JPH01240375A - 自動車に使用される前後輪操舵系統 - Google Patents

自動車に使用される前後輪操舵系統

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JPH01240375A
JPH01240375A JP63067736A JP6773688A JPH01240375A JP H01240375 A JPH01240375 A JP H01240375A JP 63067736 A JP63067736 A JP 63067736A JP 6773688 A JP6773688 A JP 6773688A JP H01240375 A JPH01240375 A JP H01240375A
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cylinder
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Hirotake Nakayama
中山 弘武
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
    • B62D7/1518Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles
    • B62D7/1536Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles provided with hydraulic assistance

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車の前輪および後輪の操舵に使用され
る前後輪操舵系統に関する。
背景技術 近年、自動車では、前輪および後輪を操舵するところの
四輪操舵が行なわれ、操舵性および安定性の向上を図る
傾向にある。
その四輪操舵は、通常、フロント・パワー・ステアリン
グおよびリア・パワー・ステアリングで行なわれ、特に
、コンピュータでそれらパワー・ステアリングが制御さ
れ、前輪および後輪が、車速に応じて同位相および逆位
相に操舵されるので、操舵系統としてかなり複雑になり
、製作費用が高価になった。
発明の目的・課題 この発明の目的・課題は、操舵系統の複雑化を抑制し、
特に、リア・ステアリングの入力に使用されるフロント
・ステアリングの出力をそのリア・ステアリングに伝達
する操舵位相切換え手段を簡略化し、前輪および後輪を
同位相および逆位相に操舵し、また、その前輪および後
輪の操舵を互いに独立させてその前輪のみを操舵し、操
舵性および安定性を向上させるところの自動車に使用さ
れる前後輪操舵系統の提供にある。
目的・課題に係る構成上の発明の概要:請求する発明の
内容 上述の目的・課題に関連して、この発明の自動車に使用
される前後輪操舵系統は、一対の前輪を操舵するフロン
ト・ステアリング、および一対の後輪を操舵するリア・
パワー・ステアリングを備え、操舵位相切換え装置が、
入力側複動シリンダおよび出力側複動シリンダを備え、
その入力側複動シリンダのピストン・ロッドをそのフロ
ント・ステアリングの出力側に、その出力側複動シリン
ダのピストン・ロッドをそのリア・パワー・ステアリン
グのコントロール・バルブの入力側にそれぞれ連結し、
そして、方向切換えバルブが、その入力側複動シリンダ
のオイル・ポートをその出力側複動シリンダのオイル・
ポートに切換え接続し、また、その入力側複動シリンダ
のオイル・ポートを互いに接続させると同時に、その出
力側複動シリンダのオイル・ポートを互いに遮断すると
ころに構成し、その方向切換えバルブをバルブ切り換え
し、その操舵位相切換え装置において、その入力側複動
シリンダおよび出力側複動シリンダ間に流れる油を方向
制御し、自動車が低速で走行する際には、その前輪およ
び後輪を互いに逆位相で操舵し、また、その自動車が高
速で走行する際には、その前輪および後輪を互いに同位
相で操舵し、さらには、その前輪のみを操舵可能にする
ところにある。
具体例の説明 以下、この発明に係る自動車に使用される前後輪操舵系
統の望ましい具体例について、図面を参照して説明する
第1ないし3図は、トラック80に適用されたこの発明
