JPH04310017A - スイッチ回路 - Google Patents

スイッチ回路

Info

Publication number
JPH04310017A
JPH04310017A JP7622891A JP7622891A JPH04310017A JP H04310017 A JPH04310017 A JP H04310017A JP 7622891 A JP7622891 A JP 7622891A JP 7622891 A JP7622891 A JP 7622891A JP H04310017 A JPH04310017 A JP H04310017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
connection point
switching
emitter
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7622891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2998258B2 (ja
Inventor
Naoki Ataka
安宅 直樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7622891A priority Critical patent/JP2998258B2/ja
Publication of JPH04310017A publication Critical patent/JPH04310017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2998258B2 publication Critical patent/JP2998258B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2種類のアナログ信号
を切り換えて、切り換えられた出力信号を1つの出力端
に出力するスイッチ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の高性能化に伴い、スイ
ッチ回路は、信号切り換え時オフセット電圧の小さいも
の、又は、高速で信号が切り換えられるものが要求され
るようになってきた。
【0003】以下に、従来のスイッチ回路について説明
する。図5は従来のスイッチ回路の構成図であり、1,
2は入力端子、3〜7はトランジスタ、8,9はダイオ
ード、10〜13は電流源、14はインバータ、15は
切換信号端子、16は出力端子、17は電源端子である
【0004】エミッタが共通接続されたトランジスタ3
,4は第1の差動回路19を構成し、エミッタが共通接
続されたトランジスタ5,6は第2の差動回路20を構
成する。そして、第1の差動回路19のエミッタ共通接
続点aに電流源10を接続し、第2の差動回路20のエ
ミッタ共通接続点bに電流源11を接続し、そのエミッ
タ共通接続点a,bにダイオード8および9のカソード
をそれぞれ接続し、ダイオード8,9のアノードの共通
接続点に電流源12を接続する。エミッタホロワ用のト
ランジスタ7と電流源13は、ボルテイジホロワ回路1
8を構成し、ダイオード8,9のアノードの共通接続点
の出力電圧を出力端子16に低インピーダンスで出力す
るものである。トランジスタ3のベースに入力端子1を
接続し、トランジスタ4のベースに入力端子2を接続す
る。そして、トランジスタ4のベースには切換端子15
からの切換信号が与えられ、トランジスタ6のベースに
は切換信号をインバータ14で反転された信号が与えら
れる。
【0005】以上のように構成されたスイッチ回路につ
いて、以下その動作を説明する。まず、第1の差動回路
19の動作について説明する。トランジスタ3または4
のうち、ベースに印加される電位の高い方のトランジス
タが導通し、エミッタ共通接続点aの電位は高い方の電
位からVbe(ベース・エミッタ間電圧)だけ下がった
電位になる。すなわち、切換端子15の電圧が高レベル
(ハイレベル)のとき、エミッタ共通接続点aの電位も
高レベルとなり、トランジスタ3のベース・エミッタ間
が逆バイアスされるため、トランジスタ3がオフ状態と
なり、入力端子1の入力信号はエミッタ共通接続点aに
は伝わらない。逆に、切換端子15の電圧が低レベル(
ローレベル)のとき、トランジスタ3がオン状態となり
、入力端子1の入力信号はエミッタ共通接続点aに伝え
られる。
【0006】次に、第2の差動回路20の動作について
説明する。第2の差動回路20は第1の差動回路と同じ
ように動作するが、切り換えを制御するトランジスタ6
のベースには切換端子15の反転信号が入力されるため
、切換端子15の電圧が高レベルのとき、トランジスタ
6がオフ状態に、トランジスタ5がオン状態になり、入
力端子2の入力信号はエミッタ共通接続点bに伝えられ
る。逆に、切換端子15の電圧が低レベルのとき、トラ
