JPH01240860A - 免疫分析方法 - Google Patents

免疫分析方法

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Publication number
JPH01240860A
JPH01240860A JP7000088A JP7000088A JPH01240860A JP H01240860 A JPH01240860 A JP H01240860A JP 7000088 A JP7000088 A JP 7000088A JP 7000088 A JP7000088 A JP 7000088A JP H01240860 A JPH01240860 A JP H01240860A
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JP
Japan
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antibody
liposome
substance
immobilized
ribosome
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Pending
Application number
JP7000088A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyuji Mutsukawa
六川 玖治
Yasuko Takiguchi
瀧口 康子
Yoshio Ishimori
石森 義雄
Shigeru Sekine
盛 関根
Shosaku Motoda
昭策 元田
Hiroshi Matsuda
寛 松田
Yuichiro Inui
乾 祐一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Denka Seiken Co Ltd
Mitsubishi Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Green Cross Corp Japan
Denka Seiken Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Green Cross Corp Japan, Denka Seiken Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は試料中に存在する特定の抗原又は抗体を定♀分
析するための免疫分析方法に関する。
(従来の技術) 試料中に存在する特定の抗原又は抗体の定量分析には、
例えばラジオイムノアッセイ(以下、RIAと記す)か
用いられる。しかし、RIAでは放射性元素を用いるた
め、専用の機器を設置し、nff18有するオペレータ
が操作を行わなければならず、しかも廃棄物の処理等に
も注意を要するという問題がある。
また、その他の分析方法として、例えばエンザイムノア
ツセイ(以下EI△)等が知られている。
しかしEIAは感度的には優れているものの、測定に長
時間を要するうえ、手間も煩雑で更に測定のダイナミッ
クレンジも狭いという問題を有する。
そこで、本発明者らは先に持聞昭60−117159号
において、表面に親水性の抗体又は抗原を固定化し、内
部に親水性の標識物rtを封入したリポソーム試薬を用
いた方法を開示した。この方法はマイクロカプセルイム
ノアッセイ(以下MCIA)と呼ばれる。この方法は以
下のようなものである。
すなわち、抗原又は抗体が存在する試料中に前記リポソ
ーム試薬を加え、これと別に補体を7J[えると、抗原
−抗体反応及びそれに伴う神体の作用によってリポソー
ムか破壊され、封入されていた標識物質(例えば蛍光性
化合物)が流出する。この流出した標識物質の量と、試
料中の被検物質の母との間には相関関係があるので、流
出した標識物質を所定の分析方法(例えば蛍光分析)に