の自動車に使用される前後輪操舵系統の具体例10を示
している。
その前後輪操舵系統10は、前車軸(図示せず)の両端
に揺動可能に連結された一対の前輪軸82゜83に回転
可能に支持された一対の前輪84.85を操舵するフロ
ント・ステアリング1)と、後車軸(図示せず)の両端
に揺動可能に連結された一対の後輪軸89.90に回転
可能に支持された一対の後輪91.92を操舵するリア
・パワー・ステアリング12と、入力側複動シリンダ3
8および出力側複動シリンダ39から組み立てられ、そ
の入力側複動シリンダ38の入力側ピストン・ロッド5
3をそのフロント・ステアリング1)の出力側に、その
出力側複動シリンダ39の出力側ピストン・ロッド54
をそのリア・パワー・ステアリング12のコントロール
・バルブ28の入力側にそれぞれ連結した操舵位相切換
え装置13と、その入力側複動シリンダ38のヘッド側
およびロッド側オイル・ポートs’r、s8をその出力
側複動シリンダ39のヘッド側およびロッド側オイル・
ポー)59.60に切り換え接続し、また、その入力側
複動シリンダ38のヘッド側およびロッド側オイル・ポ
ート57.58を互いに接続させると同時に、その出力
側複動シリンダ39のヘッド側およびロッド側オイル・
ポート59.60を互いに遮断する方向切換えバルブ1
4とを含む構成に製作された。
そのフロント・ステアリング1)ば、ステアリング・ホ
イール20、ステアリング・シャフト21、ステアリン
グ・ギア・ボックス22、セクタ・シャフト23、ピッ
トマン・アーム24、ドラック・リンク25、およびナ
ックル・アーム26を含んだマニュアル・ステアリング
に構成された。
また、このフロント・ステアリング1)は、その前輪8
4.85が、そのトラック80では、シャシ81の前方
に配置された前車軸の両端にナックルおよびキング・ピ
ンを介して揺動可能に連結された前輪軸82.83に回
転可能に支持されであるので、そのナックル・アーム2
6をそのナックルに連結して、その前輪84.85を操
舵可能にしている。勿論、その前輪軸82.83は、り
イ・ロッド86および一対のタイ・ロッド・アーム87
.88で互いに連結されである。
そのリア・パワー・ステアリング12は、ブースタ27
、コントロール・バルブ28、オイル・ポンプ29、お
よびオイル・リザーバ30から構成され、それらが供給
側油圧配管33および戻り側油圧配管34で油圧回路に
接続されである。
また、このリア・パワー・ステアリング12は、その後
輪91.92がそのトラック80では、そのシャシ81
の後方に配置された後車軸の両端にナックルおよびキン
グ・ピンを介して揺動可能に連結された後輪軸89.9
0に回転可能に支持され、そして、その後輪軸89.9
0がタイ・ロッド93および一対のタイ・ロッド・アー
ム94゜95で互いに連結されであるので、そのブース
タ27のシリンダ・ボディ31をそのタイ・ロッド93
にピボット連結し、また、そのブースタ27のピストン
・ロッド32をそのシャシ81のブラケット37にピボ
ット連結して、その後輪91゜92を操舵可能にしてい
る。
そのブースタ27は、そのコントロール・バルブ28の
バルブ・ボディ33を組み込み、そのコントロール・バ
ルブ28の3個のシリンダ・ポート(図示せず)に切り
換え接続される一対のオイル・ポート(図示せず)を連
通させたシリンダ・ボア(図示せず)を備えたシリンダ
・ボディ31と、そのシリンダ・ボア内に往復摺動可能
に嵌め合わせられ、そのオイル・ポートに対応して接続
された一対のシリンダ室(図示せず)をそのシリンダ・
ボア内に区画するピストン(図示せず)と、そのピスト
ンに一端を固定し、そのシリンダ・ボディ31のロッド
・カバーにおいて他端側を出し入れ可能に伸長させてい
るピストン・ロッド32とより構成され、そのシリンダ
・ボディ31のヘッド・カバーをそのタイ・ロッド93
にピボット連結し、そのピストン・ロッド32の他端を
そのシャシ81のブラケット37にピボット連結してい
る。
そのように構成され、そして、そのタイ・ロッド93に
ピボット連結されたそのブースタ27では、そのピスト
ンの動きが、そのシリンダ・ボディ31およびピストン
・ロッド32の動きになって、そのタイ・ロッド・アー
ム94..95を経てその後輪91.92に伝達され、
そのようにして、そのブースタ27は、その後輪91.
