JPH0438591Y2 - - Google Patents

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JPH0438591Y2
JPH0438591Y2 JP1986162631U JP16263186U JPH0438591Y2 JP H0438591 Y2 JPH0438591 Y2 JP H0438591Y2 JP 1986162631 U JP1986162631 U JP 1986162631U JP 16263186 U JP16263186 U JP 16263186U JP H0438591 Y2 JPH0438591 Y2 JP H0438591Y2
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circuit
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triangular wave
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transistor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の産業上の利用分野〕 本考案は、PLL(Phase Locked Loop)回路
等に好適であつて、半導体集積化に適した90度位
相シフト回路に関するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の90度位相シフト回路について、第3図に
基づき説明する。1は方形波のパルス信号が入力
される入力端子、10は抵抗R0とコンデンサC0
からなるのこぎり波状の電圧を得るCR時定数回
路、11はAND回路、12はフリツプフロツプ
(以下、F/Fと略す。)である。
第3図の90度位相シフト回路では、第5図のイ
に図示する如き方形波のパルス信号が、入力端子
1から入力され、AND回路11の一方の入力端
子に供給されると共に、CR時定数回路10にも
供給される。CR時定数回路10によつて第5図
のロの如きのこぎり波状のパルスに変換されて、
AND回路11のもう一方の入力端子に供給され
る。この入力端子には、スレツシユホールド電圧
Vthが設定されている。のこぎり波状の充電々圧
による波形aが、スレツシユホールド電圧Vth
レベルを越えると、他方の入力端子に供給される
方形波のレベル「1」のレベルであるので、
AND回路11がオンとなる。続いて、方形波の
入力パルスのレベルが「1」から「0」に変わる
と、第5図のハに示す如きパルスが出力される。
そのパルスをF/F12に通すことによつて第5
図のニの如き入力パルス信号に対して90度位相の
遅れたパルス波形を得ることができる。
しかし、従来の90度位相シフト回路は、CR時
定数回路10が外付けの抵抗R0とコンデンサC0
によつて形成されており、半導体集積回路化には
適さなり。又、CR時定数回路10では、のこぎ
り波状の電圧であり、レベルが不安定になり易
く、又スレツシユホールド電圧Vthが変動し易い
為に、使用環境下で入力信号に対して正確な位相
差を保持した出力パルス信号を得ることが容易で
ない欠点があつた。
〔考案の目的」 本考案の主な目的は、半導体集積回路化が容易
な90度位相シフト回路を提供するにある。
本考案の他の目的は、90度の位相シフトが簡便
な回路によつて容易になし得る90度位相シフト回
路を提供するにある。
〔考案の実施例〕
本発明の90度位相シフト回路に就いて、第1
図,第2図及び第4図に基き説明する。
第1図は、90度位相シフト回路のブロツク図で
あり、1は入力端子、2は三角波発生回路、3は
差動増幅回路、4は減算回路、5はトランジスタ
からなる増幅回路、6は出力端子である。
入力端子1には、第4図のイに示す如き方形波
のパルス信号が入力され、三角波発生回路3によ
つて、第4図のロに示す如き三角波が発生する。
三角波発生回路3は、F/F7と定電流源回路
a,bとコンデンサCから形成されている。第
4図のイの如き方形波の信号がF/F7に入力さ
れて定電流源回路a,bが交互に作動せしめ
られ、コンデンサCへの充電々流i1の流れ込み
と、放電々流i2の引き込みが制御される。コンデ
ンサCからの端子間から得られるパルスは、立ち
上がりと立ち下がりの時間間隔が等しい、所謂デ
ユーテイーレイシヨが等しい左右対称の三角波が
得られる。このコンデンサCの端子間電圧が抵抗
R1を介して、差動増幅回路3の一方の入力端子
に供給される。差動増幅回路3は差動対をなすト
ランジスタQ1とQ2とエミツタ抵抗R2かなり、エ
ミツタ電流として20の電流が抵抗R2に流れ
る。差動増幅回路3から互いに位相の反転した出
力を導出する第1と第2の能動負荷回路は、電流
ミラー回路を形成するダイオードD1とトランジ