よって足場することにより、被検物質を定♀することが
できる。この試薬を用いれば、[Aのような問題か生じ
ることはなく、免疫分析の簡便化か期待できる。
しかし、このリポソーム試薬を用いて血清やタンパク¥
1含イ1試料の分析を行う場合、抗原−抗体反応以外に
非特異反応が起り、これに起因してリポソームが破壊さ
れることがわかってきた。
非特異反応の一因として検体中の異好抗体を挙げること
ができる。例えばリポソームにマウス由来の抗ヒトαフ
ェトプロティンモノクローナル抗体(以下抗ヒトA F
 P)IoAbと記す)を固定化した試薬を用いてヒト
血清中の△「Pを分析する場合、検体であるヒト血清中
にマウスの抗体(イムノグロブリン)を認識する抗体(
抗マウスイムノグロブリン抗体)が含まれるとすると、
この抗マウスイムノグロブリン抗体は前記リポソーム上
に固定化された抗ヒトA F PMoAb (マウス)
を抗原として認識し結合する。これは明らかに抗原−抗
体反応である。従ってそこに補体を添加すると神体はこ
の非特異反応による抗原−抗体反応複合体により活性化
されて、リポソーム膜を破壊する。即ちこのような異好
抗体を有する検体においては被測定物質(例えばAFP
)の有無に拘らず、リポソームの溶解が起り(非特異的
溶解)、(±)の誤差を生ずることになる。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように従来の免疫分析方法では非特異反応によ
るリポソームの破壊が生じたり、精密かつ簡便な足回が
できないという問題があった。
そこで本発明は非特異反応を抑え、精密かつ簡便な分析
が可能な免疫分析方法を提供する口とを目的とするもの
である。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の免疫分析方法は、リン脂質及び糖脂質のうち少
なくともいずれか一方を組成とするりボンームと、該リ
ポソーム中に封入された標識物質と、前記リポソームに
架橋法により固定化された抗体もしくは抗体の一部とか
らなる免疫分析試薬を用い当該免疫分析試薬と検体とを
接触せしめる際、反応液中にリポソームの非特異溶解防
止物資(以下「ブロッキング剤」という)を共存させ、
又は検体を予めブロッキング剤で処理した後に以後の免
疫反応を行わせるようにしたものである。
(作 用) 本発明の免疫分析方法によれば、検体中の異好抗体は当
該ブロッキング剤に結合し、リポソーム上に固定化され
た抗体又は抗体の一部との結合を阻害される。従って検
体中の異好抗体の有無に拘らず、リポソーム上において
は目的の抗原−抗体反応のみが進行し、精密な足回分析
が可能となり、操作もより簡便となる。
(実施例) 以下本発明実施例について詳述する。
本発明において、ブロッキング剤とはリポソーム膜表面
に固定化された抗体又は抗体の一部に由来し、検体(例
えば血漿、血清2体腔液、尿等)との接触において惹起
されるリポソームの非特異的溶解を防止するものである
本発明に用いる免疫分析試薬は、例えば以下のような方
法により製j貨することかできる。
まず、所望の脂質と栗(n剤とを溶媒中で反応させるこ
とにより、脂′ζ1分子に官能基を導入して官能性脂質
とり−る。この官能基がリポソーム上に、13ける抗体
もしく(ま抗体の一部を固定化するための官能基とし作
用する。次に、得られた官能性脂質と、必要であればコ
レステロール及び他の脂71の適当ωをフラスコに入れ
、溶媒を加えて溶解、混合させた後、溶媒を吸引除去し
て乾燥する。この結果、フラスコ壁面に脂質薄膜が形成
される。続いて、フラスコ内に標識物質を含有する水溶
液を加え、密栓して鬼とうすることにより、リポソーム
の懸濁液を調製する。
一方、リポソームに固定化される抗体もしくは抗体の一
部には、必要ならば架橋剤との反応により架橋基を導入
した後、必要に応じて還元剤等て逸埋して修飾する。
次いで、前記リポソーム11液と抗体もしくは抗体の一
