JPH01246442A - 三次元織機の経糸開口装置 - Google Patents

三次元織機の経糸開口装置

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JPH01246442A
JPH01246442A JP6837188A JP6837188A JPH01246442A JP H01246442 A JPH01246442 A JP H01246442A JP 6837188 A JP6837188 A JP 6837188A JP 6837188 A JP6837188 A JP 6837188A JP H01246442 A JPH01246442 A JP H01246442A
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JP
Japan
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warp
guide
weft
threads
opening
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Pending
Application number
JP6837188A
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Inventor
Masahiko Kanehara
雅彦 金原
Makoto Tsuzuki
誠 都築
Hiroshi Omori
大森 裕志
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は多数の経糸2を複数行、複数列に張設した経糸
2群の行及び列間に、第1!!糸X及び第2緯糸yをそ
れぞれ経糸2と直交する状態に織り込む三次元織機の経
糸開口装置に関するものである。
(従来の技術) 三次元織物は織物状のままで衝撃吸収材やフィルタとし
ての用途があり、又、樹脂や無機物をマトリックスとす
る繊維強化複合材も航空機、自動車、橋梁、ロケット等
の構造材や防音材として幅広い用途が期待されている。
この三次元織物の強度を上げるためには高密度に織成す
る必要があり、高密度化を図るためには経糸Zの間隔を
狭くする必要がある。一方、一般に三次元織機において
は緯糸x、yを経糸2間に挿入する緯糸挿入具の経糸2
群への前進後退動作時に、緯糸挿入具が経糸2に接触す
るのを防止するため緯糸挿入具の通過位置に経糸2が押
通される経糸案内管が設けられている。従って、緯糸挿
入箇所における経糸2の配置間隔は、経糸案内管の外径
及び緯糸挿入具の厚み等の制約から狭くすることが難し
い。
そこで、例えば特公昭53−4145号公報には第18
図に示すように、緯糸挿入具41,42の移動に支障の
ない所定間隔で経糸案内管43を多数配列し、経糸案内
i!43から引き出された経糸2群を所望のWi度の三
次元織物F内における経糸2の配置間隔に絞ることによ
り三次元織物の高密度化を図る装置が提案されている。
又、米国特許3818951号明細書には第19図に示
すように、多数本の地糸用経糸GWを多層に配列すると
ともに各層毎に順次関口するように構成し、地糸月経糸
GWの開口内に1本の緯糸Wを該経糸GWの全幅に亘っ
て往復配列し、地糸用経糸GW及び緯糸Wと直交する結
着用経糸BWを布の上下両面で折返して三次元直交布を
形成する装置が開示されている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、特公昭53−4145号公報に開示された装
置においては、織前では三次元織物Fの外層はど経糸2
の拡がり角度が大きく、経糸2に対して三次元織物Fの
外層に向かう力が強く作用するため、三次元織物Fは外
側はど繊維密度が高くなり織物断面内の繊維密度が均一
化されないという問題がある。又、経糸2に対して織前
付近において前記のように三次元織物Fの外側に向かう
力が作用するため、織前に織り込まれた緯糸X。
yを経糸2の長手方向に詰めにくくなり緯糸×。
■の密度を上げにくいという問題もある。さらに、経糸
案内管43から引き出された後に経糸2群を絞る際に、
経糸2が経糸案内!!43の出口端部に強く圧接された
状態で移動することによる経糸2の14mを防止するた