ンジスタ5がオフ状態となり、入力端子1の入力信号は
エミッタ共通接続点bには伝わらない。
【0007】次に、ダイオード8および9の動作につい
て説明する。ダイオード8および9は、共通接続された
アノードに電流源12からの電流が流れ込んでくるため
、2つのダイオードの内カソードの電位が低い方が導通
し、もう一方が非導通になる。即ち、切換端子15の電
圧が高レベルのとき、エミッタ共通接続点bがaに比べ
て低電位になるため、ダイオード9が導通し、逆に、切
換端子15の電圧が低レベルのとき、エミッタ共通接続
点aがbに比べて低電位になるため、ダイオード8が導
通する。
【0008】このことから、切換端子15の電圧が高レ
ベルのとき、トランジスタ3と6がオフ状態に、トラン
ジスタ4と5がオン状態になり、入力端子2の入力信号
はエミッタ共通接続点bに伝えられる。そして、その信
号は、導通状態のダイオード9を介してダイオード8,
9の共通接続点に出力され、さらにエミッタホロワ用の
トランジスタ7を介して出力端子16に低インピーダン
スで出力される。
【0009】逆に、切換端子15の電圧が低レベルのと
き、トランジスタ3と6がオン状態に、トランジスタ4
と5がオフ状態になり、入力端子1の入力信号はエミッ
タ共通接続点aに伝えられる。そして、その信号は、導
通状態のダイオード8を介してダイオード8,9の共通
接続点に出力され、さらにエミッタホロワ用のトランジ
スタ7を介して出力端子16に低インピーダンスで出力
される。このように、スイッチ回路は、入力端子1およ
び2に印加される2つの入力信号の内1つを、切換信号
レベルで選択し、出力端子16に出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、第1の差動回路19用の電流源10と、
第2の差動回路20用の電流源11の2つの電流源を設
けていたので、電流源10と11の電流値の相対誤差が
あった場合、トランジスタ3とトランジスタ5に流れる
電流が異なり、それに応じてトランジスタ3のVbe3
とトランジスタ5のVbe5の間に差が生じる。その結
果、切換信号レベルを切り換えて入力端子1の信号を選
択したときと、入力端子2の信号を選択したときとで、
出力端子16の出力波形にオフセット電圧を生じるとい
う欠点を有していた。
【0011】また、切換信号の波形になまりが有ると、
入力信号の切換え時の過渡期にノイズが発生していた。
【0012】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、入力信号の切換え時に発生する出力波形のオフセッ
ト電圧や、過渡期のノイズが削減できるスイッチ回路を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のスイッチ回路は、ベースとコレクタが互いに
交差するように接続された第1,第2のトランジスタと
、エミッタ共通接続点に前記第2のトランジスタのコレ
クタ電流が供給され、差動入力の一端から第2の入力信
号が加えられる第1の差動回路と、エミッタ共通接続点
に前記第1のトランジスタのコレクタ電流が供給され、
差動入力の一端から第2の入力信号が加えられる第2の
差動回路と、第1,第2のトランジスタのエミッタ共通
接続点に接続された第1の電流源と、前記第1,第2の
差動回路のエミッタ共通接続点間に逆直列接続された第
1,第2のダイオードと、前記第1,第2のダイオード
の接続点に接続された第2の電流源とを備え、前記第1
,第2の電流源の電流方向は前記第1,第2のダイオー
ドおよび第1,第2のトランジスタが順方向導通する方
向に設定され、前記第1および第2の差動回路の差動入
力の他端が互いに逆位相の切換信号が印加され、前記第
1,第2のダイオードの共通接続点を出力端とした構成
を有している。
【0014】
【作用】この構成によって、第1の差動回路および第2
の差動回路に入力される切換信号レベルによって、どち
らか一方の差動回路のエミッタ共通接続点の電位が高く
設定され、それに応じて、第1,第2のトランジスタの
うち高電位側のエミッタ共通接続点にベースが接続され
たトランジスタが導通する。そして、そのトランジスタ
が低電位側のエミッタ共通接続点に第1の電流源の電流
を供給することによって、低電位側の差動回路とダイオ
ードが導通し、低電位側の差動回路が入力信号を選択し
て出力端に出力する。第1,第2のトランジスタが、第
1の電流源の電流を交互に切り換えて、第1および第2
の差動回路のエミッタ共通接続点に電流を与えるため、
入力信号の切換え時に出力波形のオフセット電圧が生じ
ない。
【0015】また、第1および第2のトランジスタのベ
ースとコレクタが互いに交差接続されているため、正帰
還ループが形成され、第1と第2のトランジスタの何れ
かの導通に切り換えるときに、動作の切り換えが即座に
行なわる。そして、入力信号を切り換える際に、ノイズ
が発生しにくくすることができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例におけるスイッチ