部とを適当な緩衝液中で反応させて、リポソームに抗体
もしくは抗体の一部を固定化さ−ぜる。
本発明に用いる免疫分析試薬において、リポソームはリ
ン脂質及び糖脂質のうち少なくともいずれか一方を成分
とで−るものである。尚、前述したように必要に応じて
リン脂質、糖脂質に対してコレステロールを107”J
至500モル%を加えてもよく、これによって安定リポ
ソームを得ることができる。また、リン脂質、糖脂質中
の脂肪酸炭素鎖は炭素原子数が12乃至18であること
が好ましく、更に偶数であることがより好ましい。
本発明に用いる免疫分析試薬にJ3いて、リポソーム内
に封入される標識物質としては、親水性で、リポソーム
外に流出した際に定量可能な物質が選択される。このよ
うな物質としては、例えば、高温度では白己潤光により
蛍光を示さないが、低温度(10−5M以下)で非常に
強い蛍光を発するカルボキシフルオレセイン、カルセイ
ン、ローダミンBのような蛍光性物質;リポソーム外で
酸化反応により発光するルミノールやルシフェリンのよ
うな発光性物質:可視域又は紫外域に特異的な吸収帯を
有する吸光性化合物(水溶性色素等);酸化酸素の作用
により分解され、酸素消費又は過酸化水素生成をもたら
すグルコース、シュークロース等の糖類;テトラベンチ
ルアンモニ「クムのような比較的大きなイオン性化合物
;ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD>の
ような補酵素類;メチルヒオログンなどのラジカル化合
物等が挙げられる。これらの化学物は、検出方法、感度
及びリポソームの安定性等の因子を考慮した上で適宜選
択される。
本発明に用いる免疫分析試薬において、リポソーム上に
固定化される抗体もしくは抗体の一部は測定対象に応じ
て任意に選ぶことができる。リポソーム上に固定化され
る抗体のクラスとしては一般にイムノグロブリンG(I
qG>又はイムノブ[]プリンM(IgM)が用いられ
る。
当該1gG又はIc+M種の由来は特に問わないが一般
にはモノクローナル抗体の場合はマウス。
ポリクローナル抗体の場合には「クサギ、ヤギ、羊。
馬等がよく用いられる。また、当該IQGまたはIQM
は目的に応じて蛋白71分VR酵素により予め処理され
て抗体断片(F(ab“)2又はFab’)として利用
される。
本発明に用いる免疫分析試薬において、リポソームに固
定化用官能基を導入するために脂質分子との反応か行わ
れる架橋剤、また必要に応じて抗体もしくは抗体の一部
に架)a基を導入するための架橋剤としては、例えば、
N−サクシンイミジル3−(2−ピリジルジチオ)プロ
ピオネート(SPDP)、N−サクシンイミジル4− 
(p−マレイミドフェニル)ゾチレート(SMPB)。
N−サクシンイミジル4− (p−マレイミドフェニル
)アセテート(SMPA)、N−サクシンイミジル4−
(p−マレイミドフェニル)プロピオネ−1へ(SMP
P)、N−(T−マレイミドブチリルオキシ)サクシン
イミド(GMBS)、N−(εマレイミドカプロイルオ
キシ)4ナクシンイミド(FMC3)、ジサクシンイミ
ジルスペレート(DSS>、グルタルアルデヒド(GA
)、フタルアルデヒド、テレフタルアルデヒド、フタル
酸。
テレフタル酸、ハロゲノアセデル、及びtlooc −
(CH2) n −COOII  (n −1乃至10
)の化学式で表わされる脂肪族ジカルボン酸等が挙げら
れる。
び分子間(架(凸)共役体生成のためのへテロ−2官能
試薬である。
尚、抗体もしくは抗体の一部に架)命剤を反応させて栗
僑阜を導入した場合、還元処理により栗(n基を修飾す
ることが必要となる場合がある。
このようにして抗体(IQG又はIqM)又は抗体の一
部を固定化したリポソームは免疫分析用試薬とに検体と
接触せしめられる。この時、検体側に異好抗体があると
上記リポソーム上の抗体(IgG又はICBM)と反応
し、非特異反応を惹起する。ここで用いるブロッキング
剤とは、上記リポソーム上の抗体に代って異好抗体が結
