JP2987992B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP2987992B2 JP3096228A JP9622891A JP2987992B2 JP 2987992 B2 JP2987992 B2 JP 2987992B2 JP 3096228 A JP3096228 A JP 3096228A JP 9622891 A JP9622891 A JP 9622891A JP 2987992 B2 JP2987992 B2 JP 2987992B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリモートコントロール
(以下リモコンと呼ぶ)受信回路を備えたTV受像機に
好適なスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リモコンを有するテレビジョン受像機
(TV)の主回路の電源とリモコン受信回路の電源とを
共通のスイッチングレギュレータで構成することは公知
である。この種の従来のスイッチングレギュレータにお
いては、トランスの1次巻線に直列にスイッチング素子
を接続し、トランスに第1及び第2の出力巻線を設け、
第1の出力巻線に第1の出力整流平滑回路を介して主回
路を接続し、第2の出力巻線に第2の出力整流整流平滑
回路を介してリモコン受信回路を接続する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1の出力
整流平滑回路から主回路(第1の負荷)が切り離され、
第2の出力整流平滑回路に軽負荷のリモコン受信回路
(第2の負荷)が接続された状態となると、スイッチン
グレギュレータは全体として軽負荷になり、トランスを
介して供給するエネルギーが少なくなるので、1次巻線
に直列に接続されたスイッチング素子のオン時間幅が短
くなり、安定した動作が困難になり、間欠発振が生じる
ことがある。間欠発振を防ぐために、定電圧制御回路に
おける基準値を変えて出力電圧を下げることが与えられ
るが、フィードバック制御を継続する限り、安定した動
作状態が得られない。
【0004】そこで、本発明の目的は少なくとも2つの
レベルの出力電圧を容易且つ安定的に得ることができる
スイッチング電源装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、直流電源に接続されたトランスの1次巻線
と、第1及び第2の主端子と制御端子とを有し、前記第
1の端子が前記1次巻線を介して前記直流電源の一端に
接続され、前記第2の端子が前記直流電源の他端に接続
されたスイッチング素子と、前記トランスの2次巻線
と、前記2次巻線に接続された出力整流平滑回路と、前
記トランスの前記1次巻線及び前記2次巻線に電磁結合
され且つ前記スイッチング素子の前記制御素子と前記第
2の主端子との間に接続された3次巻線と、前記制御端
子と前記第2の主端子との間に接続された制御トランジ
スタと、前記制御トランジスタのコレクタ・ベース間に
順方向バイアスを与える電圧が得られるように前記3次
巻線に整流ダイオードを介して並列に接続されたコンデ
ンサと、前記制御トランジスタのベースと前記コンデン
サとの間に接続された制御素子と、前記出力整流平滑回
路の出力電圧を検出する電圧検出回路と、基準電圧と前
記電圧検出回路の検出電圧との差に対応する誤差出力を
形成し、この誤差出力に基づいて前記制御素子を制御す
る電圧制御回路と、前記出力整流平滑回路の出力電圧を
低下させたい時に前記制御素子が前記電圧制御回路によ
る制御時よりも低い一定のインピーダンス値になるよう
に前記電圧制御回路又は前記制御素子を制御し且つ前記
電圧制御回路によるフィードバック制御を中断させる制
御回路とを備えていることを特徴とするスイッチング電
源装置に係わるものである。
【0006】請求項2及び3に示すように、低い出力電
圧を得るための制御素子を電圧制御回路から独立させる
ことができる。
【0007】請求項4に示すように第1及び第2の負荷
を有する場合において第1の負荷を切り離して出力電圧
を下げることに基づく第2の負荷の電圧の低下を防ぐた
めに、4次巻線と5次巻線とを設け、4次巻線の電圧に
5次巻線の電圧を加算して第2の負荷に供給することが
できる。
