JPH01238733A - Vプーリ用チェーンベルト - Google Patents

Vプーリ用チェーンベルト

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JPH01238733A
JPH01238733A JP6538288A JP6538288A JPH01238733A JP H01238733 A JPH01238733 A JP H01238733A JP 6538288 A JP6538288 A JP 6538288A JP 6538288 A JP6538288 A JP 6538288A JP H01238733 A JPH01238733 A JP H01238733A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、Vブーり用のチェーンベルトに係わり、特に
、一対のVプーリを備えた無段変速機に用いられるチェ
ーンベルトに関するものである。
[従来の技術] 一般に、例えば車輌に用いられる無段変速機として、一
対のVプーリと、これらのVプーリ間に巻回されたチェ
ーンベルトとによって構成されたものが知られている。
そして、前記チェーンベルトの一従来例として、第1図
および第2図に示す構造のものが挙げられる。
このチェーンベルト1は、はぼY字状に形成され、対称
的に設けられた2つの突部のそれぞれに板厚方向に沿う
貫通孔2aが形成されたメインリンクプレート2と、ル
ーツ羽根形状に形成され、前記メインリンクプレート2
の貫通孔2aのピッチと同一ピッチで形成された貫通孔
3aを有するサブリンクプレート3と、これらのメイン
リンクプレート2およびサブリンクプレート3の貫通孔
2a・31内に貫挿されてこれらを回動自在に連結し、
かつ、扇形状の接触面面を備えた2本1組のロッカーピ
ン4・5と、一対のメインリンクプレート2の残余の突
部を板厚方向に貫通して一体に設けられたブロック6と
を備えている。
そして、前記一対のメインリンクグレート2間に、前記
サブリンクプレート3の複数枚を、それぞれの貫通孔3
aがメインリンクプレート2の貫通孔2aと同一線上に
位置するように等間隔に配置して、第2図に示すように
第1ユニツトAを構成し、また、この第1ユニツトAの
各リンクプレート2・3の間隔を保持しつつサブリンク
プレート3の一つを省いた状態で第2ユニツトBを構成
し、これらの第1ユニントAおよび第2ユニツトBを交
互に、かつ、前記貫通孔2a・3aのピッチ分だけずら
した状態で噛み合わせるように重畳させ、さらに、重畳
させられた各リンクプレート2・3の貫通孔2a・3a
に、一方のロッカーピン4をその接触面が第1ユニッl
−Aの各貫通孔2aの間の内側へ向かうように挿入する
とともに、他方のロッカーピン5を前記ロッカーピン4
と逆向きに挿入して両者の接触面を相互に当接させ、次
いで、隣接する第1ユニツ)Aのロッカーピン4を画策
1ユニットAをまたいで配設されたサブリンクプレート
3によって連結し、以降、同様にして第1ユニツトAお
よび第2ユニツトBの多数を、第1図に示すように、順
次連結することにより、無端状のチェーンベルト1を構
成するようになっている。
そして、前記両ロッカーピン4・5は、同一の貫通孔2
a・3a内において、その一方が貫通孔2a・3&の内
面に係合させられることによりリンクプレート2・3と
の相対回動が拘束され、また、他方が相対回動可能に貫
挿されることにより、リンクプレート2・3に対して相
対回動可能となされている。
したがって、前記リンクプレート2・3は、前記両ロン
カーピン4・5が相互に転動させられることにより、各
ユニットA−Bを単位として相対回動可能となされてい
る。
さらに、前記両ロッカーピン4・5は、第1図に示すよ
うに、各ユニットA−Bを直線状に配置した状態におい
て、各接触面の中間位置で接触子るように各リンクプレ
ート2・3に保持され、また、前記ブロック6は、前記
各日・7カービン4・5を結ぶチェーンラインLよりも
内側に保持され、第2図に示すように、■プーリPに巻
回した状態において、このVプーリPにチェーンライン
Lより小さな回転半径で接触させられようになっている
このように構成されたチェーンベルト1は、第3図に示
