JPH01223188A - 熱交換器フイン材用親水化処理剤 - Google Patents

熱交換器フイン材用親水化処理剤

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JPH01223188A
JPH01223188A JP63047547A JP4754788A JPH01223188A JP H01223188 A JPH01223188 A JP H01223188A JP 63047547 A JP63047547 A JP 63047547A JP 4754788 A JP4754788 A JP 4754788A JP H01223188 A JPH01223188 A JP H01223188A
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organic
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三代沢 良明
Nobuhiro Matsubara
松原 伸浩
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分計) 本発明はアルミニウム製熱交換器フィン材用親水化処理
剤に関し、さらに詳しくは、アルミニウム表面を親水化
して、水の接触角を40’以下に維持し、水滴の発生を
抑制もしくは防止し、また、白粉の発生の防止、さらに
は悪臭発生の原因となる黴の発生を抑制することのでき
る熱交換器フィン材用□親水化処理剤に関する。
(従来の技術) 空調機の熱交換器は、冷房時に発生する凝縮水が水滴と
なってフィン間に水のブリッジを形成し、空気の通路を
狭めるため通風抵抗が大きくなって、電力の損失、騒音
の発生、水滴の飛散などの不具合が発生する。かかる現
象を防止する1つの方策として、従来からアルミニウム
フィン材(以下「フィン材」と称する)の表面を親水性
にして結露の発生を防止する方法が知られており、例え
ば、(1)アルミニウムの表面魁理法として知られてい
るベーマイト処理を施す方法;(2)一般式lll5 
iO!/nNa5oで示される水ガラスを塗布する方法
(たとえば特公昭55−1347号公報、特開昭58−
126989号公報など参照); (3)有機樹脂にシ
リカ、水ガラス、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム
、チタニアなどを混合した塗料およびこれらの組成物に
界面活性剤を併用した塗料を塗布する方法(たとえば、
特公昭57−46000号公報、特公昭59−8372
号公報、特公昭62−61078号公報、特開昭59−
229197号公報、特開昭61−225044号公報
など参照’); (4)本発明者らが提案した有機−無
機(シリカ)複合体樹脂と界面活性剤よりなる塗料を塗
布する方法(特開昭59−170170号公報参照)な
どがあり、これらの方法のうちの一部のものは既に実用
化されている。
一方、近年、空調機から不快臭が発生することが問題視
されている。その原因として空調機内に発生する微生物
(黴、細菌、酵母など)の繁殖によって副次的に発生す
る臭気であることが判明している。また、これらの微生
物は空気中に飛散するため、これが原因で喘息が起るな
ど人体に対して悪影響を及ぼすことが指摘されており、
いずれの現象も公衆衛生上の点で解決されねばならない
問題である。
かかる現象に対して、その対策として微生物の発生を抑
制もしくは防止する薬剤を吹霧する方法(たとえば、特
開昭58−10052号公報、特開昭59−45213
号公報など参照)とか、防菌剤、防腐剤を混合した皮膜
形成剤の使用が提案されている(たとえば、特開昭58
−10051号公報、特開昭58−101717号公報
、特開昭59−124428号公報、特開昭60−50
397号公報、特開昭61−168675号公報、特開
昭61−250495号公報、特開昭63−372号公
報など参照)。
(発明が解決しようとする課題) 以上に述べたごとく熱交換器の親水化処理技術は実用化
されているものの、その防黴対策については、空調機部
材の中で、ファン、フィルター、ルーバーなどの樹脂成
形物中に防菌剤を練り込んだタイプのものが実用化され
ているのみであり、熱交換器フィン材への親水性を兼ね
備えた防黴皮膜の適用は未だ実用化に至っていない。そ
の理由は、熱交換器フィン材の表面処理は、その熱交換
効率の点から皮膜厚さが1〜2μmに制限されるため、
皮膜に混入しうる防黴剤の絶対量が不足し、長期防黴性
を有する皮膜とすることができず、その効果を十分に発
揮させることができないからである。また、上記の防菌
剤を混合した皮膜は、−般に皮膜の親水性が低下し、所
期の目的である結露防止機能が低下すること、および防
菌剤の種類によってはアルミニウムフィン材の腐食を促
