JP2573279B2 - 電流変換回路 - Google Patents

電流変換回路

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JP2573279B2
JP2573279B2 JP63012006A JP1200688A JP2573279B2 JP 2573279 B2 JP2573279 B2 JP 2573279B2 JP 63012006 A JP63012006 A JP 63012006A JP 1200688 A JP1200688 A JP 1200688A JP 2573279 B2 JP2573279 B2 JP 2573279B2
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達夫 田中
吉廣 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はカレントミラーと等価の作用を行なう電流変
換回路に関するものであり、特に集積回路において使用
され、入力電流に対して補正もしくは誤差分増幅作用を
もつものである。
(従来の技術) 最も一般的なカレントミラー回路を第5図に示す。図
中T1は入力側トランジスタ、T2は出力側トランジスタ、
1は入力電流IINが流れる端子、2は出力電流IOUTが流
れる端子である。ところでカレントミラー回路で第7図
のような実線特性を得たい場合、つまり入力電流IIN
対して電流制限効果をもつカレントミラーを得たい場合
がある。第6図はそのための従来回路の一例(実公昭61
−45625号)であり、トランジスタT3、抵抗R1〜R3を付
加し、第7図の入出力電流特性を得ている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら第6図の回路においては、動作電源電圧
が高い、つまりトランジスタT1,T3による2VBE(ベー
ス、エミッタ間電圧)以上の電圧が必要である。このた
め第6図の回路は、例えばVBE=0.7Vとして2VBE=1.4V
であり、1V系以下の超低電圧回路(電池1個使用)に向
かないものであった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、低電圧ま
で動作し(例えば電池1個で可)、しかも入力電流の設
定値に対する補正作用、更には誤差分増幅作用をもつ電
流変換回路を提供しようとするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段と作用) 本発明は、第1のトランジスタのベース、コレクタ間
に抵抗を接続し、前記第1のトランジスタのベースコレ
クタにそれぞれコレクタ、ベースを接続した前記第1の
トランジスタと同一極性型の第2のトランジスタを有
し、第1、第2のトランジスタのエミッタを共通にした
回路を設け、第1のトランジスタのベース端子を電流入
力端子とし、第1、第2のトランジスタのうちの少くと
も一方とベースを共通として第1、第2のトランジスタ
のうちのいずれかのコレクタ電流に比例した電流を取り
出す第3のトランジスタを具備したことを特徴とする電
流変換回路である。
即ち本発明は、この構成により、「入力電流=第1の
トランジスタのコレクタ電流+第2のトランジスタのコ
レクタ電流」として、第2のトランジスタのコレクタ電
流に補正作用(つまり第7図の如き電流制限作用)と第
1のトランジスタのコレクタ電流に誤差増幅作用を、例
えば電池1個の超低電圧回路で得られるようにしたもの
である。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。第
1図は同実施例の回路図(カレントミラー)である。そ
の構成は、NPNトランジスタQ1のベース、コレクタ間に
抵抗R11を接続し、トランジスタQ1のベース、コレクタ
にそれぞれコレクタ、ベースを接続したNPNトランジス
タQ2を設け、かつトランジスタQ1,Q2のエミッタを共通
にした回路を設け、トランジスタQ1のベースを電流入力
端子1に接続し、トランジスタQ2とベースどうしを共通
化したNPNトランジスタQ3を設け、このトランジスタQ3
のエミッタを共通端子(例えば接地)に接続し、コレク
タを電流出力端子2に接続したものである。
第1図を数式化して説明する。(ただしベース電流分
は無視した)ここでIc(Q1),Ic(Q2)をそれぞれトランジ
スタQ1,Q2のコレクタ電流、VBE(Q1),VBE(Q2)をそれぞ
れトランジスタQ1,Q2のベース、エミッタ間電圧とすれ
ば次式が成立する。
IIN=Ic(Q1)+Ic(Q2) ……(1) VBE(Q1)=R11・Ic(Q1)+VBE(Q2) ……(2) 次にVTを熱電圧、IS(Q1),IS(Q2)をそれぞれトランジ
スタQ1,Q2の飽和電流とすれば この(3),(4)式でVTで、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電荷であ
る。上記(3),(4)式を(2)式に代入し変形すれ
上記(1),(5)式が述める回路方程式である。この
式をIc(Q1),Ic(Q2)について代数的に解くことは不可能
であるが、(1),(5)式から以下のことは明らかで
ある。
(イ)(1)式からIc(Q1)とIc(Q2)の電流和は必ず入力
電流IINに等しい。
(ロ)(2)式から、つまりIc(Q1)とIc(Q2)の比のlnが
R・Ic(Q1)に等しいのであるから、Ic(Q1)の変化よりI
c(Q2)の変化(ただしこれは絶対量ではなく、相対量)
が大きい。即ちIc(Q1),Ic(Q2)の比の変化量が対数圧縮
されている。
上記(1),(5)式の概念を図に示したのが第4図
である。これは特に、Ic(Q2)が入力電流補正効果Aをも
つこと、またこれに対応する入力電流誤差分増幅効果B
をもつことが特徴である。これにより、第7図の実線カ
ーブに対応する第4図のIc(Q2)のカーブが得られた。そ
してトランジスタQ2,Q3はベース共通で、VBE(Q2)=V
BE(Q3)なので、トランジスタQ3からIOUT1=Tc(Q2)=I
c(Q3)が得られるものである。しかも第1図の回路は、
動作電源電圧が1×VBEと低く、電池1個で済む1V系以
下の超低電圧回路に良好に使用できるものである。
第2図についても同様に、トランジスタQ1,Q4のVBE
が同じ(Q1とQ4の形状が同じ)で、これらトランジスタ
のベースが共通だから、 IOUT2=Ic(Q1)=Ic(Q4)が得られるものである。
第3図は第1図、第2図の組み合わせ実施例である。
ただし第3図において各トランジスタのエミッタに抵抗
(R21〜R24)を挿入した。ここでもしR21=R24,Q1:Q4
=1:1ならば、Q1とQ4のベースは共通なので、第4図のI
c(Q1)(IOUT2)が取り出せ、またもしR22=R23,Q2:Q3
=1:1ならば、Q2とQ3のベースは共通なので、第4図のI
c(Q2)(IOUT1)が取り出せるものである。
なお本発明は実施例に限られず、種々の応用が可能で
ある。例えば実施例では1:1のミラー電流を取り出す場
合を説明したが、1:n(任意の正数)のミラー電流を取
り出す場合にも適用できる。
[発明の効果] 以上説明した如く本発明によれば、低電圧まで動作
し、また入力電流補正作用、入力電流誤差分増幅作用を
もつ電流変換回路が提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の各実施例の回路図、第4
図は同回路で得られる特性図、第5図、第6図は従来の
ミラー回路図、第7図は第6図の回路で得られる特性図
である。 Q1〜Q4…NPNトランジスタ、R11…抵抗、1…入力端子、
2,3…出力端子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のトランジスタのベース、コレクタ間
    に抵抗を接続し、前記第1のトランジスタのベース、コ
    レクタにそれぞれコレクタ、ベースを接続した前記第1
    のトランジスタと同一極性型の第2のトランジスタを有
    し、第1、第2のトランジスタのエミッタを共通にした
    回路を設け、第1のトランジスタのベース端子を電流入
    力端子とし、第1、第2のトランジスタのうちの少くと
    も一方とベースを共通として第1、第2のトランジスタ
    のうちのいずれかのコレクタ電流に比例した電流を取り
    出す第3のトランジスタを具備したことを特徴とする電
    流変換回路。
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