JPH01219975A - Icカードの適正挿入検出装置 - Google Patents

Icカードの適正挿入検出装置

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JPH01219975A
JPH01219975A JP63044531A JP4453188A JPH01219975A JP H01219975 A JPH01219975 A JP H01219975A JP 63044531 A JP63044531 A JP 63044531A JP 4453188 A JP4453188 A JP 4453188A JP H01219975 A JPH01219975 A JP H01219975A
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lever
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はICカードのリーダライタに対する適正な挿
入状態を検出する検出機構に係り、特にこのICカード
と電気的に接続を行ってICカードに対する信号の授受
を行うリーダライタへの適正な位置を検出してICカー
ドを固定保持するICカードの検出機構に関する。
〔従来の技術〕
今日、メモリやCPUの機能を有するICを内蔵させて
これをカード状に構成したICカードが普及されている
。一般に、このICカードは、データの読取りおよび書
込みを行う手段として、カードの外表面にICの電気接
点を設け、これら電気接点と接触してICカードへの電
力の供給並びにデータ信号の授受を行うよう構成したリ
ーダライタが使用されている。
この種のICカードは、メモリ容量の増大に伴いその用
途が拡大化され、個人的に使用する種々のビジネスカー
ドとしてのみならず、各種産業界におけるプログラム制
御システムのメモリ媒体としても簡便かつ有効に利用さ
れている。このように多用途化されるICカードは、そ
の使用頻度が増大されると共にその使用環境も外部的汚
損やR傷を受は易くなるため、電気接点を劣化させて適
正なデータ信号の授受を行うことができなくなる難点が
ある。
このような観点から、空間に高周波電磁界や超音波によ
る振動エネルギの場を設け、この場のエネルギを吸収、
整流して直流電源とすることによって、ICカードにお
ける内蔵電池または電力供給用接点を不要にし、またリ
ーダライタとの各種データ信号等の授受には、アンテナ
やコイルのような結合器を使用゛す−ると共にこの結合
器をICカードの適所に埋設することにより、ICカー
ドの外部に露呈する全ての電気接点を省略し、ICカー
ドとリーダライタの電気的接続を非接触としたICカー
ドシステムが提案されている(例えば、特開昭58−1
54082号公報)。
このような非接触結合方式を採用するICカードとリー
ダライタとの結合に際し、ICカードへの電力供給とデ
ータ信号の入力とを効率的に行うには、ICカードに設
けた結合器とリーダライタに設けた結合器との位置整合
が行われることが望まれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、このような非接触結合方式を採用するICカー
ドとリーダライタとの結合に際し、リーダライタに対し
適正な状態でICカードを挿入するため、ICカードの
表裏とその挿入方向を判別し得る表示をICカードに印
刷し、一方リーダライタ側にはICカードの適正な位置
決めを行うための挿入位置規定枠体を設ける等の手段を
採用することができる。
しかしながら、前述したようにICカードにリーダライ
タへの適正な挿入を行うための印刷表示がされていても
、取扱者のミスにより不適正な挿入が行われることもあ
り、このような場合にはリーダライタ側にICカードの
適正な位置決め状態を判別する手段が必要である。
さらに、リーダライタには、ICカードが適正な位置決
め状態になった場合にのみ、この状態を判別してICカ
ードを移動不可能に固定保持する手段を設け、これによ
りICカードへの電力の供給およびデータ信号の授受を
行うようにする必要がある。
従って、これらの判別手段や固定保持手段は、それぞれ
電気的、機械的もしくは光学的手段等を使用して複雑な