進し、腐食生成物である白粉が発生し、このものが空気
中に飛散して二次公害が発生する危険性がある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らはフィン材の親水性、耐食性を確保し、さら
に熱交換器内での微生物繁殖を抑制もしくは防止するこ
とのできる九理剤を開発すべく鋭意研究の結果、本発明
を完成するに至ったものである。
かくして、本発明に従えば、 (A)  水分散性シリカ、 (B)  水溶性もしくは水分散性の有機樹脂、(C)
  ジ−もしくはトリ−アルコキシシラン化合物、およ
び (D)  ジアルキルスルホコハク酸エステル塩および
/またはアルキレンオキシドシラン化合物(以下、「界
面活性剤」ということもあ、 る) を50℃以上の温度で反応せしめてなる有機−無機複合
体反応物に、 (E)  防菌剤、および (F)  アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ブロックポリイ
ソシアネート化合物およびTi、Zr。
Al元素の有機配位性アルコキシド化合物から選ばれる
架橋剤 を添加してなることを特徴とする熱交換器フィン材用親
水化旭理剤が提供される。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明における水分散性シリカ(A)は、いゎゆるシリ
カゾルおよび微粉状シリカであって、粒子径が7mμ〜
lOμで、通常、水分散液として供給されているものを
そのまま使用するか、または微粉状のシリカを水に分散
させて使用することができる。本発明における水分散性
シリカの好ましい粒子径は7mμ〜1μであって、粒子
径が1μより大きいと親水化処理剤の貯蔵安定性が低下
する可能性がある。
本発明における有機樹脂(B)には、分子内に水酸基、
カルボキシル基および/またはアミノ基等の官能基を含
有する、水溶化もしくは水分散化できる樹脂が包含され
、例えば、上記官能基を含有するアクリル共重合体樹脂
、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂およ
びこれらの樹脂の反応型樹脂、オレフィン−カルボン酸
樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
ポリアミノ樹脂、ポリアミド、多糖類(デンプン、セル
ロース、アルギンおよびそれらの誘導体)などがあげら
れる。
これらの樹脂類は荷電的性質が陰イオン性、陽イオン性
、両性イオン性、非イオン性のいずれであっても利用す
ることができ、また、形態的に水溶液状、エマルション
液状のいずれであっても使用できる。さらに、これらの
樹脂はそれぞれ単独で用いてもよくあるいは必要に応じ
て2種類以上組合わせて用いることもできる。
これらの有機樹脂の水溶化もしくは水分散化は、樹脂骨
格中に導入された官能基の種類に応じて、例えば、酸性
樹脂の場合はアミン化合物、アンモニア水、アルカリ金
属水酸化物等の塩基で中和することによって、また塩基
性樹脂の場合は、酢酸、乳酸などの脂肪酸、リン酸など
の鉱酸で中和することによって達成できる。
水分散性シリカ(A)と水溶性もしくは水分散性の有機
樹脂(B)との配合割合は、厳密に制限されるものでは
ないが、一般には、固形分重量百分比で10:90ない
し95:5、好ましくはlO:90ないし50 : 5
0とすることができる。
水分散性シリカ(A)が10%未満であると一般に親水
化効果が十分でなくなり、95%より多くなると被膜形
成性が低下する傾向がみられる。
本発明におけるシラン化合物(C)としては、例えば、
ジビニルジメトキシシラン、ジビニルジ−β−メトキシ
エトキシシラン、ジ(γ−グリシドオキシプロビル)ジ
メトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルト
リス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−グリシドオ
キシプロビルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキ
シプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、N−β
(アミノエチル)γ−プロピルメチルジメトキシシラン
、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシランな
どのジアルコキシシラン、トリアルコキシランなどが用
いられる。
上記のシラン化合物(C)は、水分散性シリカ(A)と
有機樹脂(B)との間の複合化反応における触媒として
機能するとともに、両者の架橋剤としての役割をも果す
。シラン化合物(C)の使用割合は臨界的ではないが、
水分散性シリカ(A)と水溶性もしくは水分散性の有機
樹脂(B)の同成分の固形分重量合計に対して通常0.