すように一対の■ブー9P間に巻回されるとともに、第
2図に示すように、そのプロ・ンク6の長さ方向の端面
を■プーリPの動力伝達面に圧接させ、この時に発生す
るVプーリPとの摩擦力によって一方の■プーリPから
他のVプーリPへ動力を伝達するようになっているとと
もに、各VプーリPとの巻回半径を変化させることによ
り、両VプーリP間に回転差を生じさせて、無段階に変
速を行うようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前述したような構成のチェーンベルト1とV
プーリPを用いた無段階変速機であると、VプーリPに
おけるチェーンベルトlの巻き込み時において、騒音が
発生しやすいといった不具合がある。
この騒音は、次のような現象に起因して発生するものと
考えられる。
すなわち、変速比を一定とした場合、チェーンベルト1
の速度■は一定となり、その一定速度が、チェーンライ
ンLの上の速度として見なされる。
一方、前記ブロック6は、各■ブー9P間においては(
このVプーリPと非接触状態にあるブロックを第4図の
概略図において符号6aにて示した)、チェーンライン
Lと同速度Vで移動させられる。
しかしながら、第4図の概略図で示すように、前記ブロ
ック6がVプーリPに巻き込まれると(VプーリPと接
触した時点におけるブロックを符号6bにて示した)、
このブロック6bの速度は、VプーリPの回転速度とV
プーリPとの接触点とVプーリPの回転中心Poとの距
離RBとにより一義的に求められる速度vbへと変化す
る。
そして、この例においては、ブロック6がチェーンライ
ンLよりも距離8分内側にあることがらV)Wbとなり
、この速度変化分がブロック6とVプーリPとの衝突エ
ネルギとなって騒音を発生すると考えられる。換言すれ
ばチェーンラインLとブロック6bとの速度差に起因し
て騒音が発生するものと考えられる。
これは、チェーンラインLとブロック6bとの相対速度
と騒音との関係を実験的に求めた第5図に示す結果から
も裏付けられる。
したがって、前述のチェーンベルト1を用いた無段変速
機においては、騒音軽減のために、チェーンラインLと
ブロック6bとの相対速度を極力小さくすることが重要
な課題であり、本発明は、このような課題を解決しよう
とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前述した課題を有効に解決し得るVプーリ用
チェーンベルトを提供せんとするもので、このチェーン
ベルトは、特に、Vプーリ間に巻回されて動力の伝達を
なすチェーンベルトであって、一対の貫通孔が形成され
かつ前記Vプーリの動力伝達面に当接させられるブロッ
クが取り付けられた複数のリンクプレートを、前記貫通
孔の一つが合致するようにずらして重畳させるとともに
、この合致させられた貫通孔内に、楕円状の接触面を有
する一対のロッカーピンをその接触面を当接させた状態
で貫挿し、各ロッカーピンのそれぞれを、重畳状態にあ
る前記複数のリンクプレートに一つおきに交互に係合さ
せ、かつ、一方のロッカーピンが係合させられているリ
ンクプレートの貫通孔内面に他方のロッカーピンを相対
回動可能に貫挿=7− することにより、前記複数のリンクプレートを相対回動
自在に無端状に連結してなり、前記各リンクプレートを
直線状に配置した状態において、両ロッカーピンの接触
位置が各接触面の中間位置よりも巻回中心側に位置する
ように両ロッカーピンを保持し、かつ、前記ブロックを
前記ロッカーピンを結ぶチェーンラインより外側に配置
してなることを特徴とする。
[作用] 本発明に係わるVプーリ用チェーンベルトは、前述した
構成とすることにより、■プーリへの巻き込みに伴う各
ロッカーピン同志の転勤時において、両者の接触位置を
その接触面の中央部の手前から中央部を経てさらにこの
中央部の後方へ移動させることにより、各ロッカーピン
の仮想中心間の距離、すなわち、チェーンピッチを変化
させ、これによってVプーリに巻回された部分における
チェーンラインの速度を変化させて、ブロックとの相対
速度を減少させる。
[実施例] 以下本発明の一実施例について第6図ないし第12図に
基づき説明する。
第6図は本実施例が適用された無段変速機の概略図であ
る。
図中、符号10は無段変速機を示し、適宜間隔をおいて
