JPH0328581Y2 - - Google Patents

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JPH0328581Y2
JPH0328581Y2 JP4657386U JP4657386U JPH0328581Y2 JP H0328581 Y2 JPH0328581 Y2 JP H0328581Y2 JP 4657386 U JP4657386 U JP 4657386U JP 4657386 U JP4657386 U JP 4657386U JP H0328581 Y2 JPH0328581 Y2 JP H0328581Y2
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current mirror
transistor
mirror circuit
circuit
current
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の産業上の利用分野〕 本考案は、減電圧約0.9Vまで作動する低電圧
用であつて、複数の同位相の出力と逆位相の出力
を簡便な回路によつて出力し得る差動増幅回路に
関するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
一般に、低電圧用の差動増幅回路は、第3図に
示すようにトランジスタQ1,Q2からなる差動
対と、電流源用トランジスタQ7と、能動負荷回
路を形成するトランジスタQ3,Q4、及びQ
5,Q6からなる二つのカレント・ミラー回路か
ら形成され、二つのカレント・ミラー回路から得
られるミラー電流が夫々トランジスタQ11,Q
12からなるカレント・ミラー回路に供給される
ようになされ、トランジスタQ4とQ12との接
続点を出力端子12としている。
しかし、斯かる差動増幅回路は、1V以下の低
い電源電圧VCCで作動させようとすると、各素子
の電圧降下が大きく動作しない欠点がある。即
ち、トランジスタQ1が動作状態にあるとき、ト
ランジスタQ5には、そのベース・エミツタ間電
圧VBEによる約0.6Vの電圧降下があり、差動対の
トランジスタQ1及び電流源用トランジスタQ7
には、夫々飽和電圧VSにより約0.2Vの電圧降下
があり、その電圧降下の総和が、1.0Vに達する
為であり改善の余地がある。
又、同相であつて反転した二種の出力を得よう
とする場合、二つの差動増幅回路を用いて、一方
の差動増幅回路には、その反転入力端子に信号を
加えて入力信号に対して逆相の出力を得、且つも
う一方の差動増幅回路の非反転入力端子に信号を
加えて入力信号に対して同相の出力を得るように
なされるが、素子数が多くなり半導体集積回路化
には改善の余地があつた。
〔考案の目的〕
本考案の差動増幅回路は、上述の如き観点に基
づきなされたもので、1V以下の低電圧で安定に
動作し、且つ一つの差動増幅回路によつて、同相
の互いに反転した二種の出力を得ることのできる
差動増幅回路を提供するにある。
又、本考案の他の目的は、位相の等しい複数の
出力を簡便な回路で得ることのできる差動増幅回
路を提供するにある。
〔考案の実施例〕
第1図は、本考案に係る差動増幅回路の一実施
例である。
図に於いて、1は電源端子、2は接地端子、
3,4は入力端子、5乃至8はカレント・ミラー
回路、9は入力信号の位相に対して反転した出力
を得る出力端子、10は入力信号の位相に対して
同相の出力を得る出力端子である。差動増幅回路
Aは、トランジスタQ1,Q2からなる差動対
と、その能動負荷回路であるトランジスタQ3〜
Q5及びQ6〜Q8からなるカレント・ミラー回
路5,6と、エミツタ抵抗R1と、トランジスタ
Q5及びQ8からのミラー電流を受けるトランジ
スタQ9とQ10からなるカレント・ミラー回路
7と、トランジスタQ4,Q7からのミラー電流
を受けるトランジスタQ11,Q12から形成さ
れたカレント・ミラー回路8から構成されてい
る。そして、トランジスタQ4のコレクタがトラ
ンジスタQ12のコレクタに接続されて出力端子
9に接続される。トランジスタQ8のコレクタが
トランジスタQ10のコレクタに接続されて出力
端子10に接続される。入力端子3,4には、バ
イアス電源E1が接続される。
斯かる差動増幅回路は、反転入力端子3から所
定のバイアス電源E1に重畳された信号v1が印加さ
れると、夫々の能動負荷回路5,6からミラー電
流として(I−Δi),(I+Δi)の電流が流れる。
Iは直流電流成分であり、Δiは信号電流成分を
示している。従つて、ダイオード接続されたトラ
ンジスタQ11に順方向電流として(I+Δi)
の電流が流れるので、トランジスタQ12のコレ
クタ電流として、(I+Δi)の電流が流れるが、