合するものを示す。当該異好抗体認識物′i1としては
一般に上記リポソーム上に固定化した抗体又は抗体の一
部と基本的に類似したものでなければならない。
従って、ブロッキング剤として用いられる物質は上記リ
ポソーム上に固定化した抗体又は抗体の一部と同じ種に
由来し、同じクラスに属するイムノグロブリンが用いら
れる。尚、ブロッキング剤として用いられるイムノグロ
ブリンは異好抗体のIH害にのみ用いられるものである
。従って、リポソーム上に固定化された抗体又は抗体の
一部と冗%り特定の抗原を認識する必要はないし、史に
は認識しない方が望ましい。そこで特定の抗原で(盛作
してない動物より1qだイムノグロブリン画分がブロッ
キング剤として用いられることが望ましい。
ブロッキング剤としてはイムノグロブリン全分子を用い
る他、目的に応じイムノグロブリン断片(Fc、 F 
(ab’)2 、 Fab’ 等)を用いることも可能
である。
(以下余白) (例) ブロッキング剤選択例 ここで用いられるブロッキング剤の1alftは0.0
1乃至10m!g/m1であるが濶麿が高すぎると、本
来の目的である補体によるリポソームの溶解反応を阻害
する恐れもめる。従ってブロッキング剤がマウス1gG
である場合には0.25乃至1RE/d!で用いること
が望ましい。尚、本ブ[コツキング剤の添加方法として
は、種々考えられるが、直接本ブロッキング剤で検体を
希釈してもよいし、検体とリポソームを接触する際に別
途添加してもよい。
本発明に用いる免疫分析方法は、以下のようにして実施
される。すなわら、まず被検物質を含イ1する試料(検
体)をブロッキング剤を含む等張液と混合する。この時
検体の希釈率は測定対象物質の測定限界により選択され
る。
この検体及びブロッキング剤を含む試料に、リポソーム
よりなる免疫分析試薬を加え、これと別に袖体を加える
。尚、この際被検物質に対する第2抗体を加え被検物質
を挟みこむ方法を用いてもよい。第2抗体及び/又は補
体は必要に応じてブロッキング剤を含む等張液で希釈す
ることができる。この結果、被検物質とリポソーム上に
固定化された抗体もしくは抗体の一部との抗原−抗体反
応及びそれに伴う補体の作用により、リポソームが破壊
されて封入されている標識物質(例えば蛍光性化合物)
が流出する。この流出した標識物質の量と、試料中の被
検物質のQとの間には相関関係があるので、流出した標
識物質を適当な分析方法(例えば蛍光分析)によって定
すすることにより、被検物質を定量することができる。
そして、実際の定量分析においては、予め既知の濃度の
被検物質を用いて検rd線を作成してあき、これをもと
にして同一条件で未知の)開度の被検物rlどの反応に
より定量分析を行う。
本発明に用いる免疫分析試薬と被検物質どの十分な反応
に要する時間は、被検物質の種類、リポソームの特性2
反応条件、更にはりボソームに固定化された抗体もしく
は抗体の一部の種類、純度。
固定化形態等によって異なる。このため、個々の場合に
応じて予め特定の濃度に調製された被検物質と同種の物
質を含む試料を用いて予備測定を行うことにより、免疫
分析試薬と被検物質との最適反応時間を設定することが
望ましい。
本発明に用いる免疫分析試薬によって定量が可能な被検
物質は、腫瘍マーカー(AF−P(α−フェトプロティ
ン) 、 B F P (f=基性フェトプロティン)
、CF△(癌胎児性抗原)、POA(肝癌胎児性抗原)
等、免疫グロブリン(I C7G。
IgE、  IgD、IgA、IgM等)、ホル[ン(
インシュリン、T3等)及び祭物等が挙げられ、その対
象は広範囲にわたる。
以下に実験例を説明する。
実験例1 ヒトの△FPの測定 水実験例において用いた試薬のうち、シバルミ1ヘイル
ホスフアチジルエタノールアミン(DPPE) 、シバ
ルミ1〜イルホスフン・チジルコワン(DPPC) 、
T]コレステロールびジチオスレイト−ル(DTT)は
シグマ礼装のものを用いた。また、N−ザイクシンイミ
