JP2001244026A - Icカード用コネクタ - Google Patents
Icカード用コネクタInfo
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
ード用コネクタの構造で、新たに部品点数を増加するこ
となく、簡易な構造で、操作性や接触信頼性の向上され
たICカード用コネクタを提供する。 【解決手段】 ハウジング1内に着脱されるICカード
3に係合され、このICカード3の挿入及び排出方向に
スライド移動可能なスライド部材6と、このスライド部
材6を前記ICカード3の排出方向へ付勢する復帰ばね
4と、この復帰ばね4の付勢力に抗して前記スライド部
材6を、前記ICカード3が挿着された位置に保持する
ロック部材5と、待機位置と押し込み位置との間を移動
可能に配設され、押圧操作によって前記ロック部材5の
ロックを解除するプッシュロッド7とを備え、前記プッ
シュロッド7には、前記ICカード3を裏返し、又は逆
方向へ挿入した時、前記スライド部材6を係止してIC
カードの挿入方向への移動を阻止する阻止手段7eを形
成した。
Description
ュータなどの記憶媒体などに用いられるPCカードや、
デジタルカメラなどの電子機器などに使用されるCF
(コンパクトフラッシュ)カードなどに使用される、I
Cカード用コネクタの構造に関する
としてICカード用コネクタが一般的に使用されてい
る。このICカード用コネクタの記憶媒体としてはIC
カードが広く使用さるようになってきている。
挿着して必要な情報の書き込み、及び読み取りを行う
が、このICカードには一隅部が斜めに切り欠かれてい
るものがある。このICカードを挿着する場合に、従来
のICカード用コネクタ側にはICカードの切り欠き部
に対応する位置に突出部が形成されており、これにより
ICカードを裏返し、又は逆方向へ挿入した時に、この
突出部にICカードの前端部がぶつかって最後までIC
カードが挿入できないようにして誤挿入を防止してい
る。
構造の他に、最近では板ばね等をICカードの挿入路の
途中に突出させ、ICカードを正常に挿入した時には、
ICカードの切り欠き部で板ばねを挿入路外へ退避させ
るようにしてICカードを挿入するこのができるが、I
Cカードを裏返し、又は逆方向へ挿入した時には、IC
カードが板ばねにぶつかって挿入できない構成のものも
考えられている。
た従来のICカード用コネクタのICカードの誤挿入防
止構造においては、突出部によって誤挿入を防止する構
造では、ICカードを挿着完了の直前位置まで押し込ま
なくては誤挿入を判断することができず、操作性が悪い
ことや、ICカード用コネクタの接触端子の変形や損傷
を招いてしまうという問題があった。
中に突出させる構造においては、新たに板ばねを追加し
なければならず、部品点数が増加して構造が複雑となっ
てしまうという問題があった。
解決し、ICカードの誤挿入防止構造を備えたICカー
ド用コネクタの構造で、新たに部品点数を増加すること
なく、簡易な構造で、操作性や接触信頼性の向上された
ICカード用コネクタを提供することを目的とする。
に本発明では第1の手段として、ハウジング内に着脱さ
れるICカードに係合され、このICカードの挿入及び
排出方向にスライド移動可能なスライド部材と、このス
ライド部材を前記ICカードの排出方向へ付勢する復帰
ばねと、この復帰ばねの付勢力に抗して前記スライド部
材を、前記ICカードが挿着された位置に保持するロッ
ク部材と、待機位置と押し込み位置との間を移動可能に
配設され、押圧操作によって前記ロック部材のロックを
解除するプッシュロッドとを備え、前記プッシュロッド
には、前記ICカードを裏返し、又は逆方向へ挿入した
時、前記スライド部材を係止してICカードの挿入方向
への移動を阻止する阻止手段を形成したことを特徴とす
る。
ッドに係止段部を設けると共に、前記スライド部材に前
記係止段部と係脱可能な係止突部を形成し、前記ICカ
ードを裏返し、又は逆方向へ挿入した時、前記ICカー
ドの前端部により前記スライド部材が回動され、前記係