5〜15%、好ましくは1−10%であって、シラン化
合物(C)の使用割合が0.5%未満ではその添加によ
る反応促進効果および架橋効果が明瞭でなく、また15
%をこえて添加しても、これらの効果をさらに増大させ
ることは期待できない。
本発明における界面活性剤(D)としては、本発明の処
理剤で処理された物体の表面の水との接触角を低下させ
る機能を付与する目的で用いられる湿潤作用が大きい界
面活性剤であれば、陰イオン系、陽イオン系、両性イオ
ン系、非イオン系のいずれでも使用することができるが
、本発明の組合せにおける前記の複合化反応への適応性
、複合体反応物の安定性、被膜の界面活性能持続性等の
点から、陰イオン性の下記一般式で示されるジアルキス
ルホコハク酸エステル塩: Rt OOCCH1 Rr OOCCH−S Os M 式中、R1は炭素数1〜18個のアルキル基を示し、 Mはリチウム、ナトリウム及びカリウムより選ばれるア
ルカリ金属を示すか或いはアンモニウム又はアミン基を
示す、 および非イオン性の下記一般式で示されるアルキレンオ
キシドシラン化合物: (CH3)3Si [0Si(CHs)xlx[OcH
*5icsHso(CJaO)a(CJsO)bR*]
YOsi(CHs)a式中、Xは5〜20の整数であり
、aは5〜20の整数であり、bは0−15の整数であ
り、yは1〜8の整数であり、モしてR1は炭素数1〜
6個の低級アルキル基を表わす、 が選ばれる界面活性剤が特に好適である。
アルキレンオキシドシラン化合物の代表的なものとして
は、例えば下記の化合物が挙げられる。
(イ)   (CHs)ssi[0si(CHs)*]
a[0cHxsicsHi。
(CtHaO)scHsltOsi(CHs)s分子量
約3600 (ロ)  (CHs)isi[05i(CHs)zlx
s[0cHtsicsHa。
(C!H40)15(CsHaO)t acJs]0S
i(CH,)。
分子量的7000 (ハ)  (CHs)ssi[0si(CHs)*]t
[0cHssicsHs。
(CJmO)sscHs]5O5i(CHs)s分子量
約3100 これらの界面活性剤は単独使用もしくは併用することが
でき、その配合量は有機−無機複合体反応物固形分中の
含有量として一般に1〜20重量%、好ましくは5〜1
2重量%である。その配合量が1%より少ないと得られ
る組成物を被膜としたときの水との接触角を40°以下
に保持することが困難であり、他方配合量が20%を越
えると被膜の吸水が著しく、被膜が膨潤し被塗物体から
離脱するおそれがある。
これらの界面活性剤(D)は、前記成分(A)〜(C)
と混合し、その混合物を50℃以上の温度で加熱するこ
とによって、混合物中のシラン化合物の触媒作用と架橋
作用によって、有機樹脂および微粒子のシリカとの水素
結合またはファンデアワールズ結合などにより、固定化
されるものと推測される。
本発明における(A)〜(D) Jj!分の複合化反応
は、例えば、まず、水分散性シリカ(A)と有機樹脂(
B)の水分散液もしくは水溶液を混合した後、緩かに撹
拌しながら界面活性剤(D)を徐々に混合する。ついで
シラン化合物(C)を添加することにより行なうことが
できる。混合速度は界面活性剤による発泡を抑制するこ
とに注意し、適宜選択することができる。
この混合物を撹拌下で50℃以上沸点(通常105〜1
10℃程度)以下の温度で連続的に加熱する。具体的に
は50〜90℃で加熱することによって成分間の結合が
十分に行われる。加熱を継続するにしたがって、混合液
の粘度は徐々に上昇し、遂にはほぼ一定となり変化が認
められなくなるので、その時間をもって反応の終点とし
て加熱を停止すればよい。通常0.5〜5時間を要する
かくして得られる複合体反応物からなる親水性組成物に
、微生物の発生や繁殖を阻止する目的で防菌剤(E)を
添加する。熱交換器フィン材に利用される防菌剤として
は次の条件を備えているものが好適である。
(1)  低毒性で安全性が高いこと;(2) 熱、光
、酸、アルカリなどに対して安定であり、水に対して難
溶性であり、かつ持続性にすぐれていること; (3)低濃度で殺菌性を有するか、または菌の発育を阻
止する能力を有すること; (4) 塗料に配合しても効力が低下しないこと、また
、塗料の安定性を阻害しないこと;(5)フィン材表面
に形成した皮膜の親水性およびフィン材の耐食性を阻害
しないこと、など。
かかる条件に適合する防菌剤はそれ自体既知の防菌・殺
菌作用をもつ脂肪族系、芳香族系の有機化合物の中から
選ぶことができ、ハロアリルスルホン系;ヨードプロパ
ギル系、N−ハロアルキルチオ系、ペンツチアゾール系
、ニトリル系、ピリジン系、8−オキシキノリン系、ベ
ンゾチアゾール系、イソチアシリ゛′ン系、フェノール