め、経糸案内管43の出口端部と織前との間隔、すなわ
ち織前と経糸案内間43の取付基板44との間隔りを大
きく取る必要があり、装置が大型化するという問題もあ
る。
一方、米国特許第3818951号に開示された装置は
複数枚の織布を結着用経糸BWで結着するというもので
あり、地糸用経糸GWを層毎に順次開口するという考え
方があるがこの考え方を特公昭53−4145号公報に
開示された種類の三次元織機に単純に応用することはで
きない。
本発明は高密度の三次元織物を織成する際に、織物内に
おける経糸2の密度が外層に偏ることを防止し、均一な
密度で織成されしかも緯糸x、yの経糸2方向の密度を
上げることができる三次元織機の経糸開口装置を提供す
ることを目的としている。
<ra題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため本発明においては、多数の経
糸2を複数行、複数列に張設した経糸2群の行及び列間
に、第1緯糸X及び第2緯糸yをそれぞれ経糸2と直交
する状態に織り込む三次元織機において、経糸2の通過
を許容する幅を有し第1緯糸Xの挿入方向に沿って延び
る案内通路を備えるとともに、常には織成後の三次元織
物の各行の経糸2間隔とほぼ等しい状態に保持される各
案内通路の位置を可変とするため第1緯糸Xの挿入方向
と直交する方向に平行移動可能に配設された第1の経糸
ガイドと、経糸2の通過を許容する幅を有し第2緯糸y
の挿入方向に沿って延びる案内通路を備えるとともに、
常には織成後の三次元織物の各列の経糸2間隔とほぼ等
しい状態に保持される各案内通路の位置を可変とするた
め第2第1糸yの挿入方向と直交する方向に平行移動可
能に配設され、かつ前記第1の経糸ガイド群の上方又は
下方に配置される第2の経糸ガイドと、第1緯糸Xの緯
入れ時に前記第1の経糸ガイドの案内通路の間隔が緯糸
挿入具の移動に支障とならない大きさに拡がるように第
1の経糸ガイドを駆動する第1の駆動装置と、第2緯糸
yの緯入れ時に前記第2の経糸ガイドの案内通路の間隔
が緯糸挿入具の移動に支障とならない大きざに拡がるよ
うに第2の経糸ガイドを駆動する第2の駆動装置とを設
けた。
そして、前記第1の経糸ガイド及び第2の経糸ガイドは
それぞれ独立した部材から構成することが可能であるが
、第1の経糸ガイド及び第2の経糸ガイドをそれぞれジ
ャバラ状に一体に形成し、各経糸ガイドをそれぞれ経糸
2の行及び列間隔が一箇所ずつ順に拡がるように第1の
駆動装置及び第2の駆動装置により駆動することもでき
る。又、装置が比較的小型の場合あるいは織物が比較的
粗密度で経糸の各行、各列の間隔が広く開口のためにさ
らに経糸間隔を拡開しなくても良い場合にはジャバラ状
に一体に形成された経糸ガイドを一斉に拡げて経糸2の
各行あるいは各列の間隔が同時に拡がるように駆動装置
により駆動するようにしてもよい。
(作用) 本発明の開口装置では、第1の経糸ガイド及び第2の経
糸ガイドとも緯入れ作業a!以外は経糸2の通過を許容
する案内通路の間隔が三次元織物内における経糸2の間
隔とほぼ等しくなる位置に配置され、緯糸挿入具による
第1緯糸Xあるいは第2緯糸yの緯入れ挿入作業時のみ
、経糸開口内に進入しようとする緯糸挿入具と対応する
経糸開口のみが緯糸挿入具の移動に支障をきたさない間
隔となるように各経糸ガイドが移動される。そのため、
三次元織物の織前位置において経糸2に対して経糸Zを
織物の外層方向へ移動させようとする力が常に作用する
ということがなくなり、経糸2が織物内において均一に
配列される。
そして、経糸ガイドがジャバラ状に一体に形成され各経
糸ガイドの案内通路内に挿通された経糸2群の行及び列
間隔が一箇所ずつ順に拡がるように移動される場合には
、経糸ガイドの開閉に必要な面積が小さくなり装置が小
型化される。又、ジャバラ状に一体に形成された経糸ガ
イドの各案内通路間隔が一斉に拡がるように駆動される
場合には、緯糸挿入具による緯糸の挿入が一斉に行われ
緯入れ作業が高速化される。
(実施例1) 次に本発明の第一実施例を第1〜4図に従って説明す゛
る。第1図に示すように経糸2の端部を固定して経糸2
を垂下させるとともに、三次元織物Fの織成に伴い図示
しない駆動機構により徐々に上昇移動されるように配設
された経糸支持板1の下方には、平面コテ状をなすフレ