構成としなければならず、この結果リーダライタの製造
コストが著しく増大する難点がある。
そこで、本発明の目的は、ICカードのり一ダライタに
対し、ICカードを常に適正な一定方向に挿入するため
の識別をより一層簡便なちのとすると共に、ICカード
の適正な挿入位置での位置決めとその固定保持とを円滑
にしかも簡便に達成することがCきるICカードの構造
およびこのICカードとリーダライタとの組合せを提供
するにある。
〔課題を解決するための手段〕
先の目的を達成するため、本発明に係るICカードの検
出機構は、ICカードを所定位置に挿入し、電力の受給
と信号の授受を行うリーダライタに、ICカードの適正
な挿入状態を検出する手段を設けたICカードの検出機
構において、長手方向両側縁部のそれぞれ非対称位置に
切欠部を設けたICカードと、このICカードと信号の
授受を行うための結合器を有し該結合器に対しICカー
ドを所定位置まで案内挿入する基板と、該基板上に固定
した保護蓋板とからなり、前記蓋板の上面にICカード
の先端と係合してICカードと共に所定位置まで前進す
ると共に復帰弾力を有するスライド板を設番ノ、前記蓋
板とスライド板の一側縁部にICカードが所定位置に達
した際ICカードに設けた切欠部と対応させてそれぞれ
切除部および切欠段部を設け、前記蓋板の他側縁部にI
Cカードが所定位置に達した際ICカードに設けた他方
の切欠部と対応させて切除部を設け、この切除部に対応
して復帰弾力をもって嵌入するロックレバ−を設け、前
記スライド板の前進と共に前記ロックレバ−の一部と当
接し、このロックレバ−を前記切除部に嵌入すべくスラ
イド板の他側縁部に設けられた延長部と、さらに前記蓋
板の切除部に対応させて復帰状態のスライド板の一側縁
部に弾力的に当接するロックピンを有する復帰操作可能
なレバー部材とで構成されることを特徴とする。
この場合、復帰操作可能なレバー部材は、一端を前記保
護蓋板上に立設したピンに枢支し、他端には前記スライ
ド板の一側縁部と係合する結合部を有すると共に、中間
には係合穴を穿設した補助ロックレバ−と、一端にこの
補助ロックレバ−の係合穴と係合するロックピンを備え
他端に操作部を有すると共に中間を固定ピンで枢動可能
に枢支された操作レバーと、この操作レバーの係合ピン
を介して前記補助ロックレバ−の係合部を復帰状態のス
ライド板の一側縁部に弾力的に押圧する弾性部材とで構
成すれば好適である。
〔作用〕
本発明に係るICカードの検出機構によれば、長手方向
両側縁部のそれぞれ非対称位置に切欠部を設けたICカ
ードの挿入動作により、このICカードの先端がスライ
ド板と係合し、スライド板と共に所定位置まで前進する
この場合、ICカードの一側縁部に設けた切欠部と対応
するスライド板と、蓋板にはそれぞれ切除部および切欠
段部が設けであるため、スライド板が所定位置まで前進
すると、復帰弾力を有するスライド板の一側縁部を常時
押圧している補助ロックレバ−の係合部は前記切除部に
没入すると共に、前記補助レバーのロックピンは切欠段
部に侵入すると同時にICカードの一方の切欠部に嵌入
する。
さらに、蓋板の他側縁部にもICカードの切欠部と対応
して切除部が設けてあり、前記スライド板の他側縁部に
設けられた延長部と、ロックレバ−との当接で、このレ
バーの一部がICカードの他側縁部の切欠部に嵌入する
これにより、不適正な状態でのICカードは切欠部が合
わないため挿入不能となり、適正な状態でのみ所定位置
への挿入が可能となるため、ICカードの機械的な検知
が可能となり、かつその状態での位置決めおよび固定保
持を簡便かつ確実に達成することができる。
〔実施例〕
次に、本発明に係る検出機構の実施例につき、このIC
カードの使用に適したり一ダライタとの関係において、
添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図および第2図は本発明に係るICカードの検出機
構の一実施例示すものである。
なお、本発明において使用するICカードは、第4図お
よび第5図に示ずように構成したものが適用される。
まず、@4図および第5図において、参照符号10はI
Cカードを示し、内部に単一もしくは複数の半導体集積
回路からなる記憶・演算素子で回路構成したプリント回
