JPH01226217A - 近接センサ発振回路 - Google Patents

近接センサ発振回路

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Publication number
JPH01226217A
JPH01226217A JP5185588A JP5185588A JPH01226217A JP H01226217 A JPH01226217 A JP H01226217A JP 5185588 A JP5185588 A JP 5185588A JP 5185588 A JP5185588 A JP 5185588A JP H01226217 A JPH01226217 A JP H01226217A
Authority
JP
Japan
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transistor
current
circuit
resonant circuit
current mirror
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Application number
JP5185588A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Kanda
神田 好美
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は検出物体までの距離に比例した出力を与えるリ
ニア出力型の近接センリの発振回路に関し、特にその検
出物体までの距離に対応した111(幅レベルで発振す
る近接センサ発振回路に関するものである。
〔従来技術〕
第11同は本発明による近接センサ発振回路の前提とな
った従来の発振回路の一例を示す回路し1である。この
発振回路はコイル■7と一7ンデンザ0から成るLC共
振回路1を有しており、L C共振回路1の十ソトエン
ド側はダイオ−1’ D Iを介して定電流tX2と電
流ミラー回路3の−・方のトランジスタTrlのコレク
タ端及び1〜ランシスタTr3のベース端に接続される
。I−ランジスタTr1はトランジスタTr2と共に電
流ミラー回路3を構成しており、トランジスタTr2の
ベース・コレクタの共通接続端はスイッチング用トラン
シスクTr3のコレクタに接続される。ここでトランジ
スタ’Fr3のエミッタはトランジスタT r4 、 
T r5より構成される電流ミラー回路4の一方のトラ
ンジスタTr4に接続されている。そして一方のトラン
ジスタTr5のコレクタはトランジスタTr4との共通
ベースに接続されると共に抵抗R1を介して電′rA端
子に接続されている。
このような従来の近接センサ発振回路によれば、電源を
投入すると定電流源2よりダイオードDIを介してLC
共振回路1に一定の電流Ilが流れ、LC共振回路1の
ボソトエント側の電圧がト昇する。そしてトランジスタ
Tr3に与えられるベース電圧はコイルI、の端子電圧
よりダイオードD1の順方向降下電圧(約0.6V)高
い電圧となるが、この電圧が所定のレヘルを越えれば第
12図に示すようにトランジスタTr3が徐々に4通し
てトランジスタTr2とTrlに電流が流れる。一方ト
ランジスタTr5には電圧源より抵抗R]を介して一定
の電圧が与えられており、定電流■2が流れる。
従ってこれと同一の電流が電流ミラー回路4によってト
ランジスタTr4、更にトランジスタTr3を介してト
ランジスタTr2に流れる。従ってトランジスタTr3
が完全にオンとなれば第12図に示すように、電流ミラ
ー回路3によりこれと同一の電流がトランジスタTrl
にも流れることとなってLC共振回路1に帰還される。
従ってLC共振回路1の電圧に対応した電流が供給され
ることとなり、正帰還ループによってLC共振回路1の
損失に応じた振幅で発振が継続することとなる。ここで
トランジスタTr3のベース電圧とコイルLの端子電圧
は第13図(a)、 (blに示すように、ダイオード
DIの順方向降下電圧(0,6V)だけシフトしたもの
となっている。ここでトランジスタTr3がオンとなる
開始時点から定電流I2が流れるまでの変化幅、即ち1
0〜90%の間の電圧を閾(1iVreflとすると、
この閾値Vreflは第13図(al、 fblに示す
ように表される。そしてコイルLの端子電圧がこのレベ
ルを越えればトランジスタTr3が完全にオンとなるた
め、LC共振回路1に流入する電流は第13図(C1に
