JPH0123868B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はデイスク装着装置に関するもので、特
にデイスクを自動的に装着脱するローデイング装
置に関するものである。 最近、音声信号等のアナログ信号をデジタル信
号に変換し、記録媒体に記録するようにしたデジ
タル・オーデイオ・デイスク（DAD）が提案さ
れている。斯かるデジタル・オーデイオ・デイス
ク（DAD）は従来からのアナログ・オーデイ
オ・デイスク（AAD）と比較して、直径が12cm
（フイリツプス社が開発したコンパクトデイスク
の場合）と小さい、再生時間が長い、音質が良い
等の優れた効果を有するものである。又、デイス
クが小さい為、取扱いが簡単であるという利点を
有するものである。 そこで、本発明の目的は、斯かるデイスクを自
動的に装着脱するローデイング装置を備えたデイ
スク装着装置を提供するものである。 以下、図面を参照して本発明の一実施例につい
て説明する。 第１図は本発明に係るデイスク装着装置を示す
斜視図で、Ｄはデイスク、１はデイスク装着脱時
所定角度回動される蓋で、前蓋部２とデイスクＤ
が挿入又は排出される開口３を有する上蓋部４で
構成されている。 第２図は第１図の蓋１を取り外した状態を示す
斜視図で、５はボトムシヤーシ、６はボトムシヤ
ーシ５に取付けられたドライブユニツトシヤーシ
で、デイスクＤを駆動するモータユニツト７、デ
イスクＤに記録された情報を読み出す為の光学系
を備えたピツクアツプ８をデイスクＤの半径方向
へ送る為のモータ９及びピツクアツプ送り機構１
０が塔載されている。１１はボトムシヤーシ５に
取付けられたローデイングユニツトシヤーシで、
ローデイング用のモータ１２、モータ１２の回転
駆動力を減速する減速機１３及びカム１４を有す
るカム部材１５が塔載されている。１６は蓋１に
固定されたチヤツクレバーで、デイスクＤをクラ
ンプするクランプ装置１７を備えている。１８は
蓋１の回動軸、１９は蓋１と連動するレバーで、
一端が回動軸１８に枢着されると共に他端が回動
軸１８に巻回されたバネ２０の付勢力にてカム部
材１５のカム１４に圧接されている。２１はロー
デイングユニツトシヤーシ１１に枢着され、閉蓋
時レバー１９をロツクするロツク部２１ａを有す
るロツクレバーである。 第３図及び第４図は夫々閉蓋状態及び開蓋状態
を示す側面図で、２２はレバー１９に植接された
軸２３に枢着された回転レバーで、一端にローデ
イングユニツトシヤーシ１１の折曲部１１ａを摺
接するローラ２４を備えている。２５は回転レバ
ー２２の他端に保持されたデイスク受け部材で、
デイスクＤの再生状態ではデイスクＤと離間した
位置にあり、蓋１の開蓋動作状態及び閉蓋動作状
態ではデイスクＤと当接する位置に変位される。 次に、斯かる装置の動作について説明する。 (i) 自動開蓋動作 さて、デイスクＤの再生が終了し、第３図に
示す閉蓋状態よりスイツチ（図示せず）を操作
してローデイング用のモータ１２を駆動する
と、斯かるモータ１２の駆動力がモータ１２の
回転軸に取付けられたウオーム及び減速機１３
を介してカム部材１５に伝達され、カム部材１
５はＡ方向へ回転される。第３図の状態よりカ
ム部材１５がＡ方向へ回転すると、カム１４の
突端部１４ａがロツクレバー２１を押圧する
為、ロツクレバー２１はローデイングユニツト
シヤーシ１１に植設された軸２６を支点として
Ｂ方向へ回動される。斯かるロツクレバー２１
のＢ方向への回動によりロツクレバー２１とレ
バー１９の係合が解除され、レバー１９は軸１
８に巻装されたバネ２０にて一端がカム部材１
５のカム１４と圧接される。斯かるカム１４へ
の圧接によりレバー１９はカム１４の動きに追
従する。 更にカム部材１５がＡ方向に回転すると、レ
バー１９がカム１４に追従して軸１８を中心と
してＣ方向に回動する。斯様にレバー１９がＣ
方向に回動すると、レバー１９に植設された軸
２３に枢着された回転レバー２２もＣ方向へ回
転するが、回転レバー２２は一端に設けられた
ローラ２４が第３図に示すようにローデイング
ユニツトシヤーシ１１の折曲部１１ａに左方向
より当接し、移動方向を規制されている為、ロ
ーラ２４はローデイングユニツトシヤーシ１１
の折曲部１１ａを上方向に摺接するだけであ
る。従つて、レバー１９がカム部材１５のＡ方
向の回転にてＣ方向へ変位すると、回転レバー
２２の他端に保持されたデイスク受け部材２５
はＤ方向へ変位される。又、斯かるレバー１９
のＣ方向への回動により蓋１はＥ方向へ回動
し、第４図に示す開蓋状態となる。又、デイス