路12が設けられる。また、このICカード10には、
外部より電力の供給を受けると共に所要のデータ信号を
入力するための空芯の入力コイル14と、プリント回路
12から外部へ所要のデータ信号を出力するための空芯
の出力コイル16が、それぞれプリント回路から離間し
た適正位置に内蔵される。なお、これら入力コイル14
と出力コイル16とは、それぞれリード線18によって
プリント回路12と接続されている。このように構成さ
れるICカード10は、合成樹脂基体に予めプリント回
路12、入力コイル14、出力コイル16およびリード
線18をそれぞれ収容し得るスペースをそれぞれ設けて
おき、これらスペースに対応する前記各部品を実装した
後、公知の積層法もしくは接合法により合成樹脂被覆材
を被覆して容易に成形することができる。
しかるに、本発明においては、前述しIC構成からなる
ICカード10の長手方向両側縁部にそれぞれ切欠部2
0,22を刻設したことを特徴とするものである。これ
ら切欠部20.22は、互いに偏位させて非対称位置に
設けられている。このように、複数の切欠部20.22
を設けることにより、これら切欠部20,22内に機械
的に接触嵌入し得る検出機構を複数設けて、これにより
ICカード10の適正状態を判別する位置検出を行うと
共にICカード10の機械的な固定保持を達成する。す
なわち、本実施例におけるICカード10においては、
それぞれ機能を異にする入力コイル14と出力コイル1
6とが左右非対称に内蔵され、リーダライタに設けたそ
れぞれ対応する入出力手段と一定状態の場合だけ適合す
る(ICカードの表側とリーダライタへの挿入方向が決
定される)ようになる。従って、例えばICカード10
を適正な状態に反し、実測を表面にしたり、逆方向にし
てリーダライタへ挿入する場合には、ICカード10の
最終的な装着位置におい【、これら一対の切欠部20.
22と各検知機構とは適合せず、ICカードの不適正状
態を判別してその固定保持は行われず、ICカード10
は挿入開始位置まで返送される。
次に、前述した構成からなる本発明のICカードに適合
する検知機構を備えたリーダライタについて説明する。
まず、リーダライタの基本構成としては、第6図に示す
ように、ICカード10の入力コイル14に対し電力と
データ信号とを供給するためのへラドコア30と、IC
カード10の出力コイル16からデータの読出しを行う
ための受信コイル32とを備え、前記ヘッドコア30は
その一部に巻回されたコイル34を介して駆動回路36
に接続され、また受信コイル32は受信回路38に接続
される。
従って、このように構成されるリーダライタは、ヘッド
コア30とICカードの入力コイル14、受信コイル3
2とICカードの出力コイル16とがそれぞれ適正に対
向位置した場合に、前記ICカード10にそれぞれ設け
た切欠部20.22と対応するように検出機構を設ける
ことにより、ICカードの適正状態の判別とICカード
の固定保持とを円滑かつ確実に達成することができる。
第1図、第2図および第3図は、前述したICカード1
0の使用に好適な検出機構を備えたリーダライタの一実
施例を示すものである。すなわち、第1図および第2図
はICカード装着部の要部平面構造を示すものであって
、それぞれICカード装着前と装着後の状態を示す。図
において、参照符号40はICカード10を所定位置に
収納保持するための挿入[]部を示し、その下側には第
3図に示すように構成したガイド側板42,42を有す
る基板44を備え、また上側には保護蓋板46を備え、
これら基板44と蓋板46とは適宜結合具を介して固定
配置される。着板46は、その先端部にそれぞれ2つの
切欠48.50が設けられ、−万の切欠48に対しては
へラドコア30が配置され、他方の切欠50は後述する
スライド板の先端係止部52のガイド溝として形成する
しかるに、スライド板54は、蓋板46の上面に配置さ
れ、ICカード10の挿入方向と同方向に複数のガイド
溝56を穿設し、これらガイド溝56にそれぞれ蓋板4
6に固定した止めピン58を嵌合して摺動自在に構成す
る。
この場合、スライド板54の一部と蓋板46の一部にそ
れぞれコイルばね60の8−端部を係止することにより
スライド板54に復帰弾力を保持させる。また、前記ス