92を操舵する。
そのコントロール・バルブ28は、スプール・バルブに
製作されて、そのブースタ27のシリンダ・ボディ31
に組み付けられ、そのフロント・ステアリング1)の操
舵を伝達するその操舵位相切換え装置13でバルブ切換
え操作され、そのオイル・ポンプ29から吐き出された
圧油を方向制御し、そのブースタ27にその圧油を供給
し、同時的にそのブースタ27からそのオイル・リザー
バ30にその圧油を戻す。
このコントロール・バルブ28は、そのブースタ27の
シリンダ・ボディ31に組み付けられたバルブ・ボディ
33と、そのバルブ・ボディ33のスプール・ボア(図
示せず)に往復摺動可能に配置されたスプール(図示せ
ず)とを含み、そのスプールがそのスプール・ボア内に
往復摺動されて、そのバルブ・ボディ33に形成された
ポンプ・ポート(図示せず)およびタンク・ポート(図
示せず)が、同様にそのバルブ・ボディ33に形成され
たその3個のシリンダ・ポートに切り換え接続され、そ
のブースタ27の一対のシリンダ室に流れる圧油を切り
換え、その切換え動作に伴って、そのシリンダ室からそ
のオイル・リザーバ30に戻される圧油を方向制御する
そのスプールは、そのバルブ・ボディ33の穴(図示せ
ず)に通されて、そのスプール・ボア内に伸長されたス
プール・シャフト34の先端を連結させである。勿論、
そのスプール・シャフト34は、その操舵位相切換え装
置13の出力側ピストン・ロッド54に出力側ワイヤ6
4で連結されであるので、そのスプールは、そのフロン
ト・ステアリング1)の操舵を伝達するところのその操
舵位相切換え装置13でそのスプール・ボア内に往復摺
動される。
そのオイル・ポンプ29は、通常のパワー・ステアリン
グに使用されるオイル・ポンプと同様に製作され、その
供給側油圧配管35に配置されである。
また、このオイル・ポンプ29は、そのトラック80に
搭載されたディーゼル・エンジン(図示せず)で駆動さ
れそのオイル・リザーバ30から油を吸い上げ、加圧し
、そのディーゼル・エンジンの回転数にほぼ比例した圧
油の吐出し量が得られるようにしている。
その操舵位相切換え装置13は、第1および2図から理
解されるように、ヘッド・カバー42を互いに共用させ
て、入力側シリンダ・ボディ40および出力側シリンダ
・ボディ41を一体化し、その入力側複動シリンダ38
および出力側複動シリンダ39を互いに対向的に接続し
た構造に製作された。勿論、その一体化された入力側お
よび出力側複動シリンダ38.39はシャシ81にボル
ト−ナツト手段(図示せず)で固定されている。
その入力側複動シリンダ38は、シリンダ・ボア45を
備えた入力側シリンダ・ボディ40と、そのシリンダ・
ボア45に往復摺動可能に嵌め合わせられ、そのシリン
ダ・ボア45内にヘッド側およびロッド側シリンダ室4
7.48を区画する入力側ピストン51と、その入力側
ピストン51に一端を固定し、ロッド・カバー43の穴
55を通ってその入力側シリンダ・ボディ40の外側に
他端側を出し入れ可能に伸長している入力側ピストン・
ロッド53とより構成され、また1、その入力側シリン
ダ・ボディ40には、そのヘッド側およびロッド側シリ
ンダ室47.48に開口されたヘッド側およびロッド側
オイル・ポート57.58が形成されである。
一方、その出力側複動シリンダ39は、その入力側複動
シリンダ38と同じ形状に製作されてあって、シリンダ
・ボア46を備えた出力側シリンダ・ボディ41と、そ
のシリンダ・ボア46に往復摺動可能に嵌め合わせられ
、そのシリンダ・ボア46内にヘッド側およびロッド側
シリンダ室49゜50を区画する出力側ピストン52と
、その出力側ピストン52に一端を固定し、ロッド・カ
バー44の穴56を通ってその出力側シリンダ・ボディ
41の外側に他端側を出し入れ可能に伸長している出力
側ピストン・ロッド54とより構成され、また、その出
力側シリンダ・ボディ41には、そのヘッド側およびロ
ッド側シリンダ室49.50に開口されたヘッド側およ
びロッド側オイル・ポート59.60が形成されである
さらに、その入力側および出力側複動シリンダ38.3
