JPS62278338A - 伝動用無端ベルト - Google Patents

伝動用無端ベルト

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JPS62278338A
JPS62278338A JP22051386A JP22051386A JPS62278338A JP S62278338 A JPS62278338 A JP S62278338A JP 22051386 A JP22051386 A JP 22051386A JP 22051386 A JP22051386 A JP 22051386A JP S62278338 A JPS62278338 A JP S62278338A
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belt
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Yoshinori Miyaishi
善則 宮石
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (イ)産業上の利用分野 本発明は、伝動用無端ベルト、特に一対のシーブからな
るプライマリ及びセカンダリプーリに巻掛けて用いる無
段変速機用ベルトに係る。
この種ベルトは、大きく分けると、無端状の薄鋼板を積
層したベルト部にVブロックを連続して装着した、いわ
ゆるバンドーネ(VAN  DOORNE)タイプと、
リンクプレー1・をピンにて連結した、いわゆるチェー
ンタイプとがある。
更に、チェーンタイプは、ピン自体をプーリと接触する
aX力伝達部材とするもの、ピンに摩擦力伝達部材を取
付けるもの、リンクプレート自体を摩擦力伝達部材とす
るもの、及びリンクプレートにgta力伝達部材を取付
けるもの、そしてピンとピンとの間に摩擦力伝達部材を
保持して該部材とピンとの当接により力を伝達するもの
等があるが、本発明は、ピンとピンとの間に摩擦力伝達
部材(Vブロック)を保持するタイプの伝動用無端ベル
トに関する。
(ロ)従来の技術 近時、チェーンタイプの伝動用無端ベルトは、ピンを、
互に転がり接触する転がり接触面を有する1対のピン片
から構成し、伝達容量を高めろと共に耐久性の向上を図
ったものが案出されている。
そして、このものにおいては、各ピン片とリンクプレー
トとの相対回転を阻止する必要があるが、従来、該阻止
手段として、例えば特公昭35−14807号公報に示
すように、ピン片にV字状の係合溝を形成し、かつリン
クプレートにV字状の突起を形成して、これら係合溝と
突起を係合してなるもの、また特公昭52−35833
号公報に示すように、ピン片に切欠きを形成し、かつリ
ンクプレートに該切欠きに係合する突出部を形成したも
の、更に特公昭58−3136号公報に示されるように
、ピン片の転がり接触面背面部分に凹部を形成し、ピン
片の離れた2箇所にてリンクプレー1・に接触するよう
に構成したもの等がある。
(l→ 発明が解決しようとする問題点従って、上述前
2者のものは、V字状の係合溝及び切欠き部分に応力集
中が生じ、ピンが折損しやすく、また後者のものは、凹
部の存在によりピンの剛性が損われ、いずれのものでも
、耐久性に問題を生じている。
また、このようなV字状係合溝、切欠き及び凹部の形状
は、複雑でかつ小さいため、ピン及びリンクプレートの
製造が極めて難しく、製造上の問題点をも有している。
更に、上述従来のものは、いずれもピン自体をFgLW
A力伝達部材とするものであって、■ブロックとの関係
については同等考慮されていない。
そこで、本発明は、ピン片をリンクプレートに確実に係
止するものでありながら、耐久性及び製造上の問題点を
解消し、更にVブロックをピンに確実に保持すると共に
ピンに対して滑らかに屈曲して、耐久性及び伝達トルク
容量の向上を図った伝動用無端ベルトを提供することを
目的とするものである。
(ロ) 問題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図及び第2図に示すように、多数のリンクプレー
ト2・・の両端部に形成されたピン孔2a、2bにピン
3を挿通して無端状に連結されてなるリンク列5と、該
リンク列5に、隣接する前記ピンの間に保持されて装着
されている■ブロック6.7とを備えてなる伝動用無端
ベルト1において、前記ピン3が、例えば第4図に示す
ように、互に転がり接触する転がり接触面P1を有する
ピン片3a、3bからなる。