止突部が前記係止段部に係合するように前記阻止手段を
構成したことを特徴とする。
材には、前記係止突部を前記係止段部に係合する方向に
回動させる押圧面部を形成したことを特徴とする。
材には、前記ハウジングに設けられた摺動溝に嵌合し、
この摺動溝に沿って摺動する摺動突部が形成され、前記
スライド部材は前記摺動突部を中心に前記係止段部に係
脱可能に回動するように形成されていることを特徴とす
る。
ッドの一端側には押釦部が配設されており、前記押釦部
の一端が、前記ハウジングの一側部に当接することによ
り前記ICカードの挿入方向への移動が阻止されること
を特徴とする。
至図31に示す。図1は本発明のICカード用コネクタ
を示す平面図、図2は同じくカバーを外した状態の平面
図、図3はハウジングの平面図、図4は同じく正面図、
図5はICカードの平面図、図6は同じく底面図、図7
はスライド部材の平面図、図8は同じく側面図、図9は
ロック部材の平面図、図10は同じく側面図、図11は
ロック部材とハウジングの取付関係図、図12はスライ
ド部材とロック部材をハウジングに取り付けた状態の関
係図、図13はプッシュロッドの平面図、図14は同じ
く側面図、図15はハウジングにプッシュロッドを取り
付けた状態の関係図、図16はカバーの平面図、図17
は同じく側面図、図18はカバーにばね片を形成した状
態の平面図、図19は同じく断面図、図20及び図21
はICカードと接触端子との接続状態の関係図である。
どの絶縁材で略方形に形成されており、このハウジング
1には、内部に後述するICカード3が挿入され収納さ
れる収納部1aが設けられている。この収納部1aの内
底部には、導電性の金属材からなる複数の接触端子2a
が配設されており、この接触端子2aの他端側は、前記
ハウジング1の外方へ導出されて、図示しない外部の回
路基板などの回路パターンと接続される接続端子2bが
形成されている。複数の前記接触端子2aは、その端子
長さを、適宜異ならせた状態で前記ハウジング1に配設
されており、本実施例では、前記接触端子2aの7本中
の真ん中に位置する3本が、左右に位置する4本よりも
若干長くなるように形成されている。また、前記ハウジ
ング1の周面部には後述するカバー8を係合する係合爪
部1bが複数個設けられている。
部1aに連設して、平坦部1cが設けられており、この
平坦部1cに後述するスライド部材6が配設されるもの
となっている。また、前記平坦部1cの上端側には、後
述するロック部材5を回動可能に係止する係止溝1dが
設けられており、また、右側部には後述するプッシュロ
ッド7をスライド移動可能にガイドするガイド溝1eが
形成されたものとなっている。
状の摺動溝1fが形成されている。この摺動溝1fに、
後述するスライド部材6に設けられた摺動突部6cが摺
動され、スライド部材6がICカードの挿入/排出方向
へスライド移動可能となっている。また、前記平坦部1
cの下端側には、スライド部材6の一端部が係止され、
その回動を規制する規制壁1gが設けられている。
が収納されており、記録媒体として広く使用されている
ものである。このICカード3の底面側には、その一端
側に複数の接点部3aが形成されており、この接点部3
aが前記ハウジング1の収納部1aに設けられた複数の
接触端子2aと接触することにより、外部に接続された
電子機器との種々の情報処理が行われるものとなってい
る。また、前記ICカード3には、前記接点部3aの形
成側のその一隅部に、斜面状の切り欠き部3bが設けら
れている。この切り欠き部3bによって、前記ICカー
ド3をICカード用コネクタに挿入する場合の誤挿入の
検出を行っている。
成されており、このロック部材5の略中央には、前記ハ
ウジング1の係止溝1dに係止される一対の係止軸5a
が形成されている。また、中央から延設された係止腕部
5bの先端部には、後述するスライド部材6に係脱可能
なフック状の係止部5cが形成されている。この係止部
5cの先端側には傾斜部5dが設けられており、この傾
斜部5dに後述するプッシュロッド7の解除操作部7a