ーム2,3が水平状態で上下に互いに交差する状態に配
置されている。フレーム2の互いに平行に延びる部分の
内側には第2.3図に示すように一対の支持ブラケット
4が延設され、該支持ブラケット4にはその長手方向に
沿って延びる長孔(図示せず)が形成されている。支持
ブラケット4の間にはポリプロピレン製の薄板をジャバ
ラ状に折曲げ形成することにより一体に形成された第1
の経糸ガイド5が、ジャバラの各山部の両端に突設され
た支持ロッド6が前記支持ブラケット4の長孔に挿通さ
れた状態で第1緯糸Xの挿入方向と直交する方向に平行
移動可能に支承されている。ジャバラ状に形成された第
1の経糸ガイド5の各山部には、経糸2の通過を許容す
る幅を有しかつ経糸2群の各列を構成する経糸2がその
各列間の間隔を拡げる方向l\移動される際に支障をき
たさないような長さで第第1I糸Xの挿入方向に沿って
延びる案内通路7が形成されている。
前記フレーム2の互いに平行に延びる部分の上面にはレ
ール8が延設され、該レール8上には移動体9がレール
8に沿って移動可能に支承されている。移動体9上には
正逆回転駆動可能なモータ10が移動体9と一体移動可
能に固定され、該モータ10の駆動軸にはスクリューシ
ャフト第1の基端が一体回転可能に連結されている。ス
クリューシャフト第1には前記支持ロッド6の先端が係
合されるねじ溝12が形成されるとともに、フレーム2
の先端寄りに固定された支持体13のねじ孔(図示せず
)に螺合する状態で水平に支承されている。ねじ溝12
はスクリューシャフト第1のほぼ中央部におけるピッチ
が1ピツチだけ経糸2を緯入れ時の開口幅に等しい広い
幅に形成され、その前後は三次元織物F内における経糸
2の配置間隔とほぼ等しいピッチに形成されている。移
動体9、モータ10及びスクリューシャフト第1により
第1の経糸ガイド5を駆動する第1の駆動装置が構成さ
れている。そして、モータ1oの駆動に伴いスクリュー
シャフト第1が回転しながら前進あるいは後退移動され
ることにより、第1の経糸ガイド5の支持ロッド6の間
隔すなわち経糸2の各行の間隔を規制する案内通路7の
間隔が順次緯入れに支障をきたさない幅に拡開される。
フレーム2の下方に配設されたフレーム3上には前記第
1の経糸ガイド5と同様にジャバラ状に形成された第2
の経糸ガイド14が、前記第1の経糸ガイド5の開閉方
向と直交する方向すなわち第2の緯糸yの挿入方向と直
交する方向に開閉可能に配設されている。第2の経糸ガ
イド14も前記第1の経糸ガイド5と同様にジャバラの
各山部に経糸2の通過を許容する幅を有し第2緯糸yの
挿入方向に沿って延びるとともに前記第1の経糸ガイド
5の開閉操作時における経糸2の各行を構成する経糸2
の移動に支障をきたさない長さの案内通路15が形成さ
れている。又、各山部の両端には前記第1の経糸ガイド
5と同様に支持ロッド16が突設され、該支持ロンド1
6が前記第1の駆動装置と同様な構成の第2の駆動装置
のスクリューシャフト17のねじ溝と係合することによ
り第1の経糸ガイド5と同様に各案内通路15の間隔が
一箇所ずつ順に拡がるようになっている。
開口装置の側方には経糸2の開口内に第1緯糸Xを挿入
するため経糸2の行数と等しい数の第1緯糸挿入具18
を備えた緯糸挿入装置が配設されている。各第1緯糸挿
入具18は1本ずつ順次経糸開口内へ向かって前進、後
退可能に構成されている。又、開口装置の後方には第2
緯糸yを経糸2の各列間に挿入するため経糸2の列と等
しい数の第2緯糸挿入具19を備えた緯糸挿入装置が配
設されている。各第2緯糸挿入具19は前記第1緯糸挿
入具18と同様1本ずつ順次経糸開口内へ向かって前進
、後退可能に構成されている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。経
糸Zは互いにその案内通路7,15が直交するように配
置された第1の経糸ガイド5及び第2の経糸ガイド14
の各案内通路7.15に挿通された状態で複数行、複数
列に張設される。そして、緯糸挿入具18.19による
緯入れ作業が行われない待機状態においては、第1の経
糸ガイド5及び第2の経糸ガイド14はその支持ロッド
6.16がスクリューシャフト第1.17のねじ溝12
のうち三次元織物F内における経糸2の配置間隔と等し
