JPH01224370A - 光学活性α−アミノ−α−(3,4−メチレンジオキシベンジル)プロピオニトリルの製造法 - Google Patents

光学活性α−アミノ−α−(3,4−メチレンジオキシベンジル)プロピオニトリルの製造法

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JPH01224370A
JPH01224370A JP4743488A JP4743488A JPH01224370A JP H01224370 A JPH01224370 A JP H01224370A JP 4743488 A JP4743488 A JP 4743488A JP 4743488 A JP4743488 A JP 4743488A JP H01224370 A JPH01224370 A JP H01224370A
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JP
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amino
methylenedioxybenzyl
propionitrile
alpha
optically active
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Makoto Tsuda
誠 津田
Taichi Koshigoe
腰越 太一
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光学活性−酒石酸・光学活性−α−アミノ−
α−(3,4−メチレンジオキシベンジル)プロピオニ
トリル複合体および光学活性α−アミノ−α−(3,4
−メチレンジオキシベンジル)プロピオニトリルの製造
法に関する。
光学活性なα−アミノ−α−(3,4−メチレンジオキ
シベンジル)プロピオニトリル(以下3、4− MDB
−アミノニトリルと略す)は、血圧降下剤として有用な
L−メチルドーパあるいはL−カルピトー°バの合成中
間体としてとみに重要性が高まってきた物質である。
〔従来の技術〕
従来、D L −3,4−MDB−アミンニトリルの光
学分割の方法としてD L −3,4−MDB−アミノ
ニトリルをN−アセチル誘導体とした後、酸触媒の存在
下でぶ一メントールを用いて光学分割する方法が知られ
ていた(特公昭44−13936号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記方法においては、光学分割のために1)2工程を要
してD L −3,4−MDB−アミンニトリルをまず
アシル化し、次いで無水の条件下でメンチルエステルに
変換しなければならな点、2)分別結晶の際の溶媒に、
トルエン、エーテル等の非水溶性有機溶媒を用いる点、
3)通常所望とされるL一体が易溶性ジアステレオマー
として分割母液側にくるため、単離するためには濃縮操
作が必要である等、操作が繁雑な点、4)分別結晶によ
り得られたD一体は、そのままラセミ化できないため、
−旦出発原料である3、4−メチレンジオキシフェニル
アセトンに変換した後、アミンニトリル化、N−アセチ
ル化さらにメンチルエステル化しないと再び光学分割で
きない点などの難点があり、工業的に実施する上で有利
な方法とは言い難い。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、通常不安定とされている油状の3、4− 
MDB−アミノニトリルに光学活性な酒石酸を作用させ
ることで結晶としてL(刊−酒石酸・L −3,4−M
DB−アミノニトリル複合体もしくは、D (−1−酒
石酸・D −3,4−MDB−アミノニ) IJルの複
合体を形成することを見い出した。
さらに本発明者は、D L −3,4−MDB−アミノ
ニ) IJルもしくはその鉱酸塩に、光学活性な酒石酸
もしくはそのアルカリ塩を作用させて、生成したジアス
テレオマーをその溶解度差を利用して分離することで、
光学活性な3.4− MDB−アミノニトリルを製造で
きることを見い出した。
本発明は上記知見により完成さnたものである。
本発明を更に詳しく説明すると、本発明に用いるDL−
3,4−MDB−アミノニトリルは、3,4−メチレン