ジル3−(2−ピリジルジチA)プロピオネート(SP
DP)及びセフ1デックスG−25ノ?インはファルマ
シア社製のものを用いた。仙の試薬は市販品(時板)を
精製せずに使用した。尚、水は全てイオン交換水を用い
た。
■官能性1ノン脂質: DPPE−ジチオピリジルプロ
ピオン酸アミド(DPPE−DTP)の調装密栓付三角
フラスコにDPPE7(C!Fを分取し、クロロホルム
/メタノール(5:1)混合溶媒25dに溶解した。次
に、トリエタノールアミン60uf!及びSPDP50
myを添加し、窒素it%した後、室温で1時間反応さ
せてジチオピリジルプロピオン酸アミド(DTP)を導
入した。続いて、ロータリーエバポレータにより溶媒を
除去した。次いで、乾燥物をクロロボルム/メタノール
(10:1)混合溶媒に溶解した後、シリカゲルカラム
を用いて精製し、DPPE−DTPの分画を回収した。
更に、ロータリーエバポレータにより約5dまで溢縮し
た。DPPE−DTPの収率は80乃至95%であった
。これを窒素封入して一20℃で保存した。
この反応によりDPPEに導入されたジヂオピリジル基
が固定化用官能基となる。
■リポソームの調製 使用した脂質は全てクロロホルム又はクロロホルム/メ
タノール<2/1)混合溶媒に溶解した。
5曲のDPPC200μl、10mHのコレステロール
100μp及び’1m)lのDPPE−DTP(■で得
られた官能性リン脂質>50μlを10威容母のナシ型
フラスコに入れ、更にクロロホルム2mlを加えてよく
混合した。次に、約40°Cの水浴中でロータリーエバ
ポレータにより溶媒を除去した。再びクロロホルム2m
lを加えて十分に撹拌した後、再度ロータリーエバポレ
ータにより溶媒を除去した。この操作を数回繰り返すと
、フラスコ壁面に脂質薄膜が形成された。続いて、フラ
スコをデシケータ中に移して真空ポンプで約1時間吸引
し、溶媒を完全に除去した。
次いで、0.2Mのカルボキシフルオレセイン〈イース
トマン・コダック社製、pH7.4:以下CFと記す>
100μmを添加し、フラスコ内部を窒素で置換した後
、密栓して約60’Cの水浴中に約1分間浸漬した。続
いて、Vortexミキサーを用い、フラスコ壁面の脂
質薄膜が完全に消失するまでフラスコを激しく振とうし
た。この操作によりリポソーム懸濁液が調製された。更
にリポソーム懸濁液に0.1MのI−IEPEs緩衝液
( 0.85%Na(J’金含有 pH7、5 、以下
HBSと記す)を少量添加した後、全て遠心チューブに
移し、4°Cにおいて15. 00Orpmで20分間
遠心する操作を数回繰り返した。
■抗ヒ(〜AFP抗体の修飾 17II!IF/dの抗ヒトAFP抗体(マウスモノク
〔]−ナル抗体:rgG)2m!!をl−I B Sで
希釈し、10mHのS P D Pエタノール溶液1o
upを添加して窒素置換した後、室温で30分間反応さ
せ、抗ヒト△「P抗体にジチオピリジル基を導入した。
次に、予め0.IMNiffM綴th液(0−85%N
aCf含f1、pH4,5)で平衡化したセフフ・デツ
クスG−257ンー・インカラム(ゲルイ本(前約15
m1)を用いたゲル濾過により未反応の5PDPを除去
して精製し、蛋白質分画のみを回収した。
次いで、この分画にDT王約20mgを加え、窒素置換
後、室温で20分間反応させ、ジチオピリジル基を還元
してS l−1基と置換して修飾した。続いて、l−I
 B Sで平衡化したセファデックスG−25フン・イ
ンカラムを用いたゲル濾過により未反応のD T Tを
除去して情装し、蛋白質分画のみを回収した。
■抗じトAFP抗体固定化リポソームの調装■で1ワら
れたリポソーム懸濁液1mlを4°Cにおいてi5.o
oorpmで20分間遠心したリポソーム沈査と、■で
得られた011g蛋白質/mlの修飾された抗ヒトAF
P抗体溶液2mlとを混合し、窒素置換した後、密栓し
て20’Cでゆっくり振とうしながら1晩反応さけた。
次に、HB Sで洗浄して未反応の抗体を除去した。