いピッチの部分と係合状態にあり、各経糸Zは案内通路
7.15によりその間隔が三次元織物F内の経糸2の配
列に近い状態に保持される。
この状態から第第1i糸Xの緯入れ作業を行う場合には
、両モータ10が同期状態で正転駆動される。これによ
りスクリューシャフト第1が正転駆動され、移動体9、
モータ1oとともにスクリューシャフト第1が前進移動
を開始する。そして、スクリューシャフト第1の前進移
動(第4図(a)、(b)の左方への移動)に伴いねじ
溝12の広幅ピッチ部が順次支持ロッド6と係合する状
態となり、当該支持ロッド6が突設された山部に形成さ
れた案内通路7の間隔が拡がり、該案内通路7に挿通さ
れた経糸2の開口幅が第1緯糸挿入具18の移動に支障
をきたさない状態に拡げられる。
この状態で当該拡開された経糸開口内に第1緯糸挿入貝
18が進入して経糸開口内に第第1!糸Xが挿入された
後、折返し部の抜は止め処理が行われ、その後第1緯糸
挿入具18が後退する。このようにして順次経糸Zの行
間が一箇所ずつ拡開されるとともに当該開口と対応する
第第1i!糸挿入具18の前進移動、第1緯糸Xの折返
し部の抜は止め処理、第1緯糸挿入具18の後退移動が
順次繰返され、所定本数の第1緯糸Xの一回の緯入れ作
業が終了する。
次にモータ10が逆転駆動されてスクリューシャフト第
1が前記とは逆方向に回転し、移動体9、モータ10と
ともにスクリューシャフト第1が元の位置すなわち第1
の経糸ガイド5の各案内通路7が三次元織物F内の経糸
2の各行と対応する状態に復帰する。次いで緯入れされ
た各第1緯糸Xが筬打により織前位置まで移動されて三
次元織物Fに織り込まれる。この時経糸2は三次元織物
F内と三次元織物Fとして織り込まれていない部分とで
ほぼ等しい配列状態にあるため、織前付近において経糸
2が三次元織物の外側へ向かって拡がろうとする作用が
ないため、経糸2及び第第1糸Xは均一に分布する。又
、第1緯糸Xは円滑に織前位置まで移動され、経糸2の
長手方向に高1!!度で織り込むことが可能となる。
次に第2の経糸ガイド14が第1の経糸ガイド5と同様
にその一端側から順次拡開されるとともに、対応する第
2緯糸挿入貝19により第2緯糸yが第1緯糸Xの場合
と同様にして緯入れされる。
以下同様にして第1fII糸X及び第2緯糸yの緯入れ
が交互に行われ三次元織物Fが順次織成される。
(実施例2) 次に第2の実施例を第5,6図に従って説明する。この
実施例においては第1の経糸ガイド5及び第2の経糸ガ
イド14の各案内通路7.15がジャバラの谷部に形成
されるとともに、支持ロンドロ、16が谷部の両端部か
ら突設されている点と、各経糸ガイド5,14を駆動す
る駆動装置の構成が前記実施例と異なっている。駆動装
置は支持ロッド6.16と直交する方向へ往復移動され
る移動体上に設けられるとともに間欠的に回転駆動され
るゼネバ歯車20で構成されている。ゼネバ歯車20は
90度の位相差をもって形成された4個の溝21を有し
、隣り合う溝21に対して隣接する支持ロンドロ、16
が係合した状態で当該支持ロンドロ、16すなわち案内
通路7.15の間隔が緯糸挿入作業時の案内通路7の配
置間隔となるように形成されている。ゼネバ歯車20は
4分の1回転する毎に第5図(b)に示すように隣接す
る一組の支持ロッド6すなわち案内通路7の間隔を緯入
れ作業時の所定配置間隔に拡開する。
そして、当該経糸開口と対応する位置の第1緯糸挿入具
18による第1緯糸Xの挿入が終了した後、支持ロッド
6の送り方向と反対方向く第5図(b )の左方)へそ
の回転軸22が次の経糸開口の中心と対応する位置まで
移動する。このようにして順次名案内通路7の間隔が拡
開される。回転軸22の移動はゼネバ歯第120の回転
中に行ってもよい。
(実施例3) 次に第三実施例を第7〜9図に従って説明する。
この実施例においてはジャバラの谷部に案内通路7.1
5が形成されている点は前記第二実施例と同様であるが
、ジャバラの開閉を行う駆動装置の構成が異なっている
。すなわち、ジャバラの谷部の下端には所定の位相差を
もって当て板23が固定されており、隣接する当て板2
3を案内通路7と直交する方向に往復動される駆動ロッ
ド24a。
24bで押すことにより、当該当て板23と対応する谷
部に設けられた案内通路7の間隔を所定間隔に拡げるよ