更に、これらピン片3a(3b)は、例えば第7図に示
すように、転がり接触面P1と反対側に略々平坦面から
なる係合平面P2及び該係合平面のベルト内径側に隣接
して第1の曲面P3を有すると共に、ベルト内径部に第
2の曲面P4を有する。
また、前記リンクプレート2のピン孔2a、2bは、例
えば第8図に示すように、ピン片の係合平面P2に面接
触する平面L1を有する。
そして、前記■ブロック6、(7)は、例えば第9図に
示す、ように、ピン片の係合平面P2又は第1の曲面P
3に接触する第1の平面B1とピン片の第2の曲面P4
に接触する第2の平面B2を有する凹溝6a(7a)を
備えている。
(ホ) 作用 以上構成に基づき、無端ベルト1ば、例えばプライマリ
及びセカンダリの両プーリに巻掛けられて用いられるが
、この際、プライマリプーリからベルト1の■ブロック
6.7に摩擦接触により力が伝達され、更に該Vブロッ
クからピン3を介してリンク列に伝達され、そしてセカ
ンダリプーリ側において、ピン3からVブロック6.7
に伝達されて、該■ブロックから摩擦接触によりセカン
ダリブーりに伝達される。
そして、プーリ部分では、ベルト1がそのプーリ有効径
に合わせて屈曲するが、1対のピン片3a、3bがその
転がり接触面21により転がりながら接触し、滑らかに
屈曲する。
また、ピン片3a、3bは互に転がり接触面P1、Pl
にて当接し、従ってその反対側の係合平面P2がピン孔
2a(2b)の平面L1に押圧され、該両手面P2.L
lの押圧・当接により、ピン片3a、3bとリンクプレ
ート1とが一体に係止される。
更に、■ブロック6.7は、プーリ部分ではプーリから
受ける力により、またブーり間のベルト走行部分では遠
心力により、ベルト外径方向の力を受けるが、その凹溝
6a、7aの第1の平面B1がピン片の係合平面P2又
は第1の曲面P3に当接すると共に、その第2の平面B
2が第2の曲面P4に当接し、該ベルト内怪側及びベル
ト走行線側の2点支持によりVブロックは安定保持され
る。
更に、ベルト1が直線状態から屈曲する際、■ブロック
6.7はピン3に対して相対回転して、第1の平面B1
がピン片の係合平面P2から第1の曲面P3にその当接
位置を移行するが、特に、第1の曲面P3の断面形状が
、所定半径からなる円弧からなり、かつ係合平面P2の
断面形状が、該円弧の接線からなると、上述節1の平面
の当接位置移行が滑らかに移行する。
(へ)実施例 以下、図面に沿って、本発明を具体化した実施例につい
て説明する。
無段変速機用ベルト1は、第1図ないし第3図に示すよ
うに、多数のリンクプレート2・・・をピン3にて連結
したリンク列5と、該リンク列5に装着されている第1
のVブロック6及び第2のVブロック7とからなる。リ
ンクプレート2にはその両端部分にピン孔2a、2bが
形成されており、これらピン孔2a、2bにピン3を挿
通してリンクプレート2・・を交互に連結してリンク列
5が構成されている。また、ピン3は、第4図及び第5
図に示すように、互に転がり接触する転がり接触面PI
、PIを有する1対のピン片3a、3bからなり、これ
ら1対のピン片3a、3bは互に転。
かり接触面を合わせるようにしてピン孔2a、2bに挿
通されており、かつピン3はリンク列5の幅より所定量
長く構成されている(第2図及び第3図参照)。一方、
第1及び第2のVブロック6゜7はリンク列5を嵌挿す
る孔部6b、7bを有していると共に、その左右両側面
がプーリと接触し擾るテーパ面6c、7cとなっており
、更に第6図に示すように、その前後一側面にそれぞれ
ピン3を収納する凹溝6a、7aが形成されている。
また、■ブロック6.7の下部におけろ前後一側面には
テーパ面6d、7dが形成されて、リンク列5の屈曲に
伴うVブロック6.7の屈曲を可能としており、更に■
ブロック6.7の凹溝6a。
7aの外側一部には所定半径からなる係止溝6e。
7eが形成されている(第9図(el参照)。そして、
第1及び第2のVブロック6.7は、その孔部6b、7
bにリンク列5を嵌挿し、かつ隣接するピン3をそれぞ
れ凹溝6a、7aに当接・係合して両Vブロック6.7
の他側面を互に当接するようにして挟持・保持され、更
に両■ブロック6.7の係止7116e#7eに係止片
9・が係止してピン3の抜止めがなされている。
そして、ピン片3a又は3b(ピン片は線対称に構成さ
れているので、以下一方のピン片3aのみについて説明
する)は、第7図[blに示すように、転がり接触面P
Iの反対側に平坦面からなろ係合平面P2が形成されて