回路の構成図である。図1において、1,2は入力端子
、3〜7,21,22はトランジスタ、8,9はダイオ
ード、10〜13,23は電流源、14はインバータ、
15は切換信号端子、16は出力端子、17は電源端子
である。
【0018】エミッタが共通接続されたトランジスタ3
,4は第1の差動回路19を構成し、エミッタが共通接
続されたトランジスタ5,6は第2の差動回路20を構
成する。そして、第1のトランジスタ21および第2の
トランジスタ22のベースとコレクタを互いに交差する
ように接続し、エミッタ共通接続点に第1の電流源23
を接続して電流切換用の回路を構成し、この回路は差動
回路19,20のエミッタ共通接続点a,bに供給する
第1の電流源23の電流を切り換える。さらに、第1の
差動回路19のエミッタ共通接続点aには第2のトラン
ジスタ22のコレクタを接続し、第2の差動回路20の
エミッタ共通接続点bには第1のトランジスタ21のコ
レクタを接続し、そのエミッタ共通接続点a,bにダイ
オード8および9のカソードをそれぞれ接続し、ダイオ
ード8,9のアノードの共通接続点に電流源12を接続
する。エミッタホロワ用のトランジスタ7と電流源13
は、ボルテイジホロワ回路18を構成し、これはダイオ
ード8,9のアノードの共通接続点の出力電圧を出力端
子16に低インピーダンスで出力するものである。トラ
ンジスタ3のベースに入力端子1を接続し、トランジス
タ3のベースに入力端子1を接続する。そして、トラン
ジスタ4のベースは切換端子15からの切換信号が与え
られ、トランジスタ6のベースは切換信号をインバータ
14で反転された信号が与えられる。
【0019】以上のように構成されたスイッチ回路につ
いて、以下その動作を説明する。まず、第1の差動回路
19の動作について説明する。トランジスタ3または4
のうち、ベースに印加される電位の高い方のトランジス
タが導通し、エミッタ共通接続点aの電位は高い方の電
位からVbe(ベース・エミッタ間電圧)だけ下がった
電位になる。すなわち、切換端子15の電圧が高レベル
のとき、エミッタ共通接続点aの電位も高レベルとなり
、トランジスタ3のベース・エミッタ間が逆バイアスさ
れるため、トランジスタ3がオフ状態となり、入力端子
1の入力信号はエミッタ共通接続点aには伝わらない。 逆に、切換端子15の電圧が低レベルのとき、トランジ
スタ3がオン状態となり、入力端子1の入力信号はエミ
ッタ共通接続点aに伝えられる。
【0020】次に、第2の差動回路20の動作について
説明する。第2の差動回路20は第1の差動回路と同じ
ように動作するが、切り換えを制御するトランジスタ6
のベースには切換端子15の反転信号が入力されるため
、切換端子15の電圧が高レベルのとき、トランジスタ
6がオフ状態に、トランジスタ5がオン状態になり、入
力端子2の入力信号はエミッタ共通接続点bに伝えられ
る。逆に、切換端子15の電圧が低レベルのとき、トラ
ンジスタ5がオフ状態となり、入力端子1の入力信号は
エミッタ共通接続点bには伝わらない。
【0021】次に、ダイオード8および9の動作につい
て説明する。ダイオード8および9は、共通接続された
アノードに電流源12からの電流が流れ込んでくるため
、2つのダイオードの内カソードの電位が低い方が導通
し、もう一方が非導通になる。即ち、切換端子15の電
圧が高レベルのとき、エミッタ共通接続点bがaに比べ
て低電位になるため、ダイオード9が導通し、逆に、切
換端子15の電圧が低レベルのとき、エミッタ共通接続
点aがbに比べて低電位になるため、ダイオード8が導
通する。
【0022】次に、第1の差動回路19および第2の差
動回路20の動作電流を切り換える第1,第2のトラン
ジスタの動作について説明する。まず、第1の差動回路
19および第2の差動回路20に入力される切換信号レ
ベルによって、一方の差動回路のエミッタ共通接続点の
電位が高く設定される。たとえば、切換端子15に高レ
ベルの電圧が入力されると、インバータ14の動作によ
ってトランジスタ6のベースが低レベルに設定される。 第1のトランジスタ21のベースが高電位側のエミッタ
共通接続点aが高レベルになり、トランジスタ21が導
通して、そのコレクタが低電位側のエミッタ共通接続点
bに第1の電流源の電流を供給する。すると、第2の差
動回路のトランジスタ5が導通し、入力端子2の入力信
号が第2の差動回路のエミッタ共通接続点bに伝えられ
、ダイオード9のアノード出力端に出力され、ボルテイ
ジホロワ回路18でインピーダンス変換されて出力端子
16に出力される。
【0023】逆に、切換端子15に低レベルの電圧が入
力されると、インバータ14の動作によってトランジス
タ6のベースが高レベルに設定される。第1のトランジ
スタ22のベースが高電位側のエミッタ共通接続点bが
高レベルになり、トランジスタ22が導通して、そのコ
レクタが低電位側のエミッタ共通接続点aに第1の電流