ジオキシフェニルアセトンをアンモニウム塩の存在下で
シアン化アルカリと濃アンモニア水中で反応させること
で高収率で得られる物質である。
本発明の方法では、安価な分割剤であるL(+)−酒石
酸もしくはそのアルカリ塩を水、もしくは含水アルコー
ルなどの水性溶媒中、好ましくは水溶媒中でD L −
3,4−MDB−アミノニトリルもしくはその鉱酸塩と
作用させて酒石酸と該アミノニトリルとのジアステレオ
マー塩とし、次いで析出した難溶性ジアステレオマー塩
を固液分離することでL(1)−酒石酸・L−3,4−
MDB−アミンニトリル複合体を得ることができる。同
様にしてDH−酒石酸を用いた場合にはDH−酒石酸・
D −3,4−MDB−アミノニトリル複合体を難溶性
ジアステレオマー塩として得ることができる。
ジアステレオマーの形成方法は特に限定するものではな
いが、好ましい方法としては例えばDL−3,4−MD
B−アミノニトリルおよび光学活性な酒石酸を塩酸水溶
液などの鉱酸水溶液中に予め溶解しておき、ここに徐々
に中和剤、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな
どの水酸化アルカリ溶液を添加することで行なわ゛れる
。難溶性ジアステレオマーが析出しにくい場合には、予
め別途に調製しておいた種晶を接種することで好適に析
出させることができる。
分割剤である光学活性な酒石酸の使用量には特別な制限
はないが、いたずらに過剰に使用する必要はなく、D 
L −3,4−MDB−アミノニトリルに対して2モル
程度以下、通常等モル前後で十分である。
D L −3,4−MDB−アミノニトリルを溶解させ
る時に用℃・る鉱酸量は特に限定するものではないが、
大過剰に用いる必要はな(、例えば塩酸の場合には、D
 L −3,4−MDB−アミノニトリルに対して0.
5〜2モル、好ましくは1〜1.7モル前後が良い。
添加する中和剤の量は、用いた鉱酸量、溶媒量、分割剤
の使用量等によって変化するが、通常、鉱酸量を中和す
るに足る量が添加の目安となる。好ましくは、難溶性ジ
アステレオマーの析出時に、分割母液中に残存する易溶
性ジアステレオマーを形成する3、 4− MDB−ア
ミノニトリルの少なくとも一部分を鉱酸塩として分割母
液中に残存させる量がよく、D L −3,4−MDB
−アミノニトリルに対し、例えば0.5〜1.5モル、
好ましくは0.6〜1モル前後がよい。又、酒石酸と鉱
酸との総モルに対し0.2〜0,6モル好ましくは0.
23〜0.4モル程度がよい。この方法によれば、所望
としない3.4− MDB−アミノニ) IJルをより
溶解度の大きい鉱酸塩として分割母液中に残存させるこ
とができるため、多量の溶媒を必要とせず、仕込効率を
向上させられる上、光学純度の安定した難溶性ジアステ
レオマーを析出させることができる。
溶媒の使用量は、特に限定するものではないがといたず
らに過剰に使用するとジアステレオマーの収量が低下す
るため、通常3.4−MDB−アミノニトリルに対して
5〜30倍量、好ましくは10〜20倍量程度が良い。
光学分割時の操作温度は、原料のDL−3,4−〜H)
B−アミノニトリルもしくはその鉱酸塩が分解しない温
度が良く、溶媒、分割溶液のpH値等により異なるため
特に限定するものではないが、通常O〜約約4石 25℃程度の温度範囲で行なうのが良い。
光学分割系より固液分離した光学活性な難溶性ジアステ
レオマー塩は,必要あれば、これを水浴性鉱酸溶液中に
懸濁もしくは溶解させ、アルカリで中和後析出させるこ
とで光学純度を向上させることができる。得られた難溶
性ジアステレオマー塩は、これを水性媒体中に懸濁もし
くは溶解し、適量のアルカリ、好ましくは水酸化アルカ
リを添加して、pHを6〜7前後に調整し、非水溶性溶
媒、例えばジクロロタン、1。
2−ジクロロエタン、1,1.1−11Jクロロエタン
等のハロゲン系溶媒、ジエチルエーテル、ジメチルエー
テル等のエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン等の芳香
族炭化水素、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類等
を加えて3.4−〜IDl3ーアミノニトリルを抽出し
、この抽出液から溶媒を留去することで光学活性な3.