示すようにピーク値が一定でコイルLの発振振幅に対応
した方形波状となり、ピーク値は電流I2+I、 、発
振振幅が負に振れている間は定電流■1のみが流れるこ
ととなる。そしてLC共振回路1の損失は金属物体まで
の距離に対応して定まるため、その両端に得られる振幅
、即ちコイルL(7)’ホットエンド端の振幅値が物体
までの距離に応じて変化する。それ故LC共振回路lの
振幅値に基づいて物体までの距離を検出することができ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるにこのような従来の発振回路によれば、トランジ
スタTr3が完全にオンするにはトランジスタTr3の
ベース電圧が閾値Vreflを越える必要がある。そし
て第12図に示すようにトランジスタTr3のコレクタ
電流が流れ始めるまでの電圧VxはトランジスタTr3
及びTr4の動作状態に依存し、トランジスタTr3の
ベース電圧の上昇によってトランジスタTr3. Tr
4が徐々にオンとなるため、闇値の幅Vreflが大き
くなる。従って第13図(b)。
(C1に示すように、発振開始後物体の位置によって定
まる振幅によってLC共振回路に流入する電流の実効値
が変化する。即ち第13図(al、 (blの時刻t、
以後に示すように物体が遠ければ発振の振幅も大きいの
で、第13図(C)に示すようにデユーティ比が50%
に近くピーク値が一定(r++rz’)の電流波形が得
られる。しかし時刻t2以後に示すように物体が近づい
て発振振幅が低下すればデユーティ比が50%より大き
く低下する。それ故第13図(dlに示すように物体が
近づけば電流波形の実効値が低下する。従って物体まで
の距離と振幅は例えば第14図に示すように比例関係が
なく、直線性が悪いという欠点があった。更にトランジ
スタTr3のベース電圧はダイオードDIの電圧降下分
を含めてグランドレベルから約0.6Vを中心として上
下に流れる脈流となる。従って第13図(alに示すよ
うに例えば振幅が1.2vp−pのときには電源電圧は
トランジスタTr4のVCEsat  (約0.2V)
を含めて1.4Vが必要になり、電圧利用率が悪いとい
う欠点があった。
本願の請求項1〜5の発明はこのような従来の近接セン
サ発振回路の問題点に鑑みてなされたものであって、物
体までの距離によってLC共振回路の損失が変化しても
電流波形のデユーティ比をほとんど変化させずに距離と
振幅との直線性を向上させること、近年発振回路の低電
圧化が要望されているため低電圧で発振を可能とするこ
と、及び近くまでの物体を検出することを技術的課題と
する。
又本願の請求項2,3及び4の発明はこれらの課題に加
えて、この発振回路をIC化する際に必要な端子数を少
なくすることを技術的課題とする。
更に本願の請求項5の発明はこれらの課題に加えて、電
源電圧の上昇に応じて発振振幅を大きくできるようにす
ることを技術的課題とする。
〔発明の構成と効果〕
(課題を解決するための手段) 本願の請求項1の発明はコイル及びコンデンサから成り
一端が接地されたLC共振回路と、PNP型の第1.第
2のトランジスタから成りLC共振回路の他端に第1の
トランジスタが接続され、LC共振回路に電流を正帰還
する電流ミラー回路と、コレクタが接地され、LC共振
回路のコイルにベースが接続されたPNP型の第3のト
ランジスタと、エミッタが接地され、第3のトランジス
タのエミッタにベースが接続され、電流ミラー回路の第
2のトランジスタに流れる電流を制御するN、PN型の
第4のトランジスタと、を有することを特徴とするもの
である。
本願の請求項2の発明はコイル及びコンデン″リ−から
成り一端が接地されたLC共振回路と、PNP型の第1
.第2のトランジスタから成りLC共振回路の他端に第
1の1−ランシスタが接続され、LC共振回路に電流を
正帰還する第1の電流ミラー回路と、コレクタが接地さ
れ、I2C共振回路のコイルにベースが接続されたPN
P型の第3のトランジスタと、第1の電流ミラー回路の
第2のI・ランジスタのコレクタにコレクタが接続され
第3のトランジスタのエミッタに一\−スが接続された
NPN型の第4のトランジスタ及び該第3の1〜ランジ
スタのエミッタとアース間に接続された第5の1〜ラン
ジスタを有する第2の電流ミラー回路と、第3のトラン
ジスタのエミッタと電源間に接続された電流調整用抵抗
と、を有することを特徴とするものである。
本願の請求項3の発明はコイル及びコンデンサから成り
一端が接地されたL C共振回路と、PNP型の第1.