【0008】請求項1、2、3及び4において、低い出
力電圧を得る時には、出力電圧のフィードバック制御が
中断され、開ループ制御になるので、スイッチング動作
が安定する。
【0009】請求項4において、4次巻線の電圧に5次
巻線の電圧を加算すれば、第2の負荷の電圧低下を防ぐ
ことができる。
【0010】
【第1の実施例】次に、図1を参照して本発明の第1の
実施例に係わるTVのスイッチング電源装置を説明す
る。直流電源1は交流電源端子に接続された整流平滑回
路から成る。この直流電源1の一方の端子2と他方の端
子(グランド端子)3との間にトランス4の1次巻線を
介してスイッチング素子としてのトランジスタ6が接続
されている。トランジスタ6はnpn型であって、コレ
クタが1次巻線5に接続され、エミッタがグランド端子
に接続されている。
【0011】トランス4は1次巻線5の他に2次巻線
7、3次巻線8、4次巻線9及び5次巻線10を有す
る。2次巻線7は第1の出力巻線として機能し、整流ダ
イオード11と平滑コンデンサ12とから成る第1の整
流平滑回路13を介して出力端子14、15に接続され
ている。出力端子14、15間には内部電源スイッチ1
6を介してTVの主電源回路から成る主負荷17が接続
されている。
【0012】3次巻線8はトランジスタ6を正帰還駆動
するための駆動巻線として機能し、一端が抵抗18を介
してトランジスタ6のベースに接続され、他端がエミッ
タに接続されている。
【0013】4次巻線9は第2の出力巻線として機能
し、整流ダイオード19と平滑コンデンサ20とから成
る第2の整流平滑回路21を介して第2の負荷としての
リモコン受信回路22に接続されている。
【0014】5次巻線10はリモコン受信回路22の電
圧を補償するためのものであり、この下端が4次巻線9
の上端に接続され、上端がダイオード23とトランジス
タ24を介してコンデンサ20に接続されている。従っ
て、5次巻線10は4次巻線9に直列に接続され、トラ
ンジスタ24のオン期間に2つの巻線9、10の和の電
圧がコンデンサ20に供給される。
【0015】トランジスタ6のオン期間を制御するため
の素子としてpnp型トランジスタ25がトランジスタ
6のベース・エミッタ間に接続されている。この制御ト
ランジスタ25はトランジスタ6のベース電流のバイパ
ス回路を形成する。
【0016】制御トランジスタ25の導通状態を制御す
るための制御素子としてホトトランジスタ26が制御ト
ランジスタ25のベースに接続されている。このホトト
ランジスタ26にバイアス電圧を与えるために、ダイオ
ード27とコンデンサ28とから成る整流平滑回路が設
けられている。ダイオード27のカソードは3次巻線に
接続され、アノードはコンデンサ28を介して3次巻線
8の下端に接続されている。従って、コンデンサ28は
トランジスタ6のオフ期間に3次巻線8に得られる電圧
で充電される。
【0017】主出力電圧の変化に応じてホトトランジス
タ26を制御するための電圧制御回路として、出力電圧
検出抵抗29、30と、基準電圧源31と、誤差増幅器
32と、発光ダイオード33と、電流制限抵抗34とが
設けられている。検出抵抗29、30は出力端子14、
15間に接続され、この電圧分割点が誤差増幅器32の
一方の入力端子に接続されている。誤差増幅器32はこ
の他方の入力端子に接続された基準電圧源31の電圧と
検出電圧との差に対応した出力電圧を発生する。この実
施例では検出電圧が高くなると誤差増幅器32の出力電
圧は逆に低くなる。なお、基準電圧源31を独立に設け
る代りに、誤差増幅用トランジスタのベース・エミッタ
間電圧(しきい値)を基準電圧とすることができる。ホ
トトランジスタ26に光結合されている発光ダイオード
33のアノードは抵抗34を介して第2の整流平滑回路
21の出力端子に接続され、カソードは誤差増幅器32
の出力端子に接続されている。
【0018】出力端子14、15の出力電圧のレベルを
切り換えるための制御回路としてトランジスタ35とダ
イオード36と抵抗37とが設けられている。トランジ
スタ35のコレクタはダイオード36を介して発光ダイ
オード33のカソードに接続され、エミッタはグランド
に接続され、ベースはリモコン受信回路22の待機信号
出力ライン22aに接続されている。トランジスタ35
のコレクタは抵抗37を介してトランジスタ24のベー