おり、かつ該係合平面P2のベルト内径側はその側面形
状(断面形状も同様)が所定位置03を中心とする円弧
からなる第1の曲面P3が形成されている。更に、該第
1の曲面P3の中心位置03ば係合平面P2と該曲面P
3の接点aを通りかつ係合平面に直交する線1−1と転
がり接触面P1との交点にあり、従って曲面P3を構成
する円弧の接点aでの接線が係合平面P2となる。また
、転がり接触面P1もその側面形状(断面形状)が所定
位置01を中心とする円弧からなり、該円弧の中心位置
o1は前記*l−l上に位置している。更に、ピン片3
aのベルト内径部即ち底部は大きな半径からなる内弧面
にて構成されろ第2の曲面P4となっており、該曲面P
4は所定R面を介して転が9接触面P1及び第1の曲面
P3と接している。また、係合平面P2の上方にて接す
る部分には前記第1の曲面P3より大きな曲率半径の大
きな円弧面からなる第3の曲面P5が形成されており、
該曲面P5の他端は所定R面を介して転がり接触iP1
の上端に接している。
一方、リンクプレート2ば、第8図に詳示するように、
その両端部にそれぞれピン孔2a、2bが形成されてい
る。なお、これらピン孔2a、2bは線対称の形状から
なるので、以下一方のピン孔2aについてのみ説明する
。ピン孔2aにおけるプレート外方部即ちピン3との間
に引張り力が作用する部分にはピン片の係合平面P2と
接合する平坦面からなる第1の平面L1が形成されてお
り、更にその上方(ベルト外径側)に隣接して、ピン片
の第3の曲面P5と略々同一半径の円弧面からなる第1
の曲面L2が形成されており、また第1の平面L1の下
方(ベルト内径側)に隣接する部分、即ちピン片3aの
第1の曲面P3と対応する部分には該曲面P3の半径と
略々同等か又はそれより僅かに大きい半径からなる第2
の曲面L3が形成されている。更に、ピン孔2aの底部
及びリンク内方部、即ちピン3との間に引張り力が作用
しない部分にはピン片3a、3bと干渉しないように、
底部平面L4、内方平面L5及び所定半径のRNL6.
L7が形成されている。従って、フンクプレート2のピ
ン孔2aは、その第1の平面L1及び第1の曲面L2に
てピン片3aの係合平面P2及び第3の曲面P4とそれ
ぞれ積極的に面接触するが、第2の曲面L3及び底部平
面L4はピン片の第1の曲面P3及び第2の曲面P4と
必ずしも接触しないでもよく、更に内方平面L5゜R部
L6.L7は他のピン片3bとの干渉を防止すへく、必
ず離れている。
また、第1のVブロック6は、第9図(al 、 (b
l 。
iclに詳示するように、左右脚部6f、6fの略々中
央部にてその孔部6bから側面テーパ面6cに貫通して
凹溝6a、6aが形成されており、更に凹溝6aの中程
に所定幅からなりかつ所定位置05を中心とした半径の
円弧からなる係止溝6eが形成されている。そして、凹
溝6aは屈曲用テーパ面6dと平行面6gとの接点すと
略々同一レベルに位置し、かつその開口部と対向する部
分は略々垂直面からなる第1の平面B1となっており、
またその下方(ベルト内径側)は略々水平面からなる第
2の平面B2となっている。更に、第1の平面B1の上
方は、第2の平面B2から前記ピン片3aの縦長さより
長い距離隔てて第3の平面B3が形成されており、また
第1の平面B1と第2及び第3の平面B2.B3との間
には所定R面が介在している。従って、■ブロック6は
、その第1の平面B1が前記ピン片3aの係合平面P2
(ベルト直線状態)又は第1の曲面P3(ベルト屈曲状
態)に当接すると共に、その第2の平面B2がピン片の
第3の曲面P4に当接する。
なお、第2のVブロック7は、第10図に示すように、
その凹溝78が第1のVブロック6に対して反対面側即
ち屈曲用テーパ面7dが位置する側に形成されている点
が相違するだけて、第1のVブロック6と同様であるの
で、同一符号を付して説明を省略する。
ついで、本実施例の奏する作用について説明する。
本無段変速機用ベルト1は、1対の可変径プーリからな
る無段変速機に巻掛けて用いられ、プライマリプーリ側
にて、プーリに第1及び第2の■ブロック6.7が摩擦
接触してプーリからのトルクが伝達され、更にピン3を
介してリンク列5に伝達される。詳しくは、第2の■ブ
ロック7に作用する力は第1のVブロック6との当接に
より第1のブロック6に伝達され、また第1の■ブロッ
ク6に作用する力は直接、その凹溝6aの第1の平面B
1とピン片3aの係合平面P2又は第1の曲面P3との
当接に基づき、ピン片3aに伝達され、更にピン片3a
の転がり接触面P1と他方のピン片3bの転がり接触面