ライド板54の一側縁部は、蓋板46の一側縁部と略一
致しするように位置設定する。この場合、蓋板46の一
側縁部には、ICカード10が完全に挿入された状態に
おいて(第2図参照)、切欠部20が位置する部分にそ
れぞれ切除部62および開口部63を設け、この切除部
62および開口部63に対し外方からばね 64の弾力
により内方(ICカード10の切欠部20内)へ嵌入す
るロックピン66を備えたレバー68を設ける。さらに
、ロックピン66によるICカード10の固定保持をよ
り一層確実にするため、前記ロックピン66と連動する
補助ロックレバ−98が前記スライド板54の一側縁部
に設けられる。
すなわち、この補助ロックレバ−98は、その略中位部
にロックピン66をM嵌し、−端部を蓋板46に対し止
めピン100を介して枢着し、他端下面に係合部である
突起102を設け、この突起102をスライド板54の
一側縁に当接した構成からなる。
この場合、前記突起102が当接するスライド板54の
一側縁部に、スライド板54が前進してICカード10
が所定の最先端位置まで達した際(第2図)に、前記ロ
ックピン66の切欠部2oへの嵌入を許容し得るように
補助ロックレバ−98を内方へ偏位させる切除部104
を設ける。
このようにして、補助ロックレバ−98の@端が内方へ
大幅に偏位することにより、ICカード10の切欠部2
0に対するロックピン66の固定保持を安定化すること
ができる。しかも、スライド板54が復帰位置にあると
きは、前記補助ロックレバ−98の突起102はスライ
ド板54の一側縁部に当接しており、この場合ロックピ
ン66はICカードの挿入に際し、カード−側縁部から
r!B間した位置にあるため、ICカードを傷つけるこ
とはない。
一方、ICカード10の前記他方の切欠部22と対応す
る葺板46の他側縁部に第2切除部84を設け、この第
2切除部84に対し一端に係止片86を備え、ばね88
の弾力に抗して嵌入動作するロックレバ−90を設ける
。そして、このロックレバ−90の他端に設けた係止ピ
ン92に対し、スライド板54の延長部94に突設した
係止片96を対向配置する。このように構成することに
より、ICカード10の先端がスライド板54の係止部
 52に係合してICカード10と共にスライド板54
が前進し、ICカード10が所定の最先端位置まで達す
ると、前記スライド板 54の延長部94に設けた係止
片96がロックレバ−90の係止ピン92に当接して、
これを押圧変位すると同時にロックレバ−〇〇の係止片
86がICカード10の切欠部22に嵌入して、ICカ
ード10を両側から固定保持することができる。この場
合、リミットスイッチ78を図示のように配置して、そ
のアクチュエータ80を前記スライド板54の延長部9
4の一部で操作するよう構成することができる。そこで
、もしICカード10に前記切欠部22に相当するもの
が存在しない場合は、前記ロックレバ−90の変位が阻
止されてスライド板54の前進も阻止され、この結果リ
ミットスイッチ78は全く操作されることなくICカー
ドの挿入を禁止することができる。
次に、ICカードが装着された状態を検出する検出装置
について説明する。この検出装置の一部を構成するりミ
ツトスイッチ78は、前記スライド板54の他側縁部に
設けられ、ICカード10の挿入と共に協働するスライ
ド板54の前進動作でスライド板54の延長部94に設
けられた係止片96とロックレバ−90の係止ピン92
とが当接し、このロックレバ−90を時計用りに枢動さ
せて係止片86をICカード10の切欠部22に嵌入し
、この状態を電気的に検出するものである。すなわち、
ロックレバ−90の枢動動作で第2図に示すように、こ
のロックレバ−90がリミットスイッチ78の7クチユ
エータ80に当接し、リミットスイッチ78をON動作
してリーダライタの作動が開始され、同時に後述するカ
ード取出し手段であるエジェクトレバー82がロックさ
れる。しかるに、このリミットスイッチによるICカー
ド装着状態の検出は、Icカード10が完全にリーダラ
イタの適正な位置に装着した状態を、このICカードの
切欠部20.22を別様的に検出した後に始めて電気的
な検出が可能となり、従来よりも一部ICカードのリー
ドライトが確実なものどなり、さらにリードライト中に