配設された一対のVプーリP1・P2と、これらの■プ
ーリPI −P2間に巻回された無端状の本実施例に係
わるチェーンベルト11とによって構成されている。
このチェーンベルト11は、第7図ないし第9図に示す
ように、一対の貫通孔+2aが形成されかつ前記Vプー
リP (PI・P2)の動力伝達面に当接させられるブ
ロック13が取り付けられた複数のリンクプレート12
を、前記貫通孔12aの一つが合致するようにずらして
重畳させるとともに、この合致させられた貫通孔12a
内に、楕円状の接触面14aを有する一対のロッカーピ
ン14をその接触面+4aを当接させた状態で貫挿し、
各ロッカーピン14のそれぞれを、重畳状態にある前記
複数のリンクプレー1−12に一つおきに交互に係合さ
せ、かつ、−方のロッカーピン14が係合させられてい
るリンクプレート12の貫通孔12a内面に他方のロッ
カーピン14を相対回動可能に貫挿することにより、前
記複数のリンクプレート12を相対回動自在に無端状に
連結してなり、前記各リンクプレート+2を直線状に配
置した状態において、第9図に示すように、両ロッカー
ピンHの接触点Cが各接触面14aの中間位置よりもチ
ェーンベルト11の巻回中心側に位置するように両ロッ
カーピン冒を保持し、かつ、前記ブロック13を前記ロ
ッカーピン14を結ぶチェーンラインLより外側に配置
した構成となっている。
これらについて詳述すれば、前記リンクプレート12は
、従来と同様に構成されており、第7図ないし第9図に
示すように、対称位置に設けられた両突部のそれぞれに
前記貫通孔12aが形成され、かつ、残余の突部に前記
ブロック13が一体に取り付けられたメインリンクプレ
ート15と、第7図および第8図に示すように、このメ
インリンクプレー)15の側面に、所定間隔をおいて重
畳させられるサブリンクプレート16とを備え、このサ
ブリンクプレートI6には、メインリンクプレート+5
に形成された貫通孔12aと同一形状の貫通孔+6aか
形成されている。
前記メインリンクプレート15およびサブリンクプレー
ト16に形成されている貫通孔12a・16Hの、チェ
ーンベル)+1の長さ方向の前後に位置する部分には、
貫通孔+2a・16aの内部へ向かって突出する係止突
起17・)8か形成されており、これらの係止突起17
・18は、前記貫通孔12a−16a内に貫挿される一
方のロッカーピン14の内面側に係合して、このロッカ
ーピン14と前記メインリンクプレート15およびサブ
リンクプレート16との相対回動を拘束するとともに、
チェーンベルト11を直線状に保持した状態において、
両ロッカーピン14の接触位置が前述した位置となるよ
うに、メインリンクプレート15やサブリンクプレート
16との位置関係を設定するようになっている。
前記各ロンカーピンHの接触面+4aの形状は、本実施
例においては、第10図に示すように、楕円の長径側の
突部を利用しており、両ロッカーピン14を接触させた
状態で転動させた際における、両者の接触点の移動軌跡
が次式を満足するように設定されている。
R−(a’+b’+c”)/(a”+b2+c2)=・
 (1)但し、 R;ロッカーピンHの仮想中心(A−B)から接触点C
までの距離 a;楕円長径 b;楕円短径 c;tanθ θ:ロッカーピン目の回転角 そして、チェーンベルト11を直線状に保持した状態に
おける前記両ロッカーピン14の接触点C(以下この接
触点Cを初期接触点COと称し、この位置における各部
材の位置を初期位置と称す)を設定する際の基準となる
接触面目aの中央部を、本実施例においては、第1O図
に示すように、前記楕円の最大径部としている。
一方、前記初期接触点COを得るためには、両ロッカー
ピン目をその接触面口aの中央部において接触させた状
態、すなわち、両ロッカーピンロの長径aに沿う軸線が
同一直線上に位置させられ、かつ、短径すに沿う軸線が
相互に平行となされた状態(以下、この位置を中立位置
と称す)から、両ロッカーピンロを、短径すに沿う軸線
の上端(チェーンベルト11の外方側の端部)が相互に
離間するように、所定角度回転させた状態とすればよい
(以下この回転角度を傾き角と称す)。
このような初期接触点Coを設定した場合における、リ
ンクプレート12の初期位置からの回動に伴いチェーン
