤリヤの上記一端側を上方
に押し上げる位置決め手段と、上下方向に往復動
する押し上げロツドを有しこの押し上げロツドの
上方への往動によりキヤリヤの他端側を上方に押
し上げる押し上げ手段とによつて、キヤリヤの位
置決め及び上方への押し上げのための機構を構成
した。従つて、上記構造が簡単で動作が確実であ
り、また、キヤリヤの下面を特に傷つけることも
ない。しかも、キヤリヤの一端側と他端側とを位
置決め手段と押し上げ手段とにそれぞれ分担させ
てキヤリヤを押し上げるようにしたから、構造が
簡単な割には、キヤリヤを両搬送ガイドの下面に
強固に押圧することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を電子機器用プリント配線基板の
製造ラインにおけるキヤリヤ搬送装置に適用した
一実施例を示すものであつて、第1A図〜第1C
図はそれぞれキヤリヤの固定を説明するための第
4図−線での拡大断面図、第2図は第4図
−線での拡大断面図、第3図は一対の搬送ベル
ト上でのキヤリヤの載置状態を示す要部の斜視
図、第4図は装置全体の平面図、第5図は装置と
その前後におけるキヤリヤの流れとを示す概略側
面図である。 なお図面に用いた符号において、1……キヤリ
ヤ搬送装置、3……キヤリヤ、3a……一端側、
3b……他端側、6a,6b……搬送ベルト、1
8a,18b……搬送ガイド、21a,21b…
…位置決め用孔、23……ストツパー、27……
位置決め手段、28a,28b……位置決めピ
ン、40……押し上げ手段、41a,41b……
エアシリンダ、42a,42b……押し上げロツ
ドである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一対の搬送ベルトと、 これら一対の搬送ベルトの上部に対向して配置
    された一対の搬送ガイドと、 上記両搬送ベルト上に載置されて上記一対の搬
    送ガイド間に沿つて搬送されるキヤリヤと、 上記両搬送ベルトによつて搬送される上記キヤ
    リヤを所定位置で停止させるべくこのキヤリヤの
    搬送軌跡内に出入り自在に構成されたストツパー
    と、 上記ストツパーに当接して停止した上記キヤリ
    ヤの一端側を位置決めする一対の位置決めピンを
    有しこれら一対の位置決めピンにより位置決めさ
    れる上記キヤリヤの上記一端側を上方に押し上げ
    る位置決め手段と、 上下方向に往復動する押し上げロツドを有しこ
    の押し上げロツドの上方への往動により上記停止
    したキヤリヤの他端側を上方に押し上げる押し上
    げ手段とをそれぞれ具備し、 上記両搬送ベルトにより搬送される上記キヤリ
    ヤを上記ストツパーにより所定位置で停止させた
    後、上記キヤリヤの上記一端側を上記一対の位置
    決めピンにより位置決めすると共に上記位置決め
    手段により上記キヤリヤの上記一端側を上方に押
    し上げ、次いで、上記キヤリヤの上記他端側を上
    記押し上げロツドにより上方に押し上げることに
    よつて、上記キヤリヤを上記両搬送ガイドの下面
    に押圧して固定させるように構成したキヤリヤ搬
    送装置。
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