が当接することにより、前記係止部5cが前記係止軸5
aを支点として回動するようになっている。この場合、
前記ロック部材5の回動方向は、前記ハウジング1内に
着脱される前記ICカード3の平坦面に直交する方向
(上下方向)へ回動可能なように配設されるものとなっ
ている。このため、左右方向への回動スペースを必要と
しないことから、前記ハウジング1の幅寸法を小さくす
ることが可能となっている。
するスライド部材6を前記ICカード3の排出方向へ付
勢する復帰ばね4を係止する係止凹部5eが設けられて
いる。この係止凹部5eの下端側には突起部5fが形成
され、この突起部5fに前記復帰ばね4の巻端部が当接
することにより、前記ロック部材5が下面側に回動さ
れ、前記係止腕部5bの先端の前記係止部5cが、後述
するスライド部材6の係合突部6aと係合する方向へ付
勢されるようになっている。このため、前記ロック部材
5の付勢用としてのばね部材を別途設ける必要がないこ
とから、部品点数の削減が図れるものとなる。
形成されており、このスライド部材6の一側部には前記
ロック部材5の係止部5cと係合される係合突部6aを
有する係合腕部6bが設けられている。また、この係合
腕部6bと並設して、自由端側に前記ハウジング1の摺
動溝1fに摺動する摺動突部6cを有する摺動腕部6d
が設けられている。この摺動腕部6dの前記摺動突部6
cの近傍には、斜面からなる押圧面部6eと、この押圧
面部6eに連設してフック部6fが形成されており、前
記ICカード3の挿着時に、前記フック部6fに前記I
Cカード3の切り欠き部3bが当接することにより、前
記スライド部材6が前記ICカード3と共にICカード
の挿入方向へ移動されるものとなっている。また、前記
押圧面部6eに前記ICカード3の先端部が当接するこ
とにより、前記スライド部材6が前記摺動突部6cを支
点として反時計方向へ回動するようになっている。
部6bと対向する他端側には、前記ハウジング1の平坦
部1cに設けられた規制壁1gに当接し、その回動が規
制される規制片部6gが形成されている。前記平坦部1
cに配設された前記スライド部材6は、前記復帰ばね4
によって前記摺動突部6cを中心として時計方向へ回動
付勢されているが、前記規制片部6gが前記規制壁1g
に当接することでその回動が規制されるものとなってい
る。また、前記規制片部6gの先端側には、後述するプ
ッシュロッド7の係止段部7eと係合される係止突部6
hが設けられたものとなっている。
記ICカード3側へ突出した押圧突部6iが設けられて
おり、この押圧突部6iが前記復帰ばね4の付勢力によ
って前記ICカード3の側面へ押し付けられることによ
り、前記ICカード3は、常に前記ハウジング1の側壁
に付勢された状態となり、前記ICカード3が前記ハウ
ジング1の収納部1aから不用意に飛び出してしまうこ
とを防止している。また、前記スライド部材6には、段
部からなるストッパー面6jが形成されており、前記I
Cカード3の排出途上において、このストッパー面6j
が後述するプッシュロッド7のストッパー部7dと当接
されることにより、前記スライド部材6の移動が停止さ
れるようになっている。
開口部6kが設けられており、この開口部6kに前記復
帰ばね4が収納されている。前記スライド部材6は、前
記ハウジング1の平坦部1c内に配設され、前記復帰ば
ね4に付勢されながら、前記ハウジング1内を上下方
向、即ち前記ICカード3の挿入、排出方向へ移動可能
となるように取り付けられるものとなっている。
り曲げて形成されており、長尺状の基板部7aと、この
基板部7aの中央に直角に折り曲げられたロック板部7
bとから形成されている。前記基板部7aの延設された
先端には、前記ロック部材5の前記係止部5cの先端に
設けられた傾斜部5dに当接して、前記ロック部材5を
回動させる解除操作部7cが形成されている。また、前
記ロック板部7bには、前記スライド部材6のストッパ
ー面6jと当接するストッパー部7dが設けられてお
り、このトッパー部7dの反対側には、前記スライド部