源の電流を供給する。すると、第1の差動回路のトラン
ジスタ3が導通し、入力端子1の入力信号が第1の差動
回路のエミッタ共通接続点aに伝えられ、それがダイオ
ード8のアノード出力端に出力され、ボルテイジホロワ
回路18でインピーダンス変換されて出力端子16に出
力される。
【0024】以上のように本実施例によれば、第1およ
び第2の差動回路19,20のエミッタ共通接続点の電
流が、第1,第2のトランジスタ21,22の動作で第
1の電流源23の電流が交互に切り換えられることから
、一方の差動回路の動作から他方の差動回路の動作に切
り換える際に、動作電流が変化しないため、入力切り換
え時の出力波形にオフセット電圧が生じない。
【0025】また、第1および第2のトランジスタ21
,22のベースとコレクタが互いに交差するように接続
されているため、正帰還ループが形成され、一方のトラ
ンジスタの導通から他方のトランジスタの導通に切り換
えるとき、動作の切り換えが即座に行なわる。その結果
、入力信号を切り換える際に、ノイズが発生しにくくす
ることができる。
【0026】次に、入力信号を与える手段について説明
する。通常、交流信号を与える場合、図2に示すように
、電圧源24が抵抗25,26を介して入力端子1,2
に直流バイアスを与え、交流信号源27が結合容量28
を介して入力端子1に交流信号を与え、交流信号源29
が結合容量30を介して入力端子2に交流信号を与える
。このようにして、本発明のスイッチ回路50を用いれ
ば、2つの入力信号を切り換えたとき、動作する差動回
路間でオフセット電圧が生じない。また、切換信号を発
生する回路の動作電圧が電圧源24の電圧と相対精度を
保たれるようにすれば、IC化する際の動作設定が容易
にできる。
【0027】他の入力手段として、図3に示すように、
入力端子1,2に電圧源31,32を接続し、値の異な
る第1,第2の電圧を入力端子1,2に与え、切換端子
15の電圧をスイッチングすることによって、値の異な
る第1,第2の電圧を出力するスイッチ回路を構成する
こともできる。
【0028】しかしながら、前記の実施例では、切換信
号の高レベル のレベルがVH とし、トランジスタの
ベース・エミッタ間電圧をVbeとし、トランジスタの
飽和電圧をVCE(SAT) としたとき、入力電圧を
VINが        VH >VIN>VH −V
be+VCE(SAT)           ・・・
(1)の範囲でないと、このスイッチ回路は動作しない
。すなわち、この実施例の入力ダイナミックレンジは(
Vbe−VCE(SAT) )である。このような入力
電圧の範囲では、切換電圧や入力バイアス電圧が設定し
にくい欠点がある。第2の実施例は、このような問題点
を解決するものである。
【0029】次に、図4を用いて第2の実施例を説明す
る。ここでは、図1と同一箇所は同一番号で付与してい
る。
【0030】エミッタが共通接続されたトランジスタ3
,4は第1の差動回路19を構成し、エミッタが共通接
続されたトランジスタ5,6は第2の差動回路20を構
成する。そして、第1のトランジスタ21および第2の
トランジスタ22のベースとコレクタを互いに交差する
ように第1および第2の定電圧素子(ダイオード33,
34)を介して接続し、エミッタ共通接続点に第1の電
流源23を接続して、差動回路19,20のエミッタ共
通接続点a,bに供給する第1の電流源23の電流を切
り換える電流切換用の回路を構成する。さらに、第1の
差動回路19のエミッタ共通接続点aには第2のトラン
ジスタ22のコレクタを接続し、第2の差動回路20の
エミッタ共通接続点bには第1のトランジスタ21のコ
レクタを接続し、そのエミッタ共通接続点a,bにダイ
オード8および9のカソードをそれぞれ接続し、ダイオ
ード8,9のアノードの共通接続点に電流源12を接続
する。エミッタホロワ用のトランジスタ7と電流源13
は、ボルテイジホロワ回路18を構成し、ダイオード8
,9のアノードの共通接続点の出力電圧を低インピーダ
ンスで出力端子16に出力するものである。トランジス
タ3のベースに入力端子1を接続し、トランジスタ3の
ベースに入力端子1を接続する。そして、トランジスタ
4のベースは切換端子15からの切換信号が与えられ、
トランジスタ6のベースは切換信号をインバータ14で
反転された信号が与えられる。
【0031】第1の実施例(図1)と異なる点は、第1
のトランジスタ21のベースが定電圧素子(ダイオード
33)を介してエミッタ共通接続点aに接続され、第2
のトランジスタ22のベースが定電圧素子(ダイオード
34)を介してエミッタ共通接続点bに接続された点に
ある。
【0032】以上のように構成されたスイッチ回路につ
いて、以下その動作を説明する。第1の差動回路19お
よび第2の差動回路20の動作電流を切り換える第1,
第2のトランジスタの動作について説明する。まず、第
1の差動回路19および第2の差動回路20に入力され
る切換信号レベルによって、一方の差動回路のエミッタ