第2のトランジスタから成りLC共振回路の他端に第1
のトランジスタが接続され、LC共振回路に電流を正帰
還する電流ミラー回路と、コレクタが接地され、L C
共振回路のコイルにベースが接続されたPNP型の第3
のトランジスタと、エミッタが接地され、第3のトラン
ジスタのエミッタにベースが接続された第4のトランジ
スタと、第4のトランジスタの出力を反転させる第6の
トランジスタと、コレクタが電流ミラー回路の第2のト
ランジスタに接続され、第6のトランジスタの出力を反
転させる第7のトランジスタと、第7のトランジスタと
接地端間に設けられた電流調整用抵抗と、を有すること
を特徴とするものである。
本願の請求項4の発明はコイル及びコンデンサから成り
一端が接地されたLC共振回路と、PHP型の第1.第
2のトランジスタから成りL C共振回路の他端に第1
のトランジスタが接続され、LC共振回路に電流を正帰
還する第1の電流ミラー回路と、コレクタが接地され、
LC共振回路の他端にベースが接続されたP N l)
型の第3のトランジスタと、エミッタが接地され、第3
のトランジスタのエミッタにベースが接続された第4の
トランジスタと、第4のトランジスタの二ルクタに共通
エミンク端が接続され一〇fiが第1の電流ミラー回路
の第2のトランジスタに接続された第3の電流ミラー回
路と、第3の電流ミラー回路の他端と電源端間に接続さ
れた電流調整用抵抗と、有することを特徴とするもので
ある。
又この近接センサ発振回路をIC化した際に振幅値が制
限されないようにするためにコイルに中点タップを形成
し、第3のトランジスタのベースをこの中点タップに接
続するものとする。
(作用) このような特徴を有する本願の請求項1の発明によれば
、第3のトランジスタのベースをLC共振回路のコイル
に接続しているため、その端子電圧のわずかな」二昇に
よって第3のトランジスタがオフとなり第4のトランジ
スタが導通ずる。従って電流ミラー回路を介してL C
共振回路に電流が帰還され、発振が開始される。そして
振幅に応じて第3.第4のトランジスタが交互に導通ず
ることとなる。そして第3のトランジスタのベース電圧
のわずかな上昇によって第4のトランジスタがオンオフ
することとなるため、その闇値電圧が極めて低いレベル
となる。
又本願の請求項2の発明によれば、電流調整用抵抗を第
3のトランジスタのエミッタと電源端間に接続するよう
にしている。こうずれば第3のトランジスタがオフ状態
では第5のトランジスタと電流調整用可変抵抗の抵抗値
によって定まる定電流が第2及び第1の電流ミラー回路
を介してLC共振回路に帰還され、第3のj・ランジス
タがオン状態では帰還電流がなくなる。そして第3のト
ランジスタのベース電圧がそのまま闇値となるため闇値
レベルが極めて低いレベルとなる。
又本願の請求項3の発明によれば、第4のトランジスタ
の出力を反転させる第6のトランジスタ及びその出力を
反転させる第7のトランジスタを介して電流ミラー回路
の第2のトランジスタのコレクタ電流を断続するように
している。そしてそのコレクタ電流は第7のトランジス
タのエミッタ・アース間に接続された電流調整用抵抗に
よって制御している。この場合にもL C共振回路に第
3のトランジスタのベースを接続しているため、闇値レ
ベルが極めて低いレベルとなる。
更に本願の請求項4の発明によれば、第4の1〜ランジ
スタに第3の電流ミラー回路を接続しその一方の電流値
を電流調整用抵抗によって制御してLC共振回路の電流
を制御している。この場合にもLC共振回路の一端に第
3のトランジスタのベースを接続することによって閾値
レベルを大幅に低下させている。
更に本願の請求項5の発明によれば、第3のトランジス
タのベースを中点タップを設けたコイルの中点に接続す
るようにしているため、LC共振回路の共振振幅値は第
3のトランジスタのベース電圧に対してコイルの昇圧比
に比例して上昇することとなる。
〔発明の効果〕
そのため本願の請求項1の発明によれば、発振開始時の
闇値が極めて低いレベルとなりその闇値を越えれば一定
の電流が流れることとなるため、物体が近接しているか
どうかにかかわらずほぼデユーティが50%の電流波形
を得ることができる。
従って電流の実効値は物体の位置にかかわらずほとんど
一定であり、一方LC共振回路の損失は物体検出領域付
近までの距離にほぼ比例するため物体までの距離と発振
の振幅の直線性を向上させることができる。更に発振開
始が容易であるため極めて近い位置まで発振を継続させ
ることができ、検出範囲を広げることができるという効