系、第4級アンモニウム塩系、トリアジン系、チアジン
系、アニリド系、アダマンタン系、ジチオカーバメイト
系、ブロムインダノン系等の防菌剤、が挙げられ、たと
えば、2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾール、
N−(フルオロジクロロメチルチオ)7タルイミド、N
−ジメチル−N′−フェノール−N’−(フルオロジク
ロロメチルチオ)−スルファミド、o−フェニルフェノ
ール、10゜10’−オキシビスフェノキシアルシン、
2.3゜5.6−チトラクロロー4−(メチルスルホニ
ル)ピリジン、2,4.5.6−チトラクロロインフタ
ロニトリル、ショートメチル−p−トルイルスルホン、
2−ベンツイミダゾールカルバミン酸メチル、ビス(ジ
メチルチオカルバモイル)ジサルファイド、N−(トリ
クロロメチルチオ)−4−シクロヘキセン−1,2−ジ
カルボキシイミドなどを挙げることができる。また、無
機塩系の防菌剤も使用でき、例えばメタホウ酸バリウム
、ホウ鍛鋼、ホウ酸亜鉛、ゼオライト(アルミノシリケ
ート)などが代表的なものである。
これらの防菌剤はそれぞれ単独で用いてもよく或いは併
用することができ、その配合量は防菌剤の種類等に応じ
て変えることができるが、一般には、上記の成分(A)
〜(D)の組成物固形分に対して1〜20重量%、好ま
しくは3〜15重量%である。配合量が3重量%より少
ないと、その防菌性の持続性が十分でなく、また、20
重量%を越えると塗料の安定性、造膜性等を阻害し、薬
剤の種類によっては塗膜からの飛散によって、人体に悪
作用を及ぼす場合がある。また、塗膜の親水性および塗
板の耐食性を阻害する場合もある。
かくして得られる親水性、防菌性を有する皮膜を形成し
うる組成物には、さらに皮膜の耐水性、耐薬品性、耐溶
剤性等を向上させる目的で、アミノ樹脂、エポキシ樹脂
、ブロックポリイソシアネート化合物、および/または
Ti、ZrおよびAlから選ばれる元素の有機配位性ア
ルコキシド化合物などの架橋剤が配合される。かかる架
橋剤において、アミノ樹脂系としては、たとえば、メタ
ノールもしくはブタノールで変性された既知の尿素−ホ
ルムアルデヒド縮重合物、モノメリックおよびポリメリ
ックのメラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂などが挙げ
られ;エポキシ樹脂系としては、たとえば、ポリフェノ
ール類もしくは脂肪、族多価アルコールのジ−またはポ
リグリシジルエーテル類およびジカルボン酸ジグリシジ
ルエステル類、含窒素へテロ環を含むエポキシ化合物、
フルフリルグリシジルエーテル、脂肪酸変性エポキシ樹
脂類、多塩基性酸変性エポキシ樹脂類、アミン変性エポ
キシ樹脂類などが挙げられニブロックポリイソシアネー
ト化合物としては、たとえば、1分子中に少くとも2個
のイソシアネート基を有する脂肪族、脂環族(複素環を
含む)または芳香族イソシアネート化合物或いはそれら
の化合物を多価アルコールで部分的に反応させて得られ
るインシアネート化合物のインシアネート基を通常のイ
ンシアネートブロック剤でブロックしたものが包含され
る。さらに、Ti、ZrまたはAIの元素よりなる有機
配位性アルコキシド化合物としては、たとえば、一般式
(R”)sM(Rす1、R”M(Rつ。
またはM(Rつ、で示されるアルコキシド化合物[これ
ら式中 R1はエチル基、アミル基、フェニル基、ビニ
ル基、β−(3・4−エポキシクロヘキシル)基、γ−
メルカプトプロピル基、アミノアルキル基などの置換基
を表わし;Mはチタニウム、ジルコニウムまたはアルミ
ニウム元素を表わし;R8は通常炭素数1〜8個のアル
コキシ基(たとえば、メトキシ基、エトキシ基、n−プ
ロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イン
ブトキシ基、5ec−ブトキシ基、tert−ブトキシ
基、−ペントキシ基、イソペントキシ基、n−へキトキ
シ基、n−へブトキシ基、n−オクトキシ基など)また
は合計、の炭素数が2〜10個のアルコキシアルコキシ
基(たとえば、メトキシメトキシ基、メトキシエトキシ
基、エトキシブトキシ基、ブトキシペントキシ基など)
を表わす]に、たとえば、マレイン酸などのジカルボン
酸類:エチレングリコール、ジアセトンアルコール、ア
セチルアセトンなどのジケトン類;アセト酢酸エチル、
マロン酸エチルなどのエステル類;ケトンエステル、サ
リチル酸、カテコール、ピロガロール、トリエタノール
アミン、ジェタノールアミン、ジメチルアミノアルコー
ルなどのアルカノールアミン類などをリガンド(配位子
)として結合せしめた2官能以上、好ましくは2〜3官
能の配位化合物(錯化合物)が挙げられる。
