JP2003309972A - 自励式スイッチング電源 - Google Patents
自励式スイッチング電源Info
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- JP2003309972A JP2003309972A JP2002110428A JP2002110428A JP2003309972A JP 2003309972 A JP2003309972 A JP 2003309972A JP 2002110428 A JP2002110428 A JP 2002110428A JP 2002110428 A JP2002110428 A JP 2002110428A JP 2003309972 A JP2003309972 A JP 2003309972A
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- switching power
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入力電圧や負荷の変動が生じても出力電圧を
一定に保つプッシュプル型のスイッチング電源を得る。 【解決手段】 １次巻線または検出巻線の電流を整流、
平滑した出力を主スイッチング素子の出力を制御する素
子に帰還させ、スイッチング素子の出力を制御する。入
力電圧の上昇の場合にはスイッチング素子の出力を下
げ、低下の場合には出力を上げる動作を行う。制御素子
としてトランジスタを用い、前記帰還信号によって制御
素子の動作を制御する。
一定に保つプッシュプル型のスイッチング電源を得る。 【解決手段】 １次巻線または検出巻線の電流を整流、
平滑した出力を主スイッチング素子の出力を制御する素
子に帰還させ、スイッチング素子の出力を制御する。入
力電圧の上昇の場合にはスイッチング素子の出力を下
げ、低下の場合には出力を上げる動作を行う。制御素子
としてトランジスタを用い、前記帰還信号によって制御
素子の動作を制御する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プッシュプル型の
自励式スイッチング電源に係るもので、その出力電圧制
御技術を具えた自励式スイッチング電源に関するもので
ある。
自励式スイッチング電源に係るもので、その出力電圧制
御技術を具えた自励式スイッチング電源に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】プッシュプル型の自励式スイッチング電
源として、図２に示した回路が知られている。トランス
Tの１次巻線の両端に接続されたスイッチング素子Q1、Q
2をオンオフさせて、２次巻線に誘起される電圧をダイ
オードD1、D2によって整流し、コンデンサC2によって平
滑して直流出力を得るものである。
源として、図２に示した回路が知られている。トランス
Tの１次巻線の両端に接続されたスイッチング素子Q1、Q
2をオンオフさせて、２次巻線に誘起される電圧をダイ
オードD1、D2によって整流し、コンデンサC2によって平
滑して直流出力を得るものである。
【０００３】１次側では、１次巻線のタップがインダク
タンス素子L1を介して入力端に接続され、またスイッチ
ング素子Q1の制御端子が抵抗R1を介して入力端に接続さ
れ、スイッチング素子Q2の制御端子が３次巻線と抵抗R1
を介して入力端に接続されている。この回路構成によっ
てスイッチング素子Q1、Q2が交互にオンオフされ、トラ
ンスの１次巻線の電流が切り換えられる。
タンス素子L1を介して入力端に接続され、またスイッチ
ング素子Q1の制御端子が抵抗R1を介して入力端に接続さ
れ、スイッチング素子Q2の制御端子が３次巻線と抵抗R1
を介して入力端に接続されている。この回路構成によっ
てスイッチング素子Q1、Q2が交互にオンオフされ、トラ
ンスの１次巻線の電流が切り換えられる。
【０００４】図に示した回路は回路構成が簡易であり、
安価で構成できるという特長を有している。しかし、出
力電圧VOを安定化させることができず、入力電圧VINあ
るいは出力側に接続される負荷の変動によって出力電圧
が変動してしまうという欠点を有している。
安価で構成できるという特長を有している。しかし、出
力電圧VOを安定化させることができず、入力電圧VINあ
るいは出力側に接続される負荷の変動によって出力電圧
が変動してしまうという欠点を有している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、回路構成の
簡易さを損なうことなく、出力電圧を安定化させた自励
式プッシュプル型スイッチング電源を提供するものであ
る。
簡易さを損なうことなく、出力電圧を安定化させた自励
式プッシュプル型スイッチング電源を提供するものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、トランスの１
次巻線の少なくとも一端から得られる信号を利用して、
これをスイッチング素子の制御端子の電流を制御する制
御信号として利用することによって、上記の課題を解決
するものである。
次巻線の少なくとも一端から得られる信号を利用して、
これをスイッチング素子の制御端子の電流を制御する制
御信号として利用することによって、上記の課題を解決
するものである。
【０００７】すなわち、１次巻線の両端に２つのスイッ
チング素子が接続され、それらのスイッチング素子の一
方の制御端子が入力端子に接続され、他方の制御端子が
トランスの３次巻線を介して入力端子に接続されて交互
にオンオフされるプッシュプル型の自励式スイッチング
電源において、トランスの１次巻線の出力電流を整流
し、平滑する回路を具え、その整流平滑された出力によ
ってスイッチング素子の制御端子に印加される電流を制
御することに特徴を有するものである。