はICカードは取出し不能とするインターロックが働き
、誤操作を防止できる。
次に、ICカードの取出し装置およびその取出し防止装
置について第1図および第2図を基に説明する。
第2図に示すように、ICカード取出し装置は、ICカ
ード装着部内に固定保持されたICカード10を取出す
に際し、エジェクトレバー82を矢印方向に押圧するこ
とにより、レバー68を外方へ復帰させてロックピン6
6をICカード10の切欠部20およびスライド板54
の切欠段部70より解放し、スライド板54をコイルば
ね60の弾力作用で、第1図に示すようにICカード1
0を係止したスライド板54を復帰させるよう構成され
る。
更に詳しくは、基板44の側面に平行に矢印方向にエジ
ェクトレバー82がガイド溝110を止めピン112に
案内されて進退可能に設けられている。また前記止めピ
ン112の頭部とガイド溝110の一端に設けた係止片
114には、ばね116が張設され、前記エジェクトレ
バー82を外側に向けて付勢している。さらにエジェク
トレバー82の侵入側先端には係止片118が形成され
ると共に、その内側には長溝120が穿設されている。
そして、この長溝120に操作レバー68の操作部12
4下方に植設したピン122が係合している。
尚、この長溝120はICカード10を挿入の際、スラ
イド板54の移動で補助ロックレバ−98と共に操作レ
バー68が枢動してもエジェクトレバー82に作用力を
与えないようにするものである。第2図に示すようにI
Cカード10が装着状態のとぎは、操作レバー68のピ
ン122は前記長溝120の一端に当接状態となってい
る。
従って、エジェクトレバー82を矢印方向に押圧すると
操作レバー68は反時計廻りに枢動し、この枢動により
補助ロックレバ−98を止めピン100を中心にばね6
4の付勢力に抗して時計用りに枢動させ、IC力一ド1
0の切欠部20およびスライド板54の切欠段部70か
らロックピン66を[する。
更に、同時に補助ロックレバ−98の突起102もスジ
イド板54の切除部104から脱出する。これにより、
スライド板54の僅かな後退動作でロックレバ−90は
前記スライド板54の延長部94の係止片との係合が解
除されるため、ばね88の作用で係止片86はICカー
ドの他方の切欠部22から離脱し、ICカード10はス
ライド板54と共にICカード挿入側にばね60の作用
で挿入開始位置まで返送され、取出し可能な状態となる
次に、前述したエジェクトレバーとの関連において、I
Cカードの取出し防止装置について説明する。
今、ICカード10をリーダライタのICカード装着部
内に適正な状態で装着し、機械的に固定保持していても
、ICカードと電気的接続を行って情報の読取りまたは
書込み実行中に、不用意にエジェクトレバー82を押圧
してしまうと、ICカー ドが移動してしまい、電気的
接続が切れてICカード内のメモリが消失し、またはシ
ステムが破壊されてしまうおそれがある。
そこで、ICカードのリードライト実行中は前記エジェ
クトレバー82の動きをインターロック手段によりロッ
クするよう構成する。
すなわち、第1図、第2図に示すように、エジェクトレ
バー82先端の係止片118の対向する位置にインター
ロック手段である例えばソレノイドの励磁で作動する駆
動源126を配設する。この駆動源126と前記エジェ
クトレバー82との間に揺動可能なロックレバ−128
を設ける。このロックレバ−128は中央をピン130
で枢支され、その一端を前記駆動源126で進退作動す
る作動杆132と枢支し、他端部にはストッパピン13
4が植設される。さらに、前記0ツクレバー128の他
端はばね136で基板44側(前記係止片118から逃
げる方向)に付勢されている。
従って、ICカード10が所定位置に装着されると、前
述した通り、スライド板54の前進動作との機械的な連
動でロックレバ−90が枢動し、これにより、リミット
スイッチ78が働ぎ、この信号によりリードライトの実
行が開始されると同時に、前記駆動源126のソレノイ
ドの励磁で作動杆132が後退する。この後退動作でロ
ックしlバー128が揺動し、ストッパピン134が前
記エジェクトレバー82の係止片118直近位置に位置
する(第1図中2点鎖線の位置)。