トランジスタQ4から(I−Δ)の電流が供給さ
れるので、出力端子9から2Δiの電流が流れ込
む。一方、トランジスタQ10には、コレクタ電
流として(I−Δi)の電流が流れ、トランジス
タQ8から(I+Δi)の電流が供給されるので、
出力端子10から2Δiの電流が流れ出る。即ち、
出力端子9から入力信号に対して逆相の出力が導
出され、且つ端子10から入力信号に対し同相の
出力が導出される。
又、第2図は、本考案に係る差動増幅回路の他
の実施例であり、カレント・ミラー回路5と8の
夫々の出力段にトランジスタQ41〜Q4N,Q1
1〜Q12Nが具えられており、夫々の出力段の
トランジスタのコレクタ同士が共通接続され、N
個の出力端子91〜9Nを形成され、位相の等しい
複数の出力を得ることができる。他の回路は第1
図の回路と同様な構成である。
本考案の差動増幅回路は、従来のように二つの
差動増幅回路を用いて入力信号に対して同相、或
いは逆相の出力を得る場合と比較してタイミング
のずれが少なく、而も、一つの差動増幅回路で位
相が互いに反転した出力を遅延を生じることなく
作ることができる。
更に、トランジスタQ1がオン状態の時、ダイ
オード接続されたトランジスタQ6のエミツタ・
ベース間電圧VBEが約0.6Vであつて、トランジス
タQ1の飽和電圧VSが約0.2Vであり、抵抗R1
の値を1KΩ以下の値とし動作電流を50μA程度に
設定して抵抗R1の電圧降下をトランジスタの飽
和電圧VSより小さい値とすることによつて、差
動増幅回路自体の電圧降下を1V以下の値とし、
減電圧0.9Vまで作動させることが可能である。
〔考案の効果〕
本考案の差動増幅回路は、トランジスタの飽和
電圧以下の端子間電圧となるエミツタ抵抗を具え
る第1と第2のトランジスタからなる差動対と、
その能動負荷回路である第1と第2のカレント・
ミラー回路と、それらのミラー電流を受ける第4
と第5のカレント・ミラー回路とを具え、第1と
第4のカレント・ミラー回路の接続点と、第2と
第5のカレント・ミラー回路の接続点に夫々出力
端子を設けたものであつて、減電圧が0.9Vであ
つても作動すると共に、差動増幅回路を二つ設け
て互いに逆相の出力を得るよりも、極めて簡便に
逆相の二種の出力を得ることができる。而も同相
の複数の出力を容易に得ることのできる極めて効
果的な差動増幅回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る差動増幅回路の実施例
を示す図、第2図は、本考案に係る差動増幅回路
の他の実施例を示す図、第3図は、従来の差動増
幅回路を示す図である。 1:電源端子、2:接地端子、3,4:入力端
子、5,6,7,8:カレント・ミラー回路、
9,10:出力端子、A:差動増幅回路、E1
バイアス電圧源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1と第2のトランジスタからなる差動対の共
    通接続されたエミツタにその端子間電圧がトラン
    ジスタの飽和電圧以下となるエミツタ抵抗が接続
    され、該第1と該第2のトランジスタの夫々のコ
    レクタに第1と該第2のカレント・ミラー回路か
    らなる能動負荷回路が接続され、該第1と第2の
    カレント・ミラー回路の夫々の出力段の第1のト
    ランジスタが第3のカレント・ミラー回路に接続
    され、該第1と該第2のカレント・ミラー回路の
    夫々の出力段の第2のトランジスタが第4のカレ
    ント・ミラー回路に接続されており、該第1のカ
    レント・ミラー回路の出力段の第1のトランジス
    タと該第3のカレント・ミラー回路との接続点を
    第1の出力端子とし、該第2のカレント・ミラー
    回路の出力段の第2のトランジスタと該第4のカ
    レント・ミラー回路との接続点を第2の出力端子
    とし、且つ該第1のカレント・ミラー回路の出力
    段の第3のトランジスタと該第3のカレント・ミ
    ラー回路の出力段のトランジスタとの接続点を第
    3の出力端子としたことを特徴とする差動増幅回
    路。
JP4657386U 1986-03-28 1986-03-28 Expired JPH0328581Y2 (ja)

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JPS62158921U JPS62158921U (ja) 1987-10-08
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JPS62158921U (ja) 1987-10-08

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