スにも接続されている。リモコン受信回路22はTV受
像機の種々の操作を行うものであり、負荷17のスイッ
チ16のオン・オフ制御も行う。リモコン受信回路22
がスイッチ16をオフ制御している期間にライン22a
に高レベルのリモコン待機信号が得られる。
【0019】
【動作】直流電源1に含まれている電源スイッチ(図示
せず)をオンにすると、起動抵抗38を介してトランジ
スタ6にベース電流が流れ、これがオンになる。これに
より、1次巻線5に電圧が加わり、3次巻線8に帰還電
圧が得られ、トランジスタ6が飽和動作するように十分
なベース電流が供給される。1次巻線5はインダクタン
スを有するので、トランジスタ6のコレクタ電流は時間
と共に増大するように流れる。その後、トランジスタ6
の飽和が維持できなくなると、これがオフに転換する。
第1及び第2の整流平滑回路13、21のダイオード1
1、19はトランジスタ6のオフ期間にオンになり、オ
ン期間にトランス4に蓄積されたエネルギーを負荷側に
放出する。この放出が終了すると、再びトランジスタ6
がオンになる。
【0020】スイッチ16がオン状態の時には、リモコ
ン受信回路22の出力ライン22aは低レベルであり、
トランジスタ35、24はオフ状態にある。従って、発
光ダイオード33に基づく制御は一般的な定電圧制御と
同一であり、誤差増幅器32の出力に対応した強さに発
光ダイオード33が発光し、ホトトランジスタ26及び
制御トランジスタ25が発光ダイオード33の光に対応
した導通状態となる。例えば、出力電圧が基準値よりも
高くなると、ホトトランジスタ26の抵抗が小さくな
り、制御トランジスタ25の電流が大きくなり、トラン
ジスタ6のベース電流が減少し、このオン時間幅が短く
なり、結局出力電圧が低下する。負荷17の駆動時に
は、トランジスタ24がオフであるので、4次巻線9の
電圧が整流平滑されてリモコン受信回路(第2の負荷)
22に供給される。
【0021】リモコン受信回路22がスイッチ16をオ
フ制御し、ライン22aに高レベル出力を発生すると、
トランジスタ35及び24がオンになる。トランジスタ
35がオンになると、発光ダイオード33のカソードが
ダイオード36とトランジスタ35を介してグランドに
接続され、誤差増幅器32から実質的に無関係に発光す
る。即ち、発光ダイオード33は飽和発光状態となり、
フィードバック制御が中断される。この結果、ホトトラ
ンジスタ26も飽和動作状態となる。この時、制御トラ
ンジスタ25のコレクタ・ベース間電圧及びホトトラン
ジスタ26のコレクタ・エミッタ間電圧は共にほぼ一定
になるので、コンデンサ28の電圧もほぼ一定になる。
ホトトランジスタ26が飽和動作状態になると、制御ト
ランジスタ25の電流も十分に大きくなり、制御トラン
ジスタ6のベース電流は極めて小さくなる。この結果、
トランジスタ6のオン開始時点から飽和に至までの時間
(オン期間)が低くなり、出力端子14、15間の電圧
が低下する。負荷17が切り離された軽負荷時において
は出力電圧のフィードバック制御が中断され、コンデン
サ28の電圧で固定バイアス制御されているので、安定
した動作状態が得られる。
【0022】負荷17のオフ時におけるリモコン受信回
路22の電圧を負荷17のオン時とほぼ同一に保つため
に、トランジスタ24がオンになる。これにより、2つ
の巻線9、10の出力電圧の和がコンデンサ20に印加
される。
【0023】図1の実施例は次の効果を有する。 (イ) リモコン待機時においてはホトトランジスタ2
6が飽和動作になり、フィードバック制御が中断される
ので、低い出力電圧状態を安定的に得ることができる。 (ロ) 出力端子14、15の電圧を低下させるための
切換は、電圧制御用発光ダイオード33のカソードをト
ランジスタ35を介してグランドに接続するのみの簡単
な構成で達成することができる。 (ハ) リモコン待機時には5次巻線10の電圧が付加
されるので、リモコン受信回路22の電圧をほぼ一定に
保つことができる。
【0024】
【第2の実施例】次に図2に示す第2の実施例のスイッ
チング電源装置を説明する。但し、図2及び後で説明す
る図3、図4において図1と共通する部分には同一の符
号を付してその説明を省略する。図2においては定電圧
制御のための制御素子としてのホトトランジスタ26に