果が得られる。又LC共振回路に得られる振幅には直流
成分が含まれないため、電源電圧を必要な正方向への振
幅値に第1のトランジスタの順方向飽和電圧を加えた値
以上とすれば足りる。従って電源電圧が低い場合にも充
分な振幅値が得られ、電圧利用率が向上するという効果
も得られる。
又本願の請求項2の発明によれば、これらの効果に加え
て第4のトランジスタに流れる電流値を第4のトランジ
スタと共に電流ミラー回路を構成する第5のトランジス
タのコレクタと電源間に接続された電流調整用抵抗によ
って変化させるようにしている。従って電流調整用抵抗
の一方の端子は電源と共通となりIC化する際に接続端
子数を減少させることができる。
又本願の請求項3及び請求項4の発明においても同様に
電流調整用抵抗の一方が電源又はアース端に接続されて
いるため、IC化する際それらの接続点を少なくするこ
とができるという効果が得られる。
更に本願の請求項5の発明によれば、第3のトランジス
タのベース電圧がLC共振回路の一端に直接接続されず
中点タップに接続されているため、その端子電圧がコイ
ルによって昇圧されることとなる。そのためこの発振回
路をIC化した際に生しる第3のトランジスタの寄生ダ
イオードによるクランプにかかわらず、電源電圧を上昇
させることによって大きい振幅値を得ることができると
いう効果が得られる。
〔実施例の説明〕
(第1実施例の説明) 第1図は本願の請求項1の近接スイッチ発振回路の一実
施例を示す回路図である。本図において従来例と同一部
分は同一符号を付している。本実施例は前述した発振回
路と同様にコイルLとコンデンサCから成るLC共振回
路1のホットエンド側が電流ミラー回路11を構成する
PNP型の第1のトランジスタTr6のコレクタ端に接
続される。
トランジスタTr6はPNP型の第2のトランジスタT
r7と共に第1の電流ミラー回路11を構成しており、
それらのトランジスタのエミッタは電源に接続されてい
る。そしてトランジスタTr7のコレクタは電流調整用
の可変抵抗R2を介してNPN型の第4の1−ランジス
クTr8のコレクタに接続され、トランジスタTr8の
エミッタは接地されている。そして検出コイルLのボッ
トエンド側はPNP型の第3のl・ランジスタTr9の
ベースに接続される。トランジスタTr9のコレクタは
接地され、エミッタはトランジスタTr8のベースと共
通接続されて抵抗R3を介して電源端に接続されている
次に第1実施例の近接スイッチの発振回路の動作につい
て第2図のタイムチャー1・を参照しつつ説明する。電
源を投入するとl・ランシスタTr6を介してLC共振
回路1及びトランジスタTr9に電圧が供給される。そ
してトランジスタ1゛r9のエミッタ電圧は約0.6V
以上とはならないため、LC共振回路1の端子電圧が所
定の閾値レベルVref2を越えればトランジスタTr
9が非導通状態となる。
そうすればトランジスタTr8のベースに抵抗R3を介
してベース電圧が供給され1〜ランジスクTr8がオン
となり、電流ミラー回路11のトランジスタTr7には
電流調整用の可変抵抗R2で定まる電流■3が流れるこ
ととなる。この電流が電流ミラー回路11を介してLC
共振回路1に帰還されるため発振が開始される。そして
LC共振回路1の端子電圧が負となればトランジスタT
r9にエミッタ電流が流れるため、そのエミッタ電圧が
第2図(C)に示すように0.6V以下となりトランジ
スタTr8がオフとなって電流ミラー回路11を介して
電流帰還が停止される。このようにLC共振回路1の両
端の電圧によってトランジスタTr9及びTr8が交互
に断続されることとなるが、第2図(81,[blに示
すようにLC共振回路1のホントエンド端、即ちトラン
ジスタTr9のベース電圧がわずかに上昇すれば直ちに
一定の電流I3が流入することとなるため、定電流■3
が流れる周期は発振のほぼ半周期となる。そしてトラン
ジスタTr9のベース電圧とトランジスタTr8のコレ
クタ電流との関係は、第3図に示すようにトランジスタ
Tr9のベース電圧がわずかに上昇したときにはトラン
ジスタTr8に一定のコレクタ電流が流れる。ここでこ
の飽和電流の10%〜90%への上昇分を閾値Vref
2として表すと、この閾値Vref2は例えば0.1V
程度の値となる。そして物体が遠い場合(時刻L3〜1
1)、近い場合(時刻L5〜t6)にはl−C共振回路
1の振幅は夫々第2図(alに示すように変化しI・ラ
ンジスタTr9のエミッタ電圧も第2図(C1に示すよ
うに変化するが、電流波形は第2図(blに示すように
