JP2765744B2 - Icカードリーダライタのインターロック機構 - Google Patents
Icカードリーダライタのインターロック機構Info
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- JP2765744B2 JP2765744B2 JP2019334A JP1933490A JP2765744B2 JP 2765744 B2 JP2765744 B2 JP 2765744B2 JP 2019334 A JP2019334 A JP 2019334A JP 1933490 A JP1933490 A JP 1933490A JP 2765744 B2 JP2765744 B2 JP 2765744B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、カード等に半導体集積回路(IC)を組込
み、記憶および演算機能を保持させたICカードとの間で
情報の受渡しを行うICカードリーダライタに係わり、特
にこの情報の受渡し動作中は、ICカードがICカードリー
ダライタ内の適性位置に配置されたICカードをロック
し、ICカードとの情報の受渡し動作がなされないときIC
カードを取出し可能に構成したインターロック機構に関
する。
み、記憶および演算機能を保持させたICカードとの間で
情報の受渡しを行うICカードリーダライタに係わり、特
にこの情報の受渡し動作中は、ICカードがICカードリー
ダライタ内の適性位置に配置されたICカードをロック
し、ICカードとの情報の受渡し動作がなされないときIC
カードを取出し可能に構成したインターロック機構に関
する。
[従来の技術] カード等に半導体集積回路(IC)を組込み、記憶およ
び演算機能を保持させたICカードをカードホルダに収容
し、ICカードとの間で情報の受渡しを行うICカードリー
ダライタが知られている。
び演算機能を保持させたICカードをカードホルダに収容
し、ICカードとの間で情報の受渡しを行うICカードリー
ダライタが知られている。
このようなICカードリーダライタにおいては、カード
ホルダ内の適性位置に配置されたICカードとの間で情報
の受渡しが完了した後、ICカードを取出し操作するイジ
ェクトレバーはインターロック手段によりロックされる
よう構成されていた。
ホルダ内の適性位置に配置されたICカードとの間で情報
の受渡しが完了した後、ICカードを取出し操作するイジ
ェクトレバーはインターロック手段によりロックされる
よう構成されていた。
すなわち、この種のインターロック手段は長手方向に
移動可能なイジェクトレバー先端の係止片に対向する位
置にソレノイドの励磁で進退移動する作動杆を備えた駆
動源を配設し、この駆動源と前記イジェクトレバー係止
片との間に揺動可能なロックレバーが配設される。
移動可能なイジェクトレバー先端の係止片に対向する位
置にソレノイドの励磁で進退移動する作動杆を備えた駆
動源を配設し、この駆動源と前記イジェクトレバー係止
片との間に揺動可能なロックレバーが配設される。
すなわち、このロックレバーはその中央をピンで枢支
されると共に、このレバーの一端を前記駆動源の作動杆
に枢支し、このレバーの他端をばねで付勢して無励磁の
場合にロックレバーをイジェクトレバーの移動が可能な
状態となるよう退避位置に揺動するよう構成され、ICカ
ードとの間で情報の受渡しが実行中は、駆動源の励磁に
よる前記作動杆の引込み作用により前記ロックレバーを
ばねの付勢力に抗して揺動し、これにより前記イジェク
トレバーはその先端が前記ロックレバーとの当接で前進
移動が阻止され、このレバーの押込み操作が不能とな
り、リーダライタの誤操作を防止することができる(例
えば特開平1−210073号公報)。
されると共に、このレバーの一端を前記駆動源の作動杆
に枢支し、このレバーの他端をばねで付勢して無励磁の
場合にロックレバーをイジェクトレバーの移動が可能な
状態となるよう退避位置に揺動するよう構成され、ICカ
ードとの間で情報の受渡しが実行中は、駆動源の励磁に
よる前記作動杆の引込み作用により前記ロックレバーを
ばねの付勢力に抗して揺動し、これにより前記イジェク
トレバーはその先端が前記ロックレバーとの当接で前進
移動が阻止され、このレバーの押込み操作が不能とな
り、リーダライタの誤操作を防止することができる(例
えば特開平1−210073号公報)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このようなインターロック手段は、こ
れに使用される作動杆をマクネットの電気的な励磁によ
り進退移動させる形式の駆動源は消費電力が大きく、さ
らに前記イジェクトレバーに過大な力を加えた場合、ロ
ックレバーが外れるか、またはインターロック機構が破