ピッチ2が漸次変化する。このチェーンピッチ2の変化
について以下に説明する。
まず、第10図に示すように、中立位置における両ロッ
カーピン14の接触点をOとし、接触点Oを通る長径a
に沿う軸をX軸とし、前記接触点Oを通りX軸と直交す
る軸をY軸とし、初期位置における一方のロッカーピン
I4の仮想中心への座標を前記接触点0に対して(Xa
、 Yりとし、また、初期位置を得るため必要なロッカ
ーピンHの傾き角をαとし、さらに、チェーンピッチZ
をX軸ならびにY軸に沿って分解した場合のX軸方向ピ
ッチを2XXY軸方向ピツチを2yとする。
ここで、一方の両ロンカーピン14を、第1O図に実線
で示すような初期位置から、それぞれ角度θ回転させた
状態とすると、両ロッカーピン14の相対関係が両者の
接触点がCIとなり、仮想中心で見た場合A−Dの関係
となり、これより次式が成り魚つ・ β−θ−tan−’(c−b ”/ a 2)    
      −(2)1 =(Xa2+Ya2)”  
                =(3)Zx=Ro
+cosβo−R−cos(θ−β) −R+cos(
θ+β)−+−Lcos(2θ+a )十Z−cos2
θ          −<4)2y= R,争cos
β。会【ana十R・5lIl(θ−β)十R−sin
(θ+β)  ll−sin(2θ+a)−Z−sin
2θ−(5)Z = (2x2+2y2) ”2−(6
)そして、前記傾き角αを3°としてチェーンピッチZ
とチェーン巻き角2θとの関係を見てみると、第11図
に曲線aで示すような変化が得られた。
この図において曲線すは、前記傾き角α=0とした場合
のチェーンピッチZの変化を示す。
このように、両ロッカーピン14に前記傾き角αを与え
ることにより、チェーンベルト11の■プーリPへの巻
き込みに際し、このチェーンベルトIIのチェーンピッ
チZが一旦伸ばされたのちに再度標準ピッチに戻される
ように変化する。
次いで、このように構成された本実施例のチェーンベル
ト11の作用について説明する。
第9図に示すように、チェーンベルト+1は矢印方向に
回転するVプーリPに対し接線方向から巻き込まれる。
そして、チェーンベルト11のチェーンラインL上の部
位は、全体的に見てほぼ一定速度VのままVプーリPと
ともに回転する。
一方、ブロック13はチェーンラインLよりも外側にお
いてVプーリPと接触することから、前記チェーンライ
ンLの速度■より加速された速度vbにてVプーリPと
ともに回転する。
ここで、前記チェーンベルト11の巻き込みによるロッ
カーピン14同志の転勤により、巻き込みの初期におい
て、前述したようにチェーンピッチZが伸ばされる現象
が生じることから、この巻き込みの初期において、チェ
ーンラインL上の部位が加速される。
この結果、チェーンラインL上の部位の速度とブロック
13の速度とが接近させられて、両者の相対速度が小さ
くなり、巻き込み時における騒音が減少させられる。
ところで、前述した相対速度は、ブロック13と■プー
リPの接触位置と■プーリPの回転中心との距離RB、
および、ブロック13の前記接触位置とチェーンライン
Lとの距離(以下オフセット量Fと称す)にも左右され
る。
すなわち、前記距離RBと相対速度との関係は、次式で
近似される。
d X 1d Y 4  +     、、、 (7)
相対速度−((−−RE)2+(正)2) ”l 但し、X、・y、は、第4図において、■プーリPの回
転中心P0を通りチェーンラインLと平行な軸をX軸と
し、このX軸と直交する軸をY軸とじた場合のブロック
6aの座標である。
このことから、ブロックの巻回半径を大きくとることが
騒音に対して有効となることが理解されるが、この場合
には前記半径の拡大に伴い、遠心力に起因した張力の増
加が問題となるために、これらを考慮する必要がある。
また、前記オフセット量Fと相対速度との関係は、第1
2図に示す実験結果によって示される。
この図において、正がチェーンラインLよりも内側を、
また、負がチェーンラインLの外側のオフセット量Fを
それぞれ示し、曲線Cないしdは、以下の条件によって
測定した結果を示す。