材6の係止突部6hに係合する係合段部7eが形成され
ている。前記ストッパー部7d及び前記係合段部7e
に、前記ストッパー面6j及び前記係止突部6hが当接
/係合することで、前記スライド部材6の移動が規制さ
れるものとなっている。
で押圧操作される押釦部7fが取り付けられており、前
記ICカード3を裏返し、又は逆方向へ挿入した時に
は、この押釦部7fの取付側の端部が、前記ハウジング
1の一側部に当接することにより前記ICカード3の挿
入方向への移動が阻止されるようになっている。また、
前記プッシュロッド7は、前記スライド部材6と共に前
記ハウジング1に組み込まれ、前記基板部7aが前記ハ
ウジング1に設けられた前記ガイド溝1eにガイドされ
ることで、前記ハウジング1内を移動するように配設さ
れている。
おり、このカバー8には平板状の上板部8aと、この上
板部8aから直角に折り曲げられ、前記ハウジング1の
係合爪部1bに係合される複数の係止窓部8bを有する
横板部8c、8cが形成されている。前記カバー8は、
前記ハウジング1の開口部を覆うように前記ハウジング
1の上面側に取り付けられるものとなっている。
記カバー8の上板部8aに、切り起こすことによりばね
片8dを設け、このばね片8dを前記ICカード3の上
面側に当接させてICカード3を前記ハウジング1の底
面側へ付勢するように形成しておけば、更に、前記IC
カード3が前記ハウジング1の収納部1aから不用意に
飛び出してしまうことを防止できる。
作を図22乃至図31で説明する。図22乃至図29
は、本発明のICカード用コネクタの挿入/排出時の動
作状態を示す説明図で、図22はハウジングにICカー
ドを挿入する初期の状態を示す説明図、図23はICカ
ードの挿入途上の状態を示す説明図、図24はICカー
ドの挿入が終了した状態を示す説明図、図25は同じく
カードの挿入終了時でスライド部材がロックされた状態
を示す説明図、図26はプッシュロッドを押圧してスラ
イド部材のロックを解除した状態を示す説明図、図27
はロックされたスライド部材を解除しICカードが排出
途上の状態を示す説明図、図28は同じくICカードの
排出途上の状態を示す説明図、図29はICカードと接
触端子との接触が外れてICカードを排出する状態を示
す説明図であり、また、図30及び図31はICカード
の挿入時にICカードを裏返して挿入した状態を示す説
明図である。尚、図においてはロック部材とスライド部
材、及びロック部材とプッシュロッドの係合/解除の状
態を分かりやすくするために部分的に側面図で示してい
る。
記ICカード3を挿入する。この時、前記スライド部材
6の前記フック部6fが前記ICカード3の切り欠き部
3bに当接し、前記スライド部材6はICカードの挿入
方向に押圧されることになる。この時、前記ICカード
3の側面部が、前記スライド部材6の押圧突部6iに当
接され、前記復帰ばね4の付勢力によって前記ICカー
ド3は前記ハウジング1の側壁部へ押し付けられた状態
となっている。(図22)
ク部6iを支点として前記復帰ばね4によって時計方向
へ付勢されていることから、前記スライド部材6は反時
計方向へは回動されずに、前記復帰ばね4の付勢力に抗
してICカードの挿入方向へ移動する。この時、前記ス
ライド部材6に設けられた前記摺動突部6cが前記ハウ
ジング1に設けられた前記摺動溝1fに沿って移動する
ことになり、前記スライド部材6は前記ICカード3と
共にICカードの挿入方向へ移動する。(図23)
記カード3を挿入方向に押圧すると、前記スライド部材
6はICカードの挿入方向へ移動し、前記ICカード3
の前記接点部3aは前記ハウジング1の接触端子2aと
接触される。そして前記ICカード3が前記ハウジング
1の収納部1aの内縁部に当接した時点で挿入が停止さ
れ、前記ICカード3の前記ハウジング1への挿着が完
了する。これに伴い前記スライド部材6の移動も停止さ
れる。
部材6と当接され、前記スライド部材6の移動に伴い前
記係合突部6aが前記ロック部材5の傾斜部5dを押圧
することにより、前記ロック部材5が側面図で示す時計