ほとんど変化せずその実効値はほとんど一定となる。
一方LC共振回路1の損失は物体までの位置によって定
まるが、電流の実効値が一定であるので発振回路の振幅
値は第4図に示すように物体までの距離、即ちLC共振
回路の損失にほぼ比例したレベルとなる。それ故LC共
振回路1のポットエンド側に得られる発振信号を検波す
ることによって振幅レベルに応じた直流信号となって物
体までの距離を検出することができる。ここで可変抵抗
R2の抵抗値によってトランジスタTr?、  Tr8
を流れる電流値13が変化する。そしてこの電流が電流
ミラー回路11を介してL C共振回路1に帰還される
ため、可変抵抗R2を調整するごとによってその電流値
及び電流値に対応して変化する振幅値を調整することが
できる。
又L C共振回路1の端子電圧は第2図+a+に示すよ
うに直流成分を含ます、グランドレベルを中心として正
負に振れる信号となる。従ってトランジスタTr6の飽
和電圧■。い、、を0.2■とすると、LC共振回路の
正方向の振幅値に飽和電圧を加えた値で駆動することが
できる。例えば発振振幅を1.2vp−pとすると必要
な電源電圧は0.6V +0.2V、即ち0.8V以上
とすれば足りる。従って従来の発振回路に比べて同一の
振幅値を得るために必要な電源電圧を大幅に低くするこ
とができる。
(第2実施例の説明) さて第1実施例による発振回路をIC化する際には、第
5図に示すようにP型サブストレートにPNP型トトラ
ンジスタ9を形成する必要がある。
従ってサブストレートとトランジスタTr9のベース間
でPN接合部が生じ寄生ダイオードとなる。
従って第1図に破線で示すように等価的にダイオードD
2がアースとベース間に接続された状態となっている。
それ故トランジスタTr9のベース電圧はグランドレベ
ルより約−0,6Vにクランプされる。従って発振回路
の振幅値は±0.6vを越えることができない。そこで
第6図に示すように、LC共振回路1のコイルLに中点
タップを設け、トランジスタTr9のベースをこの中点
タップに接続するようにしてもよい。ごうずればコイル
Lの巻数比Nによって昇圧されるため、第6図ではLC
共振回路1の振幅値の上限はコイルLの巻数比Nに比例
して上昇することとなる。
(第3実施例の説明) 次に本願の請求項2の近接センサ発振回路を具体化した
第3実施例について第7図を参照しつつ説明する。本実
施例は、この近接センサ発振回路をIC化する際の接続
用端子を少なくするようにしたものであって、第7図に
おいて前述した実施例と同一部分は同一符号を付してい
る。本実施例はLC共振回路1の一端に電流ミラー回路
11のトランジスタTr6とトランジスタTr9のベー
スを接続すると共に、トランジスタTr7のコレクタと
アース間にトランジスタTr8を接続すること、及びト
ランジスタTr9のエミッタにl・ランジスタTr8の
ベースを接続し、トランジスタTr8を介してトランジ
スタTr7より電流を流出させることは前述した第1実
施例と同様である。さて本実施例ではトランジスタTr
9のエミッタにNPN型の第5のトランジスタTrio
のベース・コレクタを接続し、このトランジスタT r
lOのエミッタを接地する。
そしてトランジスタTrioのベース・コレクク共通接
続点と電源との間に可変抵抗R4を接続する。
可変抵抗R4はトランジスタT rlOに流れる電流を
制御するものである。又トランジスタT rloは第4
のトランジスタTr8と共に第2の電流ミラー回路を構
成している。
本実施例においてもLC共振回路1の端子電圧がトラン
ジスタTr9のベースで定まる閾値Vref2を越えた
場合には、トランジスタT rloに抵抗R4で設定さ
れる電流が流れる。従って電流ミラー回路11によりト
ランジスタTr8にも同一の電流が流れることとなって
トランジスタ1゛r7及びTr6を介してLC共振回路
1にその電流が帰還される。
このように正帰還ループが形成されるため、可変抵抗R
4によってLC共振回路1の振幅が決定されることとな
る。
本実施例において発振回路をrc化する場合には可変抵
抗R4はICチップ外の外付部品として接続されるが、
回路上可変抵抗R4の一端は電源に接続されているため
、他端のみを振幅調整用端子Pとして外部に取出すよう
に構成する。こうすればIC化する際に調整用抵抗R2
の両端に端子を設けなければならない前述した第1実施
例に比べて端子数を少なくすることができるという効果
が得られる。
又本実施例においてもトランジスタTr9のベースがL
C共振回路1のホットエンドに直接接続されているため