チング素子が接続され、それらのスイッチング素子の一
方の制御端子が入力端子に接続され、他方の制御端子が
トランスの３次巻線を介して入力端子に接続されて交互
にオンオフされるプッシュプル型の自励式スイッチング
電源において、トランスの１次巻線の出力電流を整流
し、平滑する回路を具え、その整流平滑された出力によ
ってスイッチング素子の制御端子に印加される電流を制
御することに特徴を有するものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明による自励式スイッチング
電源では、制御端子への電流をバイパスさせる回路を具
えており、入力電圧が上昇したときにはバイパスさせる
量を多くしてスイッチング素子の出力を下げる。逆に入
力電圧が下降したときにはバイパスさせる量を少なくし
てスイッチング素子の出力を上げる。その、設定のため
には定電圧素子としてツエナーダイオードを用いること
ができる。
電源では、制御端子への電流をバイパスさせる回路を具
えており、入力電圧が上昇したときにはバイパスさせる
量を多くしてスイッチング素子の出力を下げる。逆に入
力電圧が下降したときにはバイパスさせる量を少なくし
てスイッチング素子の出力を上げる。その、設定のため
には定電圧素子としてツエナーダイオードを用いること
ができる。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図１は本発明の実施例を示す回路図で、
自励式のプッシュプル型スイッチング電源の基本構成
は、図２に示した従来の回路と同じである。本発明にお
いては、トランスＴの1次巻線の一端からダイオードD3
とコンデンサC4が直列に接続されて接地された整流、平
滑回路が引き出されている。
いて説明する。図１は本発明の実施例を示す回路図で、
自励式のプッシュプル型スイッチング電源の基本構成
は、図２に示した従来の回路と同じである。本発明にお
いては、トランスＴの1次巻線の一端からダイオードD3
とコンデンサC4が直列に接続されて接地された整流、平
滑回路が引き出されている。
【００１０】ダイオードD3とコンデンサC4の接続点にツ
エナーダイオードZD1を介してトランジスタQ3のベース
に接続される。このトランジスタQ3のコレクタは抵抗R1
とスイッチング素子Q1、Q2の制御端子との接続点に接続
され、エミッタは接地される。なお、トランジスタQ3の
ベースは抵抗R2を介して接地されている。その他の回路
は従来と同じである。
エナーダイオードZD1を介してトランジスタQ3のベース
に接続される。このトランジスタQ3のコレクタは抵抗R1
とスイッチング素子Q1、Q2の制御端子との接続点に接続
され、エミッタは接地される。なお、トランジスタQ3の
ベースは抵抗R2を介して接地されている。その他の回路
は従来と同じである。
【００１１】次にこの回路の動作について説明する。ス
イッチング素子Q1、Q2のバイアスは従来と同様に抵抗R1
で与えられ、従来と同じ過程を経て回路は発振する。ト
ランスTの1次巻線の一端にダイオードD3のアノードが接
続され、1次巻線に発生した交流電圧が整流され、コン
デンサC4で平滑される。
イッチング素子Q1、Q2のバイアスは従来と同様に抵抗R1
で与えられ、従来と同じ過程を経て回路は発振する。ト
ランスTの1次巻線の一端にダイオードD3のアノードが接
続され、1次巻線に発生した交流電圧が整流され、コン
デンサC4で平滑される。
【００１２】入力電圧VINが上昇すると、コンデンサC4
で平滑された直流電圧も上昇する。その電圧がツエナー
ダイオードZD1の順方向電圧を超えるとトランジスタQ3
が導通を開始し、それまで抵抗R1を介してトランジスタ
Q1、Q2のベースに流入していた電流は、トランジスタQ3
のコレクタへ分流するようになる。これによって、トラ
ンジスタQ1、Q2のベース電流が減少し、スイッチング素
子Q1、Q2のコレクタ電流が減少する方向となり出力電圧
VOは減少する。
で平滑された直流電圧も上昇する。その電圧がツエナー
ダイオードZD1の順方向電圧を超えるとトランジスタQ3
が導通を開始し、それまで抵抗R1を介してトランジスタ
Q1、Q2のベースに流入していた電流は、トランジスタQ3
のコレクタへ分流するようになる。これによって、トラ
ンジスタQ1、Q2のベース電流が減少し、スイッチング素
子Q1、Q2のコレクタ電流が減少する方向となり出力電圧
VOは減少する。
【００１３】逆に入力電圧VINが減少すると、コンデン
サC４の電圧も下がり、トランジスタQ３に分流されてい
た抵抗R１を流れる電流も減少する。これによってトラ
ンジスタQ１、Q２のベース電流が増加するので、トラン
スＴの電流も増加して出力電圧VOも上昇する。このよう
にして、入力電圧VINの変動に応じて出力電圧VOを調整
することができ、また、負荷の変動においても同様な調
整を行うことができる。
サC４の電圧も下がり、トランジスタQ３に分流されてい
た抵抗R１を流れる電流も減少する。これによってトラ
ンジスタQ１、Q２のベース電流が増加するので、トラン
スＴの電流も増加して出力電圧VOも上昇する。このよう
にして、入力電圧VINの変動に応じて出力電圧VOを調整
することができ、また、負荷の変動においても同様な調
整を行うことができる。
【００１４】上記の例ではダイオードD３のアノードを
トランスTのトランジスタQ１のコレクタ側としたが、ト
ランジスタQ２のコレクタ側としてもよい。あるいは、
ダイオードを増やしてトランスＴの両端に接続してもよ
い。もちろん、トランスＴに別個に検出巻線を形成して
その出力電圧を得てダイオードD３に帰還させてもよ
い。なお、コンデンサC３は共振型とするためのもの
で、これを外すこともできる。
トランスTのトランジスタQ１のコレクタ側としたが、ト
ランジスタQ２のコレクタ側としてもよい。あるいは、
ダイオードを増やしてトランスＴの両端に接続してもよ