損する難点を有していた。
れに使用される作動杆をマクネットの電気的な励磁によ
り進退移動させる形式の駆動源は消費電力が大きく、さ
らに前記イジェクトレバーに過大な力を加えた場合、ロ
ックレバーが外れるか、またはインターロック機構が破
損する難点を有していた。
そこで、本発明の目的は、ICカードを所定の位置決め
部に係合すると共にこれをホルダ内に位置決め収納する
第1移動部と、ノブの押圧操作により操作部の弾性部材
を介して第1部材を押圧して前記係合を解除する第2移
動部と、この第2移動部を所定位置に固定させ前記弾性
部材の付勢に抗して前記係合の解除を不能とする電気的
固定手段とでICカードリーダライタのインターロック機
構を構成することにより、消費電力を削減できると共
に、ノブの誤操作によるインターロックの解除並びにそ
の機構の破損を未然に防止することのできるICカードリ
ーダライタのインターロック機構を提供するにある。
部に係合すると共にこれをホルダ内に位置決め収納する
第1移動部と、ノブの押圧操作により操作部の弾性部材
を介して第1部材を押圧して前記係合を解除する第2移
動部と、この第2移動部を所定位置に固定させ前記弾性
部材の付勢に抗して前記係合の解除を不能とする電気的
固定手段とでICカードリーダライタのインターロック機
構を構成することにより、消費電力を削減できると共
に、ノブの誤操作によるインターロックの解除並びにそ
の機構の破損を未然に防止することのできるICカードリ
ーダライタのインターロック機構を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため、本発明においては、カー
ド挿入口から挿入されるICカードをカードホルダに収納
して該ICカードとの間で情報の受渡しを行うICカードリ
ーダライタにおいて、 前記ICカードの挿入動作に応じて移動し前記ICカード
の所定の位置決め部に係合し前記ICカードを前記カード
ホルダ内に位置決め収納する第1移動部と、ノブの押圧
操作により弾性部材を付勢する操作部と、前記弾性部材
の付勢により前記第1移動部を押圧して前記係合を解除
する第2移動部と、前記係合が解除されることにより前
記ICカードを前記カードホルダから排出する手段と、前
記第2移動部を所定位置に固定させ前記弾性部材の付勢
に抗して前記係合の解除を不能とする電気的固定手段と
を備えたことを特徴とする。
ド挿入口から挿入されるICカードをカードホルダに収納
して該ICカードとの間で情報の受渡しを行うICカードリ
ーダライタにおいて、 前記ICカードの挿入動作に応じて移動し前記ICカード
の所定の位置決め部に係合し前記ICカードを前記カード
ホルダ内に位置決め収納する第1移動部と、ノブの押圧
操作により弾性部材を付勢する操作部と、前記弾性部材
の付勢により前記第1移動部を押圧して前記係合を解除
する第2移動部と、前記係合が解除されることにより前
記ICカードを前記カードホルダから排出する手段と、前
記第2移動部を所定位置に固定させ前記弾性部材の付勢
に抗して前記係合の解除を不能とする電気的固定手段と
を備えたことを特徴とする。
[作用] 本発明に係るICカードリーダライタのインターロック
機構によれば、ICカードを所定の位置決め部に係合する
と共にこれをホルダ内に位置決め収納する第1移動部
と、ノブの押圧操作により操作部の弾性部材を介して第
1移動部を押圧して前記係合を解除する第2移動部と、
この第2移動部を所定位置に固定させ前記弾性部材の付
勢に抗して前記係合の解除を不能とする電気的固定手段
とで構成することにより、第1移動部によりホルダ内に
位置決め収納されたICカードとの情報の受渡しが実行中
は、電気的固定手段の作動によりICカードの係合との解
除を不能とし、ノブを誤操作して操作部を移動しても第
2移動部は作動せず、従ってICカードを位置決め収納し
ている第1移動部は押圧されないままICカードのロック
状態は保持されている。
機構によれば、ICカードを所定の位置決め部に係合する
と共にこれをホルダ内に位置決め収納する第1移動部
と、ノブの押圧操作により操作部の弾性部材を介して第
1移動部を押圧して前記係合を解除する第2移動部と、
この第2移動部を所定位置に固定させ前記弾性部材の付
勢に抗して前記係合の解除を不能とする電気的固定手段
とで構成することにより、第1移動部によりホルダ内に
位置決め収納されたICカードとの情報の受渡しが実行中
は、電気的固定手段の作動によりICカードの係合との解
除を不能とし、ノブを誤操作して操作部を移動しても第
2移動部は作動せず、従ってICカードを位置決め収納し
ている第1移動部は押圧されないままICカードのロック
状態は保持されている。
これによりノブの誤操作によるインターロック機構へ
の過大な作用力を回避することができ、操作部が自由状
