JP3435209B2 - 親水化処理組成物、親水化処理方法及び親水化処理熱交換器フィン - Google Patents
親水化処理組成物、親水化処理方法及び親水化処理熱交換器フィンInfo
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Description
化処理方法及び親水化処理熱交換器フィンに関する。
に発生する凝縮水が水滴となってフィン間に水のブリッ
ジを形成し、空気の通風路を狭めるため通風抵抗が大き
くなって電力の損失、騒音の発生、水滴の飛散などの不
具合が発生する。かかる現象を防止する方策として、ア
ルミニウムフィン(以下「フィン」と略す。)の表面を
親水性にして水滴および水滴によるブリッジの形成を防
止することが行われている。
う方法として、アルミニウム板を成型加工してフィン
を作成し、このものを組立てたのち、これに表面処理剤
を浸漬、スプレー、シャワーなどの塗布手段により塗布
するいわゆるアフターコート法と、あらかじめ表面処
理剤をロールコータなどによりアルミニウム板に塗布
し、表面処理膜を形成したのち、このアルミニウム板を
プレス成型加工してフィンを作成するいわゆるプレコー
ト法の二方法がある。
水性にする方法で実用化されているものとしては、
(1)一般式mSiO2 /nNa2 Oで示される水ガラ
スを塗布する方法(例えば特開昭59−13078号公
報など)、(2)水溶性ポリアミド樹脂のような有機高
分子樹脂を主体とした溶液を塗布し、樹脂皮膜を形成す
る方法(例えば特開昭61−250495号公報など)
などが挙げられるが、これらの方法は実用化されている
と言っても十分満足しうるものではなく、処理板の親水
性の持続性(水滴接触角、全面水濡性)、耐食性、臭
気、プレス加工性、さらには処理液の安定性などの点で
未だ改良すべき問題点がある。例えば、水滴接触角が2
0°以下という良好な親水持続性を示す前記(1)の水
ガラスを用いる方法についてみると、この材料で処理し
たフィンは経時で処理皮膜面が粉状を呈するようにな
り、通風時にこの粉状物が飛散し、セメント臭、あるい
は薬品臭が発生する。また熱交換器の運転時に発生する
凝縮水によって水ガラスが加水分解し、フィン表面がア
ルカリ性となるため孔食が起こり易く、また、腐食生成
物である水酸化アルミニウム粉末(白粉)が飛散するた
めに環境保全上の問題もある。一方前記(2)の処理剤
による方法では、被膜の耐水性が十分でなく、凝縮水に
よって被膜が溶解しやすくなるため、フィン表面の親水
性の持続性さらには耐食性の低下などの問題があり、し
かも、コストが高いという問題がある。
り、熱交換器もコンパクトな設計がなされるためフィン
間隔が小さくなり、そのためより高い親水性が要求さ
れ、水との接触角が30°以下であることが必須となっ
てきている。
れることから空調機による臭気の発生が問題視されてい
る。使用初期の塗膜臭や空調機内に発生する微生物によ
る運転開始時の不快臭等に対する対策として防菌剤、防
カビ剤を混合した処理剤の使用等も提案されている(特
開昭58−10051号公報、特開昭61−16867
5号公報など)がなお十分ではなくその改良が求められ
ている。さらに、親水化処理組成物塗装時の付着性、耐
食性を向上させるために、親水化処理組成物塗装の前工
程で、フィンの表面にクロメート処理を処し、クロムの
不働態化皮膜を形成させることが行われる。このため該
工程から微量ではあるが親水化処理浴中に6価クロムが
混入する。この6価クロムの混入液は廃液として廃棄す
るとき多大な工数をかけて安全な3価クロムへ還元しな
ければならないという問題がある。
では、かかる要請に十分応えられるものではなく、より
親水性及び耐食性に優れ、臭気の問題もなく、さらに混
入してくる6価クロムを容易に3価クロムに還元できる
親水化処理組成物、親水化処理方法および親水化処理熱
交換器フィンの開発が望まれている。
を解決することを目的に鋭意研究を重ねた結果、フィン
材の親水化処理剤として無機のシリカ微粉末を芯とし、
これに有機の重合性不飽和モノマー類を反応せしめて殻
とした構造を有する有機−無機複合体反応物を主成分と
し、これに硬化剤、水酸基含有ポリエステル樹脂及びピ
リチオン系防菌・防カビ剤を加えてなる親水化処理組成
物が非常に有効であり、経時における細菌・カビの発生
に起因する不快臭の問題および衛生上の問題を解決で
き、それと同時に、微小な粒径に分散されたピリチオン