スタQ3,Q4、及びダイオードD2とトランジスタ
Q5,Q6から夫々形成されている。トランジスタ
Q3のコレクタがダイオードD3とトランジスタQ9
のベースに接続され、トランジスタQ1のベース
とトランジスタQ5,Q9の共通接続されたコレク
タに抵抗R3が接続されている。トランジスタQ2
のベースにはトランジスタQ2が動作する最も小
さい約0.7V程度の電圧がバイアス電圧Eとして
が印加されている。無論、三角波のパルスもバイ
アス電圧Eと等しい直流電圧に重畳する。
さて、コンデンサCの端子間電圧が充電によつ
て上昇すると、差動増幅回路3が作動して能動負
荷回路の出力側のトランジスタQ3,Q4からは、
ミラー電流I0+i3が減算回路4のダイオードD4
アノードに供給される。その時の電流波形を第4
図のハに示した。一方、他方の能動負荷回路のト
ランジスタQ5,Q6からは、ミラー電流I0+i3と位
相の反転したミラー電流I0+i4が減算回路4のト
ランジスタQ7のコレクタに流れ込む。その時の
電流波形を第4図のニに示した。このようにミラ
ー電流I0+i3,I0+i4が減算回路4に供給され、ト
ランジスタQ8のベースに余剰電流がベース電流i5
として流れる。トランジスタQ8のベースに減算
回路4から供給されるベース電流は、トランジス
タQ8のベース・エミツタ間のダイオード特性に
よつて整流されるので、ベース電流i5は、第4図
のホの如き電流波形となる。このベース電流i5
トランジスタQ8のベースに供給されることによ
り、第4図のヘの如きパルス波形を得ることがで
きる。出力端子6からの出力パルスは、方形波の
パルスであつて、入力パルス信号に対して90度位
相が遅れた出力パルスの波形となる。
無論、出力パルスを入力パルスに対して90度進
み位相とする為には、ミラー電流I0+i3をトラン
ジスタQ7のコレクタ側に供給し、ミラー電流I0
i4をダイオードD2側に供給すれば容易になし得
る。又、第2図の実施例の出力段にインバータを
付加してもよいことは明らかである。
〔考案の効果〕
本考案の90度位相シフト回路は、入力信号パル
スに対して90度位相のずれた出力パルスを得る為
に、従来のように基準電圧を設定することによ
り、パルス幅を設定するものに対して、電流ミラ
ー回路等を用いて電流レベルで制御されるので極
めて容易に90度進み位相、或いは遅れ位相の出力
パルスを得ることができるものであり、しかも従
来外付け部品を用いてのこぎり波状の電圧波形を
得ていたのに対して、F/Fと定電流源回路等を
用いてデユーテイレイシヨの等しい三角波を発生
する三角波発生回路を差動増幅回路の前段に用い
ることにより、半導体集積回路化が極めて容易と
なつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の90度位相シフト回路のブロツ
ク図、第2図は本考案の90度位相シフト回路の一
実施例を示す回路図、第3図は従来の90度位相シ
フト回路を示す回路図、第4図は本発明に係る90
度位相シフト回路の動作を説明する為の説明図、
第5図は従来の90度位相シフト回路の動作を説明
する為の説明図である。 1……入力端子、2……三角波発生回路、3…
…差動増幅回路、4……減算回路、5……増幅回
路、6……出力端子、7……フリツプフロツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 方形波の入力パルスを三角波に変換する三角波
    発生回路と、一方の入力端にバイアス回路が入力
    され、他方の入力端に該三角波発生回路からの三
    角波状の電圧が入力される差動増幅回路を、該差
    動増幅回路から互いに位相の反転した出力を導出
    する電流ミラー回路からなる第1と第2の能動負
    荷回路と、該第1と第2の能動負荷回路からの出
    力を減算する電流ミラー回路からなる減算回路
    と、該減算回路の出力端がそのベースに接続され
    ているトランジスタとを具え、該トランジスタの
    コレクタから該入力パルスに対して90度位相のず
    れた出力パルスを得ることを特徴とする90度位相
    シフト回路。
JP1986162631U 1986-10-23 1986-10-23 Expired JPH0438591Y2 (ja)

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JP1986162631U JPH0438591Y2 (ja) 1986-10-23 1986-10-23

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JPS6368224U JPS6368224U (ja) 1988-05-09
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