並列に低電圧を得るための制御素子としてスイッチング
トランジスタ70が接続され、このベースがリモコン受
信回路22のリモコン待機信号ライン22aに接続され
ている。また図2の回路は図1のダイオード36による
発光ダイオード33の接続回路を具備していない。
【0025】図2の回路でリモコン受信待機時になる
と、トランジスタ70がオンになり、ホトトランジスタ
26が短絡され、この両端電圧が零になり、定電圧制御
回路によるフィードバック制御が中断される。トランジ
スタ70のオン状態は図1のホトトランジスタ26の飽
和動作状態と実質的に同一であり、図1と同一の開ルー
プ制御になる。従って、ほぼ同一の作用効果が得られ
る。
【0026】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。
【0027】図1の回路に、図3に示すように抵抗R1
〜R11、コンデンサC1 〜C5 、ダイオードD1 〜D5
、トランジスタQ1 〜Q3 を付加することができる。
このように種々の回路を付加しても図3における、制御
トランジスタ25、ホトトランジスタ26、ダイオード
27、コンデンサ28は図1と実質的に同一に動作す
る。図3におけるコンデンサC2 はトランジスタ6の印
加電圧の波形を正弦波状にするものである。コンデンサ
C3 はトリガ状にベース電流を供給するために設けられ
ている。コンデンサC4 はトリガ後のベース電流供給源
として働く。
【0028】図4に示すように、定電圧制御系と低電圧
出力制御系とを独立に設けてもよい。図4では、誤差増
幅器32の出力端子と第2の整流平滑回路21との間に
抵抗34を介して発光ダイオード33aが接続されてい
る。この発光ダイオード33aは1次側の定電圧制御回
路71の中のホトトランジスタ72に光結合されてい
る。定電圧制御回路71は制御トランジスタ25を制御
する。
【0029】ホトトランジスタ26を電流制御のバイポ
ーラトランジスタ、FET等の制御素子に置き換えるこ
とができる。また、トランジスタ6をFETに置き換え
ることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、負荷の切り離しに同期
して出力電圧を下げる時に、フィードバック制御系によ
る電圧制御が禁止され、開ループ制御状態になるので、
安定した動作状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わるTVのスイッチ
ング電源装置を示す回路図である。
【図2】第2の実施例のTVのスイッチング電源装置を
示す回路図である。
【図3】変形例のスイッチング電源装置の1次側を示す
回路図である。
【図4】変形例のスイッチング電源装置を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
4 トランス 5 1次巻線 6 トランジスタ 7 2次巻線 8 3次巻線 9 4次巻線 10 5次巻線 13 第1の整流平滑回路 33 発光ダイオード 35 トランジスタ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源に接続されたトランスの1次巻
    線と、第1及び第2の主端子と制御端子とを有し、前記
    第1の端子が前記1次巻線を介して前記直流電源の一端
    に接続され、前記第2の端子が前記直流電源の他端に接
    続されたスイッチング素子と、前記トランスの2次巻線
    と、前記2次巻線に接続された出力整流平滑回路と、前
    記トランスの前記1次巻線及び前記2次巻線に電磁結合
    され且つ前記スイッチング素子の前記制御端子と前記第
    2の主端子との間に接続された3次巻線と、前記制御端
    子と前記第2の主端子との間に接続された制御トランジ
    スタと、前記制御トランジスタのコレクタ・ベース間に
    順方向バイアスを与える電圧が得られるように前記3次
    巻線に整流ダイオードを介して並列に接続されたコンデ
    ンサと、前記制御トランジスタのベースと前記コンデン
    サとの間に接続された制御素子と、前記出力整流平滑回
    路の出力電圧を検出する電圧検出回路と、基準電圧と前
    記電圧検出回路の検出電圧との差に対応する誤差出力を