′このようにして得られたリポソーム試薬に、ゼラチン
ベ[」ナールバッファ’ −(DH7,4、以下GVB
)2m!!及び10%NaN320μlを添加して十分
に撹拌した後、窒素置換して4°Cで保存した。
■ ブロッキング剤濃度の検討 ■で1りられたリポソーム(抗体感作前)を用いて、血
清共存下で惹起されるリポソームの非特箕)d解に及ぼ
すブロッキング剤の効果について検討した。正常ヒト血
清(N )−I S )にAFP (胎盤由来)をO乃
至10,000mF!/dとなるよう添加しそれをマウ
スIgGO乃至1m3/威含有するしラチンベロナール
バッフ7  (pH7,4,0,5mMM qCJ42
 。
0、15 mHc a Cj! 3含有、以下GVB″
)でそれぞれ10倍に希釈した、なお、コントロールG
VB4+とじてAFP標品をGVB4+F所定の温度と
したものを用いた。反応はマイクロプレート(96穴)
を用いた。マイクロプレートのウェルに先ずサンプル1
0μで次に■で作られた抗ヒトAFP抗体感作リポソー
ム10μlを添加し、撹拌後37°C,10分間反応さ
せた。次にその反応混液に補体試薬(モル[ット血清5
0H50)及び抗ヒト△「P抗血清(つ1ツギ)  (
A2aoi?0.1)を各25μl添加後再び撹拌し、
37°C,30分反応さけた。次いで、0.01 Mの
ED丁A−ベロナール緩衝液100μ犯で反応を停止さ
せ、各温度のヒト△FP溶液について、流出したCF開
をM工P−32マイクロプレートリーダー(コロナ電気
製)により、励起波長490nm、蛍光波長520n…
の条件で測定した。
この測定に基づいて、次式によりリポソーム溶解率を訓
締した。
ここで、「e:実測した蛍光強iL Fo  :バッフ
ァ溶液又は検体由来の蛍光強度、「a:脱イオン水を添
加しリポソームを全て破壊した時の蛍光強度である。こ
のようにして得られたリポソームの非特異溶解に対する
共存ブロッキング剤の効果を第1図に示した。GVB4
+をベースにした測定系では、リポソームのバックグラ
ウンドも3%位でAFP&i度に対してリポソームの溶
解率はきれいに比例した。ところが、血清(NH3>ベ
ースではバックグラウンドが20%にも増加し、応答性
も不良となった。バックグラウンド及び応答性は反応液
中にマウスIgGを添加することによりその添加溢I哀
に依存して回復し、0.5mg/威では略GVB4+ベ
ースと同様のバックグラウンド及び応答性を得ることが
できた。
■血清中AFP測定に及ぼすブロッング剤の効果 ■と同様な方法を用いてNHSベースでヒ1へAFP濃
度を測定し、検量線を作成した(マウスI gG 、 
1 mg、/ml @右GVB″で希釈)。次にRIA
で予めAFP値を確認しである患者血清51倹体につき
上記と同様にマウスIQG、0または1”F / rr
d! 会イ1GVB”+で10倍に希釈しそのAFP値
を水沫(MCIA>で測定し1又IAとの相関を求めた
。その結果を第2図(a>、(b)に示した。ブロッキ
ング剤(マウス(I gG>無添加系ではかい離検体が
みられ、相関係数(γ〉もも0.8317であったが、
ブロッキング剤添加系では、かい離は抑i!i11され
T= 0.9374と改善された。
実験例2 血清中にトフェリヂンの測定実験例1の■乃
至■の方法に基づいて作成した抗ヒトフェリチン抗体(
ヤギ:IgG>固定化リポソームを用い、実験例1の■
と同様に予めRIAでフェリチン値を測定した患者血清
60倹休につきMCIAでフェリチン値の測定を行い両
者の相関を求めた。尚、この時検体希釈液には0.5m
g/mf!のA7ギIgGを含むG V B ”を用い
た。
結果を第3図に示した。水沫ではγ−0,9305とA
FPと同様満足できる結果が得られた。
実験例3 血清中ヒ1〜CEAの測定 実験例1の■乃至■の方法に基づいて作成した抗ヒトC
EA抗体(マウス、モノクローナル:I gG)固定化
リポソームを用い、実験例1の■及び実験例2と同様に
予めRIAでCFA値を測定した患者血清40倹体につ