うになっている。そして、駆動ロッド24a 、24b
を逐次案内通路7と直交する方向へ移動して駆動Oラド
24a 、24bの当接する当て板23を変更すること
により、開口部の位置が順次変更される。
(実施例4) 次に第四実施例を第10図に従って説明する。
前記各実施例においてはジャバラ状の経糸ガイド5.1
4の各案内通路7.15の間隔が一箇所ずつ逐次拡げら
れる構成であったのに対し、この実施例の装置では各案
内通路7,15の間隔が緯入れ作業時の所定間隔となる
ようにジャバラが一斉に拡げられるように構成されてい
る点が前記各実施例と大きく異なっている。このように
各案内通路7の間隔を一斉に拡げる構成の場合には、緯
糸挿入具18.19による緯糸x、yの挿入をそれぞれ
同時に行うことができるため、緯入れ作業の高速化ひい
ては三次元織物Fの織成の高速化を図ることができる。
しかし、経糸ガイド5.14を一斉に拡げる構成の場合
には経糸ガイド5,14の占める面積が広くなるので、
比較的小型の装置の場合に採用することが好ましい。
(実施例5) 次に第五実施例を第第1.12図に従って説明する。こ
の実施例では経糸ガイド5.14がジャバラ状に一体に
形成される代わりに、中央部に案内通路7.15が形成
された複数本のガイドロッド25により形成されている
点が前記各実施例と大きく異なっている。この装置では
各ガイドロッド25を口承しない駆動@置により順次そ
の間隔が緯入れ作業時の所定間隔となるように移動され
る。
(実施例6) 次に第六実施例を第13〜15図に従って説明する。こ
の実施例では前記第五実施例と同様に経糸ガイド5,1
4がジャバラ状に形成されずに、中央がくびれだ複数本
のガイドロッド26から構成され、隣接するガイドロッ
ド26の間隙により案内通路7.15が形成されるよう
になっている。
そして、各ガイドロッド26を順次移動させることによ
り経糸2の間隔が緯入れ作業時の所定間隔に拡開される
なお、本発明は前記各実施例に限定されるものではなく
、例えば、第16図に示すようにジャバラ状に形成され
た経糸ガイド5,14の各案内通路7.15間を緯入れ
時の所定間隔に開口する駆動装置として、ジャバラの山
部に向かって進入、後退作動される開口部材27を各経
糸ガイド5゜14の開口内に進入する緯糸挿入xis、
i9の移動方向と直交する方向に移動可能に設けたり、
第17図に示すようにジャバラ状の経糸ガイド5゜14
の谷部と保合可能な押上部材28を前記開口部材27と
同様上下方向及び水平方向に移動可能に配設し、押上部
材28によりジャバラの谷部を順次押上ることにより経
糸ガイド5.14の各案内通路7,15の間隔を所定間
隔に拡開するように構成してもよい。又、ジャバラ状の
経糸ガイド5.14に形成する案内通路7,15の位置
は山部、谷部に限らず斜面に設けてもよい。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば緯糸挿入具による
緯糸挿入箇所における経糸Zの各行及び各列の間隔が三
次元織物内における経糸2の間隔とほぼ同様に張設され
、緯入れ作業時にのみ緯糸挿入具の侵入、退避に支障の
ない幅に開口されるため、織前付近における経糸2に対
して経糸2を三次元織物の外周方向へ移動させようとす
る力がほとんど作用しなくなるため、三次元織物内にお
ける経糸2の密度が均一化されるとともに緯糸X。
yを経糸2の長手方向に詰めることが容易となりZ方向
の密度も高密度化できる。又、各経糸2に対する張力が
均一化されるため、織物の形が崩れるということがなく
なる。
又、経糸ガイドをジャバラ状に一体に形成して案内通路
の間隔を1箇所ずつ拡開する構成では、経糸ガイドの占
める面積が少なくなるとともに、開閉のための駆動機構
として種々のものが採用できる。
又、経糸ガイドをジャバラ状に一体に形成して各案内通
路の間隔を一斉に拡開する構成では、緯入れに要する時
間が短縮されて生産性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明を具体化した第一実施例を示すもの
であって、第1図は三次元織礪の概略斜視図、第2図は
平面図、第3図は側面図、第4図(a)、(b)は作用
を示す概略正面図、第5゜6図は第二の実施例を示すも
のであって第5図(a)、(b)は作用を示す概略図、
