JPH01226951A - 簡易型ハウス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） この発明は複数のハウスユニットが接続される構造の簡
易型ハウスに関する。

（従来の技術） たとえば遊園地や公園あるいは百貨店の特設コーチなど
においては、設置が簡単かつ迅速に行え、しかも比較的
コストが低いハウスユニットを店舗として利用すること
が行なわれている。

このようなハウスユニットは通常床板と、この床板の周
辺に立設された側壁と、この側壁の上端に設けられた屋
根とから分解と組立てが容易に行えるように構成されて
いて、分解した状態で設置場所へ搬送し、そこで組立て
るようにしている。

そのため、１つのハウスユニットの大きさが大き過ぎる
と搬送や組立てがしづらくなるということがあるから、
上記ハウスユニットを搬送や組立てがし易いような大き
さにすることが望まれる。しかしながら、そのような観
点で上記ハウスユニットの大きさを設定すると、そのハ
ウスユニットをたとえば店舗などとして利用するのに十
分なスペースを得ることができないということが生じる
。

（発明が解決しようとする課題） このように、ハウスユニットの搬送性と組立て性とを損
うことがないようにすると、上記ハウスユニットの大き
さを十分に大きくすることができないということがあっ
た。

この発明は上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、複数のハウスユニットを接続して用
いることにより、１つのハウスユニットの組立て性や搬
送性を損うことなく十分大きなスペースを得ることがで
きるようにした簡易型ハウスを提供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段及び作用）上記課題を解決
するためにこの発明は、平面形状が多角形に形成された
複数のハウスユニットの側壁に開口を有する接続パネル
を設け、その接続パネルを上記接続ユニットに接続する
ことによって上記接続ユニットを介して複数のハウスユ
ニットを接続する。そして、上記接続ユニットによって
接続された複数のハウスユニットの空間ヲ１つの空間と
して利用することができるようにする。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第６図と第７図とに示す簡易型ハウスは複数のハウスユ
ニット１を接続ユニット２で接続して構成されている。

上記ハウスユニット１は多角形であるへ角形の底板３を
備えている。この底板３の各コーナ部には支柱４が立設
されている。

この支柱４は第４図に示すように外側部材４ａと内側部
材４ｂとに分割され、これらはねじ５によって分解自在
に連結されているとともに、第７図に示すように垂直部
６ａと、この垂直部６ａの上端から底板３の中心方向に
向かって曲成された傾斜部６ｂとが一体に形成されてな
る。そして、連結された外側部材４ａと内側部材４ｂと
の幅方向両端部にはそれぞれ係合溝７が形成される。な
お、上記支柱４はその下端が上記底板３のコーナ部の上
面側に突設されたボルト（図示せず）によって立設され
ている。

上記底板３の８つの辺のうちの７つには矩形板状の側壁
パネル８がその幅方向両端部を隣合う支柱４の垂直部６
ａの係合溝７にそれぞれ係合させて保持され、残りの１
つの辺には門型の接続パネル９がその両側部を一対の支
柱４の垂直部６ａの係合溝７に係合させて保持されてい
る。

また、隣合う各支柱４の傾斜部６ｂ間にはそれぞれほぼ
３角形状に形成された屋根パネル１１が幅方向両端部を
側壁パネル８と同様係合溝７に係合させて保持されてい
る。なお、上記支柱４の先端部である屋根パネル１１が
なす頂部は防水用の傘１２によって覆われている。また
、屋根パネル１１の下端には第１図と第２図とに示すよ
うに凹部１３が形成され、その凹部１３は側壁パネル８
と接続パネル９との上端にそれぞれ形成された凸部１４
に嵌合させている。さらに、側壁パネル８には第７図に
示すようにドア８ａや窓８ｂなどが形成されたものがあ
る。

このように構成された複数のハウスユニット１は上記接
続ユニット２によって接続される。この接続ユニット２
は第１図に示すように矩形状の底板１５を備えている。

この底板１５の両側には側壁パネル１６が立設されてい
る。この側壁パネル１６の両端部には第４図に示すよう
に接続部材１７が設けられている。この接続部材１７は
帯状の外板１８と内板１９とを有する。上記外板１８の
内面の幅方向一端には上記側壁パネル１６の厚さとほぼ
同じ幅寸法のチャンネル２１がその一辺を固着して設け
られ、中途部には高さ方向に所定間隔で複数のボルト２
２（１つだけ図示）が突設されている。このボルト２Ｚ
には上記内板１９の内面側から袋状のナツト２３が螺合
され、このナツト２３を締め込むことによって外板１８
と内板１９との他端側が側壁パネル１６の端部を挟持固
定するようになっている。

上記側壁パネル１６の両端部にそれぞれ固定された接続
部材１７は、そのチャンネル２１の中間部を上記ハウス
ユニット１を形成する接続パネル９の側部にねじ２４に
よって結合されている。それによって上記接続ユニット
２により２つのハウスユニット１が接続されている。