、その発振振幅の最大値は1.2Vp−pに制限される
。従って第6図に示すようにコイルLに中点タップを設
はトランジスタTr9のベースを中点タップに接続する
ようにすれば、供給する電源電圧に応じた大きい振幅の
信号を得ることができる。
(第4実施例の説明) 次に第8図を参照しつつ本願の請求項3の近接センサ発
振回路を具体化した第4実施例について説明する。本図
において前述の実施例と同一部分は同一符号を付してい
る。さて本実施例ではLC共振回路1の一端にPNP型
トランジスタ1゛r9のベースを接続してそのエミッタ
と電源端間に抵抗R3を接続すること、及びエミッタと
接地端間にトランジスタTr8のベース・エミッタ端間
を接続することは第1実施例と同様である。本実施例で
はトランジスタTr8のコレクタを抵抗R5,、R6の
分圧回路の中点に接続する。そしてその中点には第6の
トランジスタTrllのベースを接続する。
トランジスタTrllのエミッタを接地し、そのコレク
タを抵抗R7,R8の分圧回路の中点に接続する。そし
て抵抗R7,R8の中点に更に第7のトランジスタT 
r12のベースを接続し、そのエミッタとアース端間に
電流調整用の可変抵抗R9を接続する。トランジスタT
 r12のコレクタは電流ミラー回路11のトランジス
タTr7のコレクタに接続するものとする。
ここでトランジスタTrll、 Tr12はトランジス
タTr8の出力を夫々反転させるものであり、トランソ
スタTr12のエミソク抵抗R9を電流調整用抵抗とし
ている。こうすれば電流調整用抵抗R9の一端は接地さ
れているためその他端を調整用う:);子Pとすること
ができrc化する際の端子数を減少させることができる
。又本実施例では第91ヌI()11〜(e)に各部の
波形を示すように、1〜ランシスタTrlL T rl
2ば交互にオンオフのスイッチング動作をすることとな
る。
(第5実施例の説明) 次に第10図は本考案の請求項4の近接センサ発振回路
を具体化した第5実施例を示す回路図である。本実施例
においても前述した第1実施例と同一部分は同一符号を
伺している。本実施例では第1実施例のトランジスタT
r8のコレクタにI・ランジスタT rl、3. T 
rl4から成る第3の電流ミラー回路13の共通エミッ
タを接続している。そしてトランジスタTr13のコレ
クタと電源端間に可変抵抗R10、他方のトランジスタ
Tr14のコレクタに電流ミラー回路11のI−ランジ
スタ”Fr7のコレクタを接続するようにしたものであ
る。この場合にも調整用抵抗R10は一端が電源に接続
されているため、調整用端子Pを1つとすることができ
、IC化する際の端子数が少なくなるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1実施例による近接センサ発振回路
を示す回路図、第2図はその各部の波形を示す波形図、
第3図はトランジスタTr9のへ一ス電圧に対するトラ
ンジスタTr8のコレクタ電流の変化を示す図、第4図
は1勿体までの距離に対する発振振幅の変化を示すグラ
フ、第5図はこの発振回路をIC化する際のチップ内の
構成を示す図、第6図は本発明の第2実施例による近接
センサ発振回路を示す回路図、第7図、第8図及び第1
0図は夫々本発明の第3.第4及び第5実施例による近
接セン→ノ゛発振回路を示す回路図、第9図は第4実施
例の各部の波形を示す波形図、第11図は従来の近接セ
ンサ発振回路の一例を示す回路図、第12図はトランジ
スタTr3のベース電圧に対するトランジスタTrlの
コレクタ電流の変化を示すグラフ、第13図はその各部
の波形を示す波形図、第14図は従来の発振回路の物体
までの距離に対する発振振幅の変化を示すグラフである
。 1−−−L C共振回路  3,4.11.12.13
−−一−−−−電流ミラー回路  L−−−−コイル 
 C−コンデンサ  Trl〜Tr14トランシスクR
1,R3,R5−R8−−−−抵抗  R2,R4゜R
9,R10−−可変抵抗  DI−ダイオード  D2
−−−−一寄生ダイオード 特許出願人   立石電機株式会社 代理人 弁理士 岡本官喜(他1名) 第1図 1−−−−−−LC恢微口路 11−−−−−−t;免ミラー日烙 第6図 第7図 第8図 第10図 第11図 第12図 第14図 距離

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コイル及びコンデンサから成り一端が接地された
    LC共振回路と、 PNP型の第1、第2のトランジスタから成り前記LC
    共振回路の他端に第1のトランジスタが接続され、前記