い。もちろん、トランスＴに別個に検出巻線を形成して
その出力電圧を得てダイオードD３に帰還させてもよ
い。なお、コンデンサC３は共振型とするためのもの
で、これを外すこともできる。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、抵抗R１を介してスイ
ッチング素子であるトランジスタのベースに供給される
バイアス電流を制御できるので、出力電圧は入力電圧や
負荷の変動による影響を受けずに一定に保つことができ
る。また、スイッチング電源の回路の簡易な構成を維持
したままで、僅かな回路の付加のみによって出力の安定
が得られる。
ッチング素子であるトランジスタのベースに供給される
バイアス電流を制御できるので、出力電圧は入力電圧や
負荷の変動による影響を受けずに一定に保つことができ
る。また、スイッチング電源の回路の簡易な構成を維持
したままで、僅かな回路の付加のみによって出力の安定
が得られる。
【図１】 本発明の実施例を示す回路図
【図２】 従来の自励式スイッチング電源を示す回路図
Q１、Q２：主スイッチング素子（トランジスタ）
D３：ダイオード
C４：コンデンサ
ＺＤ１：ツエナーダイオード
Q３：トランジスタ
Claims (3)
- 【請求項１】 １次巻線の両端に２つのスイッチング素
子が接続され、それらのスイッチング素子の一方の制御
端子が入力端子に接続され、他方の制御端子がトランス
の３次巻線を介して入力端子に接続されて交互にオンオ
フされるプッシュプル型の自励式スイッチング電源にお
いて、 トランスの１次巻線の出力電流を整流し、平滑する回路
を具え、その整流平滑された出力によってスイッチング
素子の制御端子に印加される電流を制御することを特徴
とする自励式スイッチング電源。 - 【請求項２】 １次巻線の両端に２つのスイッチング素
子が接続され、それらのスイッチング素子の一方の制御
端子が入力端子に接続され、他方の制御端子がトランス
の３次巻線を介して入力端子に接続されて交互にオンオ
フされるプッシュプル型の自励式スイッチング電源にお
いて、 一端が入力端子とスイッチング素子の制御端子間に接続
されて他端が接地されたトランジスタを具え、 トランスの１次巻線の少なくとも一端に接続されてトラ
ンスの１次巻線の出力電流を整流し、平滑する回路を具
え、その整流平滑された出力によって上記トランジスタ
の動作を制御し、それによってスイッチング素子の制御
端子に印加される電流を制御することを特徴とする自励
式スイッチング電源。 - 【請求項３】 整流平滑された出力を定電圧ダイオード
を介して上記トランジスタのベースに印加し、それによ
ってスイッチング素子の制御端子に印加される電流を制
御する請求項２記載の自励式スイッチング電源。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002110428A JP2003309972A (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 自励式スイッチング電源 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002110428A JP2003309972A (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 自励式スイッチング電源 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003309972A true JP2003309972A (ja) | 2003-10-31 |
Family
ID=29393570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002110428A Pending JP2003309972A (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 自励式スイッチング電源 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003309972A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008061370A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Toko Inc | 自励式プッシュプル電源 |
| CN104993678A (zh) * | 2015-07-31 | 2015-10-21 | 安徽中杰信息科技有限公司 | 光离子化气体报警仪的一体化电源的设计工艺 |
-
2002
- 2002-04-12 JP JP2002110428A patent/JP2003309972A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008061370A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Toko Inc | 自励式プッシュプル電源 |
| JP4579883B2 (ja) * | 2006-08-31 | 2010-11-10 | 東光株式会社 | 自励式プッシュプル電源 |
| CN104993678A (zh) * | 2015-07-31 | 2015-10-21 | 安徽中杰信息科技有限公司 | 光离子化气体报警仪的一体化电源的设计工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040622 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040706 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041102 |