第6図は断面図、第7〜9図は第五実施例を示すもので
あって第7図は概略正面図、第8図は概略部分底面図、
第9図は作用を示す概略底面図、第10図は第四実施例
の概略正面図、第第1図は第五実施例の概略正面図、第
12図は同じくガイドロッドの斜視図、第13〜15図
は第六実施例を示すものであって第13図は概略正面図
、第14図は第13図のA−,第1における一部省略断
面図、第15図はガイドロッドの斜視図、第16.17
図は変更例の概略正面図、第18図は従来@置の概略側
面図、第19図は別の従来装置の概略側面図である。 第1の経糸ガイド5、案内通路7、第1の駆動装置を構
成Tる移動体9.モータ10.スクリューシャフト第1
.ねじ溝12、第2の経糸ガイド14、案内通路15、
第2の駆動装置を構成するスクリューシャフト17、第
1緯糸挿入具18、第2緯糸挿入具19、三次元織物F
、第第1i糸X、第21Il糸y1経糸Z0 特許出願人   株式会社豊田自動織機製作所代 理 
人   弁理士  恩1)博宣第2図 13第1128つ 第8図 第40(a) lliil 第5図(a) 第゛5図(b) 第6図 第8図 7(Is)     7(15) z       z 第14図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多数の経糸(z)を複数行、複数列に張設した経糸
    (z)群の行及び列間に、第1緯糸(x)及び第2緯糸
    (y)をそれぞれ経糸(z)と直交する状態に織り込む
    三次元織機において、 経糸(z)の通過を許容する幅を有し第1緯糸(x)の
    挿入方向に沿つて延びる案内通路を備えるとともに、常
    には織成後の三次元織物の各行の経糸(z)間隔とほぼ
    等しい状態に保持される各案内通路の位置を可変とする
    ため第1緯糸(x)の挿入方向と直交する方向に平行移
    動可能に配設された第1の経糸ガイドと、 経糸(z)の通過を許容する幅を有し第2緯糸(y)の
    挿入方向に沿つて延びる案内通路を備えるとともに、常
    には織成後の三次元織物の各列の経糸(z)間隔とほぼ
    等しい状態に保持される各案内通路の位置を可変とする
    ため第2緯糸(y)の挿入方向と直交する方向に平行移
    動可能に配設され、かつ前記第1の経糸ガイドの上方又
    は下方に配置される第2の経糸ガイドと、 第1緯糸(x)の緯入れ時に前記第1の経糸ガイドの案
    内通路の間隔が緯糸挿入具の移動に支障とならない大き
    さに拡がるように第1の経糸ガイドを駆動する第1の駆
    動装置と、第2緯糸(y)の緯入れ時に前記第2の経糸
    ガイドの案内通路の間隔が緯糸挿入具の移動に支障とな
    らない大きさに拡がるように第2の経糸ガイドを駆動す
    る第2の駆動装置と を設けた三次元織機の経糸開口装置。 2、前記第1の経糸ガイド及び第2の経糸ガイドはそれ
    ぞれジャバラ状に一体に形成され、各経糸ガイドはそれ
    ぞれ経糸(z)の行及び列間隔が1箇所ずつ順に拡がる
    ように第1の駆動装置及び第2の駆動装置により駆動さ
    れる第1請求項に記載の三次元織機の経糸開口装置。 3、前記第1の経糸ガイド及び第2の経糸ガイドはそれ
    ぞれジャバラ状に一体に形成され、各経糸ガイドはそれ
    ぞれ経糸(z)の行あるいは列間隔が一斉に拡がるよう
    に第1の駆動装置及び第2の駆動装置により駆動される
    第1請求項に記載の三次元織機の経糸開口装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5449025A (en) * 1993-09-16 1995-09-12 Shenkar College Of Textile Technology & Fashion Method of shed opening of planar warp for high density three dimensional weaving
CN105671747A (zh) * 2016-01-15 2016-06-15 佛山慈慧通达科技有限公司 三维编织开口机构及其使用方法

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