9は、それらオイル・ポート57.58゜59.60が
一対の配管61.62で接続され、その配管61.62
に配置されたその方向切換えバルブ14でそれらオイル
・ポート57.58゜59.60が切り換え接続され、
また、そのオイル・ボー)57.58が互いに接続され
ると同時に、そのオイル・ポート5’9.60が互いに
遮断されてそれらシリンダ室47.48,49.50に
流れる圧油が方向制御され、そして、その出力側ピスト
ン52がその入力側ピストン51の動きに同位相または
逆位相に動かされ、さらには、その入力側ピストン51
が空動きされ、同時に、その出力側ピストン52がとめ
られるところの油圧回路に組み立てられである。
そのような構造に製作され、そして、そのような油圧回
路に組み立てられたところのその操舵位相切換え装置1
3は、入力側ワイヤ63でその入力側ピストン・ロッド
53をそのフロント・ステアリング1)のピットマン・
アール24に連結し、また、出力側ワイヤ64でその出
力側ピストン・ロッド54をそのリア・パワー・ステア
リング12のコントロール・バルブ28のスプール・シ
ャフト34に連結してそのフロント・ステアリング1)
とそのリア・パワー・ステアリングエ2との間に組み込
まれ、そして、そのフロント・ステアリング1)および
リア・パワー・ステアリング12を同位相または逆位相
に操舵可能にし、また、そのフロント・ステアリング1
)およびリア・パワー・ステアリング12を互いに独立
させてそのフロント・ステアリング1)のみを操舵可能
にする。すなわち、この操舵位相切換え装置13は、そ
のトラック80の走行速度に応じて、そのリア・パワ−
・ステアリング12のコントロール・バルブ28をその
フロント・ステアリング1)の操舵に同位相または逆位
相にバルブ切り換え操作可能にし、また、必要な場合に
は、そのフロント・ステアリング1)の操舵を伝えさせ
なくしてそのコントロール・バルブ28のバルブ切り換
え操作を止め可能にする。
特に、その操舵位相切換え装置13では、その入力側ワ
イヤ63とそのピットマン・アーム24との接続につい
て、その入力側ピストン・ロッド・53がそのピットマ
ン・アーム24で移動されるところの変位は、そのスプ
ール・シャフト34の変位に同じで、所謂、第3図に示
されるように、その前輪84.85とその後輪91.9
2との舵角比(θF/θR)が1:1になる位置におい
て、その入力側ワイヤ63は、そのピットマン・アーム
24に接続されである。
その入力側ワイヤ63は、そのシャシ81に固定された
ブラケット65.66に後端を支持させ、また、その出
力側ワイヤ64は、そのシャシ81に固定されたブラケ
ット67.68,69.70に支持させてあって、その
入力側ワイヤ63はそのピットマン・アーム24の動き
をその入力側ピストン・ロッド53に円滑に伝達可能に
してあり、その出力側ワイヤ64は、また、その出力側
ピストン52の動きをそのコントロール・バルブ28の
スプール・シャフト34に円滑に伝達可能にしである。
その方向切換えバルブ14は、第1図に示された中立位
置Aで、一対の入力側シリンダ・ポートが互いに接続さ
れ、同時に、一対の出力側シリンダ・ボートが閉じられ
るところの3位置4方向電磁弁で、その配管61.62
に配置され、そして、バルブ切換え動作が、車速センサ
(図示せず)で感知された車速に応じて、ソレノイド・
コイル71゜72に選択的に流れる電流で行なわれる。
従って、その方向切換えバルブ14が第1図に示された
中立位置Aを取るならば、その入力側複動シリンダ38
は空動きされ、同時に、その出力側複動シリンダ39は
中立位置に止められ、また、その方向切換えバルブ14
が第1図に示された位置Bを取るならば、その入力側お
よび出力側複動シリンダ38.39は、互いに同位相で
動かされ、さらに、その方向切換えバルブ14が第1図
に示された位置Cを取るならば、その入力側および出力
側複動シリンダ38.39は、互いに逆位相で動かされ
る。
さらに、この前後輪操舵系統10は、その後輪91.9
2のために、そのタイ・ロッド・アーム94.95とそ
のシャシ81との間にステア・ロック・シリンダ73.