これにJ:って、エジェクトレバー82の前進動作は前
記ストッパピン134で阻止されロック状態となり、リ
ーダライタの誤動作を確実に防止することができる。
次に、ICカード排出時の飛出し防止装置について、第
7図を基に説明する。すなわち、第2図および第2図の
A−A断面を示す第7図において、ICカード10のリ
ードライトの実行が完了した場合、このカード10を取
出すためエジェクトレバー82が押圧すると、スライド
板54およびICカード10のロックが解除される。こ
の解除により、ICカード10はスライド板54を付勢
しているばねの弾力作用でカード挿入位置に戻されるこ
になる。しかしながら、前記ICカード10およびスラ
イド板54はエジェクトレバー82の操作で急激に解放
されるため、ICカード10は慣性力で外部に飛出し、
破損する問題がある。。
そこで、第7図に示すように基板44の蓋板46のほぼ
中央に貫通角穴140を形成し、この穴140内に一端
を没入可能に、前記蓋板46の裏面(ICカード側)に
付勢手段である板ばね142を固着する。この板ばね1
42の先端は内方に向けて付勢され、ICカード10の
上面を軽く押圧している。また、前記板ばねの先端は円
弧状に形成されているため、ICカードの表面が傷つけ
られることはない。
従って、この板ばね142によりICカードの飛出しは
防止され、ICカードは排出時にも安全に保護されるこ
とになる。
〔発明の効果〕
前述した実施例から明らかなように、本発明によれば、
ICカードの長手方向両側縁部に切欠部を設けることに
より、このICカードをリーダライタのICカード装着
部へ挿入するに際し、ICカードを復帰弾力を有するス
ライド板と共に前進させ、所定位置で前記ICカードの
切欠部にロックピンが適合するよう構成することにより
、ICカードの挿入とその固定保持とを簡便かつ確実に
達成することができる。更に、ICカードの切欠部によ
り、ICカードの誤挿入に際しその所定装着位置に達す
る以前での挿入禁止を行うことができ、これによりリー
ダライタの誤動作を確実に防止することができる。
また、本発明に係るICカードの使用に好適なリーダラ
イタは、特にICカード装着部において、スライド板と
連動するレバーを設けることにより、簡単な構成で動作
の安定した検知機構を低コストに製造することができる
なお、本発明におけるICカードの切欠部の形状は、特
に限定されることなく、例えば湾曲状または矩形状の凹
部とするのが一般的である。また、ICカードの内部構
成についても、実施例に限定されることな(種々の構成
からなるICカード等についても本発明を適用し得るこ
とは勿論である。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発
明は前述した実施例に限定されることなく、本発明の幕
神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るICカードの検出機構に関づる構
成配置の一実施例であって、ICカード装着前の状態を
示す要部平面図、第2図はICカードの検出機構に関す
る構成配置の一実施例であって、ICカード装着後の状
態を示す要部平面図。第3図は第1図および第2図に示
すリーダライタに対するICカードの装着動作の説明図
、第4図は本発明に係るICカードの一実施例を示す外
観斜視図、第5図は第4図に示ずICカードの平面図、
第6図は本発明に係るICカードとこれに対応するリー
ダライタとの基本構成を示すm略説明図、第7図は第2
図のA−AIII面図である。 10・・・ICカード   12・・・プリント回路1
4・・・入力コイル   16・・・出力コイル18・
・・リードm20.22・・・切欠部30・・・ヘッド
コア   32・・・受信コイル34・・・コイル  
   36・・・駆動回路38・・・受信回路    
40・・・挿入口部42・・・ガイド側板   44・
・・基板46・・・保護各板    48.50・・・
切欠52・・・係止部     54・・・スライド板
56・・・ガイド溝    58・・・止めピン60・
・・コイルばね   62・・・切除部63・・・開口
部     64・・・ばね66・・・ロックピン  
 68・・・レバー70・・・切欠段部    72.