ク受け部材２５がＤ方向〔即ち、デイスク受け
部材２５がデイスクＤと離間した位置からデイ
スクＤと当接する位置へ移動する方向〕へ変位
することによりデイスクＤを蓋１の上蓋部４に
形成された開口３より少許突出させる。 (ii) 自動閉蓋動作 (i)項に示した開蓋動作の後例えばデイスクＤ
を交換して再度閉蓋する為に閉蓋用のスイツチ
（図示せず）を操作すると、ローデイング用の
モータ１２が(i)項の場合とは逆方向に回転し、
斯かる駆動力がウオーム及び減速機１３を介し
てカム部材１５に伝達され、カム部材１５を
A′方向へ駆動する。斯かるカム部材１５の
A′方向への回転によりカム１４の一端１４ｂ
にてレバー１９をバネ２０の付勢力に抗して
C′方向へ回動させる。レバー１９がC′方向へ回
動されると、レバー１９に枢着された回転レバ
ー２２もC′方向へ回動する。この時、回転レバ
ー２２の一端に備えられたローラ２４はローデ
イングユニツトシヤーシ１１の折曲部１１ａを
第４図において下方向へ摺接する。すると、回
転レバー２２の他端に保持されたデイスク受け
部材２５はD′方向へ変位し、デイスクＤを装
着位置へ導く。 更に、カム部材１５がA′方向へ回転すると、
レバー１９がC′方向へ回動され、それに伴い蓋
１もE′方向へ回動する。同時に、デイスク受け
部材２５も更にD′方向へ変位し、レバー１９
が第３図に示す位置まで回動されると、クラン
プ装置１７にてデイスクＤをクランプすると共
にデイスク受け部材２５をデイスクＤより離間
させる。又、斯様にレバー１９が第３図に示す
位置まで回動されると、ロツクレバー２１とレ
バー１９が係合されてレバー１９はロツクさ
れ、蓋１は第３図に示す位置まで回動され、閉
蓋状態となる。 (iii) 手動閉蓋動作 次に、手動にて閉蓋する場合には、蓋１を
E′方向に押圧すると、蓋１と連動するレバー１
９がC′方へ回動し、レバー１９に枢着された回
転レバー２２もC′方向へ回動する。この時、回
転レバー２２の一端に備えられたローラ２４は
ローデイングユニツトシヤーシ１１の折曲部１
１ａを第４図において下方向へ摺接する。する
と、回転レバー２２の他端に保持されたデイス
ク受け部材２５はD′方向へ変位し、デイスク
Ｄが挿入されている場合はデイスクＤを装着位
置へ導く。そして、蓋１を第３図に示す位置ま
で回動させると、ロツクレバー２１とレバー１
９が係合し、レバー１９をロツクすることによ
り閉蓋状態となる。 以上、詳述した通り本発明に依れば、デイスク
再生装置本体に設けられた開閉可能な蓋と、開蓋
動作的にはデイスクを当接移動せしめまた閉蓋時
にはデイスクより離間した位置に位置せしめられ
るデイスク受け部材と、蓋及びデイスク受け部材
を駆動する駆動機構とを設けるようにしたいの
で、単一の駆動機構で蓋の開閉駆動及びデイスク
受け部材の駆動を確実に行なうことができる。 更に、受け部材は、開蓋時に、蓋に平行な方向
（デイスクの搬出に寄与する）のみならず、蓋に
垂直な方向へも移動されるので、デイスクをター
ンテーブル及びクランプ装置から離間させること
ができ、以つて、デイスク搬出時にデイスクがタ
ーンテーブル及びクランプ装置に引掛かるのを防
止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を示す斜視図、第２図は第１図
から蓋を取り外した状態を示す斜視図、第３図は
閉蓋状態を示す側面部分断面図、第４図は開蓋状
態を示す側面部分断面図である。 １……蓋、１２，１５，１９，２２……駆動機
構を構成するモータ、カム部材、レバー、回転レ
バー、２５……デイスク受け部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ デイスク再生装置本体に設けられた開閉可能
   な蓋体と、開蓋動作時にはデイスクを装置本体外
   に搬出し、閉蓋動作時にはデイスクを装置本体内
   に搬入するデイスク受け部材と、このデイスク受
   け部材を駆動する受け部材駆動機構とを有するデ
   イスク装着装置であつて、 前記受け部材駆動機構を前記蓋体に連動する連
   動部と、この連動部に軸支されると共にその一端
   に前記デイスク受け部材を支持する回動レバー
   と、この回動レバーの他端を規制してこれを案内
   する案内部材とより構成し、而して前記蓋体の開
   閉による前記回動レバーの回動軸及び前記他端の
   変位により、前記デイスク受け部材を前記蓋体に
   対して垂直及び平行な方向に移動せしめることを
   特徴とするデイスク装着装置。