74を配置し、その人力複動シリンダ38が空動きされ
、同時に、その出力側複動シリンダ39が中立位置に止
められる際、所謂、その前輪84.85のみが操舵され
る際、その後輪軸89.90をステア・ロック状態に置
き、そして、その後輪91.92を直進状態にロック可
能にする。その場合、そのトラック80は、操縦性およ
び安定性が向上される。
勿論、そのステア・ロック・シリンダ73.74は、そ
のトラック80のエア・タンク(図示せず)に接続され
てあって、圧縮空気の供給、および排出は電磁弁(図示
せず)で行なわれる。
次に、上述のように構成されたその前後輪操舵系統10
の動作について、そのトランク80の走行状態に関連し
て述べる。
先ず、そのトラック80が低速で走行されるならば、そ
の車速センサの信号に応じて電流がそのソレノイド・コ
イル72に流れるので、そのソレノイド・コイル72が
励磁され、その方向切換えバルブ14は第1図に示され
た位置Cを取り、圧油がその入力側複動シリンダ38の
ヘッド側シリンダ室47とその出力側複動シリンダ39
のロッド側シリンダ室50との間に流れ、また、圧油が
その入力側複動シリンダ38のロッド側シリンダ室48
とその出力側複動シリンダ39のヘッド側シリンダ室4
9との間に流れ、その操舵位相切換え装置13では、そ
の入力側および出力側複動シリンダ38.39が互いに
逆位相で動かされる状態に置かれる。
そこで、そのステアリング・ホイール20が左方向に回
転されるならば、そのフロント・ステアリング1)では
、そのピットマン・アーム24が第1図において、後方
に揺動される。
そのように、そのピットマン・アーム24が後方に揺動
されると、そのドラック・リンク25がそのピットマン
・アーム24によって後方に押され、それに伴って、そ
の前輪軸82.83に回転可能に支持されているところ
のその前輪84.85は、そのナックル・アーム2G、
タイ・ロッド86、およびタイ・ロッド・アーム87.
88を介して左方向に操舵される。
そのように、そのフロント・ステアリング1)が、その
前輪84.85を操舵すると、その入力側ワイヤ63が
そのピットマン・アーム24で後方に押され、それに伴
って、その入力側ピストン・ロッド53もまた、後方に
押されるので、その入力側ピストン・ロッド53に一体
的に固定されたところのその入力側ピストン51は、そ
の入力側シリンダ・ボディ40のシリンダ・ボア45内
に後方に摺動される。
そのように、その入力側ピストン51が後方に摺動され
ると、圧油が、そのヘッド側シリンダ室47からその出
力側複動シリンダ39のロッド側シリンダ室50に流れ
、その出力側ピストン52はその出力側シリンダ・ボデ
ィ41のシリンダ・ボア46内に前方に摺動され、それ
に伴って、圧油が、その出力側複動シリンダ39のヘッ
ド側シリンダ室49からその入力側複動シリンダ38の
ロッド側シリンダ室4日に流れ、この操舵位相切換え装
置13では、その入力側および出力側複動シリンダ38
.39が互いに逆位相に動作される。
そのように、その出力側ピストン52がそのシリンダ・
ボア46内に前方に摺動されるに伴って、その出力側ワ
イヤ64は、その出力側ピストン・ロッド54を介して
その出力側ピストン52で前方に引かれ、そのコントロ
ール・バルブ28のスプール・シャフト34を操作する
その結果、そのコントロール・バルブ28では、そのス
プール・シャフト34によって、そのスプールがそのバ
ルブ・ボディ33のバルブ・ボア内に摺動され、そのオ
イル・ポンプ29から吐き出された圧油は、その供給側
油圧配管35を経てそのブースタ27の他方のシリンダ