曲線C ■接触面目aの形状;楕円 ■傾き角α     :3゜ 曲線d ■接触面14aの形状:円 ■傾き角α     ;0 曲線e ■接触面目aの形状:円 ■傾き角α     :3゜ この結果から、同一オフセット量Fである場合には、チ
ェーンラインLよりも外側にブロック13を配置するこ
とが有効であることが理解できる。
この現象を利用することにより、前記チェーンラインL
の速度変更による相対速度の軽減作用との相乗作用によ
り、−層効果的な騒音防止効果を得ることが可能となる
なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状や
寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可
能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係わるVプーリ用チェーン
ベルトによれば、各リンクプレートを直線状に配置した
状態において、両ロッカーピンの接触位置が各接触面の
中間位置よりも巻回中心側に位置するように両ロッカー
ピンを保持し、かつ、前記ブロックを前記ロッカーピン
を結ぶチェーンラインより外側に配置したから、チェー
ンベルトのVプーリへの巻き込みに際し、チェーンピッ
チを変化させて、ロッカーピンを結んだチェーンライン
上の速度とブロックの速度との速度差を減少させ、これ
によって、巻き込み時において発生する騒音を抑制する
ことができる等の優れた効果を奏する。また、ブロック
を■プーリの回転中心から極力離間させることにより、
同一駆動力を伝達する場合において、ブロックにかかる
荷重を減少させて、■プーリにからブロックに与える側
圧荷重を減少させることができる等の副次的な効果も期
待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は従来のチェーンベルトの一構造例
を示すもので、第1図は側面図、第2図は第1図の■−
■線に沿う矢視断面図、第3図は一対の■プーリ間に巻
回した状態を示す概略側面図、第4図は作動を説明する
ための概略側面図、第5図はチェーンライン速度とブロ
ック速度の相対速度に対する騒音の大きさ示す図、第6
図ないし第12図は本発明の一実施例を示すもので、第
6図は■プーリ間に巻回した状態を示す概略側面図、第
7図は一部破断乎面図、第8図は縦断面図、第9図は作
動を説明するための概略側面図、第1O図はロッカーピ
ンの接触面の形状説明図、第1I図はチェーンの巻き角
に対するチェーンピッチの変化量を示す図、第12図は
ブロックとチェーンラインとの距離と相対速度との関係
を示す図である。 10・・・・・無段変速機、11・・・・・・チェーン
ベルト、12・・・・リンクプレート、12a・・・・
・・貫通孔、13・・・・・ブロック、’+4−・・・
−ロッカーピン、14a・・・・・・接触面、    
P・・・・・・■プーリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Vプーリ間に巻回されて動力の伝達をなすチェーンベル
    トであって、一対の貫通孔が形成されかつ前記Vプーリ
    の動力伝達面に当接させられるブロックが取り付けられ
    た複数のリンクプレートを、前記貫通孔の一つが合致す
    るようにずらして重畳させるとともに、この合致させら
    れた貫通孔内に、楕円状の接触面を有する一対のロッカ
    ーピンをその接触面を当接させた状態で貫挿し、各ロッ
    カーピンのそれぞれを、重畳状態にある前記複数のリン
    クプレートに一つおきに交互に係合させ、かつ、一方の
    ロッカーピンが係合させられているリンクプレートの貫
    通孔内面に他方のロッカーピンを相対回動可能に貫挿す
    ることにより、前記複数のリンクプレートを相対回動自
    在に無端状に連結してなり、前記各リンクプレートを直
    線状に配置した状態において、両ロッカーピンの接触位
    置が各接触面の中間位置よりも巻回中心側に位置するよ
    うに両ロッカーピンを保持し、かつ、前記ブロックを前
    記ロッカーピンを結ぶチェーンラインより外側に配置し
    てなることを特徴とするVプーリ用チェーンベルト
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