系防菌・防カビ剤が得られる被膜表面に微小で鋭角的な
凹凸を付与し、このような表面形状にすることによっ
て、さらに水に濡れ易くなり、樹脂組成物本来の親水性
に加えて、極めて高い親水性、水濡れ性を有する被膜を
得ることができることを見出した。さらに該処理組成物
を浸漬塗装する際に、上記ピリチオン系防菌・防カビ剤
が凝集したり沈降することなく浴中で安定に分散するた
めに、水分散性に優れたシリコーン系エマルションを添
加し、これにより表面処理液の消泡性を高め、前述のフ
ィンのアフターコート法に好適であること;さらには該
処理組成物にアミンを添加してpHを7〜10に調整す
ることによって6価クロムを3価クロムに容易に還元で
きることを見出し、本発明を完成するに至った。
対して(ii)加水分解性アルコキシシラン基を含有する
重合性ビニルシランモノマー0.1〜10重量部の割合
で反応させてなる重合性ビニル基含有水性シリカ分散体
に、(iii )前記(ii)以外の重合性不飽和モノマー類
を反応させた有機−無機複合体反応物、 (B)硬化剤、 (C)水酸基含有ポリエステル樹脂、 (D)ピリチオン系防菌・防カビ剤、 (E)シリコーン系エマルション、及び (F)アミン を含有することを特徴とする親水化処理組成物;該親水
化処理組成物の固形分濃度2〜30重量%の水分散液も
しくは水溶液をクロメート処理が施されたアルミニウム
製熱交換器フィンに塗装し、ついで加熱乾燥することを
特徴とする熱交換器フィンの親水化処理方法;および該
組成物を表面に塗布してなることを特徴とするアルミニ
ウム製熱交換器フィンに関する。
(A)成分に使用する水分散性シリカ(i)は、いわゆ
るコロイダルシリカであって粒子径約3〜500mμ、
好ましくは約5〜100mμで、通常、水分散液として
供給されているものをそのまま使用することができる。
ランモノマー(ii)としては、下記一般式(I)及び
(II):
ルキル基もしくはアルコキシアルキル基を表わし、R2
は水素原子又はメチル基を表わし、mは0又は1の整数
を表わし、nは1〜8の整数を表わす〕で示されるもの
が包含され、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン、ビニルジメトキシメチルシラ
ン、γ−(メタ)アクリルオキシエチルトリメトキシシ
ラン、γ−(メタ)アクリルオキシエチルトリエトキシ
シラン、γ−(メタ)アクリルオキシエチルジメトキシ
メチルシラン、γ−(メタ)アクリルオキシプロピルト
リメトキシシラン、γ−(メタ)アクリルオキシプロピ
ルトリエトキシシランなどが挙げられる。この中でも特
にγ−(メタ)アクリルオキシプロピルトリメトキシシ
ランが好適である。
ランモノマー(ii)は、水分散性シリカ(i)100重
量部(固形分)に対しビニルシランモノマー(ii)を
0.1〜10重量部好ましくは0.2〜7重量部の割合
で反応させることによって重合性ビニル基含有水性シリ
カ分散体が得られる。
が0.1重量部未満であると得られる水性シリカ分散体
中に含有される重合性ビニル基の量が不十分となり、一
方10重量部を超えると、水分散性シリカとビニルシラ
ンモノマーとの反応時に増粘ゲル化をひき起こすので好
ましくない。
の反応は、両者の混合物を撹拌下で、例えば、40℃以
上沸点(通常100〜110℃)以下の温度で、2〜8
時間連続的に加熱することによって達成される。このよ
うにして得られる重合性ビニル基含有水性シリカ分散体
に重合性不飽和モノマー類(iii )を反応させて(A)
成分である有機−無機複合体反応物が得られる。
モノマー類(iii )は、分子内にアミド基、水酸基及び
カルボキシル基から選ばれる官能基を含有するモノマー
を少なくとも一種含有するモノマー類で上記水性シリカ
分散体を芯とした殻を構成するものである。
記した官能基を有するモノマーとしては(a)不飽和ア
ミドモノマー、(b)水酸基含有不飽和モノマーおよび
(c)カルボキシル基含有不飽和モノマーを挙げること
ができる。
アミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルア
ミド、N−メチロールメタクリルアミドなどが挙げられ
る。
ロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレート、3
−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレ
ートなどの(メタ)アクリル酸のC1 〜C4 のアルキル
エステル;オキシエチレン単位の繰返し数が2〜10
0、好ましくは10〜40の、ポリエチレングリコール
モノアクリレート、ポリエチレングリコールモノメタク
リレート、ポリエチレングリコールモノアリルエーテル
なとが挙げられ、これらは単独で又は2種以上混合して
使用することができる。また、(c)モノマーとして
は、アクリル酸、メタクリル酸、などを挙げることがで
きる。
モノマー類はこれら(a),(b)及び(c)モノマー
成分のみの使用でもよいが、必要に応じて、これら以外
の重合性不飽和モノマー(d)を組合せて使用してもよ
い。
すと、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ラウリ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリ
ル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸
ラウリル等の(メタ)アクリル酸のC1 〜C18アルキル
エステル;グリシジルアクリレート、グリシジルメタク
リレート;アクリル酸メトキシブチル、メタクリル酸メ
トキシブチル、アクリル酸メトキシエチル、メタクリル
酸メトキシエチル、アクリル酸エトキシブチル、メタク
リル酸エトキシブチル等の(メタ)アクリル酸のC2 〜
C18アルコキシアルキルエステル;アリルアクリレー
ト、アリルメタクリレート等の(メタ)アクリル酸のC
2 〜C3 のアルケニルエステル;ジメチルアミノエチル
アクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジ
メチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエ
チルメタクリレート、モノ−t−ブチルアミノエチルメ
タクリレート等の(メタ)アクリル酸のアミノアルキル
エステル;ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、ジ
メチルアミノプロピルメタクリルアミド等の(メタ)ア
クリルアミドモノマー等のアクリル系不飽和モノマーを
挙げることができる。
外の(d)モノマーとして、スチレン、α−メチルスチ
レン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル、アクロレイン、メタアクロレイン、ブタジエ
ン、イソプレンなどを挙げることができる。
応じて適宜配合することができる。
を構成する(a)〜(d)モノマーの使用割合は特に限
定されないが、通常該モノマー類の全重量に基づいて
(a)モノマー10〜80重量%、好ましくは20〜6
0重量%、(b)モノマー10〜90重量%、好ましく
は20〜80重量%、(c)モノマー0〜20重量%、
(d)モノマー50重量%以下、好ましくは30重量%
以下の範囲内である。これらモノマー成分が上記の範囲
外となると塗膜の親水性や硬化性が低下する傾向がみら
れる。
散体と重合性不飽和モノマー類(iii )との反応は、ア
クリル樹脂を製造する際のそれ自体公知の方法である溶
液重合法に準じて行なうことができる。詳しくは、アゾ
系化合物、パーオキサイド化合物、スルフィド類、スル
フィン類などの重合触媒の存在下、40〜180℃で4
〜10時間反応させることによって行うことができる。
ここで、重合性ビニル基含有水性シリカ分散体と重合性
不飽和モノマー類との配合割合は、厳密に制限されるも
のではないが、一般には前者:後者の比が固形分量比で
10:90ないし90:10、好ましくは10:90な
いし70:30である。前者の水性シリカ分散体が10
%未満であると一般に親水化処理組成物の親水化効果が
十分でなく、90%より多くなると被膜形成性が低下す
る傾向がみられる。
応物(A)と組合せて使用される硬化剤(B)として
は、有機−無機複合体反応物中の水酸基と架橋反応がで
きる官能基を有する硬化剤が使用できる。代表例として
はメラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン樹脂などのアミ
ノ樹脂:2個以上のイソシアネート基を有するポリイソ
シアネートをフェノール、クレゾール、芳香族第2級ア
ミン、第3級アルコール、ラクタム、オキシムなどでブ
ロックしてなるブロックポリイソシアネート化合物:チ