室に供給され、同時に、そのブースタ27の一方のシリ
ンダ室の圧油はその戻り側油圧配管36を経てそのオイ
ル・リザーバ30に戻される。
その結果、そのブースタ27では、そのピストンがその
他方のシリンダ室からその一方のシリンダ室に摺動され
、そして、そのピストン・ロッド32がそのシリンダ・
ボディ31の外側に押し出されるので、そのブースタ2
7が、全体的に伸び、その後輪軸89.90に回転可能
に支持されているところのその後輪91.92は、その
タイ・ロッド93、および一対のタイ・ロッド・アーム
94゜95を介して右方向に操舵される。
また、そのステアリング・ホイール20が、右方向に回
転されるならば、それに伴って、そのフロント・ステア
リング1)、操舵位相切換え装置13、およびリア・パ
ワー・ステアリング12は、前衛の場合と逆に動作し、
その前輪84.85を右方向に操舵し、同時に、その後
輪9L92を左方向に操舵する。
このようにして、このトラック80の低速走行では、そ
の後輪91.92がその前輪84.85に対して逆位相
に操舵されるので、旋回の際には、そのトランク80は
最小回転半径(最小旋回半径)を縮小するように操舵さ
れ、その結果、このトラック80では、旋回性能が向上
され、また、かに走りが可能になり、縦列駐車が非常に
容易になる。
さらに、そのトランク80が高速で走行されるならば、
その車速センサの信号に応じて電流がそのソレノイド・
コイル71に流れるので、そのソレノイド・コイル71
が励磁され、その方向切換えバルブ14は第1図に示さ
れた位置Bを取り、圧油がその入力側複動シリンダ38
のヘッド側シリンダ室47とその出力側複動シリンダ3
9のヘッド側シリンダ室49との間に流れ、また、圧油
がその入力側複動シリンダ38のロッド側シリンダ室4
8とその出力側複動シリンダ39のロッド側シリンダ室
50との間に流れ、その操舵位相切換え装置13では、
その入力側および出力側複動シリンダ38.39が互い
に同位相で動かされる状態に置かれる。
そこで、そのステアリング・ホイール20が左方向に回
転されるならば、そのフロント・ステアリング1)では
、そのピットマン・アーム24が、第1図において、後
方に揺動される。
そのように、そのピットマン・アーム24が後方に揺動
されると、そのドラック・リンク25がそのピットマン
・アーム24によって後方に押され、それに伴って、そ
の前輪軸82.83に回転可能に支持されているところ
のその前輪84.85は、そのナックル・アーム26、
タイ・ロッド86、およびタイ・ロッド・アーム87.
88を介して左方向に操舵される。
そのように、そのフロント・ステアリング1)が、その
前輪84.85を操舵すると、その入力側ワイヤ63が
そのピットマン・アーム24で後方に押され、それに伴
って、その入力側ピストン・ロッド53もまた、後方に
押されるので、その人内側ピストン・ロッド53に一体
的に固定されたところのその入力側ピストン51は、そ
の入力側シリンダ・ボディ40のシリンダ・ボア45内
に後方に摺動される。
そのように、その入力側ピストン51が後方に摺動され
ると、圧油が、そのヘッド側シリンダ室47からその出
力側複動シリンダ39のヘッド側シリンダ室49に流れ
、その出力側ピストン52はその出力側シリンダ・ボデ
ィ41のシリンダ・ボア46内に後方に摺動され、それ
に伴って、圧油がその出力側複動シリンダ39のロッド
側シリンダ室50からその入力側複動シリンダ38のロ
ッド側シリンダ室48に流れ、この操舵位相切換え装置
13では、その入力側および出力側複動シリンダ38.