これらの架橋剤はそれぞれ単独で使用することができ或
いは併用することもでき、その配合量は一般に、上記の
成分(A)〜(E)の組成物固形分に基いて5〜30重
量%、好ましくは10〜20重量%とすることができる
。配合量が5%より少ないと、成分(A)〜(E)より
なる組成物中の残存遊離水酸基が多量であるために、該
組成物を用いて形成される皮膜の耐水性、耐食性が十分
に高められないおそれがあり、また、30%を越えて添
加すると、塗膜の親水性に関与する親水性官能基の絶対
量が不足して、形成皮膜が撥水性を示す場合がある。
かくして得られる組成物は、熱交換器フィン用親水化九
理剤として、十分に脱脂されたアルミニウム板に従来既
知の方法、例えば浸漬塗装、シャワー塗装、スプレー塗
装1.ロール塗装、電気泳動塗装などによって塗布し、
ついで強じんな皮膜を形成させるために焼付、硬化させ
ることができる。
焼付は、熱風、遠赤外線、電磁誘導などの加熱法により
、例えば、短時間焼付が所望される場合にはメタル温度
で200℃ないし250℃、5秒ないし60秒の焼付条
件で行なうのが好ましい。200℃より低温では皮膜の
硬化が十分でなく形成皮膜は水により膨潤しやすい。一
方、250℃を越えると皮膜構成成分の熱劣化、防黴剤
の昇華が起こり好ましくない。また、低温度焼付が所望
される場合には、一般に、150℃ないし180℃、1
0分ないし30分の焼付条件が好ましい。
かくして、耐食性と親木持続性を兼ね備えた熱交換器用
コアを作成することができるが、本発明は上記の態様に
限定されるものでなく、たとえば、フィン材の耐食性を
向上させる目的で、下層膜として、アルミニウムの表面
処理法として既知の陽極酸化皮膜、ベーマイト皮膜、そ
の他の無機系皮膜あるいは有機樹脂系皮膜を形成さえ、
その上に本発明の処理剤を適用することもできる。また
親水性、防菌性の上層膜用の組成物として本発明の処理
剤を用いる場合には、親水性を損なわない範囲でアルミ
ニウムの防食性に寄与するタンニン酸、没食子酸などの
7エノール性カルボン酸およびその塩類;フィチン酸、
ホスフオン酸、ベンゾトリアゾール、イミダゾール、亜
硝酸、クロム酸などの混合物;架橋促進剤としてのモリ
ブデン、バナジウム、亜鉛、ニッケル、コバルト、鋼、
鉄などのカチオン性化合物および酸素酸塩化合物;ある
いは有機配位化合物を混合することができる。
さらに、本発明の処理剤は、必要に応じて、前記の防菌
剤の他にグリオキザールなどの一般に使用されている消
臭剤を混合して使用することもできる。
また、本発明に用いられる上層膜用の組成物は、プラス
チック製のフィルム、成を品、セラミックス成型品、ほ
か建造物、器物などの成を物の結露防止、着雪、氷防止
の皮膜剤として使用することもできる。
(作用) 本発明による親水化魁理剤組成物は、従来の同様の組成
物に比べて、著しく耐食性のすぐれた親水性、防菌性皮
膜を形成する。すなわち、一般に防菌剤に用いられる化
合物は通常フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、硫黄などの元
素を含むため、水の存在下では金属の腐食を促進する傾
向を示す。たとえば、親水性有機樹脂と表面粗度を得る
目的で使用されるとしているシリカとの混合物に防菌剤
を配合した組成物では、食塩水噴霧による耐食性促進試
験において、防菌剤未添加の塗膜に比べて著しく腐食さ
れる。一方、本発明になる組成物から得られる塗膜は、
防菌剤を用いているにも拘らず、全く異常がなく、すぐ
れた耐食性を示す。その理由は本発明に使用している樹
脂が本出願人が提案した有機樹脂−シリカ−シラン化合
物よりなる有機−無機複合体による反応型の樹脂である
からであると推定される(例えば、特公昭55−854
8号公報、特公昭54−34406号公報、特公昭55
−41711号公報、特公昭57−30867号公報参
照)。
かくして、本発明により提供される熱交換器フィン材用
親水化あ理剤は、熱交換器に要求される運転時に発生す
る結露を防止する作用(親水性)、凝縮水によるアルミ
ニウムの腐食を防止する作用(防食性)、微生物付着に
よる徴発上を防止または抑制する作用(防菌性)を兼ね
備えた耐久性、持続性等にすぐれた皮膜を形成しうる工
業的に極めて価値の高い処理剤である。
(実施例) 以下に実施例及び比較例を掲げて本発明をさらに具体的
に説明する。これらの例は本発明をより詳細に説明する
ためのものであって、本発明になんら制限を加えるもの
ではない。部および%は重量部および重量%を示す。
例1ニアクリル共重合体の製造例 温度計、撹拌機、冷却器、滴下ロートを備えたlaの四
ツロフラスコにイソプロピルアルコール180部を入れ
、窒素置換の後、フラスコ内の温度を約85℃に調整し