態の場合は電気的固定手段と第2移動部は密着状態が維
持されるため、消費電力を削減することができる。
の過大な作用力を回避することができ、操作部が自由状
態の場合は電気的固定手段と第2移動部は密着状態が維
持されるため、消費電力を削減することができる。
[実施例] 次に、本発明に係るICカードリーダライタのインター
ロック機構の一実施例につき添付図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
ロック機構の一実施例につき添付図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示し、ICカードを収納す
るカードホルダを上面から見た平面図であり、第1図
(a)はカードホルダ内にICカードを位置決め収納し電
気的固定手段により第2移動部を所定位置に固定させた
状態を示し、第1図(b)は電気的固定手段の解除によ
りノブの押圧操作で第2移動部により第1移動部を押圧
してICカードとの係合を解除し、このICカードを排出し
た状態を示す。
るカードホルダを上面から見た平面図であり、第1図
(a)はカードホルダ内にICカードを位置決め収納し電
気的固定手段により第2移動部を所定位置に固定させた
状態を示し、第1図(b)は電気的固定手段の解除によ
りノブの押圧操作で第2移動部により第1移動部を押圧
してICカードとの係合を解除し、このICカードを排出し
た状態を示す。
図に示すように、前記カードホルダ12上にはICカード
リーダライタのインターロック機構が設けられている。
リーダライタのインターロック機構が設けられている。
すなわち、前記インターロック機構はカードホルダ12
内の所定位置に適正な状態で収納されたICカード20を位
置決めする第1移動部と、位置決めされたICカード20と
の間で情報の受渡しを行った後の完了状態の確認でICカ
ード20のロックを解除する第2移動部32と、この位置決
めの完了信号で前記ICカード20を外部に排出する排出手
段45とで構成される。
内の所定位置に適正な状態で収納されたICカード20を位
置決めする第1移動部と、位置決めされたICカード20と
の間で情報の受渡しを行った後の完了状態の確認でICカ
ード20のロックを解除する第2移動部32と、この位置決
めの完了信号で前記ICカード20を外部に排出する排出手
段45とで構成される。
この第1移動部27は、一端をカードホルダ12に設けら
れた支持軸18には回動可能に軸支されたロックレバー28
の中間側面に内方に向けて突出した第1の突起部28aを
設けると共に、このロックレバー28の先端側面に外方に
向けて第2の突起部28bが設けられ、さらに前記支持軸1
8に挿着されたトーションコイルばね30によりロックレ
バー28を反時計回りに付勢するよう構成されている。
れた支持軸18には回動可能に軸支されたロックレバー28
の中間側面に内方に向けて突出した第1の突起部28aを
設けると共に、このロックレバー28の先端側面に外方に
向けて第2の突起部28bが設けられ、さらに前記支持軸1
8に挿着されたトーションコイルばね30によりロックレ
バー28を反時計回りに付勢するよう構成されている。
さらに、このロックレバー28の中間側壁はカードホル
ダ12の側面に形成された突起部24に当接し、このロック
レバー28の反時計回りの回動を規制している。また、第
2移動部32は、一端に金属片34を備えた第1のアーム37
と、この第1のアーム37から直角に延設した第2のアー
ム39と、前記第1のアーム37の他端をカードホルダ12上
の支持軸41に回動可能に軸支されたロック解除レバー33
と、さらに、このロック解除レバー33の前記第1のアー
ム37に設けられ、段差をもって形成された第1の係止部
37aと、前記支持軸41近傍に設けられた第2の係止部37b
と、前記第1の係止部37aと金属片34との間に設けられ
た第3の係止部37c(リブの内側面)とで構成される。
そして、前記第1、第2の係止部37a,37bは前記支持軸4
1に挿着されたトーションコイルばね43のそれぞれ角度
を変えて突出した一対の出力端を係止し、前記第3の係
止部37cと第1のアーム37側に延在する前記コイルばね4
3の一方の出力端との間で後述する操作部としての操作
レバー26の係合部である係合ピン35を挟持係合するよう
構成される。この場合、前記ロック解除レバー33の第1
のアーム37の他端に設けられた金属片34に対向して電気
的固定手段としてのマクネット47がカードホルダ12上に
配設される。
ダ12の側面に形成された突起部24に当接し、このロック
レバー28の反時計回りの回動を規制している。また、第
2移動部32は、一端に金属片34を備えた第1のアーム37
と、この第1のアーム37から直角に延設した第2のアー