39が互いに同位相に動作される。
そのように、その出力側ピストン52がそのシリンダ・
ボア46内に後方に摺動されるに伴って、その出力側ワ
イヤ64は、その出力側ピストン・ロッド54を介して
その出力側ピストン52で後方に押され、そのコントロ
ール・バルブ28のスプール・シャフト34を操作する
その結果、そのコントロール・バルブ28では、そのス
プール・シャフト34によって、そのスプールがそのバ
ルブ・ボディ33のバルブ・ボア内に摺動され、そのオ
イル・ポンプ29から吐き出された圧油は、その供給側
油圧配管35を経てそのブースタ27の一方のシリンダ
室に供給され、同時に、そのブースタ27の他方のシリ
ンダ室の圧油は、その戻り側油圧配管36を経てそのオ
イル・リザーバ30に戻される。
その結果、そのブースタ27では、そのピストンがその
一方のシリンダ室からその他方のシリンダ室に摺動され
、そして、そのピストン・ロッド32がそのシリンダ・
ボディ31の内側に引っ込められるので、そのブースタ
27が、全体的に縮み、その後輪軸89.90に回転可
能に支持されているところのその後輪91..92は、
そのタイ・ロッド93および一対のタイ・ロッド・アー
ム94゜95を介して左方向に操舵される。
また、そのステアリング・ホイール20が、右方向に回
転されるならば、それに伴って、そのフロント・ステア
リング1)、操舵位相切換え装置13およびリア・パワ
ー・ステアリング12は、前述の場合と逆に動作し、そ
の前輪84.85および後輪91.92を右方向に操舵
する。
そのようにして、・このトランク80の高速走行では、
その前輪84.85および後輪91.92が同位相に操
舵されるので、旋回の際には、そのトラック80は、ア
ンプ・ステア(頃向になされ、走行安定性が向上される
さらに、その前輪84.85および後輪91゜92の操
舵を互いに独立させ、その前輪84.85のみを操舵す
る場合について述べる。
この場合には、先ず、そのソレノイド・コイル71.7
2に流れる電流を切り、その方向切換えバルブ14には
、第1図に示された位置Aを取らせ、その入力側複動シ
リンダ38においては、圧油が、そのヘッド側シリンダ
室47とそのロッド側シリンダ室48との間に自由に流
れ、その入力側複動シリンダ38は、空動き状態に置き
、同時に、その出力側複動シリンダ39においては、圧
油がそのヘッド側シリンダ室49とそのロンド側シリン
ダ室50との間に流されず、その出力側複動シリンダ3
9はニュートラル位置にロックされた状態に置く。
そのように、その操舵位相切換え装置13をセットした
ならば、その電磁弁で圧縮空気をそのステア・ロック・
シリンダ73.74から大気中に排出させ、そのステア
・ロック・シリンダ73゜74を動作させ、その後輪軸
89.90をステア・ロック状態に置いて、その後輪9
1.92を直進状態にロックする。
そこで、そのステアリング・ホイール20が左右方向に
回転されるならば、前述のようにして、そのフロント・
ステアリング1)は、その前輪84゜85を左右方向に
操舵する。
そして、そのフロント・ステアリング1)の操舵は、そ
の操舵位相切換え装置13で遮断され、そのリア・パワ
ー・ステアリング12に伝達されず、結局、そのトラッ
ク80は、そのフロント・ステアリング1)のみで操舵
される。
上述の前後輪操舵系統10では、そのフロント・ステア
リング1)が、マニュアル・ステアリングに構成された
ものとして説明されたが、このフロント・ステアリング
1)は、パワー・ステアリングに構成することも可能で
ある。
また、前述の前後輪操舵系統10では、その前輪84.