 4 − MDB−アミノニトリルを得ることができろ
この時の操作温度は、目的の3.4 −44DB−7ミ
ノニトリルが分解もしくはラセミ化するような温度を避
ければよく、通常30℃以下の温度好ましくはO〜〜2
5℃で操作される。
一方、易溶性ジアステレオマーが含まれる分割母液より
回収される所望としな(・光学活性な3、4−MDB−
アミンニトリルは、例えば濃アンモニア水中、50℃前
後で容易にラセミ化することができるため、最終的には
DL−3.4〜MD B−アミンニ) +フルを全部所
望の光学活性な3、4−MDB−アミノニトリルに変換
することも可能である。
〔発明の効果〕
本発明方法によれば、 (11  DL−3.4−MDB−アミンニトリルをわ
ざわざ誘導体化することなく、酸−塩基反応によりその
ままの形で光学分割することで、高光学純度の3.4−
MDB−アミノニ) IJルヲ得ることができる。
(2)  分別結晶時に有機溶媒を用いる必要がなく安
価な水溶媒中で実施することができる。
(3)光学分割剤が安価で容易に入手できる酒石酸であ
る上、通常所望とされるL−3.4−MDB−アミノニ
トリル体をL f−1−1−酒石酸との難溶性ジアステ
レオマーの結晶として単離できるため、分別結晶及び光
学精製時の単離操作が容易である。
など、目的物質の光学純度の点、経済性及び操作性の点
で工業的にきわめて大きな効果を有する。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1。
DL−2−アミノ−2−(3.4−メチレンジオキシベ
ンジル)プロピオニトリル48.48gを35%塩酸3
 0. 5 ml及び水150m1に溶解した。この溶
液に、L (−1−1−酒石酸42.76g及び水5 
7 7 mlを加え、室温で均一になるまで撹拌した後
、30%水酸化す) IJウム水溶液15m1を徐々に
滴下した。予め別途に調製しておいた光学純度比90.
9%のL−2−アミノ−2−(3.4−メチレンジオキ
シベンジル)プロビオニトリル・L f+l−酒石酸複
合体0.0193gを接種後、さらに30%水酸化ナト
リウム水溶液5 mlを加え、15〜20℃で30分間
撹拌した。
析出した結晶を戸数し、水50m1で洗浄することでL
−2−アミノ−2−(3,4−メチレンジオキシベンジ
ル)プロピオニトリル・L f−)−1−酒石酸複合体
の湿結晶87.00 gを得た。
得られた湿結晶の一部をサンプリングし、京都雷子工業
株式会社製電位差自動滴定装置ATR−107により定
量したところ、L−2−アミノ−2−(3,4−メチレ
ンジオキシベンジル)プロピオニトリル12.76gを
含有して(1だ。
さらに湿結晶の一部をサンプリングし、乾燥後乾燥テト
ラヒドロフラン中で3.5−ジニトロベンゾイルクロラ
イド及びトリエチルアミンを作用することで得られたL
−2−アミノ−2−(3,4−メチレンジオキシベンジ
ル)プロピオニ) IJルのアミド体を光学活性体カラ
ム(住友化学工業株式会社0A−1000)を用℃・て
高速液体クロマトグラフィーにより分析したところ光学
純度比70.7%であった。
実施例2゜ 、実施例1と同様にして得られたL−2−アミノ−2−
(3,4−メチレンジオキシベンジル)プロピオニl−
IJル・L(1)−酒石酸複合体の湿結晶77.06 
g (光学純度比71.3%、含水率60.2%)に、
35%塩酸11.1 ml及び水130.4mlを加え
、13℃で均一になるまで撹拌した。ここに、30%水
酸化ナトリウム水溶液9゜94gを徐々に滴下後、15
℃で2時間撹拌した。析出した結晶を戸数し、水30m
tで洗浄することで、L−2−アミノ−2−(3,4−
メチレンジオキシベンジル)プロピオニトリル・L f
−1−1−酒石酸複合体の湿結晶32゜82gを得た。