ム39と、前記第1のアーム37の他端をカードホルダ12上
の支持軸41に回動可能に軸支されたロック解除レバー33
と、さらに、このロック解除レバー33の前記第1のアー
ム37に設けられ、段差をもって形成された第1の係止部
37aと、前記支持軸41近傍に設けられた第2の係止部37b
と、前記第1の係止部37aと金属片34との間に設けられ
た第3の係止部37c(リブの内側面)とで構成される。
そして、前記第1、第2の係止部37a,37bは前記支持軸4
1に挿着されたトーションコイルばね43のそれぞれ角度
を変えて突出した一対の出力端を係止し、前記第3の係
止部37cと第1のアーム37側に延在する前記コイルばね4
3の一方の出力端との間で後述する操作部としての操作
レバー26の係合部である係合ピン35を挟持係合するよう
構成される。この場合、前記ロック解除レバー33の第1
のアーム37の他端に設けられた金属片34に対向して電気
的固定手段としてのマクネット47がカードホルダ12上に
配設される。
一方、第1図(a),(b)および第2図に示すよう
に、操作レバー26はその前後に長手方向に延在する2つ
の長穴51a,51bが形成され、これらの長穴51a,51bはカー
ドホルダ12に螺着された小ねじ52a,52bの頭部にそれぞ
れ係止され、このカードホルダ12上に長手方向に摺動可
能に設けられている。さらに、この操作レバー26はその
下面に突設した係止部26aとカードホルダ12に形成され
た係止部12aに弾力的にそれぞれ係止された引張りばね5
4により外方に向けて付勢されている。
に、操作レバー26はその前後に長手方向に延在する2つ
の長穴51a,51bが形成され、これらの長穴51a,51bはカー
ドホルダ12に螺着された小ねじ52a,52bの頭部にそれぞ
れ係止され、このカードホルダ12上に長手方向に摺動可
能に設けられている。さらに、この操作レバー26はその
下面に突設した係止部26aとカードホルダ12に形成され
た係止部12aに弾力的にそれぞれ係止された引張りばね5
4により外方に向けて付勢されている。
さらに、この操作レバー26は、先端が金属片34とマグ
ネット47との当接でトーションばね43の付勢力による反
時計回りの回動が阻止されている第1のアーム37の第3
の係止部と係合ピン35との係止により、引張りばね54の
付勢力による操作レバー26の外方への移動が規制されて
いる。
ネット47との当接でトーションばね43の付勢力による反
時計回りの回動が阻止されている第1のアーム37の第3
の係止部と係合ピン35との係止により、引張りばね54の
付勢力による操作レバー26の外方への移動が規制されて
いる。
一方、第1図および第2図に示すカードホルダにおい
て、参照符号10は回路基板を示し、この回路基板10は蓋
板14の底部に固定され、カードホルダ12の案内通路の一
部を形成する。そして、このカードホルダ12の前面には
合成樹脂等で成形される操作パネル15が挿着され、この
操作パネル15の中央にはICカード挿入口15aが設けられ
ると共に、その右側には操作レバー26のノブ29が突出
し、さらに操作パネル15の左側には表示部15bが設けら
れている。
て、参照符号10は回路基板を示し、この回路基板10は蓋
板14の底部に固定され、カードホルダ12の案内通路の一
部を形成する。そして、このカードホルダ12の前面には
合成樹脂等で成形される操作パネル15が挿着され、この
操作パネル15の中央にはICカード挿入口15aが設けられ
ると共に、その右側には操作レバー26のノブ29が突出
し、さらに操作パネル15の左側には表示部15bが設けら
れている。
このようにして、前記案内通路22は前記操作パネルの
挿入口15aに対応する(第1図および第2図参照)。
挿入口15aに対応する(第1図および第2図参照)。
次に、排出手段45は、第3図(a),(b)に示すよ
うに、一端に後述する検出器48により検出される遮蔽板
38を兼ねたICカード20との係止部40を備え、引張りばね
46でICカード20を外方に向けて付勢する移動片42と、カ
ードホルダ12上に植設された案内ピン52の頭部52aに係
合し前記移動片42に形成された長穴50と、前記移動片42
をICカード挿入側に付勢すべく移動片42の他端に形成さ
れたフック42aとカードホルダ12に形成されたフック44
に係止した引張りばね46とで構成される。さらに、前記
検出器48の中央に形成された溝48a内にICカード20の人
為的な収納動作と共に移動する遮蔽板38が侵入した際、
光が遮蔽されてその位置が検出されるよう構成されてい
る。また移動片42の係止部40はカードホルダ12の端部に
形成された切欠36に案内挿入されると共に、この切欠端
部に当接し前記引張りばね46の付勢力による移動片42の