、エチルアクリレート140部、メチルメタクリレート
68部、スチレン15部、N−n−ブトキシメチルアク
リルアミド15部、2−ヒドロキシエチルアクリレート
38s及びアクリル酸24部よりなる単量体混合物を、
2.2′−アゾビス(2,4−ジメチルワレロニトリル
)6部よりなる触媒とともに約2時間を要して滴下する
。滴下終了後同温度で、さらに5時間反応を続けると重
合率がほぼ100%、固形分約63%、酸価約67の無
色透明な樹脂溶液が得られる。この樹脂溶液500部に
対してジメチルアミノエタノール108部を混合し、加
水後充分に撹拌することによってpH約lOのアクリル
共重合系水分散樹脂液を得た。
例2:油変性アルキド樹脂の合成 フラスコ中にアマニ油100部、トリメチロールプロパ
ン70部及びリサージ0,07部を入れ、撹拌しながら
窒素気流中で220℃まで加熱し、この温度で30分間
反応させた後、冷却し、70℃になったところで無水フ
タル酸110部、キジロール13部を加え、撹拌しなが
ら220℃まで加熱し、キジロール還流下で反応させ、
酸価が15まで下がったときに反応を打切り、80℃ま
で冷却したときにキジロール38部、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル32部を加え、固形分約70%、
酸価15、水酸基当量的1200のアルキド樹脂溶液を
得た。
例3:アミン変性エポキシ樹脂の合成 エポキシ当量500をもつビスフェノールタイプエボキ
シ樹脂(商品名エピコート10011シエル化学(株)
製)500部をジアセトンアルコールメチルエーテル2
00部に溶解し、ジイソプロピルアミン50.5部とジ
ェタノールアミン21.5部を60〜80℃で滴下し、
100℃で1時間加熱して、アミン価68、水酸基当量
的820のアミン変性エポキシ樹脂溶液を得た。
例1で得たアクリル共重合系樹脂溶液500部に対して
ジメチルアミノエタノール108部を混合し、加水後充
分に撹拌することによって、固形分20%、pH約lO
のアクリル共重合系樹脂水分散液を得た。この水分散液
375gをフラスコ中に仕込み、室温下で十分に撹拌し
ながら「スノーテックス−NJ  (日直化学工業(株
)製、水性コロイダルシリカ分散液、Sin、含有量2
0%、pH9〜10)125gを約10分を要して滴下
した。滴下終了後、ジアルキルスルホコハク酸エステル
ソーダー塩(第一工業製薬社製、商品名「ネオコールY
SKJ )15gを撹拌下で5分を要して滴下し、つい
で撹拌下で1−メタクリルオキシプロピルトリメトキシ
シラン(信越化学工業社製、商品名rKBMso:3J
 )1.3gを滴下混合し、ついで80℃に加熱して、
同温度にて2時間保持して反応せしめ、乳白色のシリカ
複合体組成物lを得た。
シリカ複合体の合成例2 合成例1において、アクリル樹脂を450 gsコロイ
ダルシリカを50g1シラン化合物をIgに代えた以外
は同様の方法で反応させ、乳白色のシリカ複合体組成物
・2を得た。
シリカ複合体の合成例3 合成例2で得た油変性アルキド樹脂溶液500分に対し
てトリエチルアミン20部を混合し、加水後十分に撹拌
することによって、固形分20%、pH約lOのアルキ
ド樹脂水分散液を得た。この水分散液200gをフラス
コ中に仕込み、室温下で十分に撹拌しながら、水分散シ
リカ(デグス社製、商品名「アエロジル#200Jの微
粉状シリカを水分散させたもの、Sin、含有量20%
)300gを約10分を要して滴下した。滴下終了後、
アルキレンオキシドシラン界面活性剤(日本ユニカー社
製、前記C口)に相当する商品名「NUCシリコーンL
−77J)5gを撹拌下で3分を要して滴下し、ついで
撹拌下でγ−グリシドオキシプロビルトリメトキシシラ
ン(信越化学工業社製品、商品名rKBM403J )
2.5gを撹拌下で滴下混合し、ついで85℃に加熱し
て、同温度にて2時間保持して反応せしめ、乳白色のシ
リカ複合体組成物3を得た。
シリカ複合体の合成例4 例3で得たアミン酸変性エポキシ樹脂溶液500部に対
してジエチルアミノエタノール70部を混合し、加水後
十分撹拌することによって、固形分20%、pH約lO
の脂肪酸変性エポキシ樹脂水分散液を得た。この水分散
液300gをフラスコ中に仕込み、室温下で十分に撹拌
しなから「スノーテックスOJ  (日直化学工業(株
)製、水性コロイダルシリカ分散液SiO□含有量20
%、pH3〜4)200gを徐々に滴下した。滴下終了
後、ジアルキルスルホコハク酸エステルソーダー塩「ネ
オコールYSKJ25gを10分を要して滴下し、つい
でシラン化合物rKBM403J2.5gを撹拌下で滴
下混合し、ついで80℃に加熱して、同温度で2時間保