P1との当接によりピン片3bに伝達され、そしてピン
片3bの係合平面P2及び第3の曲面P5とリンクプレ
ート2のピン孔2bの第1の平面L1及び第1の曲面L
2との面接触によりリンクプレート2に伝達きれる。
このようにして、ベルト1の張り側に引張り力が作用す
る。また、セカンダリプーリ側にては、反対に、リンク
列5からの引張り力がピン3を介して第1及び第2のV
ブロック6.7に伝達され、更にVブロック6.7のテ
ーパ面6c、7cとプーリ面との摩擦力によりセカング
リプーリに伝達される。
この際、ピン片3a、3bば、他方のピン片3b、3a
からの転がり接触面P1に作用する押圧力に基づき、そ
の係合平面P2がピン孔2a、2bの第1の平面L1に
密接し、これによりリンクプレート2と一体に係止され
ろ。更に、転がり接触面P1からのピン片3a、3bに
作用する力は、係合平面P2と第1の平面L1との面接
触に加犬、第4の曲面P5と5!2の曲面L2とが面接
触し、これら大きな面積での面接触により、ピン片3a
3bからの力がリンクプレート2のピン孔2a。
2bにて担持される。
また、第1及び第2のVブロック6.7は、テーパ面6
c、7cに作用するプーリ面からの力及び遠心力により
、常にベルト外径方向の力を受けており、かつその凹溝
6a、7aの第2の(水平)平面B2がピン片3a、3
bの第2の曲面P4に当接すると共に、その第1の(垂
直)平面B1がピン片の係合平面P2又は第1の曲面P
3に当接し、該2本の!S接触により安定して保持され
る。
この際、■ブロック6.7からピン3へ又はピン3から
Vブロック6.7への力伝達に基づき、当接面B1とB
4.B2とB2又はB3に大きな圧力が作用するが、該
面圧は曲面と平面との接触であるため、比較的低い値と
なる。
また、ベルト1のプーリへの導入時、リンク列5は直線
状態から湾曲状態になるが、この際屈曲部となる各ピン
片3a、3bは転がり接触面P1゜B2により滑らかに
屈曲する。更に、該屈曲に伴い、第1及び第2のVブロ
ック6.7はその第1の平面B1がピン片3a、3bの
係合平面P2に当接している状態から第1の曲面P3に
当接するように移行する。この際、第1の曲面P3ば係
合平面P2の接触円からなるため、滑らかに移行して部
分的に偏荷重が作用することはない。
なお、上述実施例は、第3の曲面P5を円弧からなる曲
面としたが、こればインボリュート等の他の曲面又は中
心が無限に遠方にある曲面即ち平面でもよく、また係合
平面P2も正確な平面でなくとも、半径が極めて大きい
円弧等の略々平面に近い曲面でもよい。
また、上述実施例は、ピン3を係止片9にて抜止めした
が、■ブロック6.7にピン抜止め用の突起をプレスに
て一体に形成してもよく、更に第1及び第2のVブロッ
クの間に、ピン係止用の第3のVブロックを介装しても
よい。
(ト) 発明の詳細 な説明したように、本発明によると、ピン片3a、3b
は、その係合平面P2をピン孔2a。
2bの平面L1に係合してリンクプレート2に一体に係
止されるので、転がり接触面P1からの押圧力に基づく
面圧全平面にて担持し、ピン片を確実にリンクプレート
2に保持することができろと共に、集中応力が作用する
ことがなく、ピン3及びリンクプレート2の耐久性を向
上することができろ。
更に、■ブロック6.7は、その凹溝6a、7aの第2
の平面B2がピン片の第2の曲面P4に当接し、かつそ
の第1の平面B1がピン片の係合平面P2又は第1の曲
面P3に当接するので、■ブロックをその走行方向及び
半径方向の2箇所に確実に保持することができると共に
、当接部分での面圧を低減して、■ブロック6.7及び
ピン3の耐久性を向上することができ、かつベルト1の
伝達トル・り容量を向上することができる。
また、ピン片3a、3b、 リンクプレート2のピン孔
2a、2b及びVブロック6.7の凹溝6a、7aは、
平面及び曲面からなる単純な形状からなるので、プレス
加工、引抜き加工又は機械加工等により容易に製造する
ことができる。
また、ピン片3a、3bの係合平面P2を第1の曲面P
3の接線にて構成すると、■ブロック6゜7の第1の平
面B1を係合平面から第1の曲面P3に滑かに移行する
ことができ、ピン片3a、3bが互に転がり接触面Pi
、Piにて当接することと相俟って、ベルト1の屈曲を
滑かにすることができ、ベルト1の伝達効率を向上する
と共に、部分的に偏荷重が作用することを防止してベル
ト1の耐久性を向上することができる。
また、ピン片3a、3bの第3の曲面P5を第1の曲面