74・・・スペース78・・・リミットスイッチ 80・・・アクチュエータ 82・・・ニジエフ1〜レ
バー84・・・第2切除部   86・・・係止片88
・・・ばね      90・・・ロックレバ−92・
・・係止ピン    94・・・延長部96・・・係止
片     98・・・補助ロックレバ−100・・・
止めピン   102・・・突起104・・・切込部 
   106・・・切欠110・・・ガイド溝   1
12・・・止めピン114・・・係止片    116
・・・ばね118−6.係止片    120・・・長
溝122・・・ピン     124・・・操作部12
6・・・駆動源    128・・・ロックレバー13
0・・・ピン     132・・・作動杆134・・
・ストッパピン 136・・・ばね140−1・貫通角
穴   142・・・板ばねFIo  1 FIG、  2 FIo   3 FIG、414 FIG、  6 FIo、  7

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ICカードを所定位置に挿入し、電力の受給と信
    号の授受を行うリーダライタに、ICカードの適正な挿
    入状態を検出する手段を設けたICカードの検出機構に
    おいて、長手方向両側縁部のそれぞれ非対称位置に切欠
    部を設けたICカードと、このICカードと信号の授受
    を行うための結合器を有し該結合器に対しICカードを
    所定位置まで案内挿入する基板と、該基板上に固定した
    保護蓋板とからなり、前記蓋板の上面にICカードの先
    端と係合してICカードと共に所定位置まで前進すると
    共に復帰弾力を有するスライド板を設け、前記蓋板とス
    ライド板の一側縁部にICカードが所定位置に達した際
    ICカードに設けた切欠部と対応させてそれぞれ切除部
    および切欠段部を設け、前記蓋板の他側縁部に ICカードが所定位置に達した際ICカードに設けた他
    方の切欠部と対応させて切除部を設け、この切除部に対
    応して復帰弾力をもつて嵌入するロックレバーを設け、
    前記スライド板の前進と共に前記ロックレバーの一部と
    当接しこのロックレバーを前記切除部に嵌入すべくスラ
    イド板の他側縁部に延長部を設け、さらに前記蓋板の切
    除部に対応させて復帰状態のスライド板の一側縁部に弾
    力的に当接するロックピンを有する復帰操作可能なレバ
    ー部材を設けてICカード装着部を構成することを特徴
    とするICカードの検出機構。
  2. (2)復帰操作可能なレバー部材は、一端を前記保護蓋
    板上に立設したピンに枢支し、他端には前記スライド板
    の一側縁部と係合する係合部を有すると共に、中間には
    係合穴を穿設した補助ロックレバーと、一端にこの補助
    ロックレバーの係合穴と係合するロックピンを備え他端
    に操作部を有すると共に中間を固定ピンで枢動可能に枢
    支された操作レバーと、この操作レバーの係合ピンを介
    して前記補助ロックレバーの係合部を復帰状態のスライ
    ド板の一側縁部に弾力的に押圧する弾性部材とで構成さ
    れる請求項1記載のICカードの検出機構。
JP63044531A 1988-02-29 1988-02-29 Icカードの適正挿入検出装置 Granted JPH01219975A (ja)

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JPH0585064B2 JPH0585064B2 (ja) 1993-12-06

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