持して反応せしめ、乳白色のシリカ複合体組成物4を得
た。
シリカ複合体の合成例5 アクリル酸付加ポリエチレン(日本ポリウレタン(株)
製、商品名「ニラポラン3202J、固形分24%の水
分散液、pH“8.0)375gをフラスコ中に仕込み
、室温下で十分に撹拌しながら、コロイダルシリカ「ス
ノーテックスN」50gを徐々に滴下した。ついでシリ
コーン界面活性剤rNUCシリコーンL−77J lO
gを10分を要して滴下し、続いてシラン化合物rKB
M503J1gを滴下混合し、ついで80℃に加熱して
、同温度で4時間保持して反応せしめ、乳白色で水分散
性のシリカ複合体組成物5を得た。
シリカ複合体の合成例6 ポリビニルアルコール(電気化学工業社製、商品名、デ
ンカポバールB−05)の20%水溶液450gをフラ
スコ中に仕込み、撹拌しながら、コロイダルシリカ「ス
ノーテックスJ50.gを徐々に滴下し、ついでシリコ
ーン界面活性剤「NUCシリコーンL−77J5gを3
分を要して滴下し、続いてビニルトリス(β−メトキシ
エトキシ)シラン(信越化学工業社製、商品名rKBC
1003J)Igを滴下混合し、80℃で2時間反応さ
せ、乳白色のシリカ複合体組成物6を得た。
ポリアミド(東しく株)製、商品名「AQナイoン70
J)の20%水溶液300gをフラスコ中に仕込み、撹
拌しながらコロイダルシリカ(「スノーテックスAKJ
)200gを徐々に滴下し、ついでジアルキルスルホコ
ハク酸エステルソーダー塩(「ネオコールYSKJ )
2部g及びシラン化合物(rKBM503J )2.5
gを滴下混合し、80℃で2時間反応させ、乳白色のシ
リカ複合体組成物7を得た。
実施例1 前記で合成したシリカ複合体組成物lの固形分80部に
対して、メラミン樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名
「サイメル325J)を固形分で10部添加した。つい
で得られた組成物に防菌剤2−(4−チアゾリル)−ベ
ンズイミダゾール5部および2−ベンツイミダゾールカ
ルバミン−メチル5部を分散して本発明の親水化処理剤
組成物を調製した。
ついで本組成物をアルカリ脱脂(日本シービーケミカル
(株)製、商品名rCC561BJ )Lたアルミニウ
ム板(JIS−A−1100、板厚0.1mm)に乾燥
膜厚で1ミクロンとなるように塗布し、220℃の熱風
で30秒間焼付した。
この塗板について親水性、耐食性、防菌性について試験
したところ後記表−2及び表−3に示したようにいずれ
も優れた性能を示した。
実施例2〜8 前記で合成したシリカ複合体組成物2〜7について、実
施例に準じて表−1に記載した架橋剤および防菌剤を配
合して親水化魁理剤組成物を調製した。このものを用い
て実施例1に準じて塗板を作成し試験した結果、後記表
−2及び表−3に示したようにいずれも優れた性能を示
した。
比較例1及び2 シリカ複合体の合成例1(アクリル樹脂系)および6(
ポリビニルアルコール系)において、シリカおよびシラ
ン化合物を添加しない組成物とし、この組成物に架橋剤
としてアクリル樹脂系では実施例1に記載の種類と配合
量、そしてポリビニルアルコール系では実施例6に記載
の種類と配合量を添加して、それぞれの組成物を調製し
た。この組成物を実施例1に準じて塗板を作成して試験
した結果、後記表−2及び表−3に示したように親木持
続性、耐食性、防菌性のいずれの性能とも本発明の組成
物よりなる塗板に比べて著しく劣っていた。
比較例3及び4 比較例1及び2の組成物に、防菌剤としてアクリル樹脂
系では実施例1に記載の種類と配合量、そしてポリビニ
ルアルコール系では実施例6に記載の種類と配合量を添
加して、それぞれの組成物を調製し、塗板を作成して試
験したところ、後記表−2及び表−3に示したように防
菌性で効果が認められたが、親水性、耐食性の点で比較
例1及び2と同様の結果であった。
比較例5及び6 比較例1及び2の組成物に水分散性シリカとして、アク
リル樹脂系ではシリカ複合体の合成例1の種類と配合量
、そしてポリビニルアルコール系ではシリカ複合体の合
成例6の種類と配合量を添加して、それぞれの組成物を
調製し、塗板を作成して試験したところ、後記表−2及
び表−3に示したように親木性は良好であったが、耐食
性、防菌性が著しく劣っていた。
比較例7及び8 比較例5及び6の組成物に比較例3及び4に記載した防
菌剤を、それぞれの組成に応じて添加して組成物を調製
し、塗板を作成して試験したところ、親水性、防菌性は
良好であったが、耐食性は著しく劣っていた。
表−1 *l 架橋剤種類 *(1) メチル化メラミン樹脂(三井東圧(株)製、
商品名[サイメル325J) *(2) メチル化尿素樹脂(三井東圧(株)製、商品