P3より曲率半径の大きな曲面にて構成し、かつピン孔
2a、2bの第1の曲面L2を上記曲面P5に略々一致
して構成すると、大きな面積からなる面接触にて押圧力
を担持でき、ベルト1の伝達トルク容量を向上すると共
に、ピン3及びリンクプレート2の耐久性を向上できろ
更に、ピン片3a、3bの転がり接触面P1の中心位置
01を、係合平面P2と第1の曲面P3との接点aを通
りかつ係合平面P2に直交する線1−1上に位置すると
、ベルト1が直線状態又は屈曲状態にあるかに拘らず、
転がり接触面P1からの力を係合平面P2及びピン孔の
平面L1に常に確実に作用してピン孔を係止することが
できると共に、ベルト1の屈曲に際して、■ブロックの
第1の平面B1の当接位置をピン片の係合平面P2から
第1の曲面P3に滑らかに移行することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る伝動用無端ベルトを示す一部断面
した側面図、第2図はその横方向に断面した平面図、第
3図はその縦方向に断面した正面図である。 また、第4図は直線状態にあるリンク列を示す側面図、
第5図はその屈曲状態にあるリンク列を示す側面図、更
に第6図は■ブロックを装着した状態を示す側面図であ
る。 また、第7図はピン片を示す図で、(alは正面図、(
blは拡大した側面図である。そして、第8図はリンク
プレートを示す側面図、第9図は第1のVブロックを示
す図で、(alは正面図、(b)はそのb−b断面図、
(C)はそのc −c、断面図である。第10図は第2
のVブロックを示す断面図である。 1・伝動用無端(無段変速機用)ベルト 、2・・リン
クプレート 、  2a、2b・・ピン孔、3 ・ピン
 、 3a、3b・・ピン片 、  5・・・リンク列
 、  6・ (第1の)■ブロック 、6a・・・凹
溝 、 7 ・(第2の)■ブロック 、7a・・凹溝
 、 Pl・・・転がり接触面 、 B2・・係合平面
 、 B3・・第1の曲面 、 B4・・・第2の曲面
 、 B5・・第3の曲面 、Ll・・・(第1の)平
面 、 B2・ (第2の)曲面 、 B3・・第3の
曲面 、 B1・第1の平面 、 B2・・・第2の平
面 。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多数のリンクプレートの両端部に形成されたピン
    孔にピンを挿通して無端状に連結されてなるリンク列と
    、該リンク列に、隣接する前記ピンの間に保持されて装
    着されているVブロックと、を備えてなる伝動用無端ベ
    ルトにおいて、前記ピンが、互いに転がり接触する転が
    り接触面を有する1対のピン片からなり、更にこれらピ
    ン片が、転がり接触面と反対側に略々平坦面からなる係
    合平面及び該係合平面のベルト内径側に隣接して第1の
    曲面を有すると共に、ベルト内径部に第2の曲面を有し
    、また前記リンクプレートのピン孔が、前記ピン片の係
    合平面に面接触する平面を有し、そして前記Vブロック
    が、前記ピン片の係合平面又は第1の曲面に接触する第
    1の平面と前記第2の曲面に接触する第2の平面を有す
    る凹溝を備えてなることを特徴とする伝動用無端ベルト
  2. (2)前記ピン片の第1の曲面の断面形状が、所定半径
    からなる円弧からなり、かつ前記係合平面の断面形状が
    、上記円弧の接線からなる特許請求の範囲第1項記載の
    伝動用無端ベルト。
  3. (3)前記ピン片が、前記係合平面のベルト外径側に隣
    接して前記第1の曲面より曲率半径の大きな第3の曲面
    を有し、かつ前記リンクプレートのピン孔における上記
    第3の曲面に対応する部分が略々同一曲率半径からなる
    曲面にて構成される特許請求の範囲第2項記載の伝動用
    無端ベルト。
  4. (4)前記ピン片の転がり接触面の断面形状が、所定点
    を中心とする円弧からなり、更に該所定点が、前記係合
    平面と第1の曲面との接点を通りかつ該係合平面に直交
    する線上に位置する特許請求の範囲第1項記載の伝動用
    無端ベルト。
  5. (5)前記Vブロックが、それぞれ一側面に前記凹溝を
    有すると共にその他側面にて互に当接している第1及び
    第2のVブロックからなる特許請求の範囲第1項記載の
    伝動用無端ベルト。
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