タン(Ti)、ジルコニウム(Zr)およびアルミニウ
ム(Al)から選ばれた元素の有機配位性アルコキシド
化合物(キレート化合物)などを挙げることができ、こ
れらの硬化剤は単独で又は2種以上混合して使用するこ
とができる。
割合は、特に限定されないが、固形分重量比で(A):
(B)が99〜50:1〜50、さらには、90〜7
0:10〜30の範囲内にあることが好ましい。硬化剤
の量が1%未満であると親水化処理組成物の架橋・硬化
が不充分となり、得られる被膜の耐水性が劣る傾向がみ
られる。一方、硬化剤の量が50%を超えると、得られ
る被膜の水濡性の低下及び水との接触角の増大を起こす
傾向がみられる。
向上および水との接触角の低下を目的として、水酸基含
有ポリエステル樹脂(C)が配合される。
価アルコール成分として1分子中に2個の水酸基を有す
るモノ又はポリエーテルジオール(以下、このものを
「ポリエーテルジオール」と略す。)及び1分子中に3
個以上の水酸基を有するモノ又はポリエーテルポリオー
ル(以下、このものを「ポリエーテルポリオール」と略
す。)を用い、また多塩基酸成分としてC3 〜C9 の脂
肪族二塩基酸及び/又は脂環族二塩基酸を用いて縮合し
て得られるものである。
ル結合を1個以上、好ましくは1〜200個、更に好ま
しくは1〜100個有し、その分子主鎖の両末端にそれ
ぞれ1級又は2級の水酸基をもつ鎖状化合物である。具
体的には、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリエチレン−プロピレングリコールなどが
挙げられる。これら化合物のオキシエチレンあるいはオ
キシプロピレン単位の繰返し数は、2〜200、好まし
くは2〜100が適当である。該数が2未満になると親
水性に優れた塗膜が形成できず、一方、200を超える
と耐水性、耐食性などが低下するので好ましくない。
の種類としては、水酸基含有ポリエステル樹脂の合成の
しやすさなどの観点から1級の水酸基が好ましい。
ーテル結合を1個以上、好ましくは1〜600個、更に
好ましくは3〜300個有し、かつ1分子中に3個以上
の水酸基を含有する分岐鎖状化合物である。エーテル結
合が1個未満になると親水性に優れた被膜が形成できな
い。また600個を超えると耐水性、耐食性などが低下
するのでこの範囲内にすることが好ましい。
ば3価以上の多価アルコールを原料とし環状エーテルを
付加重合させることによって得られるものが使用でき
る。
ルと重合する水酸基を分子中に3個以上有するものであ
って具体的には例えばグリセリン、トリメチロールプロ
パン、トリメチロールエタン、ジグリセリン、トリグリ
セリン、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリ
スリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビトールな
どが包含される。上記した中でもトリメチロールプロパ
ン、トリメチロールエタン、グリセリン、ペンタエリス
リトールなどが好ましい。また上記多価アルコールは1
種もしくは2種以上組合わせて使用できる。
ーテル結合をもつ化合物であり、具体的にはエチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどが
挙げられる。これらのものは1種もしくは2種以上組合
わせて使用できる。また、これらの中でもエチレンオキ
シド及びプロピレンオキシドが好ましい。
ールの具体例としては、例えばトリメチロールエタンの
エチレンオキシド又はプロピレンオキシド付加重合体、
トリメチロールプロパンのエチレンオキシド又はプロピ
レンオキシド付加重合体、グリセリンのエチレンオキシ
ド又はプロピレンオキシド付加重合体、ペンタエリスリ
トールのエチレンオキシド又はプロピレンオキシド付加
重合体などが好適なものとして挙げられる。
カルボキシル基又は1分子中に1個の酸無水基を有する
飽和もしくは不飽和の脂肪族二塩基酸又は脂環族二塩基
酸である。該二塩基酸としては、例えばマロン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、スペリン酸などの如き
飽和脂肪族二塩基酸及びその無水物(例えば無水コハク
酸など):フマル酸、イタコン酸などの如き不飽和脂肪
族二塩基酸及びその無水物(例えば無水マレイン酸な