上記接続ユニット２の側壁パネル１６の上端には第３図
に示すようにアングル状の第１の係合部材２５がその一
辺をねじ２６で固定して設けられている。また、上記ハ
ウスユニット１を形成する門型の接続パネル９の中間部
の下端面には第２図に示すように両端がＬ字状に折曲さ
れ上記接続パネル９に比べて幅寸法が十分に大きな第２
の係合部材２７がその幅方向一端側を接合させて設けら
れている。この第２の係合部材２７の接続ユニット２側
に突出した幅方向他端側の上面にはアングル状の取付部
材２８がその一辺をスポット溶接などで接合固定し、他
辺を上記接続パネル９の中間辺の外面にねじ２９で固定
して設けられている。

上記第１の係合部材２５と第２の係合部材２７とには、
断面がＵ字状の槌部３１とこの槌部３１の一側の上端か
ら斜め上方へ延出された受は部３２とからなる枠体３３
がその槌部３１を係合させて設けられている。この枠体
３３の４つの角部にはそれぞれ断面アングル状の下側受
は部材３４のＬ字状の折曲部３４ａが形成された一端が
図示しないねじなどで固定され、それによって上記受は
部３２とほぼ同じ傾斜角度で傾斜して設けられている。

各下側受は部材３４の上面にはたとえばガラスや合成樹
脂などの透明材料で作られた三角形状の屋根パネル３５
が下辺を上記下側受は部材３４の折曲部３４ａに係合さ
せるとともに、幅方向両端を上面に載置させて設けられ
ている。これら屋根パネル３５の幅方向端部の上面には
上記下側受は部材３４と同じ形状の上側受は部材３６が
設けられ、上記屋根パネル３５の端部を上記下側受は部
材３４とで挟持している。

上記下側受は部材３４と上側受は部材３６との他端は４
枚の屋根パネル３５がなす四角錐の頂部において図示し
ない結合部材により結合され、その結合部分は四角錐状
に形成された防水用の傘３７によって覆われている。

なお、上記枠体３３の槌部３１の角部には第５図に示す
ように排水口３８が穿設されている。この排水口３８に
は第１図と第４図とに示す排水チューブ３９が接続され
ている。この排水チューブ３９は接続ユニット２の側壁
パネル１６の端部に設けられた接続部材１７の外板１８
と内板１９とがなす空間部を通されて底板１５の下方へ
導かれている。さらに、上記側壁パネル１６の上端部と
枠体３３との接合部分は飾り板４１によって覆われてい
る。

このように、一対のハウスユニット１を接続ユニット２
によって接続する構造によれば、１つのハウスユニット
１によって得られるスペースが小さくとも、一対のハウ
スユニット１のスペースが接続ユニット２によって連通
されるから、全体として十分な大きさのスペースとして
利用することができる。すなわち、１つのハウスユニッ
ト１を大きくしてその搬送性や組立て性を損なわなくて
も、２つのハウスユニット１のスペースを連通させるこ
とによって十分な大きさのスペースを得ることができる
。

また、２つのハウスユニット１は接続ユニット２によっ
て連通しているものの、たとえば接続ユニット２にカー
テンや鉢植などの仕切りを設ければ、各ハウスユニット
１のスペースを独立した２つのスペースとして利用する
こともできる。

また、このような簡易型ハウスは遊園地や公園あるいは
百貨店の特設コーナにおける店舗だけでなく、郊外レス
トランなどにも利用することができる。

なお、上記一実施例では１つのハウスユニット１に１枚
の接続パネル９を設けるようにしたが、２枚以上である
複数の接続パネル９を設けるようにすれば、第６図に鎖
線で示すように接続ユニット２を介してたくさんのハウ
スユニット１を接続することができ、しかも複数のパネ
ル９をハウスユニット１の周囲のどの位置に設けるかに
よって複数のハウスユニット１の配置状態をたとえば第
６図に示すクランク状あるいは他の状態などに変えるこ
ともできる。

〔発明の効果〕

以上述べたようにこの発明は、ハウスユニットの少なく
とも一側壁に開口を有する接続パネルを設け、その接続
パネルに接続ユニットを接続すルコとにより、複数のハ
ウスユニットを接続するようにした。したがって、大き
なスペースを得るために、１つのハウスユニットをその
搬送性や組立て性を損う大きさにしなくとも、複数のハ
ウスユニットが連通されることによって十分な大きさの
スペースを得ることができる。また、各ハウスユニット
のスペースを接続ユニットの箇所で仕切って使用するこ
ともできるから、各ハウスユニットのスペースを異なる
目的に使用することもできる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は接続ユニッ
トの一部断面した斜視図、第２図は接続ユニットとハウ
スユニットとの接続部分の縦断面図、第３図は接続ユニ
ットの側壁の上端部分の縦面図、第４図は接続ユニット
とハウスユニットとの接続部分の横断面図、第５図は同
じく平面図、第６図は接続されたハウスユニットの平面
図、第７図は同じく平面図である。 １・・・ハウスユニット、２・・・接続ユニット、９・
・・接続パネル。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第２図　　　　　　　第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 平面形状が多角形に形成された複数のハウスユニットの
   側壁に開口を有する接続パネルを設け、その接続パネル
   を上記接続ユニットに接続することによって上記接続ユ
   ニットを介して複数のハウスユニットが接続されてなる
   ことを特徴とする簡易型ハウス。