    形成し、この誤差出力に基づいて前記制御素子を制御す
    る電圧制御回路と、前記出力整流平滑回路の出力電圧を
    低下させたい時に前記制御素子が前記電圧制御回路によ
    る制御時よりも低い一定のインピーダンス値になるよう
    に前記電圧制御回路又は前記制御素子を制御し且つ前記
    電圧制御回路によるフィードバック制御を中断させる制
    御回路とを備えていることを特徴とするスイッチング電
    源装置。
  2. 【請求項2】 直流電源に接続されたトランスの1次巻
    線と、第1及び第2の主端子と制御素子とを有し、前記
    第1の端子が前記1次巻線を介して前記直流電源の一端
    に接続され、前記第2の端子が前記直流電源の他端に接
    続されたスイッチング素子と、前記トランスの2次巻線
    と、前記トランスの2次巻線に接続された出力整流平滑
    回路と、前記トランスの前記1次巻線及び前記2次巻線
    に電磁結合され且つ前記スイッチング素子の前記制御素
    子と前記第2の主端子との間に接続された3次巻線と、
    前記制御端子と前記第2の主端子との間に接続された制
    御トランジスタと、前記制御トランジスタのコレクタ・
    ベース間に順方向バイアスを与える電圧が得られるよう
    に前記3次巻線に整流ダイオードを介して並列に接続さ
    れたコンデンサと、前記制御トランジスタのベースと前
    記コンデンサとの間に接続された制御素子(70)と、
    前記出力整流平滑回路の出力電圧が一定になるように前
    記制御トランジスタを制御する電圧制御回路と、前記出
    力整流平滑回路の出力電圧を低下させたい時に前記制御
    素子(70)をオン制御することによって前記制御トラ
    ンジスタに流れる電流を増大させ且つ前記電圧制御回路
    によるフィードバック電圧制御を中断させる制御回路と
    を備えていることを特徴とするスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧制御回路が前記制御トランジス
    タ(25)のベースと前記コンデンサ(28)との間に
    接続され且つ出力電圧の変化に応答する可変インピーダ
    ンス素子(26)を含んでいることを特徴とする請求項
    2記載のスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 直流電源に接続されたトランスの1次巻
    線と、第1及び第2の主端子と制御端子とを有し、前記
    第1の端子が前記1次巻線を介して前記直流電源の一端
    に接続され、前記第2の端子が前記直流電源の他端に接
    続されたスイッチング素子と、前記トランスの2次巻線
    と、前記トランスの2次巻線に接続された第1の出力整
    流平滑回路と、前記トランスの前記1次巻線及び前記2
    次巻線に電磁結合され且つ前記スイッチング素子の前記
    制御端子と前記第2の主端子との間に接続された3次巻
    線と、前記制御端子と前記第2の主端子との間に接続さ
    れた制御トランジスタと、前記制御トランジスタのコレ
    クタ・ベース間に順方向バイアスを与える充電電圧が得
    られるように前記3次巻線に整流ダイオードを介して並
    列に接続されたコンデンサと、前記制御トランジスタの
    ベースと前記コンデンサとの間に接続された制御素子
    と、前記第1の出力整流平滑回路の出力電圧が一定にな
    るように前記制御トランジスタを直接又は間接に制御す
    る電圧制御回路と、前記トランスの4次巻線及び5次巻
    線と、前記4次巻線に接続された第2の出力整流平滑回
    路と、前記第1の出力整流平滑回路に第1の負荷を接続
    しないで前記第2の出力整流平滑回路には第2の負荷を
    接続する場合に、前記第1の出力整流平滑回路の出力電
    圧が低下するように前記電圧制御回路又は前記制御素子
    を制御し、且つ前記5次巻線の電圧に前記4次巻線の整
    流を加算して前記第2の負荷に供給する電圧切換回路と
    を備えていることを特徴とするスイッチング電源装置。
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