名rUFR65J) *(3) ソルビトールポリグリシジルエーテル樹脂(
ナガセ化成工業(株)製、商品名「ブナコールEX61
4J ) *(4) インホロンジイソシアネート(大田薬品工業
(株)製、商品名「タケネートB870」) *(5) アルミニウムキレート(用研ファインケミカ
ル(株)製、商品名「アルミニウムアルコラードALC
HJ) *(6) チタンキレート(日本曹達(株)製、商品名
「チタボンド50」) * (7)  ジルコニウムキレート(テトラ−n −
プチルジルコネー)36.7部にトリエタノールアミン
21.4部を混合し、50℃−24時間保持して得られ
たもの) *2 防菌剤の種類 * (1)  2− (4−チアゾリル)ペンツイミダ
ゾール、 *(2)  2−ペンツイミダゾールカルバミン酸メチ
ル、 *(3) ビス(l−ヒドロキシル−2(H)ピリジン
チオネート)ジンク、 * (4)  2.4.5.6−テトラクロロイソフタ
ロニトリル、 * (5)  N−(フロロジクロロメチルチオ)フタ
ルイミド、 *(6) パラオキシ安息香酸ブチルエステル。
*3 水濡性の評価 水道水の入ったビーカーに試験板を浸漬し、引き上げた
時の塗板表面の水の濡れ状態を目視で判定する。
0:全面に水が濡れ水玉の発生がない状態Δ:初期全面
に水が濡れているが、時間が経るにつれて塗板の端部か
ら水が板中央部に寄って来る状態 ×:引き上げと同時に水玉となり塗板全体に水が濡れな
い状態 接触角の測定 協和科学(株)製コンタクタンゲルメータ、−DCAA
をで測定 *4 トリクレン(東亜合成化学(株)製、商品名「ト
リクレン−5J)蒸気脱脂5分 *5 トリクレン脱脂愁理板を水道水流水(流水量塗板
l平米当り15kg/時)中に500時間浸漬したのち
、80℃で5分間乾燥する。
*6 *4のテスト方法で、流水浸漬時間を7時間、乾
燥時間を17時間とし、このサイクルを30回おこなっ
た。
*7 耐食性の評価 JIS−Z−2371による塩水噴霧試験法による。塗
面にナイフでクロスカットを入れ、240時間経過後の
自さびの発生状態を目視判定する。
5:全く異常が認められない。
4:白さび発生率10%以内。
3:   //    30%以内。
2:   //    50%以内。
1:   //    50%以上。
*8 防菌性の試 下記の条件でおこない、所定時間後の塗膜面の黴の発生
状態を目視判定する。
殺菌シャーレの中にペプトングルコース培地を作り、こ
の上に実施例、比較例によって作成した試験片および*
4〜6によって悠理された試験片を置き、使用菌として
Cladosporium sp、 P enicil
lium sp、 Alternaria sp、 A
spergillus sp及びT richoder
■a spの混合胞子のペプトングルコースの懸濁液を
噴霧し、26±2℃の温度下で培養した。
5:黴の発育は全く認められない。
4:黴の発育10%以内。
3:7730%以内。
2:7150%以内。
1:7150%以上。
(発明の効果) 以上の説明からも明らかなように本発明によれば、従来
のリン酸塩およびクロメート表面処理剤と同等以上の性
能を示すシリカ−有機樹脂複合体組成物に、湿潤性の界
面活性剤および防菌剤を併用することによって、従来の
熱交換器アルミ三つムフイン材の要求機能であった結露
防止(親水性)、白粉の発生防止(耐食性)、黴による
異臭発生、人体危害防止(防菌性)等を大巾に改善でき
る効果がある。
かくして本発明の親水化処理剤は熱交換器の省エネルギ
ー、省資源、公衆衛生対策に適合するものであり、その
実用上の効果は極めて大である。
特許出願人 (140)関西ペイント株式会社代 理 
人 弁理士 小田島 平 吉 同   弁理士 江 角 洋 治 同   弁理士 安 1)  修

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)水分散性シリカ、 (B)水溶性もしくは水分散性の有機樹脂、 (C)ジ−もしくはトリ−アルコキシシラン化合物、お
    よび (D)ジアルキルスルホコハク酸エステル塩および/ま
    たはアルキレンオキシドシラン化合物 を50℃以上の温度で反応せしめてなる有機−無機複合
    体反応物に、 (E)防菌剤、および (F)アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ブロックポリイソシ
    アネート化合物、およびTi、 ZrまたはAl元素の有機配位性アルコキシド化合物か
    ら選ばれる架橋剤 を添加してなることを特徴とする熱交換器フィン材用親
    水化処理剤。
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