移動を阻止している。
うに、一端に後述する検出器48により検出される遮蔽板
38を兼ねたICカード20との係止部40を備え、引張りばね
46でICカード20を外方に向けて付勢する移動片42と、カ
ードホルダ12上に植設された案内ピン52の頭部52aに係
合し前記移動片42に形成された長穴50と、前記移動片42
をICカード挿入側に付勢すべく移動片42の他端に形成さ
れたフック42aとカードホルダ12に形成されたフック44
に係止した引張りばね46とで構成される。さらに、前記
検出器48の中央に形成された溝48a内にICカード20の人
為的な収納動作と共に移動する遮蔽板38が侵入した際、
光が遮蔽されてその位置が検出されるよう構成されてい
る。また移動片42の係止部40はカードホルダ12の端部に
形成された切欠36に案内挿入されると共に、この切欠端
部に当接し前記引張りばね46の付勢力による移動片42の
移動を阻止している。
この場合、前記排出手段45はICカード20の人為的な挿
入動作で係止部と係止した後ICカード20と共に移動し、
ICカード20が情報の受渡しが可能となる位置に達した状
態を検出器48で検出される。
入動作で係止部と係止した後ICカード20と共に移動し、
ICカード20が情報の受渡しが可能となる位置に達した状
態を検出器48で検出される。
すなわち、この回路基板10の上面に取付けられた検出
器48は遮蔽板38の通過による光検出回路の遮蔽により出
力される検出信号でICカードの位置を確認することがで
きる。
器48は遮蔽板38の通過による光検出回路の遮蔽により出
力される検出信号でICカードの位置を確認することがで
きる。
このように構成されたICカードリーダライタのインタ
ーロック機構は次のように動作する。
ーロック機構は次のように動作する。
すなわち、第1図(a)示すように前記操作パネル15
の挿入口15aから挿入されたICカード20は案内通路22を
構成する回路基板10上を摺動してカードホルダ12内の所
定位置に収納される。
の挿入口15aから挿入されたICカード20は案内通路22を
構成する回路基板10上を摺動してカードホルダ12内の所
定位置に収納される。
このようにして、適正な状態で収納されたICカード20
は第1移動部27によりICカード20側面に形成された切欠
部(図示せず)との係合により適正な状態で位置決めさ
れる。
は第1移動部27によりICカード20側面に形成された切欠
部(図示せず)との係合により適正な状態で位置決めさ
れる。
尚、この光による検出器は位置検出用のスリット幅が
微少幅(0.25mm)であるため、ICカードが適正な状態で
収納された位置を正確に検出することができる。
微少幅(0.25mm)であるため、ICカードが適正な状態で
収納された位置を正確に検出することができる。
そして、適性位置に収納された状態のICカード20を確
認する検出信号の出力により、ICカードとの間で情報の
受渡し実行が可能となる。
認する検出信号の出力により、ICカードとの間で情報の
受渡し実行が可能となる。
この場合、第2移動部36を構成する第1のアーム37端
部に設けられた金属片34は電気的固定手段であるマクネ
ット47に吸着された状態となっている。
部に設けられた金属片34は電気的固定手段であるマクネ
ット47に吸着された状態となっている。
しかるに、この状態でノブ29を押圧すると、操作レバ
ー26先端の係合ピンは第1の係止片37aに係止している
弾性部材であるトーションコイルばね43の出力端は押上
げられて弾性変形するのみで、第2移動部32のロック解
除レバー33は回動されずロック状態が維持されている。
ー26先端の係合ピンは第1の係止片37aに係止している
弾性部材であるトーションコイルばね43の出力端は押上
げられて弾性変形するのみで、第2移動部32のロック解
除レバー33は回動されずロック状態が維持されている。
従って、これにより第1移動部27のロックレバー28も
回動されること無くICカード20との係合状態が維持され
ている。
回動されること無くICカード20との係合状態が維持され
ている。
次に、ICカードの情報の受渡しが完了するとその状態
は異なる色の単色表示をする表示部である発光素子17の
点灯表示による色の変化で確認でき、同時に電気的固定
手段であるマクネットの励磁が解除される。
は異なる色の単色表示をする表示部である発光素子17の
点灯表示による色の変化で確認でき、同時に電気的固定
手段であるマクネットの励磁が解除される。
この状態でノブ29を押込み操作すると、第1図(b)
に示されるように操作レバー26先端の係合ピン35はトー
ションコイルばね43を押圧し、このトーションコイルば
ね43の他方の出力端の係止している第2の係止部37bを
弾力的に押圧する。この付勢力に抗して作用するモーメ