ど):並びにテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタ
ル酸、3−メチルヘキサヒドロフタル酸、3−メチルテ
トラヒドロフタル酸などの如き脂環族二塩基酸及びその
無水物などが包含される。
7を超えると親水性に優れた被膜が形成できない。
脂(C)は、前記多価アルコール成分と脂肪族二塩基酸
もしくは脂環族二塩基酸とをエステル化反応させること
によって製造される。
ステル化反応させるにあたって、両成分の配合割合は多
価アルコール成分が15〜85重量%、好ましくは20
〜75重量%に対して、二塩基酸成分が15〜85重量
%、好ましくは25〜80重量%の範囲である。該多価
アルコール成分の割合が85重量%を上回ると親水性組
成物の耐水性、耐食性などが低下し、一方、15重量%
を下回ると親水性が低下するので好ましくない。また、
多価アルコール成分中のポリエーテルジオール及びポリ
エーテルポリオールの配合割合は、ポリエーテルジオー
ルが30〜95重量%、好ましくは40〜90重量%に
対して、ポリエーテルポリオールが5〜70重量%、好
ましくは10〜60重量%の範囲が適している。
脂(C)において、多価アルコール成分として、上記ポ
リエーテルジオールおよびポリエーテルポリオール以外
の多価アルコールを必要に応じて配合することもでき
る。該多価アルコール成分としては、例えばエチレング
リコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、ブチレングリコール、ペンタン
ジオール、ジメチルプロパンジオール、ヘキサンジオー
ル、水素化ビスフェノールA、シクロヘキサンジメタノ
ール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、グリセリン、ジグリセリ
ン、ジペンタエリスリトール、ソルビトール、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノー
ルアミン、トリイソプロパノールアミン、シクロヘキシ
ルジイソプロパノールアミン、メチルジエタノールアミ
ン、メチルジイソプロパノールアミンなどが挙げること
ができる。
テル樹脂(C)において、多塩基酸成分として、前記し
た脂肪族もしくは脂環族二塩基酸以外の多塩基酸を必要
に応じて配合することができる。該多塩基酸成分として
は、例えばアゼライン酸、セバシン酸、ドデシニルコハ
ク酸およびこれらの無水物などの脂肪族飽和二塩基酸、
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット
酸、ピロメリット酸およびこれらの無水物などの芳香族
多塩基酸、メチルシクロヘキセントリカルボン酸、ヘッ
ト酸、テトラクロロフタル酸、ヘキサヒドロトリメリッ
ト酸およびこれらの無水物などの脂環族多塩基酸などが
包含される。
において、分子量の調整や要求される塗膜性能に応じて
脂肪酸以外の一塩基酸、例えば安息香酸、P−tert
−安息香酸などの芳香族一塩基酸を配合することができ
る。
常のポリエステル樹脂の製造と同様の条件、例えば15
0〜250℃で1〜15時間反応させることによって製
造される。該水酸基含有ポリエステル樹脂は、30〜2
50、好ましくは30〜200の水酸基価を有すること
が好ましい。水酸基価が30未満になると親水化処理組
成物の被膜の架橋密度が低下し耐久性に優れた親水性被
膜が得られ難く、一方、水酸基価が250より大きくな
ると被膜の耐水性が低下する。
(C)は、被膜の耐久性及び親水性の観点から約500
〜20,000、好ましくは約1,000〜15,00
0の範囲の平均分子量をもつことが有利である。更に、
該ポリエステル樹脂はカルボキシル基を必要に応じて含
有させることもでき、その含有量としては、例えば酸価
約300以下の範囲である。
樹脂(C)は、ポリエーテルジオール成分と脂肪族もし
くは脂環族二塩基酸成分との反応によりエーテル結合を
もつ直鎖状構造が形成されるので被膜の親水性に優れ、
またポリエーテルポリオール成分と脂肪族もしくは脂環
族二塩基酸成分との反応によりエーテル結合をもつ分岐
状構造が形成されるため、被膜の親水性持続性を向上さ
せる作用を及ぼすものと推測される。さらに、樹脂中に
含まれるエーテル結合は、親水性を付与するとともに化
学的に安定で、かつ加水分解されないので、長期にわた
って被膜の親水性を持続させることができる。更に、ポ
