JPH0123865B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はデイスク装着装置に関するものであ
る。

最近、音声信号等のアナログ信号をデジタル信
号に変換し、記録媒体に記録するようにしたデジ
タル・オーデイオ・デイスク（DAD）が提案さ
れている。斯かるデジタル・オーデイオ・デイス
ク（DAD）は従来からのアナログ・オーデイ
オ・デイスク（AAD）と比較して、直径が12cm
（尚、フイリツプス社が開発したコンパクトデイ
スクの場合）と小さい、再生時間が長い、音質が
良い等の優れた効果を有するものである。又、デ
イスクが小さく取扱いが簡単な為、カセツトテー
プのような装着脱方法が可能である。

そこで、本発明の目的は、カセツトテープレコ
ーダーのように蓋を開閉してデイスクを装着脱さ
せる装置において、開蓋時クランプ装置によるデ
イスクのクランプを確実に解除するようにしたデ
イスク装着装置を提供するものである。

以下、図面を参照して本発明の一実施例につい
て説明する。

第１図は本発明に係るデイスク装着装置を示す
図で、Ｄはデイスク、１は蓋（図示せず）に固定
された前面板、２は前面板１に回動自在に取付け
られたクランプ装置で、装置本体側に設けられた
ターンテーブル２′と共にデイスクＤをクランプ
する。例えば一方に磁石、他方に磁性体を設け、
磁気力にてデイスクＤをクランプする。３はボト
ムシヤーシ、４はボトムシヤーシ３に取付けられ
たドライブユニツトシヤーシで、デイスクＤを駆
動する為のモータユニツト５、デイスクＤに記録
された情報を読み出す為の光学系を備えたピツク
アツプ（図示せず）をデイスクＤの半径方向へ送
る為のモータ６及びピツクアツプ送り機構７が塔
載されている。８はボトムシヤーシ３に取付けら
れたローデイングユニツトシヤーシで、ローデイ
ング用のモータ９、モータ９の回転駆動力を減速
する減速機１０及びカム１１を有するカム部材１
２が塔載されている。１３は蓋（図示せず）と連
動するレバーで、一端が蓋の回動軸１４に枢着さ
れると共に回動軸１４に巻装されたバネ１５にて
他端がカム部材１２のカム１１に圧接されてい
る。１６，１７はローデイングユニツトシヤーシ
８に植設された軸１８に枢着された第１及び第２
ロツクレバーで、軸１９にて連結されている。
尚、第１ロツクレバー１６はカム部材１２のカム
１１に追従し、第２ロツクレバー１７はロツク部
１７ａを有している。２０は第１及び第２ロツク
レバー１６，１７の動きに応じて移動する連結レ
バーで、一端をロツクレバー１６，１７の連結軸
１９に固着され、他端は長孔２０ａに軸２１が遊
嵌されている。２２は連結レバー２０の移動時、
クランプ装置２をクランプ解除方向へ変位させる
変位部材で、蓋に固着された軸２３を中心に一端
が軸２１に固着されると共に他端が第２図におい
てクランプ装置２を構成する上板２ａの左側に配
置されている。

次に斯かる装置による開蓋時のクランプ解除動
作について説明する。

第２図に示す閉蓋状態より開蓋する為にスイツ
チ（図示せず）等を操作すると、モータ９が回転
し、この回転力がウオーム及び減速機１０を介し
てカム部材１２に伝達され、カム部材１２をＡ方
向へ回転させる。斯かるカム部材１２がＡ方向へ
回転すると、カム１１の突端部１１ａが第１ロツ
クレバー１６をＢ方向へ押圧する。すると、第１
ロツクレバー１６と連結軸１９にて連結されてい
る第２ロツクレバー１７もローデイングユニツト
シヤーシ８に植設された軸１８を中心にＢ方向へ
回動される。斯様に第１及び第２ロツクレバー１
６，１７がＢ方向へ回動すると、一端が連結軸１
９に固着された連結レバー２０がＣ方向へ移動す
る。従つて、連結レバー２０の他端に遊嵌された
軸２１も長孔２０ａの端部にてＣ方向へ移動され
る。斯様に軸２１がＣ方向へ移動すると、変位部
材２２が蓋に固着された軸２３を中心にシーソー
運動し、変位部材２２の他端がクランプ装置２を
構成する上板２ａと当接する（第３図参照）。斯
かる当接によりクランプ装置２をデイスクＤより
離間する。尚、変位部材２２の上板２ａと当接す
る部分に弾性材等よりなるブレーキシユーを取付
ければ変位部材２２と上板２ａとの当接により上
板２ａを含むクランプ装置２の回転部にブレーキ
をかけ回転部の回転を確実に停止させることが出
来る。

然し、実際には変位部材２２とクランプ装置２
の上板２ａとの当接のみではクランプ装置２によ
るデイスクＤのクランプを解除することは出来な
い。然し乍ら、次に述べる動作により完全にクラ
ンプ装置２によるデイスクＤのクランプを解除す
ると共に蓋を開蓋状態となすことが出来る。

即ち、カム部材１２のＡ方向への回転が継続さ
れると、レバー１３がカム部材１２のカム１１に
てＤ方向〔即ち、レバー１３と連動する蓋の開蓋
方向〕へ回動される。尚、軸１４に巻装されたバ
ネ１５の付勢力を、変位部材２２にてクランプ装
置２が若干ターンテーブル２′より離間した状態
に於いて、猶クランプ装置２が持つているクラン
プ力より大としておくことは明白である。

以上、詳述した通り本発明に依れば、デイスク
再生装置本体に設けられた開閉可能な蓋と、デイ
スクをクランプするデイスククランプ手段と、開
蓋動作時デイスククランプ手段をクランプ解除方
向へ変位させる変位手段と、蓋及び変位手段を駆
動する駆動手段とを設けたので、単一の駆動源に
て蓋の開蓋動作及びクランプ解除動作を確実に行
うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２
図は閉蓋状態を示す図、第３図はクランプ解除時
の状態を示す図である。 ２……クランプ装置、２ａ……板体、１２……
カム部材、２０……駆動手段、２２……変位部材
（回動レバー）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ デイスク再生装置本体に設けられた開閉可能
   な蓋と、蓋に遊嵌されると共に閉蓋時にターンテ
   ーブルと相俟つてデイスクを磁力により挾持する
   デイスククランプ手段と、該デイスククランプ手
   段に配され、前記蓋のクランプ手段遊嵌部に係合
   して当該デイスククランプ手段の脱落を防止する
   板体と、前記蓋に軸着され、一端が前記遊嵌部と
   板体との間に間入する回動レバーと、該回動レバ
   ーの他端に連結された連結機構と、モータ手段を
   有し、蓋の開閉を行なう駆動部と、該駆動部に配
   され、前記連結機構を駆動制御するカム機構とを
   有し、 前記駆動部による開蓋動作初期において、前記
   カム機構にて前記連結機構を作動せしめ、而して
   前記回動レバーによつて前記板体の一端縁をクラ
   ンプ解除方向に押上げる様に為し、以つて前記蓋
   体の開放直前において前記回動レバーと前記板体
   との当接により前記デイスククランプ手段及び前
   記デイスクの回転を停止せしめると共に前記回動
   レバーによる前記板体の一端縁の押上げにより前
   記デイスククランプ手段のクランプ解除を行わせ
   しめる様に為したことを特徴とするデイスク装着
   装置。