回りに回動する。この時、前記ロック部材5の係止腕部
5bは前記復帰ばね4によって前記スライド部材6の係
合腕部6b側へ付勢されていることから、前記係合突部
6aが前記傾斜部5dから外れた時点で前記ロック部材
5は側面図で示す反時計方向へ回動されることから、前
記ロック部材5の前記係止部5cは前記スライド部材6
の前記係合突部6aと確実に対峙された状態となる。
(図24)
ると、前記スライド部材6は前記復帰ばね4の付勢力に
より、ICカードの排出方向へ僅かだけ戻され、この
時、前記係合突部6aが前記ロック部材5の前記係止部
5cと係合することでその位置に前記スライド部材6が
ロックされる。(図25)
Cカード3を排出する場合には、前記ICカード3の挿
着状態(図25)から、待機位置にある前記プッシュロ
ッド7の押釦7fを指などで押圧して、前記プッシュロ
ッド7をICカードの挿入方向へ押し込み位置まで移動
させると、前記解除操作部7cが前記ロック部材5の傾
斜部5dを押圧することにより、前記ロック部材5の係
止腕部5bが側面図に示す時計方向へ回動され、前記ロ
ック部材5の前記係止部5cが前記スライド部材6の係
合突部6aから外れた状態となる。(図26)
ね4の付勢力によりICカードの排出方向へと移動され
る。この時、前記プッシュロッド7の解除操作部7c
は、金属板を折り曲げて一端側に薄板状に細長く延設さ
れた基板部7aに形成されていることから、前記スライ
ド部材6の移動を妨げないように配設することが可能と
なっている。また、配設に場所を取らないことから前記
ハウジング1の幅寸法を小さく形成することができる。
向へ移動するのに伴い、前記ICカード3は、前記スラ
イド部材6と共にICカードの排出方向へ移動する。こ
の時、前記プッシュロッド7には前記ストッパー部7d
が設けられており、押し込み位置では、このストッパー
部7dに、ICカードの排出方向へ移動された前記スラ
イド部材6に設けられた前記ストッパー面6jが当接す
ることにより、確実に、前記スライド部材6の移動が停
止され、前記ICカード3はこの前記プッシュロッド7
の押し込み位置に停止されるものとなる。この時、前記
ICカード3の前記接点部3aは、前記ハウジング1の
接触端子2aとの接触が一部(左右の4本)解除される
が、その一部(中央の3本)はまだ接触した状態となっ
ている。(図27)
シュロッド7のストッパー部7dに当接した時に、前記
復帰ばね4の付勢力が前記ICカード3にも作用する
が、前記ICカード3の前記接点部3aの一部が前記接
触端子2aの一部と接触するようにしたことから、前記
接触端子2aのばね圧によって前記ICカード3を挟む
ことで、前記ICカード3が前記ハウジング1の収納部
1aから飛び出すことを防止することができる。
すると、前記スライド部材6は前記復帰ばね4の付勢力
によってICカードの排出方向へと移動され、前記IC
カード3の前記接点部3aと前記接触端子2aとの接触
が全て解除される。この時、前記ICカード3は、前記
スライド部材6の押圧突部6iによってその側面部を押
圧されていることから、前記接触端子2aとの接触が解
除されても、前記ハウジング1の収納部1aから飛び出
すことはない。(図28)
位置へと復帰すると、前記スライド部材6も初期状態へ
復帰し、前記ICカード3は排出位置へと移動され、前
記ICカード3は前記ハウジング1の前記収納部1aか
ら排出されるものとなっている。(図29)
によって前記ロック部材5のロックを解除して、前記ス
ライド部材6を前記カード3の排出位置まで移動させる
前記プッシュロッド7に、前記スライド部材6が前記I
Cカード3の排出方向へ移動するのを阻止するストッパ
ー部7dを設け、前記プッシュロッド7が前記押し込み
位置まで押圧された時に、前記ICカード3の接点部3
aが前記ハウジング1の複数の接触端子2aの全てから
離脱する前に、前記スライド部材6が前記ストッパー部
7dに当接するように形成したことから、確実に、前記
スライド部材6の移動を停止させると共に、前記ICカ