リエーテルジオール及びポリエーテルポリオールと組合
わせて用いる二塩基酸成分は、比較的炭素数の小さい脂
肪族二塩基酸及び脂環族二塩基酸であり、これ自体親水
性が比較的高いので被膜の親水化に良い影響を与える。
複合体反応物(A),硬化剤(B)及び(C)からなる
組成中に固形分換算で5〜60重量%、好ましくは10
〜40重量%の範囲で配合することが必要である。
(C)成分の割合が5重量%未満であると被膜の親水性
が不十分となり、一方60重量%を超えると得られる被
膜の耐水性が低下し、被膜の膨潤および溶解が生じるの
で好ましくない。
カビ性を付与させ、併せて被膜の水濡れ性の向上および
水との接触角の低下を目的としてピリチオン系防菌・防
カビ剤(D)が配合される。防菌・防カビ剤として、各
種のものが知られているが、水不溶性および親水化処理
組成物の加熱乾燥温度である150〜200℃での熱安
定性、さらには防菌・防カビ性に優れる点からピリチオ
ン系防菌・防カビ剤が最適である。
記一般式(III )及び(IV)で表わされる化合物であ
る。
数に対応する数である。)
クピリチオン、即ちビス−(2−ピリジルチオ−1−オ
キシド)ジンクが水不溶性、熱安定性に優れるので好適
である。
体反応物(A)、硬化剤(B)、及び水酸基含有ポリエ
ステル樹脂(C)の固形分の合計100重量部に対し
て、3〜50重量部、好ましくは10〜30重量部であ
る。(D)成分が、3重量部未満であると、充分な防菌
・防カビ性が得られず、一方50重量部を超えると、得
られる被膜の脆性が増し、フィン材との付着性が低下す
るため好ましくない。
め10μm以下、好ましくは5μm以下の粒子径に分散
させておくことが望ましく、このようにすることによっ
て微小な(D)成分粒子によって、得られる被膜表面に
微小な凹凸が生じ、この表面の凹凸によって、被膜の水
濡れ性が向上し、水との接触角を更に低下させることが
出来る。
親水化処理組成物からなる固形分濃度2〜30重量%の
表面処理浴を用いて熱交換器フィンを浸漬塗装する場
合、ピリチオン系防菌・防カビ剤(D)が凝集もしくは
沈降することなく、安定に分散していることが被膜の性
能及び作業性の面で必要であり、しかも溶液の破泡性と
消泡持続性もまた、実用上特に要求される性能である。
散、浴液の破泡を目的として特定のシリコーン系エマル
ション(E)が配合される。
ーンオイルに微細状シリカを分散させて得られるシリコ
ーンコンパウンドに、一般式 R1 OCOCH2 CH2 OCOR2 (R1 及びR2 は、
C13-19 のアルキル基を示す) で表される非イオン性のエチレングリコール脂肪酸エス
テルを加えて、エマルション化したものである。
状シリカは、シリカ系充填剤として公知の乾式シリカ、
湿式シリカのいずれでもよく、粒子径が0.1μm以下
のものが好ましい。例えばアエロジル(日本アエロジル
社製商品名)、キャボシル(米国キャボット社製商品
名)などが例示される。微細状リシカの添加量はシリコ
ーンオイル100重量部に対して、5〜30重量部であ
る。得られるシリコーンコンパウンドに非イオン性のエ
チレングリコール脂肪酸エステルをシリコーンコンパウ
ンド100重量部に対して5〜20重量部添加して乳化
することによって、安定性に優れ、水分散性の極めて良
好な本発明で用いられるシリコーン系エマルション
(E)が得られる。
体反応物(A)、硬化剤(B)、水酸基含有ポリエステ
ル樹脂(C)、およびピリチオン系防菌・防カビ剤
(D)の固形分の合計100重量部に対して、0.3〜
3重量部、好ましくは0.5〜2重量部である。
メート処理から混入する6価クロムを3価クロムに還元
することを目的としてアミン(F)が配合される。アミ
ン(F)は、1級アミン,2級アミン,3級アミンのい
ずれであってもよいが、通常、沸点が40〜200℃、
好ましくは60〜150℃で、常温で液状の脂肪族アミ
ンが好適である。かかる沸点が40℃未満のものでは処
理浴中から揮散しやすく処理浴をpH7〜10の塩基性
に維持しにくく、一方200℃を超えると処理被膜の焼
付乾燥後も該被膜中に残存して耐水性低下の原因となり
やすいので好ましくない。該アミンの具体例としては、
例えばブチルアミン、モノエタノールアミンなどの1級
モノアミン;ジエチルアミン、ジイソプロピルアミン、
N−メチルエタノールアミン、N−エチルエタノールア
ミンなどの2級モノアミン;ジメチルエタノールアミ
ン、トリエチルアミン、トリイソプロピルアミンなどの