きMCIAとの相関を求めた。この場合、検体希釈液中
に(ユ’Im3./d!のマ・ノスIgGをブロッキン
グ剤として添加した。
結果第4図に示した。水沫では7−= 0.9000と
AFPやフエ1ノチン同様満足できる結果が117られ
だ。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明の免疫分析方法によれば、被
検物質を含む血清等の試料を非特異反応を抑えつつ、分
析する口とができ、精密かつ簡便に被検物質を宙吊でき
る等顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のヒト血清中AFP測定におけるブロッ
キング剤(マウスI gG)添加濃度の影響を示すグラ
フ、第2図(a)、(b)は本発明のヒト血清中AFP
測定におけるブロッキング剤(マウスI gG)添加効
果とRIAとの相関図、第3図は本発明のブロッキング
剤(ヤギI qG)添加系におけるヒト血清中フェリチ
ン測定とRIAとの相関図、第4図は本発明のブロッキ
ング剤(マウスIqG)添加系に35けるヒト血清中C
FA値とRIAとの相関図である。 \〜 (G) RIA (b) 手続補正書 昭和63年6月20日 2.5を明の名称 4、代理人 5、補正命令の日付 明細書の発明の詳細な説明の)閤及び図面7、補正の内
容 (1)明細x第3頁第1行目から第2行目にかけて記載
の[エンザイムノアッセイ]を 「エンザイムイムノアツセイ」に訂正する。 (2)明細書第6頁第1行目から第2行目にかけて記載
の「物資」を「物質」に訂正する。 (3)同上頁第9行目に記載の「阻古される。」を「阻
害する。」に訂正する。 (4)明細書第7頁第6行目に記載の「とし作用」を「
とじて作用」に訂正する。 (5)明細書第1]頁下から第5行目に記載の「試薬と
に」を「試薬として」に訂正する。 (6)明細占用13頁下から第1行目に記載の「ブロッ
キング」を「ブロッキング」に訂正する。 (7)明細書第21頁下がら第3行目乃至第2行[1に
かけて記載の「バッファ]を「バッファー」に訂正する
。 (8)明細占用22頁第11行目に記・戊の「略」を削
除する。 (9)明細書第23頁第5行目に記載の[もも0.83
17 Jを「は0.8317 Jに訂正する。 (10)図面の内、第4図を別紙のとおり訂正する。 以上 MCIA[n9/ml)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リン脂質及び糖脂質のうち少なくともいずれか一
    方を組成とするリポソームと、該リポソーム中に封入さ
    れた標識物質と、前記リポソームに架橋法により固定化
    された抗体もしくは抗体の一部とからなる免疫分析試薬
    を用いる免疫分析法において、反応液中にリポソームの
    非特異溶解防止物質を共存せしめることを特徴とする免
    疫分析方法。
  2. (2)反応液中に共存せしめるリポソームの非特異防止
    物質が、前記リポソームに固定化された抗体もしくは抗
    体の一部に由来し、検体との共存下において惹起される
    リポソームの非特異溶解を防止する請求項1記載の免疫
    分析方法。
  3. (3)当該非特異溶解防止物質が、前記リポソームに固
    定化された抗体もしくは抗体の一部と同じ種に由来する
    イムノグロブリン又はその一部である請求項2記載の免
    疫分析方法。
  4. (4)当該非特異防止物質が前記リポソームに固定化さ
    れた抗体もしくは抗体の一部と同じクラスに属するイム
    ノグロブリン又はその一部である請求項2記載の免疫分
    析方法。
  5. (5)リポソームがリン脂質及び糖脂質のうち少なくと
    もいずれか一方とコレステロールとからなる請求項1記
    載の免疫分析方法。
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