得られた結晶中のL−2−アミノ−2−(3゜4−メチ
レンジオキシベンジル)プロピオニトリルの光学純度を
実施例1と同様にして測定したところ、光学純度比93
,2%であった。
実施例3゜ 実施例1と同様にして得られたL−2−アミノ−2−(
3,4−メチレンジオキシベンジル)プロピオニトリル
・L(ト)−酒石酸複合体の湿結晶77.0 g (光
学純度比71.3%、含水率60.2%)に、35%塩
酸11、Oml及び水250.0mlを加え、15℃で
均一になるまで撹拌した。ここに、30%水酸化す) 
IIウム水溶液9.88 gを徐々に滴下後、同温度で
2時間撹拌した。析出した結晶を戸数し、水20m1で
洗浄することで、L−2−アミノ−2−(3,4−メチ
レンジオキシベンジル)プロピオニトリル・L f−1
−1−酒石酸複合体の湿結晶17.66 gを得た。
得られた結晶中のL2−アミノ−2−(3゜4−メチレ
ンジオキシベンジル)プロピオニトリルの光学純度を、
実施例1と同様にして測定したところ、光学純度比90
.8%であった。
実施例4゜ L−2−アミノ−2−(3,4−メチレンジオキシベン
ジル)プロピオニトリル・LH−1−酒石酸複合体13
7.92 g、 (光学純度比79.7%)にL(+l
−酒石酸11.68g、35%塩酸50.0ml及び水
1245.0mlを加え、均一になるまで撹拌した。こ
こに15℃で30%水酸化ナトリウム水溶液80.69
gを徐々に滴下後、同温度で3時間撹拌した。析出した
結晶を戸数し、水110m1で洗浄後、室温で乾燥する
ことでL−2−アミノ−2−(3,4−メチレンジオキ
シベンジル)プロピオニトリル・Lf−1−1−酒石酸
複合体の白色結晶104.93gを得た。
得られた結晶中のL−2−アミノ−2−(3゜4−メチ
レンジオキシベンジル)プロピオニトリルの光学純度を
実施例1と同様にして測定したところ、光学純度比90
.9%であった。
実施例5゜ L−2−アミノ−2−(3,4−メチレンジオキシベン
ジル)プロピオニトリル・Ll−1−1−酒石酸複合体
23.49g(光学純度比75.6%)にL(1)−酒
石酸1.99g、35%塩酸8.5 ml及び水203
.1 mlを加え、均一になるまで撹拌した。
ここに15°Cで30%水酸化ナトリウム水溶液141
34gを徐々に滴下後、析出した結晶を戸数し、水23
.5 mlで洗浄した。室温で減圧下に乾燥することで
、白色粉末〜細粒状結晶としてL−2−アミノ−2−(
3,4−メチレンジオキ得られた結晶中のL−2−アミ
ノ−2−(3゜4−メチレンジオキシベンジル)プロピ
オニトリルの光学純度を、実施例1と同様にして測定し
たところ、光学純度比86,6%であった。
mp  145〜150°C(分解) ’f(−NMR(DMSO−市、内部慄準TMS)δ(
pqm):1゜33 (s、 3H,−CH5)2.8
1 (s、  2 H,CI(2C6H5< )4.3
0 (s、 2 H,−CH(、−CH< )6.01
  (s、  2 H,−〇  Cl−120)6.1
6〜7.32 (m、 9 H,−0f(、−0)LC
OOH,−COOH,Nl2.   C6I−13<)
実施例6゜ 実施例5と同様にして得られたL−2−アミ/−2−(
3,4−メチレンジオキシベンジル)プロピオニトリル
・L f−1−1−酒石酸複合体60.53g(L−2
−アミノ−2−(3,4−メチレンジオキシベンジル)
グロピオニトリル含fL32.6zg、光学純度比88
.8%)に水230 ml及びジクロロメタン98m1
を加え、この懸濁液へ30%水酸化す) IJウム水溶
液43.16gを室温で滴下し、pI−1を6.5に調
整した。約2時間撹拌後有機層を分離し、減圧下に溶媒
を留去することで油状のL−2−アミノ−2−(3,4
−メチレンジオキシベンジル)プロピオニトリル31.