ード3を前記プッシュロッド7の押し込み位置に停止さ
せ、前記ICカード3が前記ハウジング1の収納部1a
から飛び出すことを防止することができるものとなって
いる。
シュロッド7の復帰用のばねと、前記ロック部材5を回
動付勢する付勢用のばねとを一つの前記復帰ばね4で兼
用したことから、複数のばねを別途設ける必要がなく、
部品点数を削減でき、構成を簡単にできる。
ICカードを誤って裏返して挿入した状態を示してお
り、前記ICカード3に設けられた切り欠き部3bは、
前記スライド部6の配設位置とは反対側(図示左側)に
位置している。この場合、前記ICカード3の挿入途上
において、前記ICカード3の前端部(図面右前)が、
前記スライド部材6の斜面からなる前記押圧面部6eに
当接し、この押圧面部6eを押圧することから、前記ス
ライド部材6は前記摺動突部6cを中心に反時計方向へ
回動するものとなる。この時、前記スライド部材6の前
記摺動突部6cと対向する一端側に設けられた前記係合
突部6hが、回動され、前記プッシュロッド7に設けら
れた係合段部7eに係合される。(図30)
入すると、前記係合突部6hと前記係合段部7eが係合
した状態で前記スライド部材6が前記ICカード3と共
にICカードの挿入方向へと移動する。この時、前記プ
ッシュロッド7も前記スライド部材6と共にICカード
の挿入方向へ移動するが、前記押釦部7fの取付側の端
部が、前記ハウジング1の一側部に当接することによ
り、それ以上の前記ICカード3の挿入方向への移動が
阻止されるものとなる。(図31)
入方向へ挿入できないことから、前記ハウジング1に配
設された前記接触端子2aを誤って破損することを防止
できる。また、この状態では、前記スライド部材6は前
記ロック部材5にロックされる位置まで移動されないこ
とから、前記ICカード3への押圧を止めれば、前記I
Cカード3は前記復帰ばね4の復帰力によりICカード
の挿入初期位置まで戻ってくるため、誤挿入を容易に判
断することが可能となっている。
る前記押圧面部6eを、前記スライド部材6に形成し、
前記スライド部材6を回動可能に配設すると共に、前記
スライド部材6の一端部に前記係合段部7eと係合する
前記係止突部6hを形成したことから、前記ICカード
3を挿着完了の直前位置まで押し込まなくても誤挿入を
判断することが可能で、操作性も良好となり、前記接触
端子2aの変形や損傷を招いてしまう虞もなくなる。ま
た、新たに板ばね等を前記ICカード3の挿入路の途中
に突出させる必要もないので、部品点数の削減が図れる
ものとなる。
a、前記接触端子2aが面接点タイプのカード用コネク
タで説明したが、ピン/ソケットタイプのICカード用
コネクタにも適用できるのはもちろんである。
ド用コネクタは、待機位置と押し込み位置との間を移動
可能に配設され、押圧操作によってロック部材のロック
を解除するプッシュロッドに、ICカードを裏返し、又
は逆方向へ挿入した時、スライド部材を係止してICカ
ードの挿入方向への移動を阻止する阻止手段を形成した
ことから、ICカードへの押圧を止めれば、ICカード
は復帰ばねの復帰力によりICカードの挿入初期位置ま
で戻ってくるため、ICカードの誤挿入を容易に判断す
ることができる。
と共に、スライド部材に係止段部と係脱可能な係止突部
を形成し、ICカードを裏返し、又は逆方向へ挿入した
時、ICカードの前端部によりスライド部材が回動さ
れ、係止突部が係止段部に係合するように阻止手段を構
成したことから、ICカードを挿着完了の直前位置まで
押し込まなくても誤挿入の判断ができるため、操作性が
良く、接触端子の変形や損傷の発生を防止できる。ま
た、新たに板ばね等をICカードの挿入路の途中に突出
させる必要もないので、部品点数の削減が図れる。
段部に係合する方向に回動させる押圧面部を形成したこ
とから、簡易な構造で確実にスライド部材を係止段部へ
係合させることができる。
けられた摺動溝に嵌合し、この摺動溝に沿って摺動する
摺動突部が形成され、スライド部材は摺動突部を中心に
係止段部に係脱可能に回動するように形成されているこ