ントによりロック解除レバー33が反時計回りに回動し、
第2のアーム39先端はロックレバー28の先端に突設す
る。
に示されるように操作レバー26先端の係合ピン35はトー
ションコイルばね43を押圧し、このトーションコイルば
ね43の他方の出力端の係止している第2の係止部37bを
弾力的に押圧する。この付勢力に抗して作用するモーメ
ントによりロック解除レバー33が反時計回りに回動し、
第2のアーム39先端はロックレバー28の先端に突設す
る。
この当接により、ロックレバー28はトーションコイル
ばね30の付勢力に抗してロックレバー28を時計回りに回
動させ、この回動によりロックレバー28の突起部28aはI
Cカード20の切欠部から離脱する。従って、ICカード20
は排出手段45である係止片42を付勢している引張りばね
46の作用で外方に排出される。
ばね30の付勢力に抗してロックレバー28を時計回りに回
動させ、この回動によりロックレバー28の突起部28aはI
Cカード20の切欠部から離脱する。従って、ICカード20
は排出手段45である係止片42を付勢している引張りばね
46の作用で外方に排出される。
このようにインターロック機構を構成することによ
り、操作部のノブを誤って押込み操作しても電気的固定
手段が作用している限り、ノブを押圧操作しても弾性部
材が押圧されるのみで第1移動部が押圧されることなく
ICカードの係合は解除されず、従って過大な外力をノブ
に作用させた場合でもインターロック手段の破損を未然
に防止することができる。
り、操作部のノブを誤って押込み操作しても電気的固定
手段が作用している限り、ノブを押圧操作しても弾性部
材が押圧されるのみで第1移動部が押圧されることなく
ICカードの係合は解除されず、従って過大な外力をノブ
に作用させた場合でもインターロック手段の破損を未然
に防止することができる。
[発明の効果] 前述した実施例から明らかなように、本発明のICカー
ドのインターロック機構によれば、ICカードを所定の位
置決め部に係合すると共にこれをホルダ内に位置決め収
納する第1移動部と、ノブの押圧操作により操作部の弾
性部材を介して第1部材を押圧して前記係合を解除する
第2移動部と、この第2移動部を所定位置に固定させ前
記弾性部材の付勢に抗して前記係合の解除を不能とする
電気的固定手段とでICカードリーダライタのインターロ
ック機構を構成することにより、消費電力を削減できる
と共に、操作レバーの誤操作によるインターロック機構
への過大な作用力を回避することができ、従って、ICカ
ードリーダライタにおけるICカードとの情報の受渡しの
信頼性を一段と向上させることができる。
ドのインターロック機構によれば、ICカードを所定の位
置決め部に係合すると共にこれをホルダ内に位置決め収
納する第1移動部と、ノブの押圧操作により操作部の弾
性部材を介して第1部材を押圧して前記係合を解除する
第2移動部と、この第2移動部を所定位置に固定させ前
記弾性部材の付勢に抗して前記係合の解除を不能とする
電気的固定手段とでICカードリーダライタのインターロ
ック機構を構成することにより、消費電力を削減できる
と共に、操作レバーの誤操作によるインターロック機構
への過大な作用力を回避することができ、従って、ICカ
ードリーダライタにおけるICカードとの情報の受渡しの
信頼性を一段と向上させることができる。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、前
述の実施例に限定されることなく、本発明の精神を逸脱
しない範囲内において種々の設計変更をなし得ることは
勿論である。
述の実施例に限定されることなく、本発明の精神を逸脱
しない範囲内において種々の設計変更をなし得ることは
勿論である。
第1図は本発明の一実施例を示し、第1図(a)はカー
ドホルダ内にICカードを位置決め収納し電気的固定手段
により第2移動部を所定位置に固定させた状態を示すカ
ードホルダの平面図、第1図(b)は電気的解除手段の
解除によりノブの押圧操作で第2移動部により第1移動
部を押圧してICカードとの係合を解除し、このICカード
を排出した状態を示すカードホルダの平面図、第2図は
カードホルダ底面図、第3図(a)は第1図(a)のB
−B断面図、第3図(b)は第3図(a)のC矢視図で
ある。 10……回路基板、12……カードホルダ 14……蓋板、15……操作パネル 15a……ICカード挿入口 15b……表示部 18……支持軸、20……ICカード 22……案内通路(凹部) 24……突起部、26……操作部 27……第1移動部 28……ロックレバー、28a……第1の突起部 28b……第2の突起部 29……ノブ 30……トーションコイルばね 32……第2移動部 33……ロック解除レバー 34……金属片、35……係合ピン 36……切欠き、37……第1のアーム 37a……第1の係止部 37b……第2の係止部 38……遮蔽板、39……第2のアーム 40……係止部、41……支持軸 42……移動片、42a,44……フック 45……排出手段、46,54……引張りばね 47……電気的固定手段(マクネット) 48……検出器 48a……溝、50……長穴 52……案内ピン、51a,51b……長穴 52a,52b……小ねじ