3級モノアミン;エチレンジアミンなどのポリアミンを
挙げることができる。該(F)成分の配合量は、有機無
機複合体反応物(A)、硬化剤(B)、水酸基含有ポリ
エステル樹脂(C)、防菌・防カビ剤(D)およびシリ
コーン系エマルション(E)を含む合計固形分濃度が7
重量%の溶液の100重量部に対して0.5〜1.5重
量部が適当である。
成される親水化処理組成物からなる固形分濃度2〜30
重量%の表面処理浴中で浸漬塗布する場合、成分(E)
及び(F)を上記配合量で添加することによって、ピリ
チオン系防菌・防カビ剤(D)の安定分散が可能であ
り、また溶液の破泡性及び消泡持続性を得ることができ
る。これはシリコーンコンパウンドの優れた破泡性と、
エチレングリコール脂肪酸エステルの存在及びアミンに
よりpH7〜10の塩基性となることによってピリチオ
ン系防菌・防カビ剤の安定分散性が高まることに起因す
るものと考えられる。
(A),(B),(C),(D),(E)及び(F)成
分以外に、さらに公知の界面活性剤、消泡剤、アルコー
ル系溶剤などを必要に応じて含有させることができる。
水化以外にプラスチック製のフィルム又は成型品、セラ
ミックス成型品、コンクリート建造物、器物などに塗布
して結露防止、着雪氷防止の皮膜形成剤として使用する
こともできる。
親水化処理方法は、まず、該組成物を、アルミニウム製
フィンの親水化処理剤として適する濃度に適宜調整し、
従来の塗装方法、例えば浸漬塗装、シャワー塗装、スプ
レー塗装、ロール塗装などによって成型された熱交換器
フィンに塗布し、ついで加熱乾燥させることによって行
なわれる。
塗装が好適であり、かかる浸漬塗装法で親水化処理を行
う場合には、親水化処理組成物の固形分濃度を通常2〜
30重量%、好ましくは5〜10重量%の範囲に調整し
た水性浴とし、この浴中に、予め成型、組立てられたア
ルミニウム製熱交換器フィンを浸漬し、引上げた後、適
当な焼付条件、例えば120〜200℃で10〜30分
間焼付けることによって行うことができる。
性に優れた親水性被膜を形成するために、その前工程と
して、十分に脱脂処理を施したフィンに従来公知のアル
ミニウム用表面処理であるリン酸クロメート処理、又は
クロム酸クロメート処理などのクロメート処理が施され
る。
0.2〜5μ、好ましくは0.5〜3μの範囲である。
膜厚が0.2μ未満であると親水性の持続性が不十分で
あり、他方5μを超えるとフィンの放熱効率が低下する
おそれがある。
散された無機のシリカ微粉末を芯とし、有機のモノマー
類による共重合物を殻とした有機−無機複合体反応物を
主成分とし、このものに硬化剤、さらに水酸基含有ポリ
エステル樹脂を配合することにより、従来問題であった
親水性の持続性(全面水濡性と、水との接触角20°以
下)に優れ、しかも良好な熱硬化性を有するため、被膜
からの水溶出物がほとんどなく、その結果具の極めて少
ない被膜を形成することができる。更に、ピリチオン系
防菌・防カビ剤を配合することにより、被膜に優れた防
菌・防カビ機能を付与させるため、経時における細菌、
カビの発生に起因する臭気、衛生上の問題を一挙に解決
することができ、加えて、被膜表面粗度を高めるため、
親水性をより一層向上させることができる。また、シリ
コーン系エマルションを配合することによって、ピリチ
オン系防菌・防カビ剤の安定分散と浴液の消泡性を同時
に満足させることができ、優れた被膜性能及び表面処理
作業性を有する本発明の組成物を用いる親水化処理方法
によって形成されるフィンは、親水性、耐食性に非常に
優れ、初期及び経時での臭気発生を抑制するという顕著
な効果を及ぼす。さらにアミンを配合することで、前工
程から混入する6価クロムを3価クロムに還元でき、浴
塗料の廃棄時に要する処理工数が著しく削減することが
できる。
例は本発明をより詳細に説明するためのものであって、
本発明になんら制限を加えるものではない。「部」およ
び「%」は「重量部」および「重量%」を示す。
ルの四つ口フラスコに、脱イオン水333部、イソプロ
ピルアルコール166部を入れ、撹拌しながら「キャタ
ロイドS−20L〕(触媒化学工業社製、水性コロイダ
ルシリカ分散液、SiO2 含有量20%)166部を、
ついでγ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラ
ン(信越化学工業社製、商品名「KBM−503」)
0.3部を滴下していき、約70℃に加熱して同温度に