とから、部品点数を増やすことなく、簡易な構造でIC
カードの誤挿入防止構造が得られる。
が配設されており、押釦部の一端が、ハウジングの一側
部に当接することによりICカードの挿入方向への移動
が阻止されることから、ストッパーが強固となり、確実
にICカードの挿入を阻止できる。
を示す平面図である。
を外した状態を示す平面図である。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
付状態を示す関係図である。
ハウジングに取り付けた状態を示す関係図である。
である。
である。
を取り付けた状態を示す関係図である。
態を示す平面図である。
態を示す断面図である。
続状態を示す関係図である。
続状態を示す関係図である。
初期の状態を示す説明図である。
説明図である。
示す説明図である。
ド部材がロックされた状態を示す説明図である。
部材のロックを解除した状態を示す説明図である。
ICカードが排出途上の状態を示す説明図である。
を示す説明図である。
れてICカードを排出する状態を示す説明図である。
裏返して挿入した状態を示す説明図である。
ードを裏返して挿入した状態を示す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ハウジング内に着脱されるICカードに
係合され、このICカードの挿入及び排出方向にスライ
ド移動可能なスライド部材と、このスライド部材を前記
ICカードの排出方向へ付勢する復帰ばねと、この復帰
ばねの付勢力に抗して前記スライド部材を、前記ICカ
ードが挿着された位置に保持するロック部材と、待機位
置と押し込み位置との間を移動可能に配設され、押圧操
作によって前記ロック部材のロックを解除するプッシュ
ロッドとを備え、前記プッシュロッドには、前記ICカ
ードを裏返し、又は逆方向へ挿入した時、前記スライド
部材を係止してICカードの挿入方向への移動を阻止す
る阻止手段を形成したことを特徴とするICカード用コ
ネクタ。 - 【請求項2】 前記プッシュロッドに係止段部を設ける
と共に、前記スライド部材に前記係止段部と係脱可能な
係止突部を形成し、前記ICカードを裏返し、又は逆方
向へ挿入した時、前記ICカードの前端部により前記ス
ライド部材が回動され、前記係止突部が前記係止段部に
係合するように前記阻止手段を構成したことを特徴とす
る請求項1記載のICカード用コネクタ。 - 【請求項3】 前記スライド部材には、前記係止突部を
前記係止段部に係合する方向に回動させる押圧面部を形
成したことを特徴とする請求項2記載のICカード用コ
ネクタ。 - 【請求項4】 前記スライド部材には、前記ハウジング
に設けられた摺動溝に嵌合し、この摺動溝に沿って摺動
する摺動突部が形成され、前記スライド部材は前記摺動
突部を中心に前記係止段部に係脱可能に回動するように
形成されていることを特徴とする請求項2、又は3記載
のICカード用コネクタ。 - 【請求項5】 前記プッシュロッドの一端側には押釦部
が配設されており、前記押釦部の一端が、前記ハウジン
グの一側部に当接することにより前記ICカードの挿入
方向への移動が阻止されることを特徴とする請求項1乃
至4の何れかに記載のICカード用コネクタ。
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JP4012660B2 JP4012660B2 (ja) | 2007-11-21 |
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ID=18575620
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-
2000
- 2000-02-25 JP JP2000054352A patent/JP4012660B2/ja not_active Expired - Fee Related
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