    LC共振回路に電流を正帰還する電流ミラー回路と、 コレクタが接地され、前記LC共振回路のコイルにベー
    スが接続されたPNP型の第3のトランジスタと、 エミッタが接地され、前記第3のトランジスタのエミッ
    タにベースが接続され、前記電流ミラー回路の第2のト
    ランジスタに流れる電流を制御するNPN型の第4のト
    ランジスタと、を有することを特徴とする近接センサ発
    振回路。
  2. (2)コイル及びコンデンサから成り一端が接地された
    LC共振回路と、 PNP型の第1、第2のトランジスタから成り前記LC
    共振回路の他端に第1のトランジスタが接続され、前記
    LC共振回路に電流を正帰還する第1の電流ミラー回路
    と、 コレクタが接地され、前記LC共振回路のコイルにベー
    スが接続されたPNP型の第3のトランジスタと、 前記第1の電流ミラー回路の第2のトランジスタのコレ
    クタにコレクタが接続され前記第3のトランジスタのエ
    ミッタにベースが接続されたNPN型の第4のトランジ
    スタ及び該第3のトランジスタのエミッタとアース間に
    接続された第5のトランジスタを有する第2の電流ミラ
    ー回路と、前記第3のトランジスタのエミッタと電源間
    に接続された電流調整用抵抗と、を有することを特徴と
    する近接センサ発振回路。
  3. (3)コイル及びコンデンサから成り一端が接地された
    LC共振回路と、 PNP型の第1、第2のトランジスタから成り前記LC
    共振回路の他端に第1のトランジスタが接続され、前記
    LC共振回路に電流を正帰還する電流ミラー回路と、 コレクタが接地され、前記LC共振回路のコイルにベー
    スが接続されたPNP型の第3のトランジスタと、 エミッタが接地され、前記第3のトランジスタのエミッ
    タにベースが接続された第4のトランジスタと、 前記第4のトランジスタの出力を反転させる第6のトラ
    ンジスタと、 コレクタが前記電流ミラー回路の第2のトランジスタに
    接続され、前記第6のトランジスタの出力を反転させる
    第7のトランジスタと、 前記第7のトランジスタと接地端間に設けられた電流調
    整用抵抗と、を有することを特徴とする近接センサ発振
    回路。
  4. (4)コイル及びコンデンサから成り一端が接地された
    LC共振回路と、 PNP型の第1、第2のトランジスタから成り前記LC
    共振回路の他端に第1のトランジスタが接続され、前記
    LC共振回路に電流を正帰還する第1の電流ミラー回路
    と、 コレクタが接地され、前記LC共振回路の他端にベース
    が接続されたPNP型の第3のトランジスタと、 エミッタが接地され、前記第3のトランジスタのエミッ
    タにベースが接続された第4のトランジスタと、 前記第4のトランジスタのコレクタに共通エミッタ端が
    接続され一端が前記第1の電流ミラー回路の第2のトラ
    ンジスタに接続された第3の電流ミラー回路と、 前記第3の電流ミラー回路の他端と電源端間に接続され
    た電流調整用抵抗と、有することを特徴とする近接セン
    サ発振回路。
  5. (5)前記LC共振回路のコイルに中点タップを形成し
    前記第3のトランジスタのベースを該中点タップに接続
    したことを特徴とする請求項1〜4項のいずれか1項に
    記載の近接センサ発振回路。
JP5185588A 1988-03-04 1988-03-04 近接センサ発振回路 Pending JPH01226217A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7292698B2 (en) 2003-02-12 2007-11-06 Siemens Audiologische Technik Gmbh Data transmission device for hearing aids

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7292698B2 (en) 2003-02-12 2007-11-06 Siemens Audiologische Technik Gmbh Data transmission device for hearing aids

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