ドホルダ内にICカードを位置決め収納し電気的固定手段
により第2移動部を所定位置に固定させた状態を示すカ
ードホルダの平面図、第1図(b)は電気的解除手段の
解除によりノブの押圧操作で第2移動部により第1移動
部を押圧してICカードとの係合を解除し、このICカード
を排出した状態を示すカードホルダの平面図、第2図は
カードホルダ底面図、第3図(a)は第1図(a)のB
−B断面図、第3図(b)は第3図(a)のC矢視図で
ある。 10……回路基板、12……カードホルダ 14……蓋板、15……操作パネル 15a……ICカード挿入口 15b……表示部 18……支持軸、20……ICカード 22……案内通路(凹部) 24……突起部、26……操作部 27……第1移動部 28……ロックレバー、28a……第1の突起部 28b……第2の突起部 29……ノブ 30……トーションコイルばね 32……第2移動部 33……ロック解除レバー 34……金属片、35……係合ピン 36……切欠き、37……第1のアーム 37a……第1の係止部 37b……第2の係止部 38……遮蔽板、39……第2のアーム 40……係止部、41……支持軸 42……移動片、42a,44……フック 45……排出手段、46,54……引張りばね 47……電気的固定手段(マクネット) 48……検出器 48a……溝、50……長穴 52……案内ピン、51a,51b……長穴 52a,52b……小ねじ
Claims (1)
- 【請求項1】カード挿入口から挿入されるICカードをカ
ードホルダに収納してICカードとの間で情報の受渡しを
ICカードリーダライタにおいて、 前記ICカードの挿入動作に応じて移動し前記ICカードの
所定の位置決め部に係合し前記ICカードを前記カードホ
ルダ内に位置決め収納する第1移動部と、ノブの押圧操
作により弾性部材を付勢する操作部と、前記弾性部材の
付勢により前記第1移動部を押圧して前記係合を解除す
る第2移動部と、前記係合が解除されることにより前記
ICカードを前記カードホルダから排出する手段と、前記
第2移動部を所定位置に固定させ前記弾性部材の付勢に
抗して前記係合の解除を不能とする電気的固定手段とを
備えたことを特徴とするICカードリーダライタのインタ
ーロック機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019334A JP2765744B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | Icカードリーダライタのインターロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019334A JP2765744B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | Icカードリーダライタのインターロック機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03225580A JPH03225580A (ja) | 1991-10-04 |
JP2765744B2 true JP2765744B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=11996509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019334A Expired - Fee Related JP2765744B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | Icカードリーダライタのインターロック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2765744B2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-31 JP JP2019334A patent/JP2765744B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03225580A (ja) | 1991-10-04 |
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