85とその後輪91.92との舵角比(θF/θR)が
l:1になるように、その入力側ワイヤ63がそのピッ
トマン・アーム24に接続されたものとして説明された
が、その入力側ワイヤ63が取付は位置を変えてそのピ
ットマン・アーム24に接続されるならば、その舵角比
(θF/θ、l)は適宜に変えられる。
さらに、前述の前後輪操舵系統10では、その方向切換
えバルブ14が車速センサからの信号に応じて動作され
るものとして説明されたが、この方向切換えバルブ14
は手動的に動作することも可能である。
発明の利便・利益 上述よりして、既に提案され、使用されてきた自動車の
四輪操舵装置に比較していえば、この発明の自動車に使
用される前後輪操舵系統は、操舵位相切換え装置が入力
側複動シリンダおよび出力側複動シリンダを備え、その
入力側複動シリンダのピストン・ロッドをフロント・ス
テアリングの出力側に、その出力側複動シリンダのピス
トン・ロッドをリア・パワー・ステアリングのコントロ
ール・バルブの入力側にそれぞれ連結し、そして、方向
切換えバルブがその入力側複動シリンダのオイル・ポー
トをその出力側複動シリンダのオイル・ポートに切換え
接続し、また、その入力側複動シリンダのオイル・ポー
トを互いに接続させると同時に、その出力側複動シリン
ダのオイル・ポートを互いに遮断する構成になされるの
で、この発明の自動車に使用される前後輪操舵系統では
、その方向切換えバルブをバルブ切り換えし、その操舵
位相切換え装置において、その入力側複動シリンダおよ
び出力側複動シリンダ間に流れる油を方向制御し、自動
車が低速で走行する際には、前輪および後輪が互いに逆
位相で操舵可能になり、旋回時には、その自動車の最小
回転半径が縮小され、その結果、自動車の旋回性能が向
上され、かに走りが可能になり、そして、縦列駐車が非
常に容易になり、また、その自動車が高速で走行する際
には、その前輪および後輪が互いに同位相で操舵可能に
なり、旋回時には、その自動車がアンプ・ステア傾向に
なり、さらに、その前輪および後輪の操舵を互いに独立
させてその前輪のみが操舵可能になり、それらの操舵が
可能になることによって、操舵性および安定性が向上さ
れ、それに加えて、操舵系統としての複雑化が抑制され
、それに伴って、製作が廉価に可能になり、自動車にと
って非常に有用になる。
発明と具体例との関係 先のように、図面を参照しながら説明されたこの発明の
具体例から゛して、この発明の属する技術の分野におけ
る通常の知識を有する者にとって、種々の設計的修正や
変更は容易に行われることであり、さらには、この発明
の内容が、その発明の課題を遂行ならしめる発明の成立
に必須であり、その発明の性質であるその発明の技術的
本質に由来し、そして、それを内在させると客観的に認
められる態様に容易に置き換えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、トラックに適用され、前輪のみの操舵状態に
あるところのこの発明の自動車に使用される前後輪操舵
系統の概説図、第2図は、第1図に示すその前後輪操舵
系統に使用された操舵位相切換え装置の縦断面図、およ
び第3図は、前輪と後輪との舵角の関係を示す図である
。 1)・・・フロント・ステアリング、12・・・リア・
パワー・ステアリング、13・・・操舵位相切換え装置
、14・・・方向切換えバルブ。 助)薗  尉〉が

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一対の前輪を操舵するフロント・ステアリング、
    および一対の後輪を操舵するリア・パワー・ステアリン
    グを備えるものにおいて、 操舵位相切換え装置が、入力側複動シリンダおよび出力
    側複動シリンダを備え、その入力側複動シリンダのピス
    トン・ロッドをそのフロント・ステアリングの出力側に
    、その出力側複動シリンダのピストン・ロッドをそのリ
    ア・パワー・ステアリングのコントロール・バルブの入
    力側にそれぞれ連結し、そして、 方向切換えバルブが、その入力側複動シリンダのオイル
    ・ポートをその出力側複動シリンダのオイル・ポートに
    切換え接続し、また、その入力側複動シリンダのオイル
    ・ポートを互いに接続させると同時に、その出力側複動
    シリンダのオイル・ポートを互いに遮断するところに特
    徴がある自動車に使用される前後輪操舵系統。
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