て2時間保持し、水性シリカ分散体水分散液を得た。こ
のものに、十分撹拌しながら、下記配合溶液を約3時間
を要して滴下した。
固形分10%の乳白色の有機−無機複合体反応物水分散
液を得た。
0)28.8部、グリセリンのエチレンオキシド10モ
ル付加物51.1重量部、無水マレイン酸20.1部お
よびキシレン3部からなる混合物を、窒素ガス雰囲気中
で、撹拌しながら160〜230℃において約8時間反
応してポリエステル樹脂を得た。該樹脂の水酸基価は1
28、酸価は30、多塩基酸成分/多価アルコール成分
(モル比)は0.85であった。
水分散液500部に固形分70%として「ニカラックM
S−20U」(三和ケミカル社製、水溶性尿素樹脂液)
21.4部、合成例2で得たポリエステル樹脂23.5
部、ジンクピリチオンの50%水分散液20部及びジメ
チルエタノールアミン10部を撹拌下で加え、ついで
「BYK−080」(ビックケミー社製、シリコーンエ
マルション)1.5部を加えて、よく撹拌した後、さら
に水で希釈して固形分7%の親水化処理組成物を得た。
厚0.1mm)を、70℃に加温された。酸性液(硫酸
10%、硝酸5%水溶液)中で3分浸漬処理した後、ク
ロメート処理剤(日本パーカーライジング社製、商品名
「アロジン407」及び「アロジン47」の混合水溶
液)でもって、50℃で90秒浸漬してクロメート処理
(クロム換算付着量 120mg/m2 )を行なった。
ついでこれを被塗物として上記親水化処理組成物溶液中
で乾燥被膜で1μmになるように浸漬塗装を行い、17
0℃で20分間焼付けして、被膜を形成させた。
食性、防菌性、クロムの還元性などの試験を行なった。
その試験結果を表2に示す。
固形分7%の親水化処理組成物を得て、実施例1と同様
にして親水化処理被膜を形成させた。尚、表1の配合量
は、固形分量である。
1と同様の試験を行ない、その試験結果は表2のとおり
である。
った。
に30秒間浸漬、引上げた時の水濡面積率で評価した。
の脱イオン水の水滴を形成し、20℃にて水滴の接触角
を協和科学(株)製コンタクタングルメーターDCAA
型にて測定した。なお水濡性および接触角は、初期試験
板および水道水流水中に500時間浸漬し、引上げ後、
20℃、75%R、Hの環境下に24時間放置した流水
浸漬試験板についても行なった。
水噴霧試験300時間後の平面部における白錆発生の面
積率で評価した。
ぞれの塗板に対して下記の試験菌の混合胞子懸濁液を噴
霧し、27℃の温度下に28日間静置したのち塗板面の
微の繁殖度合を目視観察する。塗面に微の発生、付着が
ない状態のものを良好(○)とした。塗面に微の発生、
付着がある状態のものを不良(×)とした。
理液に、無水クロム酸の1%水溶液を該処理液中のクロ
ム濃度が100ppmとなる量を添加し、240時間経
過後の該処理液の色を観察し評価した。添加直後の処理
色はうす黄味色を呈していた。 ○:緑黄色を呈色 △:やや緑黄色を呈色 ×:うす黄味色のまま
Claims (5)
- 【請求項1】 (A)(i)水分散性シリカ100重量
部(固形分)に対して(ii)加水分解性アルコキシシラ
ン基を含有する重合性ビニルシランモノマー0.1〜1
0重量部の割合で反応させてなる重合性ビニル基含有水
性シリカ分散体に、(iii )前記(ii)以外の重合性不
飽和モノマー類を反応させた有機−無機複合体反応物、 (B)硬化剤、 (C)水酸基含有ポリエステル樹脂、 (D)ピリチオン系防菌・防カビ剤、 (E)シリコーン系エマルション、及び (F)アミン を含有することを特徴とする親水化処理組成物。 - 【請求項2】 上記アミン(F)が、沸点が40〜20
0℃で且つ常温で液状の脂肪族アミンである請求項1記
載の親水化処理組成物。 - 【請求項3】 請求項1記載の親水化処理組成物の固形
分濃度2〜30重量%の水分散液もしくは水溶液をクロ
メート処理が施されたアルミニウム製熱交換器フィンに
塗装し、ついで加熱乾燥することを特徴とする熱交換器
フィンの親水化処理方法。 - 【請求項4】 該親水化処理組成物の塗装が浸漬塗装で
ある熱交換器フィンの親水化処理方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の組成物を表面に塗布して
なることを特徴とするアルミニウム製熱交換器フィン。
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