10g(収率95,3%)を得た。
実施例7゜ DL−2−アミノ−2−(3,4−メチレンジオキシベ
ンジル)プロピオニトリル170.0gを含有するジク
ロロメタン溶液に、35%塩酸125.7g及び水78
0m1を加え抽出し、この時の水層よりジクロロメタン
を減圧下に留去することでDL−2−アミノ−2−(3
,4−メチレンジオキシベンジル)プロピオニトリルの
塩酸水溶液1027.14 gを得た。
ここに同様にして得られたDL−2−アミノ−2−(3
,4−メチレンジオキシベンジル)フロピオニトリルの
塩酸水溶液1042.57g、L(利−酒石酸及び水3
54Qmlを加え、15℃まで冷却した。30%水酸化
ナトリウム水溶液150.08gを徐々に加え、pH2
,0に調整後、予め別途に調製しておいた種晶0.1g
を加えた後、さらに30%水酸化す) IJフル溶液4
0.82gを添加した。約2時間撹拌後、析出した結晶
を戸数し、水500 mlで洗浄することで、L−H+
−2−アミノ−2−(3,4−メチレンジオキシベンジ
ル)プロピオニトリル・L(1)−酒石酸複合体の湿結
晶366.46gを得た。
得られた結晶中のL−2−アミノ−2−(3゜4−メチ
レンジオキシベンジル)プロピオニトリルの・光学純度
を、実施例1と同様にして測定したところ、光学純度比
69.6%であった。
この様にして得られた湿結晶に、35%塩酸72.25
g及び水778.74gを加え、15°Cで均一になる
まで撹拌後、30%水酸化ナトリウム水溶液54.78
gを徐々に添加した。約2.5時間撹拌後、析出した結
晶を戸数し、水250 mlで洗浄することでL−2−
アミノ−2−(3,4−メチレンジオキシベンジル)プ
ロピオニ) +フル・L円−酒石酸複合体の湿結晶14
3.61gを得た。
得られた結晶中のL−2−アミノ−2−(3゜4−メチ
レンジオキシベンジル)プロピオニトリルの光学純度を
、実施例1と同様にして測定したところ、光学純度比9
3.0%であった。
この様にして得られた湿結晶に、水646.2m11ジ
クロロメタン100m1及び28%アンモニア水28.
48gを加えて十分に撹拌後、有機層を分離し、室温で
溶媒留去することで油状のL−2−アミノ−2−(3,
4−メチレンジオキシベンジル)プロピオニトリル42
.34gを得た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光学活性−酒石酸・光学活性−α−アミノ−α−
    (3,4−メチレンジオキシベンジル)プロピオニトリ
    ル塩
  2. (2)DL−α−アミノ−α−(3,4−メチレンジオ
    キシベンジル)プロピオニトリルもしくはその鉱酸塩に
    、光学活性な酒石酸もしくはそのアルカリ塩を作用させ
    て、生成したジアステレオマー塩をその溶解度差を利用
    して光学分割し、得られた難溶性の光学活性ジアステレ
    オマー塩を分解し、光学活性プロピオニトリルを採取す
    ることを特徴とする光学活性α−アミノ−α−(3,4
    −メチレンジオキシベンジル)プロピオニトリルの製造
    法。
JP4743488A 1988-03-02 1988-03-02 光学活性α−アミノ−α−(3,4−メチレンジオキシベンジル)プロピオニトリルの製造法 Pending JPH01224370A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004115510A (ja) * 2002-09-05 2004-04-15 Toray Fine Chemicals Co Ltd ピペラジン誘導体の製造方法
US8399655B2 (en) 2005-03-07 2013-03-19 Shire Canada Inc. Process and methods for the preparation of optically active cis-2-hydroxymethyl-4-(cytosin-1′-yl)-1,3-oxathiolane or pharmaceutically acceptable salts thereof

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