共通接続点の電位が高く設定される。たとえば、切換端
子15に高レベルの電圧が入力されると、インバータ1
4の動作によってトランジスタ6のベースが低レベルに
設定される。そして、エミッタ共通接続点aが高レベル
になるのに伴って、ダイオード34を介してそれに接続
された第1のトランジスタ21のベースが高レベルにな
り、トランジスタ21が導通して、トランジスタ21の
コレクタが低電位側のエミッタ共通接続点bに第1の電
流源の電流を供給する。すると、第2の差動回路のトラ
ンジスタ5が導通し、入力端子2の入力信号が第2の差
動回路のエミッタ共通接続点bに伝えられ、それがダイ
オード9のアノード出力端に出力され、ボルテイジホロ
ワ回路18でインピーダンス変換されて出力端子16に
出力される。
【0033】逆に、切換端子15に低レベルの電圧が入
力されると、インバータ14の動作によってトランジス
タ6のベースが高レベルに設定される。第1のトランジ
スタ22のベースが高電位側のエミッタ共通接続点bが
高レベルになり、トランジスタ22が導通して、そのコ
レクタが低電位側のエミッタ共通接続点aに第1の電流
源の電流を供給する。すると、第1の差動回路のトラン
ジスタ3が導通し、入力端子1の入力信号が第1の差動
回路のエミッタ共通接続点aに伝えられ、それがダイオ
ード8のアノード出力端に出力され、ボルテイジホロワ
回路18でインピーダンス変換されて出力端子16に出
力される。
【0034】第2の実施例では、切換信号の高レベル 
のレベルがVH とし、トランジスタのベース・エミッ
タ間電圧をVbeとし、トランジスタの飽和電圧をVC
E(SAT) とし、順方向ダイオード電圧をVD と
したとき、入力電圧をVINが         VH >VIN>VH −Vbe−V
D +VCE(SAT)         ・・・(2
)となり、入力ダイナミックレンジが第1の実施例に比
べてVD だけ拡大することができる。
【0035】なお、第2の実施例では、第1および第2
の定電圧素子に順方向導通するダイオード33,34を
用いた例で説明したが、定電圧素子にツエナーダイオー
ドやダイオードの直列接続体を用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明は、第1,第2のト
ランジスタ21,22が第1の電流源23の電流を交互
に切り換えて、第1および第2の差動回路のエミッタ共
通接続点に与えることから、一方の差動回路の動作から
他方の差動回路の動作に切り換えても、動作電流が変化
しないため、入力切り換え時の出力波形にオフセット電
圧が生じない。
【0037】また、第1および第2のトランジスタ21
,22のベースとコレクタが互いに交差接続されている
ため、正帰還ループが構成され、差動回路の動作切り換
えが即座に行なわる。その結果、入力信号を切り換える
際に、ノイズが発生しにくくすることができる優れたス
イッチ回路を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるスイッチ回路の構成
【図2】スイッチ回路の入力手段を示す図
【図3】スイ
ッチ回路の他の入力手段を示す図
【図4】本発明の他の
実施例の構成図
【図5】従来のスイッチ回路の構成図
【符号の説明】
1,2  入力端子 3〜7,21,22  トランジスタ 8,9,33,34  ダイオード 10〜13,23  電流源 14  インバータ 15  切換信号端子 16  出力端子 17  電源端子 18  ボルテイジホロワ回路 19  第1の差動回路 20  第2の差動回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースとコレクタが互いに交差するように
    接続された第1,第2のトランジスタと、エミッタ共通
    接続点に前記第2のトランジスタのコレクタ電流が供給
    され、差動入力の一端から第2の入力信号が加えられる
    第1の差動回路と、エミッタ共通接続点に前記第1のト
    ランジスタのコレクタ電流が供給され、差動入力の一端
    から第2の入力信号が加えられる第2の差動回路と、第
    1,第2のトランジスタのエミッタ共通接続点に接続さ
    れた第1の電流源と、前記第1,第2の差動回路のエミ
    ッタ共通接続点間に逆直列接続された第1,第2のダイ
    オードと、前記第1,第2のダイオードの接続点に接続
    された第2の電流源とを備え、前記第1,第2の電流源
    の電流方向は前記第1,第2のダイオードおよび第1,
    第2のトランジスタが順方向導通する方向に設定され、
    前記第1および第2の差動回路の差動入力の他端が互い
    に逆位相の切換信号が印加され、前記第1,第2のダイ
    オードの共通接続点を出力端としたことを特徴とするス
    イッチ回路。
  2. 【請求項2】第1のトランジスタのベースと第1の差動
    回路のエミッタ共通接続点との間に接続された第1の定
    電圧素子と、第2のトランジスタのベースと第2の差動
    回路のエミッタ共通接続点との間に接続された第2の定
    電圧素子とを備えた請求項1記載のスイッチ回路。
JP7622891A 1991-04-09 1991-04-09 スイッチ回路 Expired - Fee Related JP2998258B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7622891A JP2998258B2 (ja) 1991-04-09 1991-04-09 スイッチ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7622891A JP2998258B2 (ja) 1991-04-09 1991-04-09 スイッチ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04310017A true JPH04310017A (ja) 1992-11-02
JP2998258B2 JP2998258B2 (ja) 2000-01-11

Family

ID=13599313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7622891A Expired - Fee Related JP2998258B2 (ja) 1991-04-09 1991-04-09 スイッチ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2998258B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231689A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Tokai Rubber Ind Ltd 電子写真機器用無端ベルトの製法
JP2007104177A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受光増幅回路、及びそれを用いた光ピックアップ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231689A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Tokai Rubber Ind Ltd 電子写真機器用無端ベルトの製法
JP4529729B2 (ja) * 2005-02-24 2010-08-25 東海ゴム工業株式会社 電子写真機器用無端ベルトの製法
JP2007104177A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受光増幅回路、及びそれを用いた光ピックアップ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2998258B2 (ja) 2000-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0265409A (ja) 電圧クランプ差動シングル・エンド比較器
US4728815A (en) Data shaping circuit
JPH0766643A (ja) 電圧−電流変換器
US5084632A (en) Asymmetrical signal generator circuit
US4945263A (en) TTL to ECL/CML translator circuit with differential output
JP3914463B2 (ja) コンパレータ
JPH04310017A (ja) スイッチ回路
JPS6047787B2 (ja) 集積回路化同期再生回路
JP2896029B2 (ja) 電圧電流変換回路
US6400184B1 (en) Transistor output circuit
JP2687160B2 (ja) スイッチ回路
KR940003081Y1 (ko) 차동증폭기
JPH0435215A (ja) ラッチ回路
JPH0418482B2 (ja)
JPH0650788Y2 (ja) デジタル信号発生回路
EP0087602B1 (en) Variable gain control circuit
JP2757555B2 (ja) 可変インピーダンス回路
JP2797694B2 (ja) 電子スイッチ回路
JPS6143018A (ja) 信号切換回路
JPH0715250A (ja) 増幅回路
JPS59172846A (ja) ステレオ復調回路
JPH04354408A (ja) 電流極性変換回路
JPH0618301B2 (ja) レベルシフト回路
JPH0213992B2 (ja)
JPH06204834A (ja) スイッチ回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees